JP7123114B2 - 飲料製品 - Google Patents

飲料製品 Download PDF

Info

Publication number
JP7123114B2
JP7123114B2 JP2020204394A JP2020204394A JP7123114B2 JP 7123114 B2 JP7123114 B2 JP 7123114B2 JP 2020204394 A JP2020204394 A JP 2020204394A JP 2020204394 A JP2020204394 A JP 2020204394A JP 7123114 B2 JP7123114 B2 JP 7123114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
beverage
label
tag
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020204394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022091519A (ja
Inventor
強 土肥
亜紀 長倉
誠司 多田
隆太 阿比留
聡子 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Holdings Ltd
Original Assignee
Suntory Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=82067251&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP7123114(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Suntory Holdings Ltd filed Critical Suntory Holdings Ltd
Priority to JP2020204394A priority Critical patent/JP7123114B2/ja
Priority to JP2022050074A priority patent/JP2022091884A/ja
Publication of JP2022091519A publication Critical patent/JP2022091519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7123114B2 publication Critical patent/JP7123114B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 1.掲載アドレス https://www.suntory.co.jp/ https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF0978.html 掲載年月日 令和2年4月8日 2.掲載アドレス https://www.ssnp.co.jp/news/beverage/2020/04/2020-0408-1427-15.html 掲載年月日 令和2年4月8日 3.発行者名 株式会社朝日新聞社 刊行物名 朝日新聞 発行年月日 令和2年4月10日 4.掲載アドレス https://www.youtube.com/watch?v=ZMv1qM57-sY&list=PLD2jk-X1C1zrUr3qg2eNcUEp9RyJJ_360&index=2 掲載年月日 令和2年4月13日 5.発行者名 株式会社食品産業新聞社 刊行物名 食品産業新聞 発行年月日 令和2年4月16日 6.販売日 令和2年4月16日~令和2年4月28日 販売場所 日本各地の商品卸先 7.掲載アドレス https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1016.html 掲載年月日 令和2年8月18日 8.発行者名 株式会社朝日新聞社 刊行物名 朝日新聞 発行年月日 令和2年8月20日 9.販売日 令和2年8月20日~令和2年8月29日 販売場所 日本各地の商品卸先 10.掲載アドレス https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2008/21/news105.html 掲載年月日 令和2年8月21日 11.発行者名 株式会社東京スポーツ新聞社 刊行物名 東京スポーツ新聞 発行年月日 令和2年9月3日 12.発行者名 株式会社日本経済新聞社 刊行物名 日経MJ 発行年月日 令和2年9月4日 13.発行者名 株式会社日経BP 刊行物名 日経トレンディ 発行年月日 令和2年9月4日 14.発行者名 株式会社読売新聞東京本社 刊行物名 読売新聞 発行年月日 令和2年10月11日 15.発行者名 株式会社日経BPマーケティング 刊行物名 日経デザイン 発行年月日 令和2年10月28日
本発明は、液体製品に関する。
液体製品を販売する場合、各国の法令により、当該液体製品に係る情報を表示することが義務付けられる場合がある。たとえば、液体製品の一例である飲料製品を日本国内において販売する場合、当該飲料製品の内容物である飲料について、名称、保存の方法、消費期限又は賞味期限、原材料名、添加物、内容量、栄養成分の量及び熱量、事業者の氏名又は名称及び住所、ならびに製造所等の所在地、を表示することが義務付けられている(内閣府令第十号食品表示基準第三条)。また、ポリエチレンテレフタレート製飲料用ボトルを容器として飲料製品を販売する場合には、分別回収を容易にするための材質表示を付すことが義務付けられている(資源の有効な利用の促進に関する法律第二十四条)。さらに、業界団体(たとえば、全国清涼飲料工業会)が設定するガイドラインに従った表示が求められる場合がある。
このような表示を行う手段として、容器の周囲を包囲するラベルを容器に付与する手段が汎用される。このようなラベルとしては、ロールラベルおよびシュリンクラベルが典型的である。ロールラベルは、製品の名称などの諸情報を印刷した短冊状のラベルを容器に巻き回して、ラベルの両端を糊付けして容器に貼付されるラベルであり、たとえば特開2013-212862号公報(特許文献1)に開示されている。シュリンクラベルは、延伸フイルム製のラベルを筒状に形成し、当該筒の内側に容器を配置した状態でラベルを収縮させることによって容器に密着させることができるラベルであり、たとえば特開2015-98350号公報(特許文献2)に開示されている。これらのラベルを用いると、表示が義務付けられている諸情報を表示する面積を十分に確保できるとともに、ラベルに特徴的なデザインを施して製品に個性を与えることができる。
特開2013-212862号公報 特開2015-98350号公報
従来用いられているロールラベルおよびシュリンクラベルは、いずれも、容器の全周をラベルで包囲する態様で容器に装着される。そのため、容器自身、および容器に収容されている液体製品がラベルで隠蔽されてしまい、消費者から見えにくくなる場合があった。そのため、容器自身のデザインや液体製品の外観などを製品の個性として消費者に訴求することが難しい場合があった。
そこで、表示が義務付けられている諸情報を表示する面積を十分に確保できるとともに、店頭において容器自身のデザインや液体製品の外観などを消費者に展示しやすい液体製品の実現が求められていた。
発明に係る第飲料製品は、飲料を収容しているプラスチック製容器と、表示札と、を備え、前記プラスチック製容器は、前記飲料を収容可能な容器本体と、当該容器本体の開口部を封止可能な蓋と、を含み、前記容器本体は、口部、前記口部に連設されている肩部、前記肩部に連設されている胴部、および前記胴部に連設されている底部を有し、前記肩部は、前記胴部側から前記口部側に先窄まりの形状を有し、前記表示札は、前記口部に嵌着されるタグ、および、前記肩部に貼付される粘着ラベル、の少なくとも一つを含み、前記プラスチック製容器を包囲するラベルを備えず、前記飲料の販売にあたって表示することが義務付けられている情報が、前記表示札および前記蓋に分配されて不足なく表示されていることを特徴とする。
本発明に係る第二飲料製品は、飲料を収容しているプラスチック製容器と、表示札と、を備え、前記プラスチック製容器は、前記飲料を収容可能な容器本体と、当該容器本体の開口部を封止可能な蓋と、を含み、前記容器本体は、口部、前記口部に連設されている肩部、前記肩部に連設されている胴部、および前記胴部に連設されている底部を有し、前記肩部は、前記胴部側から前記口部側に先窄まりの形状を有し、前記表示札は、前記口部に嵌着されるタグ、および、前記肩部に貼付される粘着ラベル、の少なくとも一つを含み、前記プラスチック製容器を包囲するラベルを備えず、前記飲料の販売にあたって表示することが義務付けられている情報が、前記表示札、前記蓋、および前記容器本体に分配されて不足なく表示されていることを特徴とする。
この構成によれば、表示が義務付けられている諸情報を表示する面積を十分に確保できるとともに、店頭において容器自身のデザインや飲料製品の外観などを消費者に展示しやすい。また、表示が義務付けられている諸情報の一部をプラスチック製容器に表示することによって、当該情報を表示札に表示することを省略しうる。そのため、表示札において、プラスチック製容器に表示する情報以外の情報を表示する面積を拡大できる。加えて、プラスチック容器の一般的な展示状態において上方に位置する口部または肩部に表示札が取り付けられるので、表示札が顧客の注目を集めやすい。
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
本発明に係る飲料製品は、一態様として、前記飲料の販売にあたって表示することが義務付けられている前記情報が、前記蓋と前記表示札との間で重複していないことが好ましい。
この構成によれば、表示札において、蓋およびプラスチック製容器に表示する情報以外の情報を表示する面積を一層拡大できる。
本発明に係る飲料製品は、一態様として、記表示札は、前記粘着ラベルを含ことが好ましい。
本発明に係る飲料製品は、一態様として、前記プラスチック製容器の少なくとも一部分
は透明であることが好ましい。
この構成によれば、収容されている液体の外観を、消費者に展示しやすい。これによって、たとえば、特徴的な色彩を有する液体を消費者に訴求しやすい。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
第一の実施形態に係る液体製品の斜視図である。 第一の実施形態に係る容器本体の正面図である。 第一の実施形態に係るタグの展開図である。 第二の実施形態に係る液体製品の斜視図である。 第二の実施形態に係る容器本体の正面図である。 第二の実施形態に係る蓋の上面図である。 第二の実施形態に係る粘着ラベルの正面図である。
[第一の実施形態]
本発明に係る液体製品の第一の実施形態について、図面を参照して説明する。以下では、本発明に係る液体製品を、飲料B(液体の例)を収容しているプラスチック製容器2(以下、単に容器2と称する。)と、タグ3(表示札の例)とを備える飲料製品1(液体製品)に適用した例について説明する。
〔ボトルの構成〕
図1および図2に示すように、容器2は、飲料Bを収容可能な容器本体2aと、容器本体2aの開口部21(容器2の口部である。)を封止する蓋2bと、を有する。容器本体2aは、液体の注ぎ口としての開口部21と、開口部21と連続し底部25の方向に向かうにつれて徐々に拡径する肩部22(容器2の肩部でもある。)と、肩部22と連続する筒状の胴部(第一胴部23および第二胴部24)(容器2の胴部でもある。)と、容器2の底となる底部25(容器2の底部でもある。)と、から構成されている。なお、以下の説明における「上下」は、容器2の開口部21側を「上」、底部25側を「下」と定義するものとする。
本実施形態に係る容器2は、ポリエチレンテレフタレート製飲料用ボトル(いわゆるペットボトル)である。容器2の容器本体2aは、二軸延伸ブロー成形などの延伸成形法によって一体的に成形できる。本実施形態では、容器本体2aはポリエチレンテレフタレート製であり、無色透明である。容器本体2aの容量は特に限定されず、一般的に流通している280mL、350mL、500mLなど、200mL~2L程度とすることができる。また、容器2に収容される液体は特に限定されず、たとえば、清涼飲料水(炭酸飲料、果実飲料、コーヒー飲料、茶系飲料、ミネラルウォーター、豆乳類、野菜飲料、スポーツ飲料、ココア飲料など)、アルコール飲料、乳飲料などの飲料、スープなどの液体食品、ソースや醤油などの液体調味料、などが例示される。なお、容器本体2aを構成する材料は、ポリエチレンテレフタレートに限定されず、たとえば、ポリエチレンやポリプロピレンなどでありうる。
容器本体2aの開口部21は、蓋2bと螺合可能なねじ部21aと、サポートリング21bと、を含む。サポートリング21bは、ねじ部21aより下側の領域設けられており、サポートリング21bの上下の領域の直径より大きい鍔状の形状で設けられている。なお、サポートリング21bの直径は、蓋2bの直径より大きい。
〔タグの構成〕
タグ3は、製品名、原材料名、内容量などの情報が印刷されている略長方形状の紙片である。タグ3は、長手方向の中央部分に位置する中央部31と、中央部を挟んで設けられている二つの端部32(32a、32b)と、を有し、中央部31と端部32との境界(二箇所)には折曲線33が設けられている(図3)。
中央部31には、円形の貫通孔34と、貫通孔34の周囲に複数設けられた直線状の切込み35と、が設けられている。図1に示すように、タグ3を容器2に取り付けるときは、容器2の開口部21をタグ3の貫通孔34に挿入して、タグ3を開口部21のサポートリング21bより下側の位置に嵌着する。ここで、貫通孔34の直径はサポートリング21bの直径より小さいので、サポートリング21bとタグ3(中央部31)との干渉によってタグ3が容器2から脱落することが防がれる。なお、貫通孔34の周囲に切込み35が設けられていることによって、開口部21を意図的に貫通孔34に挿入する操作を行う際には、サポートリング21bが貫通孔34を通過できる。
タグ3は一枚の紙片であるが、折曲線33を折り曲げると、タグ3の姿勢を端部32が下方に垂れ下がる姿勢に変更できる。タグ3を容器2に取り付けた状態においてこの姿勢変更を行うと、端部32が容器2(容器本体2a)に沿うように垂れ下がるので、飲料製品1を従来の飲料製品と同等のスペースに展示できる。またこのとき、端部32の一方の面が側方を向くので、端部32に印刷された情報を消費者から見えやすい位置に表示できる。そこで本実施形態では、タグ3に印刷されている情報のうち、飲料製品1を手に取る前の消費者の目に留めたい情報(製品名、事業者名など)を端部32に配置し、飲料製品1を手にとった消費者の目に留まれば十分である情報(注意事項など)を中央部31の貫通孔34の周囲に配置している。タグ3においては、飲料製品1を販売するにあたって表示することが義務付けられている情報が、中央部31と端部32とに分散されて不足なく印刷されている。
なお、タグ3にはバーコード36が印刷されており、飲料製品1が店頭で販売される際には、小売店の店員がキャッシュレジスターにバーコード36を読み取らせた後に決済が行われる。そのため、仮にタグ3が飲料製品1から脱落している場合、決済処理を行うことができない。これによって、タグ3が脱落した飲料製品1が誤って販売されることが防がれる。
〔飲料製品の構成〕
従来の飲料製品では、製品名等を表示するために容器を包囲するラベル(ロールラベル、シュリンクラベルなど)が用いられるが、本実施形態に係る飲料製品1は、容器2を包囲するラベルを備えない。そのため、図1に示すように、容器2の大部分(特に第一胴部23および第二胴部24)を隠蔽するものが存在しない。これによって、飲料製品1の外観は、容器2に収容された飲料Bの外観が強く反映されたものになる。飲料Bを販売するにあたって本実施形態の飲料製品1の態様で販売すれば、飲料Bの外観を消費者に展示しやすいため、たとえば飲料Bの特徴的な色合いを消費者に印象付けることが期待できる。
なおここで、本実施形態に係る飲料製品1が備えない「容器を包囲するラベル」とは、上記に例示したロールラベルやシュリンクラベルなどのように容器の周方向の全周にわたって容器を包囲するラベルに加えて、容器の周方向の一部分にわたって巻き付けられたラベルも含む。ここでいう「一部分」とは、容器がラベルに包囲されていると消費者が認識しうる程度であり、たとえば、ラベルが装着された状態の容器を、ラベルの水平方向中央が位置する側を奥に配置して観察したときに、ラベルの全体が見通せない程度にラベルが容器を隠ぺいしている程度をいう。このような状態は、たとえば、ラベルの水平方向の長さが容器の周方向の長さの50%以上である場合に生じうる。
[第二の実施形態]
本発明に係る液体製品の第二の実施形態について、図面を参照して説明する。以下では、本発明に係る液体製品を、飲料B(液体の例)を収容しているプラスチック製容器5(以下、単に容器5と称する。)と、粘着ラベル6(表示札の例)とを備える飲料製品4(液体製品)に適用した例について説明する。
〔ボトルの構成〕
まず、本実施形態に係る容器5と、第一の実施形態に係る容器2との共通点について説明する。図1および図4に示すように、容器5は容器2と同様に容器本体5aと蓋5bとを有し、容器本体5aは、口部51(ねじ部51a、サポートリング51b)、肩部52、胴部(第一胴部53、第二胴部54)、および底部55から構成されている。なお、容器本体5aの材質、容量などの特徴は、容器本体2aと同様である。
次に、容器5において容器2と相違する点について説明する。第一に、第二胴部54に、容器5(容器本体5a)がペットボトルであることを表す識別表示56が刻印されている。第二に、第一胴部53に、飲料製品4のロゴマーク57が刻印されている。なお、識別表示56およびロゴマーク57は、容器本体5aを二軸延伸ブロー成形により成形する際に同時に設けることができる。第三に、蓋5bの天面に、蓋5bの材質がプラスチックであることを表す識別表示58と、飲料製品4を製造販売する事業者の連絡先電話番号59が印刷されている(図6)。
〔粘着ラベルの構成〕
粘着ラベル6は、略台形状のポリエチレンテレフタレート製フイルム片である。粘着ラベル6の一方の面には表示部61が設けられており、ここに、製品名、原材料名、内容量などの情報が印刷されている。ただし、容器5がペットボトルであることを表す識別表示、蓋5bの材質がプラスチックであることを表す識別表示、および製造販売する事業者の連絡先電話番号は、容器5に刻印または印刷されているので、粘着ラベル6の表示部61では印刷が省略されている。この点において、飲料製品1を販売するにあたって表示することが義務付けられている情報が全て印刷されているタグ3と異なる。なお、粘着ラベル6の上下方向は、表示部61に印刷された文字の上下方向に従って定義づけられるものとする。
粘着ラベル6の他方の面の下方には、粘着剤が塗布された粘着部62が設けられている。粘着ラベル6を容器5に取り付けるときは、粘着部62を容器5の肩部52に粘着させる態様で、粘着ラベル6を容器5に貼付する。ここで、粘着部62が粘着ラベル6の下方に設けられていることから、粘着ラベル6は、容器5の肩部52から立ち上がる態様で貼付されることになる。これによって、表示部61に印刷された情報を消費者から見えやすい位置に表示できる。
なお、粘着ラベル6にはバーコード63が印刷されている。これによって、第一の実施形態におけるタグ3と同様に、粘着ラベル6が脱落した飲料製品4が誤って販売されることが防がれる。
〔飲料製品の構成〕
本実施形態に係る飲料製品4は、第一の実施形態に係る飲料製品1と同様に、容器5を包囲するラベルを備えない。これによって、飲料製品4の外観は、容器5に収容された飲料Bの外観が強く反映されたものになる。また、容器本体5aに設けられたロゴマーク57も隠蔽されていないため、ロゴマーク57を消費者に印象付けることが期待できる。
第一の実施形態に係る飲料製品1では、必要な情報の表示するスペースが二つ(端部32a、32b)存在するのに対し、本実施形態に係る飲料製品4では、必要な情報の表示するスペースが一つ(表示部61)しか存在しない。そのため、本実施形態では情報を表示するスペースが不足するか、または、情報を表示する文字の大きさが過度に小さくなる懸念がある。しかし、本実施形態では、識別表示56、58および連絡先電話番号59を容器5に刻印または印刷することによって、粘着ラベル6の表示部61に印刷する必要がある項目を低減してあるので、そのほかの情報を視認しやすい大きさの文字で印刷できる。なお、粘着ラベル6、容器本体5a、および蓋5bにおいて、それぞれに表示されている情報は重複していない。
また、上記のように表示する必要がある情報を分配して粘着ラベル6を一面に抑制したことによって、本実施形態に係る飲料製品4では、肩部52において粘着ラベル6に隠蔽される面を一面のみに留めることに成功している。これによって、飲料Bの外観を消費者に一層強く印象付けることを期待できる。
さらに、従来の飲料製品では、容器本体および蓋と別体のラベルに、容器本体および蓋に係る識別表示を設けていたので、ラベル上の各識別表示の横に、各識別表示が対象とする部材の名称(容器本体、蓋)を記載する必要があった。そのため、消費者が識別表示と部材との関係を理解しにくい場合があり、また、部材の名称を記載する箇所が必要だった。一方、上記の実施形態では、容器本体5aおよび蓋5bのそれぞれに直接に識別表示56、58を設けているので、消費者が識別表示と部材との関係を理解しやすく、また、識別表示に沿える部材名の記載を削除できる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係る液体製品のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
上記の実施形態では、表示札としてタグ3を用いる例(第一の実施形態)および粘着ラベル6を用いる例(第二の実施形態)を例として説明した。しかし、本発明に係る液体製品において用いられる表示札は、プラスチック製容器を包囲しない限りにおいて、その形状や材質などを限定されない。また、その装着箇所も限定されず、プラスチック製容器の任意の箇所に装着されうる。ただし、プラスチック容器の口部または肩部に表示札を装着すると、プラスチック容器の一般的な展示状態において上方に位置する部分に表示札が取り付けられることになるので、表示札が顧客の注目を集めやすい。
上記の第二の実施形態では、表示することが義務付けられている情報が粘着ラベル6、容器本体5a、および蓋5bに分配されている構成を例として説明した。しかし、本発明に係る液体製品において、情報を表示する箇所は、表示札のみであってもよいし、表示札およびプラスチック製容器であってもよい。また、プラスチック製容器に情報を表示する場合、プラスチック製容器において情報を表示する箇所は、蓋のみ、容器本体のみ、蓋および容器本体、など任意に選択しうる。
上記の第二の実施形態では、表示することが義務付けられている情報が粘着ラベル6、容器本体5a、および蓋5bに分配されており、これらの各部に表示される情報が重複していない構成を例として説明した。しかし、本発明に係る液体製品において、表示することが義務付けられている情報が複数の箇所に分配して表示される場合、表示される情報が重複していてもよい。
上記の実施形態では、容器本体2a、5aが無色透明である構成を例として説明した。しかし、本発明に係る液体製品において、プラスチック製容器は透明であっても不透明であってもよいし、着色の有無も限定されない。ただし、プラスチック製容器の少なくとも一部分が透明であると、収容されている液体の外観をプラスチック製容器の外側から視認しやすいので、液体の外観を製品の個性として消費者に訴求しやすい点で好ましい。同様の理由から、プラスチック製容器の少なくとも一部分が無色透明であるとさらに好ましく、プラスチック製容器の蓋以外の部分が無色透明であると特に好ましい。
本発明において、表示札の大きさの上限は特に限定されず、また液体製品の内容量(プラスチック製容器の大きさ)に応じて変更されうる。ただし、表示札の面積が12000mm以下であると、液体製品の外観が表示札に隠蔽される面積が比較的小さくなるので、液体製品の外観を個性として消費者に訴求する効果が特に得られやすい。また、表示札の大きさが、表示札が胴部に貼付されているプラスチック製容器を表示札の水平方向中央が位置する側を奥に配置して観察したときにラベルの全体が見通せる程度であることが好ましい。表示札の面積が12000mm以下であると、このような状態が実現されやすい。同様の観点から、表示札の面積は、6500mm以下であることがより好ましく、2000mm以下であることがさらに好ましい。また、表示札の面積の下限については、飲料製品を販売するにあたって表示することが義務付けられている情報を消費者が判読可能な大きさの文字で表示できる限りにおいて特に限定されないが、たとえば、表示札の面積が625mm以上であることが好ましい。
本発明において、表示札の数量は特に限定されない。ただし、表示札が1枚であると、液体製品の外観が表示札に隠蔽される面積が比較的小さくなりやすく、液体製品の外観を個性として消費者に訴求する効果が特に得られやすい。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、たとえば飲料製品に利用することができる。
1,4 :飲料製品
2,5 :プラスチック製容器
2a,5a :容器本体
2b,5b :蓋
21,51 :開口部(口部)
21a,51a :ねじ部
21b,51b :サポートリング
22,52 :肩部
23,53 :第一胴部
24,54 :第二胴部
25,55 :底部
56 :識別表示
57 :ロゴマーク
58 :識別表示
59 :連絡先電話番号
3 :タグ
31 :中央部
32 :端部
32a :端部
32b :端部
33 :折曲線
34 :貫通孔
35 :切込み
36 :バーコード
6 :粘着ラベル
61 :表示部
62 :粘着部
63 :バーコード
B :飲料

Claims (5)

  1. 飲料を収容しているプラスチック製容器と、表示札と、を備え、
    前記プラスチック製容器は、前記飲料を収容可能な容器本体と、当該容器本体の開口部を封止可能な蓋と、を含み、
    前記容器本体は、口部、前記口部に連設されている肩部、前記肩部に連設されている胴部、および前記胴部に連設されている底部を有し、
    前記肩部は、前記胴部側から前記口部側に先窄まりの形状を有し、
    前記表示札は、前記口部に嵌着されるタグ、および、前記肩部に貼付される粘着ラベル、の少なくとも一つを含み、
    前記プラスチック製容器を包囲するラベルを備えず、
    前記飲料の販売にあたって表示することが義務付けられている情報が、前記表示札および前記蓋に分配されて不足なく表示されている飲料製品。
  2. 飲料を収容しているプラスチック製容器と、表示札と、を備え、
    前記プラスチック製容器は、前記飲料を収容可能な容器本体と、当該容器本体の開口部を封止可能な蓋と、を含み、
    前記容器本体は、口部、前記口部に連設されている肩部、前記肩部に連設されている胴部、および前記胴部に連設されている底部を有し、
    前記肩部は、前記胴部側から前記口部側に先窄まりの形状を有し、
    前記表示札は、前記口部に嵌着されるタグ、および、前記肩部に貼付される粘着ラベル、の少なくとも一つを含み、
    前記プラスチック製容器を包囲するラベルを備えず、
    前記飲料の販売にあたって表示することが義務付けられている情報が、前記表示札、前記蓋、および前記容器本体に分配されて不足なく表示されている飲料製品。
  3. 前記飲料の販売にあたって表示することが義務付けられている前記情報が、前記蓋と前記表示札との間で重複していない請求項1または2に記載の飲料製品。
  4. 前記表示札は、前記粘着ラベルを含む請求項1~のいずれか一項に記載の飲料製品。
  5. 前記プラスチック製容器の少なくとも一部分は透明である請求項1~のいずれか一項に記載の飲料製品。
JP2020204394A 2020-12-09 2020-12-09 飲料製品 Active JP7123114B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020204394A JP7123114B2 (ja) 2020-12-09 2020-12-09 飲料製品
JP2022050074A JP2022091884A (ja) 2020-12-09 2022-03-25 飲料製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020204394A JP7123114B2 (ja) 2020-12-09 2020-12-09 飲料製品

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022050074A Division JP2022091884A (ja) 2020-12-09 2022-03-25 飲料製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022091519A JP2022091519A (ja) 2022-06-21
JP7123114B2 true JP7123114B2 (ja) 2022-08-22

Family

ID=82067251

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020204394A Active JP7123114B2 (ja) 2020-12-09 2020-12-09 飲料製品
JP2022050074A Pending JP2022091884A (ja) 2020-12-09 2022-03-25 飲料製品

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022050074A Pending JP2022091884A (ja) 2020-12-09 2022-03-25 飲料製品

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP7123114B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000355311A (ja) 1999-06-09 2000-12-26 Kotobuki Seihan Printing Co Ltd ボトルの首かけラベル
JP2002128085A (ja) 2001-10-12 2002-05-09 Ogawa & Co Ltd キャップ付きサンプル瓶、キャップ付き香料サンプル瓶の中身判別方法、キャップ付きサンプル瓶への情報記録方法、香料サンプルのプレゼンテーション方法及びサンプルの保管方法
JP2002351333A (ja) 2002-04-24 2002-12-06 Fuji Seal Inc タックラベル及びそのタックラベルを装着した容器
JP2003043917A (ja) 2001-07-30 2003-02-14 Toppan Printing Co Ltd 容器用吊り下げ具
JP2003305973A (ja) 2002-04-12 2003-10-28 Toppan Label Co Ltd ハンガーラベル
JP2004209690A (ja) 2002-12-27 2004-07-29 Yoshino Kogyosho Co Ltd 熱可塑性合成樹脂製壜体容器の製造方法
JP2005107012A (ja) 2003-09-29 2005-04-21 Sato Corp 封緘シール
JP2007175994A (ja) 2005-12-28 2007-07-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd プリフォーム、プリフォームから形成される容器及びプリフォームの圧縮成形機
JP2011011819A (ja) 2009-07-02 2011-01-20 Morufu:Kk ペットボトル
JP2011123877A (ja) 2010-11-05 2011-06-23 Fujio Shirai 液体入りペットボトル、液体入りの缶及び自動販売機
JP1615857S (ja) 2018-02-01 2018-10-15

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3816659B2 (ja) * 1998-01-27 2006-08-30 株式会社フジシールインターナショナル 容器

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000355311A (ja) 1999-06-09 2000-12-26 Kotobuki Seihan Printing Co Ltd ボトルの首かけラベル
JP2003043917A (ja) 2001-07-30 2003-02-14 Toppan Printing Co Ltd 容器用吊り下げ具
JP2002128085A (ja) 2001-10-12 2002-05-09 Ogawa & Co Ltd キャップ付きサンプル瓶、キャップ付き香料サンプル瓶の中身判別方法、キャップ付きサンプル瓶への情報記録方法、香料サンプルのプレゼンテーション方法及びサンプルの保管方法
JP2003305973A (ja) 2002-04-12 2003-10-28 Toppan Label Co Ltd ハンガーラベル
JP2002351333A (ja) 2002-04-24 2002-12-06 Fuji Seal Inc タックラベル及びそのタックラベルを装着した容器
JP2004209690A (ja) 2002-12-27 2004-07-29 Yoshino Kogyosho Co Ltd 熱可塑性合成樹脂製壜体容器の製造方法
JP2005107012A (ja) 2003-09-29 2005-04-21 Sato Corp 封緘シール
JP2007175994A (ja) 2005-12-28 2007-07-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd プリフォーム、プリフォームから形成される容器及びプリフォームの圧縮成形機
JP2011011819A (ja) 2009-07-02 2011-01-20 Morufu:Kk ペットボトル
JP2011123877A (ja) 2010-11-05 2011-06-23 Fujio Shirai 液体入りペットボトル、液体入りの缶及び自動販売機
JP1615857S (ja) 2018-02-01 2018-10-15

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
~容器包装2030~ ラベルレスボトル 商品ラインアップ・販路拡大,https://www.asahiinryo.co.jp/company/newsrelease/2019/pick_0130_2.html
サントリー緑茶「伊右衛門ラベルレス(首掛式ラベル付)」発売,https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF0978.html

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022091884A (ja) 2022-06-21
JP2022091519A (ja) 2022-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5924739A (en) Bottle capsule information panel
US8235297B2 (en) Wrapped container
TW200307631A (en) Double package
US20060060098A1 (en) Method of delivering advertising material
US6938771B2 (en) Film wrapped containers and processes for the production and marketing thereof
US8025179B2 (en) Circumferential sleeve for holding a food container upright
JP7123114B2 (ja) 飲料製品
US20050092640A1 (en) Durable beverage advertising display unit
US20060026879A1 (en) Label supporting frame device, for pictures, for cards and the like, to be applied to bottles and vessels
JP3151043U (ja) 飲料ボトル
JP3243421U (ja) パウチ容器
JP2003043919A (ja) 広告用札
JP7409747B2 (ja) 透明容器用包装材
Taware Innovative packaging design trends in the current scenario affecting marketing process
JP2008522904A (ja) 使い捨て商品のためのパッケージング
JP3188889U (ja) 商品包装箱
US20100243487A1 (en) Sample pack and method of providing product samples
JP3135677U (ja) 食器類
KR200285716Y1 (ko) 음료용기의 포장용 상자
RU42030U1 (ru) Тара
KR200371221Y1 (ko) 용기의 뚜껑
JP3023126U (ja) 酒菓子詰合セット及び酒菓子
KR200351306Y1 (ko) 광고문이 있는 플라스틱통
KR200286116Y1 (ko) 음료용기의 포장용 박스
JP3101015U (ja) 商品取付用広告用具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210107

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210107

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20210107

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7123114

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150