JP2012140661A - 扁平銅粒子 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気伝導性を損なうことなく、小粒径でありながら耐熱収縮性を高めることができる扁平銅粒子を提供すること。
【解決手段】本発明の扁平銅粒子は、粒子最表面部分に含有されるSiが100〜2000ppmであり、かつSiが四価の状態で存在していることを特徴とする。この扁平銅粒子は、平均粒径が0.5〜5μmであり、アスペクト比(粒径/厚み)が2〜200であることが好適である。この扁平銅粒子は、銅の湿式還元法において、還元の前又は還元中に、液中に水溶性ケイ素化合物を添加することで好適に製造される。水溶性ケイ素化合物としては、水溶性ケイ酸塩が好適に用いられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、扁平な形状をした銅粒子に関する。本発明の扁平銅粒子は、例えばプリント配線板の回路形成や、セラミックコンデンサの外部電極の電気的導通確保のために用いられる銅ペーストの原料として特に好適に用いられる。
従来、電子部品等の電極や回路を形成する方法として、導電性材料である銅粉をペーストに分散させた導電性ペーストを基板に印刷した後、該ペーストを焼結又は硬化させて回路を形成する方法が知られている。
例えば、セラミックコンデンサの外部電極の導通に導電性ペーストを用いる場合は、外部電極に導電性ペーストを塗布し、次いで加熱することで脱バインダーを行い、その後に銅粒子を焼結させる。この場合、外観保持、脱バインダー効率及び導電性向上のために、銅粒子の形状は、球状よりも扁平であることが好ましいとされている。扁平状の粒子は比表面積が大きく、粒子どうしの接触面積が大きくなるので、電気抵抗を減少させ、導体形状の精度を上げるのに有効だからである。
従来、扁平状の銅粒子は、例えば球形の銅粒子をボールミル等で機械的に変形させて製造していた(例えば特許文献1参照)。この方法では、使用するビーズの大きさよって粒子の扁平化に限界がある。また、製造に長時間を有し、また歩留りも下がるので、製造経費を抑えることが容易でなかった。そこで、このような機械的な方法に代えて、化学的に扁平状の銅粒子を製造する方法も提案されている(例えば特許文献2参照)。
扁平状の銅粒子の技術とは別に、銅粒子の表面にSiO2の膜を形成する技術も知られている(特許文献3参照)。この銅粒子は、導電ペーストの導電フイラーに用いるものであり、5重量%以下のSiを含有し、そのSiの実質上すべてがSiO2系ゲルコーティング膜として銅粒子表面に被着しているものである。同文献によれば、この銅粒子は耐酸化性に優れたものであるとされている。
Siを含む銅粒子に関し、本出願人は先に、粒子内部にSiを0.1〜10atm%含有する導電性ペースト用銅粉を提案した(特許文献4参照)。Siは銅粉の耐酸化性を高める目的で添加される。この銅粉は金属銅及び金属ケイ素を溶融させて溶湯とし、これを高圧ガスアトマイズすることで得られる。
特開2003−119501号公報 特開2005−314755号公報 特開2003−16832号公報 特開2010−13726号公報
特許文献2に記載の化学的な方法によれば、特許文献1に記載の技術よりも高い歩留りで、粒径の小さな扁平状の粒子を製造することができる。しかし、反応時にリン等の添加剤を加えることに起因して、この添加剤に由来するリン等の元素が粒子内に残存する。リン等の添加は、銅の結晶性の向上に寄与するという利点をもたらすが、その反面、銅粒子の熱収縮温度を低下させることがある。
特許文献3に記載の銅粒子は、その表面がSiO2でコーティングされていることで、酸化されにくい状態になっており、粒子それ単独では耐熱収縮性を有する。しかし、ペーストとして使用した場合には、耐熱収縮性が極端に低下する。この理由は、ペーストの焼結時に、SiO2コーティングが、ペーストに含まれるガラスフリットに引き寄せられてしまい、粒子の表面から離脱してしまうからである。
特許文献4に記載の銅粉は、Siを含有しているものの、Siは母材であるCu中に固溶した状態になっている。つまり、Siは四価の酸化物の状態ではなく、ゼロ価の状態になっている。このことに起因して、この銅粉は、耐酸化性は高いが、耐熱収縮性については一層の改善が望ましい。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術の銅粒子よりも各種の特性が一層向上した扁平銅粒子を提供することにある。
本発明は、粒子最表面部分に含有されるSiが100〜2000ppmであり、かつSiが四価の状態で存在していることを特徴とする扁平銅粒子を提供することで前記の課題を解決したものである。
また本発明は、前記の扁平銅粒子の好適な製造方法として、
水溶性銅化合物を含む水溶液に還元剤を添加して銅の還元を行う還元工程を有する扁平銅粒子を製造する方法において、
還元の前又は還元中に、水溶性ケイ素化合物を添加することを特徴とする扁平銅粒子の製造方法を提供するものである。
本発明の扁平銅粒子によれば、電気伝導性を損なうことなく、小粒径でありながら耐熱収縮性を高めることができる。
図1は、実施例1で得られた扁平銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 図2は、実施例2で得られた扁平銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 図3は、実施例3で得られた扁平銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 図4は、実施例4で得られた扁平銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 図5は、実施例5で得られた扁平銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 図6は、実施例6で得られた扁平銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 図7は、実施例7で得られた扁平銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 図8は、比較例1で得られた銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 図9は、比較例2で得られた扁平銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 図10(a)及び(b)は、比較例3並びに実施例2、4及び7で得られた銅粒子の熱機械分析結果を示すグラフである。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき説明する。本発明の銅粒子は、その形状が扁平であることによって特徴付けられる。具体的には、対向する略平坦な2つの面を有し、該面の大きさ(横断長さ)が厚みに比べて大きくなっている板状の形状をしている。後述する製造方法から明らかなように、本発明においては、好ましくは化学的な製造方法を採用することで扁平な形状の銅粒子を得ている。
本発明の扁平銅粒子は、耐熱収縮性が高いことが特徴の一つである。後述するように、本発明の扁平銅粒子の耐熱収縮性は、該扁平銅粒子の表面に微量のSiを存在させることで発現する。本発明の扁平銅粒子の耐熱収縮性は、その粒径が小さい場合に特に顕著である。すなわち、銅粒子は一般に、その粒径が小さくなるに連れて耐熱収縮性が低くなる傾向にあるところ、同じ粒径で比較した場合、本発明の扁平銅粒子は、従来の銅粒子よりも耐熱収縮性が高いものである。この観点から、本発明の扁平銅粒子は、その平均粒径が好ましくは0.5〜5μm、更に好ましくは0.6〜2μmである場合に、その特徴が顕著なものとなる。この平均粒径は、扁平銅粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、画像解析して算出された板面の平均粒径のことである。この画像解析による平均粒径は、SEMを用い5000倍〜20000倍に拡大して直接観察して得られるSEM像に基づき、個々の銅粒子(測定サンプル数は10個以上)の最大横断長を実測し、測定サンプル数で平均することで求められる。
本発明の扁平銅粒子における板面の好適な平均粒径が前記の範囲であるのに対して、該粒子の厚み、すなわち2つの対向する板面間の距離は、板面の平均粒径よりも小さくなっている。具体的には、好ましくは0.025〜1.66μm、更に好ましくは0.03〜0.1μmになっている。したがって、粒径/厚みで定義されるアスペクト比は、好ましくは2〜200、更に好ましくは6〜66になっている。扁平銅粒子の厚みは、SEMによる直接観察で測定される実測値を平均して(測定サンプル数10個以上)求められる。
扁平銅粒子は一般に、その粒径が大きいほど耐熱収縮性が高くなり、また厚みが厚いほど耐熱収縮性が高くなる。そこで本発明の扁平銅粒子における耐熱収縮性は、その粒径(μm)と厚み(μm)との積で表される値(以下、この値を「A値」という。)によって評価することができる。この値が大きいほど耐熱収縮性が高いと言える。本発明においては、扁平銅粒子の平均粒径及び厚みが上述の範囲内であることを条件として、(イ)A値が0.0125以上0.05未満の範囲内である場合、焼結開始温度が400〜500℃、特に420〜495℃であることが好ましい。また、(ロ)A値が0.05以上0.3未満の範囲内である場合、焼結開始温度が600〜800℃、特に650〜795℃であることが好ましい。更に、(ハ)A値が0.3以上8以下の範囲内である場合、焼結開始温度が700〜800℃、特に720〜795℃であることが好ましい。このような高い耐熱収縮性は、扁平銅粒子の表面に、後述する範囲の量のSiを存在させることで初めて実現される。
本発明の扁平銅粒子が前記の(イ)の条件を満たす場合、該粒子の平均粒径は、上述の範囲内であることを条件として、0.5〜0.8μm、特に0.6〜0.78μmであることが好ましく、該粒子の厚みは、上述の範囲内であることを条件として、0.020〜0.062μm、特に0.025〜0.060μmであることが好ましい。本発明の扁平銅粒子が前記の(ロ)の条件を満たす場合には、該粒子の平均粒径は、0.8〜1.2μm、特に1〜1.1μmであることが好ましく、該粒子の厚みは、0.062〜0.25μm、特に0.10〜0.24μmであることが好ましい。前記の(ハ)の条件を満たす場合には、平均粒径は、1.2〜5μm、特に1.25〜4μmであることが好ましく、厚みは、0.25〜1.6μm、特に0.3〜1.3μmであることが好ましい。
前記の焼結開始温度は、熱分析装置を用いた熱機械分析(TMA)によって測定することができる。具体的には、SEIKO Instrument Inc.製のSEIKO EXSTAR 6000を用いる。試料は、測定対象となる扁平銅粒子0.5gを金型に計りとり、プレス機によって1ton/cm2の圧力で加圧してペレットにしたものを用いる。この試料を熱分析装置にセットし、測定前の試料長を測定する(装置が自動測定する)。試料は49mNの圧力で上側から押さえつけられている。雰囲気1%H2−N2(150mL/min)、昇温速度10℃/minの条件で温度を上昇させていき、試料の長さが0.2%収縮したときの温度を読み取り、そのときの温度を焼結開始温度とする。焼結開始温度は、その値が大きいほど、銅粒子の耐熱収縮性が高いことを意味する。
本発明の扁平銅粒子の板面の輪郭(扁平銅粒子を平面視した場合の板面の形状)に特に制限はなく、例えば円形、楕円形、長円形、多角形、不定形等であり得る。扁平銅粒子の充填密度を高める観点から、該粒子の板面の形状は、円形、楕円形、長円形、多角形等であることが好ましい。
先に述べたとおり、本発明の扁平銅粒子は、粒子最表面部分にSiを有している。粒子最表面部分とは、銅粒子自体の最も表面の部位のことである。したがって、銅粒子の表面に更に何らかの物質の被覆層が形成されている場合、該被覆層の表面の部位は、前記の「粒子最表面部分」には該当しない。本発明の扁平銅粒子の粒子最表面部分に存在しているSiは、その価数が四価になっている。尤も、後述するように、扁平銅粒子の粒子最表面部分に存在するSiの量は微量なので、扁平銅粒子の表面において四価のSiがどのような状態で存在しているのかは同定することが容易ではないが、本発明者らは、Siはその酸化物の状態で存在しているのではないかと推測している。本発明者らは、本発明の扁平銅粒子に含まれるSiが四価のものであることを、次の方法で確認している。まず本発明の扁平銅粒子を得る合成方法において、銅源になる銅化合物を加えずに反応を行い、Siの生成物を得た。得られたSi生成物のXRD測定結果から、この生成物がSiO2であることが確認された。次に、銅源を加えた実施例1の合成方法で扁平銅粒子を得た。得られた扁平銅粒子をXRD測定してもSi生成量が微量であるために検出されなかった。
なお、本発明の扁平銅粒子の粒子最表面部分に存在するSiは、四価のみであることが好ましいが、微量であれば、粒子最表面部分に四価以外の価数のSiが存在していることは妨げられない。
本発明においては、扁平銅粒子の粒子最表面部分に存在するSiの量を100〜2000ppmという微量に設定している。このような微量のSiが粒子最表面部分に存在していることで、本発明の扁平銅粒子は、その電気伝導性を損なうことなく、耐熱収縮性が高められたものとなる。特に、小粒径でありながら耐熱収縮性が高められたものとなる。粒子最表面部分に特定量のSiを有している本発明の扁平銅粒子の耐熱収縮性が高くなる理由は、銅粒子の粒子最表面部分に存在しているSiを含む化合物が、該粒子の加熱時に、該粒子の収縮を妨げるためではないかと、本発明者らは考えている。また、後述するとおり、本発明の扁平銅粒子は化学的な方法によって製造されるものなので、銅の結晶子径が大きくなり、そのことに起因しても耐熱収縮性が高くなるではないかと、本発明者らは考えている。しかも、銅粒子の粒子最表面部分に存在するSiの量は上述のとおり微量であり、そのことに起因して該粒子の表面には銅が露出していると考えられるので、該粒子の電気導電性が損なわれないと、本発明者らは考えている。なおppmは、重量基準の百万分率のことである。
扁平銅粒子の粒子最表面部分に存在するSiの量は、該粒子を強アルカリ水溶液、例えば1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を用い、70℃以上で60分間煮沸して、Siを液中に溶解させ、その液を元素分析(例えばICPによる分析)することで求めることができる。
本発明の扁平銅粒子の粒子最表面部分に存在している元素であるSiは、導電性ペーストに通常含まれている成分であるガラスフリットを構成する元素でもある。したがって、ガラスフリットを含む導電性ペーストに、本発明の扁平銅粒子を添加してペーストを得る場合には、該ペーストの焼結時の高温によってガラスフリットにSiが吸収される。その結果、不純物の少ない焼結膜を形成することが可能になる。
本発明の扁平銅粒子は、該粒子の粒子最表面部分にSiを有していることに加えて、粒子の内部にもSiを含んでいることが好ましい。粒子の内部に存在しているSiは、導電性ペーストの焼結時に、該ペーストに含まれるガラスフリットに引き寄せられることがないので、焼結中も銅粒子内に存在した状態が保たれる。その結果、本発明の扁平銅粒子は、粒子の状態でも、及びペーストに調製された状態でも、耐熱収縮性の高いものとなる。この観点から、粒子の内部に存在するSiの量は、粒子の重量に対して20〜300ppm、特に80〜250ppmであることが好ましい。
粒子の内部に存在するSiの量は、次の方法で測定することができる。まず、先に述べた方法で、銅粒子の粒子最表面部分に存在しているSiを除去してその量を測定する。次に、粒子最表面部分に存在するSiが除去された後の銅粒子を、酸によってすべて溶解させる。この溶液について、例えばICPを用いて元素分析を行い、Siの量を測定する。このSiの量を、粒子の内部に存在するSiの量とする。
本発明の扁平銅粒子は、Si以外の元素(ただし、酸素及び水素を除く)を含んでいないことが好ましい。例えばリンを含んでいないことが好ましい。先に述べたとおり、リンは、銅の結晶子径の向上に寄与するものの、耐熱収縮性にはマイナスに作用する傾向があるからである。
耐酸化性を向上させる観点から、本発明の扁平銅粒子は、その表面が有機化合物によって処理されていてもよい。例えば、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、窒素含有有機化合物、硫黄含有有機化合物又はシランカップリング剤等で扁平銅粒子の表面を処理することで、該粒子の耐酸化性が一層向上する。これら各種の有機化合物の詳細については、例えば本出願人の先の出願に係る特開2005−314755号公報に記載されている。
次に、本発明の扁平銅粒子の好適な製造方法について説明する。本製造方法では、水溶性銅化合物を含む水溶液に還元剤を添加して銅の還元を行うという化学的方法で扁平銅粒子を得る。先に述べた特許文献1に記載されているような機械的な方法は、本製造方法では採用していない。本製造方法では、銅の還元の前又は還元中に、水溶性ケイ素化合物を反応系に添加することを特徴としている。銅の還元は1段階で行ってもよく、あるいは2段階又はそれ以上で行ってもよい。以下の説明は、2段階の還元によって、目的とする銅粒子を得る方法についてのものである。
本製造方法においては、まず水溶性銅化合物を含む水溶液(以下「銅含有水溶液」とも言う。)を調製する。水溶性銅化合物としては、例えば硫酸銅、硝酸銅、酢酸銅又はこれらの水和物等を用いることができる。これらの銅化合物のうち、硫酸銅五水和物及び硝酸銅は、水溶性が高く、水溶液中での銅濃度を高くすることができ、また粒度の均一性の高い扁平銅粒子が得られやすいので好適に用いられる。
銅含有水溶液は、水100重量部に対して銅化合物を好ましくは10重量部〜50重量部、更に好ましくは20重量部〜40重量部含む。この範囲の割合で銅化合物が含まれていることで、粒径の均一性の高い扁平銅粒子が得られやすくなる。銅含有液は例えば、水を攪拌した状態にしておき、これに銅化合物を添加して攪拌することで得られる。銅含有水溶液の調製の際の液温は、均一な粒径の扁平銅粒子を得る観点から、好ましくは35℃〜90℃、更に好ましくは45℃〜80℃である。
このようにして得られた銅含有水溶液に塩基性化合物を添加して酸化第二銅(CuO)を生成させる。このために用いられる塩基性化合物としては、例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物及びアンモニアが挙げられる。生成した酸化第二銅は微小な固体状粒子の状態で液中に懸濁している。
銅含有水溶液への塩基性化合物の添加方法としては例えば、銅含有水溶液を攪拌した状態にしておき、これに塩基性化合物の水溶液を添加して攪拌する方法が挙げられる。このときの混合液の液温は好ましくは35℃〜90℃、更に好ましくは45℃〜80℃とすることができる。液温がこの範囲内にあると、一次粒子の凝集が少ない粒径の均一性の高い扁平銅粒子が得られやすいので好ましい。
塩基性化合物の銅含有水溶液への添加量は、銅化合物1モルに対する塩基性化合物の量が、好ましくは1.05モル〜3モル、更に好ましくは1.1モル〜2モルとなるような量とする。塩基性化合物の添加量をこの範囲内にすることで、粒径の均一性の高い扁平銅粒子が得られやすいので好ましい。
銅含有水溶液への塩基性化合物の添加によって酸化第二銅が生成した後も液の攪拌を継続させて熟成を行うことが好ましい。熟成は10分〜60分、特に20分〜40分行うことが好ましい。熟成によって酸化第二銅が十分に生成し、それによって粒径の均一性の高い扁平銅粒子が得られやすいので好ましい。
このようにして酸化第二銅が生成したら、次に第1の還元工程を行う。本還元工程においては、液を攪拌しながら還元剤を添加することで、液中に含まれている酸化第二銅を酸化第一銅(Cu2O)に還元する。したがって、本還元工程において用いられる還元剤は、酸化第二銅を酸化第一銅に還元する作用を有するものである。この還元剤としては、例えばヒドラジン系還元剤や水素化ホウ素ナトリウム等を用いることができる。還元剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。ヒドラジン系還元剤としては、抱水ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、無水ヒドラジン等を用いることができる。
本還元工程においては、液中に含まれる銅1モルに対して還元剤を好ましくは0.1モル〜3モル、更に好ましくは0.3モル〜1.5モル添加する。還元剤の添加量がこの範囲内であると、酸化第二銅の酸化第一銅への還元反応が十分に行われるので好ましい。また、分散状態が良好な酸化第一銅が得られるので、その後の形状制御に有利になるので好ましい。
本還元工程によって酸化第二銅が酸化第一銅へ還元した後も、液の攪拌を継続させて熟成を行うことが好ましい。熟成は10分〜60分、特に20分〜40分行うことが好ましい。熟成によって酸化第一銅が十分に生成し、反応中間体が減るので、その後の反応制御が有利になるため好ましい。
第1の還元工程が完了したら、引き続き第2の還元工程を行う。本還元工程においては、液を攪拌しながら還元剤を添加することで、液中に含まれている酸化第一銅を銅に還元する。したがって、本還元工程において用いられる還元剤は、酸化第一銅を銅に還元する作用を有するものである。この還元剤としては、例えばヒドラジン系還元剤や水素化ホウ素ナトリウムを用いることができる。ヒドラジン系還元剤としては、先に述べたものと同様のものを用いることができる。
第2の還元工程においては、液中に含まれる銅1モルに対して還元剤を好ましくは1.2モル〜4モル、更に好ましくは2モル〜3モル添加する。還元剤の使用量をこの範囲内に設定することで、目的とする扁平銅粒子を首尾良く得ることができる。
第2の還元工程においては、前記の還元剤の添加と同時、又は添加の前後に水溶性ケイ素化合物を液中に添加する。なお、「還元剤の添加の前」とは、第2の還元工程における還元剤の添加の前だけではなく、酸化第一銅の生成後であって、かつ第1の還元工程における還元剤の添加の前又は添加と同時も包含する。したがって水溶性ケイ素化合物は、酸化第一銅を第2の還元工程において銅に還元するときに少なくとも存在していればよい。つまり、第2の還元工程において酸化第一銅を銅に還元するときには、水溶性ケイ素化合物の存在下に当該還元を行う。水溶性ケイ素化合物は、扁平な形状の銅粒子を得るために用いられる。詳細には、水溶性ケイ素化合物は液中でイオン化してケイ酸イオンとなり、該ケイ酸イオンが、酸化第一銅の銅への還元時に生成した銅の核粒子における(111)結晶面に特異吸着し、該結晶面における銅の析出・成長を抑制することが本発明者の検討の結果判明した。この析出・成長の抑制に起因して銅の析出・成長は一つの面方向に沿って優先的に進行する。その結果、得られる銅粒子は扁平の形状になる。また、水溶性ケイ素化合物の添加によって、目的とする扁平銅粒子の表面にSiを存在させることができる。
前記の水溶性ケイ素化合物としては、例えばケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、メタケイ酸ナトリウム等のケイ酸塩等が挙げられる。これらのケイ酸塩は、銅の析出・成長の抑制効果が高い点から好ましく用いられる。
水溶性ケイ素化合物の添加量は、Si原子に換算して、液中に含まれる銅1モルに対して1.2×10-4モル〜3.0×10-2モル、特に3.0×10-4モル〜1.5×10-2モルとすることが、銅の(111)結晶面に水溶性ケイ素化合物を必要十分な量だけ特異吸着させることができ、首尾良く扁平銅粒子を得ることができる点、及び該粒子の表面に所望の量のSiを存在させることができる点から好ましい。水溶性ケイ素化合物の添加量が過度に多いと、銅の核粒子の全域に水溶性ケイ素化合物が存在してしまい、特異吸着が起こりにくくなる。
水溶性ケイ素化合物の存在下における銅の析出・成長においては、液のpHを8〜14、特に8.5〜10に維持することが好ましい。液のpHをこの範囲内に維持することで、液のゲル化を効果的に防止でき、水溶性ケイ素化合物を特定の結晶面に効率的に吸着させることができる。液のpHの調整のためには、例えば適量の希硫酸、希硝酸、希酢酸等を液に添加すればよい。
本発明者らの検討結果、上述の製造方法を採用することで、水溶性ケイ素化合物に由来するSiは、目的とする扁平銅粒子の表面に存在し、かつ粒子の内部にも取り込まれることが判明した。これによって、本発明の扁平銅粒子は、粒子最表面部分のみならず、内部にもSiを含むものとなる。
本還元工程によって酸化第一銅が銅へ還元した後も、液の攪拌を継続させて熟成を行うことが好ましい。熟成は20分〜120分、特に40分〜90分行うことが好ましい。熟成によって還元が十分に進行し、扁平粒子が十分に成長するため好ましい。
生成した扁平銅粒子は、ヌッチェ等を用いた濾過によって液から分離される。次いで純水での洗浄を1回又は複数回行う。その後、必要に応じ、脂肪酸等の有機化合物を含むメタノール溶液等で洗浄することで表面処理を行う。
以上の方法においては、(a)第2の還元工程における還元剤の添加と同時又はその後に、(b)第1の還元工程における還元剤の添加の前若しくは添加と同時に、又は(c)第1の還元工程の後であって、かつ第2の還元工程における還元剤の添加の前に、水溶性ケイ素化合物を添加したが、これに代えて、塩基性化合物を添加して第二酸化銅を生成させるのと同時に水溶性ケイ素化合物を添加することもできる。また、これらの添加時期のうちの2つ以上の時期に水溶性ケイ素化合物を添加してもよい。
また、前記の方法は、2段階の還元によって銅粒子を得る方法であったが、これに代えて、1段階の還元によってCu2+イオンから直接銅粒子を得てもよい。
また、前記の方法によれば、先に述べたとおり、還元によって生成した銅の核粒子の表面に水溶性ケイ素化合物が特異吸着しているので、該核粒子どうしの凝集が、該水溶性ケイ素化合物によって妨げられている。その結果、従来、銅粒子の湿式還元法による製造において用いられてきた有機化合物からなる分散剤を使用しなくても、分散性の高い銅粒子を得ることができるという利点が、本製造方法にはある。有機化合物からなる分散剤の不存在下に湿式還元を行うことで、得られる銅粒子中に炭素分が含有されなくなるという利点がある。炭素分は、導電性ペーストの焼結時に、クラックや剥離等の不都合が生じる原因となる場合がある。
以上の方法によって目的とする扁平銅粒子が得られる。このようにして得られた扁平銅粒子は例えば導電性ペーストの原料として好適に用いられる。この導電性ペーストは、本発明の扁平銅粒子を含む金属粒子と、有機ビヒクルと、ガラスフリットとを含有するものである。この有機ビヒクルは、樹脂成分と溶剤とを含む。樹脂成分としては、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、エチルセルロース、カルボキシエチルセルロース等が挙げられる。溶剤としては、ターピネオール及びジヒドロターピネオール等のテルペン系溶剤や、エチルカルビトール及びブチルカルビトール等のエーテル系溶剤が挙げられる。ガラスフリットとしては、ホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸バリウムガラス、ホウケイ酸亜鉛ガラス等が挙げられる。導電性ペーストにおける金属粉の割合は36〜97.5重量%とすることが好ましい。ガラスフリットの割合は1.5〜14重量%とすることが好ましい。有機ビヒクルの割合は1〜50重量%とすることが好ましい。この導電性ペーストにおける金属粒子としては、本発明の扁平銅粒子のみを用いてもよく、あるいは該扁平銅粒子と球形等の他の形状の銅粒子とを組み合わせて用いてもよい。本発明の扁平銅粒子と球他の形状の銅粒子とを組み合わせて用いることで、ペーストの粘度調整を精密に行うことが容易になる。
このようにして得られた導電性ペーストは、例えば、プリント配線板の回路形成、セラミックコンデンサの外部電極等の電気的導通確保、EMI対策のために好適に使用される。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
50℃の純水2Lに、硫酸銅3モルを添加して攪拌を行い、銅含有水溶液を得た。次に、この水溶液を攪拌した状態で、該水溶液にアンモニア水(アンモニアに換算して、銅1モルに対して1.77モル)を添加して液中に酸化第二銅を生成させた。引き続き30分攪拌した後、ヒドラジンを、銅1モルに対して0.53モル添加した。またアンモニア水(アンモニアに換算して、銅1モルに対して0.81モル)を添加した。これによって第1の還元反応を行い、酸化第二銅を酸化第一銅に還元させた。引き続き30分攪拌した後、液を攪拌した状態でヒドラジンを、銅1モルに対して2.29モル一括添加した。この一括添加と同時に、ケイ酸ナトリウムを、銅1モルに対して0.008モル一括添加して第2の還元反応を行い、酸化第一銅を銅に還元させた。引き続き1時間攪拌を行って反応を終了させた。反応終了後、得られたスラリーを、ヌッチェを用いて濾過し、次いで純水及びメタノールで洗浄し、更に乾燥して目的とする扁平銅粒子を得た。この銅粒子のSEM像を図1に示す。同図から明らかなように、得られた銅粒子は板状をしていることが確認された。
〔実施例2ないし7及び比較例1〕
以下の表1に示す条件で製造を行う以外は実施例1と同様にして銅粒子を得た。得られた銅粒子のSEM像を、図2(実施例2)、図3(実施例3)、図4(実施例4)、図5(実施例5)、図6(実施例6)、図7(実施例7)、図8(比較例1)に示す。これらの図から明らかなように、各実施例で得られた銅粒子は板状をしていることが確認された。比較例1で得られた銅粒子は球状のものであった。
〔比較例2〕
本比較例では、機械的な処理によって扁平銅粒子を製造した。すなわち、比較例で得られた球状銅粒子を用い、これを遊星ボールミルで25分間粉砕して扁平銅粒子を得た。メディアとして、直径0.05mmのジルコニアビーズを用いた。溶媒にメタノールを用いて25分間粉砕を行った。得られた銅粒子のSEM像を図9に示す。
〔評価〕
実施例及び比較例で得られた銅粒子について、粒子最表面部分に存在するSiの量及び、粒子内部に含まれるSiの量、平均粒径、厚み、アスペクト比、A値及び焼結開始温度を、上述の方法で測定した。また、体積抵抗値を以下の方法で測定した。なお、粒子表面に存在するSiの量及び、粒子内部に含まれるSiの量はいずれもICPを用いて測定した。これらの結果を以下の表2に示す。
〔体積抵抗値〕
圧粉抵抗測定システム(三菱化学PD−41)と抵抗率測定器(三菱化学MCP−T600)を用いて圧粉抵抗値を測定した。試料15gをプローブシリンダへ投入し、プローブユニットをPD−41へセットした。油圧ジャッキによって1000f/kgの圧力を印加したときの抵抗値を、MCP−T600を用いて測定した。測定した抵抗値と試料厚みから、体積抵抗値を算出した。
表2及び図1〜図7に示す結果から明らかなように、各実施例で得られた銅粒子は板状の微粒のものであることが判る。また表2に示す結果から明らかなように、焼結開始温度が高く、耐熱収縮性が高いものであることが判る。これに対して、還元時に水溶性ケイ素化合物を用いなかった比較例1の銅粒子は扁平なものとならなかった。また、従来の機械的な方法で扁平化を行って得られた比較例2の銅粒子は、実施例の銅粒子に比べて焼結開始温度が低く、耐熱収縮性が低いものであることが判る。なお、表には示していないが、各実施例で得られた銅粒子に含まれているSiの価数は四価であった。
〔比較例3〕
特許文献3の実施例1に記載の方法に従い粒状の銅粒子(D50=4.0μm)を製造した。Siの含有量は5000ppmであった。この銅粒子について、熱機械分析を行い熱収縮の程度を測定した。測定は、銅粒子をアルカリ煮沸する前後において行った。アルカリ煮沸は、銅粒子の表面に存在するSi分を除去する目的で行った。アルカリ煮沸は、アルカリとして水酸化ナトリウム水溶液を用い、70℃以上で60分間行った。その結果を、図10(a)及び(b)に示す。同図には、同様にして測定された実施例2、4及び7で得られた扁平銅粒子の結果も併せて示されている。同図に示す結果から明らかなとおり、各実施例の扁平銅粒子に比べ、比較例3の銅粒子は、粒子表面のSi分の除去によって、熱収縮の程度が極端に大きくなることが判る。

Claims (10)

  1. 粒子最表面部分に含有されるSiが100〜2000ppmであり、かつSiが四価の状態で存在していることを特徴とする扁平銅粒子。
  2. 平均粒径が0.5〜5μmであり、アスペクト比(粒径/厚み)が2〜200である請求項1記載の扁平銅粒子。
  3. 粒径(μm)と厚み(μm)との積で表されるA値が0.0125以上0.05未満であり、焼結開始温度が400〜500℃である請求項1又は2記載の扁平銅粒子。
  4. 粒径(μm)と厚み(μm)との積で表されるA値が0.05以上0.3未満であり、焼結開始温度が600〜800℃である請求項1又は2記載の扁平銅粒子。
  5. 粒径(μm)と厚み(μm)との積で表されるA値が0.3以上8以下であり、焼結開始温度が700〜800℃である請求項1又は2記載の扁平銅粒子。
  6. 内部にSiを20〜300ppm有している請求項1ないし5のいずれか一項に記載の扁平銅粒子。
  7. 水溶性銅化合物を含む水溶液に還元剤を添加して銅の還元を行う還元工程を有する扁平銅粒子を製造する方法において、
    還元の前又は還元中に、水溶性ケイ素化合物を添加することを特徴とする扁平銅粒子の製造方法。
  8. 水溶性銅化合物を含む水溶液に塩基性化合物を添加して酸化第二銅を生成させ、次いで
    生成した酸化第二銅を第1の還元工程において酸化第一銅に還元させ、
    酸化第一銅を第2の還元工程において水溶性ケイ素化合物の存在下に銅に還元する請求項7記載の扁平銅粒子の製造方法。
  9. 有機化合物からなる分散剤の不存在下に還元を行う請求項7又は8記載の扁平銅粒子の製造方法。
  10. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の扁平銅粒子を含むことを特徴とする導電性ペースト。
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