JP5217619B2 - アウターロータ型永久磁石式電動機 - Google Patents
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Description
図7,図8は、アウターロータ型永久磁石式電動機1の従来の一例を示す。なお両図において、Rは電動機の回転軸芯を示しており、図7は回転軸芯Rの上半分側を示す断面図であり、図8は図7のVIII−VIII断面のうちの半分を示した図である。
このボス部11の外周面には、軸受12が配置されている。
更に、ボス部11の外周側にはリング状のステータ取付部13が形成されている。
更に詳述すると、ロータ鉄心21は、円筒状の外側ヨーク21aと、円筒状の内側ヨーク21bと、外側ヨーク21aの一端部(図7では左側の部分)と内側ヨーク21bの一端部(図7では左側の部分)とを連結するリング板部材21cとが一体になって形成された部材である。
このようにして、外側ヨーク21aの内周側に内側ヨーク21bが配置され、両ヨーク21a,21bの一端部側がリング板部材21cにより閉塞されている。
このため、外側ヨーク21の内周面に配置された各永久磁石22は、ギャップを介して、ステータ30の外周面に対面することになる。
またトルクリップルを低減するために、各永久磁石22の面のうち、内周側の面、即ち、ステータ30に対面する面を、R加工することもある。
(1)永久磁石22の外周側の面にR加工を施し、また場合によっては、永久磁石22の内周側の面にR加工を施している。
R加工をするには、砥石で永久磁石22を削る工程が別途必要であるため、面倒な加工が必要であり、加工や製造に手間がかかる。
このような発熱が大きい場合には、熱により永久磁石22が減磁してしまう恐れがある。
円筒状の外側ヨークと、前記外側ヨークの内周側に配置された円筒状の内側ヨークと、前記外側ヨークの一端部と前記内側ヨークの一端部とを連結するリング板部材とが一体になって形成されたロータ鉄心と、前記外側ヨークの内周面側に周方向に沿い間隔をとって配置された複数の永久磁石を有するロータと、
前記外側ヨークよりも内周側で且つ前記内側ヨークよりも外周側に配置されて前記永久磁石と対面するステータと、
を備えたアウターロータ型永久磁石式電動機において、
前記外側ヨークの内周面に嵌入されて円筒状をなすと共に、内周面には周方向に沿う複数箇所に軸方向に伸びる磁石挿入溝が形成されたスペーサリングと、
前記スペーサリングの各磁石挿入溝に前記永久磁石が挿入・配置されており、
前記スペーサリングの外周面には、周方向に沿う複数箇所に軸方向に伸びる冷却溝が形成されていることを特徴とする
円筒状の外側ヨークと、前記外側ヨークの内周側に配置された円筒状の内側ヨークと、前記外側ヨークの一端部と前記内側ヨークの一端部とを連結するリング板部材とが一体になって形成されたロータ鉄心と、前記外側ヨークの内周面側に周方向に沿い間隔をとって配置された複数の永久磁石を有するロータと、
前記外側ヨークよりも内周側で且つ前記内側ヨークよりも外周側に配置されて前記永久磁石と対面するステータと、
を備えたアウターロータ型永久磁石式電動機において、
前記外側ヨークの内周面に嵌入されて円筒状をなすと共に、内周面には周方向に沿う複数箇所に軸方向に伸びる磁石挿入溝が形成されたスペーサリングと、
前記スペーサリングの各磁石挿入溝に前記永久磁石が挿入・配置されており、
前記スペーサリングの外周面には、周方向に沿う複数箇所に軸方向に伸びる冷却溝が形成されており、しかも、周方向に関して、前記冷却溝の中心位置と前記磁石挿入溝の中心位置とが一致していることを特徴とする。
前記磁石挿入溝は、その断面形状が矩形となっており、その底面は平面となっていることを特徴とする。
前記外側ヨークの外周面をブレーキドラムとして使用することを特徴とする。
このボス部111の外周面には、軸受112が配置されている。
更に、ボス部111の外周側にはリング状のステータ取付部113が形成されている。
更に詳述すると、ロータ鉄心121は、円筒状の外側ヨーク121aと、円筒状の内側ヨーク121bと、外側ヨーク121aの一端部(図1では左側の部分)と内側ヨーク121bの一端部(図1では左側の部分)とを連結するリング板部材121cとが一体になって形成された部材である。
このようにして、外側ヨーク121aの内周側に内側ヨーク121bが配置され、両ヨーク121a,121bの一端部側がリング板部材121cにより閉塞されている。
しかも、スペーサリング140の内周面には、周方向に沿う複数箇所に、軸方向に伸びる磁石挿入溝141が形成されている。つまり、スペーサリング140の内周面には、周方向に沿い一定間隔毎に磁石挿入溝141が形成されている。
かくして、スペーサリング140の内周面において、周方向に沿い間隔をとって複数の永久磁石122が配置されている。
このため、スペーサリング140の内周面に配置された各永久磁石122は、ギャップを介して、ステータ130の外周面に対面することになる。
つまり、スペーサに対して穴あけ加工をしたり、個別の複数のスペーサをねじ止め作業したりする必要がなくなる。そして、ねじ止めしていないため、ねじ緩みがなく信頼性が高い。
なお、図4は回転軸芯Rの上半分側を示す断面図であり、図5は図4のV−V断面のうちの半分を示した図であり、図6は実施例2で用いるスペーサリング140を抽出して示す斜視図である。
しかも、周方向に関して、冷却溝142の中心位置と、磁石挿入溝141の中心位置とが一致している。
このため、ロータ鉄心121(外側ヨーク121a)側から永久磁石122への熱伝導が抑えられ、永久磁石122が減磁することを防止でき、電動機としての信頼性が高まる。
また、発熱を防止できるため、ブレーキの信頼性も高まる。
このため、冷却溝142を形成しても、永久磁石122による磁束Φに対して悪影響を与えることはなく、電動機としての運転機能を高いまま維持できる。
10,110 支持ブラケット
11,111 ボス部
12,112 軸受
13,113 ステータ取付部
20,120 ロータ
21,121 ロータ鉄心
21a,121a 外側ヨーク
21b,121b 内側ヨーク
21c,121c リング板部材
22,122 永久磁石
23 スペーサ
30,130 ステータ
140 スペーサリング
141 磁石挿入溝
142 冷却溝
Claims (4)
- 円筒状の外側ヨークと、前記外側ヨークの内周側に配置された円筒状の内側ヨークと、前記外側ヨークの一端部と前記内側ヨークの一端部とを連結するリング板部材とが一体になって形成されたロータ鉄心と、前記外側ヨークの内周面側に周方向に沿い間隔をとって配置された複数の永久磁石を有するロータと、
前記外側ヨークよりも内周側で且つ前記内側ヨークよりも外周側に配置されて前記永久磁石と対面するステータと、
を備えたアウターロータ型永久磁石式電動機において、
前記外側ヨークの内周面に嵌入されて円筒状をなすと共に、内周面には周方向に沿う複数箇所に軸方向に伸びる磁石挿入溝が形成されたスペーサリングと、
前記スペーサリングの各磁石挿入溝に前記永久磁石が挿入・配置されており、
前記スペーサリングの外周面には、周方向に沿う複数箇所に軸方向に伸びる冷却溝が形成されていることを特徴とするアウターロータ型永久磁石式電動機。 - 円筒状の外側ヨークと、前記外側ヨークの内周側に配置された円筒状の内側ヨークと、前記外側ヨークの一端部と前記内側ヨークの一端部とを連結するリング板部材とが一体になって形成されたロータ鉄心と、前記外側ヨークの内周面側に周方向に沿い間隔をとって配置された複数の永久磁石を有するロータと、
前記外側ヨークよりも内周側で且つ前記内側ヨークよりも外周側に配置されて前記永久磁石と対面するステータと、
を備えたアウターロータ型永久磁石式電動機において、
前記外側ヨークの内周面に嵌入されて円筒状をなすと共に、内周面には周方向に沿う複数箇所に軸方向に伸びる磁石挿入溝が形成されたスペーサリングと、
前記スペーサリングの各磁石挿入溝に前記永久磁石が挿入・配置されており、
前記スペーサリングの外周面には、周方向に沿う複数箇所に軸方向に伸びる冷却溝が形成されており、しかも、周方向に関して、前記冷却溝の中心位置と前記磁石挿入溝の中心位置とが一致していることを特徴とするアウターロータ型永久磁石式電動機。 - 請求項1または請求項2において、
前記磁石挿入溝は、その断面形状が矩形となっており、その底面は平面となっていることを特徴とするアウターロータ型永久磁石式電動機。 - 請求項1乃至請求項3の何れか一項において、
前記外側ヨークの外周面をブレーキドラムとして使用することを特徴とするアウターロータ型永久磁石式電動機。
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