JP2012156021A - フローティングコネクタ - Google Patents

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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/631Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
    • H01R13/6315Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only allowing relative movement between coupling parts, e.g. floating connection

Abstract

【課題】接触信頼性をより向上させることのできるフローティングコネクタを得る。
【解決手段】フローティングコネクタ1は、2つの配線基板2、3にそれぞれ固定される一対のソケット4と、それぞれのソケット4に着脱可能に装着されるヘッダ5とを備えている。そして、ヘッダ5のヘッダハウジング52は、配線基板2、3の接続方向に分割され、配線基板2、3の接続方向Yに直交する直交方向Xに相対移動可能に連結する分割ハウジング52A、52Bを備えている。そして、それぞれの分割ハウジング52A、52Bに、一対のソケット4を収容しつつ嵌合する収容凹部53を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、フローティングコネクタに関する。
従来、フローティングコネクタとして、接続しようとする2つの配線基板にそれぞれ固定された一対のソケットと、一対のソケットに跨がって取り付けられるヘッダと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、一対のソケットに設けられたコンタクトの形状を円弧状とすることで、コンタクトとヘッダに設けられた接触部との導通を確保しつつ、配線基板の基板接続方向と直交する方向へのずれを吸収できるようにしている。
特開2010−232155号公報
しかしながら、かかる従来のフローティングコネクタでは、ヘッダハウジングのフックをソケットハウジングの引掛部に引っ掛けることで、ヘッダの抜去方向への移動は規制されるようにしているが、ヘッダの基板接続方向への移動については何ら規制されていない。そのため、2つの配線基板が離反方向に大きく移動した場合等に、ヘッダに設けられたポストがソケットに設けられたコンタクトから抜け出てしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、接触信頼性をより向上させることのできるフローティングコネクタを得ることを目的とする。
本発明にあっては、2つの配線基板にそれぞれ固定される一対のソケットと、当該一対のソケットに着脱可能に装着されるヘッダとを備えるフローティングコネクタであって、前記ヘッダはヘッダハウジングを備えるとともに、当該ヘッダハウジングは、2つの配線基板の接続方向に分割され、2つの配線基板の接続方向に直交する直交方向に相対移動可能に連結される一対の分割ハウジングを備えており、前記一対の分割ハウジングには、前記ソケットを収容しつつ嵌合する収容凹部がそれぞれ設けられていることを主要な特徴とする。
本発明によれば、ヘッダハウジングが、2つの配線基板の接続方向に分割され、2つの配線基板の接続方向に直交する直交方向に相対移動可能に連結される一対の分割ハウジングを備えている。そのため、2つの配線基板の接続方向に直交する直交方向に2つの配線基板がずれた場合であっても、一対の分割ハウジングが直交方向に相対移動してそのずれを吸収することができる。
このとき、一対の分割ハウジングに、ソケットを収容しつつ嵌合する収容凹部をそれぞれ設けているため、ヘッダとソケットとが設定量以上に相対移動してしまうのを抑制することができる。その結果、フローティングコネクタの接触信頼性をより向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態にかかるフローティングコネクタを示す図であって、(a)は、フローティングコネクタの平面図、(b)は、フローティングコネクタの側面図である。 図2は、本発明の第1実施形態にかかるフローティングコネクタを示す断面図であって、(a)は、図1(a)のA−A断面図、(b)は、図1(a)のB−B断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態にかかるソケットを配線基板に固定した状態を示す一部破断平面図である。 図4は、本発明の第1実施形態にかかるソケットを示す図であって、(a)は、ソケットを背面側から見た斜視図、(b)は、ソケットを正面側から見た斜視図である。 図5は、本発明の第1実施形態にかかるソケットを分解して示す図であって、(a)は、ソケットを背面側から見た分解斜視図、(b)は、ソケットを正面側から見た分解斜視図である。 図6は、本発明の第1実施形態にかかるヘッダを表側から見た斜視図である。 図7は、本発明の第1実施形態にかかるヘッダを裏側から見た斜視図である。 図8は、本発明の第1実施形態にかかるヘッダを表側から見た分解斜視図である。 図9は、本発明の第1実施形態にかかるヘッダを裏側から見た分解斜視図である。 図10は、本発明の第1実施形態にかかるヘッダのX方向へのフローティング時の挙動状態を示す平面図である。 図11は、本発明の第1実施形態にかかるヘッダのY方向へのフローティング時の挙動状態を示す図であって、(a)は、通常の状態を示す断面図、(b)は、ヘッダを矢印a方向に最大限フローティングさせた状態を示す断面図である。 図12は、本発明の第2実施形態にかかるフローティングコネクタを示す図であって、(a)は、フローティングコネクタの平面図、(b)は、フローティングコネクタの側面図である。 図13は、本発明の第2実施形態にかかるヘッダを表側から見た斜視図である。 図14は、本発明の第2実施形態にかかるヘッダを裏側から見た斜視図である。 図15は、本発明の第2実施形態にかかるヘッダを表側から見た分解斜視図である。 図16は、本発明の第2実施形態にかかるヘッダを裏側から見た分解斜視図である。 図17は、本発明の第2実施形態にかかるヘッダのX方向へのフローティング時の挙動状態を示す図であって、(a)は、平面図、(b)は、底面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、2つの配線基板の接続方向をY方向、ヘッダの着脱方向をZ方向、ヘッダの着脱方向に垂直な平面における2つの配線基板の接続方向に直交する方向(直交方向)をX方向として説明する。そして、ソケットの相手側のソケットと対向する側をソケットの接続側として説明する。
また、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかるフローティングコネクタ1は、ソケット4とヘッダ5とを備えており、ヘッダ5を一対のソケット4に跨って装着することで、2つの配線基板2、3を、XY平面(ヘッダ5の着脱方向に垂直な平面)方向の位置ずれを吸収しつつ電気的に接続するようにしたものである。
ソケット4は、図1(b)に示すように一対設けられており、それら一対のソケット4は、個々の配線基板2、3にそれぞれ固定されている。それぞれのソケット4は、図4に示すように、配線基板2、3に実装されるコンタクト41を有しており、このコンタクト41をソケットハウジング42内に収納することで、ソケット4が形成されている。
一方、ヘッダ5は、図1(a)、(b)に示すように、一対のソケット4に跨がって装着されており、装着時には、ヘッダ5がソケット4を全体的に覆っている。そして、このヘッダ5は、図1に示すように、ソケット4のコンタクト41に接触するポスト51を有しており、このポスト51をヘッダハウジング52内に収納することで、ヘッダ5が形成されている。
ソケット4は、図4(a)および図5(a)では、奥側が相手側のソケット4に対向する側となり、図4(b)および図5(b)では、手前側が相手側のソケット4に対向する側となっている。
本実施形態では、1つのソケット4には、図5(a)、(b)に示すように、コンタクト41が2つ設けられており、それぞれのコンタクト41は、断面U字状に折曲された基部411を有している。そして、基部411の両側(X方向両側)からは、接触端子となる一対の先端部412がソケット4の接続側に向けて突設されている。一対の先端部412は互いに近接する方向(X方向内側)に折曲されており、弾性変形可能に形成されている。そして、一対の先端部412の先端には互いに対向するように突出する接触点413が設けられている。また、基部411の底部には配線基板2、3のプリント配線にハンダ付けなどにより実装される端子部414が突設されている。この端子部414は、基部411の底部の接続側とは反対側(ソケット4の接続側とは反対側)に向けて突設されている。
ソケットハウジング42は、図5(a)に示すように、全体的に扁平な直方体の筺形状をしており、ソケット4の接続側とは反対側の側面42F1の両側部には、2つのコンタクト41を挿入する矩形状の開口部421が一対形成されている。また、ソケットハウジング42のX方向両側部には、図5(b)に示すように、ソケットハウジング42の上面42F2からソケット4の接続側の側面42F3に亘って、Y方向に沿ってヘッダ5のポスト51を挿入するスリット状のポスト挿入口422が一対形成されている。そして、コンタクト41を、先端部412側から開口部421に挿入して当該コンタクト41をソケットハウジング42内に収納した状態で、先端部412がポスト挿入口422に位置するようにしている。
また、ソケットハウジング42の接続側(ソケット4の接続側)の側面42F3の中央部には、ソケットハウジング42の側面42F3側を配線基板2、3に固定する保持金具43を挿入するための挿入口423が形成されている。この挿入口423に保持金具43の基端部431を圧入して固定した状態で、先端部432を配線基板2、3にハンダ付けするとともに、上述した端子部414を配線基板2、3にハンダ付けすることで、一対のソケット4が配線基板2、3にそれぞれ固定される(図1(b)および図3参照)。さらに、本実施形態では、ソケットハウジング42のX方向の両側面42F4に、ヘッダハウジング52に係合する係止突起424がそれぞれ突設されている。
一方、ヘッダハウジング52は、図8、9に示すように、Y方向のほぼ中央部において、2つの配線基板2、3の接続方向(Y方向)に分割された第1の分割ハウジング52Aと第2の分割ハウジング52Bとを備えている。そして、それぞれの分割ハウジング52A、52Bが突き合わされる連結部52Cには、図8および図10に示すように、摺動凹部521が形成されている。本実施形態では、摺動凹部521は、第1の分割ハウジング52Aの表面側中央部(X方向中央部)に形成されている。そして、摺動凹部521のX方向幅両端には、内面間の幅(X方向幅)がW1となる段差部521aが形成されている。
また、第2の分割ハウジング52Bの中央部には、X方向幅が摺動凹部521の幅W1よりも小幅のW2(W2<W1)となる突出部522が形成されている(図8参照)。
そして、摺動凹部521の両段差部521a間に突出部522を重ね合わせるようにして摺動可能に嵌合することで、第1および第2の分割ハウジング52A、52Bは、X方向にW1−W2の幅で相対移動できるように連結される。このとき、連結部52Cには、摺動凹部521の両側先端部および突出部522の先端部に、相手側の分割ハウジング52B、52Aに形成した嵌合凹部523、524にほぼ密接して所定量挿入される突起部525、526が設けられている(図8から図10参照)。このときの挿入量、つまり嵌合凹部523、524の深さ(Y方向深さ)および突起部525、526の突出量(Y方向突出量)は、ヘッダ5をソケット4から抜去する際に、ヘッダ4の連結部52Cが折れ曲がってしまうのを効果的に抑制できる程度に設定するのが好ましい。
ポスト51は、図8、9に示すように、一対のコンタクト41に対応してX方向に一対配置されている。ポスト51は、全体的にY方向に細長い板状をしており、幅w方向がZ方向となるように配置される。ポスト51のY方向両端部には、コンタクト41の先端部412(接触点413)に接触する接触部511が設けられている。また、ポスト51のY方向の中央部分には、第1および第2の分割ハウジング52A、52BのX方向の相対移動に伴って撓み変形(図10参照)する変形部512が設けられている。変形部512は、幅w方向(Z方向)の寸法を小さくして細身とすることにより形成されている。
また、ポスト51の接触部511と変形部512との間には固定部513が設けられている。この固定部513は、変形部512と接触部511とを連結するZ方向に細幅の連結部514から、略一定の幅w1(図6、7参照)をもってZ方向に突出させることにより形成される。
ここで、本実施形態では、第1および第2の分割ハウジング52A、52Bに、図9に示すように、ソケットハウジング42を全体的に嵌合する収容凹部53をそれぞれ設けている。この収容凹部53は、ヘッダハウジング52のY方向両端部に位置するように一対設けられており、ソケットハウジング42のZ方向高さとほぼ等しい深さdと、ソケットハウジング42のX方向幅とほぼ等しい幅w2とを有している。したがって、ヘッダハウジング52をソケット4に被せた際には、ソケットハウジング42がZ方向およびX方向にほぼ密接して収容凹部53内に嵌合されることとなる。このとき、収容凹部53のX方向両側には、ソケットハウジング42の係止突起424に係合する係合穴531が形成されており、収容凹部53内にソケットハウジング42を嵌合させた際に、係止突起424が係合穴531に係合して抜去方向にロックできるようになっている。
また、収容凹部53には、図1(b)に示すように、ソケット4に嵌合した状態でY方向に所定量の相対移動を許容する移動許容スペースSが設けられている。この移動許容スペースSは、図1(b)において、ソケット4のY方向両側に設けられるスペースS1、S2を合算した量となる。したがって、上述した係止突起424は、ヘッダハウジング52(第1および第2の分割ハウジング52A、52B)がソケット4に対してY方向へS1+S2だけ相対移動できるように、Y方向に遊びを持った状態で係合穴531に係合されることとなる。すなわち、係止突起424と係合穴531とを係合させた状態で、ヘッダ5がソケット4に対してY方向へ相対移動できるようにしている。
また、本実施形態では、図6および図8に示すように、ヘッダハウジング52の表面側からポスト51を収納するようになっている。具体的には、第1の分割ハウジング52Aには、収容凹部53と摺動凹部521との間の肉厚部527のX方向両側部に、ポスト51の肉厚幅よりも僅かに狭い取付溝528が形成されており、第2の分割ハウジング52Bには、収容凹部53と連結部52C側端との間の肉厚部529のX方向両側部に同様の取付溝528が形成されている。そして、第1および第2の分割ハウジング52A、52Bを図6に示すように結合させた状態で、ポスト51の固定部513を取付溝528に圧入するようになっている。
このとき、それぞれの収容凹部53の底面(第1および第2の分割ハウジング52A、52Bの天面)には、ポスト51の接触部511の一側を嵌合する浅溝(貫通孔)528aが取付溝528から連続して形成されており、浅溝528aに接触部511を貫通させることで、当該接触部511を安定的に固定できるようにしている。
したがって、ヘッダ5にポスト51を組み付けた後は、固定部513が第1および第2の分割ハウジング52A、52Bの取付溝528にそれぞれ圧入された状態で固定されているため、それら第1および第2の分割ハウジング52A、52Bは、ポスト51によって連結状態が保持され、Y方向に分離するのが抑制される。
また、本実施形態では、図8に示すように、ポスト51は、露出部分51E、つまり、接触部511、変形部512、固定部513および連結部514の上部および表面に、絶縁材料としての樹脂コーティング515が施されている。
以上の構成をしたフローティングコネクタ1は、以下のようにして組み付けられる。
まず、ソケット4を図4に示すように組み立てた後、コンタクト41の端子部414および保持金具43の先端部432をそれぞれの配線基板2、3にハンダ付けする(図3参照)ことで、図1(b)の破線で示すように、一対のソケット4が配線基板2、3にそれぞれ対向して固定される。
そして、図8、9に示すように、第1および第2の分割ハウジング52A、52Bの突起部525、526を、相手側の分割ハウジング52B、52Aの嵌合凹部523、524に挿入して両分割ハウジング52A、52Bを結合した後、ポスト51を取付溝528に圧入することで、ヘッダ5が組み立てられる。
そして、配線基板2、3に固定された一対のソケット4に跨がってヘッダ5を配置し、このヘッダ5のY方向両端部の収容凹部53をそれぞれのソケット4に被せて、係止突起424と係合穴531とを係合させることで、ヘッダ5がソケット4に装着される。
このとき、ポスト51の接触部511がソケットハウジング42のポスト挿入口422から挿入されて、コンタクト41の先端部412間に挟持される。これにより、一対のソケット4はヘッダ5を介して導通状態となり、ひいては2つの配線基板2、3が電気的に接続される。
こうして、フローティングコネクタ1の配線基板2、3への組み付けが完了する。このとき、本実施形態では、ポスト51と配線基板2、3との間にヘッダハウジング52が介在するようにしている。具体的には、図11(a)および図11(b)に示すように、配線基板2または配線基板3とポスト51の変形部512との間に段差部521aが介在するようにしている。すなわち、Z方向に配線基板2(3)、段差部521a、変形部512の順に配置されるようにしている。
以上説明したように、本実施形態によれば、ヘッダハウジング52をY方向に分割して第1および第2の分割ハウジング52A、52Bで構成し、それぞれの分割ハウジング52A、52Bを、摺動凹部521および突出部522を介してX方向に相対移動可能に連結している。したがって、2つの配線基板2、3がX方向にずれた場合であっても、図8(a)に示すように、それぞれの分割ハウジング52A、52Bが相対移動してそのずれを吸収することができる。
また、それぞれの分割ハウジング52A、52Bに、一対のソケット4を収容して嵌合する収容凹部53をそれぞれ設けたため、この収容凹部53によってヘッダ5とソケット4とがX方向に相対移動してしまうのを抑制することができる上、Y方向にも設定量である移動許容スペースSを超えて相対移動してしまうのを抑制することができる。その結果、2つの配線基板2、3がそれらの接続方向および離反方向に設定量以上に大きくずれてしまうのが抑制され、コンタクト41とポスト51との接触状態を常に維持することができる。
すなわち、本実施形態によれば、フローティングコネクタ1の接触信頼性をより向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ポスト51の中央部分に、分割ハウジング52A、52Bの相対移動に伴って撓み変形する変形部512を設けている。その結果、2つの配線基板2、3のX方向への相対的な位置ずれをポスト51自体の撓み変形によって吸収することができるため、ポスト51の構造を簡素化して安価な製品を提供することができる。また、Y方向に細長い板状のポスト51の中央部分を変形させるようにすることで、可動部が長く取れるため、ポスト51がへたってしまうのが抑制され、分割ハウジング52A、52Bをスムーズに可動(相対移動)させることができるようになるという利点もある。
また、本実施形態によれば、収容凹部53に移動許容スペースS(=S1+S2)を設け、収容凹部53にソケット4を嵌合させた状態でヘッダ5のソケット4に対するY方向への所定量(S1+S2)の相対移動を許容できるようにしている。そのため、2つの配線基板2、3がそれらの接続方向にずれた場合であっても、それぞれの分割ハウジング52A、52Bがそれぞれの収容凹部に嵌合しているソケット4に対して相対移動してそのずれを吸収することができるようになる。このとき、ポスト51の接触部511とコンタクト41の先端部412とが相対的に摺動するが、接触部511の長さを移動許容スペースSの距離よりも長くし、分割ハウジング52A、52Bが許容範囲内で移動した場合に、接触部511がコンタクト41から外れないようにするのが好適である。こうすれば、コンタクト41とポスト51との接触状態を常に維持することができる。
また、本実施形態によれば、分割ハウジング52A、52Bの連結部52Cに、2つの配線基板2、3のX方向の相対移動を許容しつつ、相手側の分割ハウジング52B、52Aに挿入される突起部525、526を設けている。そのため、ヘッダ5をソケット4から抜去する際に、ヘッダ5が連結部52Cから折れ曲がってしまうのを突起部525、526によって抑制することができ、より容易に抜去作業を行うことができる。
また、本実施形態によれば、ポスト51をヘッダハウジング52の表面側から取り付けるとともに、配線基板2または配線基板3とポスト51の変形部512との間に段差部521aが介在するようにしている。このように、配線基板2または配線基板3とポスト51の変形部512との間に段差部(樹脂製のヘッダハウジング:絶縁部材)521aを介在させることで、配線基板2、3の接続側端面2a、3aとポスト51との絶縁距離(接続側端面2a、3aからポスト51の露出部分までの最短距離)を、配線基板2、3の表面2b、3bおよび段差部521aの接続側端面521bに沿った沿面距離とすることができる。
その結果、ポスト51と配線基板2、3との間の絶縁距離を所定の距離以上に保って耐電圧を確保しつつ、フローティングコネクタ1の薄型化を図ることができるようになる。
さらに、本実施形態によれば、ポスト51の露出部分に樹脂コーティング515を施しているため、使用者等が感電してしまうのを抑制することができる。
(第2実施形態)
本実施形態にかかるフローティングコネクタ1Aは、上記第1実施形態とほぼ同様の構成をしており、ソケット4とヘッダ5Aとを備えている。そして、ヘッダ5Aを一対のソケット4に跨って装着することで、2つの配線基板2、3を、XY平面(ヘッダ5Aの着脱方向に垂直な平面)方向の位置ずれを吸収しつつ電気的に接続するようにしている。
ここで、本実施形態のフローティングコネクタ1Aが上記第1実施形態のフローティングコネクタ1と主に異なる点は、ヘッダハウジング52の裏面側からポスト51を収納するようにしたことにある。
本実施形態では、ヘッダ5Aは、図12(a)、(b)に示すように、一対のソケット4に跨がって装着されており、装着時には、ヘッダ5Aがソケット4を全体的に覆っている。そして、このヘッダ5Aは、図14に示すように、ソケット4のコンタクト41に接触するポスト51を有しており、このポスト51をヘッダハウジング52内に収納することで、ヘッダ5Aが形成されている。
ヘッダハウジング52は、図15、16に示すように、Y方向のほぼ中央部において、2つの配線基板2、3の接続方向(Y方向)に分割された第1の分割ハウジング52Aと第2の分割ハウジング52Bとを備えている。そして、それぞれの分割ハウジング52A、52Bが突き合わされる連結部52Cには、図16および図17(a)、(b)に示すように、摺動凹部521が形成されている。本実施形態では、摺動凹部521は、第1の分割ハウジング52Aの裏面側中央部(X方向中央部)に形成されている。そして、摺動凹部521のX方向幅両端には、内面間の幅(X方向幅)がW1となる段差部521aが形成されている。
また、第2の分割ハウジング52Bの中央部には、X方向幅が摺動凹部521の幅W1よりも小幅のW2(W2<W1)となる突出部522が形成されている(図17参照)。
そして、摺動凹部521の両段差部521a間に突出部522を重ね合わせるようにして摺動可能に嵌合することで、第1および第2の分割ハウジング52A、52Bは、X方向にW1−W2の幅で相対移動できるように連結される。このとき、連結部52Cには、摺動凹部521の両側先端部および突出部522の先端部に、相手側の分割ハウジング52B、52Aに形成した嵌合凹部523、524にほぼ密接して所定量挿入される突起部525、526が設けられている(図17(a)、(b)参照)。このときの挿入量、つまり嵌合凹部523、524の深さ(Y方向深さ)および突起部525、526の突出量(Y方向突出量)は、ヘッダ5Aをソケット4から抜去する際に、ヘッダ4の連結部52Cが折れ曲がってしまうのを効果的に抑制できる程度に設定するのが好ましい。
ポスト51は、図15、16に示すように、一対のコンタクト41に対応してX方向に一対配置されている。ポスト51は、全体的にY方向に細長い板状をしており、幅w方向がZ方向となるように配置される。ポスト51のY方向両端部には、コンタクト41の先端部412(接触点413)に接触する接触部511が設けられている。また、ポスト51のY方向の中央部分には、第1および第2の分割ハウジング52A、52BのX方向の相対移動に伴って撓み変形(図17(b)参照)する変形部512が設けられている。変形部512は、幅w方向(Z方向)の寸法を小さくして細身とすることにより形成されている。
また、ポスト51の接触部511と変形部512との間には固定部513が設けられている。この固定部513は、変形部512と接触部511とを連結するZ方向に細幅の連結部514から、略一定の幅w1(図15、16参照)をもってZ方向に突出させることにより形成される。
また、第1および第2の分割ハウジング52A、52Bには、図16に示すように、ソケットハウジング42を全体的に嵌合する収容凹部53がそれぞれ設けられている。この収容凹部53は、ヘッダハウジング52のY方向両端部に位置するように一対設けられており、ソケットハウジング42のZ方向高さとほぼ等しい深さdと、ソケットハウジング42のX方向幅とほぼ等しい幅w2とを有している。したがって、ヘッダハウジング52をソケット4に被せた際には、ソケットハウジング42がZ方向およびX方向にほぼ密接して収容凹部53内に嵌合されることとなる。このとき、収容凹部53のX方向両側には、ソケットハウジング42の係止突起424に係合する係合穴531が形成されており、収容凹部53内にソケットハウジング42を嵌合させた際に、係止突起424が係合穴531に係合して抜去方向にロックできるようになっている。
また、収容凹部53には、図11(b)に示すように、ソケット4に嵌合した状態でY方向に所定量の相対移動を許容する移動許容スペースSが設けられている。この移動許容スペースSは、ソケット4のY方向両側に設けられるスペースS1、S2を合算した量となる。したがって、上述した係止突起424は、第1および第2の分割ハウジング52A、52BがY方向へS1+S2だけ相対移動できるように、Y方向に遊びを持った状態で係合穴531に係合されることとなる。すなわち、係止突起424と係合穴531とを係合させた状態で、ヘッダ5Aがソケット4に対してY方向へ相対移動できるようになっている。
そして、上述したように、本実施形態では、ヘッダハウジング52の裏面側からポスト51を収納するようになっている(図16参照)。具体的には、第1の分割ハウジング52Aには、収容凹部53と摺動凹部521との間の肉厚部527のX方向両側部に、ポスト51の肉厚幅よりも僅かに狭い取付溝528が形成されており、第2の分割ハウジング52Bには、収容凹部53と連結部52C側端との間の肉厚部529のX方向両側部に同様の取付溝528が形成されている。そして、第1および第2の分割ハウジング52A、52Bを図14に示すように結合させた状態で、ポスト51の固定部513を取付溝528に圧入するようになっている。
このとき、それぞれの収容凹部53の底面には、ポスト51の接触部511の一側を嵌合する浅溝528aが取付溝528から連続して形成されており、浅溝528aによって接触部511を安定的に固定できるようになっている。
したがって、ヘッダ5Aにポスト51を組み付けた後は、固定部513が第1および第2の分割ハウジング52A、52Bの取付溝528にそれぞれ圧入された状態で固定されているため、それら第1および第2の分割ハウジング52A、52Bは、ポスト51によって連結状態が保持され、Y方向に分離するのが抑制される。
また、図15に示すように、ポスト51は、接触部511を除く露出部分51E、つまり、変形部512、固定部513および連結部514に、絶縁材料としての樹脂コーティング515が施されている。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、ポスト51をヘッダハウジング52の裏面側から取り付けるようにしたため、ポスト51がヘッダの表面に露出してしまうのが抑制され、感電してしまうのを抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、ポスト51の接触部511を除く露出部分に樹脂コーティング515を施しているため、ポスト51と配線基板2、3との間の絶縁距離を保って耐電圧を確保することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、ソケットやヘッダの形状が矩形状のものを例示したが、それ以外の形状であっても本発明を適用することができる。
また、上記各実施形態では、分割ハウジングの連結部に突起部を3箇所設けたものを例示したが、分割ハウジングの折れ曲がりを効果的に抑制できる構造であればよく、例えば、突起部が櫛歯状に形成されていてもよい。
また、コンタクトやポスト、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
1,1A フローティングコネクタ
2、3 配線基板
4 ソケット
41 コンタクト
42 ソケットハウジング
5,5A ヘッダ
51 ポスト
511 接触部
512 変形部
515 樹脂コーティング(絶縁材料)
51E ポストの露出部分
52 ヘッダハウジング
52A 第1の分割ハウジング
52B 第2の分割ハウジング
52C 連結部
525、526 突起部
53 収容凹部
S、S1、S2 移動許容スペース

Claims (7)

  1. 2つの配線基板にそれぞれ固定される一対のソケットと、当該一対のソケットに着脱可能に装着されるヘッダとを備えるフローティングコネクタであって、
    前記ヘッダはヘッダハウジングを備えるとともに、当該ヘッダハウジングは、2つの配線基板の接続方向に分割され、2つの配線基板の接続方向に直交する直交方向に相対移動可能に連結される一対の分割ハウジングを備えており、
    前記一対の分割ハウジングには、前記ソケットを収容しつつ嵌合する収容凹部がそれぞれ設けられていることを特徴とするフローティングコネクタ。
  2. 前記ヘッダはポストを備えており、当該ポストの両端部には、前記ソケットのコンタクトに接触する接触部が設けられるとともに、中央部には、前記分割ハウジングの相対移動に伴って撓み変形する変形部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフローティングコネクタ。
  3. 前記収容凹部には、前記ソケットに嵌合した状態で、2つの配線基板の接続方向への相対移動を許容する移動許容スペースが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフローティングコネクタ。
  4. 前記一対の分割ハウジングの連結部には、前記直交方向の相対移動を許容しつつ相手側の分割ハウジングの嵌合凹部に挿入される突起部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のフローティングコネクタ。
  5. 前記ポストは、前記ヘッダハウジングの表面側から取り付けられるとともに、前記ポストと前記配線基板との間に前記ヘッダハウジングが介在していることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1項に記載のフローティングコネクタ。
  6. 前記ポストは、前記ヘッダハウジングの裏面側から取り付けられることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1項に記載のフローティングコネクタ。
  7. 前記ポストは、前記接触部を除く露出部分に絶縁材料がコーティングされていることを特徴とする請求項2〜6のうちいずれか1項に記載のフローティングコネクタ。
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