JP2012155537A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】データ設定あるいはデータ確認時の操作の簡略化を図る自動販売機を提供する。
【解決手段】外扉の前面にデジタル表示器と、外扉の後側に装置全体を統括制御するメインコントロールボックスを備えた自動販売機において、メインコントロールボックスに複数の作業項目を切り換えて選択するためのモード選択スイッチを設け、該モード選択スイッチが操作され、作業項目が選択されると、商品選択ボタンあるいは返却レバーを操作キーとして有効とし、その作業内容を前記デジタル表示器に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、各種データの設定あるいは確認作業の簡略化を図る自動販売機に関する。
通常、自動販売機においては、リモコンなどの入力装置が設けられ、この入力装置には、多数の操作キーおよび表示機能を備えているのが一般的である。
各種作業において、この入力装置を操作することで、各種作業を行い、作業内容を表示器にて確認しながら、操作を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−340184号公報
ところで、上記自動販売機は、入力装置が各自動販売機に必要であり、また、操作キーが多数有り、操作が不慣れな作業者には、扱いづらいという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、データ設定あるいはデータ確認時の操作の簡略化を図る自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明によれば、外扉の前面にデジタル表示器と、外扉の後側に装置全体を統括制御するメインコントロールボックスを備えた自動販売機において、メインコントロールボックスに複数の作業項目を切り換えて選択するためのモード選択スイッチを設け、該モード選択スイッチが操作され、作業項目が選択されると、商品選択ボタンあるいは返却レバーを操作キーとして有効とし、その作業内容を前記デジタル表示器に表示することを特徴とする。
また、上記自動販売機において、作業終了は外扉を閉じることにより終了することを特徴する。
また、上記自動販売機において、リモコンを備えていないことを特徴とする。
本発明に係る自動販売機は、メインコントロールボックスに複数の作業項目を切り換えて選択するためのモード選択スイッチを設け、該モード選択スイッチが操作され、作業項目が選択されると、商品選択ボタンあるいは返却レバーを操作キーとして有効することにより、操作が不慣れな作業者にとって、少ない操作にて作業を行うことができるという効果が得られる。
また、リモコンを備えないことにより、自動販売機全体について簡素化できるため、取り扱う項目が少なくなり、操作が簡単となるとともに、コストダウンが図れる。
本発明の実施の形態である自動販売機の正面図である。 本発明の実施の形態である自動販売機の扉開放状態を示す斜視図である。 図1に示した自動販売機の制御系を模式的に示すブロック図である。 実施の形態1に示す自動販売機の制御の概略を示すフローチャート図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は実施の形態である自動販売機の正面図、図2は内部構造を示す斜視図、図3は自動販売機の制御系を模式的に示すブロック図、図4は自動販売機の制御の概略を示すフローチャート図である。
ここで例示する自動販売機は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売するためのもので、本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成されたものである。この本体キャビネット1の内部には、複数の独立した商品収容庫2a,2b,2cが左右に並設してある。これら商品収容庫2a,2b,2cは、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。各商品収容庫2a,2b,2cには、それぞれの上方部に、商品収納ラック3が配設してある一方、搬出シュータ4によって区画される下方部に、熱交換器(図示せず)が配設してある。これら商品収納ラック3に複数のコラムが設定してある。コラムは、同一種類の商品が収容される収容単位であり、販売する商品に応じて一、もしくは複数の商品収納ラック3が対応している。
上記自動販売機には、本体キャビネット1の一側縁部に扉体5を設けてある。扉体5は、本体キャビネット1の前面開口を開閉するためのもので、内扉5a、ディスプレイ扉5b及び外扉5cを備えて構成してある。内扉5aは、本体キャビネット1に設けた商品収容庫2a,2b,2cの前面を覆うに十分な大きさを有したものである。図示の例では、内扉5aを上下に分割し、それぞれを個別に開閉できるようにしてある。
ディスプレイ扉5bは、内扉5aの前面側に配設したものである。このディスプレイ扉5bには、その前面側上部に販売商品の商品見本Sを左右に並べて上下方向に複数段に並べて配設してある。
外扉5cは、本体キャビネット1の前面開口を覆うに十分な大きさを有したものである。この外扉5cには、その前面側にディスプレイ室6、商品選択ボタン7、硬貨投入口8、紙幣挿入口9、デジタル表示器10、硬貨返却口11、商品取出口12、返却レバー13、ロック機構14が配設してある。
一方、外扉5cの後面側には、硬貨識別装置15、硬貨回収箱16、紙幣識別装置17、メインコントロールボックス18が配設してある。
ディスプレイ室6は、中扉5bに配置した商品見本Sを利用者に視認させるために透明板にて覆われている。
商品選択ボタン7は、利用者が購入商品を選択するための押ボタンスイッチであり、ディスプレイ室6を通じて視認される商品見本S毎に用意してあり、図示しない販売可能ランプ、売切ランプを備えている。
硬貨投入口8は、利用者が硬貨を投入するための開口であり、この硬貨投入口8を通じて投入された硬貨は、硬貨識別装置15においてその金種が識別され、その後、硬貨回収箱16に収容されることになる。
紙幣挿入口9は、利用者が紙幣を挿入するための開口であり、この紙幣挿入口9を通じて挿入された紙幣は、紙幣識別装置17においてその金種が識別されることになる。また上記紙幣挿入口9は、紙幣識別装置17において識別できなかった紙幣を返却するための機能も有している。
デジタル表示器10は、貨幣の投入金額、販売中であるか否か、釣銭があるか否か等、各種情報を利用者に表示するためのものであり、4桁の表示部からなる。
硬貨返却口11は、硬貨識別装置15において識別できなかった硬貨、釣銭となる硬貨、あるいは返却レバー13が操作された際に硬貨を利用者に返却するための開口である。
商品取出口12は、商品収納ラック3から払い出された商品を利用者が受け取るための開口である。
メインコントロールボックス18は、外扉5cの後面側でかつデジタル表示器10の近傍に設けられ、メインコントロールボックス18の内部に自動販売機の自販機主制御部を備え、外面には各種設定・データ確認用のオペレート釦19(モード選択スイッチ)が設けてある。なお、図示しないが、記憶媒体から自動販売機へ、自動販売機から記憶媒体へデータ書き込むための記憶媒体の挿入口および各種スイッチなども外面に配設してある。
次に、図3の本発明の実施の形態である自動販売機の制御系を模式的に示すブロック図について説明すると、自販機主制御部21は、第1記憶部21aに記憶されたプログラム、第2記憶部21bに記憶されたデータにしたがって自動販売機の全体を統括して制御するものである。
自販機主制御部21には、商品の搬出装置22及び冷熱装置23などを制御する本体制御部24、硬貨投入口8から投入された硬貨を識別する硬貨識別装置15、紙幣挿入口9から挿入された紙幣を識別する紙幣識別装置17、商品選択ボタン7、各種情報表示を行うデジタル表示器10、返却レバー13、オペレート釦19(モード選択スイッチ)などが電気的に接続されている。
オペレート釦19は、その操作を行う毎に、自動販売機の作業にて使用される頻度が高い順に期間売上個数確認、期間売上金額確認、テスト販売の作業項目を起動させる釦である。なお、作業項目は、この3項目に限らず、適宜、項目の追加、削除は可能である。
また、このオペレート釦19に作業項目を指定した場合には、商品選択ボタン7あるいは返却レバー13の操作にてコラム指定を行うものである。
この構成において、図4のフローチャート図を用い、設定作業を説明する。
ロック機構14を操作して自動販売機の外扉5cを開放し(ステップS101)、メインコントロールボックス18のオペレート釦19を押すと(ステップS102)、予め設定されている作業項目である期間売上個数確認モードとなり、まず、トータル売上個数をデジタル表示器10に表示する(ステップS103)
この表示は、例えば、トータル売上個数が「123456」個とすると、4桁のデジタル表示器10に「TC12」と表示し、その後、「3456」と表示し、「TC12」と「3456」とを交互に表示する。
次に、商品選択ボタン7を押すと(ステップS104)、押した商品選択ボタン7に対応した例えばコラム番号1の売上個数をデジタル表示器10に表示するとともに(ステップS105)、対応する商品選択ボタン7の図示しない販売可能ランプを点灯する。
このコラム番号1の売上個数が「12345」個とすると、4桁のデジタル表示器10に「CL 1」と表示し、次に、「C 12」と表示し、その後、「 345」と表示し、「C 12」と「 345」とを交互に表示する。
次に、返却レバー13を操作すると(ステップS106)、コラム番号が「1」増加するため、コラム番号2の売上個数表示となる(ステップS107)。
このコラム番号2の売上個数が「23456」個とすると、デジタル表示器10に「CL 2」と表示し、次に、「C 23」と表示し、その後、「 456」と表示し、「C 23」と「 456」とを交互に表示する。
このように、商品選択ボタン7を直接押すか、返却レバー13を操作することで、コラムが移動し、そのコラム番号の売上個数表示となり、この全てのコラムについて売上個数の確認が完了すると、次に、オペレート釦19が押されたかを判断する(ステップS108)。
ここで、オペレート釦19が押されずに(ステップS108,No)、外扉5cを閉じ(ステップS109)、ロック機構14を操作して外扉5cを施錠すると、期間売上個数確認モードを終了する。
この外扉5cを閉じる前に、オペレート釦19を1回押すと、期間売上金額確認に切り換わり、上記売上個数確認処理と同様に商品選択ボタン7と、返却レバー13の操作により売上金額の表示をデジタル表示器10により行い、もう1回、オペレート釦19を押すと(ステップS108,Yes)、商品のテスト販売となる。
この商品のテスト販売について簡単に説明すると、商品選択ボタン7を押すと(ステップS110)、搬出装置22を駆動して対応するコラムの商品収納ラック3から商品が商品取出口12に搬出される(S111)。他の商品についても、テスト販売を行いたければ、他の商品選択ボタン7を押し、一方、作業が全て終了すれば、外扉5cを閉じ(ステップS109)、ロック機構14を操作して外扉5cを施錠する。
また、同じコラムの商品収納ラック3から商品について、連続テスト販売を行いたい場合には、商品選択ボタン7を長押しすることにより、搬出できるようになる。
このように、本実施の形態においては、リモコンを無くしても作業が行えるようにするため、使用頻度の高いモードについては、オペレート釦19と商品選択ボタン7あるいは返却レバー13を操作するだけで作業が可能とし、操作が不慣れな作業者にとっても簡単に取扱が可能となる。
なお、メインコントロールボックス18を外扉5cの後面でかつ、デジタル表示器10の近傍に設けたことにより、オペレート釦19操作時の作業項目の確認もデジタル表示器10にて容易に行え、作業項目決定後の操作は、外扉5c前面の商品選択ボタン7あるいは返却レバー13にて行うため、デジタル表示器10における確認作業が更に容易となるものである。
1 本体キャビネット
5c 外扉
7 商品選択ボタン
10 デジタル表示器
13 返却レバー
18 メインコントロールボックス
19 オペレート釦
21 自販機主制御部
21a 第1記憶部
21b 第2記憶部
24 本体制御部

Claims (3)

  1. 外扉の前面にデジタル表示器と、外扉の後側に装置全体を統括制御するメインコントロールボックスを備えた自動販売機において、メインコントロールボックスに複数の作業項目を切り換えて選択するためのモード選択スイッチを設け、該モード選択スイッチが操作され、作業項目が選択されると、商品選択ボタンあるいは返却レバーを操作キーとして有効とし、その作業内容を前記デジタル表示器に表示することを特徴とする自動販売機。
  2. 請求項1記載の自動販売機において、作業終了は外扉を閉じることにより終了することを特徴する自動販売機。
  3. 請求項1または2に記載の自動販売機において、リモコンを備えていないことを特徴とする自動販売機。
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