JP3005128U - シールドケース - Google Patents

シールドケース

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JP3005128U
JP3005128U JP1994007952U JP795294U JP3005128U JP 3005128 U JP3005128 U JP 3005128U JP 1994007952 U JP1994007952 U JP 1994007952U JP 795294 U JP795294 U JP 795294U JP 3005128 U JP3005128 U JP 3005128U
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JP
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gripping
coaxial cable
shield case
wire
shield
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JP1994007952U
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Inventor
一 四十八願
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利根川金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接触抵抗を落とすことなく、半田付け作業を
不要にして組立作業を簡易迅速に行えるようにし、シー
ドル線の外被の損傷が生じないようにする。 【構成】 アンテナ用プラグのシールドケース1の筒状
の本体部2で構成し、この本体部の後端に同軸ケーブル
を把持する把持部3を連設し、この把持部に対の把持片
3aを対向して配置し、両把持片間の位置に内側に向け
て挟持片4を切起してあり、上記挟持片は、その外側と
把持部の内側との間を通る同軸ケーブルのシールド線を
把持部と共に挾持し固定するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車の例えばラジオとアンテナとを同軸ケーブルで接続する場 合に使用されるアンテナ用プラグやピンジャック等のシールドケースに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車アンテナ用プラグとして、図10に示す構造のものが知ら れている。図示例のアンテナ用プラグにおいて、筒状のシールドケース51の先 端側に絶縁部材52が嵌挿され、後端側から同軸ケーブル53の先端部が挿入さ れ、同軸ケーブルの先端から長く延長した内部導体である芯線53aを上記絶縁 部材の先端から突出するセンターピン54の先端に半田付けし、また同軸ケーブ ルの先端から外部導体である編組線からなるシールド線53bを折り返してシー ルドケースの後端から露出させ、この後端外周をかしめることによってシールド 線とシールドケースとを電気的に接続させると共に、シールドケースの後端と同 軸ケーブル53の外被との間でシールド線を挾持固定するものである。そして、 シールド線53bの露出端部はシールドケース51の後端外周に半田付けされ、 接続される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来例によると、同軸ケーブルの先端側はシールドケースの後端にシールド線 を介して嵌挿され、上記後端外周側からかしめることで固定されると共に、シー ルドケースとシールド線とが接触して電気的に接続され、シールドケースの後端 内側と同軸ケーブルの外被との間で上記シールド線を挟持するものであるが、挾 持する一方の同軸ケーブルの外被は弾性変形しやすい合成樹脂からなるものであ るから、その挾持力が落ち、シールド線とシールドケースとの接続が不安定とな りがちで接触抵抗が落ちる問題がある。また、この従来例ではこの問題が生じな いように半田付けを必要とするが、この半田付け作業は熟練を要すると共に組立 作業の迅速化を妨げている。そして半田付けによって発生する熱がシードル線の 外被に及んで外被を変形させたり、損傷をさせたりして美観を損ねる問題もあっ た。 この考案の目的は、接触抵抗を落とすことなく、半田付け作業を不要にして組 立作業を簡易迅速に行えるようにし、シードル線の外被の損傷等の問題が生じな いようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るシールドケースの第1の特徴は、筒状の本体部を形成し、この 本体部の一端に同軸ケーブルを把持する把持部を形成し、この把持部に把持部内 側に向けて挟持片を突設してあり、上記挟持片は、その外側と上記把持部の内側 との間に挿入される同軸ケーブルのシールド線を把持部とで挾持固定可能として 、シールドケースとシールド線との接触の安定を図っているところにある。 この考案の第2の特徴は、筒状の本体部を形成し、この本体部の一端に同軸ケ ーブルを把持する把持片を対向して配置してある把持部を形成し、この把持部の 両把持片間の位置の内側に向けて挟持片を突設してあり、上記挟持片は、把持部 の内側との間に挿入される同軸ケーブルのシールド線を挾持固定可能として、シ ールドケースとシールド線との接触の安定を図ると共に、把持片でシールド線を シールドケースに強固に保持できるようにしているところにある。 上記シールドケースは、プラグ用として、またジャック用として利用できる。
【0005】
【作用】
挟持片と把持部とは、かしめによる押圧力によって挟持片の外側と上記把持部 の内側との間を通る同軸ケーブルのシールド線を強固に挾持して固定する。
【0006】
【実施例】
以下この考案の実施例を説明する。 図1〜図5に示す実施例におけるシールドケース1は、自動車アンテナ用プラ グPの外シールドカバーに適用したものである。 このシールドケースは、筒状の本体部2と、この本体部の一端部に連続して形 成されている把持部3と、この把持部から内側に向けて突設している挟持片4と から形成されている。 本体部2は、その中間部の周方向の複数個所に軸方向に沿うスリット2aを開 けてあり、中間部が外周側にわずかに膨らんだ接触部2bを形成している。本体 部2は、軸孔5aを有する棒状の絶縁部材5を覆っている。この絶縁部材の先端 部からはセンターピン6を突出してある。 把持部3には、同軸ケーブル7の外周を把持するための1対の把持片3aを備 えている。把持片3aは対向して配置されており、図3に示すように内側に折り 曲げられて両把持片で「ハ」の字を形成している。両把持片3aの先端には掛止 め爪3a1を、また側端面にも掛止め爪3a2をそれぞれ突設してある。掛止め 爪3a1,3a2は内側に向けて折曲げられ、いずれの掛止め爪も同軸ケーブル 7の外被7aに食込み可能として、同軸ケーブルに対する把持部3による把持力 の強化を図っている。 挟持片4は、把持部3の一部を構成し、両把持片3a間の位置に開けある孔3 b一端縁から内側に向けて切起されている長い舌片状のものである。挟持片4の 長さは、挟持片が把持部3の内側との間で同軸ケーブル7のシールド線7bを確 実に挾持できるように同軸ケーブルの外被7aの外周を挟持することができるも のに設定されている。
【0007】 次にアンテナ用プラグPと同軸ケーブル7との接続方法を説明する。 予め同軸ケーブル7の先端から延長しているシールド線7bを後端側に外被7 aに沿って折返しておく。この状態で、まずシールドケース1の一端の把持部3 側から同軸ケーブル7の先端を挿入し、芯線7c(図4)をセンターピン6の孔 に圧入して、半田付けする。そして折返してあるシールド線7bの先端部を挟持 片4の先端部側から挟持片の上側(上側)に乗せままの状態で対の把持片3aを 内側に強く押圧して両把持片で同軸ケーブル7を抱持し、さらに把持部の外周を かしめると、シールドケース1は、シールド線7aを固定すると共に、同軸ケー ブルと一体となって固定される。かしめることによって、シールド線7bの端部 は、図4及び図5に示すように孔3bの周辺で挟持片4の外側と把持部3の内側 とで強く挟持され固定される。このように挟持片4は、外側面でシールド線7b の端部を受けると共にかしめられることによる把持部の押圧力に伴なってシール ド線を外側に押圧して把持部と共に挟持固定するから、シールドケース1とシー ルド線との接触が安定することになる。 シールドケースは、上例のアンテナ用プラグPの外シールドカバー用に限定さ れず、ジャックの外シールドカバーに使用してもよい。 ジャック用シールドケースの実施例を図6〜図9を参照して説明する。 このジャック用シールドケースの構成は、上例のプラグ用シールドケース1と 実質的に同一である。 シールドケース11の筒状の本体部12の一端に把持部13を連続して成形し 、この把持部は本体を構成する主把持部13aと、この主把持部の対向側に配置 された補助把持部13bとからなり、両把持部13a,13bはいずれも内側に U字状に湾曲され、互いに対向しかつその内側で同軸ケーブルを保持できる。主 把持部13aには対の把持片13aを対向位置に設けて、両把持片の中間部に挟 持片14を内側に突設してあり、この挟持片は図示の例によると、孔13a2の 一端縁から切起してある。 挟持片14と主把持部13aとは、挟持片の外側と主把持部13aの内側との 間を通る同軸ケーブルのシールド線を挾持可能であり、主把持部13aで同軸ケ ーブルの外周を把持すると共に、把持状態は、補助把持部13bでより一層確実 なものとなり、把持作用は把持片13a1で強化される。 13a2,13a3は掛止め爪である。 この例のシールドケース11は、ジャックに使用したが、プラグの外シールド カバーとしても利用できるものである。
【0008】 シールドケースの利用範囲は、ジャックやプラグに限定されない。
【0009】
【考案の効果】
この考案によれば、把持部と挟持片とは、把持部内側と挟持片の外側との間を 通るシールド線の端部を挟持固定できるので、シールドケースとシールド線との 接触が安定し、接触抵抗が落ちることがなく、そして半田付け作業が不要となり 、そのために組立作業が簡易迅速に行える。半田付け作業が不要であるから、半 田によって発生する熱がシードル線の外被に及んで外被を変形させたり損傷させ たり美観を損ねる問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の使用状態を示すアンテナ
用プラグの平面図である。
【図2】図1の一部切欠正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】同軸ケーブルを接続している状態を示すアンテ
ナ用プラグの平面図である。
【図5】把持部と挟持片とでシールド線を挾持している
状態を示す拡大断面図である。
【図6】この考案の他の実施例のジャック用シールドケ
ースを示す正面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図6の右側面図である。
【図9】図7における主把持部の側面図である。
【図10】従来例のアンテナ用プラグのシールドケース
として使用している状態を示す一部断面正面図である。
【符号の説明】
1 シールドケース 2 本体部 3 把持部 3a 把持片 4 挟持片 7 同軸ケーブル 7b シールド線 11 シールドケース 12 本体部 13 把持部 13a 主把持部 13a1 把持片 13b 補助把持部 14 挟持片 P アンテナ用プラグ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の本体部を形成し、この本体部の一
    端に同軸ケーブルを把持する把持部を形成し、この把持
    部に把持部内側に向けて挟持片を突設してあり、 上記挟持片は、その外側と上記把持部の内側との間に挿
    入される同軸ケーブルのシールド線を把持部とで挾持固
    定可能のものであることを特徴とするシールドケース。
  2. 【請求項2】 筒状の本体部を形成し、この本体部の一
    端に同軸ケーブルを把持する把持片を対向して配置して
    ある把持部を形成し、この把持部の両把持片間の位置の
    内側に向けて挟持片を突設してあり、 上記挟持片は、把持部の内側との間に挿入される同軸ケ
    ーブルのシールド線を挾持固定可能のものであることを
    特徴とするシールドケース。
  3. 【請求項3】 請求項2におけるシールドケースは、プ
    ラグ用であることを特徴とするシールドケース。
  4. 【請求項4】 請求項2におけるシールドケースは、ジ
    ャック用であることを特徴とするシールドケース。
JP1994007952U 1994-06-10 1994-06-10 シールドケース Expired - Lifetime JP3005128U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1994007952U JP3005128U (ja) 1994-06-10 1994-06-10 シールドケース

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8603718B2 (en) 2011-02-04 2013-12-10 Ricoh Company, Ltd. Anisotropic magnetic material-dispersed resin carrier, electrophotographic developer, and developing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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