JP2009143354A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009143354A
JP2009143354A JP2007321998A JP2007321998A JP2009143354A JP 2009143354 A JP2009143354 A JP 2009143354A JP 2007321998 A JP2007321998 A JP 2007321998A JP 2007321998 A JP2007321998 A JP 2007321998A JP 2009143354 A JP2009143354 A JP 2009143354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
control system
control
state
vehicle environment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007321998A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nishimura
浩 西村
Tetsuya Oda
哲也 小田
Takamasa Chihara
貴壮 千原
Takahiko Koyama
隆彦 小山
Nobuhiro Otsuki
延宏 大槻
Tomoki Suzuki
智貴 鈴木
Yasuhiro Miura
恭裕 三浦
Hiroyuki Fukuda
弘之 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007321998A priority Critical patent/JP2009143354A/ja
Publication of JP2009143354A publication Critical patent/JP2009143354A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/84Data processing systems or methods, management, administration

Abstract

【課題】車両環境に応じて特定の走行制御システムの操作を抑制することが可能な車両用制御装置の提供。
【解決手段】本発明に係る車両用制御装置は、操作回数、操作時間又は操作角度に応じて車両に搭載される複数のシステムのそれぞれを選択可能な操作スイッチであって、選択したシステムの制御状態を変更させるために操作される操作スイッチと、所定の車両環境を検出又は予測するように構成された車両環境検出手段とを備え、前記複数のシステムのうちの少なくとも1つは、車両の走行状態又は車両のヘッドライトの光軸を制御する走行制御システムからなり、前記車両環境検出手段により所定の車両環境が検出又は予測された場合に、前記走行制御システムの制御状態を変更するための前記操作スイッチの操作を抑制する操作抑制手段を更に備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作スイッチの操作を介して各種システムの制御状態を変更させる車両用制御装置に関する。
従来から、所定の複数の制御動作を実行する自動車用制御装置において、ヘッドアップディスプレイと、前記制御装置の制御動作を選択するための選択項目を前記ヘッドアップディスプレイに表示させることにより提供する選択項目提供手段と、マニュアル操作される操作スイッチと、前記ヘッドアップディスプレイに前記選択項目が表示されている状態で、前記操作スイッチからの操作信号に応じて選択項目を選択させると共に、選択された選択項目に対応した制御動作を実行させる制御手段と、車両の走行状態に応じて前記ヘッドアップディスプレイに表示される選択項目の内容を変更する変更手段と、を備える自動車用制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−275542号公報
ところで、ステアリング等に設けられる操作スイッチは、ユーザ(特に運転者)が視線や姿勢を変化させずに操作可能であり、利便性が高い。その反面、かかる操作スイッチは、ユーザが目視せずに操作する場合が多く、それ故に、かかる操作スイッチにより多くのシステムの操作を可能とすると、誤操作が生じやすくなる。
この点、上記の特許文献1に記載の制御装置では、操作スイッチの操作による制御対象は、オ−ディオシステムや空調システム、ナビゲ−ションシステムといったような、車両の走行制御に直接関係しないシステムである。従って、このような走行制御に直接関係しないシステムであれば、誤操作が生じても車両の安全性になんら支障が生じない。
他方、サスペンションの特性の変更や走行モードの変更のような、走行制御に直接関係する制御状態の変更についても、ステアリング等に設けられる操作スイッチにより操作可能となると、スイッチの更なる集約化を図ることができ、利便性が高くなる。しかしながら、走行制御に直接関係する走行制御システムの制御状態が操作スイッチにより変更可能となると、誤操作が生じた場合に、車両の走行に支障が生ずる場合がある。この支障は、車両の走行状態に重大な影響を及ぼす支障ではないが、かかる支障が生じないような適切な対策が講ぜられることが望ましい。
そこで、本発明は、車両環境に応じて特定の走行制御システムの操作を抑制することが可能な車両用制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る車両用制御装置は、操作回数、操作時間又は操作角度に応じて車両に搭載される複数のシステムのそれぞれを選択可能な操作スイッチであって、選択したシステムの制御状態を変更させるために操作される操作スイッチと、
所定の車両環境を検出又は予測するように構成された車両環境検出手段とを備え、
前記複数のシステムのうちの少なくとも1つは、車両の走行状態又は車両のヘッドライトの光軸を制御する走行制御システムからなり、
前記車両環境検出手段により所定の車両環境が検出又は予測された場合に、前記走行制御システムを抑制対象の走行制御システムとし、その制御状態を変更するための前記操作スイッチの操作を抑制する操作抑制手段を更に備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る車両用制御装置において、
前記複数のシステムのうちの少なくとも2つは、車両の走行状態又は車両のヘッドライトの光軸を制御する走行制御システムからなり、
前記車両環境検出手段は、各走行制御システムに対して予め対応付けられた車両環境を検出又は予測するように構成され、
前記操作抑制手段は、前記車両環境検出手段により車両環境が検出又は予測された場合に、該検出又は予測された車両環境に応じた特定の走行制御システムを抑制対象の走行制御システムとして決定し、該抑制対象の走行制御システムの制御状態の変更のための前記操作スイッチの操作を抑制することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明に係る車両用制御装置において、
前記操作抑制手段は、前記車両環境検出手段により車両環境が検出又は予測された場合に、該検出又は予測された車両環境に応じた特定の走行制御システムを抑制対象の走行制御システムとして決定し、該抑制対象の走行制御システムの現在の制御状態に応じて、該抑制対象の走行制御システムの制御状態の変更のための前記操作スイッチの操作を抑制することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明に係る車両用制御装置において、
前記操作抑制手段は、前記車両環境検出手段により車両環境が検出又は予測された場合に、該検出又は予測された車両環境に応じた特定の走行制御システムを抑制対象の走行制御システムとして決定し、該抑制対象の走行制御システムの現在の制御状態が、該検出又は予測された車両環境に適した制御状態である場合には、該制御状態から他の制御状態への変更のための前記操作スイッチの操作を抑制することを特徴とする。
第5の発明は、第1〜4のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記操作スイッチにより選択されたシステムに関する情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする。
第6の発明は、第1〜5のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記操作スイッチは、ステアリングに設けられることを特徴とする。
第7の発明は、第5の発明に係る車両用制御装置において、
前記操作抑制手段は、前記表示手段上に、前記抑制対象の走行制御システムが表示されないようにすることにより、前記抑制を実現することを特徴とする。
第8の発明は、第1〜4のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記操作抑制手段は、前記操作スイッチによる前記抑制対象の走行制御システムの選択又は選択後の操作を不能とすること、若しくは、前記操作スイッチによる前記抑制対象の走行制御システムの操作時に発生する制御信号を無効化することにより、前記抑制を実現することを特徴とする。
第9の発明は、第1〜8のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記走行制御システムの制御状態の変更は、該走行制御システムのオン/オフ状態の切替、該走行制御システムにより実現される走行モードの切替、又は、該走行制御システムによる特定の制御の実行であることを特徴とする。
第10の発明は、第1〜8のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記走行制御システムは、ダウンヒルアシスト制御システムを含み、
前記操作抑制手段は、前記所定の車両環境として坂路を下降する環境が検出又は予測された場合に、前記操作スイッチによるダウンヒルアシスト制御システムのオフ状態への変更操作を抑制することを特徴とする。
第11の発明は、第1〜8のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記走行制御システムは、デフロック制御システムを含み、
前記操作抑制手段は、前記所定の車両環境としてカーブを旋回する環境が検出又は予測された場合に、前記操作スイッチによるデフロック制御システムを介したデフロック状態を形成する操作を抑制することを特徴とする。
第12の発明は、第1〜8のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記走行制御システムは、車高制御システムを含み、
前記操作抑制手段は、前記所定の車両環境として悪路を走行する環境が検出又は予測された場合に、前記操作スイッチによる車高制御システムを介した車高を下げる操作を抑制することを特徴とする。
第13の発明は、第1〜8のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記走行制御システムは、車両の進行方向に光が照射されるように車両のヘッドライトの光軸を変化させるシステム(AFS)を含み、
前記操作抑制手段は、前記所定の車両環境として夜間のカーブを旋回走行する車両環境が検出又は予測された場合に、前記操作スイッチによるカーブを旋回途中でのAFSのオフ状態への変更操作を抑制することを特徴とする。
本発明によれば、車両環境に応じて特定の走行制御システムの操作を抑制することが可能な車両用制御装置が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明による車両用制御装置1の一実施例を示す図である。車両用制御装置1は、主たる構成要素として、制御装置100と、車載HMI装置300とを備える。車載HMI装置300は、制御装置100に有線及び/又は無線通信可能に接続されている。制御装置100は、車載の複数のECUにより協動して実現されてもよいし、専用のECUにより実現されてもよい。制御装置100には、車速センサ500、路面センサ510、GPS受信機520、加速度センサ、ヨーレートセンサ、ステアリングセンサ、画像センサ(カメラ)、レーダーセンサ等のような、車両の内外の環境を検出・推定するのに有用な情報を取得する各種センサが接続されている。また、制御装置100には、クリアランスソナー200が接続され、また、ブレーキ210、トランスミッション(図示せず)、エンジン(図示せず)、サスペンション(図示せず)等のような走行制御に関連する装置の各アクチュエータが接続されている。また、車両用制御装置1は、好ましい構成要素として、個人特定/推定装置10を含んでよい。
制御装置100は、主に、設定/学習メモリ部102、シーン推定部110、操作項目構成最適化部120、操作項目選択/選択機能制御実施部122、及び、制御マスタ部130を備える。
ユーザは、車載HMI装置300を用いて制御装置100を介して車両の各種車載システムの制御状態を変更操作する。各種車載システムは、車両の走行状態に直接関係の無いシステムと、車両の走行状態に密接に関係する車両制御システムとを含む。前者は、オ−ディオシステムや空調システム、ナビゲ−ションシステムを含み、その他、例えばクリアランスソナー200を用いて車両に近接する障害物が検出された場合に警告音等を発生するシステム(以下、これを「クリアランスソナーシステム」という)を含む。後者は、車両の走行状態に直接関係のあるシステムとして、ダウンヒルアシスト制御(DAC)システム、急な上り坂での発進時に所定の短時間(例えば2秒間)だけ制動力を付与してずり下がりを防止するヒルスタートアシストシステム、デフロック制御システム、エアサスペンションを用いた車高制御システム、走行車線からの逸脱が防止されるように操舵支援(自動操舵又は操舵案内)するレーンキープアシスト(LKA)システム、オートクルーズシステム、走行モード可変システム、サスペンションの減衰率を可変する減衰率可変システムを含む。走行モード可変システムは、通常モード、凍結路や雪道など滑り易い路面に対してエンジン出力を低減して及び/又はATのシフトが2ndで発進するようにして駆動輪の空転が生じないようにするSNOWモード、エンジン出力を増大して大きな駆動力を発生させるPWRモード、燃費を重視してエンジン回転数を低めに抑えて走行するECO運転モード、及び、ハイブリッド車両におけるモータを優先的に用いて走行するEVモードを含む各種モードの切替を行うシステムであってよい。サスペンションの減衰率を可変するシステムは、サスペンションの減衰率が比較的高いCOMFORTモード、通常モード、減衰率が比較的低いSPORTSモードを含む各種モードの切替を行うシステムであってよい。また、後者は、車両の走行状態に直接関係は無いが、車両の走行状態に密接に関係する車両制御システムとして、例えば、旋回中に操舵角に基づいて車両の進行方向に光が照射されるように車両のヘッドライトの光軸を変化させるAFS(Adaptive Front-Lighting System)を含む。
車載HMI装置300は、文字や図柄を表示することが可能な表示機能と、上下、左右、決定等の意思伝達が可能な汎用操作機能を有する装置であり、これらの表示・操作機能により各種車載システムの制御状態の変更操作が可能とされる。尚、各種車載システムの制御状態の変更とは、システムのオン/オフ状態の切替、システムにより実現されるモードの切替(例えば、走行モード可変システムにより実現される通常モード、SNOWモード、PWRモード等の変更)、又は、システムによる特定の制御の実行(例えば、車高制御システムによる車高を下げる制御の実行)である。
図2は、車載HMI装置300の好ましい一例を示す図である。図2に示す車載HMI装置300は、表示機能を実現するディスプレイ320がメーター内に配置されている。また、図2に示す車載HMI装置300は、操作機能を実現する操作装置310がステアリングに配置されている。図2には、ディスプレイ320及び操作装置310の拡大図が併せて示されている。
ディスプレイ320には、図2の拡大図に示すように、現在操作装置310により操作可能なシステムの名称ないし略称、又は、操作装置310により設定可能なシステムのモードの名称ないし略称(以下、これらを「操作項目」という)が表示されると共に、その操作項目に係るシステムの制御状態(例えばオン/オフ状態)が表示される。図示の例では、ONの横の丸が点灯してAFSがON状態であることが表示されている。
操作装置310は、図2の拡大図に示すように、決定スイッチ312と、SW呼出しスイッチ314を備える。決定スイッチ312は、矢印で示すような上下方向と、押し下げ方向に操作可能である。決定スイッチ312が上下方向に操作されると、ディスプレイ320上に表示される操作項目が変化される。即ち、ユーザは、決定スイッチ312を上下方向に操作して、変更操作したい操作項目を選択することができる。本例では、図3に示す順序で、ディスプレイ320上に表示される操作項目が変化される。この場合、例えば、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を下方向に1回操作すると(又は上方向に11回操作すると)、走行モード可変システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“ECO”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでECO運転モードのオン/オフを切り替えることができる。また、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を下方向に2回操作すると(又は上方向に10回操作すると)、走行モード可変システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“SNOW”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでSNOWモードのオン/オフを切り替えることができる。また、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を下方向に4回操作すると(又は上方向に8回操作すると)、デフロック制御システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“デフロック”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでデフロック制御システムのオン/オフを切り替えることができる。尚、デフロック制御システムがオンにされると、デフロック状態が形成される(即ち、4WDでは4輪直結状態、2WDでは左右輪直結状態が形成される)。また、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を下方向に6回操作すると(又は上方向に6回操作すると)、減衰率可変システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“アブソーバ”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでCOMFORTモード、通常モード及びSPORTSモードの間を切り替えることができる。また、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を上方向に5回操作すると(又は下方向に7回操作すると)、ダウンヒルアシスト制御システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“DAC”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでダウンヒルアシスト制御システムのオン/オフを切り替えることができる。ダウンヒルアシスト制御システムがオンになると、タイヤのロックを防止しつつ車速を一定速度(例えば約5km/h)に保つダウンヒルアシスト制御が実行される。
尚、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を上方向又は下方向に12回操作すると、一周して元の操作項目“AFS”に戻る。このように、本例では、操作性を考慮して、一定方向に操作し続けると操作項目が所定の順序で周期的(巡回式)に切り替るように構成されている。但し、操作項目が行き止まり式で切り替る方式でもよい。例えば、操作項目がα個ある場合に、表示されている操作項目又は所定の操作項目を基準として上方向にはβ個だけしか切替できず、下方向にはγ(=αーβ)だけしか切替できない方式でもよい。即ち、図3の例では、表示されている操作項目“AFS”を基準として、決定スイッチ312を上方向に5回以上連続して操作しても操作項目“DAC”で留まり(操作項目“アブソーバ”へと切り替らず)、また、表示されている操作項目“AFS”を基準として、決定スイッチ312を上方向に6回以上連続して操作しても操作項目“アブソーバ”で留まる方式であってもよい。
また、図3に示す操作項目の表示態様は任意である。例えば、減衰率可変システムについても、走行モード可変システムのECO運転モード等と同様の態様で、COMFORTモードやSPORTSモードがオン/オフを切り替え可能とされてもよい。また、逆に、走行モード可変システムについて、減衰率可変システムと同様の態様で、ECO運転モード、SNOWモード、通常モード等の間を切り替え可能とされてもよい。
また、決定スイッチ312は、上下方向に代えて左右方向に操作可能とされてもよい。この場合も、決定スイッチ312が操作された方向に合わせて順に操作項目が順次変化するようにすればよい。また、図3に示す例において、例えば決定スイッチ312を下方向に押し続けると、その間、“AFS”、“ECO”、“SNOW”、“POWER”、“デフロック”、“エアサス”、“アブソーバ”、“DAC”、“オートクルーズ”、“LKA”、“ヒルスタートアシスト”、“クリソナ(クリアランスソナーの略称)”という順にディスプレイ320上の操作項目が切り替わるようにしてもよい。この場合、ユーザは、所望の操作項目が表示されるタイミングで決定スイッチ312の下方向の操作を止めることで、所望の操作項目を選択することができる。
また、決定スイッチ312は、ダイヤル式のスイッチであってよい。この場合、決定スイッチ312の回転角度に応じて操作項目が順次変化する。例えば、決定スイッチ312を下方向に回転させると、同様に、“AFS”、“ECO”、“SNOW”、“POWER”、“デフロック”、“エアサス”、“アブソーバ”、“DAC”、“オートクルーズ”、“LKA”、“ヒルスタートアシスト”、“クリソナ”という順にディスプレイ320上の操作項目が切り替わり、決定スイッチ312が360度回転すると、元の操作項目“AFS”に表示が戻る。
また、決定スイッチ312は、操作方向の相違により選択機能と決定機能の双方を実現できるように構成されているが、選択機能を実現するスイッチと決定機能を実現するスイッチが別々に設けられてもよい。
また、操作項目の表示順序は、図3に示す順序である必要はないが、操作項目の表示順序(配列順)は、好ましくは、固定される。即ち、決定スイッチ312の上下の操作方向が同一であるのに、操作項目の表示順序(切り替り順)が変化することが無いようにする。これは、操作項目の表示順序が変化すると、ユーザが操作項目の表示順序に慣れるのが阻害され(即ち操作方法の一貫性が乱れ)、操作性が悪くなるからである。但し、操作項目の表示順序は、ユーザ毎に異なるものであってもよい。この場合、例えば操作項目の表示順序はユーザによりカスタマイズ可能とすることも可能である。また、同様の観点から、複数の操作項目のうちからユーザ指定の特定の操作項目を無くすことも可能としてもよい。
SW呼出しスイッチ314は、ディスプレイ320上に操作項目を表示/非表示させるためのスイッチである。具体的には、ディスプレイ320上に操作項目が表示されていない状況下で、SW呼出しスイッチ314が操作されると、ディスプレイ320上に操作項目が表示される。従って、ユーザは、操作装置310により何らかの操作を行いたい場合には、先ずSW呼出しスイッチ314を押すことになる。また、ディスプレイ320上に操作項目が表示されている状況下で、SW呼出しスイッチ314が操作されると、ディスプレイ320上に表示された操作項目が非表示となる。また、ディスプレイ320上に操作項目が表示されている状況下で、SW呼出しスイッチ314及び決定スイッチ312が所定時間以上操作されないと、ディスプレイ320上に表示された操作項目が自動的に非表示となってもよい。尚、非表示とは、ディスプレイ320に如何なる操作項目も表示されていない状態を意味する。
図4は、本実施例の車両用制御装置1により実現される状態遷移図の一例である。
ステップ600は、例えば車両に乗員が乗り込む前に実現される。
ステップ602では、個人特定/推定装置10は、車両に乗り込むユーザを特定(推定)する。ユーザの特定には、スマートキーの検出や、顔画像認証、生体認証等が用いられてもよい。ユーザの特定が完了すると、ステップ604に進む。
ステップ604では、特定(推定)されたユーザの設定/学習データを設定/学習メモリ部102から取得して、ステップ606に進む。
ステップ606では、ユーザからのトリガ操作待ち状態となる。本例では、トリガ操作は、ユーザによるSW呼出しスイッチ314の操作である。ユーザによりSW呼出しスイッチ314が操作されると、ステップ608に進む。
ステップ608では、シーン推定部110は、車速センサ500、路面センサ510、GPS受信機520等の各種センサからの情報に基づいて、現在の車両環境(シーン)を推定し、以下で説明する各種の所定の車両環境を検出する。この際、シーン推定部110により推定された車両環境が、自動制御が実行されるべき所定の車両環境である場合には、ステップ624に進み、当該自動制御が実行される。例えば、旋車両安定化制御(例えばVSC)が実行されるべき車両環境が推定された場合には、車両安定化制御がユーザの意思とは無関係に実行される。
ステップ609は、ユーザが車両を降車した場合(例えば駐車場でエンジンをオフにした場合)に実行され、当該トリップ中における操作装置310の操作履歴及び当該操作時のシーン(車両環境)に関する履歴が今後の利用のために設定/学習メモリ部102に記憶・学習される。
ステップ610では、操作項目構成最適化部120は、操作項目構成最適化を実行して、ディスプレイ320上に表示されるべき操作項目構成を最適化する。具体的には、操作項目構成最適化は、ステップ612乃至616の結果に基づいて実行される。
ステップ612では、各操作項目が表示対象か否かを判定する。この際、非表示対象の操作項目は、シーン推定部110により推定された車両環境に基づいて決定される。例えば、シーン推定部110により推定された車両環境が、ダウンヒルアシスト制御(DAC)システムをオンにして急坂路を下降している環境である場合には、操作項目“DAC”が非表示対象の操作項目とされてよい。急坂路を下降している環境は、例えばGPS受信機520の自車位置情報及び進行方向情報と地図データ(急坂路の位置情報及びその勾配情報)との関係や、加速度センサや傾斜センサからの情報に基づいて検出されてもよい。これにより、ダウンヒルアシスト制御システムをオンにして急坂路を下降している環境において、ユーザによる操作装置310を介したダウンヒルアシスト制御システムのオフ状態への操作が抑制される。
ステップ614では、各操作項目が操作有効対象か否かを判定する。この際、操作無効化対象の操作項目は、シーン推定部110により推定された車両環境に基づいて決定される。例えば、シーン推定部110により推定された車両環境が、カーブ等を旋回中である環境である場合には、操作項目“デフロック”が操作無効化対象の操作項目とされてよい。カーブ等を旋回中である環境は、例えばGPS受信機520の自車位置情報と地図データ(カーブ路の位置情報やその曲率半径情報)との関係や、舵角センサ、加速度センサやヨーレートセンサからの情報(例えば横加速度)に基づいて検出されてもよい。或いは、車速センサ500に基づいて車速が所定値以上であり、且つ、所定基準以上に急なカーブ(曲率半径が所定値よりも小さいカーブ)を旋回中である場合に、操作項目“デフロック”が操作無効化対象の操作項目とされてもよい。これにより、カーブ等を旋回中である環境において、操作装置310によるデフロック制御システムを介したデフロック状態を形成する操作が抑制される。
ステップ616では、各操作項目が制御有効対象か否かを判定する。この際、制御無効化対象の操作項目は、シーン推定部110により推定された車両環境に基づいて決定される。例えば、シーン推定部110により推定された車両環境が、悪路走行中である環境である場合には、操作項目“アブソーバ”の“SPORTSモード”への変更操作が制御無効化対象とされてよい。悪路走行中である環境は、例えばGPS受信機520の自車位置情報と地図データ(石畳路を含む未舗装路の位置情報)との関係に基づいて検出されてもよいし、或いは、加速度センサにより所定値以上の上下加速度が頻繁に発生していることが検出された場合に検出されてもよい。
このようにして、各操作項目が表示対象か非表示対象かが決定され、操作有効対象か操作無効化対象かが決定され、制御有効対象か制御無効化対象かが決定されると、これらの決定結果に基づいて、操作項目構成最適化部120は、操作項目構成最適化を実行する。具体的には、非表示対象の操作項目は、図3に示したような各操作項目から除外される。即ち、決定スイッチ312を上下方向に操作しても非表示対象の操作項目(上記の例では、操作項目“DAC”)が表示されないようにされる。また、操作無効化対象の操作項目は、操作不能とされる。例えば、上記の例では、決定スイッチ312を押下操作しても操作項目“デフロック”のON/OFFの切替が実現されないようにされる。この際、操作が無効化されていることがユーザに分かるように、操作無効化対象の操作項目は、例えば通常時(操作有効対象の操作項目)とは異なる態様で表示されるようにする。また、制御無効化対象の操作項目は、通常時(表示対象、操作有効対象、且つ、制御有効対象の操作項目)と同様の態様で表示されてもよいし、或いは、操作が無効化されていることがユーザに分かるように、操作無効化対象の操作項目は、例えば通常時とは異なる態様で表示されてもよい。
このようにして、操作項目構成最適化部120は、操作項目構成最適化が完了すると、操作項目構成最適化結果に従った態様で、操作項目をディスプレイ320上に表示する。具体的には、ユーザによるSW呼出しスイッチ314に対応して(ステップ606参照)、複数の操作項目のうちの特定の1つの操作項目をディスプレイ320上に表示する。尚、この最初に表示される特定の操作項目は、固定(デフォルトとして予め決定された操作項目)であってもよいし、可変であってよい。後者の場合、最初に表示される操作項目は、前回表示された最後の操作項目であってもよい。或いは、特定されたユーザの設定/学習データに基づいて各操作項目の使用頻度(利用率)を算出し、最も使用頻度(利用率)の高い操作項目(但し、この操作項目が、表示対象、操作有効対象、且つ、制御有効対象の操作項目であることが前提)を、最初に表示される操作項目としてもよい。
或いは、最初に表示される操作項目は、上記ステップ608で推定された車両環境に基づいて決定された優先制御項目であってもよい。例えば、SNOWモードがオフされている状況下で、外気温、車速ゼロからの加速時のタイヤのスリップの検出、及び、車両にかかる遠心力(横加速度)の検出結果から積雪状態という車両環境が推定された場合、操作項目“SNOW”が優先制御項目とされてもよい。また、ヘッドライトがオンであり、AFSがオンされている状況下で、例えばカレンダ機能からの現在の季節、GPS受信機520の自車位置情報、車外の明るさの検出結果から雪壁がある道路を走行している車両環境が推定された場合、AFSをオフする操作を促進するために、操作項目“AFS”が優先制御項目とされてもよい。また、PWRモードがオフされている状況下で、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(高速道路の位置情報及び車線情報)との関係に基づいて高速道路の追い越し車線を走行中である車両環境が推定された場合、又は、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(山間部などのワインディング道路の位置情報)との関係に基づいて通常走行時に比して高い駆動力が必要となる車両環境が推定された場合、PWRモードへの設定操作を促進するために、操作項目”POWER”が優先制御項目とされてもよい。尚、走行車線の特定は、車載カメラの撮像画像を用いた白線認識技術により実現されてもよい。また、PWRモードがオフされている状況下で、例えばGPS受信機520の自車位置情報と地図データ(高速道路の位置情報及び車線情報)との関係に基づいて、高速道路の本線に合流する車両環境が推定された場合、高い駆動力によるスムーズな合流が可能となるように、操作項目”POWER”が優先制御項目とされてもよい。また、ECO運転モード及びオートクルーズがオフされている状況下で、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(高速道路の位置情報や本線道路情報)との関係や、車速センサ500の履歴等に基づいて、高速道路の本線道路を安定した車速で走行している車両環境が推定された場合、ECO運転モードへの設定操作又はオートクルーズのオン操作を促進するために、操作項目“ECO”又は“オートクルーズ”が優先制御項目とされてもよい。この際、ECO運転モード及びオートクルーズの双方が選択的に設定可能な車両では、特定されたユーザの設定/学習データに基づいて、ECO運転モード及びオートクルーズのうちの利用率の高い方が優先制御項目とされてもよい。また、ECO運転モードではアクセル操作に対する加速が不足し易い特性が有り、オートクルーズ(レーダーによる先行車追従型のオートクルーズでなく、レーダーを用いない定速走行型のオートクルーズの場合)では周囲環境に無関係に加速しやすい特性(例えば先行車が近いにも関らず加速する場合が有る)が有り、これらの特性を考慮して、現在の車両環境において安全側の制御が選択されてもよい。これは、特に、当該ユーザにより未だECO運転モード及びオートクルーズがオンされたことがない場合に有用である。また、クリアランスソナーシステムがオフにされている状況下で、駐車中、狭い道(例えば幅が4m未満の道路)を走行中、又は、交差点進入前の低速走行中である車両環境が推定された場合、クリアランスソナーシステムのオン操作を促進するために、操作項目“クリソナ”が優先制御項目とされてもよい。尚、これらの車両環境は、同様に、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(例えば駐車場位置情報や交差点位置情報)との関係、車速センサ500からの情報等に基づいて検出されてもよい。また、レーンキープアシストシステムがオフにされている状況下で、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(高速道路の位置情報や本線道路情報)との関係や、レインセンサやワイパーの作動情報、車速センサ500からの情報から、雨天の高速道路の本線道路を高速で走行している車両環境が推定された場合、レーンキープアシストシステムのオン操作を促進するために、操作項目“LKA”が優先制御項目とされてもよい。尚、時間の経過や車両の移動に伴い車両環境が変化した場合には、それに応じてそれまで優先制御項目であった操作項目が制御無効化対象(又は、非表示対象、若しくは操作無効化対象)の操作項目に変更されてもよい。例えば、交差点停止中にユーザがSW呼出しスイッチ314を押したとき、上述の如く操作項目“クリソナ”が優先制御項目とされてディスプレイ320に最初に表示されるが、ユーザがこの操作項目を操作する前に(即ち、クリアランスソナーシステムをオンとする前に)車両が交差点から離れたときは操作項目“クリソナ”を制御無効化対象(又は、非表示対象、若しくは操作無効化対象)の操作項目としてもよい。また、ユーザがクリアランスソナーシステムをオンに操作した直後に車両が交差点から離れたときは、操作項目“クリソナ”を制御無効化対象の操作項目としてもよい。
ステップ618では、上述の如くユーザによるSW呼出しスイッチ314に対応して複数の操作項目のうちの特定の1つの操作項目がディスプレイ320上に表示された後、操作項目選択/選択機能制御実施部122は、ユーザによる決定スイッチ312の操作待ち状態となる。この際、ユーザが操作項目の選択のために決定スイッチ312を上下方向に操作すると、上述の如くディスプレイ320に操作項目が順に切り替わって表示される。操作項目の順番は、上記のステップ610において、特定されたユーザの設定/学習データに基づいて、当該ユーザにより予め設定された順番が用いられてもよい。また、上述の如く非表示対象とされた操作項目は操作項目の順列から除去され、それ故に、当該操作項目の選択及び操作が不能となる。
尚、この操作待ち状態において、ユーザによる決定スイッチ312の押下操作が発生すると、その操作及び当該操作時のシーン(車両環境)に関する情報がフィードバックされ、上記ステップ610の操作項目構成最適化に反映されてもよい。
ステップ620では、操作項目選択/選択機能制御実施部122は、ユーザによる決定スイッチ312の押下げ操作が実行されたか否かを判定し、決定スイッチ312の押下げ操作が無い場合には、ステップ618に戻り、決定スイッチ312の押下げ操作があった場合には、ステップ624に進む。また、決定スイッチ312の押下げ操作があった場合であっても、当該操作された操作項目が、上述の操作無効化対象である場合にも、ステップ618に戻る。例えば、ステップ614にて操作項目“デフロック”が操作無効化対象の操作項目とされている場合、操作項目“デフロック”は決定スイッチ312の上下操作で表示されるものの、決定スイッチ312の押下げ操作はアクティブとならない(デフロックのオン操作が無効化される)。
ステップ622では、操作項目選択/選択機能制御実施部122は、ユーザによる決定スイッチ312の押下げ操作が実行された操作項目が、制御有効対象か否かを判定する。制御有効対象の場合には、ステップ624に進み、制御無効化対象である場合には、ステップ618に戻る。従って、ユーザによる決定スイッチ312の押下げ操作が実行された操作項目が、制御無効化対象である場合には、ディスプレイ320の表示上では操作が有効であるかのような表示の変化が生ずるが、決定スイッチ312の押下げ操作に応じた制御状態は実質的に形成されないことになる。この場合、時間の経過や車両の移動に伴い制御無効化対象となった車両環境が解消された場合には、直ちに決定スイッチ312の押下げ操作に応じた制御状態が形成される。例えば、車両環境が悪路走行中であるときに、操作項目“アブソーバ”の“SPORTSモード”への変更操作がなされたときは、表示上はSPORTSモードへの変更がなされるが、減衰率可変システムの制御上はSPORTSモードへの変更がなされず、その後、車両環境が悪路走行中でなくなり平坦路走行中になると、決定スイッチ312の再度の操作を必要とせずに、制御上においてもSPORTSモードへの変更が実現される。
ステップ624では、制御マスタ部130は、ユーザによる決定スイッチ312の押下げ操作に応じてシステムを制御する。即ち、ユーザによる操作に従って各種制御状態の変更が実現される。例えばPWRモードがオフされている状況下で、ユーザが操作項目”POWER”を決定スイッチ312の上下操作で選択し、決定スイッチ312の押下げ操作を行った場合には、PWRモードがオンとなり、制御マスタ部130は、PWRモードが実現されるように制御信号を生成・出力する。
以上説明した本実施例による車両用制御装置1によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の如く、車載の各種センサからの情報等に基づいて各種の車両環境(シーン)を推定し、当該車両環境に応じた特定の走行制御システムに関して、操作装置310によるその制御状態の変更(例えばオン/オフの変更や、モードの変更等)が抑制されるので、誤操作を適切に防止することができる。特に、車両の走行制御システムの制御状態の変更は、そのときの車両環境によっては車両安全上適切でない場合があるが、本実施例では、走行制御システムの制御状態の変更は、適切な車両環境下でのみ許容することができる。
また、本実施例の構成は、ステアリングに操作装置310を設けた場合に特に好適である。これは、上述の如くステアリングに設定した操作装置310により、走行制御システムの制御状態の変更を可能とすると、車両走行に関係の無いシステムのみの制御状態の変更を可能とする操作装置に比べて、利便性が高まる反面、誤操作を未然に防止する必要性が高くなるからである。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例では、特定の走行制御システムの制御状態の変更の抑制は、当該特定の走行制御システムに係る操作項目を、非表示、操作無効化又は制御無効化することで実現しているが、非表示、操作無効化及び制御無効化のいずれを用いるかは任意である。例えば、上述の如く操作項目に依存して非表示、操作無効化及び制御無効化を使い分けても良いし、全ての操作項目に対して非表示、操作無効化及び制御無効化のいずれかのみを用いてもよい。但し、非表示とすると、実質的に操作項目の順序が変化することになるので、操作無効化及び/又は制御無効化が用いられるのが望ましい。
また、上述の実施例では、車両環境と、抑制対象となる走行制御システムの制御状態の変更との対応関係の幾つかを例示しているが、かかる対応関係は、例示されたものに限られず、多種多様な態様で設定可能である。例えば、デフロック制御システムがオンされた状況下で、低速走行状態及びスリップ状態並びに比較的大きい遠心力が発生する状態が検出され、且つ、GPS受信機520の自車位置情報と地図データとの関係から車両がガレ場(例えば山の斜面が崩れて、岩石がごろごろしている場所)を走行しているか若しくは川を渡っている車両環境が推定された場合には、デフロック制御システムをオフする操作(即ちデフロック状態を解除する操作)が抑制されるように、操作項目“デフロック”が操作無効化対象等の操作項目とされてもよい。また、AFSがオンされた状況下で、旋回中(即ちカーブの途中)である車両環境が推定された場合には、AFSをオフする操作が抑制されるように、操作項目“AFS”が操作無効化対象等の操作項目とされてもよい。
また、上述した実施例では、各種の車両環境が現に検出された場合に、当該車両環境に応じた走行制御システムの制御状態の変更を抑制しているが、所定時間後若しくは所定距離走行後に同様の車両環境が検出されるだろうことが予測された場合に、予め(前もって)当該車両環境に応じた走行制御システムの制御状態の変更を抑制することとしてもよい。
また、上述した実施例では、ユーザによるSW呼出しスイッチ314の操作があった場合に、シーン推定部110により車両環境が推定されているが、ユーザによるSW呼出しスイッチ314の操作の有無に関らずシーン推定部110による車両環境の推定処理を実行しておき、ユーザによるSW呼出しスイッチ314があった場合に、その推定結果を出力するようにしてもよい。これは、比較的長い時間に亘るセンサ情報を用いなくては推定できない車両環境が存在しうるからである。
また、上述の実施例では、好ましい実施例として、ダイレクトな操作態様を実現するために、各操作項目は、1階層しかない同列の操作項目となっている。しかしながら、操作項目の中には、2階層以上からなり、下位の操作項目を有するものが存在してもよい。例えば、操作項目“オートクルーズ”は、2階層以上からなってよく、上位の階層はオートクルーズシステムのオン/オフを決定する階層であり、下位の階層はオートクルーズシステムで実現すべき車速又は車間距離を設定する階層であってよい。この場合、操作項目“オートクルーズ”が表示されたときに、決定スイッチ312を押下げてオンにすると、下位の操作項目が表示され、決定スイッチ312を上下操作して車速又は車間距離を設定し、最後に決定スイッチ312を押下げて決定指示を入力するといった、操作態様であってよい。
また、上述した実施例では、決定スイッチ312による操作態様の一例を説明したが、かかる操作態様は例示されたものに限られず、多種多様でありうる。例えば、上述した実施例では、決定スイッチ312の上下操作により操作項目の選択操作が実現されているが、ディスプレイ320上に操作項目が表示されている状態で決定スイッチ312を一回押下げ操作して初めて、当該操作項目が選択されたことになるようにしてもよい。この場合、決定スイッチ312を一回押下げ操作したときに、当該操作項目の制御状態(例えばオン/オフ状態)が表示され、更に決定スイッチ312を一回押下げ操作したときに、制御状態の切替(例えばオン/オフ状態の切替)が実現されるようにしてもよい。
また、上述した実施例では、ディスプレイ320には、操作項目が1つずつ順に表示されているが、表示態様はこれに限られず多種多様でありうる。例えば、ディスプレイ320に、3つの操作項目が同時に表示されてもよく、決定スイッチ312を上下操作することで、表示される3つの操作項目がスクロールして1つずつ変化してよい。この場合、中央の操作項目が操作対象の操作項目(選択された操作項目)であってよい。或いは、上下方向に並んで配列された3つの選択スイッチを設定し、操作された選択スイッチに位置に応じて、3つの操作項目のうちの対応する位置の操作項目が選択されてもよい。或いは、決定スイッチ312を上下操作することで、表示された複数の操作項目のうちの1つが選択可能とされてもよい。この場合、決定スイッチ312により選択されている操作項目は、選択されていることがユーザに分かるように、非選択時とは異なる態様で表示が変化してもよい。また、この場合、決定スイッチ312を上下操作したとき、決定スイッチ312により選択されている操作項目が上下に移動するが、上の操作項目又は下の操作項目が選択されているときに更に上又は下に決定スイッチ312を操作したとき、表示される3つの操作項目が上又は下にスクロールして1つずつ変化してよい(即ち新しい操作項目が1つずつ出現するようにしてよい)。
或いは、ディスプレイ320に、操作項目が所定数(例えば3つ)ずつ順に表示されてもよく、決定スイッチ312を上下操作することで、表示された複数の操作項目のうちの1つが選択可能とされてもよい。この場合、決定スイッチ312により選択されている操作項目は、選択されていることがユーザに分かるように、非選択時とは異なる態様で表示が変化してもよい。また、この場合、決定スイッチ312を上下操作したとき、決定スイッチ312により選択されている操作項目が上下に移動するが、上の操作項目又は下の操作項目が選択されているときに更に上又は下に決定スイッチ312を操作したとき、表示される3つの操作項目が上又は下にスクロールして3つずつ変化してよい(即ち新しい操作項目が3つずつ出現するようにしてよい)。
また、上述した実施例では、SW呼出しスイッチ314は、決定スイッチ312に隣接して配置されているが、別の離れた位置に配置されてもよい。また、SW呼出しスイッチ314の機能は、音声認識入力で代替されてもよい。
また、上述した実施例では、ディスプレイ320がメーター内に配置されているが、他の位置に配置されてもよい。例えば、ディスプレイ320は、HUD(ヘッドアップディスク)により実現されてもよい。また、上述した実施例では、操作装置310がステアリングに設けられているが、他の位置に配置されてもよい。例えば、操作装置310は、センターコンソールに配置されてもよいし、携帯型のリモート操作装置により実現されてもよい。
また、上述した実施例では、操作装置310により操作可能な幾つかのシステムを例示したが、操作装置310により操作可能なシステムは、例示したものに限られず、多種多様でありうる。また、上述した実施例では、好ましい実施例として、操作装置310により操作可能なシステムは、複数の走行制御システムを含んでいたが、操作装置310により操作可能なシステムは、唯一の走行制御システムとその他のシステム(走行制御に関係しないシステムであり、複数も可)とからなってもよい。また、上述した実施例では、操作装置310により操作可能なシステムは、複数の走行制御システム及びその他のシステム(走行制御に関係しないシステム)を含んでいたが、複数の走行制御システムのみからなってもよい。
本発明による車両用制御装置1の一実施例を示す図である。 車載HMI装置300の好ましい一例を示す図である。 ディスプレイ320上に表示される複数の操作項目の一例を示す図である。 本実施例の車両用制御装置1により実現される状態遷移図の一例である。
符号の説明
1 車両用制御装置
100 制御装置
102 設定/学習メモリ部
110 シーン推定部
120 操作項目構成最適化部
122 操作項目選択/選択機能制御実施部
130 制御マスタ部
200 クリアランスソナー
210 ブレーキ
300 車載HMI装置
310 操作装置
312 決定スイッチ
314 SW呼出しスイッチ
320 ディスプレイ
500 車速センサ
510 路面センサ
520 GPS受信機

Claims (13)

  1. 操作回数、操作時間又は操作角度に応じて車両に搭載される複数のシステムのそれぞれを選択可能な操作スイッチであって、選択したシステムの制御状態を変更させるために操作される操作スイッチと、
    所定の車両環境を検出又は予測するように構成された車両環境検出手段とを備え、
    前記複数のシステムのうちの少なくとも1つは、車両の走行状態又は車両のヘッドライトの光軸を制御する走行制御システムからなり、
    前記車両環境検出手段により所定の車両環境が検出又は予測された場合に、前記走行制御システムを抑制対象の走行制御システムとし、その制御状態を変更するための前記操作スイッチの操作を抑制する操作抑制手段を更に備えることを特徴とする、車両用制御装置。
  2. 前記複数のシステムのうちの少なくとも2つは、車両の走行状態又は車両のヘッドライトの光軸を制御する走行制御システムからなり、
    前記車両環境検出手段は、各走行制御システムに対して予め対応付けられた車両環境を検出又は予測するように構成され、
    前記操作抑制手段は、前記車両環境検出手段により車両環境が検出又は予測された場合に、該検出又は予測された車両環境に応じた特定の走行制御システムを抑制対象の走行制御システムとして決定し、該抑制対象の走行制御システムの制御状態の変更のための前記操作スイッチの操作を抑制する、請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記操作抑制手段は、前記車両環境検出手段により車両環境が検出又は予測された場合に、該検出又は予測された車両環境に応じた特定の走行制御システムを抑制対象の走行制御システムとして決定し、該抑制対象の走行制御システムの現在の制御状態に応じて、該抑制対象の走行制御システムの制御状態の変更のための前記操作スイッチの操作を抑制する、請求項2に記載の車両用制御装置。
  4. 前記操作抑制手段は、前記車両環境検出手段により車両環境が検出又は予測された場合に、該検出又は予測された車両環境に応じた特定の走行制御システムを抑制対象の走行制御システムとして決定し、該抑制対象の走行制御システムの現在の制御状態が、該検出又は予測された車両環境に適した制御状態である場合には、該制御状態から他の制御状態への変更のための前記操作スイッチの操作を抑制する、請求項3に記載の車両用制御装置。
  5. 前記操作スイッチにより選択されたシステムに関する情報を表示する表示手段を更に備える、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  6. 前記操作スイッチは、ステアリングに設けられる、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  7. 前記操作抑制手段は、前記表示手段上に、前記抑制対象の走行制御システムが表示されないようにすることにより、前記抑制を実現する、請求項5に記載の車両用制御装置。
  8. 前記操作抑制手段は、前記操作スイッチによる前記抑制対象の走行制御システムの選択又は選択後の操作を不能とすること、若しくは、前記操作スイッチによる前記抑制対象の走行制御システムの操作時に発生する制御信号を無効化することにより、前記抑制を実現する、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  9. 前記走行制御システムの制御状態の変更は、該走行制御システムのオン/オフ状態の切替、該走行制御システムにより実現される走行モードの切替、又は、該走行制御システムによる特定の制御の実行である、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  10. 前記走行制御システムは、坂道の下り走行を支援するダウンヒルアシスト制御システムを含み、
    前記操作抑制手段は、前記所定の車両環境として坂路を下降する環境が検出又は予測された場合に、前記操作スイッチによるダウンヒルアシスト制御システムのオフ状態への変更操作を抑制する、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  11. 前記走行制御システムは、デフロック制御システムを含み、
    前記操作抑制手段は、前記所定の車両環境としてカーブを旋回する環境が検出又は予測された場合に、前記操作スイッチによるデフロック制御システムを介したデフロック状態を形成する操作を抑制する、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  12. 前記走行制御システムは、車高制御システムを含み、
    前記操作抑制手段は、前記所定の車両環境として悪路を走行する環境が検出又は予測された場合に、前記操作スイッチによる車高制御システムを介した車高を下げる操作を抑制する、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  13. 前記走行制御システムは、車両の進行方向に光が照射されるように車両のヘッドライトの光軸を変化させるシステム(AFS)を含み、
    前記操作抑制手段は、前記所定の車両環境として夜間のカーブを旋回走行する車両環境が検出又は予測された場合に、前記操作スイッチによるカーブを旋回途中でのAFSのオフ状態への変更操作を抑制する、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
JP2007321998A 2007-12-13 2007-12-13 車両用制御装置 Pending JP2009143354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321998A JP2009143354A (ja) 2007-12-13 2007-12-13 車両用制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321998A JP2009143354A (ja) 2007-12-13 2007-12-13 車両用制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009143354A true JP2009143354A (ja) 2009-07-02

Family

ID=40914522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007321998A Pending JP2009143354A (ja) 2007-12-13 2007-12-13 車両用制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009143354A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011051427A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Denso Corp 機能選択装置
CN102897254A (zh) * 2011-07-29 2013-01-30 川崎重工业株式会社 车辆用控制装置、具备该控制装置的车辆及其控制方法
JP2014061760A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Yuhshin Co Ltd 車載機器操作装置
CN104455363A (zh) * 2013-09-18 2015-03-25 上海汽车集团股份有限公司 一种自动变速箱驾驶模式的切换方法
JP2015120362A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 三菱自動車工業株式会社 運転支援装置
US9085216B2 (en) 2010-12-27 2015-07-21 Denso Corporation On-vehicle control system equipped with actuator driven based on target value
JP2016083990A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 富士重工業株式会社 車両制御装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10275542A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Mazda Motor Corp 自動車用制御装置
JPH11198745A (ja) * 1998-01-19 1999-07-27 Denso Corp 車両用表示装置
JPH11321270A (ja) * 1998-05-19 1999-11-24 Unisia Jecs Corp 車高調整装置
JP2000344077A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Toyota Motor Corp 車両の挙動制御装置
JP2001260704A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Fujitsu Ten Ltd 走行支援システム
JP2005145305A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Kanto Auto Works Ltd 車載用電装品制御装置
JP2005255049A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Ichikoh Ind Ltd 車両用前照灯システム
JP2006248394A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toyota Motor Corp 車両の坂路下降速度制御装置
JP2007186148A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Honda Motor Co Ltd 車両用入力装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10275542A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Mazda Motor Corp 自動車用制御装置
JPH11198745A (ja) * 1998-01-19 1999-07-27 Denso Corp 車両用表示装置
JPH11321270A (ja) * 1998-05-19 1999-11-24 Unisia Jecs Corp 車高調整装置
JP2000344077A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Toyota Motor Corp 車両の挙動制御装置
JP2001260704A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Fujitsu Ten Ltd 走行支援システム
JP2005145305A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Kanto Auto Works Ltd 車載用電装品制御装置
JP2005255049A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Ichikoh Ind Ltd 車両用前照灯システム
JP2006248394A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toyota Motor Corp 車両の坂路下降速度制御装置
JP2007186148A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Honda Motor Co Ltd 車両用入力装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011051427A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Denso Corp 機能選択装置
US9085216B2 (en) 2010-12-27 2015-07-21 Denso Corporation On-vehicle control system equipped with actuator driven based on target value
CN102897254A (zh) * 2011-07-29 2013-01-30 川崎重工业株式会社 车辆用控制装置、具备该控制装置的车辆及其控制方法
JP2013028294A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 乗物用制御装置、該制御装置を備えた乗物及びその制御方法
JP2014061760A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Yuhshin Co Ltd 車載機器操作装置
CN104455363A (zh) * 2013-09-18 2015-03-25 上海汽车集团股份有限公司 一种自动变速箱驾驶模式的切换方法
JP2015120362A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 三菱自動車工業株式会社 運転支援装置
JP2016083990A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 富士重工業株式会社 車両制御装置
US9630620B2 (en) 2014-10-24 2017-04-25 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Vehicle control device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11040620B2 (en) User interface apparatus for vehicle, and vehicle
US10513184B2 (en) Interface system for vehicle
CN108058712B (zh) 车辆及其控制方法
US10246095B2 (en) Regenerative braking control apparatus for vehicles
EP3517338B1 (en) Dashboard display and vehicle having the same
US10937314B2 (en) Driving assistance apparatus for vehicle and control method thereof
US11180135B2 (en) Autonomous parking system and vehicle
US10384646B2 (en) Smart key for vehicle and system
JP5297647B2 (ja) 車両用制御装置
RU2599593C2 (ru) Автомобильная система рекомендаций для водителя
US20180082589A1 (en) Driver assistance apparatus
US9630620B2 (en) Vehicle control device
KR102163895B1 (ko) 차량 제어 장치 및 그것을 포함하는 차량
US11027764B2 (en) Vehicle driving mode safety system
JP2015533707A (ja) 車の制御システム及び制御方法
JP2009143354A (ja) 車両用制御装置
US20190217863A1 (en) Vehicle control device mounted on vehicle and method for controlling the vehicle
US20200346546A1 (en) In-vehicle display device
KR102480702B1 (ko) 계기판 디스플레이 및 그것을 포함하는 차량
US10434879B2 (en) Input/output device including sticks for forming one or more buttons
JP2019171889A (ja) 自動運転制御装置
KR102650436B1 (ko) 차량 제어 장치 및 그것을 포함하는 차량
US10399485B2 (en) Dashboard display and control method thereof
JP2008195231A (ja) 車両用不慣れ検出装置
KR20100058187A (ko) 차량 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120911