JP2013206655A - 基板接続コネクタ - Google Patents
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- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/91—Coupling devices allowing relative movement between coupling parts, e.g. floating or self aligning
Abstract
【解決手段】プラグハウジング11は、リセプタクルハウジング101にそれぞれ嵌合してプラグターミナル51とリセプタクルターミナル151との接触状態を維持する複数の嵌合部13と、複数の基板3が互いに位置ずれした状態でも複数の前記嵌合部13を弾性変形可能に連結する連結部15とを一体的に備え、嵌合部13のそれぞれに、2つのリセプタクルコネクタ2が並ぶ方向に形成されたプラグ側支持部と、リセプタクルハウジング101に、前記並ぶ方向に形成されたリセプタクル側支持部を備え、その両支持部によりプラグハウジング11をリセプタクルハウジング101に対し前記並ぶ方向へ移動可能に支持する。
【選択図】図1
Description
また、それぞれの基板に装着されたリセプタクルコネクタが並ぶ方向を長手方向、基板面に平行でその長手方向に直角な方向を幅方向、基板面に垂直な方向を上下方向、上下方向の基板側を下として説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る基板接続コネクタは、2つの基板3を電気的に接続するためのものであり、2つの基板3にそれぞれ固定される2つのリセプタクルコネクタ2と、2つのリセプタクルコネクタ2を電気的に接続するプラグコネクタ1とを備えて構成されている。
図2に示すように、プラグコネクタ1のプラグハウジング11は、本実施形態では接続しようとする両基板3の方向を長手とする矩形状に形成されるものとする。このプラグハウジング11は全体として、長手方向両端側にリセプタクルコネクタ2と嵌合される嵌合部13を備え、当該2つの嵌合部13を、連結部15を介して連結した形状を有している。プラグターミナル51をプラグハウジング11へ固定するためのターミナル固定部12は、一方の嵌合部13と連結部15との間、及び他方の嵌合部13と連結部15との間に設けられており、各ターミナル固定部12の下面側には、幅方向に所定の間隔をあけて並列する2つの溝部12aが形成されている。
図3に示すように、プラグコネクタ1のプラグターミナル51は、打ち抜き加工などで形成された直線状の金属板からなり、接点部54となる長手方向両端側には、上方に突出する先端凸部52が、その内側には中側凸部53がそれぞれ形成されている。また、プラグターミナル51の中間部55は平板状で弾性変形可能となっている。
図2及び図4に示すように、嵌合部13は、上方からリセプタクルハウジング101に嵌合可能に構成されており、この嵌合によってプラグターミナル51とリセプタクルターミナル151とが接触し、プラグコネクタ1を介して2つのリセプタクルコネクタ2が電気的に接続されるようになっている。このとき、嵌合部13は、プラグターミナル51とリセプタクルターミナル151との接触状態を安定的に維持するために、リセプタクルハウジング101に対して傾斜不能に嵌合するようになっている。
本実施の形態では、開孔11dが貫通している形状を示すが、案内部11eが形成されていれば、開孔11dが薄いカバー等で覆われた貫通していない形状でも良い。
図5に示すように、リセプタクルハウジング101は、ほぼ矩形の箱状に形成され、背面に一対の開孔102aを有し、中央に仕切り板102bを有する中空のターミナル圧入部102が形成されている。
図6に示すように、リセプタクルターミナル151は、打ち抜き加工や曲げ加工などで形成された金属板からなり、基板3の回路パターンに半田付けなどで接続される回路接続部152と、長手方向に所定の間隔をあけて対向し、上方から差し込まれるプラグターミナル51の両面に弾接状に接触する接点部153と、回路接続部152と接点部153の間に形成され、リセプタクルターミナル151をリセプタクルハウジング101に固定する固定部154とを備えている。
本実施形態では、2つのリセプタクルターミナル151を同一形状とせず、2つのリセプタクルターミナル151の離間する側面部の後端から回路接続部152を延出させ、さらに延出した回路接続部152を互に離間する方向に折曲させている。これにより、2つのリセプタクルターミナル151の回路接続部152同士を、最大限に離間させることが可能になる。なお、このようなリセプタクルターミナル151は、図7に示すような展開形状の金属板を所定の順序で折り曲げ加工すれば容易に形成することができる。
本発明の実施形態に係る基板接続コネクタを用いて、2つの基板3を電気的に接続する場合は、図1に示すように、2つの基板3を水平面上に並べる。このとき、各基板3に実装されたリセプタクルコネクタ2が直線的に並ぶように位置合わせを行なう。つぎに、プラグコネクタ1のプラグハウジング11に形成される2つの嵌合部13を上方から各基板3のリセプタクルコネクタ2に嵌合させる。図8に示すように、嵌合部13がリセプタクルコネクタ2に嵌合すると、プラグハウジング11に形成される係合爪部14がリセプタクルハウジング101の係合段部104に係合し、嵌合部13が抜け止めされる。また、嵌合部13がリセプタクルコネクタ2に嵌合すると、プラグターミナル51の接点部54がリセプタクルターミナル151の接点部153に接触し、2つの基板3が電気的に接続される。
上記のように2つの基板3を電気的に接続する本発明の基板接続コネクタは、基板3間に位置ずれが生じた場合であっても、両ターミナル51、151の接触状態を安定的に維持しつつ基板3間の位置ずれを許容するフローティング機能を発揮することができる。
Claims (6)
- 2つの基板を電気的に接続する基板接続コネクタであって、
2つの前記基板にそれぞれ固定されるリセプタクルコネクタと、
2つの前記リセプタクルコネクタを電気的に接続するプラグコネクタとを備え、
前記リセプタクルコネクタは、リセプタクルターミナルをリセプタクルハウジング内に保持し、
前記プラグコネクタは、プラグターミナルをプラグハウジング内に保持して構成され、
前記プラグコネクタは、
前記リセプタクルハウジングにそれぞれ嵌合して前記プラグターミナルと前記リセプタクルターミナルとの接触状態を維持する2つの嵌合部と、
前記2つの嵌合部の間に、前記2つの基板が互いに位置ずれした状態でも前記嵌合部を弾性変形可能に連結する連結部とを一体的に備え、
前記嵌合部にはリセプタクルハウジングが嵌め合わされる嵌合凹部が備えられ、
前記嵌合部それぞれに、前記2つのリセプタクルコネクタが並ぶ方向に形成されたプラグ側支持部と、
前記リセプタクルハウジングに、前記並ぶ方向に形成されたリセプタクル側支持部を備え、
その両支持部により前記プラグハウジングを前記リセプタクルハウジングに対し前記並ぶ方向へ移動可能に支持することを特徴とする基板接続コネクタ。 - 前記プラグ側支持部は、前記嵌合凹部を形成する上板に、前記並ぶ方向に設けられた縁部であり、前記リセプタクル側支持部は、前記リセプタクルハウジングの上部に前記縁部を支持するように前記並ぶ方向に設けられた段部であることを特徴とする請求項1に記載の基板接続コネクタ。
- 前記嵌合凹部が、前記並ぶ方向に延びる矩形凹状に形成され、前記リセプタクルハウジングが、前記並ぶ方向に延びる矩形状に形成され、前記プラグ側支持部が前記嵌合凹部の内面であり、前記リセプタクル側支持部が前記リセプタクルハウジングの外面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板接続コネクタ。
- 前記連結部は、所定の間隔をあけて並列する複数の弾性変形部を介して複数の前記嵌合部を連結し、複数の前記弾性変形部が平行リンク状に弾性変形することによって前記嵌合部同士の位置ずれを許容することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の基板接続コネクタ。
- 前記プラグハウジングは、一方又は両方の前記嵌合部から他方の前記嵌合部に向けて片持ち状に延設され、前記プラグターミナルの中間部を覆うカバー部を一体的に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の基板接続コネクタ。
- 前記プラグハウジングは、
複数の前記プラグターミナルを所定の間隔をあけて並列状に固定支持するターミナル固定部と、
一方又は両方の前記嵌合部から他方の前記嵌合部に向けて片持ち状に延設され、前記プラグターミナル間の空間を仕切る仕切部とを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の基板接続コネクタ。
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