JP2012160752A - 電力用半導体素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセス上のばらつきに対する耐圧の低下が小さい電力用半導体素子を提供する

【解決手段】セル部及び終端部からなる縦型MOSFETにおいて、セル部にnピラー層
3及びpピラー層4を設け、終端部にnピラー層21及びpピラー層22を設けたスーパ
ージャンクション構造を形成する。セル部と終端部との境界を含み、nピラー層3、pピ
ラー層4、nピラー層21、pピラー層22のうち、連続して配列された3層以上のピラ
ー層を含む領域において、各ピラー層の不純物濃度は、終端部側に配置されたピラー層ほ
ど低い。
【選択図】図17

Description

本発明は、電力用半導体素子に関し、より詳細には、スーパージャンクション構造を有
する電力用半導体素子に関する。
縦型パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:金
属酸化物半導体電界効果トランジスタ)のオン抵抗は、伝導層(ドリフト層)部分の電気
抵抗に大きく依存する。そして、このドリフト層の電気抵抗を決定するドープ濃度は、ベ
ースとドリフト層とが形成するpn接合に要求される耐圧に応じて決まる限界濃度以上に
は上げられない。このため、素子耐圧とオン抵抗にはトレードオフの関係が存在する。こ
のトレードオフを改善することが低消費電力素子には重要となる。このトレードオフには
素子材料により決まる限界があり、この限界を超えることが既存のパワー素子を超える低
オン抵抗素子の実現への道である。
この問題を解決するMOSFETの一例として、ドリフト層にスーパージャンクション
構造と呼ばれるpピラー層とnピラー層を埋め込んだ構造が知られている。スーパージャ
ンクション構造はpピラー層とnピラー層に含まれるチャージ量(不純物量)を同じとす
ることで、擬似的にノンドープ層を作り出し、高耐圧を保持しつつ、高ドープされたnピ
ラー層を通して電流を流すことで、材料限界を超えた低オン抵抗を実現する。耐圧を保持
するためには、nピラー層とpピラー層の不純物量を精度良く制御する必要がある。
このようなドリフト層にスーパージャンクション構造が形成されたMOSFETでは、
終端構造の設計も通常のパワーMOSFETと異なる。素子部と同様に終端部も高耐圧を
保持しなければならないため、通常は、終端部にもスーパージャンクション構造を形成す
る。そして、この場合、nピラー層とpピラー層の不純物量が等しくなくなった時に、素
子部(セル部)よりも大きく終端部の耐圧が低下してしまう。このため、終端部の耐圧を
増加させて、耐圧低下を抑制するために、素子部よりも終端部のp/nピラー濃度を下げ
る構造や、ピラー層の配列周期を狭くする構造が既に考案されている。また、終端部の耐
圧を高くするために終端部を高抵抗層で形成し、スーパージャンクション構造を形成しな
い構造もある。
しかしながら、どちらの構造においても、スーパージャンクション構造が素子部と終端
部との間で不連続となる。この不連続部分、すなわち、素子部のスーパージャンクション
構造の最外部にあたるpピラー層もしくはnピラー層においては、不純物濃度をセル部の
半分程度としなければならない。このように、場所によりピラー層の不純物濃度を変化さ
せるためには、イオン注入のドーズ量を場所によって変化させるか、注入マスクの開口幅
を変化させなければならない。ドーズ量を場所によって変化させるのは、注入を2回に分
けるなどスループットの低下につながる。一方、マスク幅を変化させることは、リソグラ
フィーのマスク幅を変化させることで容易に実現できる。しかし、リソグラフィーマスク
と実際の注入用のマスクとなるレジストマスクの間には変換差が生じる。この変換差がば
らつくと、不純物量がばらついたのと同じことになる。このようなことから、原理的には
高耐圧が得られるはずの終端構造を実現することが困難であり、プロセス上のばらつきの
影響を受け易いという欠点がある。
特開2001−298190号公報 特開2000−277726号公報
本発明の目的は、プロセス上のばらつきに対する耐圧の低下が小さい電力用半導体素子
を提供することである。
本発明の他の一態様によれば、電流を流すセル部と、前記セル部を囲む終端部と、第1
の第1導電型半導体層と、前記セル部における前記第1の第1導電型半導体層上に形成さ
れ、前記第1の第1導電型半導体層の表面に平行な方向のうち少なくとも一の方向に沿っ
て交互に配列された第2の第1導電型半導体層及び第3の第2導電型半導体層とを有し、
前記終端部における前記第1の第1導電型半導体層上に形成され、前記一の方向に沿って
交互に配列された第7の第1導電型半導体層及び第8の第2導電型半導体層とを有する。
さらに、前記第1の第1導電型半導体層に電気的に接続された第1の電極と、前記第2の
第1導電型半導体層の表面及び前記第3の第2導電型半導体層の表面に選択的に形成され
た第4の第2導電型半導体層と、前記第4の第2導電型半導体層の表面に選択的に形成さ
れた第5の第1導電型半導体層と、前記第4の第2導電型半導体層及び前記第5の第1導
電型半導体層に接続された第2の電極と、前記第4の第2導電型半導体層、前記第5の第
1導電型半導体層及び前記第2の第1導電型半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成され
た制御電極とを有する。前記セル部と前記終端部との境界を含み、前記第2の第1導電型
半導体層、前記第3の第2導電型半導体層、前記第7の第1導電型半導体層及び前記第8
の第2導電型半導体層のうち連続して配列された3層以上の半導体層を含む領域において
、前記各半導体層の不純物濃度は、前記終端部側に配置された前記半導体層ほど低いこと
を特徴とする。
本発明によれば、プロセスのばらつきに対する耐圧の低下が小さい電力用半導体素子を
実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETを示す断面図である。 (a)乃至(g)は、第1の実施形態に係る縦型パワーMOSFETの製造方法を示す断面図である。 第1の実施形態に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 第1の実施形態の変形例に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 第1の実施形態の他の変形例に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 第1の実施形態の更に他の変形例に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 第1の実施形態の更に他の変形例に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETを示す断面図である。 第2の実施形態に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETを示す断面図である。 第3の実施形態の変形例に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETを示す断面図である。 第3の実施形態の他の変形例に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETを示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETを示す断面図である。 第4の実施形態に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 本発明の第5の実施形態に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETを示す断面図である。 第5の実施形態に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 本発明の第6の実施形態に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETの素子構造の断面図 第6の実施形態に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 第6の実施形態の変形例に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 本発明の第7の実施形態に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETを示す断面図である。 第7の実施形態に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 本発明の第8の実施形態に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 第8の実施形態の変形例に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 第8の実施形態の他の変形例に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 本発明の第9の実施形態に係るスーパージャンクション構造を有する縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。 第9の実施形態の変形例に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマスクパターンを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態
では、第1導電型をn型、第2導電型をp型としている。また、図面中の同一部分には同
一符号を付している。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るパワーMOSFETの構成を模式的に示す断面図
である。なお、図1においては、ピラー層の不純物濃度のプロファイルを示すために、横
軸に位置をとり縦軸に不純物濃度をとったグラフ図を併せて記載している。後述の同様な
図においても同じである。
図1に示すように、本実施形態に係る電力用半導体素子は、スーパージャンクション構
造を有する縦型MOSFETである。この縦型MOSFETにおいては、素子の中央部に
電流を流すセル部が設けられており、素子の周辺部にセル部を囲む終端部が設けられてい
る。セル部の外縁はその角部において湾曲している。このMOSFETの素子中央部にあ
たるセル部では、第1の半導体層としてnドレイン層2が形成されており、このn
レイン層2上に、第2の半導体層としてnピラー層3と、第3の半導体層であるpピラー
層4とが、nドレイン層2の表面に平行な方向に沿って交互に形成されている。nピラ
ー層3及びpピラー層4はいわゆるスーパージャンクション構造を構成している。また、
ドレイン層2の下面上には、第1の主電極としてのドレイン電極1が形成されている
セル部のスーパージャンクション構造の表面の一部には、第4の半導体層としてp型ベ
ース層5が選択的に且つストライプ形状に形成されており、このpベース層5の表面の一
部には、第5の半導体層としてのnソース層6が選択的に且つストライプ形状に形成され
ている。また、一方のp型ベース層5及びその表面に形成されたnソース層6から、nピ
ラー層3を介して、他方のpベース層5及びその表面に形成されたnソース層6に至る領
域上には、膜厚が例えば約0.1μmのゲート絶縁膜7、例えばSi酸化膜を介して、第
1の制御電極としてゲート電極8がストライプ形状に形成されている。このゲート電極8
を挟むように、一方のp型ベース層5及びnソース層6上と、他方のpベース層5及びn
ソース層6上には、第2の主電極としてソース電極9がストライプ形状に形成されている
一方、素子終端部では、nドレイン層2上に高抵抗層12が形成され、その表面には
フィールド絶縁膜13が形成され、フィールド絶縁膜13上にソース電極9が形成される
ことで、フィールドプレート効果により終端部での耐圧低下を抑制している。終端部にス
ーパージャンクション構造を形成せず、高抵抗(低不純物濃度)層とすることで空乏層が
伸び易く、セル部よりも高い終端耐圧を実現することができる。なお、図1では、フィー
ルドプレート電極がソース電極9と一体形成されているが、ゲート電極8に接続された構
造でも実施可能である。
素子最外部には、高電圧印加時に空乏層がダイシングラインまで到達しないようにフィ
ールドストップ電極10およびフィールドストップ層11が形成されている。フィールド
ストップ電極10は、ソース電極と同時に形成することができ、フィールドストップ層1
1は、nピラー層3、pベース層5、nソース層6と同時に形成することができる。
なお、一例では、最外部のpベース層5とフィールドストップ層11までの距離は10
0乃至150μmである。また、高抵抗層12の厚さ、すなわち、フィールド絶縁膜13
の下面からnドレイン層2の上面までの距離は50μmであり、高抵抗層12及びn
ドレイン層2の合計の厚さは200乃至250μmである。また、MOSFET全体の平
面形状は、例えば一辺が3乃至5mmの正方形状であり、最外部のpベース層5の外縁の
曲率は100乃至200μmである。
そして、スーパージャンクション構造の最外部に位置するpピラー層4、すなわち、素
子終端部の高抵抗層12と接するpピラー層4(以下、「最外部pピラー層」という)の
幅は、それ以外のpピラー層4(以下、「セル部pピラー層」という)の幅の半分で示さ
れている。これは、最外部pピラー層の不純物量がセル部pピラー層4の不純物量の半分
であることを示している。スーパージャンクション構造は、nピラー層とpピラー層の接
合面から空乏層が伸びて、低い電圧にてドリフト層が完全空乏化する。そして、セル部p
ピラー層4はその両脇にnピラー層が形成されているため、両方向から空乏層が伸びる。
しかし、最外部pピラー層は、片側にしかnピラー層3は無く、反対側は高抵抗層12で
ある。このため、最外部pピラー層内の空乏層は、nピラー層3側からしか伸びない。よ
って、最外部pピラー層の不純物量はセル部pピラー層4の半分としなければならない。
スーパージャンクション構造は、nピラー層3とpピラー層4との不純物量を等しくす
ることで、完全空乏化した後のドリフト層内のチャージがゼロとなり電界分布が平坦とな
ることによって、高耐圧を実現している。このため、不純物量が等しくなくなると、完全
空乏化してもドリフト層内は余剰なドナーもしくはアクセプタイオンによるチャージがド
リフト層内の電界分布を傾かせる。これにより、耐圧が低下してしまう。そして、最外部
pピラー層の不純物量がセル部pピラー層の不純物量の1/2でなくなると、最外部pピ
ラー層に接するnピラー層3と不純物量が等しくなくなるため、局所的に電界が高くなり
、耐圧が低下してしまう。
スーパージャンクション構造を形成するプロセスとして、イオン注入と埋め込み成長を
繰り返すプロセスが挙げられる。本実施形態においては、nピラー層3とpピラー層4の
両方の不純物をイオン注入し、高抵抗層の成長を繰り返すプロセスを用いる。このプロセ
スを用いると、終端部には不純物が注入されないマスクパターンとすることで、セル部に
はスーパージャンクション構造を形成し、終端部には形成しない構造を形成することがで
きる。ピラー層の不純物量はイオン注入のドーズ量とマスク開口幅で制御できる。最外ピ
ラー層の不純物量をセル部の半分とするためには、マスク開口幅を半分とすればよい。し
かし、通常、マスクとしてレジストが用いられ、レジストマスクとフォトリソグラフィー
マスクの寸法変換差によるレジストの寸法ばらつきが生じ易い。このため、精度良く、最
外ピラー層の不純物量をセル部の1/2にすることは困難である。
そこで、本実施形態においては、nピラー層3とpピラー層4のパターンを工夫するこ
とで、このようなばらつきを抑制する。先に述べたように、低電圧時のスーパージャンク
ション構造内の空乏層は、pピラー層4とnピラー層3との両接合面から伸びる。伸びた
空乏層は、ピラー層の中央でつながり完全空乏化が起きる。つまり、スーパージャンクシ
ョン構造の基本単位は、相互に隣接した1対のnピラー層3及びpピラー層4、すなわち
、pピラー層4の端からnピラー層3の端までの間の部分ではなく、pピラー層4の中央
からnピラー層3を経て、隣のpピラー層4の中央まで、もしくは、nピラー層3の中央
からpピラー層4を経て、隣のnピラー層3の中央までとなる。そして、この基本単位毎
にピラー層が形成されるようなパターンとすれば、局所的に寸法が異なるパターンではな
くなり、寸法ばらつきは全体と同じになって、終端部との境界(最外部)のピラー層(最
外部ピラー層)の不純物量が極端にばらつくことはない。
本実施形態におけるプロセスフローとレジストマスクパターンについて図2、3を用い
て説明する。
図2(a)乃至(g)は、第1の実施形態に係る縦型パワーMOSFETの製造方法を
示す断面図である。
先ず、図2(a)に示すように、nドレイン層2となる基板上に高抵抗層12を成長
させる。次に、図2(b)に示すように、この基板表面に、レジスト14をマスクとして
、ボロン15を注入する。次に、図2(c)に示すように、nピラー層3を形成するレジ
ストマスク14を形成した後、リン16を注入する。その後、図2(d)に示すように、
高抵抗層12で不純物ドープ層を埋め込む。そして、図2(a)乃至(d)に示すプロセ
スを複数回繰り返すことにより、図2(e)に示すように、nドレイン層2上に不純物
ドープ層を複数層積層する。その後、熱拡散を行うことにより、図2(f)に示すように
、埋め込まれたドープ層がつながり、縦長のnピラー層3とpピラー層4が形成される。
その後、図2(g)に示すように、MOS工程を行い、素子を完成させる。
図3は、第1の実施形態に係る縦型パワーMOSFETのピラー層を形成するためのマ
スクパターンを示す図である。
nピラー層3とpピラー層4を形成するマスクパターンは図3のようにする。なお、図
3においては、便宜上、nピラー層形成用のマスクとpピラー層形成用のマスクを重ねて
示している。また、nピラー層3及びpピラー層4が形成される位置と、pベース層5が
形成される位置との相対的な関係を明らかにするために、図中に最外部のpベース層5(
図1参照)の外縁に相当する曲線も示している。後述する他のマスクパターン図について
も同様である。
図3に示すパターンでは、nピラー層3を形成するためのnピラー層用開口部17の両
脇を挟むように、pピラー層用開口部18が配置されている。このような配置とすること
で、スーパージャンクション構造の基本単位であるpピラー層中央から隣のpピラー層中
央までが三つの開口部で形成される。すなわち、図3に示す基本単位30が、本実施形態
に係るMOSFETのスーパージャンクション構造を形成する際の基本単位となる。そし
て、この基本単位30を並列に配置する。すると、セル部pピラー層は、隣り合うpピラ
ー層同士が接続されるため、図1に示すように横方向プロファイルに谷があるようなプロ
ファイルとなる。すなわち、nピラー層3及びpピラー層4の配列方向における各pピラ
ー層4の不純物濃度プロファイルは、pピラー層4の両端部以外の位置、例えば、pピラ
ー層4の中央部に極小値を有する。このようにすると、終端部との境界でパターンを変化
させなくとも、最外部ピラー層の不純物量はセル部ピラー層の不純物量の半分となる。こ
のように、各マスク開口幅はセル部と境界部で同じであることから、開口ばらつきは素子
内で均一となり、局所的にばらつきが生じることはない。このため、安定した高耐圧を実
現することができる。
このように、本実施形態によれば、セル部のスーパージャンクション構造の基本単位と
なる(pピラー層/nピラー層/pピラー層)構造もしくは(nピラー層/pピラー層/
nピラー層)構造を一つに形成することにより、素子部と終端部で不連続領域があっても
基本単位の配置パターンを変化させることで、理想的な濃度変化を得ることができ、終端
部の高耐圧化を実現することができる。この結果、プロセス上のばらつきに対する耐圧の
低下が小さいスーパージャンクション構造を有するMOSFETを得ることができ、スー
パージャンクション構造の不純物濃度を上げることが可能となり、低オン抵抗化が可能と
なる。
なお、図3に示したパターンでは、pピラー層用開口部18がnピラー層用開口部17
を挟み込むパターンを示したが、nピラー層用開口部17がpピラー層用開口部18を挟
み込む配置でも実施可能である。この場合、nピラー層3の横方向プロファイルに谷が生
じる。すなわち、各nピラー層3の不純物濃度プロファイルは、nピラー層3の両端部以
外の位置に極小値を有する。
パターンの変形例を図4に示す。素子終端部のpベース層5端部は電界集中が起き易い
。このため、コーナー部では、大きな曲率をつけたパターンとする必要がある。そして、
コーナー部での電界集中を抑制する為には、スーパージャンクション構造をコーナーの内
側に形成する必要がある。コーナー部の内側で、スーパージャンクション構造を四角形に
形成すると、スーパージャンクション構造が形成されている部分の面積が減り、従って素
子の有効面積が減り、オン抵抗が増加してしまう。このため、pベース層5の曲率に応じ
てスーパージャンクション構造も曲率をつける必要がある。
しかし、nピラー層3とpピラー層4とに独立に曲率をつけると、局所的に不純物量の
バランスが崩れてしまい耐圧が低下してしまう。そこで、耐圧低下を防ぐ為に、図4に示
すように、上方から見たnピラー層3及びpピラー層4の形状を最外部のpベース層5の
外縁の湾曲に沿って整形し、基本単位の配置を階段状に変化させることで、有効面積を減
らさず、且つ、不純物量のバランスを崩さずにスーパージャンクション構造を形成するこ
とが可能である。
別の変形例を図5に示す。これまでの実施例は、ストライプ状にスーパージャンクショ
ン構造を形成するパターンについて示してきた。図5では、マトリクス状にpピラー層3
を配置する場合のパターンを示している。すなわち、島状のpピラー層用開口部18を囲
むように、環状のnピラー層用開口部17が形成されている。このようなパターンとする
ことで、基本単位であるnピラー層3中央から隣のnピラー層3中央まで1セットとして
形成することが可能となる。マトリクス状にパターンを配置することで、素子の表面に平
行な相互に直交する2方向において、同様な配置とすることが可能となる。そして、コー
ナー部にスーパージャンクション構造を形成しないことも可能である。
別の変形例を図6に示す。図5では、環状のnピラー層用開口部17が島状のpピラー
層用開口部18を囲むように形成されていたが、図6に示すパターンでは、大きな島状の
nピラー層用開口部17の中に、小さな島状のpピラー層用開口部18が形成されている
。このようなパターンとすると、パターンが重なっている部分は、n型ドーパント(リン
)とp型ドーパント(ボロン)の両方が注入されてしまうため、あらかじめn型ドーパン
トを打ち消すようにp型ドーパントを多く注入する必要がある。しかし、nピラー層用開
口部の面積が大きくなることからパターン寸法のばらつきによる面積変化が小さくなるた
め、プロセスばらつきの影響を小さくすることができる。
さらにまた、別の変形例を図7に示す。図7に示すようなパターンとすることで、pピ
ラー層4が千鳥状に配置されるスーパージャンクション構造を形成することができる。こ
れまでのパターン例で示してきたように基本単位毎にパターンを配置する為、パターン寸
法を変化させなくとも自由にスーパージャンクション構造のパターンを変化させることが
可能である。
(第2の実施形態)
図8は本発明の第2の実施形態に係るパワーMOSFETの構成を模式的に示す断面図
である。図1と同一部分の詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明す
る。
図に示す構造では、nピラー層3とpピラー層4の横方向プロファイルに谷がある。こ
のような構造は、図9に示すようなマスクパターンを用いることで形成可能である。二本
のストライプ状のnピラー層用開口部17を、二本のストライプ状のpピラー層用開口部
18で挟み込むような配置となっている。図3、4で示したパターンでは、二本のpピラ
ー層用開口部18に対して、一本のnピラー層用開口部17であったため、pピラー層4
不純物量とnピラー層3不純物量を等しくするためには、マスク開口幅を2倍とするか、
イオン注入ドーズ量を2倍にする必要があった。これに対して、図9に示すパターンでは
、二本のpピラー層用開口部18に対して、二本のnピラー層用開口部17であるため、
同一の開口幅と注入ドーズとすることができ、nピラー層3とpピラー層4とのばらつき
度合いを等しくすることができ、安定した耐圧が得られ易い。
(第3の実施形態)
図10は本発明の第3の実施形態に係るパワーMOSFETの構造を模式的に示す断面
図である。前述の実施形態と同一部分の詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ説明する。
図に示す構造では、pピラー層4の縦方向プロファイルが変化している。ソース電極9
側では、nピラー層3よりもpピラー層4の濃度が高く、ドレイン電極側では、pピラー
層4の濃度が低い。このような縦方向プロファイルとすることで安定した耐圧と高アバラ
ンシェ耐量を得ることができる。
縦方向の濃度プロファイルに傾斜を付けると、nピラー層3とpピラー層4との不純物
量が等しくなくなった時の耐圧低下が傾斜を付けない場合よりも小さい。これにより、工
程ばらつきによる耐圧低下が抑えられ、安定した耐圧が得られる。また、スーパージャン
クション構造の上下端の電界が小さくなるため、高アバランシェ耐量が得られる。アバラ
ンシェ降伏が起きると、ドリフト層内に大量のキャリアが発生し、ドリフト層上下端の電
界が増加する。ドリフト層上下端の電界がある程度を超えると、電界集中が止まらずに負
性抵抗が発生して、素子が破壊してしまう。これによりアバランシェ耐量が決まっている
。縦方向プロファイルに傾斜を付けて、予め上下端の電界を小さくしておくことで、負性
抵抗が発生し難くなり、高アバランシェ耐量を得ることができる。
図に示す構造は、各埋め込みプロセスにおけるイオン注入ドーズを変化させることで形
成することができる。スーパージャンクション構造上下端の電界を下げるためには、ソー
ス側でpピラー層4がnピラー層3よりも不純物量が多く、ドレイン側で少なくなってい
ればよい。図は、pピラー層4の不純物量を変化させた場合を示したが、pピラー層4の
不純物量を一定として、nピラー層3の不純物量がドレイン側に向かって増やしても実施
可能であり、pピラー層4とnピラー層3の両方の不純物量を変化させても実施可能であ
る。
変形例を図11に示す。図に示す構造では、終端部のnドレイン層2上、すなわち、
高抵抗層12の下層に、n層19が形成されている。図10に示した構造では、終端部
が全て高抵抗層12となっている。このため、終端部の耐圧はスーパージャンクション構
造よりも高い。しかし、終端部耐圧以上の電圧が印加されて、終端部でアバランシェ降伏
が起こると、終端部上下端の電界が上がり易く、負性抵抗が発生し易い。このため、終端
部のみのアバランシェ耐量は低い。そこで、図11に示すようにドレイン電極側にn
19を形成することで下側の電界を下げることでアバランシェ耐量を向上することができ
る。更に、図12に示すように終端部のソース側表面にp層20を形成することで、ド
リフト層上部電界を下げることができるため、より高アバランシェ耐量を実現することが
できる。
層19やp層20の不純物濃度は、nピラー層3やpピラー層4の不純物濃度の
1/20〜1/4程度とすることが望ましい。また、図11や図12に示した構造は、埋
め込み成長層の不純物濃度を変化させることで形成可能である。成長層の濃度を変化させ
ると、同時にピラー層の不純物濃度も変化する為、イオン注入ドーズ量を変化させなくと
も自動的に不純物濃度が変化する。ピラー層のドーズ量も変化させて、終端部の濃度変化
よりもスーパージャンクション部の濃度変化を大きくすることも可能である。
(第4の実施形態)
図13は本発明の第4の実施形態に係るパワーMOSFETの構造を模式的に示す断面
図である。前述の実施形態と同一部分の詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ説明する。
図に示す構造では、終端部に高抵抗層を形成せずに、終端部にもスーパージャンクショ
ン構造を形成している。横方向プロファイルに示しているように終端部のスーパージャン
クション構造のピラー素の不純物濃度は、セル部よりも低い。これにより、セル部耐圧よ
りも高い終端耐圧を得ることができる。
上述の各実施形態において示してきたように、スーパージャンクションの基本単位毎に
パターンを配置することで、セル部と終端部のスーパージャンクション構造を同時に形成
しても、それぞれのピラー層の不純物濃度を独立に制御することが可能である。図14に
ピラー層形成用マスクパターン例を示す。図に示すようにセル部の開口面積を広く、終端
部の開口面積を狭くすることで、終端部スーパージャンクション構造のピラー層の不純物
濃度を下げることが可能である。この時、nピラー層用開口部17の面積とpピラー層用
開口部18の面積との比を終端部のnピラー層用開口部23の面積とpピラー層用開
口部24の面積との比に等しくすることで、どちらのスーパージャンクション構造も不純
物量のバランスを崩すことなく形成することができる。
また、セル部のスーパージャンクション構造と終端部のスーパージャンクション構造と
を同時に形成することで、セル部と同様に縦方向のピラー層の濃度プロファイルに傾斜を
付けることができる。これにより、埋め込み成長層の不純物濃度を変化させなくともセル
部と終端部のどちらもドリフト層上下端の電界が小さくなり、高アバランシェ耐量が実現
できる。なお、図14においては、pピラー層3やpピラー層22が格子状に配置され
るマスクパターンを示したが、ストライプ状や千鳥状に配置されるパターンでも実施可能
である。
(第5の実施形態)
図15は本発明の第5の実施形態に係るパワーMOSFETの構造を模式的に示す断面
図である。前述の実施形態と同一部分の詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ説明する。
図に示す構造では、終端部にもスーパージャンクション構造が形成され、且つ、終端部
のスーパージャンクション構造の横方向周期はセル部の横方向周期よりも狭い。終端部の
横方向周期を狭くすることで、終端部のスーパージャンクション構造が空乏化しやすくな
り、終端耐圧が上がる。
上述の各実施形態において示してきたように、スーパージャンクションの基本単位毎に
パターンを配置することで、セル部と終端部のスーパージャンクション構造を同時に形成
しても、横方向周期も自由に変化させることができる。図16にマスクパターン例を示す
。終端部のスーパージャンクション構造を形成するnピラー層用マスク開口部23とp
ピラー層用マスク開口部24の面積を小さく、且つ、ピッチを狭くして配置させること
で、図15に示した構造を形成することができる。図では、終端部は千鳥状に配置してい
るが、格子状も実施可能である。また、セル部のスーパージャンクション構造も含めてス
トライプ状など他のパターンでも実施可能である。
(第6の実施形態)
図17は本発明の第6の実施形態に係るパワーMOSFETの構造を模式的に示す断面
図である。前述の実施形態と同一部分の詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ説明する。
図に示す構造では、セル部及び終端部の双方にスーパージャンクション構造を形成して
いるが、終端部のスーパージャンクション構造のピラー層不純物濃度は、外側に向けて徐
々に低減し、一定となっている。すなわち、最もセル部側(nピラー層3側)に配置され
たnピラー層21の不純物濃度は、それ以外のnピラー層21の不純物濃度よりも高
く、最もセル部側(pピラー層4側)に配置されたpピラー層22の不純物濃度は、そ
れ以外のpピラー層22の不純物濃度よりも高くなっている。このように段階的にピラ
ー層不純物濃度を変化させることで、マスクパターンが基本単位毎の配置になっていなく
とも局所的な不純物濃度ばらつきが発生し難く、高耐圧を実現することができる。
徐々にピラー層の不純物濃度を低下させていく場合、nピラー層21の濃度が、隣り
合う二つのpピラー層22の平均の濃度になっていることで、nピラー層21とp
ピラー層22との不純物バランスが取れる。このため、nピラー層21の濃度変化とp
ピラー層22の濃度変化は同じ傾きで変化させることが望ましい。また、ピラー層の濃
度が傾斜している領域は、ほぼ最外部のpベース層5の直下に位置している。最外部のp
ベース層5の幅は、例えば20乃至50μm程度である。素子の中央部から終端部に向か
って、ピラー層の濃度が低下し始める始端は、最外部のpベース層5の直下に位置してい
てもよく、それより内部に位置していてもよい。
図17に示した構造は、図18に示すようなマスクパターンを用いて形成することがで
きる。図は、ピラー層がストライプ状に形成される場合のパターン例である。横方向周期
は変化させずにマスク開口幅を徐々に狭くしていくことで、ピラー濃度を徐々に低減させ
ることができる。
ピラー層21の濃度が、隣り合う二つのpピラー層22の平均の濃度となるよう
に、nピラー層用開口部23の幅とpピラー層用開口部24の幅は、同様な傾きで狭
くしていかなければならない。例えば、pピラー層用開口部24の幅を、2μm、1.
8μm、1.6μm、1.4μmと変化させる場合、その間に配置されるnピラー用開
口部23の幅は、1.9μm、1.7μm、1.5μmとしなければならない。そして、
不純物量バランスを崩さないために、pピラー層用開口部24の幅を変化させ始めたら
、nピラー層用開口部23の幅で変化を終えるようにすることが望ましい。
また、ストライプ状にピラー層を形成した場合、ストライプが延びる方向(ストライプ
方向)においても徐々に開口幅を狭くしていくことで、横方向周期を変化させずにピラー
層濃度を徐々に低減させることができる。ストライプ方向においても不純物量のバランス
を崩さない為に、pピラー層用開口部24とnピラー用開口部23の幅は、同様に狭
くしなければならない。このように2次元的に寸法を変化させることで、各埋め込みドー
プ層同士の位置合わせずれが生じても耐圧低下が起き難くなる。ストライプ方向の開口幅
を変化させる長さは、位置合わせずれが無視できるような長さとして、ピラー層の配列方
向(横方向)におけるピラー層間隔よりも長く、ピラー層間隔の3〜8倍程度とすること
が望ましい。
このようにマスク開口幅を連続に変化させることで、開口幅のばらつきに対する影響を
小さくすることができ、高耐圧が得やすい。また、pピラー層とnピラー層の両方の濃度
をイオン注入とマスク開口幅で制御するため、終端部スーパージャンクション構造の横方
向周期を変えずとも終端部の耐圧を向上することができる。
そして、pピラー層とnピラー層の両方の濃度をイオン注入とマスク開口幅で制御する
場合において、終端部のピラー層の不純物濃度を下げることは、横方向周期を縮めること
よりも、プロセスばらつきによる耐圧低下を抑制するために有効である。ピラー層濃度を
下げることも横方向周期を縮めることもスーパージャンクション構造を空乏化し易くして
耐圧を上げることには有効である。しかし、マスク開口幅がばらついた時の影響の度合い
は、周期をそのままにして開口幅を狭くした場合と、周期を縮めて開口幅をそのままとし
た場合とで異なる。
周期をそのままにしてマスク開口幅を狭くした場合、開口幅のばらつきが寸法によらず
一定だとすると、埋め込まれるドープ層の不純物量のばらつきは、セル部と終端部とで同
じとなる。耐圧低下は不純物量のばらつきに比例するので、バランスしている状態で得ら
れる最大耐圧からの低下分は、セル部と終端部とで同じになる。そして、ピラー層を低濃
度化することで終端部の耐圧はセル部の耐圧よりも高くなるため、プロセスがばらついて
も終端部の耐圧よりもセル部の耐圧が低いという関係は変わらない。
一方、周期を縮めてマスク開口幅をそのままとした場合、ピラー層一つ一つのマスク開
口幅のばらつきは変わらないのでピラー層一つ一つの不純物量ばらつきはセル部も終端部
も同じとなる。しかし、終端部では周期が狭くなっているため、横方向で不純物量のばら
つきを平均すると周期に反比例して増大する。つまり、周期を1/2にすると、不純物量
のばらつきは2倍になってしまう。このため、最大耐圧はセル部よりも終端部が高いが、
プロセスばらつきが大きくなると、セル部よりも終端部の方が低い耐圧となってしまい、
耐圧低下が著しい。
このように、本実施形態に示す周期をそのままで濃度を徐々にさせる構造と、特許文献
1で示されるような周期を徐々に縮めて濃度をそのままという構造とでは、最大耐圧を向
上させるという点では同じであるが、プロセスばらつきによる耐圧低下は本実施形態の構
造の方が小さい。
また、図14に示した構造と同様に、セル部と終端部のスーパージャンクション構造を
同時に形成することで、どちらにおいても縦方向プロファイルに傾斜を付けることが可能
となり、高アバランシェ耐量を得ることができる。
また、セル部のコーナーは、電界集中が起き易い為、コーナー部下のスーパージャンク
ション構造のピラー層濃度は低いことが望ましい。そこで、図4と同様に階段状にスーパ
ージャンクション構造を変化させることで、有効面積を減らさずにピラー層の幅を変化さ
せることが低オン抵抗と高耐圧を両立させることに有効である。図19にパターン例を示
す。図中の一点鎖線で囲んだ領域が徐々に開口幅を変化させている領域である。このよう
に変化させている領域を階段状に配置することで、有効面積を減らさずにコーナー部スー
パージャンクション構造の低濃度化を実現することができる。
このように、本実施形態によれば、セル部から終端部へと素子の外側に向かうにつれて
、pピラー層とnピラー層の不純物濃度を低くしていく。このとき、急激に濃度を低下さ
せるのではなく、徐々に変化させることで、プロセスばらつきにより生じる濃度ばらつき
の影響を抑制し、高耐圧を実現することができる。
特許文献1(特開2001−298190号公報)では、ピラー層濃度を一定としたま
ま徐々にピラー層の幅を変化させることでスーパージャンクション構造の横方向周期を変
化させる構造が示されている。この構造はp型不純物をイオン注入して、n型半導体層で
埋め込み結晶成長を行う工程を複数回繰り返すことで形成が可能である。この場合、nピ
ラー層濃度はn型成長層の不純物濃度で決まる為、横方向濃度プロファイルを制御するこ
とは困難である。このため、pピラー層内に含まれる不純物量とnピラー層内に含まれる
不純物量を等しくするために、pピラー層を形成するためのイオン注入時に、マスク開口
幅と開口位置を同時に変化させなければならない。そして、n型成長層の不純物を打ち消
すだけのp型不純物量をイオン注入する必要があるため、イオン注入のドーズ量が高くな
る。このため、レジストパターンの変形やドーズ量ばらつきによる耐圧低下が起き易い。
これに対して、p型不純物及びn型不純物の両方をイオン注入し、低濃度層による埋め
込み結晶成長を複数回繰り返すプロセスを用いてスーパージャンクション構造を形成する
場合では、プロセスばらつきの影響を小さくすることができる。このプロセスでは、nピ
ラー層不純物濃度もpピラー層不純物濃度と同様にイオン注入とマスク開口幅により制御
させるため、横方向周期を変化させなくとも、終端部のピラー層形成用マスク開口幅のみ
を縮めることでピラー層濃度を低減できる。これにより、終端部のスーパージャンクショ
ン構造は、セル部のスーパージャンクション構造よりも低い電圧で完全空乏化して、高耐
圧が得られる。そして、n型成長層がないことでpピラー層形成用イオン注入のドーズ量
は低くなる。これにより、マスク開口幅やドーズ量がばらついても耐圧低下が起き難い。
更に、本実施形態で示すように、開口幅を徐々に変化させて段階的にピラー層濃度を低減
することで、プロセスばらつきの影響を受け難くすることが可能である。
(第7の実施形態)
図20は本発明の第7の実施形態に係るパワーMOSFETの構造を模式的に示す断面
図である。前述の実施形態と同一部分の詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ説明する。
図に示す構造では、終端部のスーパージャンクション構造の濃度と周期を同時に変化さ
せている。どちらも徐々に変化させている。前述したように周期を縮めるとプロセスばら
つきによる耐圧低下が起き易くなるが、周期を縮めることで最大耐圧が向上するため、セ
ル部よりも終端部の耐圧を高くすることができ、結果的にプロセスばらつきによる耐圧低
下を抑えることができる。このような構造は、図21に示すようなマスクパターンとする
ことで形成することができる。
(第8の実施形態)
図22は本発明の第8の実施形態に係るパワーMOSFETの形成するためのマスクパ
ターンを模式的に示す平面図である。前述の実施形態と同一部分の詳しい説明は省略し、
ここでは異なる部分についてのみ説明する。
図に示すパターン例では、pピラー層用開口部18及びpピラー層用開口部24がマ
トリクス状に配置されており、このpピラー層用開口部18及びpピラー層用開口部2
4を囲むように、且つpピラー層用開口部18及びpピラー層用開口部24から離隔し
て、nピラー層用開口部17及びnピラー層用開口部23が格子状に設けられている。
pピラー層用開口部18及びnピラー層用開口部17の開口幅は、素子の中央部から終端
部に向かって、縦横どちらの方向においても徐々に小さくなっている。これにより、ピラ
ー層濃度を素子の中央部から終端部に向かって徐々に低減させている。なお、図22では
、pピラー層用開口部18及びpピラー層用開口部24をマトリクス状に配置するパタ
ーンを示したが、千鳥状に配置するパターンでも実施可能である。
また、第4の実施形態で示したように、基本単位ごとにパターンを配置した場合でも、
徐々に開口幅を縮めることで各埋め込み層毎の縦方向の位置合わせずれによる影響を受け
難くなり、高耐圧が得られ易い。パターン例を図23に示す。なお、図23では、pピラ
ー層用開口部18をマトリクス状に配置する例を示しているが、ストライプ状に配置する
場合でも千鳥状に配置する場合でも実施可能である。更に、図24に示すように、基本単
位のパターンをセル内で徐々に縮めて、終端部にスーパージャンクション構造を形成しな
いパターンも実施可能である。
(第9の実施形態)
図25は本発明の第9の実施形態に係るパワーMOSFETの形成するためのマスクパ
ターンを模式的に示す平面図である。前述の実施形態と同一部分の詳しい説明は省略し、
ここでは異なる部分についてのみ説明する。
図25に示すパターン例は、図18と同様にストライプ状にスーパージャンクション構
造を形成する場合のパターン例である。図18と異なる点は、pベース層5のコーナー部
の曲率である。ストライプ状にスーパージャンクション構造を形成した場合、ストライプ
が延びる方向(ストライプ方向)は空乏層が伸び易く、ストライプの配列方向は空乏層が
伸び難い。このため、コーナー部の中心ではなく、その方向がストライプの配列方向に近
づいている部分で電界集中が起き易い。このため、コーナー部の曲率は、配列方向で長く
、ストライプ方向で短いこと(図中a<b)が望ましい。なお、図26に示すように終端
部のピラー層間隔を縮めた場合でも実施可能である。
以上、本発明の具体的な態様の例を第1乃至第9の実施形態により説明したが、本発明
は、これらの実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の各実施形態では、第1
の導電型をn型、第2の導電型をp型として説明したが、第1の導電型をp型、第2の導
電型をn型としても実施可能である。また、第1乃至第9の実施形態では、素子部の最外
部をpピラー層としたが、nピラー層としても同様な設計を行うことで同等の効果を得る
ことができる。更に、MOSゲート部やスーパージャンクション構造の平面パターンも、
スーパージャンクション構造のピラーパターンと同様にストライプ状に限らず、格子状や
千鳥状に形成してもよい。
更にまた、終端部表面はフィールドプレート構造を用いた構造とする例を示したが、R
ESURF構造やガードリング構造、フローティングフィールドプレート構造なども実施
可能であり、表面の構造には限定されない。更にまた、MOSゲート構造はプレナー構造
である例を説明したが、トレンチ構造でも実施可能である。
更にまた、pピラー層4とpピラー層22は、nドレイン層2に接していなくても
よい。図2では、高抵抗層が成長している基板表面にイオン注入を行うことでスーパージ
ャンクション構造を形成しているため、pピラー層4はnドレイン層2に接しているが
、nドレイン層2上にn型半導体層を成長させることで、pピラー層がnドレイン層
に接していない構造を形成することも可能である。また、nピラー層3よりも濃度が低い
層を成長した基板表面にスーパージャンクション構造を形成してもよい。
更にまた、高抵抗層12は完全な真性半導体でなくてもよく、不純物濃度がnピラー層
3に対して充分に小さければ高耐圧を得ることができる。但し、高抵抗層12の不純物濃
度は、nピラー層3の不純物濃度の1/10以下であることが望ましい。そして、素子外
周部ではなく、素子セル側の電界が高くなるように、n型であることが望ましい。
更にまた、上述の各実施形態においては、高抵抗層を形成する工程と、この高抵抗層に
p型不純物及びn型不純物を注入する工程とを複数回繰り返して、その後不純物を拡散さ
せることにより、nピラー層及びpピラー層を形成する例を示したが、本発明はこれに限
定されない。例えば、高抵抗層を形成した後、この高抵抗層に不純物を複数水準の加速電
圧により注入し、その後不純物を拡散させてもよい。これによっても、高抵抗層内に深さ
方向に分布した不純物領域を形成することができ、厚さ方向に延びるnピラー層及びpピ
ラー層を形成することができる。
更にまた、半導体としてシリコン(Si)を用いたMOSFETを説明したが、半導体
としては、例えばシリコンカーバイト(SiC)や窒化ガリウム(GaN)、等の化合物
半導体やダイアモンドなどのワイドバンドギャップ半導体を用いることもできる。
更にまた、上述の第1乃至第9の実施形態は、技術的に可能な限りにおいて、相互に組
み合わせて実施してもよい。このように、上述の実施形態のうち複数の実施形態を組み合
わせた態様も、本発明の範囲に含有される。また、上述の実施形態又はその組み合わせに
対して、当業者が設計の変更若しくは構成要素の追加などを行ったものも、本発明の範囲
に含まれる。
更にまた、上述の各実施形態においてはスーパージャンクション構造を有する電力用半
導体素子としてMOSFETを例示したが、本発明に係る電力用半導体素子はMOSFE
Tに限定されず、本発明の構造は、スーパージャンクション構造を有する素子であれば、
SBD(Schottky Barrier Diode:ショットキーバリアダイオード)、MOSFETとS
BDとの混載素子、SIT(Static Induction Transistor:静電誘導トランジスタ)、
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)
などの素子でも適用可能である。例えば、上述の各実施形態をIGBTに適用する場合は
、ドレイン電極1とnドレイン層2との間に、正孔の供給源となるP層を形成すればよ
い。
1 ドレイン電極(第1の主電極)、2 nドレイン層(第1の半導体層)、3 nピ
ラー層(第2の半導体層)4 pピラー層(第3の半導体層)、5 pベース層(第4の
半導体層)、6 nソース層(第5の半導体層)7 Si酸化膜(ゲート絶縁膜)、8ゲ
ート電極(第1の制御電極)、9 ソース電極(第2の主電極)10 フィールドストッ
プ電極、11 フィールドストップ層、12 高抵抗層(第6の半導体層)、13 フィ
ールド絶縁膜、14 レジスト、15 ボロン、16 リン、17 nピラー層用開口部
、18 pピラー層用開口部、19 n層(第6の半導体層)、20 p層(第6の
半導体層)、21 nピラー層(第7の半導体層)、22 pピラー層(第8の半導
体層)、23 nピラー層用開口部、24 pピラー層用開口部、30 基本単位

Claims (5)

  1. 電流を流すセル部と、
    前記セル部を囲む終端部と、
    第1の第1導電型半導体層と、
    前記セル部における前記第1の第1導電型半導体層上に形成され、前記第1の第1導電
    型半導体層の表面に平行な方向のうち少なくとも一の方向に沿って交互に配列された第2
    の第1導電型半導体層及び第3の第2導電型半導体層と、
    前記終端部における前記第1の第1導電型半導体層上に形成され、前記一の方向に沿っ
    て交互に配列された第7の第1導電型半導体層及び第8の第2導電型半導体層と、
    前記第1の第1導電型半導体層に電気的に接続された第1の電極と、
    前記第2の第1導電型半導体層の表面及び前記第3の第2導電型半導体層の表面に選択
    的に形成された第4の第2導電型半導体層と、
    前記第4の第2導電型半導体層の表面に選択的に形成された第5の第1導電型半導体層
    と、
    前記第4の第2導電型半導体層及び前記第5の第1導電型半導体層に接続された第2の
    電極と、
    前記第4の第2導電型半導体層、前記第5の第1導電型半導体層及び前記第2の第1導
    電型半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成された制御電極と、
    を備え、
    前記セル部と前記終端部との境界を含み、前記第2の第1導電型半導体層、前記第3の
    第2導電型半導体層、前記第7の第1導電型半導体層及び前記第8の第2導電型半導体層
    のうち連続して配列された3層以上の半導体層を含む領域において、前記各半導体層の不
    純物濃度は、前記終端部側に配置された前記半導体層ほど低く、
    上方から見て、前記セル部の外縁は前記セル部の角部において湾曲しており、前記第2
    の第1導電型半導体層及び前記第3の第2導電型半導体層の形状は、前記セル部の外縁に
    沿って整形されており、
    前記第2の第1導電型半導体層及び前記第3の第2導電型半導体層における前記第2の
    電極から前記第1の電極に向かう方向に沿った不純物濃度プロファイルは、波形をなし、
    前記第7の第1導電型半導体層及び前記第8の第2導電型半導体層は、前記第2の第1
    導電型半導体層及び前記第3の第2導電型半導体層よりも、幅が狭いこと
    を特徴とする電力用半導体素子。
  2. 電流を流すセル部と、
    前記セル部を囲む終端部と、
    第1の第1導電型半導体層と、
    前記セル部における前記第1の第1導電型半導体層上に形成され、前記第1の第1導電
    型半導体層の表面に平行な方向のうち少なくとも一の方向に沿って交互に配列された第2
    の第1導電型半導体層及び第3の第2導電型半導体層と、
    前記終端部における前記第1の第1導電型半導体層上に形成され、前記一の方向に沿っ
    て交互に配列された第7の第1導電型半導体層及び第8の第2導電型半導体層と、
    前記第1の第1導電型半導体層に電気的に接続された第1の電極と、
    前記第2の第1導電型半導体層の表面及び前記第3の第2導電型半導体層の表面に選択
    的に形成された第4の第2導電型半導体層と、
    前記第4の第2導電型半導体層の表面に選択的に形成された第5の第1導電型半導体層
    と、
    前記第4の第2導電型半導体層及び前記第5の第1導電型半導体層に接続された第2の
    電極と、
    前記第4の第2導電型半導体層、前記第5の第1導電型半導体層及び前記第2の第1導
    電型半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成された制御電極と、
    を備え、
    前記セル部と前記終端部との境界を含み、前記第2の第1導電型半導体層、前記第3の
    第2導電型半導体層、前記第7の第1導電型半導体層及び前記第8の第2導電型半導体層
    のうち連続して配列された3層以上の半導体層を含む領域において、前記各半導体層の不
    純物濃度は、前記終端部側に配置された前記半導体層ほど低いことを特徴とする電力用半
    導体素子。
  3. 前記第2の第1導電型半導体層及び前記第3の第2導電型半導体層における前記第2の
    電極から前記第1の電極に向かう方向に沿った不純物濃度プロファイルは、波形であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電力用半導体素子。
  4. 上方から見て、前記セル部の外縁は前記セル部の角部において湾曲しており、前記第2
    の第1導電型半導体層及び前記第3の第2導電型半導体層の形状は、前記セル部の外縁に
    沿って整形されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力用半導体素子。
  5. 前記第7の第1導電型半導体層及び前記第8の第2導電型半導体層は、前記第2の第1
    導電型半導体層及び前記第3の第2導電型半導体層よりも、幅が狭いことを特徴とする請
    求項2乃至4に記載の電力用半導体素子。
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