JP5297647B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各種システムの制御状態を変更させる車両用制御装置に関する。
従来から、所定の複数の制御動作を実行する自動車用制御装置において、ヘッドアップディスプレイと、前記制御装置の制御動作を選択するための選択項目を前記ヘッドアップディスプレイに表示させることにより提供する選択項目提供手段と、マニュアル操作される操作スイッチと、前記ヘッドアップディスプレイに前記選択項目が表示されている状態で、前記操作スイッチからの操作信号に応じて選択項目を選択させると共に、選択された選択項目に対応した制御動作を実行させる制御手段と、車両の走行状態に応じて前記ヘッドアップディスプレイに表示される選択項目の内容を変更する変更手段と、を備える自動車用制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−275542号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の自動車用制御装置では、車速が増大したときや、雨天や悪路走行中は、ユーザにかかる負担を低減するために、表示する選択項目(操作項目)の数を減少させ、その際、予め設定されて優先順位の高い操作項目が表示される。しかしながら、上述の特許文献1に記載の自動車用制御装置では、走行状態に応じてディスプレイに表示される操作項目が変化するが、当該変化により表示されなくなった優先順位の低い操作項目に関しては、その変化前後で操作方法が変化してしまう。このような同一の操作項目に関する操作方法の変化はユーザに混乱を招く虞があり、操作スイッチの操作性を悪化させるという問題がある。
そこで、本発明は、操作方法の一貫性を保ちつつ、車両環境に応じた適切な操作項目の選択を容易に行えるようにする車両用制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、同一の階層の複数の操作項目が設定され、複数の操作項目うちの選択及び決定された操作項目に係るシステムを制御する車両用制御装置であって、
呼び出し指示、切替方向を含む切替指示及び決定指示を入力する指示入力手段と、
表示手段と、
前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、所定の操作項目を前記表示手段に初期表示し、前記指示入力手段に入力される切替指示に応じて、その切替方向に従って前記表示手段に表示させる操作項目を所定の順序で変化させる表示制御手段と、
前記指示入力手段に入力される決定指示に応じて、前記表示手段に表示された操作項目に関するシステムを制御するシステム制御手段と、
所定の車両環境を検出又は予測するように構成された車両環境検出手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記車両環境検出手段により所定の車両環境が検出又は予測された場合に、該検出又は予測された車両環境に応じて前記初期表示する所定の操作項目を変化させることを特徴とする。
本発明において、指示入力手段に切替指示の切替方向は、2方向であっても1方向であってもよい。指示入力手段に切替指示が入力されると、同一の階層の複数の操作項目のうちの所定数Nの操作項目が所定数M(≦N)個ずつ切り替って表示される。この切り替りの順番は、切替方向が同一である限り、一定(所定)の順序である。ここで、この操作項目の切り替り態様は、複数の操作項目が同一の階層であるので、例えば、メインメニューから、サブメニュー、更なる細かいサブメニューへといったような、異なる階層の操作項目間で変化していく切り替り態様ではない。尚、操作項目の切り替り態様は、好ましくは周期的な切り替り態様である。例えば3つの操作項目A,B,Cである場合で、Aから開始した場合、A,B,C,A,B,C・・・という態様で周期的に変化する。但し、操作項目A,B,Cである場合で、Aから開始した場合、A,B,Cという順でCまで変化した後、その方向で更なる先が何も無い行き止まりになる変化態様であってもよい。この場合、C,B,Aという方向の切替が実現されるように、切替方向は2方向であることが望ましい。
第2の発明は、第1の発明に係る車両用制御装置において、
前記指示入力手段に指示を入力するユーザを特定するユーザ特定手段とを更に備え、
前記表示制御手段は、前記ユーザ特定手段により特定されたユーザに応じて、前記所定の順序を決定することを特徴とする。
第3の発明は、第1又は2の発明に係る車両用制御装置において、
前記指示入力手段は、ステアリングに設けられる操作スイッチであることを特徴とする。
第4の発明は、ハイブリッド車に搭載される第1〜3のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、電気モータを動力源として走行するEV走行モードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「EV操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、電源がオンされてREADY状態となる車両環境を検出している場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記EV操作項目を初期表示することを特徴とする。
第5の発明は、第1〜4のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、クリアランスソナーを用いて近接する障害物を検出した場合に警告を出力するクリアランスソナーシステムをオフさせるために選択される操作項目(以下、「クリソナオフ操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、クリアランスソナーシステムがオンされている状況下で、警告が出力されている車両環境を検出した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記クリソナオフ操作項目を初期表示することを特徴とする。
第6の発明は、第1〜5のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、クリアランスソナーを用いて近接する障害物を検出した場合に警告を出力するクリアランスソナーシステムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「クリソナオン操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、クリアランスソナーシステムがオフされている状況下で、駐車中である車両環境、所定幅以下の狭い道路を走行している車両環境、又は、低速で交差点に進入しようとする車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記クリソナオン操作項目を初期表示することを特徴とする。
第7の発明は、第1〜6のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、積雪状態での発進又は積雪状態での走行に適した態様で駆動力を発生させる走行モード可変システムのSNOWモードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「SNOW操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、SNOWモードがオフされている状況下で、積雪道路を走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記SNOW操作項目を初期表示することを特徴とする。
第8の発明は、第1〜7のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、通常時よりも大きい駆動力を発生させる走行モード可変システムのPWRモードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「PWR操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、PWRモードがオフされている状況下で、ワインディング道路又は追い越し車線を走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記PWR操作項目を初期表示することを特徴とする。
第9の発明は、第1〜8のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、デフロック状態を形成するデフロック制御システムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「デフロック操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、デフロック制御システムがオフされている状況下で、ぬかるみにはまる車両環境、ガレ場を走破する車両環境、又は、川を走破する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記デフロック操作項目を初期表示することを特徴とする。
第10の発明は、第1〜9のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、走行車線からの逸脱が防止されるように操舵支援するレーンキープアシストシステムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「LKA操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、レーンキープアシストシステムがオフされている状況下で、雨天の高速道路の本線道路を走行している車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記LKA操作項目を初期表示することを特徴とする。
第11の発明は、第1〜10のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、坂道の下り走行を支援するダウンヒルアシスト制御システムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「DAC操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、ダウンヒルアシスト制御システムがオフされている状況下で、坂道を下降する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記DAC操作項目を初期表示することを特徴とする。
第12の発明は、第1〜11のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、車両の進行方向に光が照射されるように車両のヘッドライトの光軸を変化させるシステム(AFS)をオンさせるために選択される操作項目(以下、「AFSオン操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、ヘッドライトがオンにされ且つAFSがオフされている状況下で、夜間のカーブを旋回走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記AFSオン操作項目を初期表示することを特徴とする。
第13の発明は、第1〜12のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、車両の進行方向に光が照射されるように車両のヘッドライトの光軸を変化させるシステム(AFS)をオフさせるために選択される操作項目(以下、「AFSオフ操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、ヘッドライトがオンにされ且つAFSがオンされている状況下で、雪壁が存在する道路を走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記AFSオフ操作項目を初期表示することを特徴とする。
第14の発明は、第1〜13のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、消費エネルギが低減される態様で駆動力を発生させる走行モード可変システムのECO運転モードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「ECO操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、ECO運転モードがオフされている状況下で、高速道路の本線道路を略一定の速度で走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記ECO操作項目を初期表示することを特徴とする。
第15の発明は、第1〜13のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、一定速度で走行するように又は先行車に追従して走行するように制駆動力を自動制御するオートクルーズシステムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「オートクルーズ操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、オートクルーズシステムがオフされている状況下で、高速道路の本線道路を略一定の速度で走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記オートクルーズ操作項目を初期表示することを特徴とする。
第16の発明は、第1〜15のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、前記複数の操作項目の1つは、通常時よりも大きい駆動力を発生させる走行モード可変システムのPWRモードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「PWR操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、PWRモードがオフされている状況下で、高速道路本線への合流する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記PWR操作項目を初期表示することを特徴とする。
第17の発明は、ハイブリッド車に搭載される第1〜16のうちのいずれかの発明に係る車両用制御装置において、
前記複数の操作項目の1つは、電気モータを動力源として走行するEV走行モードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「EV操作項目」という)であり、
前記車両環境検出手段が、自宅近郊又は地下駐車場を走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記EV操作項目を初期表示することを特徴とする。
本発明によれば、操作方法の一貫性を保ちつつ、車両環境に応じた適切な操作項目の選択を容易に行えるようにする車両用制御装置が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明による車両用制御装置1の一実施例を示す図である。車両用制御装置1は、主たる構成要素として、制御装置100と、車載HMI装置300とを備える。車載HMI装置300は、制御装置100に有線及び/又は無線通信可能に接続されている。制御装置100は、車載の複数のECUにより協動して実現されてもよいし、専用のECUにより実現されてもよい。制御装置100には、車速センサ500、路面センサ510、GPS受信機520、加速度センサ、ヨーレートセンサ、ステアリングセンサ、画像センサ(カメラ)、レーダーセンサ等のような、車両の内外の環境を検出・推定するのに有用な情報を取得する各種センサが接続されている。また、制御装置100には、クリアランスソナー200が接続され、また、ブレーキ210、トランスミッション(図示せず)、エンジン(図示せず)、サスペンション(図示せず)等のような走行制御に関連する装置の各アクチュエータが接続されている。また、車両用制御装置1は、好ましい構成要素として、個人特定/推定装置10を含んでよい。
制御装置100は、主に、設定/学習メモリ部102、シーン推定部110、操作項目構成最適化部120、操作項目選択/選択機能制御実施部122、及び、制御マスタ部130を備える。
ユーザは、車載HMI装置300を用いて制御装置100を介して車両の各種車載システムの制御状態を変更操作する。各種車載システムは、車両の走行状態に直接関係の無いシステムと、車両の走行状態に密接に関係する車両制御システムとを含む。前者は、オ−ディオシステムや空調システム、ナビゲ−ションシステムを含み、その他、例えばクリアランスソナー200を用いて車両に近接する障害物が検出された場合に警告音等を発生するシステム(以下、これを「クリアランスソナーシステム」という)を含む。後者は、車両の走行状態に直接関係のあるシステムとして、ダウンヒルアシスト制御(DAC)システム、急な上り坂での発進時に所定の短時間(例えば2秒間)だけ制動力を付与してずり下がりを防止するヒルスタートアシストシステム、デフロック制御システム、車高制御システム、走行車線からの逸脱が防止されるように操舵支援(自動操舵又は操舵案内)するレーンキープアシスト(LKA)システム、オートクルーズシステム、走行モード可変システム、サスペンションの減衰率を可変する減衰率可変システムを含む。走行モード可変システムは、通常モード、凍結路や雪道など滑り易い路面に対してエンジン出力を低減して及び/又はATのシフトが2ndで発進するようにして駆動輪の空転が生じないようにするSNOWモード、エンジン出力を増大して大きな駆動力を発生させるPWRモード、燃費を重視してエンジン回転数を低めに抑えて走行するECO運転モード、及び、ハイブリッド車両におけるモータを優先的に用いて走行するEVモードを含む各種モードの切替を行うシステムであってよい。サスペンションの減衰率を可変するシステムは、サスペンションの減衰率が比較的高いCOMFORTモード、通常モード、減衰率が比較的低いSPORTSモードを含む各種モードの切替を行うシステムであってよい。また、後者は、車両の走行状態に直接関係は無いが、車両の走行状態に密接に関係する車両制御システムとして、例えば、旋回中に操舵角に基づいて車両の進行方向に光が照射されるように車両のヘッドライトの光軸を変化させるAFS(Adaptive Front-Lighting System)を含む。
車載HMI装置300は、文字や図柄を表示することが可能な表示機能と、上下、左右、決定等の意思伝達が可能な汎用操作機能を有する装置であり、これらの表示・操作機能により各種車載システムの制御状態の変更操作が可能とされる。尚、各種車載システムの制御状態の変更とは、システムのオン/オフ状態の切替、システムにより実現されるモードの切替(例えば、走行モード可変システムにより実現される通常モード、SNOWモード、PWRモード等の変更)、又は、システムによる特定の制御の実行(例えば、車高制御システムによる車高を下げる制御の実行)である。
図2は、車載HMI装置300の好ましい一例を示す図である。図2に示す車載HMI装置300は、表示機能を実現するディスプレイ320がメーター内に配置されている。また、図2に示す車載HMI装置300は、操作機能を実現する操作装置310がステアリングに配置されている。図2には、ディスプレイ320及び操作装置310の拡大図が併せて示されている。
ディスプレイ320には、図2の拡大図に示すように、現在操作装置310により操作可能なシステムの名称ないし略称、又は、操作装置310により設定可能なシステムのモードの名称ないし略称(以下、これらを「操作項目」という)が表示されると共に、その操作項目に係るシステムの制御状態(例えばオン/オフ状態)が表示される。図示の例では、ONの横の丸が点灯してAFSがON状態であることが表示されている。
操作装置310は、図2の拡大図に示すように、決定スイッチ312と、SW呼出しスイッチ314を備える。決定スイッチ312は、矢印で示すような上下方向と、押し下げ方向に操作可能である。決定スイッチ312が上下方向に操作されると、ディスプレイ320上に表示される操作項目が変化される。即ち、ユーザは、決定スイッチ312を上下方向に操作して、変更操作したい操作項目を選択することができる。本例では、図3に示す順序で、ディスプレイ320上に表示される操作項目が変化される。この場合、例えば、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を下方向に1回操作すると(又は上方向に11回操作すると)、走行モード可変システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“ECO”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでECO運転モードのオン/オフを切り替えることができる。また、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を下方向に2回操作すると(又は上方向に10回操作すると)、走行モード可変システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“SNOW”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでSNOWモードのオン/オフを切り替えることができる。また、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を下方向に5回操作すると(又は上方向に7回操作すると)、デフロック制御システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“デフロック”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでデフロック制御システムのオン/オフを切り替えることができる。尚、デフロック制御システムがオンにされると、デフロック状態が形成される(即ち、4WDでは4輪直結状態、2WDでは左右輪直結状態が形成される)。また、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を下方向に6回操作すると(又は上方向に6回操作すると)、減衰率可変システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“アブソーバ”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでCOMFORTモード、通常モード及びSPORTSモードの間を切り替えることができる。また、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を上方向に5回操作すると(又は下方向に7回操作すると)、ダウンヒルアシスト制御システムが選択され、ディスプレイ320上に操作項目“DAC”が表示される。この際、ユーザは、決定スイッチ312を押下操作することでダウンヒルアシスト制御システムのオン/オフを切り替えることができる。ダウンヒルアシスト制御システムがオンになると、タイヤのロックを防止しつつ車速を一定速度(例えば約5km/h)に保つダウンヒルアシスト制御が実行される。
尚、図2に示す状態から、ユーザが決定スイッチ312を上方向又は下方向に12回操作すると、一周して元の操作項目“AFS”に戻る。このように、本例では、操作性を考慮して、一定方向に操作し続けると操作項目が所定の順序で周期的(巡回式)に切り替るように構成されている。但し、操作項目が行き止まり式で切り替る方式でもよい。例えば、操作項目がα個ある場合に、表示されている操作項目又は所定の操作項目を基準として上方向にはβ個だけしか切替できず、下方向にはγ個(=αーβ−1)だけしか切替できない方式でもよい。即ち、図3の例では、表示されている操作項目“AFS”を基準として、決定スイッチ312を上方向に5回以上連続して操作しても操作項目“DAC”で留まり(操作項目“アブソーバ”へと切り替らず)、また、表示されている操作項目“AFS”を基準として、決定スイッチ312を上方向に6回以上連続して操作しても操作項目“アブソーバ”で留まる方式であってもよい。
また、図3に示す操作項目の表示態様は任意である。例えば、減衰率可変システムについても、走行モード可変システムのECO運転モード等と同様の態様で、COMFORTモードやSPORTSモードがオン/オフを切り替え可能とされてもよい。また、逆に、走行モード可変システムについて、減衰率可変システムと同様の態様で、ECO運転モード、SNOWモード、通常モード等の間を切り替え可能とされてもよい。
また、決定スイッチ312は、上下方向に代えて左右方向に操作可能とされてもよい。この場合も、決定スイッチ312が操作された方向に合わせて順に操作項目が順次変化するようにすればよい。また、図3に示す例において、例えば決定スイッチ312を下方向に押し続けると、その間、“AFS”、“ECO”、“SNOW”、“POWER”、“EV”、“デフロック”、“アブソーバ”、“DAC”、“オートクルーズ”、“LKA”、“ヒルスタートアシスト”、“クリソナ(クリアランスソナーの略称)”という順にディスプレイ320上の操作項目が切り替わるようにしてもよい。この場合、ユーザは、所望の操作項目が表示されるタイミングで決定スイッチ312の下方向の操作を止めることで、所望の操作項目を選択することができる。
また、決定スイッチ312は、ダイヤル式のスイッチであってよい。この場合、決定スイッチ312の回転角度に応じて操作項目が順次変化する。例えば、決定スイッチ312を下方向に回転させると、同様に、“AFS”、“ECO”、“SNOW”、“POWER”、“EV”、“デフロック”、“アブソーバ”、“DAC”、“オートクルーズ”、“LKA”、“ヒルスタートアシスト”、“クリソナ”という順にディスプレイ320上の操作項目が切り替わり、決定スイッチ312が360度(1周)回転すると、元の操作項目“AFS”に表示が戻る。
また、決定スイッチ312は、操作方向の相違により選択機能と決定機能の双方を実現できるように構成されているが、選択機能を実現するスイッチと決定機能を実現するスイッチが別々に設けられてもよい。
また、操作項目の表示順序は、図3に示す順序である必要はないが、操作項目の表示順序(配列順)は、決定スイッチ312の上下の操作方向毎に固定される。即ち、決定スイッチ312の上下の操作方向が同一であるのに、操作項目の表示順序(切り替り順)が変化することが無いようにする。これは、操作項目の表示順序が変化すると、ユーザが操作項目の表示順序に慣れるのが阻害され(即ち操作方法の一貫性が乱れ)、操作性が悪くなるからである。例えば、図3に示す例では、例えば操作項目“AFS”の上には常に操作項目“ECO”が存在するというユーザの経験的に得た知見が操作性を高める上で有用となるが、操作項目の表示順序が変化して操作項目“AFS”の上に“SNOW”が存在する場合があったりすると、ユーザに混乱を招き、操作性を悪化するからである。但し、操作項目の表示順序は、ユーザ毎に異なるものであってもよい。この場合、例えば操作項目の表示順序はユーザによりカスタマイズ可能とすることも可能である。また、同様の観点から、複数の操作項目のうちからユーザ指定の特定の操作項目を無くすことも可能としてもよい。
SW呼出しスイッチ314は、ディスプレイ320上に操作項目を表示/非表示させるためのスイッチである。具体的には、ディスプレイ320上に操作項目が表示されていない状況下で、SW呼出しスイッチ314が操作されると、ディスプレイ320上に操作項目が表示される。従って、ユーザは、操作装置310により何らかの操作を行いたい場合には、先ずSW呼出しスイッチ314を押すことになる。また、ディスプレイ320上に操作項目が表示されている状況下で、SW呼出しスイッチ314が操作されると、ディスプレイ320上に表示された操作項目が非表示となる。また、ディスプレイ320上に操作項目が表示されている状況下で、SW呼出しスイッチ314及び決定スイッチ312が所定時間以上操作されないと、ディスプレイ320上に表示された操作項目が自動的に非表示となってもよい。尚、非表示とは、ディスプレイ320に如何なる操作項目も表示されていない状態を意味する。
図4は、本実施例の車両用制御装置1により実現される状態遷移図の一例である。
電源OFF状態700からユーザが例えばエンジンスイッチをオンにすると、電源がオンとなる(IGオン、READYオン状態)。電源がオンとなると、シーン推定部110によるシーン推定状態702となる。シーン推定部110は、車速センサ500、路面センサ510、GPS受信機520等の各種センサからの情報に基づいて、現在の車両環境(シーン)を推定し、以下で説明する各種の車両環境を検出する。ユーザが車両を降車した場合(例えば駐車場でエンジンをオフにした場合)、当該トリップ中における操作装置310の操作履歴及び当該操作時のシーン(車両環境)に関する履歴が今後の利用のために設定/学習メモリ部102に記憶・学習される。
シーン推定状態702は、ユーザからのトリガ操作待ち状態でもある。本例では、トリガ操作は、ユーザによるSW呼出しスイッチ314の操作である。ユーザによりSW呼出しスイッチ314が操作されると、操作項目表示状態704が形成される。尚、操作項目表示状態704が形成されている間も、シーン推定部110によるシーン推定状態702が継続的に維持されてもよい。
操作項目表示状態704では、操作項目構成最適化部120は、ディスプレイ320上に表示されるべき操作項目構成を最適化する。
具体的には、操作項目構成最適化部120は、先ず、操作項目の順番を決定する。今回のユーザが個人特定/推定装置10により特定されている場合(スマートキーの検出や、顔画像認証、生体認証等により特定されている場合)、特定(推定)されたユーザの設定/学習データを設定/学習メモリ部102から読み出し、読み出した設定/学習データに基づいて、当該ユーザにより予め設定された操作項目の順番に従って操作項目の順番(例えば図3に示したような配列)を決定する。尚、個人特定/推定装置10が存在しない場合やユーザの特定が失敗に終わった場合等は、デフォルトの操作項目の順番が用いられてよい。
次いで、操作項目構成最適化部120は、複数の操作項目のうちの特定の1つの操作項目をディスプレイ320上に表示する。尚、シーン推定部110により以下で説明する各種の所定の車両環境が推定されていない状況下では、この最初に表示される特定の操作項目は、固定(デフォルトとして予め決定された操作項目)であってもよいし、可変であってよい。後者の場合、最初に表示される操作項目は、前回表示された最後の操作項目であってもよい。或いは、特定されたユーザの設定/学習データに基づいて各操作項目の使用頻度(利用率)を算出し、最も使用頻度(利用率)の高い操作項目(但し、この操作項目が、表示対象、操作有効対象、且つ、制御有効対象の操作項目であることが前提)を、最初に表示される操作項目としてもよい。
他方、シーン推定部110により各種の所定の車両環境が推定されている場合には、操作項目構成最適化部120は、推定された車両環境に基づいて決定された優先制御項目を最初に表示する(即ち、車両環境に応じて決定された優先制御項目が、最初に表示される特定の操作項目となる)。車両環境に応じた優先制御項目の決定方法の好ましい例は、以下の通りである。
例えば、SNOWモードがオフされている状況下で、外気温、車速ゼロからの加速時のタイヤのスリップの検出、及び、車両にかかる遠心力(横加速度)の検出結果から積雪状態という車両環境が推定された場合、操作項目“SNOW”が優先制御項目とされてもよい。この場合、操作項目構成最適化部120は、ユーザによりSW呼出しスイッチ314が操作されたときに、操作項目“SNOW”を最初に表示する(図5(B)参照)。
また、ヘッドライトがオンであり、AFSがオンされている状況下で、例えばカレンダ機能からの現在の季節、GPS受信機520の自車位置情報、車外の明るさの検出結果から雪壁がある道路を走行している車両環境が推定された場合、AFSをオフする操作が容易となるように、操作項目“AFS”が優先制御項目とされてもよい。
また、EVモードがオフされている状況下で、(ハイブリッド車の)電源がREADY状態となる車両環境が検出された場合、走行モード可変システムのEVモードへの設定操作が容易となるように、操作項目“EV”が優先制御項目とされてもよい。また、EVモードがオフされている状況下で、例えばGPS受信機520の自車位置情報と地図データ(自宅登録データや地下駐車場の位置情報)との関係に基づいて自宅近郊や地下駐車場を走行中である車両環境が推定された場合、走行モード可変システムのEVモードへの設定操作が容易となるように、操作項目“EV”が優先制御項目とされてもよい。
また、PWRモードがオフされている状況下で、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(高速道路の位置情報及び車線情報)との関係に基づいて高速道路の追い越し車線を走行中である車両環境が推定された場合、又は、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(山間部などのワインディング道路の位置情報)との関係に基づいて通常走行時に比して高い駆動力が必要となる車両環境が推定された場合、走行モード可変システムのPWRモードへの設定操作が容易となるように、操作項目”POWER”が優先制御項目とされてもよい。尚、走行車線の特定は、車載カメラの撮像画像を用いた白線認識技術により実現されてもよい。また、PWRモードがオフされている状況下で、例えばGPS受信機520の自車位置情報と地図データ(高速道路の位置情報及び車線情報)との関係に基づいて、高速道路の本線に合流する車両環境が推定された場合、高い駆動力によるスムーズな合流が可能となるように、操作項目”POWER”が優先制御項目とされてもよい。
また、ECO運転モード及びオートクルーズがオフされている状況下で、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(高速道路の位置情報や本線道路情報)との関係や、車速センサ500の履歴等に基づいて、高速道路の本線道路を安定した車速で走行している車両環境が推定された場合、ECO運転モードへの設定操作又はオートクルーズのオン操作が容易となるように、操作項目“ECO”又は“オートクルーズ”が優先制御項目とされてもよい。この際、ECO運転モード及びオートクルーズの双方が選択的に設定可能な車両では、特定されたユーザの設定/学習データに基づいて、ECO運転モード及びオートクルーズのうちの利用率の高い方が優先制御項目とされてもよい。また、ECO運転モードではアクセル操作に対する加速が不足し易い特性が有り、オートクルーズ(レーダーによる先行車追従型のオートクルーズでなく、レーダーを用いない定速走行型のオートクルーズの場合)では周囲環境に無関係に加速しやすい特性(例えば先行車が近いにも関らず加速する場合が有る)が有り、これらの特性を考慮して、現在の車両環境において安全側の制御が選択されてもよい。これは、特に、当該ユーザにより未だECO運転モード及びオートクルーズがオンされたことがない場合に有用である。
また、クリアランスソナーシステムがオフにされている状況下で、駐車中、狭い道(例えば幅が4m未満の道路)を走行中、又は、交差点進入前の低速走行中である車両環境が推定された場合、クリアランスソナーシステムのオン操作が容易となるように、操作項目“クリソナ”が優先制御項目とされてもよい。従って、例えば、交差点停止中にユーザがSW呼出しスイッチ314を押したとき、上述の如く操作項目“クリソナ”が優先制御項目とされてディスプレイ320に最初に表示される。尚、これらの車両環境は、同様に、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(例えば駐車場位置情報や交差点位置情報)との関係、車速センサ500からの情報等に基づいて検出されてもよい。
また、クリアランスソナーシステムがオンにされている状況下で、クリアランスソナーシステムにより警報が出力された車両環境(クリアランスソナーシステムの吹鳴状態)が検出された場合、クリアランスソナーシステムのオフ操作が容易となるように、操作項目“クリソナ”が優先制御項目とされてもよい。これは、クリアランスソナーシステムの吹鳴状態でSW呼出しスイッチ314が操作された場合には、ユーザがクリアランスソナーシステムの吹鳴音をうるさく感じてSW呼出しスイッチ314を操作した可能性が高いからである。
また、レーンキープアシストシステムがオフにされている状況下で、GPS受信機520の自車位置情報と地図データ(高速道路の位置情報や本線道路情報)との関係や、レインセンサやワイパーの作動情報、車速センサ500からの情報から、雨天の高速道路の本線道路を高速で走行している車両環境が推定された場合、レーンキープアシストシステムのオン操作が容易となるように、操作項目“LKA”が優先制御項目とされてもよい。
操作項目表示状態704では、上述の如く、ユーザによるSW呼出しスイッチ314に対応して、複数の操作項目のうちの特定の1つの操作項目がディスプレイ320上に表示されると、操作項目選択/選択機能制御実施部122は、ユーザによる決定スイッチ312の操作待ち状態となる。
操作待ち状態で、ユーザが操作項目の選択のために決定スイッチ312を上下方向に操作すると、上述の如くディスプレイ320に操作項目が順に切り替わって表示される。ここで、注記すると、操作項目の切り替わり順番は、上述の如く最初に表示される操作項目が異なるだけで、上述の如く決定された操作項目の順番に従う。例えば決定スイッチ312を下方向に操作する場合を想定し、最初に表示される操作項目が“AFS”の場合には、図5(A)に示すように、“ECO”、“SNOW”、“POWER”、“EV”、“デフロック”、“アブソーバ”、“DAC”、“オートクルーズ”、“LKA”、“ヒルスタートアシスト”、“クリソナ”、“AFS”という順に変化する一方、図5(B)に示すように、最初に表示される操作項目が“SNOW”の場合には、“POWER”、“EV”、“デフロック”、“アブソーバ”、“DAC”、“オートクルーズ”、“LKA”、“ヒルスタートアシスト”、“クリソナ”、“AFS”、“ECO”、“SNOW”という順に変化し、いずれの場合も、例えば“LKA”の次は“ヒルスタートアシスト”であるといった具合に、順番(並び)自体は同一である。このことは、決定スイッチ312を上方向に操作した場合も同様である。
操作項目表示状態704において、決定スイッチ312の押下げ操作があった場合には、制御実施状態706となる。制御実施状態706では、先ず、操作項目選択/選択機能制御実施部122は、ユーザによる決定スイッチ312の押下げ操作が実行された操作項目が、制御無効化対象か否かを判定してもよい。制御無効化対象は、上述の優先制御項目と同様、シーン推定部110により推定された車両環境に応じて決定されてもよい。例えば、シーン推定部110により推定された車両環境が、悪路走行中である環境である場合には、操作項目“アブソーバ”の“SPORTSモード”への変更操作が制御無効化対象とされてよい。悪路走行中である環境は、例えばGPS受信機520の自車位置情報と地図データ(石畳路を含む未舗装路の位置情報)との関係に基づいて検出されてもよいし、或いは、加速度センサにより所定値以上の上下加速度が頻繁に発生していることが検出された場合に検出されてもよい。
操作項目選択/選択機能制御実施部122は、ユーザによる決定スイッチ312の押下げ操作が実行された操作項目が、制御無効化対象である場合には、例えば操作信号を制御マスタ部130に通さず、決定スイッチ312の押下げ操作を無効化する。一方、ユーザによる決定スイッチ312の押下げ操作が実行された操作項目が、制御無効化対象でない場合には、操作項目選択/選択機能制御実施部122は、操作信号を制御マスタ部130に供給する。この場合、制御マスタ部130は、ユーザによる決定スイッチ312の押下げ操作に応じてシステムを制御する。即ち、ユーザによる操作に従って各種制御状態の変更が実現される。例えばPWRモードがオフされている状況下で、ユーザが操作項目”POWER”を決定スイッチ312の上下操作で選択し、決定スイッチ312の押下げ操作を行った場合には、PWRモードがオンとなり、制御マスタ部130は、PWRモードが実現されるように制御信号を生成・出力する。
以上説明した本実施例による車両用制御装置1によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の如く、車載の各種センサからの情報等に基づいて各種の車両環境(シーン)を推定し、当該車両環境に応じた特定の走行制御システムに係る操作項目を最初に表示するので、ユーザは、SW呼出しスイッチ314を操作するだけで、そのときの車両環境に応じた最適な操作項目をダイレクトに操作可能となる。また、仮にSW呼出しスイッチ314を操作した際に最初に表示される操作項目がユーザが操作したい所望の操作項目でない場合でも、ユーザは、決定スイッチ312を上下操作して当該所望の操作項目を選択することができる。この際、決定スイッチ312の上下操作に応じて変化する操作項目の順序は、上述の如く車両環境に応じて変化せず一定であるので、操作方法の一貫性が保たれ、ユーザに混乱を与えることも無く、高い操作性を維持することができる。即ち、本実施例によれば、最初に表示される操作項目のみが車両環境に応じて変更されるが、操作項目を順次変更する操作に対する操作項目の切り替りの順序は変化しないので、操作方法の一貫性を保ちつつ、車両環境に応じた最適な操作項目を最短にユーザに提示することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例では、車両環境と、SW呼出しスイッチ314を操作した際に最初に表示される操作項目(優先制御項目)との対応関係の幾つかを例示しているが、かかる対応関係は、例示されたものに限られず、多種多様な態様で設定可能である。例えば、デフロック制御システムがオフされた状況下で、低速走行状態及びスリップ状態並びに比較的大きい遠心力が発生する状態が検出され、且つ、GPS受信機520の自車位置情報と地図データとの関係から車両がガレ場(例えば山の斜面が崩れて、岩石がごろごろしている場所)を走行しているか若しくは川を渡っている車両環境が推定された場合には、デフロック制御システムをオンする操作(即ちデフロック状態を形成する操作)が容易となるように、操作項目“デフロック”が優先制御項目とされてもよい。また、デフロック制御システムがオフされた状況下で、ぬかるみにはまる車両環境や深いわだちを乗り越える車両環境が推定された場合には、デフロック制御システムをオンする操作(即ち前後輪直結状態を形成する操作)が容易となるように、操作項目“デフロック”が優先制御項目とされてもよい。また、ヘッドライトがオンされ且つAFSがオフされた状況下で、夜間の急カーブを旋回する車両環境が推定された場合には、AFSをオンする操作が容易となるように、操作項目“AFS”が優先制御項目とされてもよい。また、減衰率可変システムのSPORTSモード又は通常モードがオンされた状況下で、悪路を走行する車両環境が推定された場合には、操作項目“アブソーバ”の“COMFORTモード”への変更操作が容易となるように、操作項目“アブソーバ”が優先制御項目とされてもよい。また、ダウンヒルアシスト制御(DAC)システムがオフされた状況下で、急坂路を下降している車両環境が推定された場合には、ダウンヒルアシスト制御システムのオン状態への操作が容易となるように、操作項目“DAC”が優先制御項目とされてもよい。尚、急坂路を下降している環境は、例えばGPS受信機520の自車位置情報及び進行方向情報と地図データ(急坂路の位置情報及びその勾配情報)との関係や、加速度センサや傾斜センサからの情報に基づいて検出されてもよい。また、SNOWモードがオフされた状況下で、アイドルエンジン回転数が通常よりも高いときに発進する車両環境が検出された場合には、SNOWモードのオン状態への操作を推薦するために、操作項目“SNOW”が優先制御項目とされてもよい。これは、アイドルエンジン回転数が通常よりも高い場合にはSNOWモードで発進する方がスムーズな発進を実現し易いからである。また、ヒルスタートアシストシステムがオフされた状況下で、例えば車速センサ500からの情報や、GPS受信機520の自車位置情報と上り坂の位置・勾配情報)との関係から、急な上り坂で発進する車両環境が推定された場合には、ヒルスタートアシストシステムのオン状態への操作が容易となるように、操作項目“ヒルスタートアシスト”が優先制御項目とされてもよい。
また、上述した実施例では、操作装置310により操作可能な幾つかのシステムを例示したが、操作装置310により操作可能なシステムは、例示したものに限られず、多種多様でありうる。例えば、操作装置310により操作可能なシステムは、サンシェードを駆動したり又は車両のウインドウ(ガラス)の透明度を変化させることで車内を外部から見難くするマスクシステムを含んでよい。この場合、マスクシステムがオフされた状況下で、例えばGPS受信機520の自車位置情報と地図データ危険地区の位置情報)との関係から、危険地区を走行する車両環境が推定された場合には、マスクシステムのオン状態への操作が容易となるように、マスクシステムに係る操作項目が優先制御項目とされてもよい。
また、上述した実施例では、各種の車両環境が現に検出された場合に、当該車両環境に応じた操作項目を初期表示しているが、所定時間後若しくは所定距離走行後に同様の車両環境が検出されるだろうことが予測された場合に、予め(前もって)当該車両環境に適した制御状態を形成しておくことを可能とするために、予測された車両環境に応じた操作項目を初期表示することとしてもよい。
また、上述した実施例において、設定/学習メモリ部102から読み出した各ユーザの設定/学習データに基づいて、各ユーザの好みや癖、運転技量を考慮した態様で、優先制御項目を決定することとしてもよい。例えば、雪道を走行していないときにもSNOWモードをオンにする傾向にあるユーザに対しては、電源がオンされてから最初に発進する車両環境、又は、SNOWモードがオフされている状況下で発進する車両環境が検出された場合に、SNOWモードのオン状態への操作が容易となるように、操作項目“SNOW”が優先制御項目とされてもよい。
また、上述の実施例では、好ましい実施例として、ダイレクトな操作態様を実現するために、各操作項目は、1階層しかない同列の操作項目となっている。しかしながら、操作項目の中には、2階層以上からなり、下位の操作項目を有するものが存在してもよい。例えば、操作項目“オートクルーズ”は、2階層以上からなってよく、上位の階層はオートクルーズシステムのオン/オフを決定する階層であり、下位の階層はオートクルーズシステムで実現すべき車速又は車間距離を設定する階層であってよい。この場合、操作項目“オートクルーズ”が表示されたときに、決定スイッチ312を押下げてオンにすると、下位の操作項目が表示され、決定スイッチ312を上下操作して車速又は車間距離を設定し、最後に決定スイッチ312を押下げて決定指示を入力するといった、操作態様であってよい。
また、上述した実施例では、決定スイッチ312による操作態様の一例を説明したが、かかる操作態様は例示されたものに限られず、多種多様でありうる。例えば、上述した実施例では、決定スイッチ312の上下操作により操作項目の選択操作が実現されているが、ディスプレイ320上に操作項目が表示されている状態で決定スイッチ312を一回押下げ操作して初めて、当該操作項目が選択されたことになるようにしてもよい。この場合、決定スイッチ312を一回押下げ操作したときに、当該操作項目の制御状態(例えばオン/オフ状態)が表示され、更に決定スイッチ312を一回押下げ操作したときに、制御状態の切替(例えばオン/オフ状態の切替)が実現されるようにしてもよい。
また、上述した実施例では、ディスプレイ320には、操作項目が1つずつ順に表示されているが、表示態様はこれに限られず多種多様でありうる。例えば、ディスプレイ320に、3つの操作項目が同時に表示されてもよく、決定スイッチ312を上下操作することで、表示される3つの操作項目がスクロールして1つずつ変化してよい。この場合、中央の操作項目が操作対象の操作項目(選択された操作項目)であってよい。或いは、上下方向に並んで配列された3つの選択スイッチを設定し、操作された選択スイッチに位置に応じて、3つの操作項目のうちの対応する位置の操作項目が選択されてもよい。或いは、決定スイッチ312を上下操作することで、表示された複数の操作項目のうちの1つが選択可能とされてもよい。この場合、決定スイッチ312により選択されている操作項目は、選択されていることがユーザに分かるように、非選択時とは異なる態様で表示が変化してもよい。また、この場合、決定スイッチ312を上下操作したとき、決定スイッチ312により選択されている操作項目が上下に移動するが、上の操作項目又は下の操作項目が選択されているときに更に上又は下に決定スイッチ312を操作したとき、表示される3つの操作項目が上又は下にスクロールして1つずつ変化してよい(即ち新しい操作項目が1つずつ出現するようにしてよい)。
或いは、ディスプレイ320に、操作項目が所定数(例えば3つ)ずつ順に表示されてもよく、決定スイッチ312を上下操作することで、表示された複数の操作項目のうちの1つが選択可能とされてもよい。この場合、決定スイッチ312により選択されている操作項目は、選択されていることがユーザに分かるように、非選択時とは異なる態様で表示が変化してもよい。また、この場合、決定スイッチ312を上下操作したとき、決定スイッチ312により選択されている操作項目が上下に移動するが、上の操作項目又は下の操作項目が選択されているときに更に上又は下に決定スイッチ312を操作したとき、表示される3つの操作項目が上又は下にスクロールして3つずつ変化してよい(即ち新しい操作項目が3つずつ出現するようにしてよい)。
また、上述した実施例では、SW呼出しスイッチ314は、決定スイッチ312に隣接して配置されているが、別の離れた位置に配置されてもよい。また、SW呼出しスイッチ314や決定スイッチ312の機能は、音声認識入力で代替されてもよい。
また、上述した実施例では、操作項目のスクロール方向が2方向であることに対応して、SW呼出しスイッチ314は上下方向に操作可能であったが、操作項目のスクロール方向は1方向であってもよく、この場合、SW呼出しスイッチ314は上下いずれかの方向に操作可能であればよい。
また、上述した実施例では、ディスプレイ320がメーター内に配置されているが、他の位置に配置されてもよい。例えば、ディスプレイ320は、HUD(ヘッドアップディスク)により実現されてもよい。また、上述した実施例では、操作装置310がステアリングに設けられているが、他の位置に配置されてもよい。例えば、操作装置310は、センターコンソールに配置されてもよいし、携帯型のリモート操作装置により実現されてもよい。
また、上述した実施例では、好ましい実施例として、操作装置310により操作可能なシステムは、複数の走行制御システムを含んでいたが、操作装置310により操作可能なシステムは、唯一の走行制御システムとその他のシステム(走行制御に関係しないシステムであり、複数も可)とからなってもよい。また、上述した実施例では、操作装置310により操作可能なシステムは、複数の走行制御システム及びその他のシステム(走行制御に関係しないシステム)を含んでいたが、複数の走行制御システムのみからなってもよいし、その他の走行制御に関係しないシステムのみからなってもよい。
本発明による車両用制御装置1の一実施例を示す図である。 車載HMI装置300の好ましい一例を示す図である。 ディスプレイ320上に表示される複数の操作項目の一例を示す図である。 本実施例の車両用制御装置1により実現される状態遷移図の一例である。 初期表示される操作項目の変化例の一例を示す図である。
符号の説明
1 車両用制御装置
100 制御装置
102 設定/学習メモリ部
110 シーン推定部
120 操作項目構成最適化部
122 操作項目選択/選択機能制御実施部
130 制御マスタ部
200 クリアランスソナー
210 ブレーキ
300 車載HMI装置
310 操作装置
312 決定スイッチ
314 SW呼出しスイッチ
320 ディスプレイ
500 車速センサ
510 路面センサ
520 GPS受信機

Claims (17)

  1. 同一の階層の複数の操作項目が設定され、複数の操作項目うちの選択及び決定された操作項目に係るシステムを制御する車両用制御装置であって、
    呼び出し指示、切替方向を含む切替指示及び決定指示を入力する指示入力手段と、
    表示手段と、
    前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、所定の操作項目を前記表示手段に初期表示し、前記指示入力手段に入力される切替指示に応じて、その切替方向に従って前記表示手段に表示させる操作項目を所定の順序で変化させる表示制御手段と、
    前記指示入力手段に入力される決定指示に応じて、前記表示手段に表示された操作項目に関するシステムを制御するシステム制御手段と、
    所定の車両環境を検出又は予測するように構成された車両環境検出手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記車両環境検出手段により所定の車両環境が検出又は予測された場合に、該検出又は予測された車両環境に応じて前記初期表示する所定の操作項目を変化させることを特徴とする、車両用制御装置。
  2. 前記指示入力手段に指示を入力するユーザを特定するユーザ特定手段とを更に備え、
    前記表示制御手段は、前記ユーザ特定手段により特定されたユーザに応じて、前記所定の順序を決定する、請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記指示入力手段は、ステアリングに設けられる操作スイッチである、請求項1又は2に記載の車両用制御装置。
  4. ハイブリッド車に搭載される請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置であって、
    前記複数の操作項目の1つは、電気モータを動力源として走行するEV走行モードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「EV操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、電源がオンされてREADY状態となる車両環境を検出している場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記EV操作項目を初期表示する、車両用制御装置。
  5. 前記複数の操作項目の1つは、クリアランスソナーを用いて近接する障害物を検出した場合に警告を出力するクリアランスソナーシステムをオフさせるために選択される操作項目(以下、「クリソナオフ操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、クリアランスソナーシステムがオンされている状況下で、警告が出力されている車両環境を検出した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記クリソナオフ操作項目を初期表示する、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  6. 前記複数の操作項目の1つは、クリアランスソナーを用いて近接する障害物を検出した場合に警告を出力するクリアランスソナーシステムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「クリソナオン操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、クリアランスソナーシステムがオフされている状況下で、駐車中である車両環境、所定幅以下の狭い道路を走行している車両環境、又は、低速で交差点に進入しようとする車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記クリソナオン操作項目を初期表示する、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  7. 前記複数の操作項目の1つは、積雪状態での発進又は積雪状態での走行に適した態様で駆動力を発生させる走行モード可変システムのSNOWモードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「SNOW操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、SNOWモードがオフされている状況下で、積雪道路を走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記SNOW操作項目を初期表示する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  8. 前記複数の操作項目の1つは、通常時よりも大きい駆動力を発生させる走行モード可変システムのPWRモードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「PWR操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、PWRモードがオフされている状況下で、ワインディング道路又は追い越し車線を走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記PWR操作項目を初期表示する、請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  9. 前記複数の操作項目の1つは、デフロック状態を形成するデフロック制御システムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「デフロック操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、デフロック制御システムがオフされている状況下で、ぬかるみにはまる車両環境、ガレ場を走破する車両環境、又は、川を走破する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記デフロック操作項目を初期表示する、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  10. 前記複数の操作項目の1つは、走行車線からの逸脱が防止されるように操舵支援するレーンキープアシストシステムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「LKA操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、レーンキープアシストシステムがオフされている状況下で、雨天の高速道路の本線道路を走行している車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記LKA操作項目を初期表示する、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  11. 前記複数の操作項目の1つは、坂道の下り走行を支援するダウンヒルアシスト制御システムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「DAC操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、ダウンヒルアシスト制御システムがオフされている状況下で、坂道を下降する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記DAC操作項目を初期表示する、請求項1〜10のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  12. 前記複数の操作項目の1つは、車両の進行方向に光が照射されるように車両のヘッドライトの光軸を変化させるシステム(AFS)をオンさせるために選択される操作項目(以下、「AFSオン操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、ヘッドライトがオンにされ且つAFSがオフされている状況下で、夜間のカーブを旋回走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記AFSオン操作項目を初期表示する、請求項1〜11のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  13. 前記複数の操作項目の1つは、車両の進行方向に光が照射されるように車両のヘッドライトの光軸を変化させるシステム(AFS)をオフさせるために選択される操作項目(以下、「AFSオフ操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、ヘッドライトがオンにされ且つAFSがオンされている状況下で、雪壁が存在する道路を走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記AFSオフ操作項目を初期表示する、請求項1〜12のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  14. 前記複数の操作項目の1つは、消費エネルギが低減される態様で駆動力を発生させる走行モード可変システムのECO運転モードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「ECO操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、ECO運転モードがオフされている状況下で、高速道路の本線道路を略一定の速度で走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記ECO操作項目を初期表示する、請求項1〜13のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  15. 前記複数の操作項目の1つは、一定速度で走行するように又は先行車に追従して走行するように制駆動力を自動制御するオートクルーズシステムをオンさせるために選択される操作項目(以下、「オートクルーズ操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、オートクルーズシステムがオフされている状況下で、高速道路の本線道路を略一定の速度で走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記オートクルーズ操作項目を初期表示する、請求項1〜13のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  16. 前記複数の操作項目の1つは、通常時よりも大きい駆動力を発生させる走行モード可変システムのPWRモードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「PWR操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、PWRモードがオフされている状況下で、高速道路本線への合流する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記PWR操作項目を初期表示する、請求項1〜15のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  17. ハイブリッド車に搭載される請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置であって、
    前記複数の操作項目の1つは、電気モータを動力源として走行するEV走行モードをオンさせるために選択される操作項目(以下、「EV操作項目」という)であり、
    前記車両環境検出手段が、自宅近郊又は地下駐車場を走行する車両環境を検出又は予測した場合には、前記表示制御手段は、前記指示入力手段に入力される呼び出し指示に応じて、前記EV操作項目を初期表示する、車両用制御装置。
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