JP2004215467A - 磁石式発電機のステータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータ取付部の剛性を高めるとともに、ステータ取付部の取付座面の形状の自由度を向上させること。
【解決手段】磁石式発電機のステータ4は、積層コア41を備えるとともに積層コア41の突極部に巻回された発電コイル42の巻線端子43と外部リード線45との結線部47を保護するための保護チューブ44を保持するクリップ46を備える。積層コア41はエンジンケース2の環状のステータ取付部21に固着されるとともに、クリップ46はステータ取付部21側で積層コア41にねじ53で固定される。積層コア41は、ねじ53の頭部53aがステータ取付部21の取付座面21bと干渉しないようねじ頭部53aを収容するねじ頭部収容部41cを備える。
【選択図】図1
【解決手段】磁石式発電機のステータ4は、積層コア41を備えるとともに積層コア41の突極部に巻回された発電コイル42の巻線端子43と外部リード線45との結線部47を保護するための保護チューブ44を保持するクリップ46を備える。積層コア41はエンジンケース2の環状のステータ取付部21に固着されるとともに、クリップ46はステータ取付部21側で積層コア41にねじ53で固定される。積層コア41は、ねじ53の頭部53aがステータ取付部21の取付座面21bと干渉しないようねじ頭部53aを収容するねじ頭部収容部41cを備える。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートバイ(自動二輪車)などに搭載され、バッテリを充電するとともにイグナイタ、前照灯など電気負荷に電力を供給する磁石式発電機におけるステータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の磁石式発電機の断面図、図4は、同磁石式発電機のステータの平面図を示す。図3及び図4において、1はクランクシャフト、2はエンジンケース、3は、エンジンケース2内に収容され、クランクシャフト1によって回転駆動されるロータ、4は、エンジンケース2のステータ取付部21に固定され、ロータ3の回転に伴い発電するステータを表している。
【0003】
ステータ4は、積層コア41を備え、積層コア41の突極部に発電コイル42が巻回されている。発電コイル42の巻線端子43は外部リード線45と結線部47において結線され、この結線部47は保護チューブ44によって保護されている。保護チューブ44は、クリップ46によって保持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
クリップ46は、図3に示すように、その取付部46cを肉厚がほぼ一定の積層コア41の端面49aに配し、ねじ53で取付部46cを積層コア端面49aに締め付けることによって積層コア41に固定されている。ここで、エンジンケース2のステータ取付部21の取付座面21bを同一平面上に連続する環状に形成するようにすると、ねじ53の頭部53aとステータ取付部21とが干渉するようになる。このため、従来のステータ4は、ステータ取付部21に切欠部21cを設け、この切欠部21cにねじ53の頭部53aを収容するよう構成している。
【0005】
しかしながら、磁石式発電機は、自動二輪車などに搭載され大きな振動が加わる環境下で使用されるため、ステータ4を保持するエンジンケース2に高剛性が求められており、上記のようにステータ取付部21に切欠部21cを設けることはエンジンケース2の剛性の低下につながり、エンジンケース2の振動に伴いステータ4が大きく振動し、発電性能の低下やステータ4の破壊などを招くおそれがある。また、ステータ取付部21に切欠部21cを設けることに伴い、ステータ取付部21の取付座面21bの形状を任意に設定する自由度が制限される。
【0006】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、簡単な構成によってエンジンケースの剛性を高めることができ、発電性能の低下やステータの破壊などを防止するとともに、ステータ取付部の取付座面の形状の自由度を向上させることが可能な磁石式発電機のステータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁石式発電機のステータは、積層コアを備えるとともに該積層コアの突極部に巻回された発電コイルの巻線端子と外部リード線との結線部を保護するための保護チューブを保持するクリップを備え、前記積層コアをエンジンケースの環状のステータ取付部に固着するとともに、前記クリップを前記ステータ取付部側で前記積層コアにねじで固定して構成される磁石式発電機のステータにおいて、前記積層コアに、前記ねじの頭部が前記ステータ取付部の取付座面と干渉しないよう前記ねじ頭部を収容するねじ頭部収容部を設けたことを特徴とする。
【0008】
本発明の磁石式発電機によると、積層コア側にねじ頭部収容部を設けたため、エンジンケースのステータ取付部を切欠部の無い環状に形成することができるようになり、このため、ステータ取付部の剛性が高まるとともに、ステータ取付部の取付座面の形状の自由度が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るステータが組み込まれた磁石式発電機の断面図、図2は、同ステータの平面図を示す。
【0011】
図1及び図2において、1は、エンジンのクランクシャフト、2は、エンジンケースをそれぞれ表している。
【0012】
クランクシャフト1の端部1aにはロータ3が固定され、ロータ3の内側にステータ4が配設されている。
【0013】
ロータ3は、磁性体からなる回転部材31を備える。回転部材31は、熱間鍛造後切削により仕上げ加工されてなる。回転部材31の中央のボス部31aの内側には、テーパ部31bが形成されており、テーパ部31bは、ボルト32によってクランクシャフト端部1aに嵌合、固着されている。回転部材31の端面部31cには、冷却用貫通穴31dが複数個設けられている。回転部材31の円筒状の外周部31eはヨークを構成している。回転部材外周部31eの内側に、非磁性体からなるリング状のスペーサ33、円周方向に等間隔に配置された複数個の永久磁石34、及び、非磁性体からなるリング状の位置決めケース35が、クランクシャフト1の軸方向に沿って順に配設されている。複数個の永久磁石34は、位置決めケース35に形成された凸部(図示せず)によって円周方向に等間隔となるよう位置決めされるとともに、永久磁石34の内側に磁石保護リング36を圧入し回転部材外周部31eの先端部31fを巻きかしめすることによって回転部材31に固定されている。なお、磁石保護リング36は、ステンレス板をプレス加工して形成されている。
【0014】
エンジンケース2の内面には、クランクシャフト1と平行に環状のステータ取付部21が立設されている。ステータ4は、積層コア41に形成された複数のねじ挿通用貫通穴41aに各々締付ねじ43を通し、締付ねじ43をステータ取付部21に形成されたねじ穴21aに螺合することによって、エンジンケース2に固定されている。ここで、ステータ取付部21において、ステータ4の積層コア41と当接する部位(図2図示斜線でしめした領域)は取付座面21bを構成している。
【0015】
積層コア41は、鉄板をプレス加工したコアプレート48を複数枚積層し、その両側にコアプレート48より若干厚いエンドプレート49を重ねた後、複数本のリベット52でかしめて一体化し、その表面をエポキシ樹脂50で絶縁して構成され、この積層コア41の外周上の各突極部に巻線を巻装して発電コイル42が形成されている。また、積層コア41には、クリップ46を積層コア41に固定するためのねじ53と螺合するねじ穴41bがロータ3の軸線と平行に穿設されている。また、積層コア41には、ねじ53の頭部53aを収容するねじ頭部収容部41cが形成されており、このねじ頭部収容部41cは、クリップ46を積層コア41に固定したとき、ねじ53の頭部53aがエンドプレート49の端面49a換言するとエンジンケース2のステータ取付部21の取付座面21bの内側に位置し、ステータ取付部21と干渉しないようねじ頭部53aを収容する。
【0016】
発電コイル42の巻線端子43は、保護チューブ44内の結線箇所47で外部リード線45と結線されており、保護チューブ44は、積層コア41にねじ53で固定されたクリップ46で保持されている。クリップ46は、鋼板をプレス加工して形成されており、保護チューブ44を弾性保持するチューブ保持部46aと、このチューブ保持部46aの元部から積層コア41の内部に向かって垂直に延びた伸長部46bと、この伸長部46bの先端部からロータ3の回転中心に向かって直角に折れ曲がり、ねじ挿通穴を有する取付部46cとから構成される。なお、保護チューブ44から引き出された外部リード線45は、図示しないグロメット部まで伸び、グロメット部を介して外部に引き出される。
【0017】
以上説明したように、本実施形態に係る磁石式発電機のステータ4は、積層コア41を備えるとともに積層コア41の突極部に巻回された発電コイル42の巻線端子43と外部リード線45との結線部47を保護するための保護チューブ44を保持するクリップ46を備え、積層コア41をエンジンケース2の環状のステータ取付部21に固着するとともに、クリップ46をステータ取付部21側で積層コア41にねじ53で固定して構成される磁石式発電機のステータにおいて、積層コア41に、ねじ53の頭部53aがステータ取付部21の取付座面21bと干渉しないようねじ頭部53aを収容するねじ頭部収容部41cを設けたことを特徴とする。
【0018】
本実施形態に係る磁石式発電機のステータ4によると、積層コア41側にねじ頭部収容部41cを設けたため、エンジンケース2のステータ取付部21を切欠部の無い環状に形成することができるようになり、このため、ステータ取付部21の剛性が高まるとともに、ステータ取付部21の取付座面21bの形状の自由度が向上する。
【0019】
【発明の効果】
本発明の磁石式発電機のステータによると、ステータ取付部の剛性が高まるとともに、ステータ取付部の取付座面の形状の自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るステータが組み込まれた磁石式発電機の断面図である。
【図2】同ステータの平面図である。
【図3】従来のステータが組み込まれた磁石式発電機の断面図である。
【図4】同ステータの平面図である。
【符号の説明】
2 エンジンケース
21 ステータ取付部
21b 取付座面
4 ステータ
41 積層コア
41c ねじ頭部収容部
42 発電コイル
43 巻線端子
44 保護チューブ
45 外部リード線
46 クリップ
47 結線部
53 ねじ
53a 頭部
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートバイ(自動二輪車)などに搭載され、バッテリを充電するとともにイグナイタ、前照灯など電気負荷に電力を供給する磁石式発電機におけるステータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の磁石式発電機の断面図、図4は、同磁石式発電機のステータの平面図を示す。図3及び図4において、1はクランクシャフト、2はエンジンケース、3は、エンジンケース2内に収容され、クランクシャフト1によって回転駆動されるロータ、4は、エンジンケース2のステータ取付部21に固定され、ロータ3の回転に伴い発電するステータを表している。
【0003】
ステータ4は、積層コア41を備え、積層コア41の突極部に発電コイル42が巻回されている。発電コイル42の巻線端子43は外部リード線45と結線部47において結線され、この結線部47は保護チューブ44によって保護されている。保護チューブ44は、クリップ46によって保持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
クリップ46は、図3に示すように、その取付部46cを肉厚がほぼ一定の積層コア41の端面49aに配し、ねじ53で取付部46cを積層コア端面49aに締め付けることによって積層コア41に固定されている。ここで、エンジンケース2のステータ取付部21の取付座面21bを同一平面上に連続する環状に形成するようにすると、ねじ53の頭部53aとステータ取付部21とが干渉するようになる。このため、従来のステータ4は、ステータ取付部21に切欠部21cを設け、この切欠部21cにねじ53の頭部53aを収容するよう構成している。
【0005】
しかしながら、磁石式発電機は、自動二輪車などに搭載され大きな振動が加わる環境下で使用されるため、ステータ4を保持するエンジンケース2に高剛性が求められており、上記のようにステータ取付部21に切欠部21cを設けることはエンジンケース2の剛性の低下につながり、エンジンケース2の振動に伴いステータ4が大きく振動し、発電性能の低下やステータ4の破壊などを招くおそれがある。また、ステータ取付部21に切欠部21cを設けることに伴い、ステータ取付部21の取付座面21bの形状を任意に設定する自由度が制限される。
【0006】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、簡単な構成によってエンジンケースの剛性を高めることができ、発電性能の低下やステータの破壊などを防止するとともに、ステータ取付部の取付座面の形状の自由度を向上させることが可能な磁石式発電機のステータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁石式発電機のステータは、積層コアを備えるとともに該積層コアの突極部に巻回された発電コイルの巻線端子と外部リード線との結線部を保護するための保護チューブを保持するクリップを備え、前記積層コアをエンジンケースの環状のステータ取付部に固着するとともに、前記クリップを前記ステータ取付部側で前記積層コアにねじで固定して構成される磁石式発電機のステータにおいて、前記積層コアに、前記ねじの頭部が前記ステータ取付部の取付座面と干渉しないよう前記ねじ頭部を収容するねじ頭部収容部を設けたことを特徴とする。
【0008】
本発明の磁石式発電機によると、積層コア側にねじ頭部収容部を設けたため、エンジンケースのステータ取付部を切欠部の無い環状に形成することができるようになり、このため、ステータ取付部の剛性が高まるとともに、ステータ取付部の取付座面の形状の自由度が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るステータが組み込まれた磁石式発電機の断面図、図2は、同ステータの平面図を示す。
【0011】
図1及び図2において、1は、エンジンのクランクシャフト、2は、エンジンケースをそれぞれ表している。
【0012】
クランクシャフト1の端部1aにはロータ3が固定され、ロータ3の内側にステータ4が配設されている。
【0013】
ロータ3は、磁性体からなる回転部材31を備える。回転部材31は、熱間鍛造後切削により仕上げ加工されてなる。回転部材31の中央のボス部31aの内側には、テーパ部31bが形成されており、テーパ部31bは、ボルト32によってクランクシャフト端部1aに嵌合、固着されている。回転部材31の端面部31cには、冷却用貫通穴31dが複数個設けられている。回転部材31の円筒状の外周部31eはヨークを構成している。回転部材外周部31eの内側に、非磁性体からなるリング状のスペーサ33、円周方向に等間隔に配置された複数個の永久磁石34、及び、非磁性体からなるリング状の位置決めケース35が、クランクシャフト1の軸方向に沿って順に配設されている。複数個の永久磁石34は、位置決めケース35に形成された凸部(図示せず)によって円周方向に等間隔となるよう位置決めされるとともに、永久磁石34の内側に磁石保護リング36を圧入し回転部材外周部31eの先端部31fを巻きかしめすることによって回転部材31に固定されている。なお、磁石保護リング36は、ステンレス板をプレス加工して形成されている。
【0014】
エンジンケース2の内面には、クランクシャフト1と平行に環状のステータ取付部21が立設されている。ステータ4は、積層コア41に形成された複数のねじ挿通用貫通穴41aに各々締付ねじ43を通し、締付ねじ43をステータ取付部21に形成されたねじ穴21aに螺合することによって、エンジンケース2に固定されている。ここで、ステータ取付部21において、ステータ4の積層コア41と当接する部位(図2図示斜線でしめした領域)は取付座面21bを構成している。
【0015】
積層コア41は、鉄板をプレス加工したコアプレート48を複数枚積層し、その両側にコアプレート48より若干厚いエンドプレート49を重ねた後、複数本のリベット52でかしめて一体化し、その表面をエポキシ樹脂50で絶縁して構成され、この積層コア41の外周上の各突極部に巻線を巻装して発電コイル42が形成されている。また、積層コア41には、クリップ46を積層コア41に固定するためのねじ53と螺合するねじ穴41bがロータ3の軸線と平行に穿設されている。また、積層コア41には、ねじ53の頭部53aを収容するねじ頭部収容部41cが形成されており、このねじ頭部収容部41cは、クリップ46を積層コア41に固定したとき、ねじ53の頭部53aがエンドプレート49の端面49a換言するとエンジンケース2のステータ取付部21の取付座面21bの内側に位置し、ステータ取付部21と干渉しないようねじ頭部53aを収容する。
【0016】
発電コイル42の巻線端子43は、保護チューブ44内の結線箇所47で外部リード線45と結線されており、保護チューブ44は、積層コア41にねじ53で固定されたクリップ46で保持されている。クリップ46は、鋼板をプレス加工して形成されており、保護チューブ44を弾性保持するチューブ保持部46aと、このチューブ保持部46aの元部から積層コア41の内部に向かって垂直に延びた伸長部46bと、この伸長部46bの先端部からロータ3の回転中心に向かって直角に折れ曲がり、ねじ挿通穴を有する取付部46cとから構成される。なお、保護チューブ44から引き出された外部リード線45は、図示しないグロメット部まで伸び、グロメット部を介して外部に引き出される。
【0017】
以上説明したように、本実施形態に係る磁石式発電機のステータ4は、積層コア41を備えるとともに積層コア41の突極部に巻回された発電コイル42の巻線端子43と外部リード線45との結線部47を保護するための保護チューブ44を保持するクリップ46を備え、積層コア41をエンジンケース2の環状のステータ取付部21に固着するとともに、クリップ46をステータ取付部21側で積層コア41にねじ53で固定して構成される磁石式発電機のステータにおいて、積層コア41に、ねじ53の頭部53aがステータ取付部21の取付座面21bと干渉しないようねじ頭部53aを収容するねじ頭部収容部41cを設けたことを特徴とする。
【0018】
本実施形態に係る磁石式発電機のステータ4によると、積層コア41側にねじ頭部収容部41cを設けたため、エンジンケース2のステータ取付部21を切欠部の無い環状に形成することができるようになり、このため、ステータ取付部21の剛性が高まるとともに、ステータ取付部21の取付座面21bの形状の自由度が向上する。
【0019】
【発明の効果】
本発明の磁石式発電機のステータによると、ステータ取付部の剛性が高まるとともに、ステータ取付部の取付座面の形状の自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るステータが組み込まれた磁石式発電機の断面図である。
【図2】同ステータの平面図である。
【図3】従来のステータが組み込まれた磁石式発電機の断面図である。
【図4】同ステータの平面図である。
【符号の説明】
2 エンジンケース
21 ステータ取付部
21b 取付座面
4 ステータ
41 積層コア
41c ねじ頭部収容部
42 発電コイル
43 巻線端子
44 保護チューブ
45 外部リード線
46 クリップ
47 結線部
53 ねじ
53a 頭部
Claims (1)
- 積層コアを備えるとともに該積層コアの突極部に巻回された発電コイルの巻線端子と外部リード線との結線部を保護するための保護チューブを保持するクリップを備え、前記積層コアをエンジンケースの環状のステータ取付部に固着するとともに、前記クリップを前記ステータ取付部側で前記積層コアにねじで固定して構成される磁石式発電機のステータにおいて、
前記積層コアに、前記ねじの頭部が前記ステータ取付部の取付座面と干渉しないよう前記ねじ頭部を収容するねじ頭部収容部を設けたことを特徴とする磁石式発電機のステータ。
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JP2003002754A JP2004215467A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 磁石式発電機のステータ |
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JP2004215467A true JP2004215467A (ja) | 2004-07-29 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004215467A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007252076A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Denso Trim Kk | 3相磁石式発電機 |
US7902702B2 (en) * | 2005-12-13 | 2011-03-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Magneto generator |
JP2012151947A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-08-09 | Meidensha Corp | アウターロータ型のモータ |
JP2013511244A (ja) * | 2009-11-13 | 2013-03-28 | ファスコ アジア パシフィック プロプライアタリー リミティド | 電動モータ組み立て体 |
CN111446788A (zh) * | 2019-01-17 | 2020-07-24 | 本田技研工业株式会社 | 旋转电机 |
CN111446786A (zh) * | 2019-01-17 | 2020-07-24 | 本田技研工业株式会社 | 旋转电机 |
-
2003
- 2003-01-09 JP JP2003002754A patent/JP2004215467A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
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