JP2012126568A - 記録材処理装置 - Google Patents

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雅俊 木村
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Abstract

【課題】記録材に対して処理を行う処理手段の上流側にて記録材を待機させる機能を付与したとしても装置の大型化が抑制できる記録材処理装置を提供する。
【解決手段】用紙P1の後端が切り替え部材47を通過した後、イクジットロール432の回転を停止させ用紙P1の搬送を停止させる。次いで、(A)に示すように、切り替え部材47を下降させる。次いで、(B)に示すように、イクジットロール432を逆方向に回転させ、用紙P1の搬送方向における上流側に向けて用紙P1を予め定められた量だけ搬送する。このときこの用紙P1は、切り替え部材47に案内され、斜め下方向に向かって移動していく。その後、切り替え部材47を上方に移動させる。これにより、画像形成装置2から排出されてきた2枚目の用紙が用紙P1の上を移動していく。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録材処理装置に関する。
シートの後処理を行なう処理トレイと、シート搬入口から搬入されるシートをガイドする搬送路と、この搬送路に対し連通する待機用搬送路と、搬送路と待機用搬送路へのシート搬送の切換え手段を有するシート後処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、断面円形の環状のシート待機路が設けられ、この環状のシート待機路にてシートが待機するシート処理装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、第1の通路に供給された第1のシートと第2の通路に供給された第2のシートとを重ねて後処理部に搬送するとき、第1の通路に供給されたシートは、その後端から別の通路に送り込まれ、この別の通路から第1の通路を経由して後処理部に送り出されるシート処理装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、画像形成装置とシート後処理装置の間に配設され、画像形成装置から排出されるシートを、複数枚待機させるシート待機部を備えたシート待機装置において、上記画像形成装置とシート後処理装置の間に、これらの装置と分離独立して着脱可能に配設されることを特徴とするシート待機装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平2−233430号公報 特開平8−73111号公報 特開2001−233524号公報 特開2004−61872号公報
本発明の目的は、記録材に対して処理を行う処理手段の上流側にて記録材を待機させる機能を付与したとしても装置の大型化が抑制できる記録材処理装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、一方向に記録材が搬送される第1の搬送経路と、前記第1の搬送経路を搬送されてきた記録材に対し予め定められた処理を行う処理手段と、前記第1の搬送経路から分岐して設けられ、記録材が搬送される第2の搬送経路と、前記第2の搬送経路が前記第1の搬送経路から分岐した分岐部に設けられ、当該第1の搬送経路から退避した第1の状態から当該第1の搬送経路上に突出する第2の状態に変位し、記録材の搬送先を、当該第1搬送経路から当該第2の搬送経路に切り替える切り替え部材と、前記第1の搬送経路を搬送されてきた記録材の先端部が前記切り替え部材を通過した後に当該切り替え部材を前記第1の状態から前記第2の状態に変位させるとともに、当該記録材を前記一方向とは反対方向に搬送し、当該反対方向への当該記録材の当該搬送を行った後、当該切り替え部材を当該第2の状態から当該第1の状態に変位させる制御手段と、を備える記録材処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記第1の搬送経路を搬送されてきた前記記録材の後端部が前記切り替え部材を通過した後に、当該切り替え部材を前記第1の状態から前記第2の状態に変位させることを特徴とする請求項1記載の記録材処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1の搬送経路、前記処理手段、前記第2の搬送経路、および前記切り替え部材は、第1の筐体内に設けられ、前記第1の筐体に向けて前記記録材を排出する第2の筐体が更に設けられ、前記制御手段によって前記反対方向に搬送される前記記録材のうちの前記第1の筐体から突出する部分は、当該第1の筐体と前記第2の筐体との間に形成される間隙内に入り込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録材処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1の搬送経路、前記処理手段、前記第2の搬送経路、および前記切り替え部材は、第1の筐体内に設けられ、前記第1の筐体に向けて前記記録材を排出する第2の筐体が更に設けられ、前記第2の筐体には、前記制御手段によって前記反対方向に搬送される前記記録材のうちの前記第1の筐体から突出する部分を収容する収容部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録材処理装置である。
請求項5に記載の発明は、記録材が順次搬送される搬送経路と、前記搬送経路を搬送されてきた記録材に対し予め定められた処理を行う処理手段と、前記処理手段よりも記録材の搬送方向上流側にて停止され又は減速された記録材の後端部を当該記録材の厚み方向に変位させる変位手段と、を備える記録材処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記搬送経路から退避した第1の状態から当該搬送経路上に突出する第2の状態に変位し、記録材の搬送先を、当該搬送経路とは異なる搬送経路に切り替える切り替え部材を更に備え、前記変位手段は、前記記録材の搬送方向とは逆方向に向かって当該記録材を搬送するとともに前記第2の状態にある前記切り替え部材に当該記録材を接触させることで当該記録材の前記後端部を前記厚み方向に変位させることを特徴とする請求項5記載の記録材処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記切り替え部材は、一端および他端を有し、前記記録材の搬送方向における下流側に位置する当該一端を中心に回転可能に設けられるとともに、前記第2の状態に変位する際に、当該搬送方向における上流側に位置する当該他端が前記搬送経路側に移動するように回転し、当該搬送経路上に突出し、前記搬送経路を挟み前記切り替え部材に対向する箇所には、当該搬送経路を搬送される前記記録材を案内する案内面が設けられ、前記案内面は、前記第2の状態にある前記切り替え部材に沿うように形成されていることを特徴とする請求項6記載の記録材処理装置である。
請求項1の発明によれば、記録材に対して処理を行う処理手段の上流側にて記録材を待機させる機能を付与したとしても装置の大型化が抑制できる記録材処理装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、記録材の後端部が切り替え部材を通過する前に切り替え部材を第2の状態に変位させる場合に比べ、切り替え部材による記録材の損傷などを抑制することが可能となる。
請求項3の発明によれば、記録材のうちの第1の筐体から突出する部分を収容するための専用の空間が省略可能となる。
請求項4の発明によれば、制御手段によって反対方向に搬送される記録材の移動が第2の筐体によって妨げられることを抑制可能となる。
請求項5の発明によれば、記録材に対して処理を行う処理手段の上流側にて記録材を待機させる機能を付与したとしても装置の大型化が抑制できる記録材処理装置を提供することができる。
請求項6の発明によれば、記録材の後端部を変位させるための専用の部材を設けずに記録材の後端部を変異させることが可能となる。
請求項7の発明によれば、第2の状態にある切り替え部材に沿うように案内面が形成されていない場合に比べ、切り替え部材と案内面との間を記録材が通過しやすくなる。
本実施の形態が適用される用紙処理システムの全体構成を示した図である。 用紙処理装置にて実行される処理を説明するための図である。 用紙処理装置にて実行される処理を説明するための図である。 用紙処理装置にて実行される処理を説明するための図である。 切り替え部材の動作を説明するための図である。 用紙処理システムの他の構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される用紙処理システム1の全体構成を示した図である。
図1に示す用紙処理システム1は、例えば電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置2と、画像形成装置2から排出される用紙(記録材の一例)に対して後処理を施す用紙処理装置4(記録材処理装置の一例)とを備えている。
ここで画像形成装置2は、画像形成装置本体2Aと、例えば液晶ディスプレイにより構成され、ユーザに対して情報を表示するとともにユーザからの指示(入力)を受け付けるUI(User Interface)とを備えている。また、画像形成装置2は、画像形成装置本体2Aの内部に、用紙に対して例えばトナー像を形成する画像形成部(不図示)を備えている。また、モータなどの駆動源を備え、この画像形成部に対して用紙を搬送するとともに、画像形成部にて画像が形成された用紙を用紙処理装置4に対して搬送(出力)する用紙搬送機構(不図示)を備えている。さらに画像形成装置2は、画像形成装置本体2Aにおける上記画像形成部および用紙搬送機構、UIなどを制御する制御部2Cを備えている。
なお画像形成装置2に設けられた上記画像形成部は、例えば、感光体ドラム、この感光体ドラムを帯電する帯電器、感光体ドラムにレーザ光を照射し静電潜像を形成するレーザ露光器、感光体ドラムに形成された上記静電潜像をトナーを用いて現像する現像装置、感光体ドラム上に形成されたトナー像を用紙に対し転写する転写装置とから構成することができる。なお本実施形態では、電子写真方式によって画像を形成する場合を例示したが、インクジェット方式などによって画像を形成するようにしてもよい。
一方、用紙処理装置4は、垂直に配置された4つの側面を有し直方体状に形成された筐体(第1の筐体の一例)41と、用紙束を生成するとともにこの用紙束の端に対しステープルを用いて綴じ処理を行う端綴じ部43とを備えている。さらに用紙処理装置4は、変位手段の一部として機能する制御部(制御手段)100を有している。この制御部100は、画像形成装置2における制御部2Cと通信可能に設けられ、用紙処理装置4の全体を制御する。また、用紙処理装置4は、端綴じ部43から排出された用紙束が載せられる用紙積載部材45を備えている。ここでこの用紙積載部材45は、用紙束が積載されるに従い下方に移動する。なお本実施形態における用紙処理システム1では、用紙処理装置4の筐体41と、画像形成装置2における筐体2D(第2の筐体の一例)との間に、間隙GPが形成された状態で、用紙処理装置4および画像形成装置2が設置されている。
また用紙処理装置4は、筐体41の上部に設けられ用紙処理装置4での処理が行われない用紙が積載される上部積載部46を備えている。さらに用紙処理装置4には、端綴じ部43に向けて用紙が順次搬送される際に用紙が通過する第1用紙搬送経路R1が設けられている。また、この第1用紙搬送経路R1から分岐して設けられ、上部積載部46に向けて用紙が搬送される際に用紙が通過する第2用紙搬送経路R2が設けられている。また、第2用紙搬送経路R2に沿って搬送されてきた用紙を上部積載部46に排出する排出ロール461、排出ロール461よりも用紙の搬送方向における上流側に設けられ第2用紙搬送経路R2に沿って搬送されてきた用紙を排出ロール461に向けて搬送する搬送ロール462が設けられている。
また用紙処理装置4には、第2用紙搬送経路R2が第1用紙搬送経路R1から分岐した分岐部に切り替え部材47が設けられている。この切り替え部材47は、予め定められた軸を中心に揺動可能(回転可能)に設けられている。付言すると、切り替え部材47は、記録材の搬送方向における下流側に一端を有し、記録材の搬送方向における上流側に他端を有するとともに、用紙の搬送方向における下流側に位置するこの一端を中心に回転可能に設けられている。
ここで、切り替え部材47は、第1用紙搬送経路R1から退避した状態(第1の状態)から第1用紙搬送経路R1に突出した状態(第2の状態)に変位し、画像形成装置2から搬送されてきた用紙の搬送先を、第1用紙搬送経路R1から第2用紙搬送経路R2に切り替える。なお、切り替え部材47の第1用紙搬送経路R1への突出は、切り替え部材47の上記他端が第1用紙搬送経路R1に移動するように切り替え部材47が回転することで行われる。また切り替え部材47は、第1用紙搬送経路R1に突出した状態から第1用紙搬送経路R1から退避した状態に変位し、画像形成装置2から搬送されてきた用紙の搬送先を、第2用紙搬送経路R2から第1用紙搬送経路R1に切り替える。
また用紙処理装置4には、切り替え部材47よりも用紙の搬送方向における下流側に設けられるとともに第1用紙搬送経路R1に沿って設けられ、第1用紙搬送経路R1を搬送される用紙の案内を行う第1案内部材51が設けられている。また、第1用紙搬送経路R1を挟み第1案内部材51の対向位置に配置され、同じく用紙の案内を行う第2案内部材52が設けられている。ここでこの第2案内部材52は、用紙の案内を行う第1案内面52A、第2案内面52Bを有している。ここで第1案内面52Aは、切り替え部材47よりも用紙の搬送方向における下流側に設けられるとともに第1用紙搬送経路R1に沿うように設けられ、また、第1案内部材51の対向位置に配置され、第1用紙搬送経路R1を搬送される用紙の案内を行う。
また、第2案内面52Bは、第1案内面52Aよりも用紙の搬送方向における上流側に設けられるとともにこの第1案内面52Aに接続して設けられ、また、第1用紙搬送経路R1を挟み切り替え部材47の対向位置に配置されている。また第2案内面52Bは、用紙の搬送方向における下流側に向かうに従い、第1用紙搬送経路R1に接近するように設けられている。付言すると、第2案内面52Bは、水平方向に対し傾斜した状態で設けられている。この第2案内面52Bは、画像形成装置2から排出された用紙の先端が垂れ下がっているときなどに、この先端を案内し、用紙を、第1案内部材51と第1案内面52Aとの間に誘導する。
処理手段の一例としての端綴じ部43は、順次搬送されてくる用紙が積載されるコンパイル部431と、コンパイル部431に向けて用紙を排出する一対のローラであるイクジットロール432とを備えている。また、用紙の後端をコンパイル部431のエンドガイド431Aに向けて押し込むために回転するメインパドルおよびサブパドル(いずれも不図示)を備えている。更に、コンパイル部431にて集積され且つステープラ435による綴じ処理が行われた用紙束を、排出口411を通じ、用紙積載部材45へ搬送するイジェクトロール433を備えている。さらに、イジェクトロール433による用紙束の排出が行われる際に、この用紙束に押圧配置される押圧ロール436が設けられている。なおこの押圧ロール436は、イジェクトロール433による用紙束の排出が行われていないときには、上方に退避している。
ここで端綴じ部43における動作について詳細に説明する。
端綴じ部43による綴じ処理が行われる際には、切り替え部材47によって、用紙の搬送先が第1用紙搬送経路R1に設定される。これにより、画像形成装置2から順次搬送されてくる用紙が、第1用紙搬送経路R1を経由してコンパイル部431に到達し、コンパイル部431上には、複数枚の用紙により構成された用紙束が生成される。次いで、ステープラ435による綴じ処理が、生成されたこの用紙束の端部に対して行われる。その後、この用紙束に対して押圧ロール436が進出するとともに、イジェクトロール433の回転が行われる。これにより、この用紙束は、用紙積載部材45上に積載される。
ところで、端綴じ部43による綴じ処理が行われた用紙束が端綴じ部43から排出されるまで、新たな用紙(新たな用紙束を作成するための1枚目の用紙)をコンパイル部431に排出することができない。このためかかる場合、画像形成装置2にて用紙の搬送を停止させるなど、端綴じ部43よりも上流側にて、用紙の搬送を停止させる必要が生じる。ところでこの場合、用紙束を作成していく際の生産性などが低下することとなる。このため本実施形態では、端綴じ部43による綴じ処理が行われている際に画像形成装置2から搬送されてきた用紙を、用紙搬送経路上に収容するようにし(滞留させるようにし)、画像形成装置2などにおける用紙の搬送の停止を回避するようにしている。
図2〜図4は、用紙処理装置4にて実行される処理を説明するための図である。なお図2〜図4では、端綴じ部43のコンパイル部431上に載っている用紙束の図示を省略している。
本実施形態では、図2(A)に示すように、画像形成装置2から用紙P1が順次搬送されている。ここで、端綴じ部43による綴じ処理が行われている最中に、用紙P1が搬送されてきた場合には、同図に示すように、用紙P1が下流側に搬送される方向にイクジットロール432を回転させておく。なお本明細書では、以下、イクジットロール432の回転方向のうち、用紙が下流側に搬送される際の回転方向を正方向と称し、この正方向とは反対方向の回転方向を逆方向と称する場合がある。
その後、本実施形態では、同図(B)に示すように、用紙P1の後端が切り替え部材47を通過した後、イクジットロール432の回転を停止させ用紙P1の搬送を停止させる。次いで、図3(A)に示すように、不図示のソレノイドを駆動することで切り替え部材47を駆動し、切り替え部材47を下降させる。付言すると、切り替え部材47を第2案内部材52の第2案内面52Bに接近させ、第2案内面52Bに沿うように切り替え部材47を配置する。
次いで、図3(B)に示すように、イクジットロール432を逆方向に回転させ、用紙P1の搬送方向における上流側に向けて用紙P1を予め定められた量だけ搬送する。このときこの用紙P1は、切り替え部材47に案内され、斜め下方向に向かって移動していく。そしてこの場合、用紙P1の先端(筐体41から突出する部分)が、画像形成装置2と用紙処理装置4との間に形成されている間隙GP内に進入し、用紙P1の先端が垂れ下がる状態となる。なお本実施形態では、用紙P1を上流側に向けて搬送する際、上記のとおり、第2案内面52Bに沿うように切り替え部材47が配置される。付言すると、本実施形態では、第1用紙搬送経路R1上に突出した切り替え部材47に沿うように第2案内面52Bが形成されている。ここで、第2案内面52Bが切り替え部材47に沿うように設けられておらず例えば水平方向に沿って配置されている場合、切り替え部材47と第2案内面52Bとの間を用紙P1が通過しにくくなる。
その後、本実施形態では、不図示のソレノイドを駆動し、図4に示すように、切り替え部材47を上方に移動させる。これにより、画像形成装置2から排出されてきた2枚目の用紙P2が、第1用紙搬送経路R1に沿って移動可能となる。なお、この2枚目の用紙P2が用紙処理装置4に搬送されてきた際、1枚目の用紙P1の先端が上記のとおり垂れ下がっているため、この2枚目の用紙P2は、1枚面の用紙P1によりガイドされ且つこの1枚面の用紙P1の上を移動していく。これにより、用紙P1の下方に用紙P2がもぐり込むことが抑制されるようになっている。付言すると、ページ順が入れ替わることが抑制されるようになっている。
そして本実施形態では、端綴じ部43のコンパイル部431上に載っている用紙束(不図示)が用紙積載部材45(図1参照)に排出された後、図4に示すように、イクジットロール432を正方向に回転させる。これにより、用紙P1の一部と用紙P2の一部とが重なった状態で、用紙P1および用紙P2が、端綴じ部43のコンパイル部431上に排出される。なおコンパイル部431に用紙P1と用紙P2とが排出される際、用紙P1と用紙P2との間には、ずれが生じているが、このずれは、用紙P1および用紙P2がコンパイル部431のエンドガイド431Aに押し付けられることで解消される。
なお本実施形態では、切り替え部材47を用いて用紙P1の後端部を下方に(用紙P1の厚み方向に)移動(変位)させたが、切り替え部材47によらず、例えば、ファンなどを設け用紙P1の下方から用紙P1の後端部を吸引することで後端部を下方に移動させるようにしてもよい。また、ファンによって上方から空気を当てて、後端部を下方に移動させることもできる。また上記では、切り替え部材47を下方に移動させるとともに、用紙P1を上流側に向けて搬送することで、用紙P1の後端部を下方に移動させたが、用紙P1を上流側に搬送させなくても、用紙P1の後端部を下方に移動させることができる。
例えば、上記のようにファンを用いて吸引する場合、用紙P1を上流側に搬送しないでも、用紙P1の後端部を下方に移動させることができる。また用紙P1の後端部の変位は、用紙P1の搬送を停止させた状態で行うこともできるし、用紙P1の搬送速度を低下させた状態(減速された状態)で行うこともできる。付言すると、用紙P1の滞留(待機)を行う際、用紙P1の停止は必ずしも必要ではなく、通常時の搬送速度よりも遅い搬送速度で用紙P1を搬送し用紙P1を滞留させてもよい。この場合、用紙P1の後端部の変位は、上記ファンなどを用いて行うことができる。
また、上記のようなファンによらず、例えば第1用紙搬送経路R1の上方から用紙P1に向かって進出する進出部材(不図示)を設け、この進出部材によって後端部を下方に向けて移動させることもできる。なおこの場合、この進出部材に上記用紙P2が達する前に進出部材を退避させ、進出部材と用紙P2との干渉を回避する必要がある。また上記では、1枚目の用紙P1の後端部が切り替え部材47を通過した後に、切り替え部材47を下方に回転(移動)させたが、切り替え部材47の下方への回転は、用紙P1の先端部が切り替え部材47を通過した後であれば、用紙P1の後端部が切り替え部材47を通過した前であっても行うことができる。
より具体的には、図5(切り替え部材の動作を説明するための図)に示すように、用紙P1の後端部が画像形成装置2から排出された後であれば、切り替え部材47の下方への回転を行うことができる。なお図5に示す態様では、用紙P1に切り替え部材47が接触し用紙P1にキズなどが生じるおそれがある。一方で、用紙P1の後端部が切り替え部材47を通過した後であれば、このようなキズの発生は抑制される。このため、用紙P1のキズなどを抑制するという観点からは、用紙P1の後端部が切り替え部材47を通過した後に、切り替え部材47を下方に回転させることが好ましくなる。
また上記では、画像形成装置2と用紙処理装置4との間に形成された間隙GP内に向けて用紙P1を送り込む場合を一例に説明したが、このように装置間に間隙GPが形成されないことも多い。この場合は、例えば、図6(用紙処理システム1の他の構成例を示した図)に示すように、用紙処理装置4に隣接した筐体200(第2の筐体の他の一例)に対し、用紙(用紙のうちの筐体41から突出する部分)を送りこむようにしてもよい。ここで、筐体200のうちの用紙が送りこまれる部分は、用紙のうちの筐体41から突出する部分を収容する収容部として捉えることができる。なお図6では、筐体200に単に用紙を送りこむのではなく、筐体200に用紙搬送経路R3を形成し、この用紙搬送経路R3に用紙を送りこんでいる。なお、図6では、筐体200の内部に、用紙に穴あけを行うパンチ機構250が設けられた構成を例示している。
なお本実施形態では、上記のように、第1用紙搬送経路R1上に用紙を留めることで用紙の搬送の停止を抑制し、生産性の低下を抑制した。ところで、例えば、用紙が搬送されるメインの搬送経路から分岐した分岐搬送経路に用紙を送りこんでおくことでも、用紙の滞留が可能となる。ところで、このように用紙を滞留させておくための専用の搬送経路を設ける場合、装置の大型化を招いてしまう。ここで本実施形態では、用紙を滞留させるための専用の搬送経路を用いずに用紙を滞留しておくことができ、装置の大型化が抑制されるようになっている。
2D…筐体、4…用紙処理装置、41…筐体、43…端綴じ部、47…切り替え部材、52B…第2案内面、100…制御部、200…筐体、GP…間隙、R1…第1用紙搬送経路、R2…第2用紙搬送経路

Claims (7)

  1. 一方向に記録材が搬送される第1の搬送経路と、
    前記第1の搬送経路を搬送されてきた記録材に対し予め定められた処理を行う処理手段と、
    前記第1の搬送経路から分岐して設けられ、記録材が搬送される第2の搬送経路と、
    前記第2の搬送経路が前記第1の搬送経路から分岐した分岐部に設けられ、当該第1の搬送経路から退避した第1の状態から当該第1の搬送経路上に突出する第2の状態に変位し、記録材の搬送先を、当該第1搬送経路から当該第2の搬送経路に切り替える切り替え部材と、
    前記第1の搬送経路を搬送されてきた記録材の先端部が前記切り替え部材を通過した後に当該切り替え部材を前記第1の状態から前記第2の状態に変位させるとともに、当該記録材を前記一方向とは反対方向に搬送し、当該反対方向への当該記録材の当該搬送を行った後、当該切り替え部材を当該第2の状態から当該第1の状態に変位させる制御手段と、
    を備える記録材処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の搬送経路を搬送されてきた前記記録材の後端部が前記切り替え部材を通過した後に、当該切り替え部材を前記第1の状態から前記第2の状態に変位させることを特徴とする請求項1記載の記録材処理装置。
  3. 前記第1の搬送経路、前記処理手段、前記第2の搬送経路、および前記切り替え部材は、第1の筐体内に設けられ、
    前記第1の筐体に向けて前記記録材を排出する第2の筐体が更に設けられ、
    前記制御手段によって前記反対方向に搬送される前記記録材のうちの前記第1の筐体から突出する部分は、当該第1の筐体と前記第2の筐体との間に形成される間隙内に入り込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録材処理装置。
  4. 前記第1の搬送経路、前記処理手段、前記第2の搬送経路、および前記切り替え部材は、第1の筐体内に設けられ、
    前記第1の筐体に向けて前記記録材を排出する第2の筐体が更に設けられ、
    前記第2の筐体には、前記制御手段によって前記反対方向に搬送される前記記録材のうちの前記第1の筐体から突出する部分を収容する収容部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録材処理装置。
  5. 記録材が順次搬送される搬送経路と、
    前記搬送経路を搬送されてきた記録材に対し予め定められた処理を行う処理手段と、
    前記処理手段よりも記録材の搬送方向上流側にて停止され又は減速された記録材の後端部を当該記録材の厚み方向に変位させる変位手段と、
    を備える記録材処理装置。
  6. 前記搬送経路から退避した第1の状態から当該搬送経路上に突出する第2の状態に変位し、記録材の搬送先を、当該搬送経路とは異なる搬送経路に切り替える切り替え部材を更に備え、
    前記変位手段は、前記記録材の搬送方向とは逆方向に向かって当該記録材を搬送するとともに前記第2の状態にある前記切り替え部材に当該記録材を接触させることで当該記録材の前記後端部を前記厚み方向に変位させることを特徴とする請求項5記載の記録材処理装置。
  7. 前記切り替え部材は、一端および他端を有し、前記記録材の搬送方向における下流側に位置する当該一端を中心に回転可能に設けられるとともに、前記第2の状態に変位する際に、当該搬送方向における上流側に位置する当該他端が前記搬送経路側に移動するように回転し、当該搬送経路上に突出し、
    前記搬送経路を挟み前記切り替え部材に対向する箇所には、当該搬送経路を搬送される前記記録材を案内する案内面が設けられ、
    前記案内面は、前記第2の状態にある前記切り替え部材に沿うように形成されていることを特徴とする請求項6記載の記録材処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019533027A (ja) * 2016-10-21 2019-11-14 東レ株式会社 エポキシ樹脂組成物及びそれから作製された繊維強化複合材料

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