JP2012163708A - 異方性磁性体分散型樹脂キャリア、電子写真用現像剤、及び現像装置 - Google Patents

異方性磁性体分散型樹脂キャリア、電子写真用現像剤、及び現像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012163708A
JP2012163708A JP2011023138A JP2011023138A JP2012163708A JP 2012163708 A JP2012163708 A JP 2012163708A JP 2011023138 A JP2011023138 A JP 2011023138A JP 2011023138 A JP2011023138 A JP 2011023138A JP 2012163708 A JP2012163708 A JP 2012163708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
magnetic
magnetic material
fine particles
anisotropic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011023138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5682349B2 (ja
Inventor
Kazumi Suzuki
一己 鈴木
Masaki Yoshino
正樹 吉野
Hisao Kurosu
久雄 黒須
Tatsuya Morita
竜也 森田
Tomoko Kino
知子 木野
Shingo Sakashita
真悟 阪下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2011023138A priority Critical patent/JP5682349B2/ja
Priority to US13/362,222 priority patent/US8603718B2/en
Publication of JP2012163708A publication Critical patent/JP2012163708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5682349B2 publication Critical patent/JP5682349B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/107Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
    • G03G9/1075Structural characteristics of the carrier particles, e.g. shape or crystallographic structure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/107Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
    • G03G9/1087Specified elemental magnetic metal or alloy, e.g. alnico comprising iron, nickel, cobalt, and aluminum, or permalloy comprising iron and nickel
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/107Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
    • G03G9/1088Binder-type carrier
    • G03G9/10882Binder is obtained by reactions only involving carbon-carbon unsaturated bonds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/107Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
    • G03G9/1088Binder-type carrier
    • G03G9/10884Binder is obtained other than by reactions only involving carbon-carbon unsaturated bonds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/113Developers with toner particles characterised by carrier particles having coatings applied thereto

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】キャリア付着を防止しつつ、高画質を達成する電子写真用キャリアの提供、特には高速印刷でのベタ追従性に現れる現像能力の高い電子写真用キャリアの提供。
【解決手段】結着樹脂中に少なくとも磁性体微粒子が分散されてなり、前記磁性体微粒子が同一方向に磁場配向した磁気異方性を有し、飽和磁化が16emu/g以上30emu/g以下であり、保磁力が15kA/m以上40kA/m以下であり、平均粒径が15μm以上100μm未満である異方性磁性体分散型樹脂キャリアである。
【選択図】図1

Description

本発明は、トナーと混合されて静電荷像現像用現像剤を構成する異方性磁性体分散型樹脂キャリア、電子写真用現像剤、及び現像装置に関する。
電子写真、静電記録、静電印刷等による画像形成は、一般に、静電潜像担持体(以下、「感光体」、「電子写真感光体」と称することもある)上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像剤で現像して可視像(トナー像)とした後、該可視像を紙等の記録媒体上に転写し、定着することにより定着像とする一連のプロセスにより行われる。
前記現像剤としては、磁性トナー又は非磁性トナーを単独で用いる一成分現像剤と、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤とがある。
一般にかかる二成分系現像剤を構成するキャリアは、鉄粉に代表される導電性キャリアと、鉄粉、ニッケル、フェライト等の粒子の表面を絶縁性樹脂により被覆することにより高抵抗化させた、又は磁性体微粒子を絶縁性樹脂中に分散させて高抵抗化させた、いわゆる絶縁性キャリアとに大別される。
キャリアの抵抗が低いと潜像電位をキャリアがリークし、良好な現像画像が得られなくなるため、キャリアとしてはある程度以上の抵抗が必要である。したがって、キャリアコアが導電性の場合、キャリアコアを絶縁性材料でコートして用いるのが好ましい。また、抵抗がある程度高いフェライトがコア材として好ましく用いられている。
一般に、高磁気力であると、現像剤中のトナーが潜像を現像する現像領域において、現像剤の磁気ブラシが硬くなり、ハキ目、ガサツキ等を生じるために高画質な現像画像を得ることが困難である。
そこで、キャリアの磁気力を低くして高画質化を図るためにもフェライトが好ましく用いられている。
これまでに、高品位画像を形成するため、キャリアの飽和磁化の値を50emu/g以下にすることが提案されている(特許文献1参照)。この提案によれば、ハキ目のない良好な現像画像を得ることができるが、キャリアの飽和磁化の値を小さくするに従って細線の再現性は良好になる反面、磁極から離れるに従ってキャリアが静電潜像担持体(例えば、感光ドラム)上に付着する現像(キャリア付着)が顕著になるという問題がある。
また、保磁力が300ガウス以上という、いわゆるハードフェライトをキャリアとして用いることが提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、この提案では、高保磁力を有するハードフェライトをキャリアとして使いこなすために、現像装置の大型化が避けられない。したがって、小型の高画質カラー複写機を実現するためには、固定磁芯を用いた現像剤担持体を使用することが好ましく、この場合高保磁力を有するハードフェライトキャリアは、その自己凝集性のため、かえって搬送性が悪くなるという問題がある。
これらの問題を解決すべく、キャリア付着を防止しつつ、高画質を達成するキャリアとして結着樹脂中に磁性体微粒子を分散させてなる磁性体分散型樹脂キャリアが提案されている(特許文献3参照)。前記磁性体分散型樹脂キャリアは、キャリアの比重が小さく、磁気ブラシが柔軟になり、特に交流電界を用いた現像方式にてハイライト再現性が向上するとされている。
しかしながら、高画質な現像画像とキャリア付着の防止とを両立するには至っておらず、また、前記キャリアを用いると、装置コスト的にメリットがあるが、交流電界を用いた現像手段に用いた場合と比較して、低い直流電界を用いた現像手段に用いた場合には、ベタ追従性とキャリア付着の防止との両立に課題が残る。
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、キャリア付着を防止しつつ、高画質を達成する電子写真用キャリアを提供し、特には高速印刷でのベタ追従性に現れる現像能力の高い電子写真用キャリアを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 結着樹脂中に少なくとも磁性体微粒子が分散されてなり、
前記磁性体微粒子が同一方向に磁場配向した磁気異方性を有し、
飽和磁化が16emu/g以上30emu/g以下であり、
保磁力が15kA/m以上40kA/m以下であり、
平均粒径が15μm以上100μm未満であることを特徴とする異方性磁性体分散型樹脂キャリアである。
<2> 結着樹脂と磁性体微粒子との質量比(結着樹脂/磁性体微粒子)が65/35〜80/20である前記<1>に記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリアである。
<3> 平均円形度が0.85以上0.94以下である前記<1>から<2>のいずれかに記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリアである。
<4> 磁性体微粒子が希土類−鉄−窒素系の希土類磁石粉末である前記<1>から<3>のいずれかに記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリアである。
<5> 磁性体微粒子がSmFeNである前記<4>に記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリアである。
<6> 結着樹脂中に少なくとも磁性体微粒子を溶融混練した後の成形物を2T(テスラ)以上の磁束密度中に10秒間以上放置して製造される前記<1>から<5>のいずれかに記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリアである。
<7> 前記<1>から<6>のいずれかに記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリアを含むことを特徴とする電子写真用現像剤である。
<8> 前記<7>に記載の電子写真用現像剤を備えたことを特徴とする現像装置である。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、キャリア付着を防止しつつ、高画質を達成する電子写真用キャリアを提供し、特には高速印刷でのベタ追従性に現れる現像能力の高い電子写真用キャリアを提供することができる。
図1は、本発明の実施例3における異方性磁性分散型樹脂キャリアの顕微鏡写真画像の一例である。 図2は、本発明に係る現像装置の一実施の形態であるカラー画像形成装置の内部構成図の一例である。 図3は、本発明に係る現像装置の内部構成図の一例である。 図4は、本発明に係る現像装置の内部構成図の一例である。 図5は、本発明に係る現像装置を用いるプロセスカートリッジの概略構成図の一例である。
(異方性磁性体分散型樹脂キャリア)
本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアは、結着樹脂中に少なくとも磁性体微粒子が分散されてなり、前記磁性体微粒子が同一方向に磁場配向した磁気異方性を有し、飽和磁化が16emu/g以上30emu/g以下であり、保磁力が15kA/m以上40kA/m以下であり、平均粒径が15μm以上100μm未満である。前記異方性磁性体分散型樹脂キャリアは、必要に応じて前記結着樹脂及び前記磁性体微粒子以外のその他の成分を含んでもよい。
以下に本発明を達成するに好適に用いられるキャリア材料の一例を挙げる。
<結着樹脂>
本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアに用いられる結着樹脂としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビニル系モノマーを重合して得られる熱可塑性樹脂が挙げられる。
前記ビニル系モノマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スチレン;o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシスチレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン、m−ニトロスチレン、o−ニトロスチレン、p−ニトロスチレン等のスチレン誘導体;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のエチレン及び不飽和モノオレフィン類;ブタジエン、イソプレン等の不飽和ジオレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等のビニルエステル類;メタクリル酸及びメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;アクリル酸及びアクリル酸メチル、アルリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル類;マレイン酸、マレイン酸ハーフエステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物;ビニルナフタリン類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のアクリル酸又はメタクリル酸誘導体;アクロレイン類などが挙げられる。
これらは、1種単独で重合させてもよいし、2種以上併用して重合させてもよい。
また、前記結着樹脂としては、前記ビニル系モノマーから重合して得られる熱可塑性樹脂以外に、例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂等の非ビニル縮合系樹脂、これらと前記ビニル系樹脂との混合物などを用いることができる。
<磁性体微粒子>
前記磁性体微粒子としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができるが、希土類磁性粉末及び異方性フェライト磁石粉末の少なくともいずれか1種であることが好ましい。
前記希土類磁性粉末としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、異方性のSmCo系、SmFeN系、NdFeB系などの希土類−遷移金属系の磁性粉末を用いることができる。また、希土類−遷移金属系磁石合金であれば、例えば、希土類−鉄−窒素系の各種磁石粉末等を使用でき、前記希土類元素としては、Sm、Gd、Tb、及びCeから選択される少なくとも一種、或いは更にPr、Nd、Dy、Ho、Er、Tm、及びYbから選択される少なくとも一種を含むものが好ましい。
これらの中でも、希土類元素としてSmが含まれるものを用いると、本発明の効果を著しく発揮させることが可能となる。
前記希土類元素は、単独でも混合物としても使用することができるが、その含有量としては、5at.%〜40at.%が好ましく、11at.%〜35at.%がより好ましい。
前記遷移金属としては、特に限定はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、Fe、Co、Ni、Mnなどが挙げられる。これらの中でも、Feが好ましく、Feを50at.%〜90at.%含有するものが特に好ましい。また、更に磁気特性を損なうことなく磁石の温度特性を改善する目的で、Feの一部をCoで置換してもよい。
また、保磁力の向上、生産性の向上及び低コスト化のために、Mn、Ca、Cr、Nb、Mo、Sb、Ge、Zr、V、Si、Al、Ta、Cuなどから選ばれた一種以上を添加してもよい。この場合の添加量としては、遷移金属全重量に対して7質量%以下が好ましい。
また、不可避的不純物として炭素、ホウ素などが5質量%以下含有されていてもよい。
前記希土類−遷移金属系磁石には、フェライト、アルニコなど通常、ボンド磁石の原料となる各種の磁石粉末を混合してもよく、該磁石粉末の異方性磁場(HA)としては、50kOe(4.0MA/m)以上が好ましい。
前記磁性体微粒子の平均粒径としては、0.5μm〜8μmが好ましく、1μm〜3μmがより好ましい。前記平均粒径が、0.5μm未満であると、加工性、特に樹脂への分散性が悪化し、8μmを超えると、磁性体分散粉体内で分布にバラつきが生じやすくなり、その結果、粉体個々の磁化の強さにもバラつきが生じてしまう。
磁場方向を同一方向に配向した磁気異方性は、例えば、結着樹脂中に少なくとも磁性体微粒子を溶融混練した後のバルク若しくは樹脂粉体を、2T(テスラ)以上の磁束密度中に10秒間以上放置することで作製することが好ましい。
なお、本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアの異方性とは、磁性体微粒子が分散された樹脂粉体個々の磁性が同一方向に配向していることであり、飽和磁化を測定する際には個々ばらばらな方向を向いている樹脂粉体の磁性を揃えて測定する必要がある。したがって、本発明のキャリアの磁化測定は、以下のように測定する。
まず、セル容量5.655ccのセルにキャリアを充填する。第1のサンプルは最密充填に近い状態でフタをしてサンプルを作製し、充填量を確認する。次に最密充填サンプルの75%の質量のキャリアをセルに投入しフタをしたサンプルを作製する(第2のサンプル)。更に最密充填サンプルの50%の質量のキャリアをセルに投入しフタをしたサンプルを作製する(第3のサンプル)。
測定装置としては、東英工業株式会社のVSM−C7−10Aを用いた。サンプルホルダーにサンプルセルをセットし、±5kOeの磁場を作り、そのヒステリシスカーブを測定する。
磁気異方性のキャリアは最密充填でパッキングされた場合、磁場方向に回転することができず最大の値を取れない状態となる。したがって、キャリアが磁気異方性を持つ場合、最密充填された第1のサンプルよりも第2、第3のサンプルの飽和磁化が大きくなる。つまり、本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアは、最密充填された第1のサンプルよりも第2、第3のサンプルの飽和磁化が大きくなることを特徴とするものである。
本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアの飽和磁化としては、最密充填量の75質量%の充填量にて測定した場合、16emu/g以上30emu/g以下である。前記飽和磁化が16emu/g未満であると、磁化が足りずにキャリア付着の原因となる。一方、前記飽和磁化が30emu/gを超えると、キャリア及び現像剤の凝集が発生し易くなる。
本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアの残留磁化としては、飽和磁化の50%以上である。前記残留磁化が50%未満であると、強磁性体としての磁化特性が不十分であり、耐久性及び安定性に問題が生じ易い。
また、本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアの保磁力としては、15kA/m以上40kA/m以下である。前記保磁力が、15kA/m以上であると、キャリア付着を抑止することが可能となり、40kA/m以下であると、現像スリーブ上の連れ回りを発生しにくくする。
前記結着樹脂と前記磁性体微粒子との質量比(結着樹脂/磁性体微粒子)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、65/35〜80/20が好ましい。前記質量比が、65/35未満であると、比抵抗値が小さくなりすぎ、80/20を超えると、磁性体量が不十分であり、磁化の強さが不足してしまうことがある。
本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアの比抵抗としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10Ω・cm〜1013Ω・cmが好ましい。前記比抵抗が10Ω・cm未満であると、バイアス電圧を印加する現像方法では現像領域においてスリーブから感光体表面へと電流がリークし易く、良好な画像が得られ難い。また、前記比抵抗が1013Ω・cmを超えると、低湿条件下でチャージアップ現象を引き起こし易く、濃度薄、転写不良、カブリなどの画像劣化の原因となる。
前記比抵抗は、前記磁性体の混合比や分散状態により変化する。また、抵抗を調整するためにカーボンブラック、酸化チタンなどの導電性微粒子を結着樹脂に混練分散することも可能である。
本発明の異方性磁性分散型樹脂キャリアの平均円形度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.85以上0.94以下が好ましい。前記円形度が、0.85未満であると、流動性の低下及びキャリアの破損が発生し易くなり、0.94を超えると、本発明のキャリアが強磁性体であるため、自己凝集が解け難くなる。
前記円形度は、ボールミル、ジェットミルなどの粉砕機を用い所定の粒径まで粉砕する手段を用いて粒子化することにより容易に調整することができる。
本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアの平均粒径としては、15μm以上100μm未満であり、15μm〜80μmがより好ましい。前記平均粒径が、15μm未満であると、自己凝集が解け難くなること、或いは感光体へのキャリア付着が生じ易くなることがあり、100μm以上であると、現像極における磁気ブラシが粗になり、高画質な画像が得られ難い。
なお、前記平均円形度及び前記平均粒径は、例えば、FPIA3000(シスメックス株式会社製)により測定することができる。
本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアは、結着樹脂に磁性体微粒子を溶融混練する工程、該混練物を所定の粒子径に粉砕及び分級する工程、粉砕及び分級された磁性体分散樹脂紛体に結着樹脂のガラス転移点以下の温度で2T(テスラ)以上10T以下で磁場を10秒間以上付与する工程を経て製造される。
前記結着樹脂に磁性体微粒子を溶融混練する工程とは、例えば2本オープンロール混練機、2軸混練押し出し機などで結着樹脂と磁性体とを溶融混練する工程であり、溶融混練温度としては、樹脂の軟化点温度Tm+10℃以下が好ましい。
該混練物を所定の粒子径に粉砕・分級する工程とは、前記溶融混練工程で得られた混練物を樹脂のガラス転移点以下冷却した後、粗粉砕後にボールミル、ジェットミルなどの粉砕機を用い所定の粒径まで粉砕し、微紛及び粗紛を狙いの粒度まで篩やエルボジェット分級機、サイクロン分級機などを用いて分級する工程である。
前記工程を経て作成された磁性体分散粉体を非磁性体の容器内に封入した後、2T以上の均一平行磁場をたとえば強磁場発生装置(住友重機械工業株式会社など)にてガラス転移点以下の温度下で10秒間以上付与する工程を経ると、樹脂内に分散された磁性体は磁気異方性が付与される。
(電子写真用現像剤)
本発明の電子写真用現像剤は、本発明の前記異方性磁性体分散型樹脂キャリアと、トナーとを含む。本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアを含むことにより、キャリア付着が抑制され、高画質化に対応できる電子写真用現像剤を得ることができる。
<トナー>
前記トナーとしては、特に制限はなく、電子写真用トナーとして使用される公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができるが、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含み、更に必要に応じて、離型剤、帯電制御剤、及びその他の成分を含む。
前記現像剤におけるトナーの含有量としては、キャリア100質量部に対して、2.0質量部〜12.0質量部が好ましく、2.5質量部〜10質量部がより好ましい。
(現像装置)
本発明の現像装置は、本発明の電子写真用現像剤を備えてなる。
図2は、本発明に係る現像装置の一実施の形態であるカラー画像形成装置の内部構成図の一例を示す。この具体例は、タンデム型間接転写方式の電子写真複写装置であるが、本発明の現像装置は二成分現像剤を用いた電子写真方式の全てに適用されるものであり、本具体例に限ったものではない。図中符号100は複写装置本体、200は複写装置本体100を載せる給紙テーブル、300は複写装置本体100上に取り付けるスキャナ(読取り光学系)、400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
複写装置本体100の中央位置には、横方向へ延びる無端ベルト状の中間転写体10を設ける。そして、図示例では中間転写体を3つの支持ローラ14、15、16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能とする。この図示例では、3つの支持ローラの中で、第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17を設ける。また、3つの支持ローラの中で第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10上には、その搬送方向に沿って、ブラック、イエロー、マゼンタ又はシアンの4つの画像形成手段18を横に並べて配置してタンデム画像形成部20を構成する。タンデム画像形成部20の直上には、図に示すように、さらに露光装置21を設ける。
一方、中間転写体10を挟んでタンデム画像形成部20と反対の側には、2次転写装置22を備える。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写体10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像をシートに転写する。2次転写装置22の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。上述した2次転写装置22は、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えている。なお、図示例では、このような2次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備える。
このカラー電子写真装置を用いてコピーを行うときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動させた後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ14、15、16のうちの1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック、イエロー、マゼンタ又はシアンの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録する。画像転写後のシートは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。一方、画像転写後の中間転写体10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
上述したタンデム画像形成部20において、個々の画像形成手段18は、ドラム状の感光体40のまわりに、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62などを備えている。感光体クリーニング装置63は少なくともブレードクリーニング部材を持つ。また、現像装置61は、図3に示すように現像剤容器65内に、現像剤攪拌及び搬送手段としてのトナー補給側攪拌スクリュー66、現像剤担持体側攪拌スクリュー67、現像剤担持体(現像ローラ)68、ドクタブレード77を備える。第一の現像剤撹拌室86の容器外壁には図示しない補給口を設けて図示しないトナー補給装置からトナーが供給される。トナー補給側の攪拌スクリュー66は、トナー補給装置から補給されたトナーと現像剤容器65内の現像剤(磁性粒子とトナーとを有する二成分現像剤)とを攪拌及び搬送する。また、第二の現像剤撹拌室87(現像剤担持体側)の攪拌スクリュー67は、現像剤容器65内の現像剤を攪拌、搬送する。(以後、第二の現像剤攪拌室を現像側攪拌室と呼ぶ。)補給側攪拌室と現像側攪拌室は図4に示すように仕切り板80で仕切られており、両端部に現像剤の受け渡す開口部がある。現像側攪拌室の現像剤は現像スリーブに汲み上げられ、ドクタブレードによって量を規制され潜像坦持体である感光体との摺擦部に供給される。この時、ドクタブレードにより現像剤は最も大きな摺擦力を与えられる。
図5に本発明の現像装置を用いるプロセスカートリッジの概略構成を示す。図5において、210はプロセスカートリッジ全体を示し、211は感光体、212は帯電手段、213は現像手段、214はクリーニング手段を示す。
本発明においては、上述の感光体211、帯電装置手段212、現像手段213及びクリーニング手段214等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やプリンタ等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成する。
本発明の現像装置を用いるプロセスカートリッジを有する画像形成装置は、感光体が所定の周速度で回転駆動される。感光体は回転過程において、帯電手段によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザビーム走査露光等の像露光手段からの画像露光光を受ける。こうして感光体の周面に静電潜像が順次形成され、形成された静電潜像は現像手段によりトナーで現像され、現像されたトナー像は、給紙部から感光体と転写手段との間に感光体の回転と同期されて給送された転写材に、転写手段により順次転写されていく。像転写を受けた転写材は感光体面から分離されて像定着手段へ導入されて像定着され、複写物(コピー)として装置外へプリントアウトされる。
像転写後の感光体の表面は、少なくともブレードクリーニング部材を持つクリーニング手段によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面化され、更に除電された後、繰り返し画像形成に使用される。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(比較例1)
<磁性体混練物の作製>
スチレン−アクリル酸ブチル共重合体(Tg:62℃、重量平均分子量Mw15.6万)72質量部、及びSmFeN(Wellmax−S3A、住友金属鉱山株式会社製、樹脂分:10質量%、平均粒径:1μm)28質量部を十分混合した後、該混合物をオープンロール混練機(ニーデックス、日本コークス工業株式会社製)でフロントロール供給側140℃、排出側50℃、バックロール供給側100℃、排出側40℃、フロントロール回転数35rpm、バックロール回転数31rpm、ギャップ0.25mmにて2回通しで混練した後、パルペライザー(ホソカワミクロン株式会社製)で粉砕して、磁性体混練物を得た。
<磁性体分散型樹脂粉体の作製>
前記磁性体混練物をボールミル粉砕機(株式会社入江商会製、V1−ML)にて、回転数46Rev/min、ボール充填量1.5L、ボールサイズ500μm、3.8Kgにて60時間粉砕した後、エルボージェット分級機(日鉄鉱業株式会社製)にて分級し、平均粒径10μmの磁性体分散型樹脂粉体を得た。なお、前記平均粒径は、FPIA3000(シスメックス株式会社製)により測定した。
<磁気異方性の付与>
得られた分級済みの磁性体分散型樹脂粉体を直径30mmのガラス製筒状容器に入れ、高磁場印加装置(住友重機械工業株式会社製)にて8Tの磁束密度内に5分間放置し、異方性磁性体分散型樹脂キャリアAを得た。
なお、同一方向に磁場配向した磁気異方性の有無については、以下の方法により判断した。
まず、セル容量5.655ccのセルに前記キャリアAを充填し、最密充填に近い状態でフタをしてサンプル(第1のサンプル)を作製した。この時の充填量は、0.0425gであった。次に、第1のサンプルの75%の質量のキャリアをセルに投入しフタをしたサンプル(第2のサンプル)を作製した。更に、第1のサンプルの50%の質量のキャリアをセルに投入しフタをしたサンプル(第3のサンプル)を作製した。
これらのサンプルセルを、磁化測定装置VSM−C7−10A(東英工業株式会社製)のサンプルホルダーにセットし、±5kOeの磁場を作り、そのヒステリシスカーブを測定した。
その結果、前記キャリアAが充填された第1、第2及び第3のサンプルの飽和磁化は、それぞれ7.26emu/g、20.21emu/g、23.82emu/gであった。
ここで、キャリアが磁気異方性を有する場合には、キャリアを最密充填でパッキングすると、磁場方向に回転することができず、最大の値を取れない状態となる。つまり、キャリアが磁気異方性を持つ場合、最密充填された第1のサンプルよりも第2、第3のサンプルの飽和磁化が大きくなる。
以上のようにして、前記キャリアAが磁気異方性を有していることを確認した。
(実施例1)
比較例1において、異方性磁性体分散型樹脂粉体の平均粒径を10μmから16μmに変更した以外は、比較例1と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアBを得た。
(実施例2)
比較例1において、異方性磁性体分散型樹脂粉体の平均粒径を10μmから36μmに変更した以外は、比較例1と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアCを得た。
(実施例3)
比較例1において、異方性磁性体分散型樹脂粉体の平均粒径を10μmから50μmに変更した以外は、比較例1と同様にして、異方性磁性体分散型樹キャリアDを得た。異方性磁性分散型樹脂キャリアDの顕微鏡写真画像を図1に示す。
(実施例4)
比較例1において、異方性磁性体分散型樹脂粉体の平均粒径を10μmから80μmに変更した以外は、比較例1と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアEを得た。
(比較例2)
比較例1において、異方性磁性体分散型樹脂粉体の平均粒径を10μmから100μmに変更した以外は、比較例1と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアFを得た。
(比較例3)
実施例2において、結着樹脂と磁性体微粒子との混合質量比(樹脂/磁性体)を75/25から60/40に変更した以外は、実施例2と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアGを得た。
(実施例5)
実施例2において、結着樹脂と磁性体微粒子との質量比(樹脂/磁性体)を75/25から70/30に変更した以外は、実施例2と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアHを得た。
(実施例6)
実施例2において、結着樹脂と磁性体微粒子との質量比(樹脂/磁性体)を75/25から80/20に変更した以外は、実施例2と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアIを得た。
(比較例4)
実施例2において、結着樹脂と磁性体微粒子との質量比(樹脂/磁性体)を75/25から85/15に変更した以外は、実施例2と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアJを得た。
(実施例7)
実施例2において、分級済みの磁性体分散型樹脂粉体を更にサフュージョンシステム(日本ニューマチック工業株式会社製)にて300℃の熱風処理を行い、平均円形度0.98の磁性体分散型球形樹脂粉体とした以外は、実施例2と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアKを得た。
(実施例8)
実施例2において、高磁場印加装置の磁束密度を8Tから2Tに変えた以外は、実施例2と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアLを得た。
(比較例5)
実施例2において、高磁場印加装置の磁束密度を8Tから0.1Tに変えた以外は、実施例2と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアMを得た。
(実施例9)
実施例2において、磁性体をSmFeNからSm2Co17(Wellmax−PH、住友金属鉱山株式会社製、樹脂分10質量%、平均粒径1μm)に変更した以外は、実施例2と同様にして、異方性磁性体分散型樹脂キャリアNを得た。
(比較例6)
キャリア芯材として体積平均粒径35μmの球形フェライト粒子(パウダーテック社製 MFL−35S)に、コート材としてのシリコーン樹脂とメラミン樹脂との混合物(東レダウコーニング社製)を被覆してキャリアOを作製した。
以上より得られた異方性磁性体分散型樹脂キャリアA〜Oの特性を以下に示す。
なお、前記平均粒径及び平均円形度は、FPIA3000(シスメックス株式会社製)を用いて測定した数値からその個数平均をとることによって求めた。また、飽和磁化及び保磁力の測定は、上述したようにVSM−C7−10A(東英工業株式会社製)により行った。ここで異方性磁性体分散型樹脂キャリアの飽和磁化は、最密充填量の75質量%の充填量における測定値とした。
* キャリアA〜Mの磁性体微粒子は、SmFeN、キャリアNの磁性体微粒子は、Sm2Co17である。
上記キャリアA〜Oと株式会社リコー製イマジオMPC4500用のイエロートナーとをキャリアへのトナー被覆率が28%となるように混合して電子写真用現像剤A〜Oを得た。
なお、トナー被覆率は、下記数式によって求めることができる。
トナー被覆率(%)=トナー投影面積/キャリア表面積(球換算) ・・・(数式)
得られたの電子写真用現像剤A〜Oを株式会社リコー製カラー複合機イマジオMPC4500を現像機、定着機などの部位を独立に駆動可能なように改造した改造機を用いて画像出力を行った。なお、現像ギャップは300μmであり、感光体周速77mm/s、現像スリーブ周速138.4mm/sとした。
<評価>
前記電子写真用現像剤A〜Oを用いて以下のように評価を行った。
<<ハーフトーン部の再現性及びキャリア付着(1)>>
PODグロス(王子製紙株式会社製)に1,200dpi、16階調のディザパターンを10枚印刷した。更に前記カラー複合機の現像ユニットを3時間空回転させた後、同様に1,200dpi、16階調のディザパターンを10枚印刷した。これらの印刷画像を目視にて比較し、ハーフトーン部の再現性を以下の評価基準により評価した。
−評価基準−
○:再現性が高い
△:ややボソツキがあるが、実用上問題はない
×:ボソツキがある
また、前述した印刷を全て終えた後のキャリア付着について、目視で観察し、以下の評価基準により評価した。
−評価基準−
○:付着なし
△:一部に付着が見られるが画像には影響なし
×:付着があり、白抜けなどの不良画像が発生する
<<ベタ追従性及びキャリア付着(2)>>
株式会社リコー製タイプ6000紙(サイズ:A4)にトナー付着量0.6mg/cmの全ベタ画像を5枚連続して出力したときのベタ均一性を下記評価基準により評価した。
−ベタ均一性の評価基準−
○:IDバラつきが0.1未満
△:IDバラつきが0.3未満
×:IDバラつきが0.3以上
なお、IDバラツキは、画像出力した用紙を9分割したエリアの各IDをX−Rite914にて測定することによって行い、これを5枚分測定し、合計45点のID値の範囲をバラつき評価値とした。
また、前記出力を終えた後のキャリア付着について、目視で観察し、以下の評価基準により評価した。
−評価基準−
○:付着なし
△:一部に付着が見られるが、画像には影響なし
×:付着があり、不良画像が発生する
<<現像装置内凝集性>>
前記ハーフトーン再現性、及びベタ追従性の評価が終わった後、複合機の空回しを行い、現像装置内での現像剤の流動性及び凝集物の有無を目視で観察し、下記基準に従って評価した。結果を表2に示す。
−評価基準−
○:現像剤中に凝集物がない
△:現像剤中に凝集物があるが、すぐに解れる
×:現像剤中に凝集物があり、現像機内の循環が滞り搬送されない、若しくは一部に現像剤の溜まりが発生する
<<総合判定>>
以上の各種評価をもとに、キャリアA〜Oについて総合的な評価を行った。評価基準としては、良好なものを「○」、不良なもの(実用上問題があるもの)を「×」とした。結果を表2に示す。
本発明の異方性磁性体分散型樹脂キャリアは、キャリア付着を防止しつつ、高画質を達成することができ、特に高速印刷でのベタ追従性に現れる現像能力の高い電子写真用二成分現像剤キャリアとして好適に用いることができる。更に、前記キャリアを含む電子写真用現像剤は、現像装置に好適に用いることができる。
10 中間転写体
14 支持ローラ
15 支持ローラ
16 支持ローラ
17 中間転写クリーニング装置
18 画像形成手段
20 タンデム型現像器
21 露光装置
22 二次転写装置
23 ローラ
24 二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ベルト
28 シート反転装置
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読取りセンサ
40 像担持体(感光体)
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46 給紙路
47 搬送ローラ
48 給紙路
49 レジストローラ
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排出トレイ
60 帯電装置
61 現像器
62 転写帯電器
63 感光体クリーニング装置
65 現像剤容器
66 トナー補給側攪拌スクリュー
67 現像剤担持体側攪拌スクリュー
68 現像剤担持体(現像ローラ)
75 トナー濃度センサ
77 ドクターブレード
78 現像剤経路規制部材
80 仕切り版
86 現像剤攪拌室(補給側)
87 現像剤攪拌室(現像側)
100 複写装置本体
200 給紙テーブル
210 プロセスカートリッジ
211 感光体
212 帯電手段
213 現像手段
214 クリーニング手段
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
A トナー補給口
B 受け渡し部
特開昭59−104663号公報 特公平4−3868号公報 特許第3005119号公報

Claims (8)

  1. 結着樹脂中に少なくとも磁性体微粒子が分散されてなり、
    前記磁性体微粒子が同一方向に磁場配向した磁気異方性を有し、
    飽和磁化が16emu/g以上30emu/g以下であり、
    保磁力が15kA/m以上40kA/m以下であり、
    平均粒径が15μm以上100μm未満であることを特徴とする異方性磁性体分散型樹脂キャリア。
  2. 結着樹脂と磁性体微粒子との質量比(結着樹脂/磁性体微粒子)が65/35〜80/20である請求項1に記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリア。
  3. 平均円形度が0.85以上0.94以下である請求項1から2のいずれかに記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリア。
  4. 磁性体微粒子が希土類−鉄−窒素系の希土類磁石粉末である請求項1から3のいずれかに記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリア。
  5. 磁性体微粒子がSmFeNである請求項4に記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリア。
  6. 結着樹脂中に少なくとも磁性体微粒子を溶融混練した後の成形物を2T(テスラ)以上の磁束密度中に10秒間以上放置して製造される請求項1から5のいずれかに記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリア。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の異方性磁性体分散型樹脂キャリアを含むことを特徴とする電子写真用現像剤。
  8. 請求項7に記載の電子写真用現像剤を備えたことを特徴とする現像装置。
JP2011023138A 2011-02-04 2011-02-04 異方性磁性体分散型樹脂キャリア、電子写真用現像剤、及び現像装置 Expired - Fee Related JP5682349B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011023138A JP5682349B2 (ja) 2011-02-04 2011-02-04 異方性磁性体分散型樹脂キャリア、電子写真用現像剤、及び現像装置
US13/362,222 US8603718B2 (en) 2011-02-04 2012-01-31 Anisotropic magnetic material-dispersed resin carrier, electrophotographic developer, and developing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011023138A JP5682349B2 (ja) 2011-02-04 2011-02-04 異方性磁性体分散型樹脂キャリア、電子写真用現像剤、及び現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012163708A true JP2012163708A (ja) 2012-08-30
JP5682349B2 JP5682349B2 (ja) 2015-03-11

Family

ID=46600844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011023138A Expired - Fee Related JP5682349B2 (ja) 2011-02-04 2011-02-04 異方性磁性体分散型樹脂キャリア、電子写真用現像剤、及び現像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8603718B2 (ja)
JP (1) JP5682349B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013130655A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Ricoh Co Ltd 電子写真用現像剤、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6051625B2 (ja) 2012-07-05 2016-12-27 株式会社リコー 電子写真用オーバーコート組成物、電子写真形成方法、電子写真形成装置
JP6160100B2 (ja) 2013-02-05 2017-07-12 株式会社リコー トナー、現像剤及び画像形成装置
JP6236798B2 (ja) 2013-02-21 2017-11-29 株式会社リコー 静電荷像現像用トナー
JP6865525B2 (ja) 2015-01-05 2021-04-28 株式会社リコー トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置
JP6520471B2 (ja) 2015-06-29 2019-05-29 株式会社リコー トナー、現像剤、現像剤収容ユニット及び画像形成装置
JP6657832B2 (ja) 2015-11-18 2020-03-04 株式会社リコー 光輝性トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び画像形成方法
JP7099137B2 (ja) 2018-07-30 2022-07-12 株式会社リコー トナー、トナーセット、トナー収容ユニット、画像形成方法、及び画像形成装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635232A (ja) * 1992-07-22 1994-02-10 Canon Inc 磁性体分散型樹脂キヤリア
JPH06258864A (ja) * 1993-03-04 1994-09-16 Seiko Epson Corp 磁性トナー及びその製造方法
JPH07175270A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Canon Inc 磁性体分散型樹脂キャリア
JPH0815918A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Toshiba Corp 画像形成装置ならびに画像形成方法
JP2002270416A (ja) * 2001-03-14 2002-09-20 Shin Etsu Chem Co Ltd バルク状異方性希土類永久磁石及びその製造方法
WO2005030868A1 (ja) * 2003-09-26 2005-04-07 Mitsui Chemicals, Inc. 球状複合組成物および球状複合組成物の製造方法
JP2010271617A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 二成分現像剤と画像形成方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4546060A (en) 1982-11-08 1985-10-08 Eastman Kodak Company Two-component, dry electrographic developer compositions containing hard magnetic carrier particles and method for using the same
JPS59104663A (ja) 1982-12-08 1984-06-16 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 静電荷像現像用キヤリア
JPH035119A (ja) 1989-06-02 1991-01-10 Canon Inc 電動式射出装置
JPH035128A (ja) 1989-06-01 1991-01-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 形状記憶部材
ES2043276T3 (es) 1989-06-22 1993-12-16 Noranda Inc Recuperacion de platino y paladio puros.
JPH043868A (ja) 1990-04-19 1992-01-08 Sanyo Electric Co Ltd 製氷機の運転制御装置
JP2984471B2 (ja) 1992-07-28 1999-11-29 キヤノン株式会社 電子写真用キャリア
EP0580135B1 (en) * 1992-07-22 1997-04-16 Canon Kabushiki Kaisha Carrier for use in electrophotography, two component-type developer and image forming method
JP3044429B2 (ja) 1993-06-03 2000-05-22 キヤノン株式会社 電子写真用キャリア
JP3005128U (ja) 1994-06-10 1994-12-13 利根川金属工業株式会社 シールドケース
JP4768294B2 (ja) 2005-03-22 2011-09-07 株式会社リコー 配向熱電材料の製造方法とその配向熱電材料
CN100437841C (zh) * 2006-09-19 2008-11-26 北京大学 各向异性稀土永磁材料及其磁粉和磁体的制造方法
JP4823141B2 (ja) 2007-05-11 2011-11-24 株式会社リコー キャリア及びその製造方法、並びに現像剤及び画像形成方法
JP5009821B2 (ja) 2008-01-18 2012-08-22 株式会社リコー キャリアの製造方法、キャリア、現像剤、画像形成方法
JP4680272B2 (ja) 2008-02-04 2011-05-11 トヨタ自動車株式会社 異方性磁性材料の製造方法および異方性磁性材料
JP2010092032A (ja) 2008-09-11 2010-04-22 Ricoh Co Ltd 電子写真用キャリア及び二成分現像剤

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635232A (ja) * 1992-07-22 1994-02-10 Canon Inc 磁性体分散型樹脂キヤリア
JPH06258864A (ja) * 1993-03-04 1994-09-16 Seiko Epson Corp 磁性トナー及びその製造方法
JPH07175270A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Canon Inc 磁性体分散型樹脂キャリア
JPH0815918A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Toshiba Corp 画像形成装置ならびに画像形成方法
JP2002270416A (ja) * 2001-03-14 2002-09-20 Shin Etsu Chem Co Ltd バルク状異方性希土類永久磁石及びその製造方法
WO2005030868A1 (ja) * 2003-09-26 2005-04-07 Mitsui Chemicals, Inc. 球状複合組成物および球状複合組成物の製造方法
JP2010271617A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 二成分現像剤と画像形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013130655A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Ricoh Co Ltd 電子写真用現像剤、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5682349B2 (ja) 2015-03-11
US20120202147A1 (en) 2012-08-09
US8603718B2 (en) 2013-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5682349B2 (ja) 異方性磁性体分散型樹脂キャリア、電子写真用現像剤、及び現像装置
US7171145B2 (en) Developing device and process cartridge for an image forming apparatus
JPH03251882A (ja) 現像装置
US7095971B2 (en) Developing method and apparatus using two-ingredient developer with prescribed coating of particles and resin
US5876893A (en) Ferrite carrier, two-component developer and electrostatic imaging method using the developer
JP2008233328A (ja) 電子写真用キャリアとその製造方法、及びそれを用いた画像形成方法
US5525752A (en) Developing apparatus
JP2854317B2 (ja) 電子写真用カラー現像剤
US8095026B2 (en) Developing device and image forming apparatus
JP2003263032A (ja) 現像方法及び現像装置及び画像形成装置
US8995890B2 (en) Developing device and image forming apparatus having magnetic poles to control the distribution of a magnetic attraction force
JP5692573B2 (ja) 画像形成方法
JP2012078724A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4234510B2 (ja) 画像形成装置
JPH01223471A (ja) 電子写真用キヤリア
JP2017161902A (ja) 現像装置
US8918024B2 (en) Development device
JP2003215919A (ja) 現像装置
JP4003324B2 (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP2006284786A (ja) 現像剤および画像形成方法
JP2913718B2 (ja) 画像形成装置
JP2013015734A (ja) 粉体搬送装置、粉体製造方法、画像形成装置及び画像形成方法
JP5707954B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP3276093B2 (ja) 現像装置
JP2005233989A (ja) 画像形成方法および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141229

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5682349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees