JPH11311332A - 自動変速装置の変速段位置表示装置 - Google Patents
自動変速装置の変速段位置表示装置Info
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- JPH11311332A JPH11311332A JP11537098A JP11537098A JPH11311332A JP H11311332 A JPH11311332 A JP H11311332A JP 11537098 A JP11537098 A JP 11537098A JP 11537098 A JP11537098 A JP 11537098A JP H11311332 A JPH11311332 A JP H11311332A
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Abstract
認識することができ、ドライバの希望する運転が、常に
安定して最適な状態で行うことができる。 【解決手段】手動変速モードの際、現在の変速段を現変
速段位置表示部18に表示する。そして、ATF温度が
高温の場合、現在の変速段位置を基準としてアップシフ
トの指示を変速方向表示部19に表示する。スポーツ走
行モードスイッチ14がONされるとハイパワーモード
マップで、低燃費走行モードスイッチ13がONされる
とエコノミーモードマップで、エンジン回転数と車速か
ら適切な変速段が選択され、現在の変速段と比較し変速
する方向を現在の変速段位置を基準として変速方向表示
部19に指示表示する。また、走行モードを指定しない
場合は、過大、過小回転防止マップで適切な変速範囲が
設定され、現在の変速段位置を基準として変速可能方向
を変速方向表示部19に表示する。
Description
変速モードの際に、適切な変速方向を報知する自動変速
装置の変速段位置表示装置に関する。
をD(ドライブ)レンジ等の走行レンジにセットする
と、自動変速機では車速とスロットル開度とをパラメー
タとして予め設定した変速特性に基づき、現在の走行条
件に最適な変速段を自動設定するが、最近では、このよ
うな、いわゆる自動変速モードに加え、運転者が変速段
を任意に選択することのできる、いわゆる手動変速モー
ドを併設する自動変速装置が、特開平2−8545号公
報等において提案されている。
レバーを操作してアップシフト、ダウンシフトを通常の
手動変速機と同様の感覚で変速操作できるようにしたも
ので、この場合、例えば図8に示すような変速特性に従
い、アップシフト後、或いはダウンシフト後の変速段
が、予め設定されている過回転を防止するための上限H
とエンジンストールを防止するための下限Lとの間の変
速可能域に収まっているか否かを判定し、この変速可能
域から外れているときは変速を拒否する。
ドライバに対して、変速しようとする方向が変速可能な
方向か否かを報知できれば、ドライバによる変速が不適
切であって、変速の拒否をするといったロスがなくな
り、常に安定して最適な走行ができるようになる。
は、特開昭59−2934号公報に、手動変速機付きの
車両において、低燃費運転に最適な変速段位置を数字に
て表示する技術が示されている。
在の変速段位置と数字で示された低燃費運転に最適な変
速段位置とを比較して必要な変速行動をとることは難し
い。
に低燃費運転を望むとは限らず、その他、変速可能な範
囲で、走行する環境に応じて自分の好みの変速タイミン
グで走行をする場合や、スポーティな高出力、高トルク
での走行をする場合がある。
で、咄嗟に、変速可能な方向や、変速すべき方向を認識
することができ、ドライバの希望する運転が、常に安定
して最適な状態で行うことができる自動変速装置の変速
段位置表示装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明による自動変速装置の変速段位置
表示装置は、変速モードに自動変速モードと手動変速モ
ードとを備える自動変速装置において、上記手動変速モ
ードの際に現在の変速段位置を表示する現変速段位置表
示手段と、上記手動変速モードの際に現在の運転状態を
基に予め設定した運転条件を満足する変速段位置を求め
る変速段範囲検出手段と、上記予め設定した運転条件を
満足する変速段位置と現在の変速段位置とを比較し、こ
の現在の変速段位置を基準として変速する方向を表示す
る変速方向表示手段とを備えるものである。
位置表示装置は、変速モードに自動変速モードと手動変
速モードとを備える自動変速装置において、上記変速モ
ードが上記手動変速モードの際に、現変速段位置表示手
段は、現在の変速段位置を表示する。また、この手動変
速モードの際に、変速段範囲検出手段は、現在の運転状
態を基に予め設定した運転条件を満足する変速段位置を
求め、変速方向表示手段は、上記予め設定した運転条件
を満足する変速段位置と現在の変速段位置とを比較し、
この現在の変速段位置を基準として変速する方向を表示
する。
速装置の変速段位置表示装置は、請求項1記載の自動変
速装置の変速段位置表示装置において、上記予め設定し
た運転条件は、少なくともエンジンの過負荷、過回転領
域を除いた適正運転領域にすれば、ドライバは変速方向
表示手段の表示に従って、変速可能な範囲で、走行する
環境に応じて自分の好みの変速タイミングで走行をす
る。
変速装置の変速段位置表示装置は、請求項1又は請求項
2記載の自動変速装置の変速段位置表示装置において、
少なくとも燃料消費が少なくなる運転状態を選択自在な
低燃費運転選択手段を有し、この低燃費運転選択手段で
低燃費運転が選択された際に上記予め設定した運転条件
は、エンジンの運転範囲を低燃費の範囲に設定すれば、
ドライバは変速方向表示手段の表示に従って、容易に低
燃費走行をすることができる。
速装置の変速段位置表示装置は、請求項1,2,3のい
ずれか1つに記載の自動変速装置の変速段位置表示装置
において、少なくとも高出力、高トルクでの運転状態を
選択自在な高出力、高トルク運転選択手段を有し、この
高出力、高トルク運転選択手段で高出力、高トルク運転
が選択された際に上記予め設定した運転条件は、エンジ
ンの運転範囲を高出力、高トルクの範囲に設定すれば、
ドライバは変速方向表示手段の表示に従って、容易に、
高出力、高トルクでのスポーティな走行をすることがで
きる。
変速装置の変速段位置表示装置は、請求項1,2,3,
4のいずれか1つに記載の自動変速装置の変速段位置表
示装置において、少なくとも上記自動変速装置のオイル
状態を検出するオイル状態検出手段を有し、このオイル
状態検出手段で検出したオイル状態が予め設定しておい
た適正範囲を超える際に、上記予め設定した運転条件
は、オイル状態を上記予め設定しておいた適正範囲内に
戻す運転状態の範囲に設定すれば、ドライバは変速方向
表示手段の表示に従って、容易に、オイル状態の不適切
な状態を解除することができる。
施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の実施の形態
を示し、図1は自動変速制御系のシステム全体図、図2
はトランスミッション制御装置の回路の概略図、図3は
ハイパワーモードマップの説明図、図4はエコノミーモ
ードマップの説明図、図5は過大、過小回転防止マップ
の説明図、図6は変速段位置表示装置による表示例の説
明図、図7は手動変速モードの際の変速段位置表示制御
ルーチンのフローチャートである。
ンジン1に連設する自動変速機、3は上記エンジン1に
設けたインジェクタに対する燃料噴射量及び点火プラグ
に対する点火時期を気筒別に設定する等の制御を行う制
御装置(ECU)、4は上記自動変速装置2の変速制御
等を行うトランスミッション制御装置(TCU)4であ
る。
に配設した変速操作部であり、この変速操作部5に、セ
レクトレバー6により走行レンジ(D,2速、3速、R
等)、ニュートラル(N)レンジ、パーキング(P)レ
ンジを選択する周知の自動変速スロット7と、手動変速
スロット8とが平行に配設され、この両変速スロット
7,8が、上記ドライブ(D)レンジの位置に形成した
ゲート9を介して連通されている。尚、本発明の実施の
形態では、一例として手動変速により1速段から5速段
まで変速可能になっている。
フトポジション(+)とダウンシフトポジション(−)
とが設けられており、この各シフトポジションにアップ
スイッチ10aとダウンスイッチ10bとが配設されて
いる。又、上記セレクトレバー6の操作に連動する変速
モード切換スイッチ10cが変速操作部5に内蔵されて
おり、この変速モード切換スイッチ10cは、上記セレ
クトレバー6がゲート9を通過したときON動作する。
は、CPU4a、ROM4b、RAM4c、入力インタ
ーフェイス4d、出力インターフェイス4eがバスライ
ンを介して互いに接続されるマイクロコンピュータを中
心として構成されており、その他、安定化電圧を各部に
供給する定電圧回路4f等の周辺回路が組み込まれ、こ
の定電圧回路4fが、イグニッションスイッチ11を介
してバッテリ12に接続されている。
アップスイッチ10a、ダウンスイッチ10bおよび上
記変速モード切換スイッチ10cが接続され、さらに、
インストルメントパネル近傍に設けた低燃費走行モード
スイッチ13とスポーツ走行モードスイッチ14とが接
続されている。
料消費が少なくなる変速段の方向をドライバに対して報
知する表示を行うか否かの選択スイッチで、上記スポー
ツ走行モードスイッチ14は、高出力、高トルクの、い
わゆるスポーツ走行をする変速段の方向をドライバに対
して報知する表示を行うか否かの選択スイッチで、それ
ぞれスイッチONで、それぞれの走行モードが選択され
るようになっている。
は、自動変速機2に設けられた車速センサ15(例え
ば、トランスミッション出力軸回転数を検出し、この回
転数から車速Vを演算する)やATFオイル(自動変速
機用油)の温度TATを検出するATF温度センサ16が
接続され、さらに、自動変速機2から現在の変速段Tp
の位置、ECU3からエンジン回転数NE の信号が入力
される。
は、その他、スロットル開度センサ、アイドルスイッチ
等、自動変速機2の変速制御に必要なパラメータを検出
する各種センサ・スイッチ類17が接続されている。
は、自動変速機2、現変速段位置表示部18、変速方向
表示部19が接続されている。上記現変速段位置表示部
18には、変速モードが手動変速モード(セレクトレバ
ー6が手動変速スロット8側)にあるときに現在の変速
段Tp が表示される。また、上記変速方向表示部19
は、現在の変速段Tp の位置を基準として、エンジン1
の過負荷、過回転領域を除いた適正運転領域で変速可能
な変速段の方向、すなわち、現在の変速段の位置Tp か
らアップシフトあるいはダウンシフトしても適正運転領
域での運転を維持できる方向の表示を行う。さらに、上
記変速方向表示部19は、上記低燃費走行モードスイッ
チ13により低燃費走行モードが選択されている場合に
は、現在の変速段Tp の位置を基準として、低燃費で走
行する変速段の方向を表示する一方、上記スポーツ走行
モードスイッチ14によりスポーツ走行モードが選択さ
れている場合には、現在の変速段Tp の位置を基準とし
て、高出力、高トルクで走行する変速段の方向を表示す
るようになっている。
の際の変速段位置表示制御は、図7のルーチンに従って
実行される。この変速段位置表示制御ルーチンは、セレ
クトレバー6が自動変速スロット7から、ゲート9を通
過して変速モード切換スイッチ10cをON動作して手
動変速スロット8に移行し、手動変速モードになった際
に所定時間毎に実行される。
01で、各入力信号(低燃費走行モードスイッチ13、
スポーツ走行モードスイッチ14のON−OFF、車速
V、ATF温度TAT、エンジン回転数NE 、現在の変速
段Tp の位置)の読込みが行われ、S102に進んで、
読み込んだ現在の変速段Tp を現変速段位置表示部18
を点灯させて表示する。例えば、3速段の場合は図6
(a)に示すように、2速段の場合は図6(b)に示す
ように表示する。
が、高温すぎるか、例えば150℃以上か否か判定し、
150℃以上の高温すぎる場合はS104に進んで、エ
ンジン回転数NE を下げて自動変速機2の負荷を下げる
方向に変速操作するようにドライバに対して報知、すな
わち、変速方向表示部19により現在の変速段位置を基
準としてアップシフトを指示する表示を行う。具体的に
例えば、図6(a)に示すように、上方向の矢印を点滅
することで行う。
作でスポーティな走行を長時間続ける等した場合、AT
F温度TATが上昇しすぎる問題が発生することがある
が、ドライバに対して適切な変速操作を促すことができ
る。尚、この場合、インストルメントパネルに配置した
図示しないウォーニングランプも同時に点灯させるよう
にしても良い。
実行させる。この自動変速制御は、例えば、上述のアッ
プシフトの警報を行ってもドライバが所定時間内にアッ
プシフトの変速操作を実行しない場合、自動的にアップ
シフトを行い自動変速機2の負荷を下げる方向に変速操
作する。
の実行で表示に関する指令のない他の表示が消灯(クリ
ア)され、ルーチンを終了する。
が、150℃より低く問題ない場合、S106に進み、
スポーツ走行モードスイッチ14がONか否か判定す
る。そして、スポーツ走行モードスイッチ14がONの
場合、S107に進み、後述する予め設定しておいたハ
イパワーモードマップを参照して、車速V、エンジン回
転数NE で目標とする変速段(目標変速段)Tsを読込
む。
図3のように形成され、エンジン1が、その特性によ
り、高出力、高トルクで運転可能なエンジン回転数領域
(例えば3500rpm 〜6000rpm )に維持する変速
段の領域をエンジン回転数NEと車速Vとで設定するも
のである。
11から車速v12までは2速段、車速v12から車速v13ま
では3速段、車速v13から車速v14までは4速段、車速
v14以上は5速段に設定すれば、エンジン回転数NE は
常に高出力、高トルクで運転できスポーティな走行にな
る。
sと現在の変速段Tp とが比較される。そして、目標変
速段Tsが現在の変速段Tp より大きい場合はS109
に進み、現在の変速段Tp を目標変速段Tsに近づける
べく変速方向表示部19により現在の変速段位置を基準
としてアップシフトを指示する表示、具体的に例えば、
図6(a)に示すように、上方向の矢印を点滅する表示
をして、S125に進み、今回のルーチンの実行で表示
に関する指令のない他の表示が消灯(クリア)され、ル
ーチンを終了する。
現在の変速段Tp 以下の場合はS110に進み、目標変
速段Tsが現在の変速段Tp より小さいか、あるいは、
目標変速段Tsが現在の変速段Tp と一致しているかの
判定を行い、目標変速段Tsが現在の変速段Tp より小
さい場合はS111に進み、現在の変速段Tp を目標変
速段Tsに近づけるべく変速方向表示部19により現在
の変速段位置を基準としてダウンシフトを指示する表
示、例えば、下方向の矢印を点滅する表示をして、S1
25に進み、今回のルーチンの実行で表示に関する指令
のない他の表示が消灯(クリア)され、ルーチンを終了
する。また、上記S110で、目標変速段Tsが現在の
変速段Tp と一致している場合は、そのままS125に
進み、今回のルーチンの実行で表示に関する指令のない
他の表示が消灯(クリア)され、ルーチンを終了する。
14をONした場合、ドライバは変速方向表示部19の
表示に従って、容易に、高出力、高トルクでのスポーテ
ィな走行をすることができる。
ドスイッチ14がOFFの場合は、S112に進み、低
燃費走行モードスイッチ13がONか否か判定する。そ
して、低燃費走行モードスイッチ13がONの場合、S
113に進み、後述する予め設定しておいたエコノミー
モードマップを参照して、車速V、エンジン回転数NE
で目標変速段Tsを読込む。
図4のように形成され、エンジン1が、その特性によ
り、燃料消費が少なくなる状態で効率よく運転可能なエ
ンジン回転数領域(例えば3000rpm 前後)に維持す
る変速段の領域をエンジン回転数NE と車速Vとで設定
するものである。
21から車速v22までは2速段、車速v22から車速v23ま
では3速段、車速v23から車速v24までは4速段、車速
v24以上は5速段に設定すれば、エンジン回転数NE は
常に低燃費の効率の良い範囲に保つことができる。
108以降の処理を行うことで、低燃費走行モードスイ
ッチ13をONした場合、ドライバは変速方向表示部1
9の表示に従って容易に低燃費走行をすることができ
る。
スイッチ13がOFFの場合、すなわち、ドライバが特
に走行モードを指定しない場合は、S114に進む。こ
のS114では、後述する過大過小回転防止マップで、
車速V、エンジン回転数NEの条件での最大、最小変速
段TMAX 、TMIN を読込む。尚、過大過小回転防止マッ
プでの読込みの結果、1つの変速段のみしか設定されて
いない場合(例えば1速段の場合や5速段の場合)は、
最大、最小変速段TMAX 、TMIN を同一の変速段とす
る。
すように、いわゆる、レッドゾーンとなるエンジン回転
数H(過大回転数)からエンジンストールとなるエンジ
ン回転数L(過小回転数)の範囲での各変速段と車速V
を示すものである。
31から車速v32までは1速段あるいは2速段、車速v32
から車速v33までは1〜3速段、車速v33から車速v34
までは1〜4速段、車速v34から車速v35までは1〜5
速段、車速v35から車速v36までは2〜5速段、車速v
36から車速v37までは3〜5速段、車速v37から車速v
38までは4速段あるいは5速段、車速v38以上であれば
5速段であれば、エンジン1は過大回転あるいは過小回
転にならず適正な運転状態を維持できる。
TMIN を読込んだ後、S115に進むと、最小変速段T
MIN と現在の変速段Tp との比較が行われる。このS1
15での比較の結果、最小変速段TMIN が現在の変速段
Tp より小さい場合はS116に進み、変速方向表示部
19により現在の変速段位置を基準として下の変速段に
変速可能であることを表示した後、S120へと進む。
この変速可能の表示は、具体的に例えば、図6(b)に
示すように、下方向の矢印を点灯することにより行う。
が現在の変速段Tp 以上の場合はS117に進み、最小
変速段TMIN は現在の変速段Tp と一致するか、あるい
は、最小変速段TMIN は現在の変速段Tp より大きいか
判定し、最小変速段TMIN が現在の変速段Tp と一致す
る場合は、そのまま何ら表示することなくS120へと
進む。
p より大きい場合は、現在の変速段Tp が低すぎてエン
ジン回転が過大になっている(レッドゾーンの範囲に入
っている)ため、S118に進んで、アップシフトを指
示してエンジン回転数NE を下げるようにドライバに対
して報知、すなわち、変速方向表示部19により現在の
変速段位置を基準としてアップシフトを指示する点滅表
示を行う。その後、S119に進み、自動変速制御を実
行させる。この自動変速制御は、例えば、上述のアップ
シフトの警報を行ってもドライバが所定時間内にアップ
シフトの変速操作を実行しない場合、自動的にアップシ
フトを行いエンジン回転数NE を下げる方向に変速操作
する。このため、エンジン1の過大な回転が有効に防止
される。そして、上記S119からはS125に進み、
今回のルーチンの実行で表示に関する指令のない他の表
示が消灯(クリア)され、ルーチンを終了する。
からS120に進むと、最大変速段TMAX と現在の変速
段Tp との比較が行われる。このS120での比較の結
果、最大変速段TMAX が現在の変速段Tp より大きい場
合はS121に進み、変速方向表示部19により現在の
変速段位置を基準として上の変速段に変速可能であるこ
とを表示(点灯表示)した後、S125に進み、今回の
ルーチンの実行で表示に関する指令のない他の表示が消
灯(クリア)され、ルーチンを終了する。
が現在の変速段Tp 以下の場合はS122に進み、最大
変速段TMAX は現在の変速段Tp と一致するか、あるい
は、最大変速段TMAX は現在の変速段Tp より小さいか
判定し、最大変速段TMAX が現在の変速段Tp と一致す
る場合は、そのまま何ら表示することなくS125に進
み、今回のルーチンの実行で表示に関する指令のない他
の表示が消灯(クリア)され、ルーチンを終了する。
p より小さい場合は、現在の変速段Tp が高すぎてエン
ジン回転が過小になっている(エンジンストールの可能
性の範囲に入っている)ため、S123に進んで、ダウ
ンシフトを指示してエンジン回転数NE を上げるように
ドライバに対して報知、すなわち、変速方向表示部19
により現在の変速段位置を基準としてダウンシフトを指
示する点滅表示を行う(ここで、上記S116でダウン
シフト可能表示とし、あるいは上記S117で何ら表示
を行わないで、このS123に達することがあるため、
表示は「指示」表示に変更されることになる)。
実行させる。この自動変速制御は、例えば、上述のダウ
ンシフトの警報を行ってもドライバが所定時間内にダウ
ンシフトの変速操作を実行しない場合、自動的にダウン
シフトを行いエンジン回転数NE を上げる方向に変速操
作する。このため、エンジン1の過小な回転が有効に防
止される。そして、上記S124からはS125に進
み、今回のルーチンの実行で表示に関する指令のない他
の表示が消灯(クリア)され、ルーチンを終了する。
り、ドライバは、エンジンが過大過小回転にならない適
正な範囲を変速範囲として、走行する環境に応じて自分
の好みの変速タイミングで走行をすることが可能になる
のである。
はなく、例えば自動変速スロットと手動変速スロットと
が共用化されており、同一のセレクトレバー位置で自動
変速モードと手動変速モードとを切換えることのできる
装置に適用できることは云うまでもない。
現在の運転状態を基に予め設定した運転条件を満足する
変速段位置を求め、予め設定した運転条件を満足する変
速段位置と現在の変速段位置とを比較し、この現在の変
速段位置を基準として変速する方向を表示するようにし
たので、咄嗟に、変速可能な方向や、変速すべき方向を
認識することができ、ドライバの希望する運転が、常に
安定して最適な状態で行うことができる。そして、少な
くともエンジンの過負荷、過回転領域を除いた適正運転
領域を上記運転条件にすれば、ドライバは表示に従っ
て、適正運転領域で、走行する環境に応じて自分の好み
の変速タイミングで走行をすることが可能になり、少な
くともエンジンの運転範囲が低燃費の範囲を上記運転条
件にすれば、ドライバは表示に従って、容易に低燃費走
行をすることができ、また、少なくともエンジンの運転
範囲が高出力、高トルクの範囲を上記運転条件にすれ
ば、ドライバは表示に従って、高出力、高トルクでのス
ポーティな走行をすることができ、さらに、自動変速機
のオイル状態で変速方向を表示するようにすることで、
オイル状態が適正な範囲から外れた際に適切な変速操作
を促すことが可能になっている。
システム全体図
略図
図
御ルーチンのフローチャート
図表
Claims (5)
- 【請求項1】変速モードに自動変速モードと手動変速モ
ードとを備える自動変速装置において、 上記手動変速モードの際に現在の変速段位置を表示する
現変速段位置表示手段と、 上記手動変速モードの際に現在の運転状態を基に予め設
定した運転条件を満足する変速段位置を求める変速段範
囲検出手段と、 上記予め設定した運転条件を満足する変速段位置と現在
の変速段位置とを比較し、この現在の変速段位置を基準
として変速する方向を表示する変速方向表示手段とを備
えることを特徴とする自動変速装置の変速段位置表示装
置。 - 【請求項2】上記予め設定した運転条件は、少なくとも
エンジンの過負荷、過回転領域を除いた適正運転領域で
あることを特徴とする請求項1記載の自動変速装置の変
速段位置表示装置。 - 【請求項3】少なくとも燃料消費が少なくなる運転状態
を選択自在な低燃費運転選択手段を有し、この低燃費運
転選択手段で低燃費運転が選択された際に上記予め設定
した運転条件は、エンジンの運転範囲を低燃費の範囲に
設定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
自動変速装置の変速段位置表示装置。 - 【請求項4】少なくとも高出力、高トルクでの運転状態
を選択自在な高出力、高トルク運転選択手段を有し、こ
の高出力、高トルク運転選択手段で高出力、高トルク運
転が選択された際に上記予め設定した運転条件は、エン
ジンの運転範囲を高出力、高トルクの範囲に設定するこ
とを特徴とする請求項1,2,3のいずれか1つに記載
の自動変速装置の変速段位置表示装置。 - 【請求項5】少なくとも上記自動変速装置のオイル状態
を検出するオイル状態検出手段を有し、このオイル状態
検出手段で検出したオイル状態が予め設定しておいた適
正範囲を超える際に、上記予め設定した運転条件は、オ
イル状態を上記予め設定しておいた適正範囲内に戻す運
転状態の範囲に設定することを特徴とする請求項1,
2,3,4のいずれか1つに記載の自動変速装置の変速
段位置表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11537098A JP3655466B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 自動変速装置の変速段位置表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11537098A JP3655466B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 自動変速装置の変速段位置表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11311332A true JPH11311332A (ja) | 1999-11-09 |
JP3655466B2 JP3655466B2 (ja) | 2005-06-02 |
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ID=14660856
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11537098A Expired - Fee Related JP3655466B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 自動変速装置の変速段位置表示装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3655466B2 (ja) |
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