JPH03112000A - 情報伝達装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、情報伝達装置に関し、特にナビゲーション
システム（車両用経路案内装置）によって演算された車
両進行方向情報伝達に好適な情報伝達装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種の情報伝達装置としては、例えば特開昭６
２−１３０３１０号公報に記載のものが知られており、
ナビゲーションシステムによって目的地までの経路案内
として車両の進行すべき方向が演算されると、その演算
結果は運転席より見える車内位置に設置されたＣＲ７画
面に矢印等で表示されて、運転者に教示されるよう構成
されていた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の如き従来装置にあっては、ナビゲ
ーションシステムによって演算された車両の進行方向情
報は、ＣＲＴ画面上に表示された矢印等で運転者に視覚
的に認識させることにより伝達しているので、車両走行
中運転者が進行方向について情報を得ようとすると、そ
の都度ＣＲ７画面方向に目を向けて画面上の矢印等を視
認する必要があり、この場合は、視線移動一画面上の矢
印探索−矢印認知という一連の認識活動を経て運転方向
についての情報を獲得している。このため、ナビゲーシ
ョンシステムによって進行方向についての情報が演算さ
れた時期と、運転者がその情報を認識する時期にはズレ
があり、進行方向伝達についての迅速性に欠けていた。

また、運転者は運転操作中、進行方向情報を得ようとす
ると、その都度口をそらして画面方向を向かなければな
らないので、運転者の運転操作性が害されていた。

この発明は、上記の如き課題に鑑みてなされたもので、
ナビゲーションシステムによって進行方向情報が演算さ
れると、これをステアリングホイールを握っている運転
者の手に振動情報として自動的に伝達し、進行方向情報
を迅速にしかも運転者の運転操作性を害することなく伝
達できる情報伝達装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するだめの手段） この発明は、上記課題を解決するために、ナビゲーショ
ンシステムによって演算された車両進行方向情報を伝達
する情報伝達装置において、装置全体をオン、オフする
切換スイッチと、ステアリングホイールまたはステアリ
ングパッド」二であって、運転者のステアリングホイー
ルを握る両手近傍に設けられた複数の振動子と、上記切
換スイッチがオン状態の場合、ナビゲーションシステム
によって演算された車両進行方向情報に応じて上記振動
子を振動させる制御装置と、を備えるよう構成されてい
る。

（作用） この発明では、ナビゲーションシステムによって車両の
進行方向情報が演算されると、この進行方向情報はステ
アリングホイールを握る運転者の手に振動情報として伝
達される。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明が適用された第１の実施例の全体構成
図である。

同図において、地図情報記憶装置１には目的地までの経
路案内となる地図情報が記憶されており、また自車位置
検出装置２では、単位距離走行毎の移動量を逐次積算す
る等して自車両の現在地が検出されている。

そして、進行方向演算装置３では、地図情報記憶装置１
に記憶された地図情報と自軍位置検出装置２で検出され
た位置情報に基づき、車両の進むべき進行方向が演算さ
れており、これら地図情報記憶装置１．自軍位置検出装
置２および進行方向演算装置３よりナビゲーションシス
テム４が構成されている。

また、ナビゲーションシステム４で演算された車両の進
行方向情報は制御装置５に入力され、この制御装置５で
は、後述する如く、一対の振動子１０Ｒ，ＩＯＬを予め
定められた振動パターンで振動させるべく、ナビゲーシ
ョンシステム４で演算された進行方向情報に応じた振動
パターン信号を発生させている。

一方、制御装置５で発生された振動パターン信号は、駆
動装置６に入力され、駆動装置６では制御装置５から入
力された信号パターン信号に応じた信号パターンで各振
動子１０Ｒ，ＩＯＬを駆動している。

ところで、振動子１０Ｒ，ＩＯＬはステアリングホイー
ル２０上であって、車両が直進中の場合に運転者の手３
０がステアリングホイール２０を握る位置に左右一対設
けられ、車両走行中、振動子１０Ｒ，ＩＯＬが所定の振
動パターンで振動した場合、運転者の手３０がこの振動
情報を受けとることにより車両の進むべき進行方向を認
識できるよう構成されている（第２図参照）。

一方、第３図には第１図において右側の振動子１０Ｒの
詳細断面図が示されており、ステアリングホイール２０
内に固定して設けられた基板１３上には短冊状の圧電素
子１１の一側が支持される圧電素子支持部１６が設けら
れているとともに、圧電素子１１の他側には振動ピン１
２が立設形成され、その先端部分はステアリングホイー
ル２０」二に設けられた貫通孔１４を介してステアリン
グホイール外に一部突出している。なお、１３は駆動装
置６と圧電素子１１を接続するリード線である。

また、ステアリングパッド２１上の一側には制御装置５
に連結された情報リクエストスイッチ２２が設けられ、
情報リフニスＩ・スイッチ２２がオンされたときにのみ
装置全体が動作し、これによって各振動子１０Ｒ，ＩＯ
Ｌが所定の振動パターンで振動するよう構成されている
。

本実施例は上記の如く構成されているが、次にその作用
を説明する。

ところで、ナビゲーションシステム４では、地図情報記
憶装置１に記憶されている地図情報および自車位置検出
装置２で検出される現在地情報に基づいて目的地までの
経路案内となる車両進行方向情報が演算されており、具
体的には、次の交差点を右折するか、左折するか、その
まま直進するか、目的地到着または後退を指示する４種
の車両進行方向情報が演算されている。

従って、上記４種の車両進行方向情報のうちのいずれか
の車両進行方向情報が制御装置５に入力され、情報リク
エストスイッチ２２がオンされた時のみ、制御装置５で
はこの入力された車両進行方向情報に応じた振動パター
ン信号が生成されている。

なお、制御装置５で生成される振動パターン信号として
は、例えば以下に示すものがある。

（１）右折指示の場合は、右側の振動子１０Ｒのみに振
動刺激を与える。

（２）左折指示の場合は、左側振動子１０Ｌのみに振動
刺激を与える。

（３）直進指示の場合は、双方の振動子１０Ｒ２１０Ｌ
に振動刺激を与える。

（４）目的地到着または後退を指示する場合は、双方の
振動子１０Ｒ，ＩＯＬに断続的な振動刺激を与える。

こうして、制御装置５で振動パターン信号が生成される
と、この振動パターン信号に基づき駆動装置６は少な（
とも振動子１０ＲまたはＩＯＬを駆動する。この場合、
制御装置５は人間の振動感覚特性上量も感度の高い２５
０１１ｚ近傍の正弦波状電圧信号を、各振動子１０Ｒ，
ＩＯＬに十分な振動刺激が与えられるよう増幅して、連
続的または断続的に出力する。

従って、駆動装置６から各振動子１０Ｒ，１０Ｌに正弦
波状電圧信号が印加されると、圧電素子１１が励振され
、これによって振動ピン１２が振動し、この振動刺激が
運転者の手３ｏに伝達されることになる。

本実施例は、上記の如く、ナビゲーションシステム４に
よって車両の進行方向情報が演算されると、この進行方
向情報をステアリングホイール２０上に設けた少なくと
も振動子１０Ｒまたは１゜Ｌの振動情報としてステアリ
ングホイール２ｏを握る運転者の手３０に伝達されるの
で、ナビゲーションシステム４で進行方向情報が演算さ
れると同時にこの進行方向情報が運転者に伝達され、従
来に比して迅速に運転方向情報が伝えられることになる
。また、情報リクエストスイッチ２２がオンされたとき
にのみ装置が作動し、しがち、従来の如く、車両の進行
方向情報が欲しい場合、わざわざＣＲＴ画面等をのぞく
必要がないので、車両走行中に置ける運転者の運転操作
性が害されることもない。

次に、この発明の第２の実施例を第４図〜第９図に基づ
いて説明する。

第４図は第２の実施例の全体構成図である。

ところで、この第２の実施例が上記第１の実施例と異な
るのは、情報リクエストスイッチ２２に代えて一対の指
接触検知スイッチ２３Ｒ，２３Ｌをステアリングパッド
２１の左右に設けたことと、２つの指接触検知スイッチ
２３Ｒ，２３Ｌと制御装置５の間に検出回路７を設けた
ことであり、その他の構成は上記第１の実施例と同様で
ある。従って、上記第１の実施例に用いたものと同一構
成部材には同一符号を付してその説明を省略する。

なお、指接触検知スイッチ２３Ｒ，２３Ｌはそれぞれ一
対のスイッチング素子Ｓ１．Ｓ２、および５３ｔＳ４よ
りなり、振動子１０Ｒはスイッチング素子Ｓ、と８２の
間に、また振動子１ｏＬはスイッチング素子Ｓ３と８４
の間に設けられている。

ところで、この実施例では、第５図に示す如く、例えば
運転者の右の手３０がステアリングホイール２０を握っ
た状態で、第１指３１がステアリングパッド２１上に設
けられた指接触検知スイッチ２３Ｒの一対のスイッチン
グ素子Ｓ＋、Ｓ２上に置かれた場合、検出回路７はこれ
を検知するとともに、図示しない左手の指が指接触検知
スイッチ２３Ｌ上に置かれた場合も、検出回路７はこれ
を検知し、２つの指接触検知スイッチ２３Ｒ，２３Ｌ上
に左右の手の指がともに置かれた場合、装置全体は作動
状態となるよう構成されている。

なお、この例では、第６図に示す如く、例えば右側の振
動子１０Ｒは指接触検知スイッチ２３Ｒを構成する一対
のスイッチング素子Ｓ、、Ｓ２間に設けられているので
、指３１が両スイッチング素子ＳＩ、Ｓ２上に置かれた
場合、同時に振動子１０Ｒの振動パターンを認識できる
よう構成されている。

また、第７図には指３１が一対のスイッチング素子ｓ、
、ｓ２上に置かれた場合の指接触検知スイッチ２３Ｈの
回路構成が示されており、一対のスイッチング素子Ｓ＋
、８２間が所定の抵抗Ｒで接続されることにより指３１
の動作が検出されるよう構成されている。

なお、第８図には指接触検知スイッチがステアリングホ
イール２０上に設けられた場合が示され、第９図には第
８図の断面図が示されているが、指接触検知スイッチを
ステアリングホイール２０」二に設けたこと以外は上記
第４図〜第７図に示したものと全く同様なので、同一部
材には同一符号を付しその説明を省略する。

第２の実施例は、上記の如く、ステアリングパッド２１
またはステアリングホイール２０上に一対の指接触検知
スイッチ２３Ｒ，２３Ｌを設け、両指接触検知スイッチ
２３Ｒ，２３Ｌの上に左右の指がともに置かれた場合の
みナビゲーションシステム４で演算された進行方向情報
が運転者に教示されるとともに、その教示時は振動子の
振動パターンによりナビゲーションシステムによる演算
と同時であるので、運転車が進行方向情報を得たいとき
のみ進行方向情報が伝達され、しかも従来例に比し迅速
に進行方向情報が得られることになる。

また、車両の進行方向情報が欲しい場合、わざわざＣＲ
Ｔ画面等を覗き込む必要がないので、車両走行中におけ
る運転者の運転操作性が害されることもない。

（発明の効果） 本発明に係わる情報伝達装置は、上記の如く、装置全体
をオン、オフする切換スイッチと、ステアリングホイー
ルまたはステアリングパッド上であって運転者のステア
リングホイールを握る両手近傍に設けられた一対の振動
子と、上記切換スイッチがオン状態の場合、ナビゲーシ
ョンシステムによって演算された車両進行方向情報に応
じて上記振動子を振動させる制御装置とを設けたので、
ナビゲーションシステムによって車両の進行方向情報が
演算されると、この進行方向情報はステアリングホイー
ルを握る運転者の両手に振動情報として伝達され、進行
方向情報を迅速に、しかも運転者の運転操作性を害する
ことなく伝達できる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された第１の実施例の全体構成図
、第２図はステアリングホイール上に設けられた振動子
の説明図、第３図は振動子の詳細断面図、第４図は本発
明が適用された第２の実施例の全体構成図、第５図はス
テアリングパッド」−に設けられた指接触検知スイッチ
に運転者の手が接触する場合の説明図、第６図はステア
リングパッド」二に指接触検知スイッチが設けられた場
合の斜視図、第７図は指接触検知スイッチ」二に運転者
の手が置かれた場合の回路構成図、第８図は指接触検知
スイッチがステアリングホイール上に設けられた場合の
説明図、第９図は第８図の断面図である。 １・・・地図情報記憶装置 ２・・・自車位置検出装置 ３・・・進行方向演算装置 ４・・・ナビゲーションシステム ５・・・制御装置 ６・・・駆動装置 ７・・・検出回路 １０Ｒ，ＩＯＬ・・・振動子 ２０・・・ステアリングホイール ２１・・・ステアリングパッド ２２・・・情報リクエストスイッチ ２３Ｒ，２３Ｌ・・・指接触検知スイッチ３０・・・運
転者の手

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ナビゲーションシステムによって演算された車両進
   行方向情報を伝達する情報伝達装置において、 装置全体をオン、オフする切換スイッチと、ステアリン
   グホィールまたはステアリングパッド上であって、運転
   者のステアリングホィールを握る両手近傍に設けられた
   複数の振動子と、上記切換スイッチがオン状態の場合、
   ナビゲーションシステムによって演算された車両進行方
   向情報に応じて上記振動子を振動させる制御装置と、を
   備えることを特徴とする情報伝達装置。