JP2011234555A - 車両用交流発電機の配設構造 - Google Patents

車両用交流発電機の配設構造 Download PDF

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Abstract

【課題】メンテナンスが容易で、エンジンにおける変速機の周辺を小型化することができる車両用交流発電機の配設構造を提供すること。
【解決手段】車両用交流発電機1の配設構造は、アウターロータ2及びステータ3を備えた交流発電機1を車両のエンジン8におけるクランクシャフト82の回転を受けて動作させるよう構成されている。アウターロータ2は、クランクシャフト82に対して取り付けた円筒形状のボス部21と、磁界形成部24N、24Sを周方向Cに配列するよう、ボス部21と同一軸心状に立設した円筒形状の外周ヨーク部23と、外周ヨーク部23とボス部21とを連結する連結部22とを有している。アウターロータ2における外周ヨーク部23の外周には、クランクシャフト82の回転によって車両における補機類を駆動するためのベルト5を掛け渡すプーリ部25が設けてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、単相又は複数相の交流発電を行うよう構成した車両用交流発電機の配設構造に関する。
二輪自動車等に用いる車両用交流発電機は、N極及びS極の永久磁石を周方向に交互に複数配列して構成したアウターロータと、アウターロータの内周側に配置され、コイルを巻回したポールを周方向に複数配列して構成したステータとを有している。そして、エンジンのクランクシャフトの回転を受けてアウターロータが回転する際には、複数のポールに対して、N極の永久磁石による磁界とS極の永久磁石による磁界とが繰り返し交互に対向配置されることによって、複数のポールに巻回したコイルに交流電圧の発電を行っている。
例えば、特許文献1においては、カップ状のヨークの内周に永久磁石を固定してなるロータと、固定子鉄心に発電コイルを巻回してなるステータとを有し、ヨークの筒部に径方向に貫通する貫通孔を形成してなる磁石式発電機が開示されている。この磁石式発電機においては、ステータにおける発電コイルの部分の周辺に存在する空気を、貫通口からロータの外部へ引き出し、発電コイルの部分の放熱を良好に行っている。
特開2001−119911号公報
ところで、四輪自動車等に用いる小型の交流発電機は、ほとんどがクランクシャフトに対する変速機側に配設されている。その理由は、クランクシャフトに対する変速機側と反対側には、クランクシャフトの回転を利用して車両における種々の補機類を駆動するためのプーリが配設されているためである。
しかしながら、交流発電機が変速機側に存在するとメンテナンス性が悪い。そこで、交流発電機を変速機側と反対側に配設することが考えられるが、プーリとの干渉を避けて配設する必要があり、交流発電機を配設する構造に更なる工夫が必要とされる。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、メンテナンスが容易で、エンジンにおける変速機の周辺を小型化することができる車両用交流発電機の配設構造を提供しようとするものである。
本発明は、N極の磁界形成部とS極の磁界形成部とを周方向に交互に複数配列してなるアウターロータと、該アウターロータの内周側に配置され、コイルの巻回を行ったポールを放射状に複数配列してなるステータとを有し、
上記各ポールに対して、上記N極の磁界形成部と上記S極の磁界形成部とが交互に対向配置されることによって、単相又は複数相の交流発電を行うよう構成した車両用交流発電機を車両のエンジンにおけるクランクシャフトの回転を受けて動作させる構造において、
上記アウターロータは、上記クランクシャフトに対して連結した円筒形状のボス部と、上記磁界形成部を周方向に配列するよう、上記ボス部と同一軸心状に立設した円筒形状の外周ヨーク部と、該外周ヨーク部と上記ボス部とを連結する連結部とを有しており、
上記外周ヨーク部の外周には、上記クランクシャフトの回転によって上記車両における補機類を駆動するためのベルトを掛け渡すプーリ部が設けてあることを特徴とする車両用交流発電機の配設構造にある(請求項1)。
本発明の車両用交流発電機の配設構造においては、アウターロータにおける外周ヨーク部の外周にプーリ部を設けており、このプーリ部に、クランクシャフトの回転によって車両における補機類を駆動するベルトを掛け渡している。つまり、本発明においては、交流発電機のアウターロータにプーリ部を一体化している。
これにより、交流発電機がエンジンの端部に取り付いており、交流発電機のメンテナンスを行う際には、アウターロータ及びベルトを取り外して、このメンテナンスを容易に行うことができる。また、アウターロータとプーリ部とを一体化したことにより、エンジンにおける変速機の周辺を小型化することができる。
実施例1における、車両用交流発電機を示す断面説明図。 実施例1における、車両用交流発電機をクランクシャフトの軸方向から見た状態で示す説明図。 実施例1における、アウターロータをクランクシャフトの軸方向から見た状態で示す説明図。 実施例2における、アウターロータをクランクシャフトの軸方向から見た状態で示す説明図。 実施例2における、他の車両用交流発電機を示す断面説明図。 実施例2における、他のアウターロータをクランクシャフトの軸方向から見た状態で示す説明図。
上述した本発明の車両用交流発電機の配設構造における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記クランクシャフトの回転を受けて動作する補機類としては、例えば、電動パワーステアリング、エアコンのコンプレッサ、ウォータポンプ等がある。
また、上記ベルトは、上記プーリ部と接触する内周面において、複数のV形状山部を並列に形成してなり、上記プーリ部は、その外周面において、上記V形状山部の形状に対応した複数のV形状溝部を並列に形成してなり、上記磁界形成部は、上記外周ヨーク部の内周面に配設した永久磁石からなり、上記アウターロータが回転する際に、上記複数のV形状溝部が上記V形状山部と接触していない部分によって、上記永久磁石が空冷されるよう構成してあることが好ましい(請求項2)。
この場合には、アウターロータが回転する際に、アウターロータにおける永久磁石を効果的に空冷することができ、温度が上昇すると磁力が低減する熱減磁の発生を抑制することができる。
また、上記アウターロータは、上記連結部を上記シリンダブロック側と反対側に配置し、上記ボス部と上記外周ヨーク部とを上記シリンダブロック側に向けて立設してなり、上記連結部には、上記アウターロータが回転する際に上記ステータに向けて空気を送り込むための冷却口が周方向に複数配列して設けてあることが好ましい(請求項3)。
この場合には、アウターロータが回転する際に、その連結部に設けた冷却口からステータに向けて空気を送り込むことにより、コイルの発熱によって加熱されるステータを効果的に冷却することができる。
また、上記冷却口は、上記連結部において周方向に複数配列してなる冷却フィン同士の間の隙間によって形成してあることが好ましい(請求項4)。
この場合には、アウターロータが回転する際に、複数の冷却フィンによってステータに向けて強制的に空気を送り込み、ステータの冷却効果を向上させることができる。
また、上記プーリ部は、上記複数のV形状溝部に対する軸方向の両側において径方向に突出した肩部を有しており、該肩部には、放熱面積を拡大するよう径方向内方に陥没する凹部を周方向に複数配列して設けることができる(請求項5)。
この場合には、複数の凹部の形成によって、アウターロータの放熱面積を大きくすることができ、アウターロータにおける永久磁石等の磁界形成部の冷却効果を向上させることができる。
また、上記肩部においては、一定の周方向幅を有する上記複数の凹部が周方向に一定のピッチで並ぶ周方向一般部と、上記複数の凹部のいずれかにおいて上記周方向幅又は上記ピッチが上記周方向一般部と異なる周方向特定部とが形成してあり、上記エンジンにおいて上記肩部に対向して配設したセンサが上記周方向特定部を検出することにより、上記クランクシャフトの回転位置を検出するよう構成することができる(請求項6)。
この場合には、アウターロータに、クランクシャフトの回転位置を検出する機能を具備させることができる。
なお、上記周方向特定部は、上記複数の凹部のうち互いに隣接する凹部同士の間のピッチを上記一定のピッチと異ならせて形成することができ、また、上記複数の凹部のうちいずれかの凹部の周方向幅を残りの凹部の周方向幅と異ならせて形成することもできる。
また、上記アウターロータにおける上記連結部又は該連結部と上記外周ヨーク部との間には、ダンパーゴムを配設することができる(請求項7)。
この場合には、ダンパーゴムによってクランクシャフトのねじり振動を減衰させると共に、ダンパーゴムが磁界形成部とプーリ部との間に位置して、磁界形成部を冷却するためのアウターロータの熱伝導率の低下を回避することができる。
以下に、本発明の車両用交流発電機の配設構造に係る実施例につき、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例の車両用交流発電機1は、図1、図2に示すごとく、N極の磁界形成部24NとS極の磁界形成部24Sとを周方向Cに交互に複数配列してなるアウターロータ2と、アウターロータ2の内周側に配置され、コイル4の巻回を行ったポール30を放射状に複数配列してなるステータ3とを有し、各ポール30に対して、N極の磁界形成部24NとS極の磁界形成部24Sとが交互に対向配置されることによって、単相の交流発電を行うよう構成されている。そして、車両用交流発電機1の配設構造は、車両用交流発電機1を車両のエンジン8におけるクランクシャフト82の回転を受けて動作させるよう構成されている。
本例のアウターロータ2は、図3に示すごとく、クランクシャフト82に対して連結した円筒形状のボス部21と、磁界形成部24N、24Sを周方向Cに配列するようボス部21と同一軸心状に立設した円筒形状の外周ヨーク部23と、外周ヨーク部23とボス部21とを連結する連結部22とを有している。アウターロータ2における外周ヨーク部23の外周には、図1に示すごとく、クランクシャフト82の回転によって車両における補機類を駆動するためのベルト5を掛け渡すプーリ部25が設けてある。
以下に、本例の車両用交流発電機1の配設構造につき、図1〜図3を参照して詳説する。
図1、図2に示すごとく、本例の交流発電機1は、単相磁石式交流発電機であり、エンジン8の回転を受けて発電を行い、発電を行った電力をバッテリーへ充電するよう構成されている。
クランクシャフト82の回転を受けて動作する補機類としては、電動パワーステアリング、エアコンのコンプレッサ、ウォータポンプ等がある。
本例のアウターロータ2は、ボス部21によってエンジン8のクランクシャフト82の端部に連結されており、エンジン8の回転を受けて回転するよう構成されている。本例の交流発電機1は、エンジン8に対する変速機側でなくプーリ側に配設されている。
本例のアウターロータ2は、ボス部21と外周ヨーク部23とに対して、連結部22をシリンダブロック81側と反対側に配置してクランクシャフト82に連結されている。連結部22には、アウターロータ2が回転する際にステータ3に向けて空気を送り込むための冷却口221が周方向Cに複数配列して設けてある。
本例の連結部22は、周方向Cに複数配列してなる冷却フィン22によって形成してあり、本例の冷却口221は、冷却フィン22同士の間の隙間によって形成してある。そして、アウターロータ2が回転する際には、複数の冷却フィン22によってステータ3に向けて強制的に空気を送り込み、ステータ3の冷却効果を向上させることができる。
連結部22に設ける冷却口221は、複数の冷却フィン22同士の間の隙間によって形成する以外にも、連結部22の周方向Cに等間隔に配列する円形状、楕円形状等の穴によって形成することもできる。また、連結部22に設ける冷却口221は、例えば、図5に示すごとく、クロス形状に形成した連結部22の残部としての穴221によって形成することもできる。
また、アウターロータ2の外周ヨーク部23の内周側には、N極の磁界形成部24Nを構成する永久磁石とS極の磁界形成部24Sを構成する永久磁石とが周方向Cに一定間隔で交互に配設されている。
図1に示すごとく、本例のベルト5は、プーリ部25と接触する内周面51において、複数のV形状山部52を幅方向に並列に形成してなるVベルトである。本例のプーリ部25は、その外周面において、V形状山部52の形状に対応した複数のV形状溝部251を幅方向に並列に形成してなる。
本例の磁界形成部24N、24Sとしての永久磁石は、外周ヨーク部23の内周面に配設されている。そして、本例の交流発電機1においては、アウターロータ2が回転する際に、複数のV形状溝部251がV形状山部52と接触していない部分によって、磁界形成部24N、24Sとしての永久磁石が空冷されるよう構成されている。上記複数のV形状溝部251を形成した構成及び外周ヨーク部23の内周面51に永久磁石を配設した構成により、アウターロータ2が回転する際に、アウターロータ2における永久磁石を効果的に空冷することができ、温度が上昇すると磁力が低減する熱減磁の発生を抑制することができる。
また、プーリ部25は、ベルト5が外れることを防止するために、複数のV形状溝部251に対する軸方向の両側において径方向に突出した肩部252を有している。
図1、図2に示すごとく、ステータ3は、軟磁性材料からなる中心コア部31の回りに複数のポールコア部32を周方向Cに配列してなるステータコア3Aを用いて構成されている。そして、ステータ3における複数のポール30は、各ポールコア部32に対して装着した絶縁性樹脂からなるボビン33の外周に、コイル4を巻回して形成されている。また、コイル4は、絶縁被膜を設けた銅線等の導体であるマグネットワイヤによって構成されている。
ステータ3は、マグネットワイヤを右巻きに巻回する右巻きポール30と、マグネットワイヤを左巻きに巻回する左巻きポール30とを周方向Cに交互に配置して構成されている。各右巻きポール30及び左巻きポール30には、マグネットワイヤを連続して巻回することができる。
ステータ3は、エンジン8においてクランクシャフト82を回転可能に配設してなるシリンダブロック81にボルト等の固定具34によって固定しておくことができる。
本例の車両用交流発電機1の配設構造においては、アウターロータ2における外周ヨーク部23の外周にプーリ部25を設けており、このプーリ部25に、クランクシャフト82の回転によって車両における補機類を駆動するベルト5を掛け渡している。つまり、交流発電機1のアウターロータ2にプーリ部25を一体化している。
これにより、交流発電機1がエンジン8における補機類駆動側の端部に取り付いており、交流発電機1のメンテナンスを行う際には、アウターロータ2及びベルト5を取り外して、このメンテナンスを容易に行うことができる。また、アウターロータ2とプーリ部25とを一体化したことにより、エンジン8における変速機の周辺を小型化することができる。
(実施例2)
本例は、車両用交流発電機1のアウターロータ2に対して、種々の工夫を行ったバリエーションを示す例である。
図4に示すごとく、アウターロータ2の外周ヨーク部23におけるプーリ部25の肩部252には、放熱面積を拡大するよう径方向内方に陥没する凹部253を周方向Cに複数配列して設けることができる。この場合には、複数の凹部253の形成によって、アウターロータ2の放熱面積を大きくすることができ、アウターロータ2における永久磁石等の磁界形成部24N、24Sの冷却効果を向上させることができる。
また、同図に示すごとく、プーリ部25の肩部252において複数の凹部253を形成する場合には、肩部252には、一定の周方向幅を有する複数の凹部253及び凸部254が周方向Cに一定のピッチで並ぶ周方向一般部601と、複数の凹部253のいずれかにおいて周方向幅又はピッチが周方向一般部601とは異なる周方向特定部602とを形成することができる。そして、エンジン8のシリンダブロック81には、肩部252に対向して回転位置検出センサ6を配設し、この回転位置出センサ6によって周方向特定部602を検出することにより、クランクシャフト82の回転位置を検出することができる。周方向特定部602は、例えば、プーリ部25の肩部252において、同形状の複数の凹部253を等間隔に配分して形成する際に、いずれか1つの凹部253を形成せずに周方向幅が長い凸部254Aを形成して構成することができる。この場合には、アウターロータ2に、クランクシャフト82の回転位置を検出する機能を具備させることができる。
また、図5、図6に示すごとく、アウターロータ2における連結部22と外周ヨーク部23との間には、ダンパーゴム35を配設することができる。ダンパーゴム35は、連結部22の形状に合わせて、部分的又は全周に配置することができる。この場合には、ダンパーゴム35によってクランクシャフト82のねじり振動を減衰させると共に、ダンパーゴム35を配設する位置を、磁界形成部24N、24Sと複数のV形状溝部251との間の位置から外すことにより、磁界形成部24N、24Sを冷却するためのプーリ部25の熱伝導率の低下を回避することができる。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 車両用交流発電機
2 アウターロータ
21 ボス部
22 連結部(冷却フィン)
221 冷却口
23 外周ヨーク部
24N N極の磁界形成部
24S S極の磁界形成部
25 プーリ部
251 V形状溝部
252 肩部
253 凹部
3 ステータ
30 ポール
4 コイル
5 ベルト
52 V形状山部
6 センサ
C 周方向
8 エンジン
81 シリンダブロック
82 クランクシャフト

Claims (7)

  1. N極の磁界形成部とS極の磁界形成部とを周方向に交互に複数配列してなるアウターロータと、該アウターロータの内周側に配置され、コイルの巻回を行ったポールを放射状に複数配列してなるステータとを有し、
    上記各ポールに対して、上記N極の磁界形成部と上記S極の磁界形成部とが交互に対向配置されることによって、単相又は複数相の交流発電を行うよう構成した車両用交流発電機を車両のエンジンにおけるクランクシャフトの回転を受けて動作させる構造において、
    上記アウターロータは、上記クランクシャフトに対して連結した円筒形状のボス部と、上記磁界形成部を周方向に配列するよう上記ボス部と同一軸心状に立設した円筒形状の外周ヨーク部と、該外周ヨーク部と上記ボス部とを連結する連結部とを有しており、
    上記外周ヨーク部の外周には、上記クランクシャフトの回転によって上記車両における補機類を駆動するためのベルトを掛け渡すプーリ部が設けてあることを特徴とする車両用交流発電機の配設構造。
  2. 請求項1に記載の車両用交流発電機の配設構造において、上記ベルトは、上記プーリ部と接触する内周面において、複数のV形状山部を並列に形成してなり、
    上記プーリ部は、その外周面において、上記V形状山部の形状に対応した複数のV形状溝部を並列に形成してなり、
    上記磁界形成部は、上記外周ヨーク部の内周面に配設した永久磁石からなり、
    上記アウターロータが回転する際に、上記複数のV形状溝部が上記V形状山部と接触していない部分によって、上記永久磁石が空冷されるよう構成してあることを特徴とする車両用交流発電機の配設構造。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用交流発電機の配設構造において、上記アウターロータは、上記連結部を上記シリンダブロック側と反対側に配置してなり、
    上記連結部には、上記アウターロータが回転する際に上記ステータに向けて空気を送り込むための冷却口が周方向に複数配列して設けてあることを特徴とする車両用交流発電機の配設構造。
  4. 請求項3に記載の車両用交流発電機の配設構造において、上記冷却口は、上記連結部において周方向に複数配列してなる冷却フィン同士の間の隙間によって形成してあることを特徴とする車両用交流発電機の配設構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用交流発電機の配設構造において、上記プーリ部は、上記複数のV形状溝部に対する軸方向の両側において径方向に突出した肩部を有しており、
    該肩部には、放熱面積を拡大するよう径方向内方に陥没する凹部が周方向に複数配列して設けてあることを特徴とする車両用交流発電機の配設構造。
  6. 請求項5に記載の車両用交流発電機の配設構造において、上記肩部においては、一定の周方向幅を有する上記複数の凹部が周方向に一定のピッチで並ぶ周方向一般部と、上記複数の凹部のいずれかにおいて上記周方向幅又は上記ピッチが上記周方向一般部と異なる周方向特定部とが形成してあり、
    上記エンジンにおいて上記肩部に対向して配設したセンサが上記周方向特定部を検出することにより、上記クランクシャフトの回転位置を検出するよう構成してあることを特徴とする車両用交流発電機の配設構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用交流発電機の配設構造において、上記アウターロータにおける上記連結部又は該連結部と上記外周ヨーク部との間には、ダンパーゴムが配設してあることを特徴とする車両用交流発電機の配設構造。
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