JP2012154141A - ホール天井における耐震スリット構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ホール天井における耐震スリット構造に関し、従来のホール天井における耐震構造においては、部品コストや工期が掛かることが課題であって、それを解決することである。
【解決手段】多人数を収容する空間部を有する建物の天井5の周縁部5a,5bにおいて、前記空間部の前方のステージ側と後方の客席側との長手方向における前記周縁部では後方からの天井仕上げ材の縁部から見切り縁6を立ち上げ、該見切り縁6の上端面6aと所要の隙間のスリット7を設けて前方へ天井仕上げ材を配設し、前記長手方向に直交する短手方向の左右壁側における前記周縁部では天井仕上げ材の縁部から見切り縁6を立ち上げ、該見切り縁6の上端面6aと所要の隙間のスリット7を設けて前記左右の壁4に到るまで天井仕上げ材8を配設してなるホール天井における耐震スリット構造とする。
【選択図】図1−A

Description

本発明は、ホール天井における耐震スリット構造に関するものである。
大空間を有する建物のホール天井は、その仕上げにおいて天井・壁を縁切りすることなく仕上げた場合、地震時の揺れによって仕上げが破損する。また、天井・壁縁切りの為、図6に示すように、壁下地材の受材として、鉄骨下地を取り付ける場合がある。また、特許文献1に記載のように、天井の変位を抑制して周囲壁面への衝突を避ける耐震天井構造が知られている。
特開2008−138464号公報
しかし、従来のホール天井における耐震構造において、天井・壁縁切りの為に壁下地材の受材として鉄骨下地を取り付けると、コストアップとなる。また、天井の変位を吸収する制震装置を設けるのは部品点数が増えて工事費が嵩むとともに工期も長くなる課題がある。本発明に係るホール天井における耐震スリット構造は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るホール天井における耐震スリット構造の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、多人数を収容する空間部を有する建物の天井の周縁部において、前記空間部の前方のステージ側と後方の客席側との長手方向における前記周縁部では後方からの天井仕上げ材の縁部から見切り縁を立ち上げ、該見切り縁の上端面と所要の隙間のスリットを設けて前方へ天井仕上げ材を配設し、前記長手方向に直交する短手方向の左右壁側における前記周縁部では天井仕上げ材の縁部から見切り縁を立ち上げ、該見切り縁の上端面と所要の隙間のスリットを設けて前記左右の壁に到るまで天井仕上げ材を配設してなることである。
また、前記天井仕上げ材の縁部から見切り縁を立ち上げて、該見切り縁の上端面と所要の隙間のスリットを設けて天井仕上げ材を配設して形成される空間は、間接照明用の空間部であることを含み、
更に、左右の壁に到るまで配設した天井仕上げ材は、天井スラブから吊りボルト及びブレースで補強して固定されるとともに、壁下地材の上端面に至って配設されていることを含むものである。
本発明のホール天井における耐震スリット構造によれば、内装仕上げ材による耐震用のスリットを形成したので、前記スリットが外観上気にならず、天井の破損などを防止できる。また、部品点数も少ないので、コストが掛からず工期も短縮できる。
また、耐震スリットを設ける場所が、ホール天井の間接照明用の空間部なので、天井仕上げの破損が最小限に抑えられる。更に、前記左右の壁に到るまで配設した天井仕上げ材によって、壁下地材にも連結固定されていることで、壁下地の受け材としての鉄骨を不要としてコストが軽減される。
本発明に係るホール天井の、短手方向側の天井仕上げ材における耐震スリット構造 を示す一部拡大断面図である。 同本発明に係るホール天井の、長手方向側の天井仕上げ材における耐震スリット構造 を示す一部拡大断面図である。 同本発明のホール天井における左右方向における耐震スリット構造の断面図である。 同本発明のホール天井における長手方向における耐震スリット構造の断面図である。 同本発明のホール天井を平面視して、耐震スリット構造の位置を太い破線で示す平面図ある。 同本発明に係るホール天井の短手方向における耐震スリット構造で、壁下地との取り合いを示す一部拡大断面図である。 従来例に係るホール天井の短手方向における耐震スリット構造で、壁下地との取り合いを示す一部拡大断面図である。
本発明に係るホール天井における耐震スリット構造は、図1−A及び図1−Bに示すように、ホール天井5の壁際の間接照明用の空間部9において、天井仕上げ材にスリット7を設けるものである。
本発明に係るホール天井における耐震スリット構造は、例えば、100人以上の多人数を収容する空間部(ホール)を有する建物の天井5の周縁部5a,5bに、地震の被害を最小に抑えるスリット7を設けるものである。具体的には、図1−A及び図2の図中A部に示すように、前記空間部1の前方のステージ2側と後方の客席3(図3参照)側とを長手方向として、前記長手方向に直交する短手方向の左右壁4,4側における前記天井5の周縁部5aでは、天井仕上げ材の縁部5aから見切り縁6を立ち上げ、該見切り縁6の上端面6aと所要の隙間(例えば、5mm程度)のスリット7を設けて前記左右の壁4に到るまで天井仕上げ材8を配設してなる。
図1−Aに示すように、前記天井仕上げ材5の縁部5aから見切り縁6を立ち上げて、該見切り縁の上端面6aと所要の隙間のスリット7を設けて天井仕上げ材8を配設して形成される空間は、間接照明用の空間部9である。
また、図1−B及び図3の図中B部に示すように、前記空間部1の前方のステージ2側と後方の客席3側との長手方向における前記周縁部5bでは後方からの天井仕上げ材10(5c)の縁部10aから見切り縁6を立ち上げ、該見切り縁6の上端面6aと所要の隙間(例えば、5mm程度)のスリット7を設けて前方へ天井仕上げ材5c(11)を配設するものである。
前記天井5は、図4に示すように、ホールの中央部から周辺部に到り、周縁部5a,5bを示す太い破線の内側に配設されるものである。また、図2に示すように、天井スラブ13から吊りボルト12によって吊持されている。
このようなホール天井における耐震スリット構造によって、地震時において壁側から配設される仕上げ材8,10,11に対して、天井5の周縁部5a,5bが自由に前後・左右の水平方向に移動することができて損傷を免れるとともに、照明等の器具の空間部9であって観客から見えない部分、即ち、客席から天井周縁部に向ける視線方向の逆側の部分で縁を切っているので、外観上の見栄えが損なわれることがない。
図5に示すように、前記左右の壁4に到るまで配設した天井仕上げ材8は、天井スラブ13から吊りボルト12及びブレース15で補強して固定されるとともに、壁下地材4aの上端面に至って配設されている。即ち、天井仕上げ材の「勝ち」になっている。このようにすることで、例えば、図2に示す場合では、壁下地4aを受ける鉄骨材14が天井スラブ13に到るまで設けられているが、図5に示す実施例2では、補強された天井仕上げ材8および天井下地材8aが、いわゆる「勝ち」の取り合いになっていて、壁下地4aから天井スラブ13に到る鉄骨材が不要となる。これによって、コストを低減させることができる。
本発明に係るホール天井における耐震スリット構造は、耐震構造として天井に縁切りさせる場合のホール天井に広く適用できるものである。
1 空間部(ホール)、
2 ステージ、
3 客席、
4 壁、 4a 壁下地材、
5 天井、 5a,5b 周縁部、
5c 天井仕上げ材、
6 見切り縁、 6a 上端面、
7 スリット、
8 天井仕上げ材、 8a 天井下地材、
9 間接照明等の空間、
10 天井仕上げ材、 10a 縁部、
11 天井仕上げ材、
12 吊りボルト、
13 天井スラブ、
14 鉄骨材、
15 ブレース。

Claims (3)

  1. 多人数を収容する空間部を有する建物の天井の周縁部において、
    前記空間部の前方のステージ側と後方の客席側との長手方向における前記周縁部では後方からの天井仕上げ材の縁部から見切り縁を立ち上げ、該見切り縁の上端面と所要の隙間のスリットを設けて前方へ天井仕上げ材を配設し、
    前記長手方向に直交する短手方向の左右壁側における前記周縁部では天井仕上げ材の縁部から見切り縁を立ち上げ、該見切り縁の上端面と所要の隙間のスリットを設けて前記左右の壁に到るまで天井仕上げ材を配設してなること、
    を特徴とするホール天井における耐震スリット構造。
  2. 天井仕上げ材の縁部から見切り縁を立ち上げて、該見切り縁の上端面と所要の隙間のスリットを設けて天井仕上げ材を配設して形成される空間は、間接照明用の空間部であること、
    を特徴とする請求項1に記載のホール天井における耐震スリット構造。
  3. 左右の壁に到るまで配設した天井仕上げ材は、天井スラブから吊りボルト及びブレースで補強して固定されるとともに、壁下地材の上端面に至って配設されていること、
    を特徴とする請求項1または2に記載のホール天井における耐震スリット構造。
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