JP2012129392A - フレーム組立体、半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

フレーム組立体、半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一対の端子板の各長手方向の一端部を半導体チップに電気接続してなる半導体装置を、リードフレームにより製造しても、半導体装置を省電力で駆動できるようにし、かつ、半導体装置の製造に使用するリードフレームの汎用性を向上させる。
【解決手段】各長手方向の一端部52,62が間隔をあけて隣り合うように前記長手方向に配列される一対の端子板5,6、及び、一対の端子板の他端部51,61に接続されて一対の端子板を一体に連結する枠体部、を有するリードフレームと、少なくとも一方の端子板の一端部のうち端子板の厚さ方向に面するいずれか一方の端面に接合されて、一対の端子板と半導体チップ9とを電気接続する導電性の内部接続板3,4と、を備え、内部接続板は、前記一方の端面に重なる積層板部31,41と、前記一方の端面の周縁から外側に延びる延出板部32,42とを有する半導体装置製造用のフレーム組立体1を提供する。
【選択図】図2

Description

この発明は、半導体装置、その製造に使用するフレーム組立体、及び、半導体装置の製造方法に関する。
従来の半導体装置には、例えば特許文献1のように、一対の端子板の各長手方向の一端部(インナーリード部)を半導体チップに電気接続した上で、これら一対のインナーリード部及び半導体チップをモールド樹脂により封止し、さらに、一対の端子板の他端部(アウターリード部)をモールド樹脂から互いに逆向きに突出させたものがある。すなわち、この半導体装置では、一対の端子板がその長手方向に配列されている。なお、この半導体装置では、通電時に半導体チップにおいて生じた熱を効率よく外方に逃がすことができるように、各端子板に折り曲げ加工を施して、インナーリード部をアウターリード部よりも低く位置させている。
また、この種の半導体装置では、例えば図13に示すように、第一端子板201のインナーリード部211自体に半導体チップ203を搭載した上で、導電性を有するボンディングワイヤや接続板等の接続子204により半導体チップ203と第二端子板202のインナーリード部221とを電気接続したものも考えられている。なお、図13において、符号205はモールド樹脂を示している。
特開2009−238804号公報
ところで、このような半導体装置は、その製造に際して一対の端子板201,202の相対的な位置決め精度が要求されるため、図14(a)に示すように、導電性板材に一対の端子板201,202を一体に形成したリードフレームを用いて製造することが考えられる。
しかしながら、上述した構成の半導体装置では、一対の端子板201,202がその長手方向に配列されていることから、リードフレームの状態において各端子板201,202のインナーリード部211,221をアウターリード部212,222よりも低く位置させるように各端子板201,202に折り曲げ加工を施した場合にはリードフレームの性質上、図14(b)に示すように、一対のインナーリード部211,221間の距離(ピッチ)P2が長くなってしまう。
この場合、第一端子板201のインナーリード部211に搭載された半導体チップ203と第二端子板202のインナーリード部221とを接続する接続子204の長手寸法が長くなることに伴って接続子204の電気抵抗が大きくなり、その結果として、半導体装置を省電力で駆動することが困難となる。
また、リードフレームを用いて半導体装置を製造する場合には、半導体装置の仕様に合わせて、端子板201,202の形状や大きさ、あるいは、一対の端子板201,202のインナーリード部211,221の相対的な位置などを適宜設定した専用のリードフレームを用意する必要があるため、リードフレームの汎用性が低い、という問題もある。
例えば、半導体装置に要する半導体チップ203のサイズが大電流ダイオード等のように大型である場合には、大型の半導体チップ203に対応するように、第一端子板201を大きく設定したり、第一端子板201の大きさに伴って一対のアウターリード部212,222間の距離を大きく設定したりする必要があるため、リードフレーム全体の大きさを変更する必要がある。なお、大型の半導体チップ203に対応するリードフレームを用いれば、小型の半導体チップ203を備えた半導体装置を製造することも可能であるものの、接続子204の長手寸法がさらに長くなってしまうため、前述した半導体装置の省電力駆動がさらに困難となる。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、半導体装置の省電力駆動を可能とし、さらに、半導体装置の製造に用いるリードフレームの汎用性向上を図ることが可能なフレーム組立体、これを用いて製造される半導体装置、及び、半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のフレーム組立体は、一対の端子板の各長手方向の一端部を半導体チップに電気接続した上で、前記一対の端子板の一端部及び前記半導体チップをモールド樹脂により封止し、前記一対の端子板の他端部を前記モールド樹脂から互いに逆向きに突出させてなる半導体装置の製造に用いるものであって、導電性板材に、一対の前記一端部が間隔をあけて隣り合うように前記長手方向に配列された前記一対の端子板、及び、一対の前記他端部に接続されて前記一対の端子板を一体に連結する枠体部、を形成してなるリードフレームと、少なくとも一方の前記端子板の前記一端部のうち前記端子板の厚さ方向に面するいずれか一方の端面に接合されて、前記一対の端子板と前記半導体チップとを電気接続する導電性の内部接続板と、を備え、前記内部接続板は、前記一方の端面に重なる積層板部と、前記一方の端面の周縁から外側に延びる延出板部とを有することを特徴とする。
なお、前記フレーム組立体においては、前記一方の端子板に接合された前記内部接続板が、前記半導体チップを搭載する搭載板であってもよい。
これらのフレーム組立体によれば、半導体装置の製造に際して各端子板の一端部が他端部よりも低く位置するように各端子板に折り曲げ加工が施されたとしても、一方の端子板の一端部には、その一方の端面の周縁から外側に延びるように接合された内部接続板が接合されているため、内部接続板を他方の端子板の一端部に近づけて配置することが可能である。すなわち、内部接続板と他方の端子板との距離(ピッチ)を小さく設定することができる。
したがって、搭載板をなす内部接続板の延出板部に半導体チップを搭載すれば、半導体チップと他方の端子板の一端部とを電気接続するワイヤ等の接続子の長さを短く設定することが可能となる。また、半導体チップを他方の端子板の一端部に搭載したとしても、接続子の両端を半導体チップ及び内部接続板の延出板部に接合することで、接続子の長さを短く設定できる。その結果として、接続子の電気抵抗を小さく抑えて、半導体装置を省電力で駆動することが可能となる。
さらに、このフレーム組立体によれば、搭載板をなす内部接続板に半導体チップを直接接合する場合に、様々な形状や大きさの内部接続板を一方の端子板の一端部に接合するだけで、様々な大きさや形状の半導体チップを内部接続板に搭載することが可能となる。また、内部接続板に接続子を直接接合する場合であっても、様々な形状や大きさの内部接続板を一方の端子板の一端部に接合するだけで、接続子の接合位置を自由に変更することができる。
したがって、少なくとも内部接続板を接合する一方の端子板が同一形状とされたリードフレームを用いて、様々な仕様の半導体装置を製造することが可能となる。すなわち、リードフレームの汎用性を向上させることができる。
そして、前記フレーム組立体においては、一対の前記一端部に、別個の前記内部接続板が接合されていることがより好ましい。言い換えれば、一方の端子板の一端部だけではなく、他方の端子板にも内部接続板が接合されていることが好ましい。
この構成では、一対の端子板に個別に接合される一対の内部接続板の形状や大きさを適宜変更するだけで、様々な大きさや形状の半導体チップを一方の内部接続板に搭載でき、かつ、内部接続板に対する半導体チップや接続子の接合位置も自由に変更することができる。
したがって、一対の端子板が同一形状とされ、かつ、一対の端子板の相対位置も同一とされたリードフレームを用いて、様々な仕様の半導体装置を製造することが可能となる。すなわち、リードフレームの汎用性をさらに向上させることができる。
また、前記フレーム組立体においては、前記一対の端子板を、その幅方向に互いに間隔をあけて複数組配列し、前記幅方向に隣り合う前記端子板同士を、同一の前記内部接続板によって電気接続してもよい。
この場合、半導体装置では、前記幅方向に配列された複数の端子板が同一の役割を持つ外部端子として機能することになる。すなわち、一対の端子板をその幅方向に複数組配列しておけば、幅方向に隣り合う端子板同士を同一の内部接続板によって電気接続する等して、様々な種類の回路構成を有する半導体装置を製造することが可能となる。したがって、リードフレームの汎用性をさらに向上させることができる。
さらに、前記一方に接合された前記内部接続板を前記搭載板とした前記フレーム組立体においては、前記搭載板が、前記端子板よりも薄い板状に形成されているとよい。
この構成によれば、半導体チップが端子板よりも厚さの薄い搭載板に接合されることで、通電による半導体チップの熱や半導体装置外部からの熱などに基づいて半導体装置が加熱冷却されたとしても、半導体チップを端子板に接合する場合と比較して、半導体チップにかかる応力を緩和することができる。
本発明の構成によって半導体チップにかかる応力を緩和できる理由としては、搭載板が端子板よりも薄く形成されていることで、半導体装置の加熱冷却に基づいて搭載板がその端面に沿う方向に伸縮しようとする力が、端子板がその端面に沿う方向に伸縮しようとする力よりも小さくなっていることが考えられる。また、搭載板を端子板と別個に形成していることで、端子板が伸縮しようとする力が、端子板と重ならない搭載板の延出板部、及び、これに接合される半導体チップに伝わり難くなっていることが考えられる。
また、前記フレーム組立体においては、前記積層板部と前記一端部とが、かしめによって接合されていることが好ましい。
さらに、前記積層板部と前記端子板とをかしめ接合するかしめ部は、前記積層板部及び前記端子板に複数形成されているとより好ましい。
なお、前記かしめ部は、内部接続板及び端子板のいずれか一方に形成される突起部と、他方に形成されて前記突起部を挿通する挿通孔とによって構成されるものであり、かしめ接合は、前述した突起部を挿通孔に挿通させた上で突起部の先端部分を潰すことにより、内部接続板と端子板とを接合することを意味している。
これらの構成では、端子板に対する内部接続板の位置決め精度が向上し、半導体装置の品質向上を図ることができる。また、端子板に対する内部接続板の位置決めが容易となるため、半導体装置の製造効率を向上させることができる。
特に、前記かしめ部が複数形成されていれば、端子板に対する内部接続板の向きも容易かつ高精度に設定できるため、半導体装置の品質向上及び製造効率の向上をさらに図ることができる。
そして、前記リードフレーム及び前記内部接続板を用いた本発明の半導体装置の製造方法は、前記一端部の前記一方の端面に前記内部接続板の前記積層板部を配した後に、前記内部接続板のうち前記一方の端面と同じ方向に面する搭載面に前記半導体チップを配置することを特徴とする。
この製造方法では、この製造方法では、リードフレームの向きを途中で変更することなく、リードフレーム上に、内部接続板及び半導体チップを順番に配置することができるため、半導体装置の製造効率向上を図ることができる。
そして、前記フレーム組立体を用いて製造される本発明の半導体装置は、前記一対の端子板と、少なくとも前記一方の端子板に接合された前記内部接続板と、当該内部接続板に搭載された半導体チップと、当該半導体チップと他方の端子板の一端部とを電気接続する接続子と、前記一対の端子板の一端部、前記内部接続板、前記半導体チップ及び前記接続子を封止するモールド樹脂と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の端子板を一体に形成したリードフレームを用いて半導体装置を製造しても、半導体装置を省電力で駆動することができる。
また、半導体装置の製造に用いるリードフレームの汎用性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るフレーム組立体を示す上面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図1,2のフレーム組立体により半導体装置を製造する工程の一例を示す斜視図である。 図1,2のフレーム組立体を用いて製造される半導体装置を示す上面図である。 図4のB−B矢視断面図である。 図1,2のフレーム組立体の一変形例を示す上面図である。 図1,2のフレーム組立体の他の変形例を示す上面図である。 図1,2のフレーム組立体の他の変形例を示す上面図である。 本発明の他の実施形態に係るフレーム組立体の要部を示す拡大上面図である。 本発明の他の実施形態に係るフレーム組立体を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るフレーム組立体を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るフレーム組立体を示す断面図である。 従来の半導体装置の一例を示す概略断面図である。 図13の半導体装置の製造に用いるリードフレームの一例を示す上面図であり、(a)は折り曲げ加工前の状態、(b)は折り曲げ加工後の状態を示している。
以下、図1〜5を参照して本発明の一実施形態について説明する。
この実施形態に係るフレーム組立体は、図4,5に示すように、ヒートシンク8、複数の端子板5,6、半導体チップ9及びボンディングワイヤ(接続子)10をモールド樹脂11で封止した構成の半導体装置100の製造に使用するものである。図1,2に示すように、フレーム組立体1は、リードフレーム2及び複数(図示例では四つ)の内部接続板3,4によって構成されている。
リードフレーム2は、銅板をはじめとする導電性板材に、複数(図示例では四つ)の端子板5,6、及び、複数の端子板5,6を一体に連結する板状の枠体部7を形成して大略構成されている。このリードフレーム2は、導電性板材にプレス加工やエッチング加工等を施すことで得られる。
なお、図示例のリードフレーム2には、一つの半導体装置100の製造に要する端子板5,6のユニットが一つだけ形成されているが、例えば、枠体部7を介して複数のユニットが連ねて形成されていてもよい。すなわち、リードフレーム2は、複数の半導体装置100を同時に製造できるように構成されていてもよい。
枠体部7は、平面視矩形状の内縁を有する外枠部71、及び、外枠部71の内縁と複数の端子板5,6とを接続する複数のタイバー72を備えて構成されている。
各端子板5,6は、平面視した外枠部71の内縁から内側に延びるように形成されており、タイバー72に接続される平板状の基端板部(他端部)51,61と、基端板部51,61に対して外枠部71内縁の内側に突出した先端板部(一端部)52,62とを備えている。また、各端子板5,6は、折り曲げ加工を施すことで、先端板部52,62を基端板部51,61や枠体部7に対してリードフレーム2の板厚方向にずらして低く位置させる段差板部53,63を有している。
各端子板5,6の先端板部52,62及び段差板部53,63は、半導体装置100において、半導体チップ9に電気接続されると共にモールド樹脂11によって封止されるインナーリード部となる部分である。一方、基端板部51,61は、モールド樹脂11から外側に突出して半導体チップ9を外部に電気接続するためのアウターリード部となる部分である。なお、枠体部7のタイバー72は、この基端板部51,61の幅方向(導電性板材の面方向に沿って端子板5,6の長手方向に直交する方向)の両側端に接続されており、これによって、各端子板5,6が外枠部71に連結されている。
そして、基端板部51,61側に向く各端子板5,6の先端板部52,62の上面(一方の端面)には、後述する内部接続板3,4をかしめによって接合するための突起部55,65が形成されている。
このように各々形成される複数の端子板5,6は、全て同一形状・大きさに形成され、一対の端子板5,6がタイバー72側から互いに近づく方向に延びるように配されている。すなわち、一対の端子板5,6は、その先端板部52,62が間隔をあけて隣り合うように端子板5,6の長手方向に配列されている。また、このリードフレーム2では、一対の端子板5,6が、その幅方向に互いに間隔をあけて複数組(図示例では二組)配列されている。
各内部接続板3,4は、銅材等の導電性板材を平面視短冊状に形成して大略構成され、端子板5,6を含むリードフレーム2よりも厚さの薄い板状とされている。なお、各内部接続板3,4の板厚は、少なくとも端子板5,6の板厚未満であればよいが、内部接続板3,4が半導体装置100の電気配線として機能することを考慮すれば、半導体装置100としての電気的特性を確保できる程度の厚みを有していることがより好ましく、具体的には、例えば端子板5,6の板厚の1/4以上とすることが好ましい。
各内部接続板3,4は、その長手方向の一端をなして端子板5,6の先端板部52,62の上面に重ねて配される積層板部31,41と、先端板部52,62の上面の周縁から外側に延びる延出板部32,42とを有している。また、積層板部31,41と延出板部32,42との間には、折り曲げ加工を施すことで延出板部32,42を積層板部31,41よりも各内部接続板3,4の板厚方向にずらして低く位置させる段差折曲部33,43が形成されている。なお、積層板部31,41を端子板5,6の先端板部52,62の上面に配した図2の状態では、段差折曲部33,43によって、延出板部32,42の下面が先端板部52,62の下面よりも下方に位置しているが、例えば先端板部52,62の下面と同等の高さ、あるいは、先端板部52,62の下面よりも上方に位置していてもよい。
積層板部31,41には、その厚さ方向に貫通する挿通孔35,45が形成されている。この挿通孔35,45は、前述した端子板5,6の突起部55,65と共に、端子板5,6の先端板部52,62と内部接続板3,4の積層板部31,41とをかしめ接合するかしめ部21,22を構成している。すなわち、積層板部31,41と先端板部52,62とは、突起部55,65を挿通孔35,45に挿通した上で積層板部31,41を先端板部52,62の上面に配し、この状態において突起部55,65の先端部分を潰すことで、かしめ接合されている。
複数の内部接続板3,4は、各端子板5,6にそれぞれ接合されている。そして、一対の端子板5,6にそれぞれ接合される一対の内部接続板3,4は、その延出板部32,42が互いに近づく方向に延びるように配置されている。なお、一対の内部接続板3,4の延出板部32,42は、互いに間隔をあけて配されている。
そして、一対の端子板5,6の一方(第一端子板5)に接合される一方の内部接続板3(第一内部接続板3)は、半導体チップ9を搭載する搭載板をなしている。なお、本実施形態において、半導体チップ9は、第一端子板5の先端板部52の上面と同じ方向に面する第一内部接続板3の延出板部32の上面(搭載面)に接合されるようになっている。
一方、他方の端子板6(第二端子板6)に接合される他方の内部接続板4(第二内部接続板4)は、第二端子板6と半導体チップ9とを電気接続するためのボンディングワイヤ10の一端を接合する接合部をなしている(図5参照)。
この役割の違いにより、一対の端子板5,6の長手方向に沿う第二内部接続板4の延出板部42の長手寸法は、第一内部接続板3の延出板部32よりも小さく設定されている。
次に、上述したフレーム組立体1をなすリードフレーム2及び内部接続板3,4を用いて半導体装置100を製造する方法の一例について説明する。
半導体装置100を製造する際には、予め、平板状の導電性板材にプレス加工やエッチング加工等を施すことで、上記構成のリードフレーム2を用意しておく(フレーム準備工程)。なお、このフレーム準備工程では、各端子板5,6の長手方向の中途部分に折り曲げ加工を施すことで、図2に示すように、各端子板5,6の先端板部52,62を基端板部51,61よりも低く位置させておけばよい(折曲工程)。
次いで、図1,2に示すように、各端子板5,6の先端板部52,62の上面(一方の端面)に、内部接続板3,4の積層板部31,41を接合し(接合工程)、フレーム組立体1を構成する。この接合工程においては、突起部55,65を挿通孔35,45に挿通した上で積層板部31,41を先端板部52,62の上面に配した後に、突起部55,65の先端部分を潰すことで、積層板部31,41と先端板部52,62とかしめ接合すればよい。
その後、図3に示すように、半田によって半導体チップ9を第一内部接続板3の延出板部32の上面(搭載面)に接合する(搭載工程)。ここで、本実施形態の半導体チップ9は、例えばダイオードやトランジスタ等の電子部品であり、平面視矩形の板状に形成されてその上面及び下面の両方に電極パッドを有して構成されている。したがって、この搭載工程後の状態においては、第一端子板5と半導体チップ9とが第一内部接続板3を介して電気接続されている。
さらに、半導体チップ9の上面と第二内部接続板4の延出板部42の上面との間にボンディングワイヤ10を配する(接続工程)。この工程後の状態においては、第二端子板6と半導体チップ9とが第二内部接続板4及びボンディングワイヤ10を介して電気接続されている。
次いで、図4,5に示すように、このフレーム組立体1をヒートシンク8の上面8a上に間隔をあけて配した状態で、ヒートシンク8の上面8a及び側面8c、複数の端子板5,6の先端板部52,62及び段差板部53,63、内部接続板3,4、半導体チップ9、並びに、ボンディングワイヤ10をモールド樹脂11により封止する(樹脂封止工程)。なお、ヒートシンク8は、主に半導体チップ9において生じた熱を効率よく放熱する役割を果たすものである。このヒートシンク8は、少なくとも銅(Cu)、タングステン、モリブデン等の放熱性の高い材料によって形成されていればよいが、例えばこれに加えてNiメッキを施したものでもよい。
この樹脂封止工程後の状態においては、リードフレーム2のうち複数の端子板5,6の基端板部51,61及び枠体部7(図3,4参照)が、モールド樹脂11の外側に位置している。また、ヒートシンク8の下面8bが、モールド樹脂11によって封止されずに外方に露出している。
最後に、枠体部7を端子板5,6の基端板部51,61から切り落とす(切断工程)ことで、図4,5に示す半導体装置100の製造が完了する。この切断工程を実施することで、複数の端子板5,6が互いに電気的に分離されることになる。
以上のようにして製造される半導体装置100は、図4,5に示すように、ヒートシンク8と、一対複数組(図示例では二組)の端子板5,6と、各端子板5,6に個別に接合された複数の内部接続板3,4と、第一内部接続板3の延出板部32に搭載された半導体チップ9と、第二内部接続板4を介して半導体チップ9と第二端子板6の先端板部62とを電気接続するボンディングワイヤ10と、これらヒートシンク8、各端子板5,6の一部、複数の内部接続板3,4、半導体チップ9、及び、ボンディングワイヤ10を封止するモールド樹脂11と、を備えている。
この半導体装置100において、端子板5,6及び内部接続板3,4は、これらの下面がヒートシンク8の上面8aに対向するように、ヒートシンク8の上面8a上に間隔をあけて配されている。また、アウターリード部をなす一対の端子板5,6の基端板部51,61が、モールド樹脂11から互いに逆向きに突出している。
また、半導体装置100においては、モールド樹脂11がヒートシンク8と端子板5,6及び内部接続板3,4との間に介在することで、ヒートシンク8と端子板5,6及び内部接続板3,4とが電気的に絶縁されている。さらに、モールド樹脂11は一対の端子板5,6にそれぞれ接合される一対の内部接続板3,4の間にも介在しており、これによって、一対の内部接続板3,4間の電気的な絶縁が図られている。
そして、この半導体装置100では、一対の端子板5,6が、一つの半導体チップ9の二つの電極をそれぞれ外部に引き出す外部端子として機能している。そして、この半導体装置100は、このような機能を持つ一対の端子板5,6を二組有しているため、四つの端子板5,6にそれぞれ別個の役割を持たせた回路構成を有している。言い換えれば、図4,5に示す半導体装置100は、四つの外部端子を有している。
本実施形態のフレーム組立体1によれば、リードフレーム2による半導体装置100の製造に際して、一対の端子板5,6の先端板部52,62が基端板部51,61よりも低く位置するように一対の端子板5,6に折り曲げ加工を施すことで、一対の端子板5,6の先端板部52,62同士の距離(ピッチ)が長くなってしまっても、一対の端子板5,6には内部接続板3,4がそれぞれ接合されているため、一対の端子板5,6間の実質的な距離を、一対の内部接続板3,4間の距離(ピッチ)として、小さく設定することができる。
したがって、第一内部接続板3に搭載された半導体チップ9と第二内部接続板4との間に配されるボンディングワイヤ10の長さを短く設定することが可能となる。その結果として、ボンディングワイヤ10の電気抵抗を小さく抑えて、半導体装置100を省電力で駆動することが可能となる。
さらに、このフレーム組立体1では、半導体チップ9やボンディングワイヤ10が、リードフレーム2とは別個の内部接続板3,4に接合されるため、同一形状のリードフレーム2であっても、一対の端子板5,6に個別に接合される一対の内部接続板3,4の形状や大きさを適宜変更するだけで、様々な大きさや形状の半導体チップ9を第一内部接続板3に搭載でき、かつ、各内部接続板3,4に対する半導体チップ9やボンディングワイヤ10の接合位置も自由に変更することができる。
したがって、一対の端子板5,6が同一形状とされ、かつ、一対の端子板5,6の相対位置も同一とされたリードフレーム2を用いて、様々な仕様の半導体装置を製造することが可能となり、リードフレーム2の汎用性向上を図ることができる。
そして、一対の端子板を複数組配列した本実施形態のリードフレーム2を用いれば、図4,5に示す回路構成の半導体装置100に限らず、例えば図6,7に示すように、様々な回路構成を有する半導体装置も製造可能である。
例えば図6に示す回路構成では、端子板5,6の幅方向に隣り合う二つの第一端子板5同士が、同一の第一内部接続板3Aによって電気接続されている。すなわち、この第一内部接続板3Aは、平面視コ字状に形成され、二つの第一端子板5の先端板部52に重ねて配置、接合される二つの積層板部31Aと、各積層板部31Aから各第二端子板6に向けて延びる二つの延出板部32Aとを有して構成されている。一方、二つの第二端子板6には、図3,4に示す回路構成と同様の第二内部接続板4がそれぞれ接合されている。
そして、第一内部接続板3Aの二つの延出板部32Aに二つの半導体チップ9をそれぞれ搭載し、さらに、これら二つの半導体チップ9と二つの第二内部接続板4とをボンディングワイヤ10によって電気接続している。
したがって、図6に示す回路構成では、二つの第一端子板5が同一の役割を持つ外部端子として機能し、二つの第二端子板6が別個の役割を持つ外部端子として機能している。言い換えれば、図6に示す回路構成では、三つの外部端子を有する半導体装置が製造されることになる。
また、図7に例示する回路構成では、端子板5,6の幅方向に隣り合う二つの第二端子板6同士が、同一の第二内部接続板4Aによって電気接続されている。
すなわち、第二内部接続板4Aは、二つの第二端子板6の先端板部62に重ねて配置、接合される二つの積層板部41Aと、各積層板部41Aから各第一端子板5に向けて延びる二つの延出板部42Aとを有して構成されている。図示例の第二内部接続板4Aは、平面視で端子板5,6の幅方向に延びる短冊板状に形成されているため、二つの延出板部42Aが一体に形成されているように見えるが、例えば図6に示す第一内部接続板3Aと同様に、平面視コ字状に形成して二つの延出板部42Aが別個に形成されるようにしてもよい。一方、二つの第一端子板5には、図3〜5に示す回路構成と同様の第一内部接続板3がそれぞれ接合されている。
そして、二つの第一内部接続板3の各延出板部32に二つの半導体チップ9をそれぞれ搭載し、さらに、これら二つの半導体チップ9と一つの第二内部接続板4Aとの間にボンディングワイヤ10を配して電気接続している。
したがって、図7に示す回路構成では、二つの第一端子板5が別個の役割を持つ外部端子として機能し、二つの第二端子板6が同一の役割を持つ外部端子として機能している。言い換えれば、図7に示す回路構成では、三つの外部端子を有する半導体装置が製造されることになる。
また、図3,6,7に示す回路構成のように、半導体チップ9の種類や搭載位置を限定しなければ、一対の端子板5,6を複数組配列した本実施形態のリードフレーム2を用いるだけで、例えば図8に示すように、さらに多くの種類の回路構成を有する半導体装置を製造することが可能となる。
図8に例示する回路構成では、上面及び下面に電極パッドを1つ有する第一半導体チップ9A、及び、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)をはじめとするスイッチング素子のように、上面及び下面の両方に電極パッドを有するものの、上面に複数(図示例では二つ)の電極パッドを有する第二半導体チップ9Bを用いている。なお、第一半導体チップ9Aは、図3,6,7に示す半導体チップ9よりも小さく、第二半導体チップ9Bは、図3,6,7に示す半導体チップ9よりも大きい。
さらに、図8に例示する回路構成では、図3に示す回路構成と同様に、一対二組の端子板5,6に対して四つの内部接続板3B,4Bがそれぞれ接合されているが、内部接続板3B,4Bに搭載される二つの半導体チップ9A,9Bの大きさに合うように、また、半導体チップ9A,9Bと内部接続板3B,4Bとの間に配されるボンディングワイヤ10の長さが短くなるように、各内部接続板3B,4Bの延出板部32B,42Bの形状や大きさが設定されている。
具体的に説明すれば、一対の端子板5,6に接合された一対の内部接続板3B,4Bの延出板部32B,42B同士が、端子板5,6の幅方向に配列されるように、延出板部32B,42Bの幅寸法を積層板部31B,41Bの幅寸法よりも小さく設定したり、延出板部32B,42Bが積層板部31B,41Bに対してその幅方向にずれて位置するように第二内部接続板4Bの形状に設定している。また、大きな第二半導体チップ9Bを搭載する第二内部接続板4Bの延出板部42Bの幅寸法を、積層板部41Bよりも大きくなるように設定している。そして、第一半導体チップ9Aは、二組ある一対の端子板5,6のうち一方の組の第一端子板5に接合された第一内部接続板3Bに搭載されている。一方、第二半導体チップ9Bは、他方の組の第二端子板6に接合された第二内部接続板4Bに搭載されている。
なお、図8に示す回路構成では、四つの端子板5,6がそれぞれ別個の役割を持っているため、四つの外部端子を有する半導体装置が製造されることになる。
そして、本実施形態のフレーム組立体1及び半導体装置100によれば、半導体チップ9が端子板5,6よりも厚さの薄い内部接続板3,4に接合されるため、この内部接続板3,4の熱膨張率が半導体チップ9よりも大きくても、通電による半導体チップ9の熱や半導体装置100外部からの熱などに基づいて半導体装置100が加熱冷却された際には、従来のように端子板5,6に半導体チップ9を直接接合する場合と比較して、前述した熱膨張率の差に基づいて半導体チップ9にかかる応力を緩和することができる。
なお、半導体チップ9にかかる応力を緩和できる理由としては、内部接続板3,4がこれに接合される端子板5,6よりも薄く形成されていることで、例え端子板5,6及び内部接続板3,4をなす材料が同等の熱膨張係数であっても、半導体装置100の加熱冷却に基づいて内部接続板3,4がその端面(上面や下面)に沿う方向に伸縮しようとする力は、端子板5,6がその端面(上面や下面)に沿う方向に伸縮しようとする力よりも小さくなっていることが考えられる。また、内部接続板3,4を端子板5,6と別個に形成していることで、端子板5,6が伸縮しようとする力は、端子板5,6と重ならない内部接続板3,4の延出板部32,42、及び、これに接合される半導体チップ9に伝わり難くなっていることが考えられる。
さらに、フレーム組立体1及び半導体装置100によれば、端子板5,6の先端板部52,62と内部接続板3,4の積層板部31とがかしめ接合されているため、端子板5,6に対する内部接続板3,4の位置決め精度が向上し、半導体装置100の品質向上を図ることができる。さらに、端子板5,6に対する内部接続板3,4の位置決めが容易となることで、半導体装置100の製造効率を向上させることもできる。
また、フレーム組立体1の構造を利用した半導体装置100の製造方法では、接合工程及び搭載工程において、端子板5,6の先端板部52,62の上面側に、内部接続板3,4と半導体チップ9とを順番に配置するため、リードフレーム2の向きを製造途中で変更することなく、接合工程及び搭載工程を実施することができる。したがって、半導体装置100の製造効率向上を図ることができる。
以上、上記実施形態により本発明の詳細を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した全ての実施形態では、端子板5,6の先端板部52,62と内部接続板3,4の積層板部31,41とを接合するかしめ部21,22が、一つだけ形成されているが、例えば図9に示すように、複数形成されていてもよい。この構成では、端子板5,6に内部接続板3,4を接合する際、端子板5,6に対する内部接続板3,4の向きも容易かつ高精度に設定できるため、半導体装置の品質向上及び製造効率向上をさらに図ることができる。
また、内部接続板3,4の積層板部31,41は、端子板5,6の先端板部52,62の上面にかしめ接合されるとしたが、例えば図10に示すように、先端板部52,62の下面(一方の端面)にかしめ接合されてもよい。この場合、かしめ部21,22をなす端子板5,6の突起部55,65は、先端板部52,62の下面から突出するように形成されていればよい。
さらに、上記実施形態(のフレーム組立体)では、一対の端子板5,6の両方に内部接続板3,4が接合されているが、少なくとも一対の端子板5,6の一方のみに内部接続板3,4が接合されていればよい。
具体的に説明すれば、例えば図11に示すように、第一端子板5のみに半導体チップ9を搭載するための第一内部接続板3が接合されてもよい。なお、図示例において、第二端子板6の先端板部62には、かしめ接合用の突起部が形成されていないが、例えば形成されていても構わない。
この構成においては、第一内部接続板3の延出板部32に搭載された半導体チップ9と第二端子板6の先端板部62との間にボンディングワイヤ10を配することで、上記実施形態と同様の回路構成を形成することができる。
上記構成であっても、第一内部接続板3を第二端子板6の先端板部62に近づけて配置することができるため、半導体チップ9と第二端子板6の先端板部62との間に配されるボンディングワイヤ10の長さを短く設定することができる。したがって、上記実施形態と同様に、ボンディングワイヤ10の電気抵抗を小さく抑えて、半導体装置を省電力で駆動することが可能となる。
また、第一内部接続板3の形状や大きさを変更するだけで、様々な形状や大きさの半導体チップ9を搭載することができるため、少なくとも第一端子板5が同一形状とされたリードフレームを用いて、様々な仕様の半導体装置を製造することが可能となる。すなわち、リードフレームの汎用性向上を図ることができる。
また、例えば図12に示すように、第二端子板6のみにボンディングワイヤ10の一端を接合するための第二内部接続板4を接合し、第一端子板5の先端板部52に半導体チップ9を直接搭載してもよい。
この構成においては、第一端子板5の先端板部52に搭載された半導体チップ9と第二内部接続板4の延出板部42との間にボンディングワイヤ10を配することで、上記実施形態と同様の回路構成を形成することができる。
上記構成であっても、第二内部接続板4を第一端子板5の先端板部52に近づけて配置することができるため、半導体チップ9と第二内部接続板4の延出板部42との間に配されるボンディングワイヤ10の長さを短く設定することができる。したがって、上記実施形態と同様に、ボンディングワイヤ10の電気抵抗を小さく抑えて、半導体装置を省電力で駆動することが可能となる。
また、第二内部接続板4の形状や大きさを変更するだけで、ボンディングワイヤ10の一端の接合位置を自由に変更することができるため、少なくとも第二端子板6が同一形状とされたリードフレームを用いて、様々な仕様の半導体装置を製造することが可能となる。すなわち、リードフレームの汎用性向上を図ることができる。
さらに、上記実施形態の内部接続板3,4では、段差折曲部33,43によって延出板部32,42が積層板部31,41よりも低く位置しているが、例えば積層板部31,41よりも高く位置してもよい。
また、内部接続板3,4は、段差折曲部33,43を有して形成されることに限らず、例えば図10に示すように段差折曲部33,43の無い平坦な板状に形成されても構わない。
また、一対の内部接続板3,4は、端子板5,6よりも薄い板状に形成されるとしたが、少なくとも半導体チップ9を搭載する内部接続板3,4のみが端子板5,6よりも薄く形成されていればよく、搭載されない内部接続板3,4の板厚は、例えば端子板5,6の板厚以上に設定されても構わない。また、半導体チップ9の応力緩和を考慮しない場合には、半導体チップ9を搭載する内部接続板3,4の板厚も任意に設定されてよい。
さらに、端子板5,6と内部接続板3,4とは、かしめによって接合されるとしたが、半田による接合等、任意の接合手法によって接合されて構わない。なお、内部接続板3,4に対する半導体チップ9の接合と同様に、端子板5,6に対する内部接続板3,4の接合を半田で行う場合には、例えば、上記実施形態の半導体装置の製造方法において、端子板5,6の先端板部52,62の上面に内部接続板3,4の積層板部31,41を配置し、さらに、内部接続板3,4の延出板部32,42の上面に半導体チップ9を配置した後に、リフローにより半田を溶融、固化させることで、端子板5,6の先端板部52,62と内部接続板3,4の積層板部31,41との接合、及び、内部接続板3,4の延出板部32,42と半導体チップ9との接合を同時に行ってもよい。
また、端子板5,6の形状は、上記実施形態のものに限らず、少なくとも端子板5,6のうち内部接続板3,4に接合する部分が平板状に形成されていればよい。すなわち、端子板5,6は、例えば段差板部53,63のない平坦な板状に形成されていてもよい。
さらに、上記実施形態のリードフレーム2には、一対の端子板5,6が二組形成されているが、例えば一組だけ形成されていてもよいし、三組以上形成されていてもよい。また、本願発明の半導体装置は、一組の端子板5,6によって製造されてもよいし、三組以上の端子板によって製造されてよい。
また、内部接続板3,4に搭載される半導体チップ9は、延出板部32,42の上面に配されるようになっているが、例えば延出板部32,42の下面に配されてもよい。
さらに、半導体チップ9と内部接続板3,4とを電気接続する接続子は、ボンディングワイヤ10に限らず、例えば導電性を有する帯板状に形成された接続板であってもよい。この場合には、接続工程において、半田等の導電性接合剤を介して、接続板の両端を半導体チップ9の上面及び内部接続板3,4の延出板部32,42の上面に接合すればよい。
また、半導体装置100において、ヒートシンク8と内部接続板3,4とは、モールド樹脂によって電気的に絶縁されることに限らず、例えばヒートシンク8と内部接続板3,4との間に別個の絶縁性板材を挟み込むことで電気的に絶縁されてもよい。
さらに、半導体装置100は、ヒートシンク8を備えているが、例えば備えていなくても構わない。
1 フレーム組立体
2 リードフレーム
3,3A,3B 第一内部接続板(搭載板)
31,31A,31B 積層板部
32,32A,32B 延出板部
4,4A,4B 第二内部接続板
41,41A,41B 積層板部
42,42A,42B 延出板部
5 第一端子板(一方の端子板)
51 基端板部(他端部)
52 先端板部(一端部)
6 第二端子板(他方の端子板)
61 基端板部(他端部)
62 先端板部(一端部)
7 枠体部
9,9A,9B 半導体チップ
10 ボンディングワイヤ(接続子)
11 モールド樹脂
21,22 かしめ部
100 半導体装置

Claims (9)

  1. 一対の端子板の各長手方向の一端部を半導体チップに電気接続した上で、前記一対の端子板の一端部及び前記半導体チップをモールド樹脂により封止し、前記一対の端子板の他端部を前記モールド樹脂から互いに逆向きに突出させてなる半導体装置の製造に用いるフレーム組立体であって、
    導電性板材に、一対の前記一端部が間隔をあけて隣り合うように前記長手方向に配列された前記一対の端子板、及び、一対の前記他端部に接続されて前記一対の端子板を一体に連結する枠体部、を形成してなるリードフレームと、少なくとも一方の前記端子板の前記一端部のうち前記端子板の厚さ方向に面するいずれか一方の端面に接合されて、前記一対の端子板と前記半導体チップとを電気接続する導電性の内部接続板と、を備え、
    前記内部接続板は、前記一方の端面に重なる積層板部と、前記一方の端面の周縁から外側に延びる延出板部とを有することを特徴とするフレーム組立体。
  2. 一対の前記一端部に、別個の前記内部接続板が接合されていることを特徴とする請求項1に記載のフレーム組立体。
  3. 前記一対の端子板が、その幅方向に互いに間隔をあけて複数組配列され、
    前記幅方向に隣り合う前記端子板同士が、同一の前記内部接続板によって電気接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフレーム組立体。
  4. 前記一方の端子板に接合された前記内部接続板が、前記半導体チップを搭載する搭載板であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフレーム組立体。
  5. 前記搭載板が、前記端子板よりも薄い板状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のフレーム組立体。
  6. 前記積層板部と前記一端部とが、かしめによって接合されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフレーム組立体。
  7. 前記積層板部と前記端子板とをかしめ接合するかしめ部が、前記積層板部及び前記端子板に複数形成されていることを特徴とする請求項6に記載のフレーム組立体。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のリードフレーム及び内部接続板を用いて半導体装置を製造する方法であって、
    前記一端部の前記一方の端面に前記内部接続板の前記積層板部を配した後に、前記内部接続板のうち前記一方の端面と同じ方向に面する搭載面に前記半導体チップを配置することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のフレーム組立体を用いて製造される半導体装置であって、
    前記一対の端子板と、少なくとも前記一方の端子板に接合された前記内部接続板と、当該内部接続板に搭載された半導体チップと、当該半導体チップと他方の端子板の一端部とを電気接続する接続子と、前記一対の端子板の一端部、前記内部接続板、前記半導体チップ及び前記接続子を封止するモールド樹脂と、を備えることを特徴とする半導体装置。
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