JP2012162198A - 変速操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバに変速可否等の各種情報を確実に伝達可能な変速操作装置を提供する。
【解決手段】変速機の変速操作を入力する変速操作装置1を、ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材10と、変速機の変速可否を判断する変速可否判断手段2等の情報出力手段と、情報出力手段の出力に応じて操作部材の手指との当接箇所11の形態を変化させる形態変化手段と備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両の変速操作を行なう変速操作装置に関し、特にはドライバに変速可否を確実に伝達可能なものに関する。
例えば無段変速機(CVT)やプラネタリギヤセットを用いたステップAT、DCT等の自動変速機を有する自動車において、ドライバからの変速操作によって変速比を変更するマニュアル変速を可能としたものが知られている。
例えば、特許文献1には、ステアリングコラム部から左右にそれぞれ突出したパドルスイッチ式の変速操作部を設けて、各パドルをステアリングホイールのリム側へ引くことによってシフトアップ操作、シフトダウン操作を行なうようにした車両の変速制御装置が記載されている。
特開2010−242944号公報
しかし、車速やエンジン回転数などの車両の運転状態においては、変速を行なうべきではない場合がある。
例えば、エンジンが所定の高回転状態でのシフトダウンは、エンジンの過回転等を防止するために禁止され、また、低速かつエンジンが低回転の状態でのシフトアップは、走行に十分な駆動力が得られなくなるために禁止される場合がある。
従来、このような変速の可否は、例えば計器盤のインジケータなどを用いて表示されていたが、ドライバが常に計器盤を目視しながら変速操作を行なえるとは限らず、変速操作が禁止されていることに気づかずドライバが変速操作を行なってしまう場合があった。
この場合、変速操作を行なっても実際には変速は行なわれないため、ドライバは違和感などを覚えることになる。
また、変速不可の場合にブザー等を用いて聴覚によりドライバに知らせることも提案されているが、この場合にも周囲の騒音などの外乱により聞きとれない場合がありうる。
また、従来ナビゲーション装置、主に音声や画像、インジケータランプ等を用いて行なっていた。
このような各種装置においても、ドライバの視覚や聴覚に依存せずに確実に情報伝達を可能とすることが要望されている。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、ドライバに情報を適切に伝達可能な変速操作装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、情報を出力する情報出力手段と、前記情報出力手段の出力に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段とを備えることを特徴とする変速操作装置である。
これによれば、視覚や聴覚による情報伝達が困難な場合であっても、触覚によってドライバに確実に情報を伝達することができる。
請求項2の発明は、変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、前記変速機の変速可否を判断する変速可否判断手段と、変速可否に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段とを備えることを特徴とする変速操作装置である。
これによれば、変速可否に応じてドライバの手指が感じる触感が変化することから、インジケータ等を目視することなくドライバが触感によって直感的に変装可否を把握することができ、変速禁止状態であるにも関わらず変速操作を行なうことを防止できる。
請求項3の発明は、前記形態変化手段は、変速可否に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所に設けられた突出部の突出量を変化させることを特徴とする請求項2に記載の変速操作装置である。
請求項4の発明は、前記突出部の前記突出量を変化させる突出量変化部材と、前記突出量変化部材を駆動するアクチュエータとを備えることを特徴とする請求項3に記載の変速操作装置である。
請求項5の発明は、前記突出部に設けられ膨張可能な中空弾性体と、前記中空弾性体に作動流体を供給する流体供給手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の変速操作装置である。
これらの各発明によれば、操作部材の手指との当接箇所に設けられた突出部の突出量を変化させることによって、ドライバに適切に変速可否を知らせることができる。
請求項6の発明は、前記変速可否に応じた前記形態変化手段の作動を許可又は禁止する設定操作部を有することを特徴とする請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の変速操作装置である。
これによれば、ドライバが変速可否を触感により把握することを不要と考えている場合に、形態変化手段の作動を禁止することができる。
請求項7の発明は、前記形態変化手段は、エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲に入ったときに前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させることを特徴とする請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の変速操作装置である。
これによれば、変速に適切な設定回転数範囲を予め設定しておくことにより、ドライバがエンジン回転計を目視することなく適切な変速タイミングを知ることができる。
請求項8の発明は、変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、自車両位置を検出して交差点右左折指示を出力するナビゲーション装置と、前記交差点右左折指示に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段とを備えることを特徴とする変速操作装置である。
これによれば、画像や音声によらず、触感によってドライバに確実に右左折指示を含む道案内を行なうことができ、利便性が向上する。
請求項9の発明は、前記操作部材は、左側部材及び右側部材を含み、前記形態変化手段は、右折指示に応じて右側部材の前記当接部の形態を変化させ、左折指示に応じて左側部材の前記当接部の形態を変化させることを特徴とする請求項8に記載の変速操作装置である。
これによれば、交差点を曲がるべき方向を、ドライバに確実かつ直感的にわかりやすく伝達することができる。
請求項10の発明は、変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、自車両位置を検出して自車両前方の道路形状に関する情報を出力するナビゲーション装置と、自車両前方に所定の曲率以上のカーブがある場合に前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段とを備えることを特徴とする変速操作装置である。
これによれば、画像や音声によらず、触感によってドライバに自車両前方のカーブの存在を伝達することができ、安全性が向上する。
請求項11の発明は、前記操作部材は、左側部材及び右側部材を含み、前記形態変化手段は、自車両前方に右カーブがある場合は右側部材の前記当接部の形態を変化させ、自車両前方に左カーブがある場合は左側部材の前記当接部の形態を変化させることを特徴とする請求項10に記載の変速操作装置である。
これによれば、カーブの方向をドライバに確実かつ直感的にわかりやすく伝達できる。
請求項12の発明は、前記形態変化手段は、自車両前方のカーブの曲率に応じて前記操作部材の前記当接箇所の形態変化量を変化させることを特徴とする請求項10又は11に記載の変速操作装置である。
これによれば、ドライバにカーブの曲率を伝達し、例えば曲率が大きいカーブの場合にはブレーキングを行なうなど旋回の準備操作を促すことができる。
請求項13の発明は、変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、ドライバの居眠りを検知する居眠り検知装置と、前記居眠り検知装置による居眠り検知に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段とを備えることを特徴とする変速操作装置である。
これによれば、居眠りが検出された場合に操作部材の形態を変化させることによって、触覚によってドライバに覚醒を促すことができる。
請求項14の発明は、変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、初期位置から変速位置まで移動することによって変速操作が入力される操作部材と、前記変速機の変速可否を判断する変速可否判断手段と、変速可否判断手段が変速不可と判断したときに前記操作部材を前記変速操作が不可能な位置する操作部材保持手段とを備えることを特徴とする変速操作装置である。
これによれば、変速不可である場合は操作部材が変速操作が不可能な位置に保持されていることから、インジケータ等を目視することなくドライバが触感によって直感的に変装可否を把握することができ、変速禁止状態であるにも関わらず変速操作を行なうことを防止できる。
請求項15の発明は、前記変速可否に応じた前記操作部材保持手段の作動を許可又は禁止する設定操作部を有することを特徴とする請求項14に記載の変速操作装置である。
これによれば、ドライバが変速可否を触感により把握することを不要と考えている場合に、操作部材保持手段の作動を禁止することができる。
請求項16の発明は、前記操作部材保持手段は、エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲となったときに前記操作部材を前記初期状態に移動させ、エンジンの回転数が前記設定回転数範囲以外であるときは前記操作部財を前記変速操作が不可能な位置することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の変速操作装置である。
請求項17の発明は、変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲に入ったときに前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段とを備えることを特徴とする変速操作装置である。
請求項18の発明は、変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、初期位置から変速位置まで移動することによって変速操作が入力される操作部材と、エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲以外である場合は前記操作部材を前記変速操作が不可能な位置するとともに、エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲に入ったときに前記操作部材を前記初期位置へ移動させる操作部材保持手段とを備えることを特徴とする変速操作装置である。
これによれば、エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲に入ったか否かをドライバが触覚により把握することができ、適切なタイミングで変速操作を行なうことができる。
請求項19の発明は、前記操作部材は、ステアリングコラム部から径方向に突き出して配置され、先端部をステアリングホイール側へ引くことによって変速操作を行なう変速パドルであることを特徴とする請求項1から請求項18までのいずれか1項に記載の変速操作装置である。
以上説明したように、本発明によれば、ドライバに情報を適切に伝達可能な変速操作装置を提供することができる。
本発明を適用した変速操作装置の実施例1の構成を示す模式的ブロック図である。 図1の変速操作装置におけるステアリングホイール周辺の構成を示す模式的断面図である。 図1の変速操作装置の動作を示すフローチャートである。 本発明を適用した変速操作装置の実施例2におけるステアリングホイール周辺の構成を示す模式的断面図である。 本発明を適用した変速操作装置の実施例3におけるステアリングホイール周辺の構成を示す模式的断面図である。 本発明を適用した変速操作装置の実施例4の構成を示す模式的ブロック図である。 図6の変速操作装置のナビゲーション右左折指示時の動作を示すフローチャートである。 図6の変速操作装置のナビゲーションカーブ曲率指示時の動作を示すフローチャートである。 本発明を適用した変速操作装置の実施例5の構成を示す模式的ブロック図である。 図9の変速操作装置における居眠り警報時の動作を示すフローチャートである。
本発明は、ドライバに変速可否を確実に伝達可能な変速操作装置を提供する課題を、パドルスイッチの操作部に設けられた突出部の高さを変速可否に応じて変化させ、又は、変速不可であるときにパドルスイッチが変速位置まで引かれた状態に保持されるようにすることによって解決した。
以下、本発明を適用した変速操作装置の実施例1について説明する。
実施例1の変速操作装置は、例えば乗用車等の自動車に設けられ、自動変速機の変速比をマニュアル操作によって変化させる変速操作を行なうものである。
図1は、実施例1の変速操作装置の構成を示す模式的ブロック図である。
図1に示すように、変速操作装置1は、トランスミッション制御ユニット(T/M ECU)2、パドル可動用アクチュエータ3、パドル可動機構4、パドル可動オンオフスイッチ5、パドル10等を備えて構成されている。
トランスミッション制御ユニット2は、例えば無段変速機(CVT)、プラネタリギヤセットを用いたステップAT、DCT、AMT等の自動変速機を統括的に制御するものである。
トランスミッション制御ユニット2は、例えば車速、アクセル開度等に基づいて、自動変速機の変速比を自動的に変更する自動変速モードを有する。
また、トランスミッション制御ユニット2は、ドライバからの変速操作に応じて、変速比を予め設定されたステップ状に変化させるマニュアル変速モードを有する。
上述したマニュアル変速モードにおいては、ドライバはパドル10を用いてシフトアップ及びシフトダウンの変速操作を入力する。
また、マニュアル変速モードにおいては、エンジンの回転数及び車速に応じて、シフトアップが禁止される領域、及び、シフトダウンが禁止される領域がそれぞれ設定されている。
トランスミッション制御ユニット2は、図示しないエンジン制御装置から提供される車速及びエンジン回転数を、予め設定されたマップと照合することによって、変速可否を判断する。
トランスミッション制御ユニット2は、本発明にいう変速可否判断手段として機能する。
実施例1の変速操作装置1は、トランスミッション制御ユニット2が変速不可と判断した場合に、パドル10のドライバの手指との当接箇所に設けられた突出部11の突出量を変化させる変速可否伝達機能を備えている。
また、実施例1の変速操作装置1は、エンジンの回転数が予め設定された所定の範囲(例えば、N[rpm]以上)に入ったときに、突出部11の突出量を変化させるシフトインジケータ機能を備えている。
パドル可動用アクチュエータ3は、トランスミッション制御ユニット2からのパドル動作指示に応じて、パドル可動機構4の動作に必要な油圧を発生するものである。
パドル可動機構4は、パドル可動用アクチュエータ3から供給される油圧を用いて、パドル10の突出部11の突出量を変化させるものである。
パドル可動オンオフスイッチ5は、上述した変速可否伝達機能のオンオフをドライバが入力する操作部である。
また、パドル可動オンオフスイッチ5は、上述したシフトインジケータ機能のオンオフ及び設定回転数の入力が可能となっている。
パドル10は、ステアリングホイールSに隣接して設けられ、ドライバが変速操作を入力する操作部材である。
パドル10は、ステアリングシャフトの中心軸に対して、実質的に左右対称に1対が設けられている。左右のパドル10の一方はシフトアップ操作を行なうものであり、他方はシフトダウン操作を行なうものである。
以下、ドライバから向かって左側のものにはL、右側のものにはRを符号の末尾に添字として付して説明する。
図2は、ステアリングホイール周辺の構成を示す模式的断面図であって、上方から見た状態を示している(後述する図4、図5において同様)。
パドル10(10L,10R)は、ステアリングホイールSの車両前方側に設けられた基部Bから、左右に突き出して設けられている。
パドル10は、基部B側の端部に設けられ、ほぼ鉛直方向に沿って配置された回転軸回りに揺動可能となっている。
パドル10の突端部は、ドライバがステアリングホイールSのリム部を把持した状態で、手指によって、初期位置から車両後方側へ引くことによって変速操作が入力される操作部となっている。
この操作部は、車両の通常走行時において、ステアリングホイールSのリム部の車両前方側に、リム部との間に間隔を有して配置されている。
ドライバの手指が当接するパドル10の操作部における車両前方側の部分には、車両前方側へ突出した突出部11(11L,11R)が設けられている。
突出部11は、例えば、ゴム等の可撓性を有するドーム状のカバーを有し、その内側にはこのカバーの突出量を変化させるカム12(12L,12R)を設けて構成されている。
カム12は、上述したパドル可動機構4から伝達される駆動力によって駆動され、回転することによって突出部11のカバーを裏面側から押し、車両前方側への突出量を変化させる。
カム12は、本発明にいう突出量変化部材として機能する。
突出部11は、例えば、変速可能である場合に変速不可である場合に対して突出量が大きくなる構成とすることができる。
また、これに代えて、変速不可である場合に突出量が大きくなる構成としてもよい。
図3は、実施例1の変速操作装置における動作を示すフローチャートである。
なお、以下の処理は、シフトアップ側、シフトダウン側のパドル10L、10R毎に独立して行なわれる。
以下、ステップ毎に順を追って説明する。
<ステップS01:パドル可動スイッチオン判断>
トランスミッション制御ユニット2は、パドル可動オンオフスイッチ5がオンであるか否かを判断し、オンである場合はステップS02に進み、オフである場合はオンになるまでステップS01を繰り返して待機する。
<ステップS02:車速、エンジン回転数入力>
トランスミッション制御ユニット2は、エンジン制御ユニットから車速及びエンジン回転数に関する情報を取得する。
その後、ステップS03に進む。
<ステップS03:パドル突出量判断>
トランスミッション制御ユニット2は、パドル10の突出部11の突出量が現在どのような状態になっているかを検出し、突出量が大きい操作可能(変速可能)状態となっている場合はステップS04に進み、突出量が小さい操作不可(変速不可)状態となっている場合はステップS08に進む。
<ステップS04:変速可否判断>
トランスミッション制御ユニット2は、車速及びエンジン回転数に基づいて、マニュアルモードにおける変速が可能であるか否かを判断し、変速可能である場合はステップS02に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、変速不可である場合はステップS05に進む。
<ステップS05:パドル動作(操作不可状態)指示>
トランスミッション制御ユニット2は、突出部11の突出量を小さくして操作不可状態とするため、パドル可動用アクチュエータ3に対してパドル動作(操作不可状態)指示を出力する。
その後、ステップS06に進む。
<ステップS06:パドル可動用アクチュエータ稼働>
パドル可動用アクチュエータ3は、突出部11の突出量を小さくするよう動作を行なう。
その後、ステップS07に進む。
<ステップS07:パドル(操作不可状態)変形>
パドル10の突出部11に設けられたカム12は、パドル可動用アクチュエータ3及びパドル可動機構4によって回転駆動され、突出部11はその突出量が小さくなるように変形する。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS08:変速可否判断>
トランスミッション制御ユニット2は、車速及びエンジン回転数に基づいて、マニュアルモードにおける変速が可能であるか否かを判断し、変速不可である場合はステップS02に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、変速可能である場合はステップS09に進む。
また、上述したシフトインジケータ機能がオンされている場合は、エンジン回転数が設定回転数範囲以外である場合にも、変速不可であるとみなされる。
<ステップS09:パドル動作(操作可能状態)指示>
トランスミッション制御ユニット2は、突出部11の突出量を大きくして操作可能状態とするため、パドル可動用アクチュエータ3に対してパドル動作(操作可能状態)指示を出力する。
その後、ステップS10に進む。
<ステップS10:パドル可動用アクチュエータ稼働>
パドル可動用アクチュエータ3は、突出部11の突出量を大きくするよう動作を行なう。
その後、ステップS07に進む。
<ステップS11:パドル(操作可能状態)変形>
パドル10の突出部11に設けられたカム12は、パドル可動用アクチュエータ3及びパドル可動機構4によって回転駆動され、突出部11はその突出量が大きくなるように変形する。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
以上説明した実施例1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)変速可否に応じて突出部11の突出量を変化させることによって、ドライバの手指が感じる触感が変化することから、インジケータ等を目視することなくドライバが触感によって直感的に変装可否を把握することができ、変速禁止状態であるにも関わらず変速操作を行なうことを防止できる。
(2)変速可否伝達機能のオンオフをドライバが選択可能とすることによって、ドライバが変速可否を触感により把握することを不要と考えている場合に、突出部11の作動を禁止することができ、ドライバが煩わしさを感じることを防止できる。
(3)シフトインジケータ機能を備えることによって、変速に適切な設定回転数を予め設定しておくことにより、ドライバがエンジン回転計を目視することなく適切な変速タイミングを知り変速操作を行なうことができる。
次に、本発明を適用した変速操作装置の実施例2について説明する。
以下説明する各実施例において、上述した実施例1と実質的に共通する箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図4は、実施例2におけるステアリングホイール周辺の構成を示す模式的断面図である。
実施例2の変速操作装置は、実施例1のカム12(12L,12R)に代えて、以下説明するバルーン13(13L,13R)を備えている。
バルーン13は、例えばゴム等の可撓性を有する材料によって、例えばほぼ球形などの中空体として形成されている。
バルーン13は、図示しない流体圧制御手段から空気圧、油圧などを供給され、その圧力を高めることによって膨張し、突出部11の突出量を大きくする。また、バルーン13は、減圧することによって縮小し、突出部11の突出量を小さくする。
以上説明した実施例2においても、上述した実施例1の効果と実質的に同様の効果を得ることができる。
次に、本発明を適用した変速操作装置の実施例3について説明する。
図5は、実施例3におけるステアリングホイール周辺の構成を示す模式的断面図であって、変速不可であるときの状態を示している。
実施例3の変速操作装置においては、変速不可であるときに、パドル10を車両後方側へ引かれた状態に保持する図示しないパドル保持機構を備えている。
パドル10は、初期状態から操作部を後方へ引くことによって変速操作を行なうものであり、図5に示すようにパドル10が引かれた状態に保持されると、変速操作の入力が不可能となる。
また、変速可能な場合には、パドル保持機構はパドル10を開放し、パドル10は図示しないバネ要素の付勢力によって初期状態に復帰する。
また、実施例3においてシフトインジケータ機能を用いる場合には、エンジン回転数が所定の設定範囲以外であるときは、パドル10はパドル保持機構によって引かれた状態に保持されており、エンジン回転数が所定の設定範囲に入ったときは、パドル10は開放され初期状態に復帰し、変速操作が可能な状態となる。
以上説明した実施例3においては、上述した実施例1の効果と実質的に同様の効果を得ることができる。
次に、本発明を適用した変速操作装置の実施例4について説明する。
実施例4の変速操作装置は、ナビゲーション装置と連動し、交差点右左折の指示及び自車両前方のカーブの向き、曲率を、パドル10の突出部11L,11Rを用いてドライバに伝達するものである。
図6は、実施例4の変速操作装置の構成を示す図である。
実施例4の変速操作装置1には、ナビゲーション装置100が接続されている。
ナビゲーション装置100は、マイクロコンピュータ110を備えている。
マイクロコンピュータ110は、CPU111及び入出力回路112を備えた情報処理装置である。
また、ナビゲーション装置100は、GPSアンテナ121、方位検出部122、距離センサ123、DVD/HDD124、操作部125、アンプ部126、LCDコントローラ127、スピーカ130、LCD140等を備えて構成されている。
これらは入出力回路112等を介して直接的あるいは間接的にCPU111に接続されている。
GPSアンテナ121は、自車両の位置検出に用いるため、複数の測位衛星からの電波を受信するものである。
方位検出部122は、自車両がどの方位に向いているかを検出するものであって、例えばジャイロセンサ等を備えている。
距離センサ123は、車両の車速信号などから自車両の進行距離を検出するものである。
DVD/HDD124は、ナビゲーション装置100の各種処理に必要なソフトウェア及び地図データ等が蓄積された記憶媒体である。
操作部125は、ナビゲーション装置100の各種操作が入力される入力部であって、例えばLCD140の周囲に設けられた押しボタンスイッチや、LCD140の表面に設けられたタッチパネル等を備えている。
アンプ部126は、マイクロコンピュータ110が出力する音声信号を増幅してスピーカ130に伝達し、スピーカ130を駆動するものである。
LCDコントローラ127は、マイクロコンピュータ110が出力する画像信号を処理して、LCD140の駆動信号を生成するものである。
スピーカ130は、車両のインストルメントパネル等に設けられた音声出力装置である。
LCD140は、車両のインストルメントパネル等に設けられた画像出力装置である。
ナビゲーション装置100は、右側パドルアクチュエータ3R、左側パドルアクチュエータ3Lに接続されている。右側パドルアクチュエータ3R、左側パドルアクチュエータ3Lは、ナビゲーション装置100からの指示に応じて油圧を生成し、右側パドル可動機構4R、左側パドル可動機構4Lに供給する。
右側パドル可動機構4R、左側パドル可動機構4Lは、それぞれ突出部11R,11Lの突出量を変化させる。
図7は、実施例4の変速操作装置におけるナビゲーション右左折指示時の動作を示すフローチャートである。
以下、ステップ毎に順を追って説明する。
<ステップS21:現在位置検出>
CPU111は、GPSアンテナ121が受信した測位信号等を用いて、自車両の現在位置を検出する。
その後、ステップS22に進む。
<ステップS22:交差点案内実行判断>
CPU111は、自車両の進行経路前方に交差点の右左折が必要な箇所があるかを判別し、ドライバに対して右左折指示を行なう交差点案内の実行要否を判断する。
交差点案内を実行する場合にはステップS23に進む。
一方、実行しない場合にはステップS29に進む。
<ステップS23:交差点音声案内・表示>
ナビゲーション装置100は、スピーカ130及びLCD140を用いて、音声及び画像表示による交差点案内(右左折指示含む)を行なう。
その後、ステップS24に進む。
<ステップS24:ナビ連動パドル変形許可判断>
CPU111は、操作部125からナビゲーション装置連動のパドル変形許可(交差点案内)が設定されているか否かを判別し、許可されている場合にはステップS25に進む。
一方、許可されていない場合は一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS25:ナビゲーション指示直線判断>
CPU111は、交差点案内における進路指示が直進であるか否かを判断し、直進である場合は一連の処理を終了(リターン)する。
一方、直進でない場合は、ステップS26に進む。
<ステップS26:ナビゲーション指示左折判断>
CPU111は、交差点案内における進路指示が左折であるか否かを判断し、左折である場合は、ステップS27に進む。
一方、左折でない場合(右折の場合)はステップS28に進む。
<ステップS27:左側パドル駆動>
CPU111は、左側パドルアクチュエータ3Lに指示を出して油圧を発生させ、左側パドル可動機構4Lによって突出部11Lの突出量を変化させる。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS28:右側パドル駆動>
CPU111は、右側パドルアクチュエータ3Rに指示を出して油圧を発生させ、右側パドル可動機構4Rによって突出部11Rの突出量を変化させる。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS29:通常地図画面表示>
ナビゲーション装置100は、LCD140による通常の地図画面表示を継続する。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
図8は、実施例4の変速操作装置におけるナビゲーションカーブ曲率指示時の動作を示すフローチャートである。
以下、ステップ毎に順を追って説明する。
<ステップS31:現在位置検出>
CPU111は、GPSアンテナ121が受信した測位信号を用いて、自車両の現在位置を検出する。
その後、ステップS32に進む。
<ステップS32:カーブ曲率指示実行判断>
CPU111は、自車両の進行経路前方にカーブがあるかを判別し、ドライバに対してカーブ曲率指示の実行要否を判断する。
カーブ曲率指示を実行する場合にはステップS33に進む。
一方、実行しない場合にはステップS39に進む。
<ステップS33:ナビゲーション連動パドル変形許可判断>
CPU111は、操作部125からナビゲーション装置連動のパドル変形許可(カーブ曲率指示)が設定されているか否かを判別し、許可されている場合にはステップS34に進む。
一方、許可されていない場合は一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS34:カーブ曲率計算>
CPU111は、DVD/HDD124に蓄積された地図データを用いて、自車両前方のカーブの曲率を計算する。
その後、ステップS35に進む。
<ステップS35:曲率判定>
CPU111は、ステップS34において計算した曲率を所定の閾値と比較し、曲率が閾値以上である場合は、カーブ曲率指示が必要であるとしてステップS36に進む。
一方、曲率が閾値未満である場合は、カーブ曲率指示が不要であるとして一連の処理を終了(リターン)する。
ここで、閾値は一定である必要はなく、例えば速度の増加や、推定路面μの低下に応じて小さくすることも可能である。
<ステップS36:カーブ方向判断>
CPU111は、自車両前方のカーブが左カーブであるか否かを判断し、左カーブである場合は、ステップS37に進む。
一方、左カーブでない場合(右カーブである場合)は、ステップS38に進む。
<ステップS37:左側パドル駆動>
CPU111は、左側パドルアクチュエータ3Lに指示を出して油圧を発生させ、左側パドル可動機構4Lによって突出部11Lの突出量を変化させる。
このとき、突出部11Lの突出量は、曲率の増加に応じて大きくなるように駆動される。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS38:右側パドル駆動>
CPU111は、右側パドルアクチュエータ3Rに指示を出して油圧を発生させ、右側パドル可動機構4Rによって突出部11Rの突出量を変化させる。
このとき、突出部11Rの突出量は、曲率の増加に応じて大きくなるように駆動される。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS29:通常地図画面表示>
ナビゲーション装置100は、LCD140による通常の地図画面表示を継続する。
その後、一連の処理を終了(リターン)する。
なお、上述したナビゲーション右左折指示機能及びナビゲーションカーブ曲率指示機能は、ナビゲーション装置100の操作部125によって、それぞれオンオフが切換え可能となっている。
以上説明した実施例4によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ナビゲーション装置100の右左折指示を、パドル10の突出部11L、11Rの突出量を変化させてドライバに触感により伝達することによって、ドライバが視線移動することなく、周囲に騒音などがある場合であっても、確実に右左折指示を伝達することができる。
(2)左折指示、右折指示をそれぞれ左右の突出部11L、11Rの突出量変化によって伝達することによって、ドライバに右左折指示を直感的に認識させることができる。
(3)ナビゲーション装置100のカーブ曲率指示を、パドル10の突出部11L、11Rの突出量を変化させてドライバに触感により伝達することによって、ドライバが視線移動することなく、周囲に騒音などがある場合であっても、確実にカーブ曲率指示を伝達することができる。
(4)自車両前方のカーブの曲率に応じて突出部11L、11Rの突出量を変化させることによって、ドライバが直感的にカーブの曲率を認識することが可能であり、急カーブの場合には制動などの旋回準備動作を促すことができる。
(5)自車両前方のカーブの方向を、それぞれ左右の突出部11L、11Rの突出量変化によって伝達することによって、ドライバにカーブの方向を直感的に認識させることができる。
次に、本発明を適用した変速操作装置の実施例5について説明する。
実施例5の変速操作装置は、居眠り検知機構と連動し、ドライバの居眠りを検知した場合に、パドル10の突出部11L,11Rの突出量を連続的に変化させてドライバに覚醒を促すものである。
図9は、実施例5の変速操作装置の構成を示す図である。
実施例5の変速操作装置1には、居眠り検知機構200が接続されている。
居眠り検知機構200は、マイクロコンピュータ210を備えている。
マイクロコンピュータ210は、CPU211及び入出力回路212を備えた情報処理装置である。
また、居眠り検知機構200は、視線検知センサ221、ハンドルふらつきセンサ222、速度センサ223、位置ふらつき情報検出部224、操作部225等を備えて構成されている。
これらは入出力回路212等を介して直接的あるいは間接的にCPU211に接続されている。
視線検知センサ221は、ドライバの顔面に向けて配置されたCCDカメラ等を備え、画像処理によってドライバの視線が向いている方向を逐次検出する。
ハンドルふらつきセンサ222は、図示しない電動パワーステアリング装置の舵角センサからハンドル角に関する情報を連続的に取得し、ハンドル角のふらつきを検出するものである。
速度センサ223は、車両の走行速度を検出するものである。
位置ふらつき情報検出部224は、ナビゲーション装置から提供される地図情報と自車両位置情報とを照合し、車線内でのふらつきなどを検出するものである。
操作部225は、居眠り検知機構200の居眠り検知機能のオンオフや、後述する居眠り検知時のパドル10の突出部11L、11Rの駆動可否(居眠り防止連動パドル変形許可)を設定する入力部である。
CPU211は、上述した各センサ等の出力に基づいて、ドライバが覚醒状態にあるか、居眠り状態にあるかを検知する。
居眠り検知機構200は、右側パドルアクチュエータ3R、左側パドルアクチュエータ3Lに接続されている。右側パドルアクチュエータ3R、左側パドルアクチュエータ3Lは、居眠り検知機構200からの指示に応じて油圧を生成し、右側パドル可動機構4R、左側パドル可動機構4Lに供給する。
右側パドル可動機構4R、左側パドル可動機構4Lは、それぞれ突出部11R,11Lの突出量を変化させる。
図10は、実施例5の変速操作装置における居眠り検知時の動作を示すフローチャートである。
以下、ステップ毎に順を追って説明する。
<ステップS41:運転者居眠り検知>
CPU211は、ドライバが居眠り状態にあるか否かを検知し、居眠り状態を検知した場合はステップS42に進む。
一方、居眠り状態でない(覚醒状態)と判定された場合は、一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS42:居眠り防止連動パドル変形許可判断>
CPU211は、操作部225から、上述した居眠り防止連動パドル変形許可が設定されているか否かを判別し、許可されている場合はステップS43に進む。
一方、居眠り防止連動パドル変形許可がされていない場合は、一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS43:居眠り継続時間判断>
CPU211は、居眠りが検知された時間が、予め設定された所定の閾値以上継続しているか判別する。
居眠り状態が閾値以上継続している場合は、ステップS44に進む。
一方、居眠り状態が閾値以上継続していない場合は、一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS44:パドル変形>
CPU211は、左側パドルアクチュエータ3L、右側パドルアクチュエータ3Rに指示を出して油圧を発生させ、左側パドル可動機構4L、右側パドル可動機構4Rによって、突出部11L、11Rを突出させる。
その後、ステップS45に進む。
<ステップS45:運転者居眠り不検知判定>
CPU211は、ドライバが居眠り状態にあるか否かを検知し、居眠り状態が検知されなかった場合は、ステップS47に進む。
一方、居眠り状態が検知された場合は、ステップS46に進む。
<ステップS46:パドル変形解除>
CPU211は、左側パドルアクチュエータ3L、右側パドルアクチュエータ3Rに指示を出して油圧を減圧し、左側パドル可動機構4L、右側パドル可動機構4Rによって、突出部11L、11Rを引き込ませる。
その後、ステップS44に進む。
このようなステップS44、S45、S46、S44を順次繰り返すループによって、突出部11L、11Rは、ドライバが覚醒するまでの間、連続的に突き出し及び引き込みが繰り返されて振動する。
なお、このような突出部11L、11Rの振動は、例えば警報音の出力や、警告灯の点灯、点滅など他の手段による警告と同時に行なうことができる。
<ステップS47:パドル変形解除>
CPU211は、左側パドルアクチュエータ3L、右側パドルアクチュエータ3Rに指示を出して油圧を減圧し、左側パドル可動機構4L、右側パドル可動機構4Rによって、突出部11L、11Rを引き込ませて一連の処理を終了(リターン)する。
以上説明した実施例5によれば、居眠り検知機構200がドライバの居眠りを検知した場合に、パドル10の突出部11L、11Rの突出量を連続的に変化させることによって、視覚や聴覚に頼ることなくドライバに覚醒を促すことができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)操作部材のドライバの手指との当接部の形態の変化や、この形態変化を行なう機構等は、上述した各実施例に限定されることなく、適宜変更することができる。
例えば、当接部の形態は、油圧式、空気圧式、電磁式などの任意のアクチュエータによって変化させることができ、変化の態様も実施例1、2のように突出部の突出量を変化させるものに限定されず、その他の位置変化や形状変化によるものであってもよい。
(2)各実施例において、操作部材は例えばパドルであるが、本発明はこれに限らず、例えばフロアやコラムに設けられた変速レバーや、ステアリングホイールのリム部に設けられたステアスイッチなどによってマニュアル変速を行なうものにも適用することが可能である。
(3)実施例3では、操作不可状態であるときはパドル10を変速位置まで引かれた状態に保持しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、変速不可状態であるときに、パドルがステアリングホイールの裏面に密着したり、格納されたり、ステアリングホイールから遠ざかる方向に退避するようにしてもよい。
(4)実施例4では、ナビゲーション装置の右左折指示及びカーブ曲率指示を変速操作部材によって行ない、実施例5では居眠り検知機構の居眠り警報を変速操作部材によって行なっているが、本発明はこれに限定されず、情報出力装置によりドライバに伝達すべきいかなる情報の出力時に、変速操作部材のドライバの手指との当接部の形態を変化させるようにしてもよい。
(5)ドライバの居眠り状態を検出する手法は、実施例5の構成に限定されず、適宜変更することが可能である。
1 変速操作装置 2 トランスミッション制御ユニット
3 パドル可動用アクチュエータ 4 パドル可動機構
5 パドル可動オンオフスイッチ
10(10L、10R) パドル
11(11L、11R) 突出部
12(12L、12R) カム
13(13L、13R) バルーン
S ステアリングホイール B 基部
100 ナビゲーション装置 110 マイクロコンピュータ
111 CPU 112 入出力回路
121 GPSアンテナ 122 方位検出部
123 距離センサ 124 DVD/HDD
125 操作部 126 アンプ部
127 LCDコントローラ 130 スピーカ
140 LCD
200 居眠り検知機構 210 マイクロコンピュータ
211 CPU 212 入出力回路
221 視線検知センサ 222 ハンドルふらつきセンサ
223 速度センサ 224 位置ふらつき情報検出部
225 操作部

Claims (19)

  1. 変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、
    ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、
    情報を出力する情報出力手段と、
    前記情報出力手段の出力に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段と
    を備えることを特徴とする変速操作装置。
  2. 変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、
    ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、
    前記変速機の変速可否を判断する変速可否判断手段と、
    変速可否に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段と
    を備えることを特徴とする変速操作装置。
  3. 前記形態変化手段は、変速可否に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所に設けられた突出部の突出量を変化させること
    を特徴とする請求項2に記載の変速操作装置。
  4. 前記突出部の前記突出量を変化させる突出量変化部材と、
    前記突出量変化部材を駆動するアクチュエータと
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の変速操作装置。
  5. 前記突出部に設けられ膨張可能な中空弾性体と、
    前記中空弾性体に作動流体を供給する流体供給手段と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の変速操作装置。
  6. 前記変速可否に応じた前記形態変化手段の作動を許可又は禁止する設定操作部を有すること
    を特徴とする請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の変速操作装置。
  7. 前記形態変化手段は、エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲に入ったときに前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させること
    を特徴とする請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の変速操作装置。
  8. 変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、
    ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、
    自車両位置を検出して交差点右左折指示を出力するナビゲーション装置と、
    前記交差点右左折指示に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段と
    を備えることを特徴とする変速操作装置。
  9. 前記操作部材は、左側部材及び右側部材を含み、
    前記形態変化手段は、右折指示に応じて右側部材の前記当接部の形態を変化させ、左折指示に応じて左側部材の前記当接部の形態を変化させること
    を特徴とする請求項8に記載の変速操作装置。
  10. 変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、
    ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、
    自車両位置を検出して自車両前方の道路形状に関する情報を出力するナビゲーション装置と、
    自車両前方に所定の曲率以上のカーブがある場合に前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段と
    を備えることを特徴とする変速操作装置。
  11. 前記操作部材は、左側部材及び右側部材を含み、
    前記形態変化手段は、自車両前方に右カーブがある場合は右側部材の前記当接部の形態を変化させ、自車両前方に左カーブがある場合は左側部材の前記当接部の形態を変化させること
    を特徴とする請求項10に記載の変速操作装置。
  12. 前記形態変化手段は、自車両前方のカーブの曲率に応じて前記操作部材の前記当接箇所の形態変化量を変化させること
    を特徴とする請求項10又は11に記載の変速操作装置。
  13. 変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、
    ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、
    ドライバの居眠りを検知する居眠り検知装置と、
    前記居眠り検知装置による居眠り検知に応じて前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段と
    を備えることを特徴とする変速操作装置。
  14. 変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、
    初期位置から変速位置まで移動することによって変速操作が入力される操作部材と、
    前記変速機の変速可否を判断する変速可否判断手段と、
    変速可否判断手段が変速不可と判断したときに前記操作部材を前記変速操作が不可能な位置に保持する操作部材保持手段と
    を備えることを特徴とする変速操作装置。
  15. 前記変速可否に応じた前記操作部材保持手段の作動を許可又は禁止する設定操作部を有すること
    を特徴とする請求項14に記載の変速操作装置。
  16. 前記操作部材保持手段は、エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲となったときに前記操作部材を前記初期状態に移動させ、エンジンの回転数が前記設定回転数範囲以外であるときは前記操作部材を前記変速操作が不可能な位置に保持すること
    を特徴とする請求項14又は請求項15に記載の変速操作装置。
  17. 変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、
    ドライバの手指によって変速操作が入力される操作部材と、
    エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲に入ったときに前記操作部材の前記手指との当接箇所の形態を変化させる形態変化手段と
    を備えることを特徴とする変速操作装置。
  18. 変速機の変速操作を入力する変速操作装置であって、
    初期位置から変速位置まで移動することによって変速操作が入力される操作部材と、
    エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲以外である場合は前記操作部材を前記変速操作が不可能な位置に保持するとともに、エンジンの回転数が予め設定された設定回転数範囲に入ったときに前記操作部材を前記初期位置へ移動させる操作部材保持手段と
    を備えることを特徴とする変速操作装置。
  19. 前記操作部材は、ステアリングコラム部から径方向に突き出して配置され、先端部をステアリングホイール側へ引くことによって変速操作を行なう変速パドルであること
    を特徴とする請求項1から請求項18までのいずれか1項に記載の変速操作装置。
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