JP2012125391A - 遊技情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技情報表示装置は、遊技者によりゲームが進行されると、ボーナス役が入賞したゲームにおいて実行された引込制御による引込図柄数を記憶しておき、そのボーナス状態の終了後に連チャンが発生したか否かを判定する。続いて、引込図柄数と連チャンの発生回数との相関関係を示す遊技データ例えば引込図柄数別の連チャンの発生回数を算出し、引込図柄数別連チャン回数表示部M9に算出した遊技データを表示する。
【選択図】図7
Description
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボーナス役入賞時の引込図柄数が、その後の連チャン発生率とどのような相関関係を有するのかを客観的に分析することが可能な遊技情報表示装置を提供することにある。
請求項3に記載した発明は、前記遊技データ算出手段は、前記連チャン判定手段により連チャンと判定されなかったボーナス役の入賞ゲームにおける前記引込範囲毎に区別して前記連チャンが発生した回数を連チャン突入回数として算出することを特徴とする。
請求項2に記載した発明によれば、引込範囲毎に区別して連チャンが発生した回数を算出するので、より詳細にボーナス役が入賞したゲームにおける引込範囲とその後のボーナス役の連チャンとの相関関係を分析することができる。
請求項3に記載した発明によれば、連チャンと判定されなかったボーナス役の入賞ゲームにおける引込範囲毎に区別して連チャンが発生した回数を連チャン突入回数として算出するので、引込範囲とボーナス役の連チャンが発生しない状態との相関関係をも分析することができる。
図1は、スロットマシン1の正面外観を概略的に示している。スロットマシン1の正面には表示窓2が設けられており、遊技者は表示窓2を通じて内部に設けられたリール3(図柄変動表示手段に相当する)の図柄を視認可能となっている。各図柄は、図2に示すように、左リール3a、中リール3b及び右リール3cの円周面に描かれている。これらの図柄は、各リール3a〜3cが停止した状態では、表示窓2の上段、中段及び下段に対応して表示される。即ち、スロットマシン1には、各リール3a〜3cそれぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。
表示窓2の左方には、図1に示すように、有効化された入賞ラインを示す有効ライン表示部4が設けられている。スロットマシン1には、図4に示す合計5本(表示窓2の上段、中段、下段に対応した横方向に1本ずつの3本及び斜め方向の2本)の有効ライン1〜5が設けられている。これらの有効ライン1〜5のうち何れかの有効ライン上に内部当選役に対応する図柄が揃ったとき、即ち、有効ライン上に停止表示された図柄の組合せが内部当選役に対応する図柄の組合せと一致したときに入賞が発生する。尚、有効ラインの数は、BET数に関わらず5本である。
ボーナス状態では、各小役の内部当選確率が大幅に高められると共に、上記したように全ての小役が15枚のメダルを払い出すように構成されている。そのため、ボーナス状態は、一気に大量のメダルを獲得することが可能であり、且つ、BET数が2に削減されることから、遊技者にとって有利な遊技状態であるといえる。換言すると、通常状態は、ボーナス状態に比べて遊技者にとって不利な遊技状態であるといえる。このボーナス状態は、所定のボーナス終了条件が成立するまで継続する。本実施形態の場合、ボーナス終了条件として規定数のメダルの払い出しが設定されており、ボーナス状態は、BB状態では360枚、RB状態では120枚のメダルの払い出しがあるまで継続する。スロットマシン1は、ボーナス状態が終了すると通常状態へ移行する。
図5は、スロットマシン1の電気的な構成を機能ブロックとして示している。制御部18(内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段、遊技媒体付与手段、ボーナス状態発生手段に相当する)は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えたマイクロコンピュータにより構成されており、クレジットボタン7、精算ボタン8、スタートレバー10、左ストップボタン11a、中ストップボタン11b、右ストップボタン11c、投入メダル検知部19、設定値操作部20などから各種の信号が入力される。
制御部18は、メダル投入口9から或いはクレジットボタン7の押下により投入されたメダルの真贋及び数量を判定する投入メダル検知部19から投入メダル検知信号が入力されると、その入力された信号の数に基づいて投入されたメダルの数を計数する。制御部18は、投入されたメダルの数が1ゲームに必要な規定数(通常状態では3枚)を超過した場合には、超過した分のメダルの数をクレジット数として例えばRAMなどに所定の上限値(例えば50枚)まで記憶するとともに、そのクレジット数をクレジット数表示部14に表示する。また、制御部18は、小役の入賞に伴って払い出しされたメダルもクレジット数として記憶する。このとき、クレジット数が上限未満の場合には、クレジット数に払出数を加算し、クレジット数が上限に達している場合には、図示しない払出機構を駆動して受皿16にメダルを払い出す。
また、制御部18は、液晶表示部5、払出数表示部13及びクレジット数表示部14などの各種表示部、ボーナス告知ランプ15、装飾ランプ部17、各リール3a〜3cに対応するリール用モータを駆動するリール駆動部22、各リール3a〜3cに設けられた基準位置片の通過を検知するセンサからの検知信号に基づいて各リール3a〜3cの基準位置を検知する基準位置検出部23、スピーカ6を駆動する音声出力部24に接続している。また、メダルを払い出すメダル払出部25にも接続しており、精算ボタン8が操作されると、記憶しているクレジット数に対応するメダルを払い出すようにメダル払出部25を制御するとともに、クレジット数表示部14の表示を零にする。
液晶表示部5には、常には、図6に示すように、各種の遊技データを表示する通常データ画面が表示されている。この通常データ画面には、只今ゲーム数表示部M1、累計ゲーム数表示部M2、BB回数表示部M3、RB回数表示部M4、連チャン回数表示部M5、連チャン突入回数表示部M6、及び差枚数グラフ表示部M7が設けられている。各表示部には、以下のような遊技データが表示されている。
・只今ゲーム数=直近のボーナス終了時からのゲーム数。
・累計ゲーム数=当日の通常状態における累計ゲーム数。
・BB回数=BB(ビッグボーナス)状態の発生回数。
・RB回数=RB(レギュラーボーナス)状態の発生回数。
・連チャン回数=前回のボーナス状態の終了時から100ゲーム以内に再度ボーナス状態が発生した回数。即ち、本実施形態では100ゲームを連チャン期間として設定している。
・連チャン突入回数=非連チャン状態から連チャン状態(ボーナス状態が終了した時点から所定の連チャン期間が経過するまでに再度ボーナス状態が発生する状態)へ移行した回数。
・差枚数グラフ=横軸は累計ゲーム数、縦軸は差枚数(払出枚数−投入枚数)。
図6の場合、只今ゲーム数が125ゲームであり、これまでの遊技において連チャン状態へ6回突入し、連チャン状態で20回のボーナスが発生したことなどが表示されている。これらの遊技データは、遊技者によるゲームの進行に伴い例えばBB役やRB役が入賞したときや連チャンが発生したと判定したときなどに更新される。このとき、差枚数グラフ表示部M7のデータも更新される。
そこで、遊技情報表示装置としての液晶表示部5は、引込図柄数と連チャンとの相関関係を示す遊技データを算出し、その遊技データの表示を行っている。尚、本実施形態では、各リール3a〜3cのうち、第3リール(最後に停止したリール)の引込図柄数と連チャンとの相関関係を示す遊技データを算出している。
このように、液晶表示部5には、ボーナス状態の発生回数や連チャン回数などの遊技データ、引込図柄数と連チャンの発生回数、及び、それらの遊技データに基づいて算出された引込図柄数と連チャンの発生回数との相関関係を示す遊技データとが表示される。
引込図柄数と連チャンとの相関関係を示す遊技データを算出及び表示するので、ボーナス役が入賞したゲームにおける引込図柄数と、その後のボーナス役の連チャンとの相関関係を客観的に分析することができる。
引込図柄数毎に区別して連チャンが発生した回数を算出及び表示するので、より詳細に、引込図柄数とその後のボーナス役の連チャンとの相関関係を分析することができる。
本発明は、上記した一実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張することができる。
連チャンと判定されなかったボーナス役の入賞ゲームにおける引込図柄数毎に区別して連チャンが発生した回数を連チャン突入回数として算出し、連チャン突入回数と引込図柄数との相関関係を示す遊技データ、即ち、連チャンの起因となったボーナス役の入賞時における引込図柄数を表示してもよい。例えば図6の場合、6回の連チャン突入回数が、いずれの引込図柄数において発生したかを表示してもよい。これにより、連チャンに突入し易い引込図柄数を判断することができる。また、ボーナス役の連チャンが発生しない状態との相関関係をも分析することができる。
引込図柄数別の連チャン突入回数や、引込図柄数別の連チャン終了回数を算出し、表示してもよい。その他、引込図柄数と連チャンとの相関関係が把握できる遊技データとしては種々の遊技データを採用することができる。
遊技情報表示装置(液晶表示部5)をスロットマシン1と一体的に設けたが、スロットマシン1と別体で設けるようにしてもよい。
遊技媒体として遊技球を用いるスロットマシンに適用することもできる。
前回のボーナス状態の終了時から100ゲーム以内に再度ボーナス状態が発生した状態を連チャンと判定したが、前回のボーナス状態の終了時から100ゲーム以内に再度ボーナス状態が内部当選した状態を連チャンと判定してもよい。
連チャン期間は、一実施形態で例示した100ゲームに限定されず、任意のゲーム数を設定することができる。
Claims (3)
- 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の小役及びボーナス役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により小役の入賞が発生したと判定されたときに、当該小役の種類に対応する数の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、
前記入賞判定手段によりボーナス役の入賞が発生したと判定されたときに、所定のボーナス終了条件が成立するまで、前記小役の内部当選確率を高めたボーナス状態を発生するボーナス状態発生手段と、
前記内部抽選手段によりボーナス役が内部当選役として決定されたときに、その旨を遊技者に告知する告知手段と、を備えたスロットマシンに付設される遊技情報表示装置において、
前記ボーナス状態が終了した時点から次のボーナス役が内部当選、又は入賞するまでのゲーム数を計数するボーナス間ゲーム数計数手段と、
ボーナス役が入賞したゲームにおいて、前記表示制御手段が当該ボーナス役に対応する図柄を引き込んだ引込範囲を特定する引込範囲特定手段と、
ボーナス状態が終了してから新たに次のボーナス役が内部当選、又は入賞するまでの期間が予め定められた連チャン期間内であるか否かに基づいて連チャンが発生したか否かを判定する連チャン判定手段と、
前記引込範囲特定手段が特定した引込範囲と、前記連チャン判定手段による判定結果とに基づいて、前記引込範囲と前記連チャンとの相関関係を示す遊技データを算出する遊技データ算出手段と、
前記遊技データ算出手段が算出した遊技データを表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする遊技情報表示装置。 - 前記遊技データ算出手段は、前記引込範囲特定手段が特定した引込範囲毎に区別して前記連チャンが発生した回数を算出することを特徴とする請求項1記載の遊技情報表示装置。
- 前記遊技データ算出手段は、前記連チャン判定手段により連チャンと判定されなかったボーナス役の入賞ゲームにおける前記引込範囲毎に区別して前記連チャンが発生した回数を連チャン突入回数として算出することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技情報表示装置。
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