JP2012131509A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2012131509A
JP2012131509A JP2012087489A JP2012087489A JP2012131509A JP 2012131509 A JP2012131509 A JP 2012131509A JP 2012087489 A JP2012087489 A JP 2012087489A JP 2012087489 A JP2012087489 A JP 2012087489A JP 2012131509 A JP2012131509 A JP 2012131509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
layer
tire
air permeation
pneumatic tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012087489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5067515B2 (ja
Inventor
Shusaku Tomoi
修作 友井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2012087489A priority Critical patent/JP5067515B2/ja
Publication of JP2012131509A publication Critical patent/JP2012131509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5067515B2 publication Critical patent/JP5067515B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0008Compositions of the inner liner
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C5/00Inflatable pneumatic tyres or inner tubes
    • B60C5/12Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim
    • B60C5/14Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim with impervious liner or coating on the inner wall of the tyre
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L21/00Compositions of unspecified rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/16Elastomeric ethene-propene or ethene-propene-diene copolymers, e.g. EPR and EPDM rubbers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T152/00Resilient tires and wheels
    • Y10T152/10Tires, resilient
    • Y10T152/10495Pneumatic tire or inner tube

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】空気入りタイヤの耐空気透過性及び耐久性を改良し、タイヤ軽量化を図る。
【解決手段】ポリビニルアルコール又はエチレンビニルアルコール共重合体を含む熱可塑性樹脂組成物のフィルムを含む空気透過防止層並びに前記空気透過防止層に、直接、又は接着剤を介して、隣接する少なくとも片側の1層がエチレンプロピレンゴム(EPM)又はエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)を含むゴム組成物の保護膜を含んでなる、空気入りタイヤの空気漏れ率の更なる低下と良好な耐久性を両立させ、更にタイヤの軽量化を達成することができる、空気入りタイヤ。
【選択図】なし

Description

本発明は空気入りタイヤに関し、更に詳しくは空気入りタイヤの空気漏れ率を低減させると共に、耐久性が改良され、そして更なる軽量化を図ることができる空気入りタイヤに関する。
燃料消費率の低減は自動車業界における大きな技術的課題の一つであり、この対策の一環として空気入りタイヤの軽量化に対する要求も益々強いものになってきている。空気入りタイヤの内面には、一般に、タイヤ空気圧を一定に保持するために、ハロゲン化ブチルゴムなどのような低気体透過性のゴムからなるインナーライナー層などの空気透過防止層が設けられている。タイヤ軽量化技術の一つとして空気入りタイヤのインナーライナー層としてブチルゴムなどの低気体透過性ゴムに代えて、低気体透過性及び軽量化を両立させることができる種々の材料を用いる技術が提案されている。例えば、新たな空気透過防止層用材料として、熱可塑性樹脂又は熱可塑性樹脂とエラストマーとのブレンドを含むタイヤ用ポリマー組成物が種々提案されている(例えば特許文献1〜3など参照)。
特開平8−216610号公報 特開平8−258506号公報 特開2003−26931号公報
空気入りタイヤの空気漏れ率の更なる低減方法として、空気透過防止層の厚みを増加させる方法や、空気透過性の低い素材を使用する方法などが挙げられる。しかしながら、空気透過防止層の厚みを増大させると、走行時のタイヤの屈曲やせん断によって、空気透過防止層が破壊してしまうおそれがあるという問題がある。一方、空気透過係数の低い素材は一般的に脆いため、タイヤに配置する場合、タイヤ成形時や走行時に破壊してしまうという問題がある。
従って、本発明は、前述の従来技術の問題を排除して、熱可塑性樹脂組成物を用いて、空気入りタイヤの更なる空気漏れ率の低下と、良好な耐久性を両立させ、更にタイヤの軽量化を図ることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に従えば、ポリビニルアルコール又はエチレンビニルアルコール共重合体を含む熱可塑性樹脂組成物のフィルムを含んでなる空気透過防止層並びに前記空気透過防止層に、直接、又は接着剤を介して、隣接する少なくとも片側の1層がエチレンプロピレンゴム(EPM)又はエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)を含むゴム組成物の保護膜を含んでなる空気入りタイヤが提供される。
本発明によれば、空気透過係数が好ましくは2×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg以下の熱可塑性樹脂組成物のフィルムをゴム層で挟み込んでタイヤに配置することによって、従来技術の問題を排除して、空気入りタイヤの更なる空気漏れ率の低下と、良好な耐久性を両立させ、更に空気入りタイヤの軽量化を図ることができる空気入りタイヤを得ることができる。なおここで空気透過係数はJIS K7126「プラスチックフィルム及びシートの気体透過度試験法」に準拠して、30℃で測定した値をいう。
以下、本発明の構成及び作用効果について詳しく説明する。本発明に従った空気入りタイヤの空気透過防止層を構成するフィルムは、空気透過率が、好ましくは2×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg以下、更に好ましくは1×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg以下である。空気透過率の下限には特に限定はないが、一般には1×10-15cc・cm/cm2・sec・cmHg程度であろう。また空気入りタイヤの空気透過防止層を構成するフィルムの厚さは、好ましくは0.1μm〜20μm、更に好ましくは1μm〜20μmである。空気透過率が2×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHgを超えると空気漏れ防止性に劣るようになるおそれがあり、空気透過防止層の厚みを薄くしにくくなる。フィルムの厚みが0.1μm未満では、フィルムが薄くなりすぎて強度がなく取り扱いにくくなるおそれがあり、また破れが発生するおそれもある。逆に厚さが20μmを超えると、フィルムが厚くなり軽量化に不利になるばかりでなく、フィルムの剛性が高くなりすぎるため、フィルムとゴム層の界面に応力が集中しフィルムとゴム層の剥離が生じるおそれがある。
本発明において、前記空気透過防止層に適用する熱可塑性樹脂組成物として以下のポリマー組成物を挙げることができる。先ず熱可塑性樹脂としては、ポリビニルアルコール(PVOH)及び/又はエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)を含むものでなければならない。具体的にはPVOH及び/又はEVOHを組成物全重量当り、好ましくは20重量%以上、更に好ましくは30〜100重量%含み、この配合量が少ないとPVOH及び/又はEVOHが連続相とならず、空気透過率が低下するので好ましくない。使用するEVOH及びPVOHは公知の重合体(共重合体)であり、その空気透過率が2×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg以下であれば本発明において使用するのに問題なく、一般的な市販品を用いることができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物には、前記PVOH及び/又はEVOH以外に、その他のポリマーを1種又はそれ以上組み合わせて使用することができる。そのようなポリマーとしては、特に限定はないが、例えばジエン系ゴム及びその水添物(例えば天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、エポキシ化天然ゴム(E−NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、ニトリルゴム(NBR)、水素化NBR、水素化SBR);オレフィン系ゴム(例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM,EPM)、マレイン酸変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM)、ブチルゴム(IIR)、イソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー共重合体);アクリルゴム(ACM);含ハロゲンゴム(例えばBr−IIR,Cl−IIR、イソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭素化物(Br−IPMS),CR、ヒドリンゴム(CHR・CHC)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、塩素化ポリエチレン(CM)、マレイン酸変性塩素化ポリエチレン(M−CM));シリコンゴム(例えばメチルビニルシリコンゴム、ジメチルシリコンゴム、メチルフェニルビニルシリコンゴム);含イオウゴム(例えばポリスルフィドゴム);フッ素ゴム(例えばビニリデンフルオライド系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系ゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレン系ゴム、含フッ素シリコン系ゴム、含フッ素ホスファゼン系ゴム);熱可塑性エラストマー(例えばスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、マレイン酸変性オレフィン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー);ポリアミド(例えばナイロン6,ナイロン6.66,ナイロン11,ナイロン12,MXD6);ポリエステル(例えばPET,PEN,PBT,PBN);ポリニトリル系樹脂(例えばポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメチクリロニトリル);ポリメタクリレート系樹脂(例えばポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル);ポリ酢酸ビニル系樹脂(例えば酢酸ビニル(PVA)、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA));ポリ塩化ビニル系樹脂(例えばポリ塩化ビニリデン(PDVC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合体);セルロース系樹脂(例えば、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC));フッ素系樹脂(例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、テトラフロロエチレン/エチレン共重合体);イミド系樹脂(例えば芳香族ポリイミド(PI);オレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−オクテン共重合体(EO)およびこれらのマレイン酸変性品))などを挙げることができ、これらは単独又は任意のブレンドとして使用することができる。
本発明の空気入りタイヤにおいて空気透過防止層を構成する、前記熱可塑性樹脂組成物フィルムは、前記成分に加えて、本発明において使用するタイヤ用ポリマー組成物の必要特性を損なわない範囲で、相溶化剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤、可塑剤、充填剤、着色剤、加工助剤、柔軟化剤などの他の添加剤を適宜配合しても良い。
本発明に従えば、空気透過係数が2×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg以下の熱可塑性樹脂組成物から構成される空気透過防止層フィルムを、タイヤ内面を実質的におおうように配置する。この空気透過防止層はタイヤ内部に配置され、配置された空気透過防止層の前後(又は内外)は少なくとも1層のゴム層又はカーカス層もしくはベルト層又はこれらの複合層を配置して空気透過防止層を挟む構造にするのが好ましい。
特に、本発明の空気入りタイヤの空気透過防止層に対して、直接又は接着剤を介して、隣接するゴム層を、空気透過防止層の少なくともタイヤ最内面側に配置することが必要である。かかるゴム層の厚みは0.05〜7mmであることが好ましく、0.1〜2mmであるのが更に好ましい。隣接する片側(内側)のゴム層がタイヤ最内面にない場合は、両側を前述のゴム複合層で挟まれる構造になるため、空気透過防止層に両側から大きな応力が加わり空気透過防止層の破壊や剥離が生じるおそれがあるので好ましくない。内側のゴム層の厚さが0.05mmより薄い場合には後述する空気透過防止層の保護層としての役割が果たせなくなるおそれがあり、逆に7mmより厚い場合には、挟まれている両側のゴム層から空気透過防止層に加わる応力が大きくなり、空気透過防止層の破壊や剥離が生じるおそれがあるので好ましくない。
PVOH及び/又はEVOHを含む薄層の空気透過防止層をタイヤ最内面に配置した場合には、その薄さのため加硫時にブラダー(タイヤ加硫の際にタイヤに加える内圧を保持する円筒状のゴム袋)で傷付いたり、リム取り付け時に傷が付いてしまうおそれがある。またPVOH及び/又はEVOHは吸湿すると空気透過性が増大し、期待する空気透過防止層としての効果が得られないため、水分を遮断する必要がある。更に、タイヤ最内面は風雨や日光に当たる可能性があり、耐光性も要求される。そのため、前述のように、PVOH及び/又はEVOHを含む空気透過防止層の内側及び外側をゴム層で挟み込み、加硫時の保護、水分の遮断、更には耐候性を向上させることが必要である。空気透過防止層を挟むゴム層としては前述の特性を勘案し、特にタイヤ最内面(空気透過防止層の内側)に位置するゴム層として、耐光性や耐オゾン劣化製良好であるエチレンプロピレンゴム(EPM)及び/又はエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)を含むゴム組成物を使用するのが好ましい。ゴム組成物中のEPM及び/又はEPDM含有量は、ゴム100重量部のうちの10重量部以上が好ましく、さらに好ましくは40重量部以上である。EPM及び/又はEPDM含有量が10重量部以下である場合は、ゴム組成物の水分の遮断性や耐候性が劣る懸念があり、空気透過防止層を保護するという目的にそぐわない。EPM及び/又はEPDMを含むゴム組成物はその他のゴムとして、例えばジエン系ゴム、オレフィン系ゴム、熱可塑性ゴムなどを少量成分として(例えば50重量%以下)配合してもよく、更に本発明の目的を損わない限り、ゴム組成物に配合される汎用の添加剤を用いることができる。
本発明の空気入りタイヤにおいて、空気透過防止層をタイヤ内部に配置する方法としては特に限定はないが、タイヤ成型時に配置しても良いし、成型後貼付又は接着してもよく、或いは常法に従って塗布してもよい。ただし、本発明に使用する熱可塑性樹脂組成物フィルムは非常に薄いため、ゴムと積層させたシート状として取り扱うことが好ましい。
前記空気透過防止層は熱可塑性樹脂組成物のみのフィルムとすることもできるが、通常はフィルムとゴムに対して粘着性を有する接着層との積層体を用いるのが好ましい。加硫前の製品においては接着剤層がある場合、フィルムとゴムと密着性が増し作業性が向上する。加硫後においてはフィルムとゴムとが十分に接着するため耐久性が向上する。フィルムとゴムとが十分に接着していない場合はフィルムが、タイヤ走行時の変形で破壊もしくは剥離する可能性があるためである。このような接着層としては、例えばゴム分(例えばNR,SBR,IIR,BR、ポリイソブチレン、IR、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、これらのエポキシ変性品及びマレイン酸変性品)100重量部に対し、0〜100重量部(好ましくは50〜100重量部)のゴム配合補強剤(例えばカーボンブラック、炭酸カルシウム、シリカ)、0〜100重量部(好ましくは0〜50重量部)の接着性樹脂(例えばRF樹脂)、0〜100重量部(好ましくは50〜100重量部)の粘着付与剤(例えばテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、変性テルペン樹脂、水添テルペン樹脂、ロジンエステル、脂環族飽和炭化水素樹脂)などを配合し、更にこれに、常法に従って、加硫剤、加硫促進剤、オイル、老化防止剤、可塑剤などを適宜配合した組成物を用いることもできる。
接着剤層を用いずにゴムと積層してシート状とする場合は、ゴムに空気透過防止層との接着性を持たせればよい。このようなゴム組成物としては、例えばゴム分(例えばEPDM、EPM、NR、SBR、IIR、ハロゲン化IIR、BR、ポリイソブチレン、IR、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、これらのエポキシ変性品及びマレイン酸変性品)100重量部に対し、0〜100重量部のゴム配合補強剤(例えばカーボンブラック、炭酸カルシウム、シリカ)、0〜100重量部の接着性樹脂(例えばRF樹脂、アルキルフェノール樹脂)、0〜100重量部の粘着付与剤(例えばテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、変性テルペン樹脂、水添テルペン樹脂、ロジンエステル、脂環族飽和炭化水素樹脂、芳香族炭化水素樹脂)などを配合し、更にこれに、常法に従って、加硫剤、加硫促進剤、オイル、老化防止剤、可塑剤などを適宜配合した組成物を用いることもできる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでないことはいうまでもない。なお本発明の効果を確認するため、熱可塑性樹脂組成物をインフレーション成型にてフィルムにし、空気透過防止層を作成した。この空気透過防止層をゴムシートに貼り付けた後、常法に従い空気入りタイヤを製造した。得られた各タイヤについて、外観検査、空気漏れ試験(圧力低下率)、耐候性試験を以下の方法で実施し、評価を行った。
熱可塑性樹脂組成物の作成
表Iに示す配合割合(重量部)で樹脂をドライブレンドし、インフレーション成形に使用した。
Figure 2012131509
*1:クラレ(株)製 エチレンビニルアルコール L171B
*2:宇部興産(株)製 6.66ナイロン 5033B
粘接着剤組成物の作成
前記熱可塑性樹脂組成物をタイヤ内部に貼り付けるため、表IIに示す配合割合(重量部)で、2軸混練押出機を使用し、各配合成分を十分混練せしめ、吐出口よりストランド状に押し出し、得られたストランドを水冷後、カッターでペレット状となし、粘接着剤のペレットを作成した。
Figure 2012131509
*1:ダイセル化学(株)製 エポフレンドAT501
*2:旭化成(株)製 タフプレン315
*3:荒川化学(株)製 ペンセルAD
*4:正同化学(株)製 亜鉛華3号
*5:日本油脂(株)製 ビーズステアリン酸
*6:カヤクアクゾ製 パーカドックス14
インフレーション成形
実施例1
タイヤ内部に空気透過防止層を配置するために両面に接着剤が配置されたフィルムを作成した。前記熱可塑性樹脂組成物ドライブレンド物と粘接着剤組成物のペレットとポリエチレンペレットを使用し、一般的な4層インフレーション成形装置を使用し、積層フィルムのインフレーション成形を行ない、ポリエチレンを基層として熱可塑性樹脂組成物と粘接着剤組成物の積層フィルムを得た。熱可塑性樹脂組成物厚みは3μmであり、粘接着剤組成物厚みは10μmとした。積層フィルムの構成は、粘接着剤組成物/熱可塑性樹脂組成物/粘接着剤組成物/ポリエチレンの4層構造となっている。なお、基層のポリエチレン層はタイヤ作成時には剥離して使用する。
実施例2
接着剤組成物を使用せずに、ゴム組成物と直接積層させてタイヤ内部に空気透過防止層を配置するために接着剤を配置しないフィルムを作成した。前記熱可塑性樹脂組成物ドライブレンド物とポリエチレンペレットを使用し、一般的な2層インフレーション成形装置を使用し、積層フィルムのインフレーション成形を行ない、ポリエチレンを基層として熱可塑性樹脂組成物との積層フィルムを得た。熱可塑性樹脂組成物厚みは3μmであり、積層フィルムの構成は、熱可塑性樹脂組成物/ポリエチレンの2層構造となっている。なお、基層のポリエチレン層はタイヤ作成時には剥離して使用する。
比較例1
タイヤ最内面に空気透過防止層を配置するために片面に接着剤が配置されたフィルムを作成した。前記熱可塑性樹脂組成物ドライブレンド物と粘接着剤組成物のペレットとポリエチレンペレットを使用し、一般的な3層インフレーション成形装置を使用し、積層フィルムのインフレーション成形を行ない、ポリエチレンを基層として熱可塑性樹脂組成物と粘接着剤組成物の積層フィルムを得た。熱可塑性樹脂組成物厚みは3μmであり、粘接着剤組成物厚みは10μmとした。積層フィルムの構成は、粘接着剤組成物/熱可塑性樹脂組成物/ポリエチレンの3層構造となっている。なお、基層のポリエチレン層はタイヤ作成時には剥離して使用する。
タイヤ作成
実施例3
前記実施例1の空気透過防止層フィルムから、基層のポリエチレン層を剥離し、表IIIに示すEPDMを含むゴム組成物1の0.5mmシートと、表IVに示すジエン系ゴムを含むゴム組成物2の0.5mmシートの間に積層させ、ゴム組成物1がドラム側、ゴム組成物2がタイヤ部材側となるようにドラム上に配置し、この上にタイヤ部材を積層して常法によりグリーンタイヤを成形し、ついでこのグリーンタイヤを加硫(条件:180℃×10分)することにより、タイヤサイズ:165SR13(リムサイズ:13×41/2−J)の空気入りタイヤを製造した。この実施例1のタイヤは最内面にEPDMを含むゴム組成物1が配置され、その内部に空気透過防止層が配置された構造となっている。
Figure 2012131509
*1:住友化学(株)製 エスプレン505A
*2:三菱化学(株)製 ダイアブラックG
*3:正同化学(株)製 亜鉛華3号
*4:日本油脂(株)製 ビーズステアリン酸
*5:昭和シェル石油(株)製 エキストラクト4号S
*6:大内新興化学工業(株)製 サンノック
*7:細井化学工業(株)製 油処理イオウ
*8:大内新興化学工業(株)製 ノクセラーCZ−G
*9:大内新興化学工業(株)製 ノクラック224
Figure 2012131509
*1:NUSIRA製 天然ゴムTSR20
*2:日本ゼオン(株)製 Nipol 1502
*3:三菱化学(株)製 ダイアブラックG
*4:正同化学(株)製 亜鉛華3号
*5:日本油脂(株)製 ビーズステアリン酸
*6:昭和シェル石油(株)製 エキストラクト4号S
*7:大内新興化学工業(株)製 サンノック
*8:細井化学工業(株)製 油処理イオウ
*9:大内新興化学工業(株)製 ノクセラーCZ−G
*10:大内新興化学工業(株)製 ノクラック224
実施例4
前記実施例1の空気透過防止層フィルムから、基層のポリエチレン層を剥離し、表Vに示すEPMを含むゴム組成物3の0.5mmシートと、前記の表IVに示すジエン系ゴムを含むゴム組成物2の0.5mmシートの間に積層させ、ゴム組成物3がドラム側、ゴム組成物2がタイヤ部材側となるようにドラム上に配置し、この上にタイヤ部材を積層して常法によりグリーンタイヤを成形し、ついでこのグリーンタイヤを加硫(条件:180℃×10分)することにより、タイヤサイズ:165SR13(リムサイズ:13×41/2−J)の空気入りタイヤを製造した。この実施例4のタイヤは最内面にEPMを含むゴム組成物3が配置され、その内部に空気透過防止層が配置された構造となっている。
Figure 2012131509
*1:JSR製 EP11
*2:三菱化学製 ダイアブラック G
*3:昭和シェル石油製 プロセスオイル 123
*4:大内新興化学工業製 サンノック
*5:化薬アクゾ製 パーカドックス14/40
*6:化薬アクゾ製 TAC
*7:大内新興化学工業製 ノクラック 224
実施例5
前記実施例2の空気透過防止層フィルムから、基層のポリエチレン層を剥離し、2枚の表VIに示すEPDMを含むゴム組成物4の0.5mmシートの間に積層させてドラム上に配置し、この上にタイヤ部材を積層して常法によりグリーンタイヤを成形し、ついでこのグリーンタイヤを加硫(条件:180℃×10分)することにより、タイヤサイズ:165SR13(リムサイズ:13×41/2−J)の空気入りタイヤを製造した。この実施例5のタイヤは最内面に空気透過防止層と接着性を有する、EPDMを含むゴム組成物4が配置され、その内部に空気透過防止層が配置された構造となっている。
Figure 2012131509
*1:住友化学製 エスプレン 505A
*2:日本ゼオン製 Nipol1502
*3:三菱化学製 ダイアブラック G
*4:正同化学製 亜鉛華3号
*5:日本油脂製 ビーズステアリン酸
*6:昭和シェル石油製 エキストラクト 4号 S
*7:大内新興化学工業製 サンノック
*8:AIR WATER INC.製 FR−120
*9:田岡化学工業製 タッキロール 250−1
*10:大内新興化学工業製 ノクラック 200
実施例6
前記実施例1の空気透過防止層フィルムから、基層のポリエチレン層を剥離し、前記表IIIに示すEPDMを含むゴム組成物1の0.01mmシートと、前記表IVに示すジエン系ゴムを含むゴム組成物2の0.5mmシートの間に積層させ、ゴム組成物1がドラム側、ゴム組成物2がタイヤ部材側となるようにドラム上に設置し、この上にタイヤ部材を積層して常法によりグリーンタイヤを成形し、ついでこのグリーンタイヤを加硫(条件180℃×10分)することにより、タイヤサイズ:165SR13(リムサイズ:13×41/2−J)の空気入りタイヤを製造した。この実施例6のタイヤは最内面にEPDMを含むゴム組成物1が極めて薄い層として配置され、その内部に空気透過防止層が配置された構造となっている。
実施例7
前記実施例1の空気透過防止層フィルムから、基層のポリエチレン層を剥離し、前記表IIIに示すEPDMを含むゴム組成物1の10mmシートと、前記表IVに示すジエン系ゴムを含むゴム組成物2の0.5mmシートの間に積層させ、ゴム組成物1がドラム側、ゴム組成物2がタイヤ部材側となるようにドラム上に配置し、この上にタイヤ部材を積層して常法によりグリーンタイヤを成形し、ついでこのグリーンタイヤを加硫(条件:180℃×10分)することにより、タイヤサイズ:165SR13(リムサイズ:13×41/2−J)の空気入りタイヤを製造した。この実施例7のタイヤは最内面にEPDMを含むゴム組成物1が厚い層として配置され、その内部に空気透過防止層が配置された構造となっている。
比較例2
前記比較例1の空気透過防止層から、基層のポリエチレン層を剥離し、熱可塑性樹脂組成物層がドラム側、粘接着剤組成物層がタイヤ部材側になるようにタイヤ成型ドラムに巻き付け、その上にタイヤ部材を積層して常法によりグリーンタイヤを成形し、ついでこのグリーンタイヤを加硫(条件:180℃×10分)することにより、タイヤサイズ:165SR13(リムサイズ:13×41/2−J)の空気入りタイヤを製造した。この比較例2のタイヤは最内面に空気透過防止層が配置された構造となっている。
比較例3
前記実施例1の空気透過防止層フィルムから、基層のポリエチレン層を剥離し、2枚の前記表IVに示すジエン系ゴムを含むゴム組成物2の0.5mmシートの間に積層させてドラム上に配置し、この上にタイヤ部材を積層して常法によりグリーンタイヤを成形し、ついでこのグリーンタイヤを加硫(条件:180℃×10分)することにより、タイヤサイズ:165SR13(リムサイズ:13×41/2−J)の空気入りタイヤを製造した。この比較例3のタイヤは最内面にEPDMを含まないジエン系ゴムからなるゴム組成物が配置され、その内部に空気透過防止層が配置された構造となっている。
外観検査
加硫後のタイヤ内面を目視にて観察し外観検査を行った。タイヤ最内面に内面積の10%以上の擦れた跡や破れがある場合を「不良」、タイヤ内面積の10%未満の軽度な擦れ後や破れがある場合を「良」、そのような欠陥が全くない場合を「優良」とした。結果を表VIIに示す。実施例3,4,5,7および比較例3のタイヤは特に欠陥は見当たらなかったのに対し、実施例6の極めて薄い、EPDMを含むゴム組成物をタイヤ最内面に配置したタイヤは加硫後の検査で軽度の擦れ跡や破れが観察され、比較例2のタイヤ最内面に空気透過防止層を配置したタイヤは重度の欠陥が観察された。
空気漏れ試験法(圧力低下率)
初期圧力200kPa、室温21℃、無負荷条件にて3ヵ月間放置する。内圧の測定間隔は4日毎とし、測定圧力Pt、初期圧力P0、経過日数tとして、次の式に回帰してα値を求める。結果を表VIIに示す。比較例2はタイヤ内面に空気透過防止層が露出しているため、吸湿などの影響により空気漏れが多くなる結果となった。また実施例6はタイヤ最内面のゴム組成物層が薄いため、比較例3はジエン系ゴム組成物のため、それぞれ水分の透過性が高く空気透過防止層が吸湿してしまい若干空気漏れが多くなる結果となった。
(P1/P0)=exp(−αt)
得られたαを用い、t=30(日)を代入し、1ヵ月当たりの圧力低下率β(%/月)
=〔1−exp(−αt)〕×100を得る。
耐候性評価
前記実施例3〜7並びに比較例2〜3のタイヤを地面に横置きにして3ヶ月屋外に放置した後、以下の耐久試験により、耐候性の評価を行った。
タイヤ耐久試験法
165SR13 スチールラジアルタイヤ(リム 13×41/2−J)を用い、空気圧140kPaで荷重5.5kNを与え実路上を10000km走行する。走行後に、タイヤをリムから外し、タイヤ最内面を目視にて観測し、最内面に1cm以上の重度な亀裂、目視できるしわ、剥離・浮き上がりがあるものを「不良」、1cm未満の軽度な亀裂、しわ、剥離・浮き上がりがあるものを「良」、欠陥の全くないものを「優良」と判定した。結果を表VIIに示す。耐久試験の結果、実施例3,4,5では欠陥は観察されなかったが、実施例6では空気透過防止層の内面に積層しているゴム組成物の保護層が薄いため、耐候性がやや劣り軽度の亀裂が観察された。実施例7では空気透過防止層の内面に積層しているゴム組成物の保護層が厚いため空気透過防止層からの軽度の剥離が生じていた。比較例2は空気透過防止層に重度の亀裂が観察された。比較例3ではジエン系ゴムを主体とするゴム組成物を保護層として使用したため、耐候性が劣り重度の亀裂が観察された。
Figure 2012131509
以上の通り、空気透過係数が2×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg以下のEVOHを含む熱可塑性樹脂組成物のフィルムを、EPDMもしくはEPMを含むゴム組成物の保護層で挟み込んでタイヤに配置することによって、従来技術の問題を排除して、熱可塑性樹脂組成物を用いて更なる空気漏れ率の低下と、良好な耐久性を両立させ、なおかつ軽量化を図ることができる空気入りタイヤを得ることができる。

Claims (6)

  1. 空気透過係数が2×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg以下のポリビニルアルコール又はエチレンビニルアルコール共重合体を含む熱可塑性樹脂組成物のフィルムを含んでなる空気透過防止層並びに前記空気透過防止層に、直接、又は接着剤を介して、隣接する少なくとも片側の1層がエチレンプロピレンゴム(EPM)又はエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)を含むゴム組成物の保護膜を含んでなる空気入りタイヤ。
  2. 前記空気透過防止層の厚さが0.1〜20μmである請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記EPM又はEPDMを含むゴム組成物のEPM又はEPDM含有量が、ゴム100重量部のうちの10重量部以上である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記空気透過防止層が前後少なくとも1層のゴム層間に配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記空気透過防止層の少なくとも一方の表面の保護膜である前記EPM又はEPDMを含むゴム組成物層がタイヤ最内面に配置される請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記EPM又はEPDMを含むゴム組成物層の厚さが0.05〜7mmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
JP2012087489A 2006-09-04 2012-04-06 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP5067515B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012087489A JP5067515B2 (ja) 2006-09-04 2012-04-06 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239032 2006-09-04
JP2006239032 2006-09-04
JP2012087489A JP5067515B2 (ja) 2006-09-04 2012-04-06 空気入りタイヤ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008500761A Division JPWO2008029939A1 (ja) 2006-09-04 2007-09-04 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012131509A true JP2012131509A (ja) 2012-07-12
JP5067515B2 JP5067515B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=39157357

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008500761A Pending JPWO2008029939A1 (ja) 2006-09-04 2007-09-04 空気入りタイヤ
JP2012087489A Expired - Fee Related JP5067515B2 (ja) 2006-09-04 2012-04-06 空気入りタイヤ

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008500761A Pending JPWO2008029939A1 (ja) 2006-09-04 2007-09-04 空気入りタイヤ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8302648B2 (ja)
EP (1) EP2060411B1 (ja)
JP (2) JPWO2008029939A1 (ja)
CN (1) CN101511609B (ja)
WO (1) WO2008029939A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014017486A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 株式会社ブリヂストン インナーライナー用積層体およびそれを用いたタイヤ

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101754867B (zh) * 2007-07-23 2012-07-18 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
JP5206224B2 (ja) * 2008-08-21 2013-06-12 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP5172597B2 (ja) * 2008-10-21 2013-03-27 株式会社カネカ 空気入りタイヤ用インナーライナー
JP5754092B2 (ja) 2010-07-15 2015-07-22 横浜ゴム株式会社 積層体およびそれを用いた空気入りタイヤ
US8454778B2 (en) 2010-11-15 2013-06-04 Ramendra Nath Majumdar Pneumatic tire with barrier layer and method of making the same
US20120128994A1 (en) * 2010-11-24 2012-05-24 Ramendra Nath Majumdar Promoting uncured tack and cured adhesion for tire component rubber compositions including a tread splice
WO2012144172A1 (ja) * 2011-04-18 2012-10-26 株式会社ブリヂストン 粘接着剤組成物及びそれを用いた接着方法、並びに積層体及びタイヤ
CN107116869B (zh) 2011-05-31 2019-04-30 株式会社普利司通 多层结构体、充气轮胎用气密层以及充气轮胎
WO2012164918A1 (ja) * 2011-05-31 2012-12-06 株式会社ブリヂストン 多層構造体、空気入りタイヤ用インナーライナー及び空気入りタイヤ
JP6138429B2 (ja) * 2011-05-31 2017-05-31 株式会社ブリヂストン 多層構造体、タイヤ用インナーライナー及び空気入りタイヤ
EP2716445B1 (en) * 2011-05-31 2019-04-10 Bridgestone Corporation Multi-layered structure, inner liner for pneumatic tire, and pneumatic tire
US9815330B2 (en) 2011-05-31 2017-11-14 Bridgestone Corporation Laminate, tire, and method for producing tire
JP6139817B2 (ja) * 2011-05-31 2017-05-31 株式会社ブリヂストン 多層構造体、空気入りタイヤ用インナーライナー及び空気入りタイヤ
CN102390142B (zh) * 2011-07-11 2014-04-02 北京化工大学 一种轮胎气密层复合材料及其制备方法
CA2902328A1 (en) 2013-03-13 2014-10-09 Basf Se Inner liner for a pneumatic tire assembly

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01314164A (ja) * 1988-04-11 1989-12-19 Hercules Inc 空気入り物品用気体遮断構造物
JPH08216610A (ja) * 1995-02-16 1996-08-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JPH09314752A (ja) * 1996-05-29 1997-12-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム・熱可塑性エラストマー積層体
JPH11240108A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The 積層体およびこれを使用したタイヤ
JP2004176048A (ja) * 2002-11-13 2004-06-24 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ用インナーライナー及び空気入りタイヤ
WO2007083785A1 (ja) * 2006-01-17 2007-07-26 The Yokohama Rubber Co., Ltd. 低透過性ゴム積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5992486A (en) * 1994-09-13 1999-11-30 Gunze Limited Laminate gas barrier layer for pneumatic tires
US6079465A (en) * 1995-01-23 2000-06-27 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Polymer composition for tire and pneumatic tire using same
JP3150561B2 (ja) * 1995-01-25 2001-03-26 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
EP0952010B1 (en) * 1995-01-27 2009-03-18 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire and process for production thereof
JP3126286B2 (ja) * 1995-03-15 2001-01-22 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
KR100229594B1 (ko) * 1995-03-24 1999-11-15 하기와라 세이지 공기타이어
EP0761477B1 (en) * 1995-03-24 2002-08-07 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
JP3159886B2 (ja) 1995-03-24 2001-04-23 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
KR100267881B1 (ko) * 1995-11-02 2001-04-02 하기와라 세이지 열가소성 탄성중합체 조성물 및 제조방법 및 그것을 사용한 저투과성호스
KR100272125B1 (ko) * 1996-05-29 2000-11-15 하기와라 세이지 저투과성 열가소성 엘라스토머 조성물을 기체 투과 방지층에 사용하는 공기 주입 타이어 및 이에 사용하는 열가소성 엘라스토머 조성물
WO1999016823A1 (en) * 1997-09-29 1999-04-08 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
WO1999036471A1 (fr) * 1998-01-13 1999-07-22 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Composition elastomere thermoplastique, son procede de production, pneumatique et tube fabrique avec ce dernier
JP4524965B2 (ja) 2001-07-13 2010-08-18 横浜ゴム株式会社 熱可塑性エラストマー組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
US7117911B2 (en) * 2001-09-05 2006-10-10 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire having run flat capability
CN100491140C (zh) * 2002-10-08 2009-05-27 住友橡胶工业株式会社 无内胎轮胎
EP1647420A1 (en) * 2003-07-17 2006-04-19 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire with improved durability

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01314164A (ja) * 1988-04-11 1989-12-19 Hercules Inc 空気入り物品用気体遮断構造物
JPH08216610A (ja) * 1995-02-16 1996-08-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JPH09314752A (ja) * 1996-05-29 1997-12-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム・熱可塑性エラストマー積層体
JPH11240108A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The 積層体およびこれを使用したタイヤ
JP2004176048A (ja) * 2002-11-13 2004-06-24 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ用インナーライナー及び空気入りタイヤ
WO2007083785A1 (ja) * 2006-01-17 2007-07-26 The Yokohama Rubber Co., Ltd. 低透過性ゴム積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014017486A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 株式会社ブリヂストン インナーライナー用積層体およびそれを用いたタイヤ
JPWO2014017486A1 (ja) * 2012-07-27 2016-07-11 株式会社ブリヂストン インナーライナー用積層体およびそれを用いたタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5067515B2 (ja) 2012-11-07
US8302648B2 (en) 2012-11-06
US20100186866A1 (en) 2010-07-29
EP2060411B1 (en) 2012-01-25
WO2008029939A1 (fr) 2008-03-13
EP2060411A4 (en) 2010-05-26
CN101511609A (zh) 2009-08-19
JPWO2008029939A1 (ja) 2010-01-21
CN101511609B (zh) 2011-02-16
EP2060411A1 (en) 2009-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5067515B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5071204B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP2172349B1 (en) Pneumatic tire with protective layer
US8202604B2 (en) Pneumatic tire and method of production of same
US8056595B2 (en) Low-permeable rubber laminate and pneumatic tire using same
EP1880871B1 (en) Multilayer body and pneumatic tire using same
KR100913936B1 (ko) 공기 타이어
JP5212117B2 (ja) 空気透過防止層の表面に遮光性保護層を有する空気入りタイヤの製造方法
EP1987962B1 (en) Multilayer body and pneumatic tire using same
JPH11240108A (ja) 積層体およびこれを使用したタイヤ
EP2636543B1 (en) Pneumatic tire
EP2594399A1 (en) Laminated body and pneumatic tyre using same
JP5873291B2 (ja) タイ層を有する空気入りタイヤ及びその製造法
JPWO2014017486A1 (ja) インナーライナー用積層体およびそれを用いたタイヤ
JP2010111174A (ja) 空気入りタイヤ用円筒状積層体および保護フィルム付き空気入りタイヤ
JPH09314752A (ja) ゴム・熱可塑性エラストマー積層体
JP5108201B2 (ja) 粘接着剤組成物、接合体の製造方法及びゴム用セメント
JP2007276235A (ja) タイヤの製造方法
JPH1110779A (ja) ゴム/熱可塑性樹脂積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ、並びにこれらの製造方法
JP5347697B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP7163119B2 (ja) タイヤ用インナーライナーおよび空気入りタイヤ
JP2010047124A (ja) 空気入りタイヤ
JP2021063168A (ja) 熱可塑性樹脂組成物、積層体および空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120411

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120730

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5067515

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees