JP2012155481A - 自動販売機による商品の販売方法、自動販売機及び液体入りペットボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】賞味期限などの管理を現実的なレベルで確実に実行することができる自動販売機による商品の販売方法、自動販売機及び液体入りペットボトルを提供すること。
【解決手段】ルートマンが自動販売機に商品を投入するとき、ルートマンが携帯する端末機により前記商品に記されている賞味期限及び当該商品を識別できる単品識別番号に関する情報を少なくとも含む第1の情報を読み取って当該端末機に第1の情報を記憶させ、前記端末機は前記記憶した第1の情報に前記商品の投入個数及び投入日を含めた第2の情報を生成し、前記端末機から前記自動販売機へ前記第2の情報を転送して当該自動販売機に第2の情報を記憶させ、前記自動販売機は前記記憶した第2の情報に基づき、前記商品の販売を規制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料や酒、調味料などの液体を収容する液体入りペットボトルなどの商品を販売する自動販売機による商品の販売方法、このような商品を販売するための自動販売機及び液体入りペットボトルに関する。
自動販売機により飲料水入りのペットボトルなどの商品を販売する販売者は、自動販売機に収容されている商品が賞味期限を過ぎた場合には、その商品を自動販売機から回収する必要がある。
また、自動販売機内で58〜60℃ほどの高温で保温されて販売される商品については、賞味期限ばかりでなく保温期限(保有期限)も管理する必要がある。自動販売機に収容された商品を販売する販売者は、保温期限を過ぎた商品についても自動販売機から回収する必要がある。特に、最近では飲料水入りのペットボトルについても自動販売機により高温に保温され販売されるようになったが、飲料水入りのペットボトルは保温期限が非常に短いことから、これまで以上に細かく期限を管理する必要がある。
このような技術に関連する特許文献としては、特開2010−160778号公報などがある。
特開2010−160778号公報
特許文献1に代表されるように、自動販売機に様々なハードウェアやソフトウェアを実装して賞味期限を管理することは可能かもしれない。しかし、これまでに開示された技術はいずれにしても導入コストがかかりすぎて非現実的である。
本発明の目的は、賞味期限などの管理を現実的なレベルで確実に実行することができる自動販売機による商品の販売方法、自動販売機及び液体入りペットボトルを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る自動販売機による商品の販売方法は、ルートマンが自動販売機に商品を投入するとき、ルートマンが携帯する端末機により前記商品に記されている賞味期限及び当該商品を識別できる単品識別番号に関する情報を少なくとも含む第1の情報を読み取って当該端末機に第1の情報を記憶させ、前記端末機は前記記憶した第1の情報に前記商品の投入個数及び投入日を含めた第2の情報を生成し、前記端末機から前記自動販売機へ前記第2の情報を転送して当該自動販売機に第2の情報を記憶させ、前記自動販売機は前記記憶した第2の情報に基づき、前記商品の販売を規制する。ここで、ルートマンとは、設置された自動販売機を巡回訪問して商品を補充したり現金や売上げ情報等を回収する作業員をいう。
従来から実際に行われている自動販売機における賞味期限の管理は、ルートマンの人手に頼るものであり、自動販売機に投入した商品の賞味期限や投入個数を控えておき、その後の販売個数から賞味期限を過ぎないように注意しておき、販売期限が過ぎそうな商品については自動販売機から回収していた。しかし、このように人手に頼る管理には限界がある。そこで、例えば自動販売側に商品に記された賞味期限を読み取る機構を自動販売機内に設け、読取り結果に基づき販売を規制することが考えられる。
しかしながら、本発明者らの知見によれば、自動販売機に係る業種は損益分岐点比率が非常に高く、例えば個々の自動販売機自体に商品の賞味期限を検出するためのハードウェアやソフトウェアを実装するような提案はコスト面からしてまったく問題外である。本発明によれば、これまでにルートマンが商品管理のために使っている端末機を利用して自動販売機の改良を極力しないで、自動販売機における賞味期限などの管理を行うものである。
本質的な意味で言うと、端末機に商品に記された賞味期限などの情報を読み取る機構及びソフトウェアを付属させ、自動販売機にこの賞味期限の管理を実行するためのソフトウェアを付属させ、ルートマンに商品を自動販売機に投入する際に商品に付された賞味期限などの情報を読み取らせる作業を行わせる、という僅かな追加的な事項によって本発明は実現する。端末機の台数は自動販売機の台数に比べるとはるかに少なく、自動販売機における賞味期限を過ぎた商品の販売の規制は例えば従来からある「売り切れ」に関する機能を併用することで自動販売機のハードウェアを改良する必要はない。しかも、人手に頼る部分は、ルートマンに商品を自動販売機に投入する際に商品に付された賞味期限などの情報を読み取らせる、という点だけである。しかもその読み取りにしても、自動販売機に投入される商品すべてについて行う必要はなく、例えばロット単位で行えばよい。ここで、ロット単位とは、その自動販売機にその日に投入する同一商品の群をいい、一般的は製造段階において同一の日に同一のラインで製造された同一商品の群をいう。而して、本発明によれば、賞味期限などの管理を現実的なレベルで確実に実行することができる。
本発明では、前記第1の情報は、前記商品に記されている当該商品の自動販売機での保有可能な期間である保有期間に関する情報を含み、前記自動販売機は、前記第2の情報に含まれた前記商品の投入日及び前記保有期間に基づき保有期限を算出し、前記保有期限を過ぎた商品の販売を規制するように構成してもよい。
これまでの自動販売機における商品の保温期限などの自動販売機での保有期限の管理については、上記の賞味期限と同様に人手に頼っていたと思われる。これを自動化しようとする試みについては不知である。想像するに、個々の商品に保温期限の始期に関する情報を記すことは現実的にはできないので、人手による管理をする以外にはなく、これでは管理の確実性に欠けることとなる。これに対して、本発明によれば、賞味期限と同様の手法で賞味期限と共に商品の保有期限の管理についても現実的なレベルで確実に実行することができる。
本発明では、前記商品は、液体入りペットボトルであり、前記第1の情報は、前記液体入りペットボトルのキャップの天面の表面に不可視インクにより情報のコードとして印刷されていることが好ましい形態である。別の観点からすると、本発明に係る液体入りペットボトルは、ルートマンが自動販売機に商品を投入するとき、ルートマンが携帯する端末機により前記商品に記されている賞味期限及び当該商品を識別できる単品識別番号に関する情報を少なくとも含む第1の情報を読み取って当該端末機に第1の情報を記憶させ、前記端末機は前記記憶した第1の情報に前記商品の投入個数及び投入日を含めた第2の情報を生成し、前記端末機から前記自動販売機へ前記第2の情報を転送して当該自動販売機に第2の情報を記憶させ、前記記憶した第2の情報に基づき、前記商品の販売を規制する自動販売機に投入される液体入りペットボトルであって、ペットボトル本体と、前記ペットボトル本体に収容される液体と、前記ペットボトル本体に取り付けられるキャップと、前記キャップの天面の表面に不可視インクにより印刷された、前記第1の情報を含む情報のコードとを具備するものであり、好ましくは前記キャップの天面の表面に可視インクにより文字又は図形が印刷され、前記情報のコードは前記文字又は図形上に当該文字又は図形と重なるように印刷されていればよく、前記キャップの天面に、前記不可視インクにより印刷された情報のコードの厚さを超える高さを有する凸部分をさらに具備してもよい。
本発明によれば、キャップの天面の表面に第1の情報を記していることから、ルートマンが端末機を使って液体入りペットボトルから第1の情報を読み取る作業が容易となる。液体入りペットボトルを片手で持つにはその用途などからして人が飲料する状態、つまり液体入りペットボトルの円筒部表面を人が片手で保持する状態が最も適していることは明らかであり、この状態での読み取り作業がルートマンにとって最も作業がし易いはずである。ただ、キャップの天面の表面には商標などの情報の表示がされており、キャップの天面の表面に第1の情報を記すことは難しい。液体入りペットボトルの底部の表面に第1の情報を記すことも考えられるが、この部分は強い凹形状となっていることからその印刷や読み取りが困難である。そこで、本発明では、第1の情報に係るコードをキャップの天面の表面に不可視インクにより印刷し、キャップの天面に記された商標などの本来の情報の表示を邪魔することなく、第1の情報の印刷と読み取りとを容易にし、実質的に本発明方法を現実的なレベルで実行可能としている。その意味でも、かかる構成は、本発明方法と不可分一体の技術的構成要素である。
本発明に係る自動販売機は、ルートマンが携帯する端末機により読み取られた、投入される商品に記された賞味期限及び当該商品を識別できる単品識別番号に関する情報を少なくとも含む第1の情報に、前記商品の投入個数及び投入日を含めた第2の情報を、前記端末機から入力する入力部と、前記入力部から入力された第2の情報を記憶する記憶部と、前記第2の情報が読み取られた商品が投入される投入口と、前記投入口から投入された商品を収容する収容部と、前記収容部に収容された払い出しする払い出し部と、前記記憶された第2の情報に基づき、前記払い出し部からの前記商品の払い出しを規制する規制部とを具備する。本発明では、前記第1の情報は、前記商品に記されている当該商品の自動販売機での保有可能な期間である保有期間に関する情報を含み、前記規制部は、前記記憶部に記憶された第2の情報に含まれる前記商品の投入日及び前記保有期間に基づき保有期限を算出し、前記保有期限を過ぎた商品の販売を規制するように構成してもよい。本発明では、ユーザが押すボタンと、表示部と、前記ボタンが押されたとき、前記記憶部に記憶された第2の情報に基づき前記表示部に商品の賞味期限を表示させる制御部とをさらに具備する。これにより、自動販売機から商品を購入しようとするユーザは、購入前に商品の賞味期限を知ることができる。
本発明によれば、賞味期限などの管理を現実的なレベルで確実に実行することができる。
本発明の一実施形態に係るルートマンの自動販売機への商品の補充作業を示すフローである。 本発明の一実施形態に係る液体入りペットボトルの外観を示す斜視図である。 図2に示した液体入りペットボトルの天面の拡大平面図である。 図3に示した液体入りペットボトルの天面の拡大平面図であって、この天面に印刷された情報のコードを実際には肉眼では見えないが見える状態で表示した図である。 本発明の他の実施形態に係る液体入りペットボトルのキャップの断面図である。 本発明の一実施形態に係る自動販売機の正面図である。 図6に示した自動販売機の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るポータブル端末機本体の外観を示す正面図である。 図8に示したポータブル端末機本体の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るコードリーダーの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品補充時の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動販売機による商品販売の動作を示すフローチャートである。 本発明に係るシステムの効果を説明するための図である。 本発明に係る第1の情報及び第2の情報の更なる詳細を示す表である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(ルートマンによる自動販売機への商品の補充)
図1は本発明の一実施形態に係るルートマンの自動販売機への商品の補充作業を示すフローである。
図1に示すように、ルートマンは、トラックで自動販売機の設置場所近くの駐車場に到着すると、トラックより下車して自動販売機の設置場所(ロケーション)に徒歩で移動する(ステップ101)。
次に、ルートマンは、携帯型のポータブル端末機を操作して、赤外線通信を行い、自動販売機から前回補充から現時点(今回補充の直前)までの
(1)期間売上げ数(売上げ数量)
(2)売上げ金額
(3)金種
(4)在庫残数
(5)個々の製品の販売時刻
等々のカラム(製品)別データを読み出す(ステップ102)。その際に、携帯型のポータブル端末機から必要なデータをプリントアウトし、現金も小型の個袋に入れて回収する。なお、携帯型のポータブル端末機からプリントアウトされるデータとして、期間売上げ数、売上げ金額及びそれらの合計(全カラムの合計)等が記載されている。
ルートマンは、カラムごとに、上記の売上げ数量と同数の商品を今回補充する。ここで、 結果カラム別の在庫数は指定された基準数に合致し、回収現金額とも一致する。すなわち、期間売上げ=補充分に相当する金額=回収現金というように、3点が一致する。これを厳重に管理することで、不正が予防される。
補充は以下のとおり行われる(ステップ103〜109)。
ルートマンはトラックに戻り、上記のプリントアウトされたデータのうち補充リスト(カラム別の「売上げ数量」に合致)を見ながら、荷台から品出しし、搬送用の台車に積載し、ロケーションまで運ぶ(ステップ103)。ロケーションでは、自動販売機の扉を開錠して開く(ステップ104)。このとき、時分秒が自動販売機のCPU等に記録される。
そして、ルートマンは上記の補充リストを確認しながら、商品を台車から数本づつ抱え上げ、例えば先頭の一本についてその商品に記された情報のコードを、ポータブル端末機本体に接続されたコードリーダー(読み取り器)に読み取らせる(ステップ105)。
コードリーダーによる情報のコードの読み取りが成功すると、ポータブル端末機本体からはOK信号が出力されるので、ルートマンはそのOK信号を確認した(ステップ106)後、カラムに指定本数の製品を連続的に投入する(ステップ107)。
このとき、商品に記された情報のコードには賞味期限日付や商品の自動販売機での保温可能な期間である保温期間、当該商品を識別できる単品識別番号が含まれるが、従来から自動販売機の各カラムにはセンサがないため、カラム毎の投入時刻は記録されない。
以上のステップ105〜107の動作を商品の補充が必要なカラムをついて行う。ルートマンは、必要なカラムへの商品の補充が完了すると、扉を閉め施錠する(ステップ108)。
この後、ルートマンは、ポータブル端末機を操作して作業結果のデータを赤外線通信で自動販売機のCPU等に送信・書き込む(ステップ109)。
以上から自動販売機に送信され、書き込まれるデータは、少なくとも次のとおりである。
(1)バッチ(カラム毎の今回の投入のロット、以下同様)毎の賞味期限(商品に記された情報)
(2)バッチ毎の保温期間(商品に記された情報)
(3)単品識別番号(商品に記された情報)
(4)バッチ毎の投入個数(ポータブル端末機が生成した情報)
(5)バッチ後の投入日時(ポータブル端末機が生成した情報)
この段階でなんらかのエラー等が自動販売機側で発見されたら自動販売機からポータブル端末機へ返信があり、その内容がポータブル端末機に表示され、プリントアウトされる。自動販売機側でチェックする項目は、例えば自動販売機に商品を投入したが、その商品のロットについてはコードリーダーによる読み取りがなかった場合にはエラーとされる。
ルートマンは日に15〜20箇所訪問し、20〜25台の自動販売機に同様の作業を繰り返し、夕方地元の営業所/支店に戻る。
ルートマンはポータブル端末機のデータを営業所内のPCにアップロードする。PCには、製品個々の所在カラム等トレーサビリティに必要なデータが蓄積される。
ルートマンは、その後、翌日の配送のための製品積み込み数や自動販売機毎の予想売上げ数などをPCからポータブル端末機にダウンロードする。
(液体入りペットボトルの構成)
図2は、本発明の一実施形態に係る液体入りペットボトルの外観を示す斜視図である。
図2に示すように、液体入りペットボトル100は、ペットボトル本体11と、キャップ12とを具備する。ペットボトル本体11は、液体(図示せず)を収容する。キャップ12は、ペットボトル本体11の口部14に螺合され、ペットボトル本体11内を閉塞する。なお、符号13はペットボトル本体11の円筒外周部に巻き付けられるラベルを示している。
ペットボトル本体11は、一般的にポリエチレンテレフタレート(PET)からなるボトル状の容器であるが、これと代替可能なプラスチック材料や他の材料或いは代替可能な形態であればその範囲も本発明の範囲に含まれる。
液体は、飲料や酒、調味料などである。
キャップ12は、例えばポリエチレンからなるプラスチック材料や他の材料からなる。キャップ12は、天面15を有する。天面15とは、キャップ12をペットボトル本体11の上部の口部14に取り付けたときの、キャップ12の上面の実質的な平面部分をいう。
図3は、天面15の拡大平面図である。図4は、天面15の拡大平面図であって、この天面に印刷された情報のコードを、実際には肉眼では見えないが見える状態で表示した図である。
図3に示すように、キャップ12の天面15には、例えば「健康緑茶」のような当該液体入りペットボトル100の商標やキャップ12をあけるためのキャップ12の回転方向を示す用語「あける」及びその方向を示す矢印「→」などが印刷されている。これらの印刷がされた商標や用語「あける」、矢印「→」などを一括して商標などと呼ぶ。図4に示すように、キャップ12の表面には、さらに不可視インクにより情報のコード17が印刷されている。
不可視インクは、例えばUVランプの照射下でのみ視認でき、それ以外では視認できないインクをいう。不可視インクとしては、例えば株式会社ユニオンコーポレーション社製の製品番号#214や#6330を用いることができる。ここで、これらのインクは、インビジブル(不可視)インクであり、普段は肉眼では見えず、UVランプ(ブラックライト)を照射することで青く蛍光するインクである。
情報のコード17とされる「情報」は、メーカー、販売者、ブランド、フレーバー、パッケージタイプ、容量、製造日、賞味期限、保有期間、ホット/コールド区分、製造工場、その工場におけるライン、ロット番号、連番、品質管理区分等の情報を含んでいる。なお、商標などとコード17の情報とは、以下の点で区別できる情報である。すなわち、商標などは、キャップ12自体を製造する段階で印刷されるものである。これに対して、コード17の情報は、例えばペットボトル本体11に収容される液体の賞味期限のように、液体入りペットボトル100の製造段階で液体をペットボトル本体11に収容してキャップ12を閉じた後に確定し、その確定後に印刷すべき情報を含むものである。
情報のコード17は、情報をバーコードとしたものを挙げることができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
ここで、「メーカー」は、「東京コカ・コーラボトリング株式会社」などのように当該液体入りペットボトルのメーカーを示す情報である。
「販売者」は、「コーカ・コーラビバレッジサービス株式会社」などのように当該液体入りペットボトルの販売者を示す情報である。メーカー(製造会社)と販売会社が同じ場合もあるが、異なる場合もあるから、このように「メーカー」と「販売者」とを個別に示している。
「ブランド」は、「ジョージア」などにように製品区分(大分類)を示す情報である。
「フレーバー」は、「エメラルドマウンテン」などにように製品区分(小分類)を示す情報である。
「パッケージタイプ」は、「PET」などにように缶・PET・ガラス・紙・複合などパッケージタイプを示す情報である。
「容量」は、「190mg」などのように当該液体入りペットボトルの容量を示す情報である。この容量には、量と重量とがある。
「製造日」は、「2009.9.1」などのように当該液体入りペットボトルが製造された年月日を示す情報である。この表示は、食品衛生法に定められた表示である。
「賞味期限」は、「2010.8.31」などのように当該液体入りペットボトルの賞味期限を示す情報である。この表示は、JAS法に基づく業界毎に定めた自主基準の表示である。
「保有期間」は、「60日」などのように、その商品の自動販売機内で保有可能な期間をいう。「保温期限」は、ホット製品のみを対象としているが、「保有期限」は、ホット製品に加えて、アスパルテーム(人工甘味料。炭酸水の中で急速に甘味が減少)を含むコールドのダイエット飲料等を含む。
「ホット/コールド区分」は、当該液体入りペットボトルの液体がホット販売用かコールド販売用かを示す情報である。ホットとコールドの両用もありうる。例えば、炭酸飲料はコールドだけであるが、缶入りコーヒーは両用である。
「製造工場」は、「稲城工場」などのように当該液体入りペットボトルが製造された工場を示す情報である。この表示は、食品衛生法に定められた表示である。
「ライン」は、「第2ライン」などのように当該液体入りペットボトルが製造された工場のラインの番号を示す情報である。この表示は、食品衛生法に定められた表示である。ただし、略号にすることも可能である。
「ロット番号」は、「2−101」などのように当該液体入りペットボトルが製造時の時刻や原料種別などのロット番号を示す情報である。この表示は、メーカー各社の内部管理用のものであり、リコールの時に必須のものである。
「連番」とは、当該商品固有の番号である。
ここで、単品識別番号は、上記の「ロット番号」と「連番」との組み合わせからなる。
「品質管理区分」は、「51−88」などのような情報である。これにより、耐熱菌対策として「タップトーン」処理を施したこと、ホットコーヒーやホットペットボトルのように熱履歴を注意すること、アセプティック(無菌)充填などであること、を知らせることができる。
なお、図5に示すように、天面15の表面には、例えば外縁に沿って凸部分15aを設けることが好ましい。凸部分15aは、少なくとも不可視インクにより印刷された情報のコード17の厚さを超える高さとすればよい。商品が工場から出荷される場合に、商品は段ボールに梱包されるが、その際に、天面15の表面が段ボールに接触して天面15の表面に印刷された不可視インク(情報のコード17)が擦れにより消えてしまうおそれがある。しかし、このように凸部分15aを設けることによって、天面15の表面と段ボールとの接触などがなくなり、不可視インク(情報のコード17)の消失を防止できる。凸部分15aは、例えば天面15の表面に点在させるように構成してもよい。
(自動販売機の構成)
本発明に係る自動販売機は、基本的には従来からある周知のものに、ソフトウェアの修正を加えたものである。従来技術の一例としては、特開2003−51756号公報がある。
図6は、自動販売機の正面図であり、例えば液体入りペットボトルや缶飲料などの商品を販売するものとする。
図6において、前扉1は、自動販売機の左側面端または右側面端を支軸として開閉するものであり、カラム設定、商品補充等を行うときは解錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じておくものである。自動販売機では、前扉1を開くと、その上部に商品を投入する投入部(図示せず)が設けられている。投入部には、例えば6列×5連程度、合計30個程の投入口(図示せず)が設けられている。ルートマンは、商品の種別に応じて各投入口より商品を投入する。
パネル2は、透明な樹脂板であり、内部に陳列されている複数種類の商品サンプル3を確認するためのものである。つまり、ユーザは、パネル2を通して複数種類の商品サンプル3を見渡すことにより、購入したい商品を選択できる。
硬貨投入口4は、ユーザが硬貨を投入する部分であり、投入硬貨は自動販売機内部のコインメカに供給される。紙幣挿入口5は、ユーザが紙幣を挿入する部分であり、挿入紙幣は自動販売機内部のビルバリに供給される。
表示部6(有機EL、LCD、LED等)は、投入硬貨金額、挿入紙幣金額等を表示するものである。商品選択ボタン7は、販売可ランプおよび売り切れランプを内蔵し、商品サンプル3それぞれに対応してパネル2に設けられるものである。
販売可ランプは、ユーザが少なくとも1本の商品を購入できる硬貨投入または紙幣挿入を行うと、自動販売機内部のカラムに商品が収容されている場合のみ、この商品に対応するものが点灯する。売り切れランプは、自動販売機内部の所定カラムが空になると、或いは商品の賞味期限や保有期限が切れると、この商品に対応するものが常時点灯する。
販売可ランプが点灯している商品選択ボタン7を押下すると、この商品サンプル3に対応する商品が商品取出口8まで搬出される。返却レバー9は、投入硬貨を返却口10から返却したり、投入硬貨または挿入紙幣から商品購入金額を差し引いた釣銭を返却口10から返却したりするためのものである。
図7は、図6の自動販売機のブロック図である。
図7において、主制御部101は、自動販売機の制御を統括するものであり、ROM、CPU、RAM、周辺回路(カウンタ等)から成るものである。詳述すると、ROMは、後述する複数の従制御部を統括制御するためのプログラムデータが予め格納されたものであり、CPUは、ROMから読み出されたプログラムデータの解読結果に従って複数の従制御部を統括制御するものであり、RAMは、CPUによる演算結果、複数の従制御部からの各種データ等の書き込みまたは読み出しを行うものである。CPUは、ROMの実行アドレスを指定するプログラムカウンタ、ROMからの読み出し内容を解読するインストラクションデコーダ、論理演算を行う演算論理ユニット、演算データを一時格納するアキュムレータ等を内蔵する。
硬貨処理制御部102、紙幣処理制御部103、接客制御部104、販売制御部105、入出力制御部106、通信制御部107は、複数の従制御部に相当し、ハードウェア面において、主制御部101と同様のROM、CPU、RAMを内蔵する。硬貨投入機構109は、釣銭切れを検出する釣銭切れセンサを備え、硬貨投入口4からの投入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口10から返却するものである。硬貨処理制御部102は、硬貨投入機構109を制御し、投入硬貨の金種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、金庫への余剰硬貨の収容、釣銭払い出し等を行わせるものである。紙幣挿入機構110は、硬貨投入機構109と同様に、釣札切れを検出する釣札切れセンサを備え、紙幣挿入口5からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて釣札を紙幣挿入口5から返却するものである。紙幣処理制御部103は、紙幣挿入機構110を制御し、挿入紙幣の金種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、釣札払い出し等を行わせるものである。硬貨処理制御部102および紙幣処理制御部103は、硬貨投入および紙幣挿入が行われるその都度、処理動作を実行する。尚、硬貨処理制御部102および硬貨投入機構109はコインメカを構成し、紙幣処理制御部103および紙幣挿入機構110はビルバリを構成する。接客面111は、表示部6、商品選択ボタン7、販売中ランプ(図示せず)、販売中止ランプ(図示せず)、釣銭切れランプ(図示せず)から成るものである。接客制御部104は、接客面111を制御する。つまり、接客制御部104は、主制御部101からの商品販売に関する接客指示に従って、上記の販売中ランプ、販売中止ランプ、釣銭切れランプを点灯させたり、販売飲料別の商品選択ボタン7の販売可ランプまたは売り切れランプを点灯させたり、更には、複数の商品選択ボタン7の何れが押下されたのかを検出し、このときの検出信号を主制御部101に送信したりする。販売機構112は、商品を商品取出口8まで搬出するものである。販売制御部105は、販売機構112を制御し、接客制御部104からの前記検出信号または通信制御部107からの購入要求信号に応答した主制御部101からの販売指示に従って、ユーザが希望する商品を商品取出口8まで搬出するものである。
キーボード113は、テンキーおよびファンクションキーと、これらのキーの操作に関する内容を表示する表示部(有機EL、LCD等)とを、前面に備えたものである。キーボード113は、入出力制御部106を有線で接続して内蔵するとともに、前扉1の裏面に着脱自在に配設され、商品のためのカラム設定、金額設定、メンテナンス等を行う際に操作するものである。入出力制御部106は、キーボード113からの入力情報を主制御部101に送信する。主制御部101は、この入力情報に基づいて、硬貨処理制御部102、紙幣処理制御部103、接客制御部104、販売制御部105、通信制御部107に対して、それぞれの指示を行う。
通信制御部107は、例えばIrDA規格による赤外線通信により、後述するポータブル端末機との間でデータのやり取りを行う。
(ポータブル端末機の構成)
本発明に係るポータブル端末機は、従来からあるその本体にコードリーダー(読み取り器)を接続してなるものである。
図8はポータブル端末機本体の外観を示す正面図である。
図8に示すように、ポータブル端末機本体201は、ルートマンが片手で持てる程度の携帯性を有する。ポータブル端末機本体201は、その表面中央にディスプレイ202、その下にキー入力部203、その上端にプリンタ204を有する。
図9はポータブル端末機本体の構成を示すブロック図である。
図9に示すように、ポータブル端末機本体201は、CPU211と、RAM212と、ROM213と、通信制御部216と、入出力制御部217と、これらを結ぶバス218とを備えている。
RAM212はSRAMやDRAM等の揮発性メモリであり、主として各種作業用データや制御プログラム214の実行に用いるデータの記憶装置である。該RAM212は揮発性メモリからなるため、電源の供給が断たれた場合には記憶されているデータが消去される。したがって、このRAM212に記憶されているデータがバックアップの対象となる。
ROM213は、通常の制御プログラム214及び転送プログラム215が記憶されている。通常の制御プログラム214は、主制御装置100と相互に通信を行いながら、入出力制御部217を介してディスプレイ202、キー入力部203、プリンタ204、メモリカード205の制御を行う。また、この通常の制御プログラム214はRAM212に記憶されているデータを用いて動作する。転送プログラム215は、RAM212に記憶されているデータを通信制御部216を介して自動販売機側に転送する。
通信制御部216は、例えばIrDA規格による赤外線通信により、自動販売機との間でデータのやり取りを行う。
図10はコードリーダーの構成を示すブロック図である。
コードリーダーは、例えばポータブル端末機本体201よりもさらに小型で携帯電話程度の大きさである。コードリーダーとポータブル端末機本体201とは、有線により接続してもよく、また例えば赤外線を使った無線により接続するように構成しても構わない。
図10において、コードリーダー300は、レンズ315を介してCCD301から出力される撮像信号(バーコード)をA/D(Analog Digital)コンバータ302でデジタル信号に変換してDSP303に導出する。
DSP303では、デジタル信号に対してデジタル映像信号として出力する。例えば、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、色変換処理、画像サイズ(画素数)の設定処理、電子ズーム処理等である。
DSP303から出力されるデジタル映像信号は、第1映像変換部304に供給され、ここで、必要に応じて映像信号の走査方式の変換処理が行われる。例えばインターレース走査からプログレッシブ走査への変換である。この変換処理は、第1映像変換部304に接続された第1メモリ305を用いて実行される。
第1映像変換部304の出力は、第2映像変換部306に供給される。第2映像変換部306は、必要に応じて映像信号の解像度(XGA,SXGA等)を変換して出力する。この変換処理は、第2映像変換部306に接続された第2メモリ307を用いて実行される。
第2映像変換部306の出力は、デジタル出力部308とD/A(Digital Analog)コンバータ309に供給される。デジタル出力部308は、デジタル映像信号として出力するもので、例えば端子316を介してポータブル端末機本体201に伝送される。端子316は端子206とケーブルを介して接続される。赤外線などによって接続するようにしても構わない。
制御部310は、例えばMPU(Micro Processing Unit)で構成され、タイミングゼネレータ、DSP303、第1映像変換部304及び第2映像変換部306に対して一点鎖線で示す制御信号を送って、各機能を制御する。
クロック供給線路は点線で示す。タイミングゼネレータ311は、制御部310の制御の下、第1発振器312からの信号を受け、CCD301に対して駆動パルスを供給する。さらに、タイミングゼネレータ311は、A/Dコンバータ302に対して、第1の周波数のクロックAを供給すると共に、DSP303に対してクロックAと第2の周波数のクロックBを供給する。
DSP303は、PLD(Programmable Logic Device)として開発製造されており、内部機能としてPLL発振回路を含み、タイミングゼネレータ311から供給されるパルス信号に同期した、第3の周波数のクロックCを生成して出力する。また、クロックBをそのまま、あるいはPLLの出力として導出する。
クロックCは、第1映像変換部304、第1メモリ305、第2映像変換部306及び第2メモリ307に供給され、クロックBは第1映像変換部304に供給される。
さらに、コードリーダー300は、発振周波数が第4の周波数である第2発振器313を備え、その出力をD/Aコンバータ309にクロックDとして供給すると共に、1/2分周器314で分周して、クロックEとして第2映像変換部306とデジタル出力部308に供給する。
以上のように構成されるコードリーダー300によって、液体入りペットボトルのキャップ12の天面15に印刷された情報のコード17であるバーコードを読み取ることができる。コードリーダー300により読み取られたバーコードのデジタル映像データは、ポータブル端末機本体201に伝送される。
ポータブル端末機本体201では、バーコードから情報を復元する。その情報には、既に説明したとおり賞味期限、保温期間、単品識別番号などが含まれている。ポータブル端末機本体201では、これらの情報に投入個数(営業所/支店のPCよりダウンロード)や投入日時(自動販売機の前扉オープンの日時)などを付加して自動販売機に送信する。
(自動販売機の動作)
図11は自動販売機の商品補充時の動作を示すフローチャートである。
自動販売機は、前扉1がオープンにされる(ステップ1101)と商品投入動作を開始し、内部に設けられた訪問ボタン(リセットボタン)が押下されると(ステップ1102)期間売上げ数、売上げ金額、金種、在庫残数、個々の製品の販売時刻等々のカラム別データをポータブル端末機本体201に送信する(ステップ1103)。
この後、自動販売機は、ポータブル端末機本体201より、賞味期限、保温期間、単品識別番号、投入個数、投入日時などのデータを受信し(ステップ1104)、所定のカラムへ商品が投入されると(ステップ1105)、必要なすべてのカラムに商品が投入されたか、否かを確認する(ステップ1106)。必要なすべてのカラムに商品が投入されていない場合には、ステップ1105に戻り、ステップ1105〜ステップ1106を繰り返す。
ステップ1106において、必要なすべてのカラムに商品が投入されると、自動販売機は、ポータブル端末機本体201に、カラム別の投入個数などのデータを送信する(ステップ1107)。ポータブル端末機本体201はこれらのデータを受信して保存する。
その後、自動販売機は、前扉1がクローズされると、商品投入動作を終了する(ステップ1108)。
図12は自動販売機による商品販売の動作を示すフローチャートである。
自動販売機は、各カラムに収容されている各商品について売り切れ状態だけでなく、賞味期限、保温期限などを監視している(ステップ1201)。これらの期限を過ぎた商品が発生したときには、そのカラムによる商品の販売を中止する(ステップ1202)と共にそのカラムに対応する商品については売り切れランプを点灯させる(ステップ1203)。
自動販売機は、ユーザが商品選択ボタン7を押下する(ステップ1204)と、その商品選択ボタン7に対応する商品の賞味期限や保温期限を投入硬貨金額、挿入紙幣金額等を表示する表示部6に表示する(ステップ1205)。
その後、ユーザが硬貨などを投入すると(ステップ1206)、対応する商品が商品取出口8まで搬出され(ステップ1207)、当該商品がユーザに販売される。
(効果など)
以上のとおり、本システムによれば、ポータブル端末機に商品に記された賞味期限などの情報を読み取るコードリーダーを付帯させ、さらにソフトウェアを付属させ、自動販売機にこの賞味期限の管理を実行するためのソフトウェアを付属させ、ルートマンに商品を自動販売機に投入する際に商品に付された賞味期限などの情報を含むバーコードを読み取らせる作業を行わせる、という僅かな追加的な事項を従来のシステムに付加することによって実現することができる。その効果は、賞味期限などの管理を極めてローコストで実現することができる、という絶大なものである。
また、図13に示すように、商品の保温期限が賞味期限より先に来るような場合には、従来では人手による以外は実質的には管理することができなかったが、本システムによれば、このような管理も簡単な構成で確実に行うことができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内で適宜変形して実施することができ、それらの範囲も本発明の技術的範囲である。
例えば第1の情報及び第2の情報は、説明を簡単にするため上記実施形態では限定的に示したが、図14に示すように、様々な情報がある。
また、前記端末機は前記記憶した第1の情報に前記商品の投入個数及び投入日を含めた第2の情報を生成し、前記端末機から前記自動販売機へ前記第2の情報を転送して当該自動販売機に第2の情報を記憶させ、前記自動販売機は前記記憶した第2の情報に基づき、前記商品の販売を規制する、ものであったが、投入日については、第2の情報に含ませるのではなく、自動販売機側で生成するように構成しても構わない。
10 液体入りペットボトル
11 ペットボトル本体
12 キャップ
14 ペットボトル本体の口部
15 天面
17 情報のコード
201 ポータブル端末機本体
300 コードリーダー

Claims (9)

  1. ルートマンが自動販売機に商品を投入するとき、ルートマンが携帯する端末機により前記商品に記されている賞味期限及び当該商品を識別できる単品識別番号に関する情報を少なくとも含む第1の情報を読み取って当該端末機に第1の情報を記憶させ、
    前記端末機は前記記憶した第1の情報に前記商品の投入個数及び投入日を含めた第2の情報を生成し、
    前記端末機から前記自動販売機へ前記第2の情報を転送して当該自動販売機に第2の情報を記憶させ、
    前記自動販売機は前記記憶した第2の情報に基づき、前記商品の販売を規制する
    自動販売機による商品の販売方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1の情報は、前記商品に記されている当該商品の自動販売機での保有可能な期間である保有期間に関する情報を含み、
    前記自動販売機は、前記第2の情報に含まれた前記商品の投入日及び前記保有期間に基づき保有期限を算出し、前記保有期限を過ぎた商品の販売を規制する
    自動販売機による商品の販売方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、
    前記商品は、液体入りペットボトルであり、
    前記第1の情報は、前記液体入りペットボトルのキャップの天面の表面に不可視インクにより情報のコードとして印刷されている
    自動販売機による商品の販売方法。
  4. ルートマンが携帯する端末機により読み取られた、投入される商品に記された賞味期限及び当該商品を識別できる単品識別番号に関する情報を少なくとも含む第1の情報に、前記商品の投入個数及び投入日を含めた第2の情報を、前記端末機から入力する入力部と、
    前記入力部から入力された第2の情報を記憶する記憶部と、
    前記第2の情報が読み取られた商品が投入される投入口と、
    前記投入口から投入された商品を収容する収容部と、
    前記収容部に収容された払い出しする払い出し部と、
    前記記憶された第2の情報に基づき、前記払い出し部からの前記商品の払い出しを規制する規制部と
    を具備する自動販売機。
  5. 請求項4に記載の自動販売機であって、
    前記第1の情報は、前記商品に記されている当該商品の自動販売機での保有可能な期間である保有期間に関する情報を含み、
    前記規制部は、前記記憶部に記憶された第2の情報に含まれる前記商品の投入日及び前記保有期間に基づき保有期限を算出し、前記保有期限を過ぎた商品の販売を規制する
    自動販売機。
  6. 請求項4又は5に記載の自動販売機であって、
    ユーザが押すボタンと、
    表示部と、
    前記ボタンが押されたとき、前記記憶部に記憶された第2の情報に基づき前記表示部に商品の賞味期限を表示させる制御部と
    をさらに具備する自動販売機。
  7. ルートマンが自動販売機に商品を投入するとき、ルートマンが携帯する端末機により前記商品に記されている賞味期限及び当該商品を識別できる単品識別番号に関する情報を少なくとも含む第1の情報を読み取って当該端末機に第1の情報を記憶させ、前記端末機は前記記憶した第1の情報に前記商品の投入個数及び投入日を含めた第2の情報を生成し、前記端末機から前記自動販売機へ前記第2の情報を転送して当該自動販売機に第2の情報を記憶させ、前記記憶した第2の情報に基づき、前記商品の販売を規制する自動販売機に投入される液体入りペットボトルであって、
    ペットボトル本体と、
    前記ペットボトル本体に収容される液体と、
    前記ペットボトル本体に取り付けられるキャップと、
    前記キャップの天面の表面に不可視インクにより印刷された、前記第1の情報を含む情報のコードと
    を具備する液体入りペットボトル。
  8. 請求項7に記載の液体入りペットボトルであって、
    前記キャップの天面の表面に可視インクにより文字又は図形が印刷され、前記情報のコードは前記文字又は図形上に当該文字又は図形と重なるように印刷されている
    液体入りペットボトル。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の液体入りペットボトルであって、
    前記キャップの天面に、前記不可視インクにより印刷された情報のコードの厚さを超える高さを有する凸部分をさらに具備する液体入りペットボトル。
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