JP2011123877A - 液体入りペットボトル、液体入りの缶及び自動販売機 - Google Patents

液体入りペットボトル、液体入りの缶及び自動販売機 Download PDF

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Abstract

【課題】キャップの天面に記された商標やプロモーションシールの文字などの本来の情報の表示を邪魔することなく、多くの情報を表示することができ、それらの情報の読み取り及び商品の管理のための処理の負担を極力低減すること。
【解決手段】商品投入口より投入された賞味期限を有する商品の所定の位置にビット列として不可視インクにより印刷された当該商品の賞味期限の情報を含んだ情報のコードを読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた情報のコードに基づき、前記賞味期限を過ぎた商品の販売を規制する規制手段とを具備する自動販売機に、商品として投入される液体入りペットボトルであって、ペットボトル本体と、前記ペットボトル本体に収容される液体と、前記ペットボトル本体に取り付けられるキャップと、前記キャップの天面の表面にビット列として不可視インクにより印刷された情報のコードとを具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲料や酒、調味料などの液体を収容する液体入りペットボトル、液体入りの缶及びこれらに用いられる自動販売機に関する。
飲料水入りのペットボトルは、賞味期限などの情報を個々の製品に記す必要がある。例えば、賞味期限は、その賞味期限が2010年3月15日であれば、ペットボトルに取り付けられるキャップの外周部分に数字で「100315」のように印刷されている。なお、これらの情報をペットボトルの円筒外周部に巻き付けられるラベルに印刷することもあるが、ペットボトルの外周形状は不定であり、凹凸もあることから印刷やその後の機械による読み取りが困難になることが多い。
自動販売機により飲料水入りのペットボトルなどの商品を販売する販売者は、自動販売機に収容されている商品が賞味期限を過ぎた場合には、その商品を自動販売機から回収する必要がある。従って、賞味期限などの情報は、消費者ばかりでなく販売者側も必要である。販売者側の立場では、商品管理のために、賞味期限ばかりでなくメーカー・販売者・ブランド・フレーバー・パッケージタイプ・容量・製造日・ホット/コールド区分・製造工場/ライン・ロット番号・品質管理区分等、非常に多くの情報を必要としている。
しかし、ペットボトルに取り付けられるキャップの外周部分にこれらの多くの情報を印刷した場合には、印刷できる領域に比べて情報量が多くなり、情報の読み取りが困難になる可能性が高い。そこで、特許文献1記載のように、キャップの天面に2次元バーコードなどを使ってこれらの情報を印刷することが考えられる。バーコードを用いることで、表示できる情報量を非常に多くすることができる。また、キャップの天面は平面であることから、曲面を描いているキャップの外周部分と比べて、印刷が簡単であり、情報の読み取りをスムーズに行うことができる。
本来、キャップの天面は、商標やキャップの回転方向を示す矢印及び「あける」などの文字が表示される重要な領域である。しかし、その領域に特許文献1のように2次元バーコードなどを印刷すると、商標などが見えなくなってしまう。
また、キャップの天面には、ポイントコレクションの情報が印刷されたシールが貼付される場合があるが、そのような場合にはキャップの天面に記された2次元バーコードなどが読み取れなくなってしまう。
特開2006−182352号公報(段落[0034]、図1参照)
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、キャップの天面に記された商標などの本来の情報の表示を邪魔することなく、賞味期限などの多くの情報を表示することができ、それらの情報の読み取り及び商標を有する商品(商標品という)の品質管理のための処理の負担を極力低減することができる液体入りペットボトル及びこれに用いられる自動販売機を提供することにある。
本発明の目的は、賞味期限などの多くの情報を表示することができ、それらの情報の読み取り及び商標品の品質管理のための処理の負担を極力低減することができる液体入りの缶及びこれに用いられる自動販売機を提供することにある。
本発明の別の目的は、キャップの天面に貼付されたシールによって賞味期限などの情報の読み取りができなくなるようなことはない液体入りペットボトル及びこれらに用いられる自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る液体入りペットボトルは、ペットボトル本体と、液体と、キャップと、情報のコードとを具備する。
上記液体は、前記ペットボトル本体に収容される。
上記キャップは、前記ペットボトル本体に取り付けられる。
上記情報のコードは、前記キャップの天面の表面にビット列として不可視インクにより印刷されたものである。
本発明の他の形態に係る液体入りペットボトルは、ペットボトル本体と、液体と、キャップと、シールと、情報のコードとを具備する。
上記液体は、前記ペットボトル本体に収容される。
上記キャップは、前記ペットボトル本体に取り付けられる。
上記シールは、前記キャップの天面の表面に貼付された、例えばポイントコレクションに関連する情報が印刷されたものである。
上記情報のコードは、前記キャップの天面の前記シールが貼付された表面にビット列として不可視インクにより印刷されたものである。
本発明の一形態に係る液体入りの缶は、円筒状の缶本体と、前記缶本体に収容される液体と、前記円筒状の缶本体の底面又は天面の表面にビット列として不可視インクにより印刷された情報のコードとを具備する。
本発明の一形態に係る自動販売機は、商品投入口より投入された賞味期限を有する商品の所定の位置にビット列として不可視インクにより印刷された当該商品の賞味期限の情報を含んだ情報のコードを読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた情報のコードに基づき、前記賞味期限を過ぎた商品の販売を規制する規制手段とを具備する。
本発明の一形態に係る自動販売機は、商品投入口より投入された賞味期限を有する商品の所定の位置にビット列として不可視インクにより印刷された当該商品の賞味期限の情報を含んだ情報のコードを読み取る読取手段と、表示部と、前記商品の賞味期限を表示させるための指示を入力する入力手段と、前記入力手段により賞味期限を表示させるための指示が入力されたとき、前記読取手段により読み取られた情報のコードに基づき、前記表示部に当該商品の賞味期限を表示する手段とを具備する。
本発明によれば、情報のコードがキャップの天面の表面にビット列として不可視インクにより印刷されているので、キャップの天面に記された商標などの本来の情報の表示を邪魔することなく、多くの情報を表示することができ、それらの情報の読み取り及び商標品の品質管理のための処理の負担を極力低減することができる。
また、本発明によれば、情報コードが、円筒状の缶本体の底面又は天面の表面にビット列として不可視インクにより印刷されているので、賞味期限などの多くの情報を表示することができ、それらの情報の読み取り及び商標品の品質管理のための処理の負担を極力低減することができる。
さらに、本発明によれば、情報のコードがキャップの天面のシールが貼付された表面にビット列として不可視インクにより印刷されているので、キャップの天面に貼付されたシールによって賞味期限などの情報の読み取りができなくなるようなことはない。
なお、本発明における「キャップ」の材質はプラスチック、鉄、アルミニュームである。
本発明の一実施形態に係る液体入りペットボトルの外観を示す斜視図である。 図1に示した液体入りペットボトルの天面の拡大平面図である。 図2に示した液体入りペットボトルの天面の拡大平面図であって、この天面に印刷された情報のコードを実際には肉眼では見えないが見える状態で表示した図である。 情報のコードにおける情報の内容の一例を示す図である。 図3に示した情報のコードをさらに拡大した図である。 ビット列の他の形態を示す図である。 本発明に係る液体入りペットボトルの製造工程の一部のフローを示す図である。 本発明に係る自動販売機の投入口などの概略構成を示す図である。 自動販売機の制御系の構成を示すフローチャートである。 図9に示した自動販売機の制御系の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る液体入りペットボトルの天面の拡大平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る液体入りペットボトルの外観を示す斜視図である。
図1に示すように、液体入りペットボトル10は、ペットボトル本体11と、キャップ12とを具備する。ペットボトル本体11は、液体(図示せず)を収容する。キャップ12は、ペットボトル本体11の口部14に螺合され、ペットボトル本体11内を閉塞する。なお、符号13はペットボトル本体11の円筒外周部に巻き付けられるラベルを示している。
ペットボトル本体11は、一般的にポリエチレンテレフタレート(PET)からなるボトル状の容器であるが、これと代替可能なプラスチック材料や他の材料或いは代替可能な形態であればその範囲も本発明の範囲に含まれる。
液体は、飲料や酒、調味料などである。
キャップ12は、例えばポリエチレンからなるプラスチック材料や他の材料からなる。キャップ12は、天面15を有する。天面15とは、キャップ12をペットボトル本体11の上部の口部14に取り付けたときの、キャップ12の上面の実質的な平面部分をいう。
図2は、天面15の拡大平面図である。図3は、天面15の拡大平面図であって、この天面に印刷された情報のコードを、実際には肉眼では見えないが見える状態で表示した図である。
図2に示すように、キャップ12の天面15には、例えば「健康緑茶」のような当該液体入りペットボトル10の商標やキャップ12をあけるためのキャップ12の回転方向を示す用語「あける」及びその方向を示す矢印「→」などが印刷されている。これらの印刷がされた商標や用語「あける」、矢印「→」などを一括して商標などと呼ぶ。図3に示すように、キャップ12の表面には、さらに不可視インクにより情報のコード17が印刷されている。
なお、本発明は、液体入りペットボトルばかりでなく、炭酸飲料やジュースなどの液体入りの缶にも適用可能であり、その場合には円筒形状の缶の底面又は天面にこの情報コードを印刷すればよい。
不可視インクは、例えばUVランプの照射下でのみ視認でき、それ以外では視認できないインクをいう。不可視インクとしては、例えば株式会社ユニオンコーポレーション社製の製品番号#214や#6330を用いることができる。ここで、これらのインクは、インビジブル(不可視)インクであり、普段は肉眼では見えず、UVランプ(ブラックライト)を照射することで青く蛍光するインクである。
情報のコード17とされる「情報」は、メーカー、販売者、ブランド、フレーバー、パッケージタイプ、容量、製造日、賞味期限、ホット/コールド区分、製造工場、その工場におけるライン、ロット番号、品質管理区分等の情報を含んでいる。なお、商標などとコード17の情報とは、以下の点で区別できる情報である。すなわち、商標などは、キャップ12自体を製造する段階で印刷されるものである。これに対して、コード17の情報は、例えばペットボトル本体11に収容される液体の賞味期限のように、液体入りペットボトル10の製造段階で液体をペットボトル本体11に収容してキャップ12を閉じた後に確定し、その確定後に印刷すべき情報を含むものである。
情報のコード17は、各情報をコード化し、ビット列としたものである。図4に情報のコード17の一例を示す。情報のコード17の先頭には、「スタート識別」が付加され、その後に「メーカー」、「販売者」、「ブランド」、「フレーバー」、「パッケージタイプ」、「容量」、「製造日」、「賞味期限」、「ホット/コールド区分」、「製造工場」、「ライン」、「ロット番号」、「品質管理区分」の各情報のコードのビット列が続き、その後に「エラー検出用」のコード、「コンティニューマーク」のコード、最後に「ストップ」のコードが付加される。
「スタート識別」は、例えば"11111111"の8ビットのユニークなビット列からなり、読み取り制御に用いられる。
「メーカー」は、例えば10ビット程度のビット列からなり、「東京コカ・コーラボトリング株式会社」などのように当該液体入りペットボトルのメーカーを示す情報である。
「販売者」は、例えば10ビット程度のビット列からなり、「コーカ・コーラビバレッジサービス株式会社」などのように当該液体入りペットボトルの販売者を示す情報である。メーカー(製造会社)と販売会社が同じ場合もあるが、異なる場合もあるから、このように「メーカー」と「販売者」とを個別に示している。
「ブランド」は、例えば10ビット程度のビット列からなり、「ジョージア」などにように製品区分(大分類)を示す情報である。
「フレーバー」は、例えば8ビット程度のビット列からなり、「エメラルドマウンテン」などにように製品区分(小分類)を示す情報である。
「パッケージタイプ」は、例えば6ビット程度のビット列からなり、「PET」などにように缶・PET・ガラス・紙・複合などパッケージタイプを示す情報である。
「容量」は、例えば8ビット程度のビット列からなり、「190mg」などのように当該液体入りペットボトルの容量を示す情報である。この容量には、量と重量とがある。
「製造日」は、例えば20ビット程度のビット列からなり、「2009.9.1」などのように当該液体入りペットボトルが製造された年月日を示す情報である。この表示は、食品衛生法に定められた表示である。
「賞味期限」は、例えば20ビット程度のビット列からなり、「2010.8.31」などのように当該液体入りペットボトルの賞味期限を示す情報である。この表示は、JAS法に基づく業界毎に定めた自主基準の表示である。
「ホット/コールド区分」は、例えば4ビット程度のビット列からなり、当該液体入りペットボトルの液体がホット販売用かコールド販売用かを示す情報である。ホットとコールドの両用もありうる。例えば、炭酸飲料はコールドだけであるが、缶入りコーヒーは両用である。
「製造工場」は、例えば6ビット程度のビット列からなり、「稲城工場」などのように当該液体入りペットボトルが製造された工場を示す情報である。この表示は、食品衛生法に定められた表示である。
「ライン」は、例えば6ビット程度のビット列からなり、「第2ライン」などのように当該液体入りペットボトルが製造された工場のラインの番号を示す情報である。この表示は、食品衛生法に定められた表示である。ただし、略号にすることも可能である。
「ロット番号」は、例えば16ビット程度のビット列からなり、「2−101」などのように当該液体入りペットボトルが製造時の時刻や原料種別などのロット番号を示す情報である。この表示は、メーカー各社の内部管理用のものであり、リコールの時に必須のものである。
「品質管理区分」は、例えば16ビット程度のビット列からなり、「51−88」などのような情報である。これにより、耐熱菌対策として「タップトーン」処理を施したこと、ホットコーヒーやホットペットボトルのように熱履歴を注意すること、アセプティック(無菌)充填などであること、を知らせることができる。
「エラー検出用」は、例えば24ビット程度のビット列からなり、LRC,CRC,BCCなどのエラー検出・復元機能付きのコードである。
「コンティニューマーク」は、例えば8ビット程度のビット列からなり、情報のコード
の印刷が複数行に亘るときの継続記号である。
「ストップ」は、例えば"11111110"の8ビットのユニークなビット列からなり、読み取り制御に用いられる。
従って、情報のコード17は、例えば128ビット〜256ビット程度のビット列からなり、図5に示すように、それを例えば3段に分割したものである。1ビットは、1本のバーの長短によって表現される。図6に示すように、1ビットを大小のドットで表現してもよい。
このビット列は、バーの各間隔を一定の長さとする方がより好ましい。このように各間隔を一定の長さとすることで、商品の品質の管理などをより細やかに行うことができる。
ここで、ペットボトルに収容される液体が、炭酸入り飲料の場合は、ペットボトルに液体が収容された状態で、キャップ12の天面15が凸状になる(陽圧品と呼ばれる。)。また、ペットボトルに収容される液体が、お茶などの高熱充填の場合は、ペットボトルが常温ではキャップ12の天面15が凹状になる(陰圧品と呼ばれる。)。さらに、ペットボトルに収容される液体が、無菌充填品などの場合は、ペットボトルに液体が収容された状態で、キャップ12の天面15が水平になる(無圧品と呼ばれる。)。
陽圧品の降圧は、密閉不良やピンホール、いたずらなどによって発生し、この場合キャップ12の天面15が凸状より平面に近づく。
陰圧品の昇圧は、不良膨張(腐敗)などによって発生し、この場合キャップ12の天面15が凹状より平面に近づく。
無圧品の昇圧は、不良膨張(腐敗)などによって発生し、この場合キャップ12の天面15が平面より凸状に近づく。
本発明によれば、自動販売機の投入口や商品払出部(後述する。)において、ビット列における上記の間隔を計測する手段(例えばUVランプとカメラ)も設けることによって、キャップ12の天面15の凹凸が検出できる。そして、自動販売機の投入口において、キャップ12の天面15が通常より凹んでいたり、凸っていたりする場合には、商品の品質が異常であると判断し、例えば商品の投入を規制する。また、自動販売機の商品払出部において、キャップ12の天面15が通常より凹んでいたり、凸っていたりする場合には、イタズラ等が発生したものと判断し、警報などを発生させる。
情報のコード17をこのような単純なビット列で表現することにより、製造段階におけるコードの印字を高速に行うことができる。印字を高速に行うことができるので、製造ラインを止めることなく、製品(液体入りペットボトル)が製造ラインを流れる状態でコードの印字を行うことができる。これにより、製造ラインに印字の工程を追加しても製品の生産性が阻害されることはない。
次に、本発明に係る液体入りペットボトルの製造方法を説明する。
図7は、液体入りペットボトルの製造工程の一部のフローを示している。
製造ライン上を流れるペットボトル本体11に対して液体を収容する(ステップ71)。
次に、液体の収容されたペットボトル本体11の口部14にキャップ12を螺合し、ペットボトル本体11内を閉塞する(ステップ72)。螺合される以前より、このキャップ12の天面15には、既に、例えば「健康緑茶」のような当該液体入りペットボトル10の商標やキャップ12をあけるためのキャップ12の回転方向を示す用語「あける」及びその方向を示す矢印「→」などが印刷されている。
次に、図3に示したように、キャップ12の天面15の表面に、不可視インクにより情報のコード17を印刷する(ステップ73)。この印刷は、キャップ12の天面15が平面であることから、インクジェットプリンターなどを使って簡単にかつ滲みなどを生じることなく印刷することができる。なお、印刷に先立ち、キャップ12の天面15の表面をガスバーナーで焼射して水分を強制的に蒸発させることで、印刷時の滲み等を抑えることができる。
次に、本発明に係る液体入りペットボトルに対応する自動販売機の構成を説明する。
自動販売機では、その前面がルートマンによってドアーの如く開閉されるようになっている。前面を開くと、その上部に商品を投入する投入部が設けられている。投入部には、例えば6列×5連程度、合計30個程の投入口が設けられている。ルートマンは、商品の種別に応じて各投入口より商品を投入する。そうすると、商品は、投入口より繋がるカラムに収容される。各カラムに収容された商品は、カラムの下部からベンド部及びシューターを介して商品払出部に排出される。一般的に自動販売機は以上の構成になっているが、本発明に係る自動販売機は、投入部に例えば6列×1連程度、合計6個程の投入口が設けられているだけである。
図8は本発明に係る自動販売機の投入口などの概略構成を示す図である。
図8に示すように、投入口30は、本発明に係る液体入りペットボトルなどの商品を投入するためのものである。投入口30より投入された商品は、奥側の後方に向かって下方に傾斜する通路31を通り、後方に転がって行くようになっている。通路31の所定の5箇所の位置の下部には、それぞれ商品を収容するカラム32が繋がっている。通路31における各カラム32との接続部(下部)には、商品を当該カラムに落とし込むか、当該カラムに落とし込むことなく商品を通過させてしまうかの切り替えを行う開閉ゲート33が設けられている。なお、最下段に位置するカラム32に対しては開閉ゲート33は設けられていない。これらの開閉ゲート33を適宜切り替えることで、所望のカラム32に商品を収容することができる。これにより、ルートマンの投入作業の時短が可能になる。また、カラムへの誤投入がなくなる。
なお、カラム32に収容された商品は、消費者の購入動作に応じてカラム32の下部からベンド部34及びシューター35を介して商品払出部36に排出される。
次に、このような機構における制御系について説明する。図9は制御系の構成を示す図であり、図10はその制御系の動作を示すフローチャートである。
投入口30の近くには、液体入りペットボトル10のキャップ12の天面15に印刷された情報のコード17を読み取るための手段、例えば一対のUVランプ37とCMOSセンサーなどからなる小型読み取りセンサー38とが設けられている。CPUやメモリなどにより構成される制御部39は、小型読み取りセンサー38からのデータを取り込んで(ステップ101)情報のコード17に含まれた情報を記憶する(ステップ102)。この記憶した情報とは、既に説明したとおり、メーカー、販売者、ブランド、フレーバー、パッケージタイプ、容量、製造日、賞味期限、ホット/コールド区分、製造工場、ライン、ロット番号、品質管理区分等である。
ステップ101で情報が取り込めないときには、つまり読み取りエラー検出時には警報音を発する(ステップ103)。ルートマンは手作業で製品を取り戻し再度読み取らせるか、または手動で自動販売機の付属のキーボードからデータを入力する。
制御部39は、情報に含まれる「ブランド」及び「フレーバー」などに基づき開閉ゲート33による切り替えを制御し、投入口30に投入された商品を所望のカラム32に収容する(ステップ104)。従って、自動販売機における各列の投入口を1個とすることができ、ルートマンは地区の倉庫などで事前にプレ・ロードされたトレーから複数の種類の製品を何ら意識することなく投入口30に流し込めばよい。事前にプレ・ロードとは、ここでは投入口30には5種類の商品を流し込むことができるので、この5種類の商品をトレーに準備することである。トレーとは、運搬のためにこれらの商品を一旦収容する容器である。
制御部39は、以上の動作によって自動販売機内に収容されているすべての商品について個々的にメーカー、販売者、ブランド、フレーバー、パッケージタイプ、容量、製造日、賞味期限、ホット/コールド区分、製造工場、ライン、ロット番号、品質管理区分等に認識していることになる。
制御部39は、記憶した情報に基づき収容された商品の賞味期限が過ぎた場合には(ステップ105)、当該商品に対応するベンド部34の動作を規制して当該商品が販売できないようにすると共に、正面に設けられた商品購入ボタン(表示部40)における「売り切れ」の表示を点灯する(ステップ106)。なお、販売が規制された商品については、後にルートマンが回収すればよい。
従来は、賞味期限切れの商品を自動販売機より販売しないようにするため、ルートマンが自動販売機の内部にカラム毎の賞味期限を手書きで記載しておくための一覧表などがあり、その記載内容に基づきルートマンが賞味期限切れの商品の回収等を行っていた。しかし、このような方法では、どうしても人的なミスによって賞味期限切れの商品が販売され、クレーム等の発生原因になっていた。これに対して、本発明に係るシステムでは、ルートマンの手作業や個人の注意力等に依存しないで、賞味期限切れの商品を自動販売機より販売しないようにすることができる。
制御部39に記憶された商品個々の情報(メーカー、販売者、ブランド、フレーバー、パッケージタイプ、容量、製造日、賞味期限、ホット/コールド区分、製造工場、ライン、ロット番号、品質管理区分等)については、ルートマンが有する端末によって吸い上げるようにしてもよい。そして、これらの情報をより木目の細かく利用することにより、例えば自動販売機ごとで商品ごとの売り上げやその売り上げの季節変動などを容易に把握することが可能となる。これにより、例えば、自動販売機のコール頻度を減らすことが可能になり、配送効率をアップすることが可能となり、またカラム毎の基準在庫数を自在に設定・管理できる。例えば、"満タン"投入は不要になる。さらに、カラム毎の在庫残数の把握が容易かつ確実になるので、品質管理/滞留日数管理が徹底できる。また、製品のリコールの場合には、製品単品毎の存在位置が分かるので、回収作業が確実にできる。さらには、"故障"、"テスト"などと称する不正行為を牽制・防止できる。
なお、上記の賞味期限は、自動販売機より消費者に表示してもよい。例えば、自動販売機に賞味期限表示ボタンを設け、消費者がこのボタンと商品選択ボタンを押すと、この選択された商品の賞味期限を例えば従来からあるデジタル表示部に表示させるようにしてもよい。デジタル表示部の代わりに専用の表示部を設け、そこに商品の賞味期限を表示するようにしてもよい。これにより、消費者に対しては購入したい製品のフレッシュネスを表示することができ、品質の安心感をアッピールすることができる。
また、上記の実施形態では、自動販売機により商品を販売することを前提としていたが、例えばコンビニエンスストアーのホット用のショーケースに商品を収容し、手売りをするような場合にも、本発明を適用することができる。例えば、ショーケースの取り出し口に商品の情報のコード17を読み取り、賞味期限などを表示する手段を設けてもよい。
以上の実施形態では、キャップ12の天面15に不可視インクにより情報のコード17を印刷するものであったが、キャップ12の天面15にポイントコレクションなどのシールが貼付された場合には、上記構成の自動販売機ではシールが邪魔になり、情報のコード17を読み取ることはできない。そこで、キャップ12の天面15にポイントコレクションなどのシールを貼付するような場合には、図11に示すように、キャップ12の天面15のシール16が貼付された表面にビット列として不可視インクにより情報のコード17を重ね印刷すればよい。これにより、上記構成の自動販売機であっても情報のコード17を読み取ることが可能となる。図11においては、天面15に印刷された情報のコード17を肉眼では実際には見えないが見える状態で表示している。なお、製造工程においては、キャップ12の天面15にシール16を貼付した後に、その上から例えばインクジェットプリンターにより情報のコード17を印刷すればよい。
10 液体入りペットボトル
11 ペットボトル本体
12 キャップ
14 ペットボトル本体の口部
15 天面
16 ポイントコレクションなどのシール
17 情報のコード

Claims (1)

  1. 商品投入口より投入された賞味期限を有する商品の所定の位置にビット列として不可視インクにより印刷された当該商品の賞味期限の情報を含んだ情報のコードを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた情報のコードに基づき、前記賞味期限を過ぎた商品の販売を規制する規制手段と
    を具備する自動販売機に、商品として投入される液体入りペットボトルであって、
    ペットボトル本体と、
    前記ペットボトル本体に収容される液体と、
    前記ペットボトル本体に取り付けられるキャップと、
    前記キャップの天面の表面にビット列として不可視インクにより印刷された情報のコードと
    を具備する液体入りペットボトル。
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