JP2012151947A - アウターロータ型のモータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フレーム110の軸部110aにはロータ120が回転自在に備えられ、ステータベース132はボルトboにより固定部110bに固定されている。ステータ鉄心131はボルトBoによりステータベース132に固定されている。ステータ鉄心131には切欠131bが形成されている。ボルトboは、切欠131bに挿入され鍔部132bを挿通して固定部110bにねじ込まれている。ステータベース132の円筒部132aにはボルトが挿通されず薄肉となり、円筒部132aの内径を大きくでき、これにより軸部110aの軸径を大きくして強度向上ができる。
【選択図】図1
Description
ここで、エレベータ装置の巻上機に採用している、従来のアウターロータ型のモータを、断面図である図5を参照して説明する。
ロータ20には、シーブ21と磁石取付部22が一体的に備えられており、円筒状の磁石取付部22の内周面には永久磁石23が配置されている。
このステータ30の外周面に、磁石取付部22に配置した永久磁石23の内周面が対面する状態となって、アウターロータ型のモータ1が構成されている。
なお、円筒部32aの「厚さ」は、ボルトboが軸方法に挿通できる程度に、「肉厚」になっている。
軸部10aの強度を上げるためには、その軸径を大きくすることが効果的である。しかし、軸部10aは、ステータベース32の内径を通るため、軸部10aの軸径は、ステータベース32(円筒部32a)の内径以下に規制されてしまう。
しかも、ステータベース32では、円筒部32aにステータベース固定用のボルトboを挿通しているため、円筒部32aはボルトboが挿通できる程度に肉厚となり、これに伴い円筒部32aの内径が狭くなっている。
このように、軸部10aは、内径が狭くなっている円筒部32aの内側に配置されているため、軸部10aの軸径を大きくすることができず、軸部10aの軸強度を向上させることができないのが、現状であった。
軸部と、この軸部の一端部から面状に広がった固定部と、固定部の底辺に連結された底部とからなるフレームと、
前記軸部の外周側に配置されて、前記軸部に回転自在に支持されたロータと、
内周側に前記軸部が挿入・配置される円筒部と、この円筒部の一端部から面状に広がった鍔部とからなり、ステータベース固定用のボルトが挿通して前記固定部にねじ込まれることにより前記固定部に固定されるステータベースと、
前記円筒部の外周面に環装されると共に、外周面側に開口した鉄心溝が形成されており、ステータ鉄心固定用のボルトが挿通して前記鍔部にねじ込まれることにより前記鍔部に固定されるステータ鉄心と、
を備えたアウターロータ型のモータにおいて、
前記ステータ鉄心には、周方向に関して前記鉄心溝とは異なる位置で且つ内周面側に開口する切欠が形成され、
前記ステータベース固定用のボルトは、前記切欠に挿入され前記鍔部を挿通して前記固定部にねじ込まれていることを特徴とする。
このため、ステータベースの円筒部を薄肉にして円筒部の内径を大きくすることができ、これに伴い、フレームの軸部の軸径を大きくして強度を向上させることができる。
本実施例に係るモータ101は、エレベータ装置の巻上機に用いるモータである。
ロータ120には、シーブ121と磁石取付部122が一体的に備えられており、円筒状の磁石取付部122の内周面には永久磁石123が配置されている。
このステータ130の外周面に、磁石取付部122に配置した永久磁石123の内周面が対面する状態となって、アウターロータ型のモータ101が構成されている。
また、ステータ130は、フレーム110の軸部110aの外周側に配置されている。このため、ステータベース132の円筒部132aの内周側に、フレーム110の軸部110aが挿入・配置される構成となっている。
しかも、切欠131bと鉄心溝131aとは、周方向に関して位置ズレしている。つまり、切欠131bの配置位置から径方向外側に進んだ位置には鉄心溝131aはなく、鉄心溝131aの配置位置から径方向内側に進んだ位置には切欠131bはない。
このような位置に切欠131bを形成したため、切欠131bの位置には殆ど磁束は通らず、ステータ鉄心131の鉄心量が切欠131bの分だけ減少しているにも関わらず、磁束の最大保持を可能としている。
前述したように、ステータベース132の円筒部132aの内周側に、フレーム110の軸部110aが挿入・配置される構成となっている。
このように、ボルトboは、円筒部132aではなく鍔部132bを挿通しているため、円筒部132aを薄肉とすることができる。つまり、円筒部132aにボルトboを挿通する必要がないので、円筒部132aの厚さを、ボルトboの直径寸法よりも薄くすることができるのである。このように、円筒部132aを薄肉にすることができる分だけ、ステータベース132(円筒部132a)の内径を大きくすることができる。
このようにして、ステータベース132の円筒部132aの内径を大きくすることができることに合わせて、円筒部132aの内周側に挿入・配置されている軸部110aの軸径を大きくすることができる。この結果、軸部110aの軸径を大きくすることにより、応力が作用する軸部110aの強度を向上させることができる。
10、110 フレーム
10a、110a 軸部
10b、110b 固定部
10c、110c 底部
11、12、111、112 軸受
20、120 ロータ
21、121 シーブ
22、122 磁石取付部
23、123 永久磁石
30、130 ステータ
31、131 ステータ鉄心
31a、131a 巻線溝
131b 切欠
32、132 ステータベース
32a、132a 円筒部
32b、132b 鍔部
33、133 固定子鉄心
Bo ステータ鉄心固定用のボルト
bo ステータベース固定用のボルト
h ステータ鉄心固定用のネジ穴
Claims (1)
- 軸部と、この軸部の一端部から面状に広がった固定部と、固定部の底辺に連結された底部とからなるフレームと、
前記軸部の外周側に配置されて、前記軸部に回転自在に支持されたロータと、
内周側に前記軸部が挿入・配置される円筒部と、この円筒部の一端部から面状に広がった鍔部とからなり、ステータベース固定用のボルトが挿通して前記固定部にねじ込まれることにより前記固定部に固定されるステータベースと、
前記円筒部の外周面に環装されると共に、外周面側に開口した鉄心溝が形成されており、ステータ鉄心固定用のボルトが挿通して前記鍔部にねじ込まれることにより前記鍔部に固定されるステータ鉄心と、
を備えたアウターロータ型のモータにおいて、
前記ステータ鉄心には、周方向に関して前記鉄心溝とは異なる位置で且つ内周面側に開口する切欠が形成され、
前記ステータベース固定用のボルトは、前記切欠に挿入され前記鍔部を挿通して前記固定部にねじ込まれていることを特徴とするアウターロータ型のモータ。
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