JP6540860B2 - 釣銭チャージ機能付き自動販売機及びその販売制御方法 - Google Patents

釣銭チャージ機能付き自動販売機及びその販売制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、現金で商品を販売した場合に、電子マネーによる釣銭受取と現金による釣銭受取との選択を簡易な構成で実現することができる釣銭チャージ機能付き自動販売機及びその販売制御方法に関する。
自動販売機は、利用者により硬貨が投入されると、投入金額以下の商品金額を有する商品の販売可能ランプを点灯させる。そして、販売可能ランプが点灯している商品選択ボタンが押下されると、この商品選択ボタンに対応する商品を搬出する。ここで、投入金額が商品金額を超える場合には、商品搬出後に投入金額と商品金額との差額を釣銭として払い出す。
ところで、近年の自動販売機は、現金だけでなく電子マネーで商品販売が可能なものがある。そして、現金で商品を販売した際に、釣銭を電子マネーとして電子マネーカードにチャージできる釣銭チャージ機能付き自動販売機がある(特許文献1,2参照)。
また、特許文献3には、釣銭を電子マネーカードにチャージする処理を失敗した場合に、投入された現金を排出するようにした自動販売機が記載されている。
さらに、特許文献4には、釣銭を電子バリューの形で、購入者が釣銭返却のために選択した電子バリュー用口座に返却するものが記載されている。
特開2002−170151号公報 特開2002−190057号公報 特開2005−216247号公報 特開2003−77036号公報
ところで、従来の釣銭チャージ機能付き自動販売機では、釣銭を電子マネーで受け取ることを選択する専用ボタンを予め設けていた。このため、従来の自動販売機を釣銭チャージ機能付き自動販売機に変更する場合、新たに専用ボタンを設ける必要があるため、構成が複雑になるとともにコストがかかるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、現金で商品を販売した場合に、電子マネーによる釣銭受取と現金による釣銭受取との選択を簡易な構成で実現することができる釣銭チャージ機能付き自動販売機及びその販売制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる釣銭チャージ機能付き自動販売機は、金銭識別機能と電子マネー識別機能とを有し、釣銭を電子マネーとしてチャージすることができる釣銭チャージ機能付き自動販売機であって、現金投入及び商品選択を検出した後、前記電子マネー識別機能が電子マネーカードを検出した場合、釣銭を前記電子マネーカードにチャージし、商品選択された商品を搬出する制御部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる釣銭チャージ機能付き自動販売機は、上記の発明において、前記制御部は、現金投入及び商品選択を検出した後、さらに同一商品の商品選択を再検出した場合、商品選択された商品を搬出するとともに、釣銭を現金で払い出しすることを特徴とする。
また、本発明にかかる釣銭チャージ機能付き自動販売機は、上記の発明において、前記制御部は、現金投入及び商品選択を検出した後、前記電子マネー識別機能による前記電子マネーカードの検出及び商品選択の再検出がない状態で所定時間経過した場合、商品選択された商品を搬出するとともに、釣銭を現金で払い出しすることを特徴とする。
また、本発明にかかる釣銭チャージ機能付き自動販売機は、上記の発明において、前記制御部は、現金投入及び商品選択を検出した後、前記電子マネー識別機能が前記電子マネーカードを検出した場合、商品販売価格を電子マネーカード使用時の価格に変更して決済し、この決済による釣銭を前記電子マネーカードにチャージして商品選択された商品を搬出することを特徴とする。
また、本発明にかかる釣銭チャージ機能付き自動販売機は、金銭識別機能と電子マネー識別機能とを有し、釣銭を電子マネーとしてチャージすることができる釣銭チャージ機能付き自動販売機であって、現金販売完了後の釣銭払出保留状態において、前記電子マネー識別機能が電子マネーカードを検出した場合、釣銭を前記電子マネーカードにチャージする制御部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる釣銭チャージ機能付き自動販売機は、上記の発明において、前記制御部は、釣銭を前記電子マネーカードにチャージする場合、入金後の現金販売価格での販売総額から電子マネー価格での販売総額を差し引いた差額を、釣銭払出保留している釣銭額に追加した上で、前記電子マネーカードにチャージすることを特徴とする。
また、本発明にかかる釣銭チャージ機能付き自動販売機の販売制御方法は、金銭識別機能と電子マネー識別機能とを有し、釣銭を電子マネーとしてチャージすることができる釣銭チャージ機能付き自動販売機の販売制御方法であって、現金投入及び商品選択を検出した後、前記電子マネー識別機能が電子マネーカードを検出した場合、釣銭を前記電子マネーカードにチャージして商品選択された商品を搬出することを特徴とする。
また、本発明にかかる釣銭チャージ機能付き自動販売機の販売制御方法は、金銭識別機能と電子マネー識別機能とを有し、釣銭を電子マネーとしてチャージすることができる釣銭チャージ機能付き自動販売機の販売制御方法であって、現金販売完了後の釣銭払出保留状態において、前記電子マネー識別機能が電子マネーカードを検出した場合、釣銭を前記電子マネーカードにチャージすることを特徴とする。
本発明によれば、制御部が、現金投入及び商品選択を検出した後、電子マネー識別機能が電子マネーカードを検出した場合、釣銭を電子マネーカードにチャージし、商品選択された商品を搬出するようにしている。この結果、現金で商品を販売した場合に、電子マネーによる釣銭受取と現金による釣銭受取とを選択するための専用ボタンを設けなくても、電子マネーで釣銭を受け取ることができる。
また、本発明によれば、現金による商品販売完了後の釣銭払出保留状態において、釣銭を電子マネーカードにチャージすることができ、かつ、その際、電子マネーを使用して商品を購入した時と同等の釣銭額を受け取ることができる。
図1は、本発明の実施の形態である釣銭チャージ機能付き自動販売機の全体構成を示す模式図である。 図2は、図1に示した自動販売機の外扉を開けた状態を示す斜視図である。 図3は、自動販売機の制御系の構成を示すブロック図である。 図4は、現金で商品を販売する場合における商品販売制御処理手順を示すフローチャートである。 図5は、複数商品販売可能設定時に現金で商品を販売する場合における商品販売制御処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態である釣銭チャージ機能付き自動販売機(以下、自動販売機という)の全体構成を示す模式図である。また、図2は、図1に示した自動販売機1の外扉1bを開けた状態を示す斜視図である。なお、この実施の形態では、缶入り飲料、ビン入り飲料、ペットボトル入り飲料などの商品を販売する自動販売機を例に説明するが、これに限定されるものではなく、たとえば、カップに飲料を注出するカップ式飲料自動販売機や物品を販売する自動販売機にも適用可能である。
図1に示すように、自動販売機1は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの商品を冷やした状態または温めた状態で販売するもので、図2に示すように、本体キャビネット1aと外扉1bとを備えている。本体キャビネット1aは、複数の鋼板を組み合わせることにより構成したもので、前面が開口した断熱構造の箱状に構成してある。外扉1bは、本体キャビネット1aの前面開口を閉塞するためのもので、開閉可能となる態様で、本体キャビネット1aの一側縁部(左側縁部)に支承してある。
自動販売機1は、図1に示すように、外扉1bの前面右側中程には、ポップアップハンドル11が設けてある。ポップアップハンドル11は、外扉1bを閉塞した状態で施錠するためのものである。自動販売機1は、外扉1bを閉塞した状態でポップアップハンドル11を押し込むことにより施錠され、解錠操作するとポップアップハンドル11がポップアップ(突出)することにより、外扉1bの開放操作が可能となる。
また、外扉1bの前面上部域には、展示室12が設けてある。展示室12は、自動販売機1が販売する商品の商品見本Dを展示するためのものである。展示室12は、外扉1bの後方側に開閉可能に取り付けられた中扉13と外扉1bの前面側に嵌め込んだ透明な電照板14とにより画成され、利用者が自動販売機1の前面側から展示室12の内部を視認可能である。
展示室12の内部には、商品を展示するためのステージ15が上下方向に三つ並べて設置してあり、それぞれのステージ15において商品見本Dが横並びに展示される。また、外扉1bの前面側に嵌め込んだ透明な電照板14には、ステージ15と対応するように、商品選択ボタン群16が上下方向に三つ、左右方向に二つ並べて設置してある。
商品選択ボタン群16は、商品を選択するためのもので、商品見本Dと対応するように、複数の商品選択ボタン17を備えている。なお、各商品選択ボタン17は、LED表示が可能であり、投入金額に対して商品購入が可能な商品に対応する場合、点灯表示される。
また、展示室12の下方となる外扉1bの中程には、硬貨投入口21、紙幣挿入口22、表示部24、返却レバー28、電子マネーリーダライタ30が設けてある。
硬貨投入口21は、硬貨を受け付けるための開口である。硬貨投入口21から投入された硬貨は、外扉1bの内側に搭載したコインメカニズム(硬貨処理装置)31に収容される。コインメカニズム31は、各種硬貨の投入枚数を整理し、後述する自販機主制御部50に送信する一方、この自販機主制御部50からの指令に従い、各種硬貨を払い出すものである。なお、コインメカニズム31には、硬貨の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
紙幣挿入口22は、紙幣を受け付けるための開口である。紙幣挿入口22から挿入された紙幣は、外扉1bの内側に搭載したビルバリデータ(紙幣処理装置)32に収容される。ビルバリデータ32は、紙幣の投入枚数を整理し、自販機主制御部50に送信する一方、この自販機主制御部50からの指令に従い、紙幣を払い出すものである。なお、ビルバリデータ32は、紙幣の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
電子マネーリーダライタ30は、電子マネーカードにチャージされた電子マネーを読み込みむとともに決済後の電子マネーを書き込む処理を行う。また、電子マネーリーダライタ30は、電子マネーカードに釣銭分の電子マネーをチャージする書き込み処理を行う。電子マネーリーダライタ30は、電子マネーカードを検出するとともに電子マネーカードの有効無効や種別を識別する電子マネー識別機能を有する。
表示部24は、販売中、釣り切れ、準備中、お札中止のほか、投入金額、各種設定時の情報等の各種情報を表示するためのものである。
返却レバー28は、取引の中断を指示するためのもので、返却レバー28が操作されると、取引が中断され、コインメカニズム31から硬貨返却口41に釣銭等が放出され、ビルバリデータ32から紙幣挿入口22に紙幣が返却される。
また、外扉1bの下方となる位置には、取出口42が設けてある。取出口42は、商品収納ラックから搬出された商品を取り出すための開口である。
また、外扉1bの内側には、リモコン33が配設してある。リモコン33は、各種設定操作、各種売上データの確認操作を行うためのもので、書込みキーや終了キーなどの操作キーのほか、各種設定データや確認データが表示される液晶表示器を備えている。リモコン33から設定入力された設定データは、自販機主制御部50に送信される。そして、リモコン33は、この自販機主制御部50から送信された確認データを受信する。なお、このリモコン33によって、複数商品販売可能設定(いわゆる、マルチベンド設定)を行うことができる。
さらに、外扉1bの内側には、ドアスイッチ34が設けてある。ドアスイッチ34は、外扉1bの開閉状態を検出するためのもので、外扉1bを開放した場合にオンとなり、閉塞した場合にオフとなる。
なお、本体キャビネット1aの内部は、機械室103と商品収容室104とに画成されている。また、商品収容室104は、断熱仕切板によってさらに三つの商品収納庫104a,104b,104cに仕切られている。これら三つの商品収納庫104a,104b,104cのうち、正面向かって左側の商品収納庫(以下、「左庫」という)104aと中央の商品収納庫(以下「中庫」という)104bとは、冷温切り替えが可能である。そして、商品収納庫104a(104b)を冷却に設定した場合には、商品収納庫104a(104b)の内部を冷却し、商品収納庫104a(104b)に収納した商品を冷却する。一方、商品収納庫104a(104b)を加温に設定した場合には、商品収納庫104a(104b)の内部を加温し、商品収納庫104a(104b)に収納した商品を加温する。また、正面向かって右側の商品収納庫(以下、「右庫」という)104cは、冷却専用庫であり、商品収納庫104cの内部を冷却し、商品収納庫104cに収納した商品を冷却する。
商品収納庫104a,104b,104cには、それぞれ商品収納ラック105が搭載してある。自動販売機1は、左庫104aと右庫104cの幅方向に二列の商品収納ラック105が搭載してあり、中庫104bの幅方向に一列の商品収納ラック105が搭載してある。また、商品収納ラック105には、商品収納庫104a,104b,104cの奥行き方向に五つの通路(以下、この通路を便宜上、「ラック」と称する)が設けてあり、各通路には商品が収納可能となっている。
[自動販売機の制御系]
図3は、自動販売機1の制御系の構成を示すブロック図である。図3に示すように、自動販売機1の自販機主制御部50には、自動販売機1内の電子マネーリーダライタ30、コインメカニズム31、ビルバリデータ32、表示操作部20、リモコン33、本体制御部44が接続される。
本体制御部44には、ドアスイッチ34のほか、冷熱装置45、搬出装置46が接続される。本体制御部44は、メインコントローラ50の制御のもと、冷熱装置45、搬出装置46を制御する。
冷熱装置45は、上述した商品収納庫104a,104b,104cを設定された状態に管理するためのものである。冷熱装置45は、冷却設定された商品収納庫の内部を冷却する一方、加温設定された商品収納庫の内部を加温する。
搬出装置46は、ラックごとに設けられたベンドソレノイド、売切スイッチを管理するためのものである。本体制御部44は、自販機主制御部50から送信された搬出命令に従ってラックから商品を搬出する。また、搬出装置46は、ラックに収納された商品のすべてを搬出した場合に売切信号を本体制御部44に出力する。
表示操作部20は、商品選択ボタン17、表示部24を有する。
自販機主制御部50は、電子マネーリーダライタ30、コインメカニズム31、ビルバリデータ32、表示操作部20、リモコン33、本体制御部44等を集中管理するものあり、図示しない記憶部に記憶された各種設定データに基づいて制御する。
[釣銭受取方法選択処理を含む商品販売制御]
ここで、図4に示したフローチャートをもとに、現金で商品を販売する場合における商品販売制御処理について説明する。すなわち、この商品販売制御処理では、現金で商品を販売した場合に、電子マネーによる釣銭受取と現金による釣銭受取との選択処理を含んでいる。
図4に示すように、自販機主制御部50は、コインメカニズム31及びビルバリデータ32からの情報をもとに現金が投入され、かつ、商品選択ボタン17が押下されたか否かを判断する(ステップS101)。なお、現金投入と商品選択ボタン17の押下とは、いずれが先であってもよい。現金投入及び商品選択ボタン17の押下が検出されない場合(ステップS101,No)、このステップS101の判断処理を繰り返す。
一方、現金投入及び商品選択ボタン17の押下を検出した場合(ステップS101,Yes)、さらに電子マネーカードが検出されたか否かを判断する(ステップS102)。この電子マネーカードの検出は、電子マネーカードが電子マネーリーダライタ30にかざすことによって行われる。なお、利用者が電子マネーカードを電子マネーリーダライタ30にかざす操作は、利用者が電子マネーによる釣銭受取を選択する場合である。電子マネーカードが検出された場合(ステップS102,Yes)、さらに電子マネーカードは有効であるか否かを判断する(ステップS103)。
電子マネーカードが検出されない場合(ステップS102,No)、または電子マネーカードが有効でない場合(ステップS103,No)、さらに同一の2回目の商品選択ボタン17が押下されたか否かを判断する(ステップS104)。なお、この2回目の商品選択ボタン17の押下の操作は、利用者が現金による釣銭受取を選択する場合である。
2回目の商品選択ボタン17が押下されない場合(ステップS104,No)、現金投入の検出及び商品選択ボタンの押下から、所定時間経過したか否かを判断する(ステップS105)。所定時間経過しない場合(ステップS105,No)、ステップS102に移行し、上述した判断処理を繰り返す。なお、所定時間内に、電子マネーカードが検出されず(ステップS102,No)、かつ、2回目の商品選択ボタン17が押下されず(ステップS104,No)に、所定時間経過することは、利用者が現金による釣銭受取を選択したことになる。
その後、電子マネーカードが有効である場合(ステップS103,Yes)には、カード価格で決済し(ステップS106)、現金価格とカード価格との差額を釣銭として電子マネーカードにチャージする(ステップS107)。さらに、商品選択ボタン17で選択した商品を搬出し(ステップS108)、1つの商品販売制御処理を終了する。
一方、2回目の商品選択ボタン17が押下された場合(ステップS104,Yes)、あるいは、所定時間経過した場合(ステップS105,Yes)、現金価格で決済し(ステップS109)、さらに、払い出すための釣銭があるか否かを判断する(ステップS110)。釣銭がない場合(ステップS110,No)には、現金で釣銭を払い出すことができないため、ステップS102に移行して、電子マネーによる釣銭受取の選択を可能にする。
一方、釣銭がある場合(ステップS110,Yes)、商品選択ボタン17で選択した商品を搬出し(ステップS111)、さらに、釣銭を払い出す処理を行い(ステップS112)、1つの商品販売制御処理を終了する。
本実施の形態では、電子マネーカードを電子マネーリーダライタ30にかざすことによって電子マネーによる釣銭受取を選択し、商品選択ボタン17の2回の押下によって現金による釣銭受取を選択するようにしている。このため、自動販売機1に釣銭受取方法選択のための専用ボタンを新たに設ける必要がなく、簡易な構成で、釣銭受取方法選択を行うことができる。なお、所定時間経過によっても現金による釣銭受取を選択することができる。
また、自動販売機1から釣銭を電子マネーで受け取ることができるので、きめの細かい商品価格設定を行うことができるとともに利用者にとって利便性が良くなる。例えば、これまでの10円単位の商品価格を1円単位の商品価格とすることができ、釣銭も1円単位の電子マネーとすることができる。さらに、電子マネーによる釣銭受取を選択した場合、現金価格とは異なる1円単位のカード価格であるため、切り上げ等がなく、現金価格より安いカード価格で決済を行うことができる。
さらに、商品価格は、現金投入時に決定されるのではなく、現金による釣銭受取か電子マネーによる釣銭受取かの釣銭受取方法の選択後に、現金価格を適用するかカード価格を適用するかを決定しているので、現金支払いによって商品を購入する利用者にとってもカード価格が適用され、利用者にとって利便性がよくなる。なお、現金価格及びカード価格は、商品見本Dの近傍や表示部24などに表示しておくことが好ましい。
なお、商品選択ボタン17は、投入された現金以上によって販売が可能な商品に対して点灯されるが、釣銭受取方法選択が可能であることを利用者に知らせるため、1回目の押下によって点滅表示させて釣銭受取が確定していないことを示し、カード価格での決済あるいは現金価格での決済があった場合に点灯表示させることが好ましい。そして、商品選択ボタン17は、商品搬出が行われたときに消灯することが好ましい。
また、釣銭受取方法選択の操作を音声ガイダンスしてもよいし、ガイダンス表示してもよい。
[複数商品販売可能設定時の商品販売制御処理]
つぎに、図5に示したフローチャートを参照して、複数商品販売可能設定時に現金で商品を販売する場合における商品販売制御処理について説明する。
図5に示すように、自販機主制御部50は、コインメカニズム31及びビルバリデータ32からの情報をもとに現金が投入されたか否かを判断する(ステップS201)。現金投入が検出されない場合(ステップS201,No)、このステップS201の判断処理を繰り返す。現金投入が検出された場合(ステップS201,Yes)、さらに、商品選択ボタン17が押下されたか否かを判断する(ステップS202)。商品選択ボタン17の押下が検出されない場合(ステップS201,No)、このステップS202の判断処理を繰り返す。
商品選択ボタン17の押下を検出した場合(ステップS202,Yes)、現金価格で決済する(ステップS203)。さらに、商品選択ボタン17で選択した商品を搬出する(ステップS204)。この段階で、商品選択ボタン17で選択した1つの商品の現金販売がなされたことになる。
その後、釣銭があるか否かを判断する(ステップS205)。釣銭がない場合(ステップS205,No)には、釣銭を払い出す必要がないため、このまま本商品販売制御処理を終了する。
一方、釣銭がある場合(ステップS205,Yes)には、購入すべき次の商品の商品選択ボタン17が押下されたか否かを判断する(ステップS206)。商品選択ボタン17が押下された場合(ステップS206,Yes)、ステップS203に移行し、上述したように、選択した商品の現金価格で決済し(ステップS203)、さらに、商品選択ボタン17で選択した商品を搬出する(ステップS204)処理を繰り返す。
商品選択ボタン17が押下されない場合(ステップS206,No)、さらに、返却レバー28が操作されたか否かを判断する(ステップS207)。返却レバー28が操作された場合(ステップS207,Yes)、現金価格による釣銭を払い出す処理を行い(ステップS208)、本商品販売制御処理を終了する。
一方、返却レバー28が操作されない場合(ステップS207,No)、さらに、電子マネーカードが検出されたか否かを判断する(ステップS209)。この電子マネーカードの検出は、電子マネーカードが電子マネーリーダライタ30にかざすことによって行われる。なお、利用者が電子マネーカードを電子マネーリーダライタ30にかざす操作は、利用者が電子マネーによる釣銭受取を選択する場合である。電子マネーカードが検出された場合(ステップS209,Yes)、さらに電子マネーカードは有効であるか否かを判断する(ステップS210)。
電子マネーカードが検出されない場合(ステップS209,No)、または電子マネーカードが有効でない場合(ステップS210,No)、さらに、直前の商品選択ボタンの押下(ステップS202,S206:Yes)から、所定時間経過したか否かを判断する(ステップS213)。所定時間経過しない場合(ステップS213,No)、ステップS206に移行し、次の商品の現金販売あるいは現金販売完了後の釣銭払出保留状態を繰り返す。ここで、現金販売とは、現金価格の決済(ステップS203)と商品搬出(ステップS204)とを行うことである。また、釣銭払出保留状態とは、商品の現金販売後に釣銭があり(ステップS205,Yes)、返却レバー28の操作をしない状態が所定時間未満である状態である。
所定時間経過した場合(ステップS213,Yes)、釣銭払出保留状態が終了し、現金価格による釣銭の払い出し処理を行って(ステップS214)、本商品販売制御処理を終了する。
一方、電子マネーカードが有効である場合(ステップS210,Yes)、現金価格での販売総額から、カード価格(電子マネー価格)での販売総額を差し引いた差額を、釣銭払出保留している釣銭額に追加する(ステップS211)。その後、差額が追加された釣銭額を電子マネーカードにチャージし(ステップS212)、本商品販売制御処理を終了する。
なお、ステップS211は省略してもよく、その場合には、ステップS212で現金価格での釣銭額を電子マネーカードにチャージする。
また、ステップS205において、釣銭額が最低商品価格未満のときには、そのまま釣銭を払い出すようにするか、あるいは、所定時間経過までは、現金の追加投入待ちとするようにしてもよい。
上述した複数商品販売可能設定時の商品販売制御処理の実施の形態では、複数商品販売可能設定時であっても、現金販売後の釣銭保留状態時に電子マネーカードをかざすことによって、釣銭を電子マネーカードにチャージすることができる。すなわち、複数商品販売可能設定時であっても、現金による釣銭受取か電子マネーによる釣銭受取かの釣銭受取方法選択を行うことができる。
また、複数商品販売可能設定時に釣銭を電子マネーカードにチャージする場合、現金販売価格での販売総額からカード価格での販売総額を差し引いた差額を、釣銭払出保留している釣銭額に追加した上で、前記電子マネーカードにチャージするようにしているので、現金で商品を購入する場合であっても電子マネーカードで商品を購入した場合のカード価格となり、利用者の利便性を高めることができる。
なお、上述した実施の形態では、電子マネーリーダライタ30は、非接触式の電子マネーカードに対して処理するものであったが、これに限らず、接触式の電子マネーカードに対して処理するものであってもよい。
1 自動販売機
1a 本体キャビネット
1b 外扉
11 ポップアップハンドル
12 展示室
13 中扉
14 電照板
15 ステージ
16 商品選択ボタン群
17 商品選択ボタン
20 表示操作部
21 硬貨投入口
22 紙幣挿入口
24 表示部
28 返却レバー
30 電子マネーリーダライタ
31 コインメカニズム
32 ビルバリデータ
33 リモコン
34 ドアスイッチ
41 硬貨返却口
42 取出口
44 本体制御部
45 冷熱装置
46 搬出装置
50 自販機主制御部
103 機械室
104 商品収容室
104a,104b,104c 商品収納庫
105 商品収納ラック
D 商品見本

Claims (3)

  1. 金銭識別機能と電子マネー識別機能とを有し、釣銭を電子マネーとしてチャージすることができる釣銭チャージ機能付き自動販売機であって、
    現金販売完了後、返却レバーが操作されず、かつ、所定時間内に前記電子マネー識別機能が電子マネーカードを検出した場合、釣銭を前記電子マネーカードにチャージし、現金販売完了後、前記返却レバーが操作された場合、あるいは、前記返却レバーが操作されず、かつ、前記所定時間内に前記電子マネー識別機能が電子マネーカードを検出しない場合、前記釣銭を現金で払い出す制御部を備えたことを特徴とする釣銭チャージ機能付き自動販売機。
  2. 前記制御部は、釣銭を前記電子マネーカードにチャージする場合、入金後の現金販売価格での販売総額から電子マネー価格での販売総額を差し引いた差額を、釣銭払出保留している釣銭額に追加した上で、前記電子マネーカードにチャージすることを特徴とする請求項1に記載の釣銭チャージ機能付き自動販売機。
  3. 金銭識別機能と電子マネー識別機能とを有し、釣銭を電子マネーとしてチャージすることができる釣銭チャージ機能付き自動販売機の販売制御方法であって、
    現金販売完了後、返却レバーが操作されず、かつ、所定時間経過しない場合に、前記電子マネー識別機能が電子マネーカードを検出した場合、釣銭を前記電子マネーカードにチャージし、現金販売完了後、前記返却レバーが操作された場合、あるいは、前記返却レバーが操作されず、かつ、前記所定時間内に前記電子マネー識別機能が電子マネーカードを検出しない場合、前記釣銭を現金で払い出すことを特徴とする釣銭チャージ機能付き自動販売機の販売制御方法。
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