JP2012135569A - 収納庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】芯材を設けずとも、十分な強度を確保しつつ且つ複数の収納庫の連結時の不具合が生じることなく金属板の厚みを薄くすることができ、低コスト化および軽量化を達成することが可能な収納庫を提供する。
【解決手段】収納庫の構成は、ステンレス製の板状部材によって形成され、側面の縁において外側にコの字状に曲げ加工された屈曲部を有する本体部200と、屈曲部の幅とほぼ同じ厚みを有し、側面の外側に取り付けられる樹脂製のスペーサ240とを備え、スペーサ240には、本体部200の側面に向かって突出する爪部242aおよび242bと、スペーサ240を貫通するスペーサ側連結孔246とを有し、本体部200には、爪部242a、242bを係止可能な爪受孔206と、スペーサ側連結孔246に対応する位置に形成される本体側連結孔208とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、被収納物を収納可能なスライド式の引出を備える収納庫に関する。
キッチンには、調理器具や調理材料、食器などを収納しておくために、多くの収納スペースが設けられている。このため天板(システムキッチンにおいてはワークトップ)の下には、引出や開き戸が設けられるのが通常である。近年では、引出などに収納される被収納物をある程度想定し、引出の大きさや仕切りの形状を工夫することにより、使い勝手の向上を図ることが行われている。
顧客の幅広いニーズに応えるために、収納庫は木製のものやステンレス等からなる金属製のものなど各種ラインナップが取り揃えられているが、なかでも金属製の収納庫は、高級感や耐久性の高さにおいて人気があり、最近の主流となりつつある。例えば特許文献1では、背板と左右の側板を一枚の板材を折曲して一体に形成した背側板としてその下端に底板を、左右側板の前面上部に幕板を接合するようにした金属製キャビネットが開示されている。
特開2000−50980号公報
しかしながら、特許文献1のキャビネットに限らず、金属製の収納庫は、上述したように高級感や耐久性においては木製の収納庫よりも優れるものの、コストパフォーマンスにおいては木製の収納庫に及ばない。また他の課題として、搬送作業や設置作業に要する労力を軽減するために軽量化が要請されている。したがって、従来の金属製の収納庫には更なる改良が望まれていた。
低コスト化および軽量化を達成するためには、金属製の収納庫を構成する金属板の板厚を薄くしたり、金属板の外面に接合される補強材(以下、芯材と称する)を排除したりすることが効果的である。しかし、芯材は、金属板の補強はもちろんのこと、複数の収納庫を連結する際のネジ止めのためのネジ受けとしての役割や、その際の変形を防止するためのスペーサとしての役割も担っている。このため、芯材を単に排除すると、それらにおいて不都合が生じてしまう。
一方、金属板を単に薄くすると、金属板の剛性が低下してしまうためその強度が不足するおそれがあるのはもちろん、複数の収納庫を連結時にネジ止めするための厚みが不足してしまい、ネジ止めが困難になったり、連結強度の低下が生じたりするおそれがある。すると、金属板の厚みを補うために芯材が必須となるため大幅な軽量化を達成することは困難である。
本発明は、このような課題に鑑み、芯材を設けずとも、十分な強度を確保しつつ複数の収納庫の連結時の不具合が生じることなく金属板の厚みを薄くすることができ、低コスト化および軽量化を達成することが可能な収納庫を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる収納庫の代表的な構成は、被収納物を収納可能なスライド式の引出を備える収納庫であって、少なくとも両側面がステンレス製の板状部材によって形成され、側面の前縁、上縁および下縁のうち1以上の縁において外側にコの字状に曲げ加工された屈曲部を有し、引出を収容する本体部と、屈曲部の幅とほぼ同じ厚みを有し、側面の外側に取り付けられる樹脂製のスペーサと、を備え、スペーサは、本体部の側面に向かって突出する爪部と、本体部の幅方向にスペーサを貫通するスペーサ側連結孔と、を更に有し、本体部は、その側面において爪部を係止可能な爪受孔と、その側面においてスペーサ側連結孔に対応する位置に形成され側面を貫通する本体側連結孔と、を更に有することを特徴とする。
上記構成によれば、側面の縁に屈曲部が設けられているため、かかる側面の剛性を十分に確保することができる。そして、スペーサの爪部を本体部の側面の外側から爪受孔に挿嵌することによって、従来の芯材のように本体部へのネジ止めや接着を必要とすることなく、スペーサを本体部の側面に容易に取り付けることができる。その後、スペーサが取り付けられた複数の収納庫の本体部の側面を当接させ、それらの本体部の側面の本体側連結孔およびそれらのスペーサの本体側連結孔にネジを挿入して共締めすることにより両方の収納庫を連結することが可能となる。
このとき、スペーサは屈曲部の幅とほぼ同じ厚みを有するため、複数の収納庫の連結時にそれらの側面や屈曲部の変形が生じることがない。したがって、上記構成によれば、芯材を設けることなく複数の収納庫を好適に連結できるため、芯材のコストおよび重量を削減することができ、且つ上述したように屈曲部によって剛性が確保されるため板厚の低減が可能となる。故に、大幅な軽量化およびコストの削減を達成することができる。
上記のスペーサは、爪部が設けられる面に、爪部の両脇各々から、該爪部が形成された辺とは反対側の辺に向かうスリットを有するとよい。かかる構成によれば爪部に弾性を持たせることが可能となり、爪部は、指でつまむことによりスペーサ内に向かって撓む。これにより、爪部の爪受孔への挿入ひいては本体部側面へのスペーサの取付が容易になる。
当該収納庫に取り付けられたスペーサと、収納庫に連結される他の収納庫に取り付けられたスペーサとは対応する位置に配置されているとよい。これにより、複数の収納庫を連結する際の隙間をなくし、それらを確実に当接させることが可能となる。
本発明によれば、芯材を設けずとも、十分な強度を確保しつつ複数の収納庫の連結時の不具合が生じることなく金属板の厚みを薄くすることができ、低コスト化および軽量化を達成することが可能な収納庫を提供することができる。
本実施形態にかかる収納庫を備えるキッチンを示す図である。 本実施形態にかかる収納庫であるベースキャビネットの本体部の斜視図である。 図2の本体部の分解斜視図および正面図である。 図3(a)の各断面図である。 スペーサの詳細を示す図である。 スペーサの本体部の側面への取付を説明する図である。 複数の収納庫の連結について説明する図である。 複数の収納庫の連結について説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(キッチン)
図1は本実施形態にかかる収納庫を備えるキッチンを示す図である。キッチン100は一枚の天板110(ワークトップ)の下に複数の収納庫(キャビネット)を備えた、いわゆるシステムキッチンである。天板110は合成樹脂(人工大理石)やステンレスなどからなり、キッチン100の全体の上面を覆っている。また天板110には、組み込み式に取り付けられたコンロ112、平坦なテーブル面であり主に調理を行うのに利用される調理スペース114、天板110に一体形成されたシンク116が設けられる。
天板110の下は、コンロ112本体が設置されているコンロキャビネット120と、調理スペース114に対応したベースキャビネット130と、シンク116が設置されているシンクキャビネット140といった各収納庫で構成される。各収納庫は収納スペースとして機能し、収納庫内の空きスペースには、コンロ112への配線や、シンク116および水栓への給排水管なども収容されている。このように、天板110の下では、天板110の上のシンク116やコンロ112といった各構成に対応した収納庫がその高さおよび奥行きを等しくして複数設けられている。
各収納庫は、被収納物を収納するために、様々な大きさのスライド式の引出を設けている。コンロキャビネット120は、上部にコンロ112のグリル112aおよび操作パネル112bを備え、その脇には調味料などの小物を収納するための小さな引出であるスパイスボックス122が配設されている。コンロキャビネット120の中央部(グリル112aの下)には幅の広い大きな引出124が配設され、鍋やボウルなどの比較的大きな調理器具を収納することが可能になっている。またコンロキャビネット120の下部の床近傍には、引出式の足元収納である足下収納庫126が配設されている。同様に、ベースキャビネット130には複数の引出132、134および足下収納庫136が配設され、シンクキャビネット140には引出144、および足下収納庫146が配設されている。
(収納庫)
次に、本実施形態の特徴である収納庫について説明する。なお、以下の説明では、上述したコンロキャビネット120、ベースキャビネット130、シンクキャビネット140のうち、ベースキャビネット130を例示するが、本発明はコンロキャビネット120およびシンクキャビネット140にも適用可能である。
図2は、本実施形態にかかる収納庫であるベースキャビネット130の本体部の斜視図であり、理解を容易にするために、図1の本体部から引出132および134、ならびに足下収納庫136を取り外した状態を示している。図3は、図2の本体部の分解斜視図および正面図であり、図3(a)は図2の本体部の分解斜視図であり、図3(b)は図2の本体部の正面図である。
ベースキャビネット130は、引出132および134、足下収納庫136(図1参照)、ならびにそれらを収容する本体部200を備える(図2参照)。図3(a)に示すように、本体部200の右側面200aおよび左側面200b(以下、これらを総じて両側面と称する。)、背面200cは、ステンレス製の板状部材をコの字状に折り曲げることにより一体に形成される。このように本体部200をステンレス製(金属製)とすることにより、高級感や耐久性が得られ、両側面および背面200cを1枚板で構成することにより、部材数の削減、ひいてはそれらの組立工数の削減が可能となる。
本体部200の両側面の前縁の上部には、かかる両側面および背面200cとは別部材からなるステンレス製の前板が前面200dとして取り付けられる。また両側面および背面200cの下縁にはステンレス製の底板が底面200eとして取り付けられる。これにより、本体部200が図2に示す状態となる。
なお、本実施形態においては、コの字状に折り曲げたステンレス製の1枚板により両側面および200cを構成したが、かかる構成は一例であり、少なくとも両側面がステンレス製の板状部材によって形成されていればよい。また背面200c、前面200dおよび底面200eにもステンレス製の板状部材を用いることとしたが、これに限定するものではない。しかし、かかる構成によれば、素材の統一感が得られるため高い意匠性が得られたり、ベースキャビネット130を廃棄する際の分別作業が容易になったりするという利点を得ることができる。
図3(b)に示すように、本体部200の両側面の内側には、高さ方向においてレール210a〜210fが左右一対に取り付けられている。これにより、引出132および134や足下収納庫136(図1参照)の側面に設けられたプーリ(不図示)をレール210a〜210fに挿入して、引出132および134や足下収納庫136をスライド可能となる。
また図2および図3(b)に示すように、本体部200の両側面の外側には、レール210a〜210fに対応する位置に、高さ方向においてネジ受けプレート220a〜220fが左右一対に取り付けられている。これにより、両側面を構成する板状部材の厚みを低減した場合であっても、十分な強度をもってレール210a〜210fをかかる両側面に取り付けることが可能となる。
図4は、図3(a)の各断面図であり、図4(a)は図3(a)のA−A断面図であり、図4(b)は図3(a)のB−B断面図である。本実施形態では、上述した本体部200の側面の縁に屈曲部が設けられる。なお、右側面200aおよび左側面200bは左右対称に同一形状であるため、右側面200aを例示して説明する。
詳細には、図4(a)に示すように、本体部200の右側面200aの前縁202aには、そこを本体部200の外側にコの字状に曲げ加工することによって、換言すれば、前縁202aを外側に曲げ加工し、更にその先端を右側面200aに並行になるように曲げ加工することによって、屈曲部202bが形成されている。同様に、図4(b)に示すように、本体部200の右側面200aの上縁203aおよび下縁204aには、それらを本体部200の外側にコの字状に曲げ加工することによって屈曲部203bおよび204bが形成されている。これにより、右側面200aの剛性を十分に確保することができるため、その薄板化を図ることができる。
なお、本実施形態においては、右側面200a(側面)において前縁202a、上縁203aおよび下縁204aすべてに屈曲部202b〜204bを形成したが、これに限定するものではなく、必要とする強度に応じて、それらの縁のなかから任意の縁に設ければよい。
更に、本実施形態の最たる特徴として、図2に示すように、本体部200の側面(右側面200aおよび左側面200b)の外側にはスペーサ240が配置される(図2では、左側面200bに配置されるスペーサを仮想線で図示している。)。図5は、スペーサ240の詳細を示す図であり、図5(a)はスペーサ240の正面斜視図であり、図5(b)はスペーサ240の背面斜視図であり、図5(c)は図5(a)のC−C断面図である。
スペーサ240は、樹脂製であり、図5(a)に示すように、屈曲部202b〜204bの幅W1(図4(a)参照)とほぼ同じ厚みT1を有する。また図5(a)および(b)に示すように、スペーサ240は、爪部242aおよび242bとスペーサ側連結孔246とを更に有する。
爪部242は、スペーサの側面240aおよび側面240bにおいて本体部の側面(右側面200aおよび左側面200b)に当接する側の辺(縁)に設けられ、かかる側面に向かって突出する(図6(a)参照)。なお、スペーサ240の4つの側面のうち、側面240aおよび240bに爪部242aおよび242bを設けたが、これに限定するものではなく、側面240cおよび240dに爪部を設けてもよい。
また爪部242aおよび242bをスペーサ240の本体と接続する根元部248aおよび248bは、スペーサ240の外側に向かって膨らませた形状としている。これにより、側面240aおよび240bよりも根元部248aおよび248bが突出する。これにより、爪部242aおよび242bを指で挟んで容易により深く内側に傾かせる(押し込む)ことができる。したがって、スペーサ240の取り付け作業をより容易に行うことが可能となる。
スペーサ側連結孔246は、スペーサ240の中心から長手方向に偏心した位置において、図4(c)に示すようにスペーサ240を高さ方向(本体部の側面への取付時には本体部200の幅方向)に貫通する孔である。
またスペーサ240の上面240eには、その一部に段部249を形成している。段部249の厚みは、スペーサ240の厚みT1から本体部200の側面(右側面200aおよび左側面200b)の板厚分を引いた厚みT2である。これにより、スペーサ240を本体部200の側面に取り付ける際に、その前縁202a、上縁203aおよび下縁204aに設けられた屈曲部202b〜204b(図4参照)のコの字内に段部249を挿入することができる。したがって、屈曲部202b〜204bの撓みを好適に防げることができるため、その変形が更に抑制され、本体部200の剛性を向上させることができる。
図6は、スペーサ240の本体部200の側面への取付を説明する図である。なお、右側面200aおよび左側面200bのいずれにおいてもスペーサ240は同様に取り付けられるため、図6および以下の説明では右側面200aに取り付ける場合を例示する。図3(a)および図6(a)に示すように、本体部200の右側面200a(側面)には、爪部242aおよび242bに対応する位置に爪受孔206が、スペーサ側連結孔246に対応する位置に本体側連結孔208が設けられている。
図6(a)に示す爪受孔206は、スペーサの爪部242aおよび242b(図5(b)参照)を係止する。これにより、右側面200aの外側から一点鎖線の矢印方向に爪部242aおよび242bを爪受孔206に挿嵌することにより、図2に示すようにスペーサ240が本体部200の右側面200a(側面)に取り付けられる。したがって、従来の芯材のように本体部200へのネジ止めや接着が必要ないため、取り付けや取り外しの作業が容易である。
特に本実施形態では、図5(a)および(b)に示すように、爪部242aおよび242bは、スペーサ240の外側に向かう方向(本体部200の側面への取付時においてかかる側面に沿う方向)に突出している。そして、爪部242aおよび242bが設けられる面にはその両脇各々から、爪部242aおよび242bが形成された辺とは反対側の辺に向かうスリット244aおよび244bが形成されている。
上記構成によれば爪部242aおよび242bに弾性を持たせることができ、図6(b)に示すように、外側に突出した爪部242aおよび242bを挟むようにつまむことにより爪部242aおよび242bに白抜き矢印の力をかけると、爪部242aおよび242bはスペーサ240内に向かって破線位置まで撓む。これにより、爪受孔206に対する爪部242aおよび242bの挿入および抜出、ひいては本体部200の右側面200a(側面)に対するスペーサ240の着脱が容易になる。
また上記したように、本実施形態においては根元部248aおよび248bは、スペーサ240の外側に向かって膨らませた形状としている。したがって、爪部242aおよび242bを押す代わりに、根元部248aおよび248bを押してもよい。これによっても爪部242aおよび242bの挿入が容易であり、特に抜出する際(スペーサ240を取り外す際)に有効である。
図6(a)に示す本体側連結孔208は、右側面200a(側面)を貫通する孔である。上述したようにスペーサ240を右側面200aに取り付けると、スペーサ側連結孔246と本体側連結孔208は、水平方向および垂直方向においてほぼ同じ位置に配置されることとなる。そして、スペーサ側連結孔246および本体側連結孔208には、複数の収納庫(キャビネット)の連結時にボルトを挿通される。
図7は、複数の収納庫の連結について説明する図であり、図7(a)は連結前の状態を示す図であり、図7(b)はシンクキャビネット140の本体部300の左側面を示す平面図である。図8は、複数の収納庫の連結について説明する図であり、図8(a)は連結後の状態を示す図であり、図8(b)は図8(a)のE−E断面図である。なお、図7および8では、連結される複数の収納庫として、ベースキャビネット130の本体部200とおよびシンクキャビネット140の本体部300を例示して説明するが、コンロキャビネット120とベースキャビネット130の本体部同士を連結する場合やコンロキャビネット120とシンクキャビネット140の本体部同士を連結する場合も同様である。
図7(a)に示すように、ベースキャビネット130(当該収納庫)の本体部200の右側面200a、およびシンクキャビネット140(当該収納庫に連結される他の収納庫)の本体部300の左側面300bには、上述したようにしてスペーサ240が取り付けられている。右側面200aに取り付けられたスペーサ240と、左側面300bに取り付けられたスペーサ240とは、破線で結ぶようにそれぞれ対応する位置に配置されている。これにより、後述するように本体部200と本体部300(複数の収納庫)を連結する際の隙間をなくし、それらを確実に当接させることが可能となる。
また本体部200の右側面200aでは、すべてのスペーサ240が、長手方向においてスペーサ側連結孔246が本体部200の後方側に位置するように取り付けられている(図2参照)。これに対し、図7(b)に示す本体部300では、その前縁302aに沿って配置される3つのスペーサ240のうち、最も上方のスペーサ240(破線にて囲ったスペーサ240)は、スペーサ側連結孔246が本体部300の前方側(前縁302a側)に位置するように(他のスペーサ240を、スペーサ側連結孔246を中心として180度回転させた状態で)取り付けられている。
本体部300には、シンク116の前面を隠すための幕板304が設けられており、左側面300bには幕板を固定するための芯材300d(ネジ受け)が設けられている。したがって本来であれば、スペーサ240を後方側にずらす必要がある。しかし、上述したように、スペーサ240ではスペーサ側連結孔246が長手方向に偏心した位置に配置されているため、スペーサ240の前後を反転させれば、本体側連結孔208の位置を本体部300の後方側にずらすことなくスペーサ側連結孔246を配置することができる。したがって、本体部300において、前縁302aに沿って配置される3つのスペーサ240に対応する本体側連結孔208を水平方向において同一の位置(一点鎖線にて示す位置)とすることができ、本体側連結孔208を形成する際の作業性を向上させることが可能となる。
また図7(b)おいて、前縁302aに沿って配置される3つのスペーサ240のうち、下の2つのスペーサ240(破線にて囲っていないもの)は、スペーサ240の段部249が前縁202aの屈曲部202b(図4a参照)の中に挿入されて配置されている。これにより、屈曲部202bの撓みを防止すると共に、隣接するキャビネット間で屈曲部202bの間に隙間が生じるのを防止し、外観を向上させることができる。
上記のベースキャビネット130の本体部200とシンクキャビネット140の本体部300を連結する際には、まず、図7(a)に示す隣接する右側面200aと左側面300bとを当接させ、図8(a)に示す状態とする。そして、図8(b)に示すように、本体部200または本体部300の内部(本実施形態においては200の内部)から、右側面200aの本体側連結孔208、右側面200aに取り付けられたスペーサ240のスペーサ側連結孔246、左側面300bに取り付けられたスペーサ240のスペーサ側連結孔246、左側面300bの本体側連結孔308の順にボルト250および筒状ナット251を挿入して共締めする。これにより、本体部200と本体部300とが連結された状態となる。
スペーサ240は屈曲部202b〜204bの幅W1とほぼ同じ厚みを有するため、図8(b)に示す本体部200および本体部300の連結時に、右側面200aおよび左側面300bとの間の屈曲部202b〜204bが設けられていない空間において、かかる屈曲部202b〜204bと同じ厚みが確保される。したがって、連結時における右側面200aおよび左側面300b(側面)や屈曲部の変形が生じることがない。
上記説明したように、本実施形態にかかる収納庫(ベースキャビネット130)によれば、側面(右側面200a)の縁(前縁202a、上縁203a、下縁204a)に屈曲部202b〜204bが設けられているため、その剛性を十分に確保することができる。そして、爪部242aおよび242bおよび爪受孔206を用いてかかる側面にスペーサ240を取り付けることにより、複数の収納庫(ベースキャビネット130およびシンクキャビネット140)の連結時にそれらの側面(右側面200a)や屈曲部202b〜204bの変形を防ぎ、且つ芯材を必要とすることなく連結作業を好適に行うことができる。したがって、芯材の排除や本体部200の薄板化が実現可能となり、大幅な軽量化およびコストの削減を達成することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、被収納物を収納可能なスライド式の引出を備える収納庫に利用することができる。
100…キッチン、110…天板、112…コンロ、112a…グリル、112b…操作パネル、114…調理スペース、116…シンク、120…コンロキャビネット、122…スパイスボックス、124…引出、126…足下収納庫、130…ベースキャビネット、132…引出、134…引出、136…足下収納庫、140…シンクキャビネット、144…引出、146…足下収納庫、200…本体部、200a…右側面、200b…左側面、200c…背面、200d…前面、200e…底面、202a…前縁、202b…屈曲部、203a…上縁、203b…屈曲部、204a…下縁、204b…屈曲部、206…爪受孔、208…本体側連結孔、210a…レール、220a…ネジ受けプレート、240…スペーサ、240a…側面、240b…側面、240c…側面、240d…側面、240e…上面、242a…爪部、242b…爪部、244a…スリット、244b…スリット、246…スペーサ側連結孔、249…段部、250…ボルト、251…筒状ナット、300…本体部、300b…左側面、300d…芯材、302a…前縁、304…幕板、308…本体側連結孔

Claims (3)

  1. 被収納物を収納可能なスライド式の引出を備える収納庫であって、
    少なくとも両側面がステンレス製の板状部材によって形成され、該側面の前縁、上縁および下縁のうち1以上の縁において外側にコの字状に曲げ加工された屈曲部を有し、前記引出を収容する本体部と、
    前記屈曲部の幅とほぼ同じ厚みを有し、該側面の外側に取り付けられる樹脂製のスペーサと、
    を備え、
    前記スペーサは、
    前記本体部の側面に向かって突出する爪部と、
    前記本体部の幅方向に該スペーサを貫通するスペーサ側連結孔と、
    を更に有し、
    前記本体部は、
    その側面において前記爪部を係止可能な爪受孔と、
    その側面において前記スペーサ側連結孔に対応する位置に形成され該側面を貫通する本体側連結孔と、
    を更に有することを特徴とする収納庫。
  2. 前記スペーサは、前記爪部が設けられる面に、該爪部の両脇各々から、該爪部が形成された辺とは反対側の辺に向かうスリットを有することを特徴とする請求項1に記載の収納庫。
  3. 当該収納庫に取り付けられたスペーサと、該収納庫に連結される他の収納庫に取り付けられたスペーサとは対応する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の収納庫。
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