JP2012120939A - 触媒の製造方法及び触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】NO浄化能の更なる向上及び高温雰囲気下での貴金属の高分散化の維持を図るとともに、製造工程をより簡素化可能な触媒の製造方法及び触媒を提供する。
【解決手段】マグネトプランバイト型複合酸化物を形成しつつ貴金属が担持された触媒の製造方法であって、ランタンイオン及びマンガンイオンに加えてパラジウムイオンを含む混合水溶液を調製する水溶液調製工程S1と、多孔質アルミナの細孔にて生じる毛細管現象を利用したポアフィリング法により当該細孔内に水溶液調製工程で得られた混合水溶液を充填する水溶液充填工程S2と、水溶液充填工程S2にて細孔内に混合水溶液が充填された多孔質アルミナを乾燥する乾燥工程S3と、乾燥工程S3で得られた多孔質アルミナを焼成することにより、パラジウムを含有したマグネトプランバイト型複合酸化物を生成させる焼成工程S5とを有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、マグネトプランバイト型複合酸化物(LaMnAl1119)を形成しつつ貴金属が担持された触媒の製造方法及び触媒に関するものである。
通常、排ガス浄化触媒は、触媒活性成分である貴金属微粒子の粒子成長に起因して性能劣化が生じてしまうと考えられている。この貴金属微粒子は、一般には、耐熱性アルミナ担体(触媒担体)の表面に分散して使用されるが、環境温度が上昇するにつれてアルミナ表面を拡散・移動して凝集を繰り返して成長してしまうことから、このような担体表面における貴金属微粒子の拡散・移動を抑制することにより貴金属触媒の性能劣化を抑制すべく、技術開発が進められている。
例えば特許文献1には、アルミナ担体の細孔内に貴金属微粒子を閉じ込め、その移動・拡散を抑制する方法が開示されている。かかる方法においては、アルミナ細孔内に貴金属微粒子を閉じ込めるにあたり、貴金属微粒子とともに酸化セリウムや酸化ジルコニウムあるいは酸化マグネシウムなどの酸化物粒子を同時に閉じ込め、細孔内における貴金属微粒子の凝集を防止する工夫がなされている。
然るに、近年、耐熱性に優れたペロブスカイト型複合酸化物触媒が注目されている。かかるペロブスカイト型複合酸化物はABOと表記されるが、Aにランタン(La)、Bに鉄(Fe)やコバルト(Co)或いはマンガン(Mn)を使用することが多い。かかるペロブスカイト型複合酸化物(LaFeOやLaCoO、LaMnO)だけでも排ガス浄化活性はあるが、処理ガス量が少ないことやNO浄化性能に劣ることが指摘されていた。この欠点を克服するため、従来、LaFeOの一部を貴金属(Pd)で置換したLaFe(1−x)Pdが提案されるに至っている(例えば特許文献2参照)。
ところで、アルミナを主成分とし、アルカリ土類金属としてランタン(La)を含有するマグネトプランバイト型複合酸化物を触媒として使用することが提案されており、その場合、置換金属原子としてマンガンや鉄を選択することも提案されている。マグネトプランバイト型複合酸化物(MPBと略記)は上記したペロブスカイト型複合酸化物よりも耐熱性に優れた複合酸化物と考えられており、アルミナ(Al)や酸化鉄(Fe)を主成分として結晶格子を形成し、結晶格子内にアルカリ金属イオン、あるいはアルカリ土類金属イオンを含有している。
而して、従来より、AMnAl12−x19(但し、Aはアルカリ金属、アルカリ土類金属または希土類金属)と表記されるMPBを貴金属塩の水溶液に浸漬し、その乾燥・焼成物を耐熱性に優れた排ガス浄化触媒とする技術が提案されている(特許文献3参照)。かかる従来技術によれば、Mn置換MPB((La・Mn)Al1119−x)を合成するには1モルのLaと1モルのMn、11モルのAl前駆体を精確に秤量し1300℃以上、好ましくは1450℃で5時間以上焼成して排ガス触媒を得ていた。
特開2003−135963号公報 特開平5−3136号公報 特開平9−271672号公報
しかしながら、上記従来の触媒においては、以下の如き問題があった。
即ち、ペロブスカイト型複合酸化物触媒を用いた従来のものは、900℃で100時間の熱処理をしたあとでもHCやCO、NO浄化性能に劣化がなく、すでに実車に搭載されるに至っている。しかし、近時においては、燃焼装置の熱効率改善の観点からより高温での燃焼技術が開発されており、それに伴って燃焼排ガスの温度も上昇していることから、冷間時排ガス浄化のため、エンジン直下に設置される触媒は900℃を超える高温環境下となることもあり、上記従来の触媒では当該高性能燃焼装置に適用した場合、耐熱性及び耐久性に十分ではないという問題があった。
また、マグネトプランバイト型複合酸化物を用いた従来のものは、MPBそのものが耐熱性に優れた材料であることから、耐熱性を向上し得ると思われるものの、Mn置換MPB((La・Mn)Al1119−x)を合成するには1モルのLaと1モルのMn、11モルのAl前駆体を精確に秤量し1300℃以上、好ましくは1450℃で5時間以上焼成する必要があり、製造工程が多く且つ複雑であるとともに、得られたMn置換MPBの比表面積は非常に小さく、例えば10m/g以下となるため、触媒材料として使用することはできない。
しかるに、本出願人は、マグネトプランバイト型複合酸化物を用いた触媒について鋭意研究するに至ったが、当該マグネトプランバイト型複合酸化物を用いた触媒において、特にNOの浄化能の更なる向上や高温雰囲気下での貴金属の高分散化状態の維持(貴金属の移動・凝集による成長の抑制)について改善の余地を見出すとともに、触媒の製造方法においては、製造工程の簡素化について検討の余地があることを見出した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、NO浄化能の更なる向上及び高温雰囲気下での貴金属の高分散化の維持を図るとともに、製造工程をより簡素化可能な触媒の製造方法及び触媒を提供することにある。
請求項1記載の発明は、マグネトプランバイト型複合酸化物(LaMnAl1119)を形成しつつ貴金属が担持された触媒の製造方法であって、ランタンイオン及びマンガンイオンに加えて前記貴金属イオンを含む混合水溶液を調製する水溶液調製工程と、前記多孔質アルミナの細孔にて生じる毛細管現象を利用したポアフィリング法により当該細孔内に前記水溶液調製工程で得られた前記混合水溶液を充填する水溶液充填工程と、該水溶液充填工程にて細孔内に前記混合水溶液が充填された多孔質アルミナを乾燥する乾燥工程と、該乾燥工程で得られた多孔質アルミナを焼成することにより、前記貴金属を含有したマグネトプランバイト型複合酸化物を生成させる焼成工程とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の触媒の製造方法において、前記貴金属がパラジウムであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、マグネトプランバイト型複合酸化物(LaMnAl1119)構造中のマンガンの少なくとも一部を貴金属に置換させ、La(Mn1−x)Al1119(但しMは貴金属)なる組成式から成るものとされたことを特徴とする触媒である。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の触媒において、前記貴金属がパラジウムとされ、La(Mn1−xPd)Al1119なる組成式から成るものとされたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3又は請求項4記載の触媒において、前記組成式において、0<x<0.25とされたことを特徴とする。
本発明によれば、ランタンイオン及びマンガンイオンに加えて貴金属イオンを含む混合水溶液を調製し、かかる混合水溶液を多孔質アルミナの細孔内にポアフィリング法にて充填し、乾燥及び焼成するので、貴金属を触媒担体に担持させるための別個の工程を必要とせず、製造工程を簡素化することができるとともに、得られた触媒においても、NO浄化能の更なる向上及び高温雰囲気下での貴金属の高分散化の維持を図ることができる。
さらに、マグネトプランバイト型複合酸化物(LaMnAl1119)構造中のマンガンの少なくとも一部を貴金属に置換させ、La(Mn1−x)Al1119(但しMは貴金属)なる組成式から成るものとされたので、NO浄化能の更なる向上及び高温雰囲気下での貴金属の高分散化の維持を図ることができる。
本発明の実施形態に係る触媒の製造方法を示すフローチャート 実施例1〜4及び比較例1に係る触媒のXRD回折パターンを示すグラフ 実施例1〜4及び比較例1に係る触媒の活性評価を示すグラフ 実施例1〜4及び比較例1に係る触媒の活性評価を示すグラフ 実施例4及び比較例1に係る触媒の活性評価(450℃での浄化率の変化)を示すグラフ 実施例1及び比較例1に係る触媒の活性評価(T(50)の変化)を示すグラフ
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る触媒は、多孔質アルミナの細孔内にマグネトプランバイト型複合酸化物(LaMnAl1119)(MPB)を形成して成り、その上にパラジウム(Pd)等の貴金属が担持されたものであり、図1に示すように、水溶液調製工程S1と、水溶液充填工程S2と、乾燥工程S3と、仮焼工程S4、焼成工程S5とを経ることにより排ガス浄化触媒を得ることができる。なお、本実施形態においては、貴金属を触媒担体に担持させる如き貴金属担持工程は不要とされている。
水溶液調製工程S1は、ランタン(La)イオン及びマンガン(Mn)イオンに加えてパラジウム(Pd)イオン(貴金属イオン)を含む混合水溶液(即ち、マグネトプランバイト型複合酸化物を構成するためのLaイオン及びMnイオン、及び触媒反応を行わせるための貴金属としてのパラジウム(Pd)イオンを必須として、水溶液中に混合させたもの)を調製する工程である。なお、添加物として他のイオンを混合させるようにしてもよい。
水溶液充填工程S2は、多孔質アルミナの細孔にて生じる毛細管現象を利用したポアフィリング法により当該細孔内に水溶液調製工程S1で得られた混合水溶液を充填する工程である。このポアフィリング法は、アルミナ担体(触媒担体)の細孔容積を測定し、その容積と同量の水溶液(本実施形態においては水溶液調製工程S1で得られた混合水溶液)を添加して混合・撹拌することにより当該アルミナ担体(触媒担体)の細孔内に毛細管現象を利用して充填させる方法をいう。
乾燥工程S3は、水溶液充填工程S2にて細孔内に混合水溶液が充填された多孔質アルミナを乾燥する工程であり、これにより、触媒担体の細孔内は、その壁面がマグネトプランバイト型複合酸化物(MPB)生成のための成分(組成)で被覆(コーティング)された状態となる。かかる乾燥工程S3において、例えば110℃で12時間程度乾燥するのが好ましい。
仮焼工程S4は、乾燥工程S3で乾燥したものを、例えば約600℃で4時間程度焼成する工程である。焼成工程S5は、乾燥工程S3で得られて仮焼工程S4を経た多孔質アルミナを更に空気中において約1000℃で焼成し、その細孔内でマグネトプランバイト型複合酸化物を生成させるための工程である。焼成時間は、60時間以上とされる。
以上の工程S1〜S5を経ることにより、本実施形態に係る触媒が製造されることとなる。即ち、本実施形態によれば、触媒担体の細孔内に混合水溶液を充填させる単一の工程(水溶液充填工程S2)にて、マグネトプランバイト型複合酸化物(MPB)生成と触媒反応を行わせるための貴金属の担持とを同時に行わせることができるのであり、既述したように、貴金属を触媒担体に担持させる如き貴金属担持工程は不要とされているのである。
上記実施形態によれば、ランタン(La)イオン及びマンガン(Mn)イオンに加えて貴金属イオン(パラジウムイオン)を含む混合水溶液を調製し、かかる混合水溶液を多孔質アルミナの細孔内にポアフィリング法にて充填し、乾燥及び焼成するので、貴金属(パラジウム)を触媒担体に担持させるための別個の工程を必要とせず、製造工程を簡素化することができるとともに、得られた触媒においても、NO浄化能の更なる向上及び高温雰囲気下での貴金属の高分散化の維持を図ることができる。
しかるに、本実施形態の如く水溶液充填工程S2にて混合水溶液を触媒担体の細孔内に充填させた後、乾燥及び焼成させることにより、マグネトプランバイト型複合酸化物(LaMnAl1119)構造中のマンガンの少なくとも一部を貴金属に置換させ(残部のパラジウムイオン(貴金属イオン)はPdO微粒子として共存)、La(Mn1−x)Al1119(但しMは貴金属;本実施形態においては「Pd」)なる組成式から成るものとなっている。特に、かかる組成式において、0<x<0.25とされた触媒が好ましい。
このように、マグネトプランバイト型複合酸化物(LaMnAl1119)構造中のマンガンの少なくとも一部を貴金属に置換させ、La(Mn1−x)Al1119(但しMは貴金属)なる組成式から成るものとされたので、NO浄化能の更なる向上及び高温雰囲気下での貴金属の高分散化の維持を図ることができる。本実施形態における貴金属は、パラジウム(Pd)とされているが、触媒反応が行われる他の貴金属を用いるようにしてもよい。
なお、上記触媒担体及び触媒の製造方法によれば、ポアフィリング法により多孔質アルミナの細孔内に水溶液調製工程で得られた水溶液を充填し、その多孔質アルミナを乾燥させることにより細孔内でマグネトプランバイト型複合酸化物を析出させているので、例えば約1000℃という高温雰囲気下に長時間曝された後もHCやCO、NOの浄化性能を維持し得る触媒担体及び触媒をより簡易に得ることができる。
さらに、(La・Mn)Al1119に他の金属としてCo(コバルト)、Cu(銅)又はNb(ニオブ)の何れかを添加した(La(Mn・M1−x)Al1119(但し、Mは、Co、Cu又はNb))を使用するものとしてもよい。この場合、HCやCOの低温燃焼活性の改善及びリーン条件下におけるNO浄化能の向上を図ることができる触媒担体及び触媒をより簡易に得ることができる。
次に、本発明における具体的特性等を示すための実験結果について、実施例を用いて説明する。
(実施例1)
8.66g(0.02mol)の硝酸ランタン(La(NO・6HO)と、4.31g(0.015mol)の硝酸マンガン(Mn(NO・4HO)を4mlの蒸留水に溶解させ、これにPd濃度8.304wt.%のジニトロジアミンPd溶液5.80gを混合させた(水溶液調製工程)。この混合溶液は、0.482g(0.005mol)のPdイオンを含んでいる。なお、硝酸ランタンや硝酸マンガンには、結晶水があるため、混合水溶液の容積は、約11mlとなっている。
この混合水溶液を、11.22g(0.11mol)の市販アルミナ(比表面積;247m/g、細孔容積;1.0ml/g)の細孔内にポアフィリング法により充填(水溶液充填工程)し、110℃に保持した乾燥器で12時間乾燥(乾燥工程)した後、600℃で4時間仮焼成させ、更に1000℃で60時間焼成する(焼成工程)ことにより、La(Mn0.75Pd0.25)Al1119触媒粉末(実施例1)を調整した。この触媒には、3.0wt.%のPd(貴金属)が担持されている。なお、本実施例においては、本触媒の熱耐久性を評価するために、さらに1000℃で60時間(合計120時間)の熱処理を行った。
(実施例2)
8.66g(0.02mol)の硝酸ランタン(La(NO・6HO)と、4.70g(0.0164mol)の硝酸マンガン(Mn(NO・4HO)を4mlの蒸留水に溶解させ、これにPd濃度8.304wt.%のジニトロジアミンPd溶液4.617gを混合させた(水溶液調製工程)。この混合溶液は、0.383g(0.0036mol)のPdイオンを含んでいる。そして、他の製造工程及び条件を実施例1と同様のものとし、La(Mn0.82Pd0.18)Al1119触媒粉末(実施例2)を調整した。この触媒には、2.37wt.%のPd(貴金属)が担持されている。
(実施例3)
8.66g(0.02mol)の硝酸ランタン(La(NO・6HO)と、4.88g(0.0170mol)の硝酸マンガン(Mn(NO・4HO)を4mlの蒸留水に溶解させ、これにPd濃度8.304wt.%のジニトロジアミンPd溶液3.844gを混合させた(水溶液調製工程)。この混合溶液は、0.319g(0.0030mol)のPdイオンを含んでいる。そして、他の製造工程及び条件を実施例1と同様のものとし、La(Mn0.85Pd0.15)Al1119触媒粉末(実施例3)を調整した。この触媒には、1.98wt.%のPd(貴金属)が担持されている。
(実施例4)
8.66g(0.02mol)の硝酸ランタン(La(NO・6HO)と、5.00g(0.0175mol)の硝酸マンガン(Mn(NO・4HO)を4mlの蒸留水に溶解させ、これにPd濃度8.304wt.%のジニトロジアミンPd溶液3.191gを混合させた(水溶液調製工程)。この混合溶液は、0.265g(0.0025mol)のPdイオンを含んでいる。そして、他の製造工程及び条件を実施例1と同様のものとし、La(Mn0.88Pd0.12)Al1119触媒粉末(実施例4)を調整した。この触媒には、1.50wt.%のPd(貴金属)が担持されている。
(比較例1)
8.66g(0.02mol)の硝酸ランタン(La(NO・6HO)と、5.74g(0.02mol)の硝酸マンガン(Mn(NO・4HO)を5mlの蒸留水に溶解させた。なお、硝酸ランタンや硝酸マンガンには、結晶水があるため、水溶液の容積は、約11mlとなっている。この水溶液を、11.22g(0.11mol)の市販アルミナ(比表面積;247m/g、細孔容積;1.0ml/g)の細孔内にポアフィリング法により充填し、110℃に保持した乾燥器で12時間乾燥した後、600℃で4時間仮焼成させ、更に1000℃で60時間焼成することにより、LaMnAl1119(MPB)粉末、16.1gを得た。
この粉末は、0.3ml/gの細孔を有しているが、その細孔内にPd濃度8.304wt.%のジニトロジアミンPd溶液5.80g(0.482gのPdイオンを含んでいる)を充填させ、110℃に保持した乾燥器で12時間乾燥した後、600℃で4時間焼成することにより、3%Pd/MPB触媒(比較例1)を調製した。なお、この触媒の熱耐久性を評価するため、1000℃で60時間或いは120時間の熱処理を行った。
(比較例2)
比較例1で調整したLaMnAl1119(MPB)粉末(5g)を、2.0mlの蒸留水で希釈した1.0gのアルミナゾル(繊維状アルミナ含有率10wt.%)と混合させ、110℃に保持した乾燥器で12時間乾燥した後、600℃で4時間仮焼成させ、更に1000℃で5時間焼成することにより、アルミナゾルコートMPB粉末を得た。このMPB粉末の表面は、バリア(仕切り)材としての機能を持つ繊維状アルミナで被覆されている。
このようにして得られたアルミナゾルコートMPB粉末の細孔に対し、Pd濃度8.304wt.%のジニトロジアミンPd溶液1.08g(0.09gのPdイオンを含んでいる)を充填させ、110℃に保持した乾燥器で12時間乾燥した後、600℃で4時間焼成することにより、3%Pd/アルミナゾルコートMPB触媒(比較例2)を調製した。なお、この触媒の熱耐久性を評価するため、1000℃で60時間或いは120時間の熱処理を行った。
(実験1)
実施例1〜4および比較例1に係る触媒について、MPB生成とPdO存在状態の確認を目的としてXRDを測定した。その測定結果を図2に示す。この測定結果によれば、測定した全ての試料についてMPBの生成を確認することができた。また、PdOについては、多くの回析線がMPBのピークと重なり合うことから、その存在を確認することが困難であったが、2θ=29.3(図2中符号αで示したピーク)と2θ=54.7(同図中符号βで示したピーク)がPdOに同定されるものである。
この2つのピークは、比較例1(3%Pd/MPB触媒)では(ピーク強度は弱いが)明瞭に存在するものの、実施例1〜4では確認できない。すなわち、比較例1においては、PdイオンがPdO粒子として存在するが、実施例1〜4においては、Pdイオンの一部がMPB構造(MPB格子)内のMnイオンと置換されて当該MPB構造(MPB格子)に取り込まれているものと推測できる。尚、MPB構造(MPB格子)に取り込まれなかたPdイオンは、PdO粒子として触媒中に共存するものと思われる。
(実験2)
実施例1〜4、及び比較例1、2に係る触媒中のPd粒子の粒子径を測定した。粒子径の測定には、COパルス吸着法を利用したが、Pdは酸化物(PdO)となっているので、窒素で希釈した10vol.%H/Nにより、150℃で30分間還元処理をした後、室温におけるCOの吸着量を観測することにより、Pd粒子の比表面積や粒子径を算出した。その結果を以下の表1に示す。なお、ここでは、実施例1〜4に係る触媒中のPdイオンもPdOとして存在するものと仮定し、Pd粒子の比表面積及び粒子径を算出することとした。
Figure 2012120939
上記表1によれば、実施例1と比較例1、2とは、何れも3%のPdを担持しているが、実施例1のものは、1000℃−60時間の熱処理でも120時間の熱処理でもPd粒子の粒子径は小さくなっていることが分かる。このことから、本発明の如く「触媒担体の細孔内に混合水溶液を充填させる単一の工程(水溶液充填工程S2)にて、マグネトプランバイト型複合酸化物(MPB)生成と触媒反応を行わせるための貴金属の担持とを同時に行わせる」ことにより得られた触媒は、担体にPd塩水溶液を含浸させる従来の汎用的方法で調製した触媒に比べると、貴金属粒子(Pd粒子)の粒子成長を抑制することができることが分かった。したがって、実施例1(実施例2〜4も同様)は、高温雰囲気下での貴金属の高分散化の維持を図ることができるのである。
また、実施例1のものは、MPB担体表面に貴金属粒子の成長を抑制する成長抑制材としての繊維状アルミナを塗布したもの(比較例2)と比べると、1000℃−120時間の熱処理ではPd粒子径が若干大きくなっているものの、60時間熱処理ではPd粒子径はほとんど同一であることが分かる。すなわち、本発明の如く「触媒担体の細孔内に混合水溶液を充填させる単一の工程(水溶液充填工程S2)にて、マグネトプランバイト型複合酸化物(MPB)生成と触媒反応を行わせるための貴金属の担持とを同時に行わせる」ことにより得られた触媒は、担体表面にバリア(仕切り)材をコーティングさせて成る触媒とほぼ同程度の粒子径抑制効果があると判断できる。
(実験3)
実施例1〜4、及び比較例1に係る触媒をペレット状に成型した後、粉砕し、0.25〜1.0mmの粉末とし、これを用いて浄化活性を評価した。但し、実施例1〜4におけるLa(Mn1−xPd)Al1119のPd担持量はxの値により1.5〜3.0%と異なるため、活性評価に用いる試料粉末の量を調整してPd量が10mgとなるようにした。すなわち、実施例1(Pd担持量が3%)は0.338g(0.5ml)、実施例2(Pd担持量が2.37%)は0.427g(0.63ml)、実施例3(Pd担持量が1.98%)は0.514g(0.76ml)、実施例4(Pd担持量が1.98%)は0.667g(1.0ml)の触媒をそれぞれ用いることとした。
実験で用いる模擬ガスの組成は、NO;1500ppm、CO;0.65%、HC;360ppm(内訳はC;180ppm、C;180ppm)、O;0.50%とされ、バランスガスとして窒素を用い、ガス流量を1l/minに設定した。触媒層の温度を室温から600℃まで45℃/minで昇温させ、当該触媒層に対して模擬ガスを通過させるとともに、各温度における触媒層入口と出口のガス組成を赤外分光法と磁気式酸素分析法で測定することにより、触媒活性を評価した。
なお、触媒活性評価にあたっては二つの指標を用いることとし、一つは、HCやCO、NOの濃度が半減する温度(T50)の観測とし、もう一つは、450℃におけるHCやCO、NOの浄化率の観測とした。これらの観測結果を以下の表2に示す。かかる表2においては、1000℃で60時間熱処理をした触媒について得られた結果とされており、これらの結果において、xの値が異なる実施例1〜4の相互比較を行い易いように、図3、4にも実験結果を示すこととした。
Figure 2012120939
上記表2、図3からも分かるように、Pd担持量が3%と同一である実施例4と比較例1とでは、450℃における活性を比べると、CO浄化率は同等であるが、HCやNOの浄化率は実施例4の方が高く、これらHCやNOの浄化率について実施例の方がより優れていることが判断できる。また、表2、図4からも分かるように、HCやCO、NOの濃度が半減する温度T(50)についても、実施例4の方が比較例1よりも低く、これらHCやCO、NOの浄化について実施例の方が優れていることが判断できる。
すなわち、本発明の如く「触媒担体の細孔内に混合水溶液を充填させる単一の工程(水溶液充填工程S2)にて、マグネトプランバイト型複合酸化物(MPB)生成と触媒反応を行わせるための貴金属の担持とを同時に行わせる」ことにより得られた触媒は、比較例1に対して排ガス浄化性能に優れていることが分かる。これは、本発明に係る触媒(特に実施例4)におけるPdの分散性が比較例1のものと比べて優れていることに起因すると思われる。また、実施例1〜4におけるLa(Mn1−xPd)Al1119について比較すると、xの値が小さく触媒中のPd担持量が少ない方が450℃におけるHCやCO、NOの浄化活性、及び濃度が半減する温度T(50)の両方共、有利であることが確認された。
しかるに、実施例1〜4におけるLa(Mn1−xPd)Al1119について、xの値が0.25を超えるとMPB構造(MPB格子)に組み込まれないPdイオンの量が増加してPdOの析出量が多くなるため、比較例1と性能が類似する一方、xの値が0.1より小さいと、例えば車両等の触媒体に塗布する触媒粉末の量がより多く必要とされることとなり、走行時に剥離してしまう虞がある。したがって、La(Mn1−xPd)Al1119なる組成式において、0.1<x<0.25が好ましい。尚、走行時の剥離等の不具合を解消することにより、La(Mn1−xPd)Al1119なる組成式において、0<x<0.25が好ましい。
(実験4)
実験3で用いた実施例1〜4、及び比較例1に係る触媒を更に1000℃で60時間(合計120時間)熱処理した後、同実験1と同様の方法で浄化活性を測定して触媒の熱耐久性を評価した。その結果を以下の表3に示す。なお、実施例4と比較例1の1000℃−60時間熱処理語における450℃での浄化率やT(50)の変化を、図5、6に示した。
Figure 2012120939
上記表3及び図5からも分かるように、1000℃−120時間の熱処理によりHC浄化率は実施例4及び比較例1の両方共若干低下しているものの、NOについて実施例4に係る触媒においては、比較例1の触媒と比較して高浄化率を維持しており、活性低下が観測されなかった。また、表3及び図6からも分かるように、実施例4に係る触媒のT(50)は、T(50)HCやT(50)COだけでなくT(50)NOについてもほぼ一定を維持しており、熱耐久性に非常に優れていることが分かる。
なお、表2と表3とを比べることにより、実施例1〜4におけるLa(Mn1−xPd)Al1119なる組成のxの値が小さくなるほど熱耐久性が向上し、特にNO浄化についてはその傾向が著しいことが分かった。これは、触媒中の貴金属濃度を低くすることによるPd粒子の成長抑制効果に起因するものと考えられる。すなわち、本発明に係るLa(Mn1−xPd)Al1119なる組成の触媒は、触媒中の貴金属濃度を低くすることができることに加え、担体を修飾して貴金属(酸化物)粒子との親和性を向上させ、貴金属粒子を安定的に担体表面に固定することができるものである。
ランタンイオン及びマンガンイオンに加えて前記貴金属イオンを含む混合水溶液を調製する水溶液調製工程と、多孔質アルミナの細孔にて生じる毛細管現象を利用したポアフィリング法により当該細孔内に水溶液調製工程で得られた混合水溶液を充填する水溶液充填工程と、水溶液充填工程にて細孔内に前記混合水溶液が充填された多孔質アルミナを乾燥する乾燥工程と、乾燥工程で得られた多孔質アルミナを焼成することにより、貴金属を含有したマグネトプランバイト型複合酸化物を生成させる焼成工程とを有する触媒の製造方法及び触媒であれば、種々工程を付加したもの等にも適用することができる。
S1 水溶液調製工程
S2 水溶液充填工程
S3 乾燥工程
S4 仮焼工程
S5 焼成工程

Claims (5)

  1. マグネトプランバイト型複合酸化物(LaMnAl1119)を形成しつつ貴金属が担持された触媒の製造方法であって、
    ランタンイオン及びマンガンイオンに加えて前記貴金属イオンを含む混合水溶液を調製する水溶液調製工程と、
    前記多孔質アルミナの細孔にて生じる毛細管現象を利用したポアフィリング法により当該細孔内に前記水溶液調製工程で得られた前記混合水溶液を充填する水溶液充填工程と、
    該水溶液充填工程にて細孔内に前記混合水溶液が充填された多孔質アルミナを乾燥する乾燥工程と、
    該乾燥工程で得られた多孔質アルミナを焼成することにより、前記貴金属を含有したマグネトプランバイト型複合酸化物を生成させる焼成工程と、
    を有することを特徴とする触媒の製造方法。
  2. 前記貴金属がパラジウムであることを特徴とする請求項1記載の触媒の製造方法。
  3. マグネトプランバイト型複合酸化物(LaMnAl1119)構造中のマンガンの少なくとも一部を貴金属に置換させ、La(Mn1−x)Al1119(但しMは貴金属)なる組成式から成るものとされたことを特徴とする触媒。
  4. 前記貴金属がパラジウムとされ、La(Mn1−xPd)Al1119なる組成式から成るものとされたことを特徴とする請求項3記載の触媒。
  5. 前記組成式において、0<x<0.25とされたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の触媒。
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