JP2007276235A - タイヤの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄ゲージ化が可能なガスバリア層を備えるインナーライナーなどとして好適に用いることができ、乗用車用ラジアルタイヤ、トラックバス用ラジアルタイヤ、二輪車用タイヤ等の広範囲な種類のタイヤの製造方法及びタイヤを提供する。
【解決手段】熱可塑性エラストマーの樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、この樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することを特徴とするタイヤの製造方法。
熱可塑性エラストマーの樹脂積層体における20℃、65RH%の酸素透過量が7.6×10-14mol/m2・s・Pa以下とすることが望ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、ガスバリア層を具備するタイヤの製造方法及びタイヤに関する。
近年の省エネルギー化の流れの中で、空気入りタイヤを使用する自動車の燃費削減は大きな社会テーマである。この燃費削減の方策として、タイヤそのものの質量を軽量化することは有効な手段である。
従来より、タイヤの空気圧を一定に保持するためのインナーライナー層には、ブチルゴムのような比較的空気透過性の低いゴムが用いられてきた。しかし、ブチルゴムの空気透過性とタイヤ内面との接着性を考慮すると、インナーライナー層の厚みは1mmを超える厚さとなり、タイヤ質量を増大させる大きな原因となっていた。
これを解決する方法として、タイヤのインナーライナーをより高バリアの熱可塑性樹脂からなるフィルムに置き換えるという解決方法が知られている。例えば、1)エチレン含有量20〜70モル%、ケン化度85モル%以上のエチレン−ビニルアルコール共重合体60〜99質量%及び疎水性可塑材1〜40質量%からなる樹脂組成物からなるタイヤ内面用インナーライナー(例えば、特許文献1参照)、2)エチレン含有量25〜50モル%のエチレン−ビニルアルコール共重合体100重量部に対して、エポキシ化合物1〜50重量部を反応させて得られる変性エチレン−ビニルアルコール共重合体からなる空気入りタイヤ用インナーライナー(例えば、特許文献2参照)が知られている。
しかしながら、いずれのインナーライナーも、予め、フィルム状に製膜したエチレン−ビニルアルコール系共重合体組成物を接着剤等でタイヤ内面に貼着するものであるので、タイヤにおいてガスバリア層同士のジョイント部があるため、ジョイント割れの問題があると共に、タイヤのユニフォミティも悪かった。また、いずれの工程も接着剤作製と塗布工程が必須となるため、従来に較べ、有機溶媒の使用による環境負荷の増大、作業工程の煩雑化、材料の増加によるコストアップの課題がある。そこで、上記の各課題を解決するタイヤの製造方法が切望されているのが現状である。
特開2002−52904号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2004−176048号公報(特許請求の範囲、実施例等)
本発明は、上記従来技術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、タイヤのユニフォミティに優れ、ジョイント部からのエア洩れ及びジョイント割れに起因するエア洩れを防止すると共に、環境負荷の低減、作業工程の簡略化、低コスト化を図ることができるタイヤの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来の課題等を解決するために、鋭意検討した結果、特定構造となる樹脂−ゴム積層体等からなるタイヤ用部材に電子線を照射することにより、上記目的のタイヤの製造方法が得られることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(11)に存する。
(1) 熱可塑性エラストマーの樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、この樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することを特徴とするタイヤの製造方法。
(2) 熱可塑性エラストマーの樹脂積層体における20℃、65RH%の酸素透過量が7.6×10-14mol/m2・s・Pa以下である上記(1)記載のタイヤの製造方法。
(3) 未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、この樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することを特徴とするタイヤの製造方法。
(4) 未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂積層体とゴム組成物部材の間に接着層を介し、この樹脂−接着層−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することを特徴とするタイヤの製造方法。
(5) ゴム組成物が、ブチルゴム(IIR)及び/又はハロゲン化ブチルゴムを含むことを特徴とする上記(1)〜(4)の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
(6) ゴム組成物が、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム以外のゴム成分を含むことを特徴とする上記(1)〜(4)の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
(7) 熱可塑性エラストマーに架橋促進剤が含有されていることを特徴とする上記(1)又は(2)記載のタイヤの製造方法。
(8) 電子線の照射量が5〜500kGyであることを特徴とする上記(1)〜(7)の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
(9) 電子線の照射量が50〜300kGyであることを特徴とする上記(1)〜(7)の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
(10) タイヤ部材がインナーライナーであることを特徴とする上記(1)〜(9)の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
(11) 上記(1)〜(10)の何れか一つに記載の製造方法により製造されたことを特徴とするタイヤ。
本発明によれば、薄ゲージ化が可能なインナーライナーなどとして好適に用いることができ、接着剤を用いない場合、溶解時に使用する有機溶媒を必要とせず、環境負荷への低減ができ、また、溶解、塗布工程をなくすことで低コスト化が可能となり、更にタイヤ成型前に電子線架橋するため、加硫時間の短縮、フィルム−フィルムジョイントの耐剥がれ性を向上でき、また、ゴム種ごとに接着剤を開発する必要もない利点を有するタイヤの製造方法が提供される。
以下に、本発明の実施形態を発明ごとに詳しく説明する。
本第1発明のタイヤの製造方法は、熱可塑性エラストマーの樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、この樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することを特徴とするものである。
本第1発明の具体的実施形態としては、熱可塑性エラストマーの樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、この樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することにより空気入りタイヤのインナーライナーとして使用することができる。
本第1発明において、熱可塑性エラストマーの樹脂積層体は、タイヤ性能に必要なガスバリア性能を充分保持するために用いるものであり、例えば、熱可塑性ウレタン系エラストマー、ポリスチレン−ポリ(エチレン/ブチレン)ブロック−ポリスチレン共重合体、ナイロン6、ナイロン6,6、ポリブタジエン(PB)、無水マレイン酸変性ポリエチレン(PE)、無水マレイン酸変性ポリプロピレン(PP)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、変性EVOHなどを積層したものが挙げられる。
好ましくは、耐久性、ゴムとの接着力の点から、熱可塑性ウレタン系エラストマー層とガスバリア性に優れる未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)積層したもの、変性又は未変性EVOHに無水マレイン酸変性PEを上下に積層したもの、ナイロン6/変性又は未変性EVOH/ナイロン6などが挙げられる。
また、上記熱可塑性エラストマーには、電子線架橋効率を高めるために、架橋促進剤を含有することが好ましい。
架橋促進剤としては、例えば、アクリル酸n−ブチル、1,4−ブタンジオール−アクリレート(BDDA)や1,6−へキサンジオール−アクリレート(HDDA)などの少なくとも1種(各単独又は2種以上の混合物)が挙げられる。
この架橋促進剤の含有量としては、更に電子線架橋効率を高めるために、熱可塑性エラストマー100質量部に対して、1〜10質量部とすることが好ましい。
更に、熱可塑性エラストマーの樹脂積層体における20℃、65RH%における酸素透過量が7.6×10-14mol/m2・s・Pa以下であることが好ましく、更に好ましくは、3.8×10-14mol/m2・s・Pa以下であることがより好ましい。
上記酸素透過量以下にする方法としては、例えば、変性EVOHと熱可塑性ウレタンエラストマーとの積層体を用いることにより、行うことができる。
この熱可塑性エラストマーの樹脂積層体の厚さは、40〜180μmとすることが好ましい。
この厚さが、40μm未満の場合、タイヤ性能に必要なガスバリア性能を充分保持できなくなり、一方、この厚さが180μmを越える場合、タイヤ性能に必要なガスバリア性能を充分保持できるが、コスト、現在用いられている空気入りタイヤに対して重量低減のメリットが小さくなる。
本第1発明において、ゴム組成物部材は、タイヤ用部材本体をなすものであり、例えば、インナーライナー用であれば、ゴム組成物が、ブチルゴム(IIR)及び/又はハロゲン化ブチルゴムを含むこともの、または、ゴム組成物が、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム以外のゴム成分を含むものが挙げられる。ブチルゴム(IIR)以外のゴム成分としては、例えば、天然ゴム、二トリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、クロルスルホン化ポリエチレン(CSM)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレン(IR)等が挙げられ、特に、NR、SBRが好ましい。これらのゴムは1種を単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。
上記熱可塑性エラストマーの樹脂積層体とゴム組成物部材とを貼り合わせる手段としては、そのまま貼り合わせることができ、また、接着層を介して貼り合わせることができる。
接着層に用いられるエラストマーとしては、例えば、二トリルゴム(NBR)、ポリスチレン−ポリ(エチレン/ブチレン)ブロック−ポリスチレン共重合体(SEBS)、ポリスチレン−ポリ(エチレン−エチレン/ブチレン)ブロック−ポリスチレン共重合体(SEEPS)、ポリスチレン−ポリ(エチレン/プロピレン)ブロック−ポリスチレン共重合体(SEPS)、ポリスチレン−ポリ(エチレン−エチレン/プロピレン)ブロック共重合体(ポリスチレン−ポリ(エチレン/プロピレン)ブロック共重合体(SEP)、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム(EPDM)、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、クロロプレンゴム(CR)、クロルスルホン化ポリエチレン(CSM)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、天然ゴムなどを用いて、これら所定のゴム成分を一種以上含む接着剤を作成し熱可塑性エラストマーの樹脂積層体に塗布しゴムと貼り合わせることができる。特に、好ましい接着層に用いられるエラストマーとしては、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)が望ましい。
本第1発明では、上記熱可塑性エラストマーの樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、この樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することによりタイヤ用部材、例えば、タイヤ用インナーライナーが得られることとなる。
このタイヤ用部材の架橋構造を形成させる方法としては、電子線照射装置にタイヤ用部材を導入し、電子線を照射する方法が挙げられる。電子線の照射線量に関しては特に限定されないが、好ましくは、5〜500kGyであることが好ましい。
この照射線量が5kGy未満であると、架橋が進み難くなる。一方、照射線量が500kGyを越えると、タイヤ用部材の劣化が進行しやすくなる。より好適には照射線量の範囲は50〜300kGyである。
得られる樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材として用いる場合、その厚さは、500〜4000μmとすることが好ましい。
この厚さが、500μm未満の場合、タイヤ使用後の内圧保持性が使用前に対比し大きく低下してしまう虞がある。一方、この厚さが4000μmを越える場合、現在用いられている空気入りタイヤに対して重量低減のメリットが小さくなる。タイヤ用部材のガスバリア性、耐屈曲性、耐疲労性、及び空気入りタイヤの重量低減の観点から熱可塑性エラストマーの樹脂積層体の厚さは40〜180μmがより好ましい。
また、上記した破断、亀裂、及びクラックが発生するのは、主に屈曲による変形の大きいサイド部である。そのため、サイド部のみ熱可塑性エラストマーからなる補助層を設けてもよいものである。
本第1発明において、得られた樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材がインナーライナーである場合、このタイヤ用部材を用い、常法(未加硫タイヤの内面の全範囲にわたってインナーライナーを配設し加硫すること)により空気入りタイヤが製造することができる。
本第1発明によれば、薄ゲージ化が可能なインナーライナーなどとして好適に用いることができ、接着剤を用いない場合、溶解時に使用する有機溶媒を必要とせず、環境負荷への低減ができ、また、溶解、塗布工程をなくすことで低コスト化が可能となり、更にタイヤ成型前に電子線架橋するため、加硫時間の短縮、フィルム−フィルムジョイントの耐剥がれ性を向上でき、また、ゴム種ごとに接着剤を開発する必要もない利点を有するタイヤの製造方法が提供されることとなる。
次に、本第2発明は、未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、または、上記樹脂積層体とゴム組成物部材の間に接着層を介し、この樹脂−接着層−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することを特徴とするタイヤの製造方法である。
未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)は、特に制限はないが、ガスバリア性の面からは、好適な共重合比率があり、特にエチレン共重合比率(EVOH樹脂を構成するエチレンとビニルアルコールとの合計に対するエチレンの割合(モル%))が27〜47モル%、特に35〜45モル%の範囲であることが好ましい。
更に、本第2発明に用いるEVOHのケン化度は、好ましくは90%以上である。ケン化度は、より好ましくは95%以上であり、さらに好ましくは98%以上であり、最適には99%以上である。ケン化度が90%未満では、ガスバリア性及び空気入りタイヤ用インナーライナー成形時の熱安定性が不充分となる虞がある。
更に、用いるEVOHの好適なメルトフローレート(MFR)(190℃、2160g荷重下)は、0.1〜30g/10分であり、より好適には0.3〜25g/10分である。但し、EVOHの融点が190℃付近あるいは190℃を超えるものは2160g荷重下、融点以上の複数の温度で測定し、片対数グラフで絶対温度の逆数を横軸、MFRの対数を縦軸にプロットし、190℃に外挿した値で表す。
この未変性又は変性EVOHを含む樹脂積層体は、タイヤ性能に必要なガスバリア性能を充分保持するために用いるものであり、例えば、EVOHと熱可塑性エラストマーとの積層体、変性又は未変性EVOHに無水マレイン酸変性PEを上下に積層したもの、ナイロン6/変性又は未変性EVOH/ナイロン6などが挙げられ、EVOHからなる層が、少なくとも1層以上の接着剤層を介して熱可塑性エラストマー層に貼り合わせられることができる。
EVOHは、−OH基を有するため、比較的ゴムとの接着を確保するのが容易である。例えば、塩化ゴム・イソシアネート系の接着剤を接着層に用いれば、タイヤに使用されているゴム組成物との接着が確保できる。
この積層(多層)構造体の層構成としては、EVOHからなる層をC、エラストマーからなる層(D)をD1、D2、接着層をAdで表すと、C/D1、D1/C/D1、C/Ad/D1、D1/Ad/C/Ad/D1、D1/C/D1/D2、D1/C/D1/Ad/D2等が挙げられるが、これに限定されない。D1、D2は、それぞれ異なるエラストマーからなる層を示す。それぞれの層は単層であってもよいし、場合によっては多層であってもよい。また、用いられるEVOH、熱可塑性エラストマー及び接着層は一種類であってもよいし、場合によっては多種類であってもよい。
上記に示す多層構造体を製造する方法は、特に限定されない。例えば、EVOHからなる成形物(フィルム、シート等)にエラストマー及び接着層を溶融押出する方法、逆にエラストマーの基材にEVOH及び接着層を溶融押出する方法、変性EVOHとエラストマー層(D)(及び必要に応じて接着層)とを共押出成形する方法、変性EVOHより得られた成形物とエラストマーのフィルム、シートとを接着層を用いてラミネートする方法等が挙げられる。
この未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂積層体は、20℃、65RH%における酸素透過量が7.6×10-14mol/m2・s・Pa以下であることが好ましく、更に好ましくは、3.8×10-14mol/m2・s・Pa以下であることがより好ましい。
上記酸素透過量以下にする方法としては、例えば、変性EVOHと熱可塑性ウレタンエラストマーとの積層体を用いることにより、行うことができる。
この未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂積層体の厚さは、40〜180μmとすることが好ましい。
この厚さが、40μm未満の場合、タイヤ性能に必要なガスバリア性能を充分保持できなくなり、一方、この厚さが180μmを越える場合、タイヤ性能に必要なガスバリア性能を充分保持できるが、コスト、現在用いられている空気入りタイヤに対して重量低減のメリットが小さくなる。
本第2発明において、ゴム組成物部材は、上記第1発明と同様のものが用いられる。また、上記未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂積層体とゴム組成物部材とを貼り合わせる手段としては、接着層を介して貼り合わせることができる。
接着層としては、上記第1発明と同様のものNBR〜天然ゴムなどを用いて、これら所定のゴムを一種以上を含む接着剤を作成し、熱可塑性エラストマーの樹脂積層体に塗布しゴムと貼り合わせることができる。特に、接着層に用いられるエラストマーとしては、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)が望ましい。
本第2発明では、上記未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、または、接着層を介して、樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することによりタイヤ用部材、例えば、タイヤ用インナーライナーが得られることとなる。
このタイヤ用部材の架橋構造を形成させる方法としては、電子線照射装置にタイヤ用部材を導入し、電子線を照射する方法が挙げられる。電子線の照射量に関しては特に限定されないが、好ましくは、上記第1発明と同様に、5〜500kGyであることが好ましい。
この照射量が5kGy未満であると、架橋が進み難くなる。一方、照射量が500kGyを越えると、タイヤ用部材の劣化が進行しやすくなる。より好適には照射量の範囲は50〜300kGyである。
得られる第2発明の樹脂−ゴム積層体、又は、樹脂−接着層−ゴム積層体からなるタイヤ用部材をインナーライナーとして用いる場合、その厚さは、上記第1発明と同様に、500〜4000μmとすることが好ましい。
本第2発明において、得られた樹脂−ゴム積層体、または、樹脂−接着層−ゴム積層体からなるタイヤ用部材がインナーライナーである場合、このタイヤ用部材を用い、常法(未加硫タイヤの内面の全範囲にわたってインナーライナーを配設し加硫すること)により空気入りタイヤを製造することができる。
本第2発明によれば、薄ゲージ化が可能なガスバリア性に優れるEVOH層を含む積層体を用いるので、インナーライナーなどとして好適に用いることができ、接着剤を用いない場合、溶解時に使用する有機溶媒を必要とせず、環境負荷への低減ができ、また、溶解、塗布工程をなくすことで低コスト化が可能となり、更にタイヤ成型前に電子線架橋するため、加硫時間の短縮、フィルム−フィルムジョイントの耐剥がれ性を向上でき、また、ゴム種ごとに接着剤を開発する必要もない利点を有するタイヤの製造方法が提供されることとなる。
次に、本発明を実施例及び比較例により、更に詳細に説明するが、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
なお、タイヤのガスバリア指数、加硫時間INDEXは、下記の各方法によって測定した。
1.ガスバリア指数
実施例1〜12及び比較例1〜2の14種類の乗用車用空気入りラジアルタイヤについて、空気圧140kPaで80km/hの速度に相当する回転数のドラム上に加重6kNを押し付けて、10,000km走行実施した。上記条件で走行したタイヤを用い、内圧保持性を欠き条件で評価した。内圧保持性は、試験タイヤを6JJ×15のリムに装着した後、内圧240kPa充填、3ヶ月後の内圧を測定することで評価し、下記式にて、ガスバリア指数として指数化した。
ガスバリア性指数=〔(240−b)/(240−a)〕×100
上記式中のaはガスバリア指数の3ヶ月後内圧、bは比較例1の走行タイヤの3ヶ月後内圧を表す。
2.加硫時間INDEX
加硫時間INDEXは、比較例1の加硫時間を100として指数表示した。加硫時間INDEXの指数が100より低いほど加硫時間の短縮となることを意味する。
3.剥離抗力の測定方法
積層体について、JIS K 6854−1999に準拠してT型剥離試験を行い剥離抗力を測定した。
製造例1(変性EVOHの合成)
加圧反応槽に、エチレン含量44モル%、ケン化度99.9モル%の未変性EVOH〔メルトフローレート:5.5g/10分(190℃、21.18N(2160g)荷重下)〕2質量部及びN−メチル−2−ピロリドン8質量部を仕込み、120℃で、2時間加熱攪拌することにより、変性EVOHを完全に溶解させた。
これに、エポキシ化合物としてグリシドール0.4質量部を添加後、160℃で4時間加熱した。加熱終了後、蒸留水100質量部に析出させ、多量の蒸留水で充分にN−メチル−2−ピロリドン及び未反応のグリシドールを洗浄し、変性EVOHを得た。
更に、得られた変性EVOHを粉砕機で粒子径2mm程度に細かくした後、再度多量の水蒸留水で充分に洗浄した。洗浄後の粒子を8時間室温で真空乾燥した後、2軸押出機を用いて200℃で溶融し、ペレット化した。
製造例2(接着層用塗布液の調製)
下記表1に記載した各成分の質量部を、有機溶媒としてのトルエン1000質量部に加え、溶解又は分散して接着層用塗布液を調製した。
Figure 2007276235
製造例3(ブチルゴム組成物層用配合組成物の調製)
下記表2に示す配合処方により調製した。
Figure 2007276235
製造例4(天然ゴム組成物層用配合組成物の調製)
下記表3に示す配合処方により調製した。
Figure 2007276235
(電子線照射方法)
日新ハイボルテージ株式会社製電子線照射装置「生産用キュアトロンEBC200−100」を使用して、加速電圧200kV、照射線量は下記表4及び5に示す条件にて電子線照射し架橋処理を施した。
(比較例1)
未加硫タイヤの内面の全範囲にわたって厚さ1000μmの製造例3(表2に示す配合組成)のブチルゴム組成物層をインナーライナーとして配設したが、ガスバリア層を配設しなかった。次に、未加硫タイヤを通常の加硫条件で加硫し、乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間を評価した。
(比較例2)
製造例1で得た電子線照射していない変性EVOHのペレットを用いて、40mmφ押出機(プラスチック工学研究所製PLABOR GT−40−A)とTダイからなる製膜機を用いて、下記押出条件で製膜し、厚さ20μmの単層フィルムを得た。
形式:単軸押出機(ノンベルトタイプ)
L/D:24
口径:40mmφ
スクリュー:一条フルフライトタイプ、表面窒化鋼
スクリュー回転数:40rpm
ダイス:550mm幅コートハンガーダイ
リップ間隔:0.3mm
シリンダー、ダイ温度設定:C1/C2/C3/アダプター/ダイ=180/200/210/210/210(℃)
予め、未加硫タイヤの内面の全範囲にわたって厚さ1000μmの製造例3(表2に示す配合組成)のブチルゴム組成物層を配設した後、製造例2で得た接着層用塗布液をブチルゴム組成物層表面に塗布し、乾燥して接着層を配設した。その後、上記の単層フィルムを接着層表面に配設した。配設にあたり、フィルム同士を接合してジョイント部を設けた。
次に、未加硫タイヤを通常の加硫条件により加硫し、乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例1)
上記比較例2で作製した変性EVOH(電子線照射前)のフィルム(厚さ20μm)を0.5mmにシーティングした製造例3(表2に示す配合組成)のブチル配合ゴム層に貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例2)
上記比較例2で作製した変性EVOH(電子線照射前)のフィルム(厚さ20μm)上に製造例2(表1に示す配合組成)接着剤を塗布し、その後に製造例3(表2に示す配合組成)のブチル配合ゴム層を接着剤側に貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例3)
上記比較例2で作製した変性EVOH(電子線照射前)のフィルム(厚さ20μm)を0.5mmにシーティングした製造例4(表3に示す配合組成)NR配合ゴムに貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例4)
上記比較例2で作製した変性EVOH(電子線照射前)のフィルム(厚さ20μm)上に製造例2(表1に示す配合組成)の接着剤を塗布し、その後に製造例4(表3に示す配合組成)NR配合ゴムを接着剤側に貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例5)
熱可塑性ポリウレタン(クラレ社製、クラミロン3190、以下、「TPU」という)/比較例2の変性EVOH/TPU(電子線照射前)のフィルム(厚さ60μm)を0.5mmにシーティングした製造例3(表2に示す配合組成)のブチル配合ゴム層に貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例6)
TPU/比較例2の変性EVOH/TPU(電子線照射前)のフィルム(厚さ60μm)上に製造例2(表1に示す配合組成)の接着剤を塗布し、その後に製造例3(表2に示す配合組成)のブチル配合ゴム層を接着剤側に貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例7)
TPU/比較例2の変性EVOH/TPU(電子線照射前)のフィルム(厚さ60μm)を0.5mmにシーティングした製造例4(表3に示す配合組成)のNR配合ゴム層に貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例8)
TPU/比較例2の変性EVOH/TPU(電子線照射前)のフィルム(厚さ60μm)上に製造例2(表1に示す配合組成)の接着剤を塗布し、その後に製造例4(表3に示す配合組成)のNR配合ゴム層を接着剤側に貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例9)
未変性EVOH(電子線照射前)のフィルム(厚さ20μm)を0.5mmにシーティングした製造例3(表2に示す配合組成)のブチル配合ゴム層に貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例10)
TPU/比較例2の変性EVOH+熱可塑性エラストマー/TPU(電子線照射前)のフィルム(厚さ60μm)を0.5mmにシーティングした製造例3(表2に示す配合組成)のブチル配合ゴムに貼り合わせた後、電子線照射し、インナーライナーとなるタイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
なお、上記熱可塑性エラストマーは、SEBS〔ポリスチレン−ポリ(エチレン/ブチレン)ブロック−ポリスチレン共重合体(商品名「セプトン S8076」、以下同様)〕である。
(実施例11)
TPU/比較例2の変性EVOH+セプトン/TPU(電子線照射前)のフィルム(厚さ60μm)上に、製造例2(表1に示す配合組成)接着剤を塗布し、その後に製造例3(表2に示す配合組成)のブチル配合ゴム層を接着剤側に貼り合わせた後、電子線照射し、タイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
(実施例12)
TPU/比較例2の変性EVOH+セプトン/TPU(電子線照射前)のフィルム(厚さ60μm)上に、製造例2(表1に示す配合組成)接着剤を塗布し、その後に製造例3(表2に示す配合組成)のブチル配合ゴム層を接着剤側に貼り合わせた後、電子線照射し、タイヤ成型前部材を得て、上記比較例1と同様にして乗用車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)を得た。このタイヤのガスバリア指数及び加硫時間INDEXを評価した。
なお、加硫促進剤(アクリル酸n−ブチル、東京化成社製)をTPU100質量部に対して、3質量%配合。
Figure 2007276235
Figure 2007276235
上記表4及び表5の結果から明らかなように、実施例1〜12の乗用車用空気入りタイヤは、比較例1〜2の乗用車用空気入りタイヤに較べ、ガスバリア性に優れ、加硫時間も短縮できることが判明した。
本発明方法は、薄ゲージ化が可能なガスバリア層を備えるインナーライナーなどとして好適に用いることができ、乗用車用ラジアルタイヤばかりでなく、トラックバス用ラジアルタイヤ、二輪車用タイヤ等の広範囲な種類のタイヤの製造方法として好適に用いられる。

Claims (11)

  1. 熱可塑性エラストマーの樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、この樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することを特徴とするタイヤの製造方法。
  2. 熱可塑性エラストマーの樹脂積層体における20℃、65RH%の酸素透過量が7.6×10-14mol/m2・s・Pa以下である請求項1記載のタイヤの製造方法。
  3. 未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂積層体をゴム組成物部材に貼り合わせ、この樹脂−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することを特徴とするタイヤの製造方法。
  4. 未変性又は変性エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂積層体とゴム組成物部材の間に接着層を介し、この樹脂−接着層−ゴム積層体からなるタイヤ用部材に電子線を照射することを特徴とするタイヤの製造方法。
  5. ゴム組成物が、ブチルゴム(IIR)及び/又はハロゲン化ブチルゴムを含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
  6. ゴム組成物が、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム以外のゴム成分を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
  7. 熱可塑性エラストマーに架橋促進剤が含有されていることを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤの製造方法。
  8. 電子線の照射量が5〜500kGyであることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
  9. 電子線の照射量が50〜300kGyであることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
  10. タイヤ用部材がインナーライナーであることを特徴とする請求項1〜9の何れか一つに記載のタイヤの製造方法。
  11. 請求項1〜10の何れか一つに記載の製造方法により製造されたことを特徴とするタイヤ。
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