JP2008296107A - 排ガス浄化用触媒及びその製造方法 - Google Patents

排ガス浄化用触媒及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高いCO酸化活性を有するAu触媒からなる排ガス浄化用触媒を提供する。
【解決手段】セリア−ジルコニア固溶体からなる担体にAuを担持してなることを特徴とする、排ガス浄化用触媒が提供される。
【選択図】図4

Description

本発明は、排ガス浄化用触媒及びその製造方法に関する。
従来、自動車の排ガス浄化用触媒としては、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)の酸化と窒素酸化物(NOx)の還元とを同時に行う三元触媒が用いられている。このような触媒としては、アルミナ(Al23)等の多孔質酸化物担体に、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)等の白金族元素を担持させたものが広く知られている。
しかしながら、これらの白金族元素は、自動車の排ガス規制の強化とともに使用量が増加しており、資源の枯渇が懸念されている。このため、白金族元素の使用量を減らすとともに、将来的には、白金族元素の役割を他の金属で代替することが必要とされている。
このような代替金属の1つに金(Au)があり、Auを用いた排ガス浄化用触媒について多くの研究が行われている。
特許文献1には、AuとSr又はLaで構成される金属化合物を、酸素を含有する雰囲気で熱処理して製造された金属微粒子担持酸化物触媒が記載され、このような触媒がCO、HC及びNOの浄化に関して優れた触媒活性を示すことが記載されている。
特許文献2には、アルミナを担体として構成しかつAuを活性成分として構成してなる触媒成分を基体上に備えたことを特徴とする排ガス浄化触媒が記載され、このような触媒は、450℃以上の高温の排ガスに対する触媒活性が高く、また、高温の排ガスによる触媒活性の劣化が少ないと記載されている。
特許文献3には、Auと金属M(Pt、Pd、Ag、Cu、Ni)から選ばれる1種又は2種以上の元素で構成される金合金触媒であって、Auと金属Mとの重量比がAu/M=1/9〜9/1であり、かつ合金中のAu固溶量が20〜80重量%であることを特徴とする金合金触媒が記載され、このような触媒がリーン域における窒素酸化物浄化特性に優れていると記載されている。
特開平10−216519号公報 特開平09−206593号公報 特開平10−216518号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載される従来のAu触媒では、担体としてアルミナ等の金属酸化物を使用しているため、排ガス中のCOを酸化して浄化する際、担体に吸着した酸素しか反応に寄与しておらず、したがって、触媒のCO酸化活性に限界があった。
そこで、本発明は、高いCO酸化活性を有するAu触媒からなる排ガス浄化用触媒及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は下記にある。
(1)セリア−ジルコニア固溶体からなる担体にAuを担持してなることを特徴とする、排ガス浄化用触媒。
(2)前記セリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量が40〜80wt%であることを特徴とする、上記(1)に記載の排ガス浄化用触媒。
(3)前記担体がチタニアをさらに含有することを特徴とする、上記(1)又は(2)に記載の排ガス浄化用触媒。
(4)(a)セリア−ジルコニア固溶体からなる担体を含む溶液にAu化合物を含む溶液を導入する工程、(b)工程(a)で得られた溶液に炭酸ナトリウム溶液を滴下して沈殿物を形成する工程、及び(c)前記沈殿物を乾燥及び焼成する工程を含むことを特徴とする、排ガス浄化用触媒の製造方法。
(5)前記担体がチタニアをさらに含有することを特徴とする、上記(4)に記載の排ガス浄化用触媒の製造方法。
(6)前記セリア−ジルコニア固溶体が、アルカリ性溶液にセリウム化合物とジルコニウム化合物を導入し、得られた共沈物を乾燥及び焼成することによって調製されることを特徴とする、上記(4)又は(5)に記載の排ガス浄化用触媒の製造方法。
(7)前記炭酸ナトリウムの滴下速度が、2.0×10-5mol/秒以下であることを特徴とする、上記(4)〜(6)のいずれか1項に記載の排ガス浄化用触媒の製造方法。
本発明のセリア−ジルコニア固溶体からなる担体にAuを担持した排ガス浄化用触媒によれば、担体に吸着した酸素だけでなく、担体中に存在する酸素もCOの酸化反応に利用することができるため、結果として、従来のAu触媒、さらには同じセリア−ジルコニア固溶体からなる担体にPtを担持した触媒よりも高いCO酸化活性を得ることができる。また、上記担体にさらにチタニアを加えることで、触媒のCO酸化活性を一層向上させることが可能である。さらには、本発明の排ガス浄化用触媒の製造方法によれば、活性金属種であるAuが微粒子化され、担体に対し高分散に担持されるので、得られるAu触媒の活性、特にはCOの酸化活性を顕著に向上させることが可能である。
本発明の排ガス浄化用触媒は、セリア−ジルコニア固溶体からなる担体にAuを担持してなることを特徴としている。
図1は、Au触媒におけるCO酸化反応のメカニズムを示す概念図である。
アルミナ(Al23)等の金属酸化物担体に活性金属種としてAuを担持してなる従来の排ガス浄化用触媒では、COの酸化反応は、Auに吸着したCOが担体に物理吸着した酸素と反応することによって行われる。具体的には、図1に示すように、まず、活性金属種であるAuにCOが吸着し、吸着したCOが担体1とAuの界面に移動する。そして、このCOが担体に物理吸着した酸素2と反応してCO2に酸化される。しかしながら、このような従来の排ガス浄化用触媒では、担体に物理吸着した酸素しかCOの酸化反応に利用することができないため、十分なCO酸化活性を得ることができない。
本発明によれば、担体に酸素貯蔵能(以下、OSC能ともいう)を有するセリア−ジルコニア固溶体を用いることで、図1に示すように、担体1に物理吸着した酸素2だけでなく、担体1の骨格内に存在する酸素3もCOの酸化反応に利用することができるようになる。その結果、本発明のAu触媒によれば、従来のAu触媒、さらには同じセリア−ジルコニア固溶体からなる担体にPtを担持した触媒よりも高いCO酸化活性を得ることができる。
本発明によれば、担体として用いられるセリア−ジルコニア固溶体は、共沈法を用いて調製することができる。
共沈法を用いた従来のセリア−ジルコニア固溶体の調製は、セリウムの水溶性塩とジルコニウムの水溶性塩からなる混合水溶液にアルカリ性物質を添加して徐々にpHを高くすることにより共沈させ、それを熱処理するという方法が一般的である。
本発明においては、セリア−ジルコニア固溶体は、従来の方法とは異なり、最初にアンモニア水等のアルカリ性溶液を導入してpHを予め高くしておき(例えば、pH=約11)、そこにセリウム化合物とジルコニウム化合物、例えば、硝酸セリウムとオキシ硝酸ジルコニウムを添加して共沈させ、得られた共沈物を乾燥及び焼成することにより調製される。このようにすることで、より細かい粒子のセリア−ジルコニア固溶体を得ることができ、したがって、これを担体としてAuを担持した場合に、よりCO酸化活性の高い触媒を得ることができる。
上記共沈物の乾燥及び焼成は、より細かい粒子のセリア−ジルコニア固溶体を得るのに十分な温度及び時間において実施することができる。例えば、乾燥は80〜140℃の温度で12〜24時間実施することができ、焼成は400〜800℃で1〜5時間実施することができる。
本発明によれば、セリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量は、好ましくは40〜80wt%(すなわち、CeO2/ZrO2質量比=2/3〜4)、より好ましくは66.7wt%(すなわち、CeO2/ZrO2質量比=2)である。
本発明によれば、セリア−ジルコニア固溶体からなる担体に所定量のAuを担持した触媒(Au/CeO2−ZrO2)は、同じセリア−ジルコニア固溶体からなる担体に三元触媒の活性金属種として一般に用いられるPtを担持した触媒(Pt/CeO2−ZrO2)よりも高いCO酸化活性を有することができる。このことは、セリア−ジルコニア固溶体中の全セリア含有量において当てはまる。
さらに、本発明のAu/CeO2−ZrO2触媒は、セリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量を40〜80wt%とすることで、AuではなくPtを担持した場合に最もCO酸化活性の高いPt/CeO2−ZrO2触媒(セリア含有量=66.7wt%、すなわち、CeO2/ZrO2質量比=2)と同等か又はそれよりも高いCO酸化活性を示すことができる。本発明においては、セリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量は66.7wt%(CeO2/ZrO2質量比=2)であることが最も好ましい。
本発明の他の態様によれば、セリア−ジルコニア固溶体からなる担体は、チタニア(TiO2)をさらに含有することができる。
セリア−ジルコニア固溶体からなる担体にチタニアを加えることで、このような担体にAuを担持してなる触媒のCO酸化活性をさらに向上させることが可能である。
何ら特定の理論に束縛されることを意図するものではないが、セリア−ジルコニア固溶体にチタニアを添加することで、セリア−ジルコニア固溶体のシンタリングが抑制されると考えられる。セリア−ジルコニア固溶体は、一般に高いOSC能を有し、例えば、周囲雰囲気の変動によって酸素を吸放出することができる。しかしながら、セリア−ジルコニア固溶体は、調製時の焼成や使用時において曝される熱によってシンタリングし、このようなOSC能をうまく発揮できなくなる場合がある。チタニアをセリア−ジルコニア固溶体に加えることで、具体的には、チタニアをセリア−ジルコニア固溶体上に担持することで、例えば、チタニアがセリア−ジルコニア固溶体の拡散障壁となり、セリア−ジルコニア固溶体の粉末が熱によって移動し凝集すること、すなわち、シンタリングすることを抑制することができると考えられる。活性金属種であるAuは、セリア−ジルコニア固溶体上に担持されていると考えられるため、チタニアを加えることでセリア−ジルコニア固溶体のシンタリングを抑制することができれば、当然ながら、その上に担持されているAu粒子の凝集も抑制することができる。したがって、本発明によれば、高温の条件下でもAu粒子を微粒子のまま保持することができるので、触媒のCO酸化活性を高いまま維持することが可能となる。
本発明によれば、チタニアは、10〜60wt%(すなわち、TiO2/CeO2−ZrO2質量比=1/9〜2)の範囲においてセリア−ジルコニア固溶体からなる担体に担持することが好ましい。
チタニアの担持量が10wt%よりも小さいか又は60wt%よりも大きい場合には、チタニアを担持していないセリア−ジルコニア固溶体単独からなる担体にAuを担持した触媒よりもCOの酸化活性が低くなるので、チタニアの担持量は、10〜60wt%の範囲が好ましく、40wt%がより好ましい。
チタニアのセリア−ジルコニア固溶体からなる担体への担持は、例えば、セリア−ジルコニア固溶体を含む溶液にチタニア源としてチタニウムイソプロポキシド等を導入し、その後、乾燥及び焼成することによって行うことができる。
上記の乾燥及び焼成は、セリア−ジルコニア固溶体にチタニアを高分散に担持するのに十分な温度及び時間において実施することができる。例えば、乾燥は80〜140℃の温度で12〜24時間実施することができ、焼成は400〜800℃で1〜5時間実施することができる。
本発明によれば、活性金属種であるAuは、共沈法によってセリア−ジルコニア固溶体からなる担体又はセリア−ジルコニア固溶体にさらにチタニアを含有してなる担体上に担持することが好ましい。
Auは、活性金属種として用いた場合に、約10nm以下の粒径に制御することでCO酸化活性等の触媒活性を向上させることができると一般的に知られている。しかしながら、従来のいわゆる含浸、蒸発・乾固等による担体への担持では、このような粒径にAu粒子を制御することが困難であり、それゆえ、高い触媒活性を得ることができない。本発明によれば、共沈法によってAuを担体に担持することで、含浸等の従来法によって担持されたものよりもAu粒子を高分散に担持することができるので、得られる触媒のCO酸化活性を顕著に向上させることができる。
具体的には、Auの担持は、セリア−ジルコニア固溶体からなる担体又はセリア−ジルコニア固溶体にさらにチタニアを含有してなる担体を含む水溶液に塩化金酸等のAu化合物を含む溶液を導入し、さらにアルカリ成分を所定のpH値になるまでゆっくり滴下して沈殿物を形成し、得られた沈殿物を乾燥及び焼成することによって行うことができる。このようにすることで、Auが微粒子化され、担体に対して高分散に担持されるので、得られるAu/CeO2−ZrO2又はAu/TiO2/CeO2−ZrO2触媒の活性、特にはCOの酸化活性を顕著に向上させることができる。
本発明によれば、アルカリ成分として炭酸ナトリウムを使用し、その滴下速度は2.0×10-5mol/秒以下であることが好ましい。
炭酸ナトリウムの滴下速度を2.0×10-5mol/秒以下とすることで、Auを微粒子化し、担体に対して高分散に担持させることができる。2.0×10-5mol/秒よりも速い滴下速度の場合には、担体に担持されるAu粒子が大きくなるため、得られる触媒の活性、特にはCO酸化活性が低くなる。
上記沈殿物の乾燥及び焼成は、担体に対してAuを高分散に担持するのに十分な温度及び時間において実施することができる。例えば、乾燥は80〜140℃の温度で12〜24時間実施することができ、焼成は400〜800℃で1〜5時間実施することができる。
上記の方法によって得られるAu/CeO2−ZrO2触媒は、種々のパラメータ、すなわち、担体のCeO2/ZrO2質量比、アルカリ成分の滴下による最終到達pH、Au担持量(wt%)、アルカリ滴下速度(mol/秒)、焼成温度(℃)、アルカリ成分などにより、その活性、特にCO酸化活性が大きく影響を受けると考えられる。これらのパラメータは、例えば、実験計画法などを用いて以下のような手順により最適化することができる。
表1は、上記のパラメータを要因A〜Fとし、各要因について1〜3の水準を設定したものである。
Figure 2008296107
上記表1に示す要因と水準の27通りの組み合わせ、すなわち、表2の直交表に示す1〜27通りの組み合わせに基づいて27個のAu/CeO2−ZrO2触媒を調製した。なお、表1に示した要因以外のパラメータについては、各触媒に関して同じ調製条件としている。得られた各触媒について、実施例において後述するCO酸化活性の評価方法に基づいてCOの50%浄化温度を測定した。その値を表2の右端欄に示す。
Figure 2008296107
次いで、要因A〜Fについて得られたCOの50%浄化温度を、1〜3の各水準の母平均の推定のグラフとして図2の(a)〜(f)に示す。これらのグラフについて簡単に説明すると、例えば、図2(a)におけるA1の値(214℃)は、表1に示す要因Aの水準1(すなわち、CeO2:ZrO2=2:1の担体)に関するすべての実験(表2の1〜9)で得られたCO50%浄化温度の平均値を示している。他のA2及びA3、B1〜B3、C1〜C3、D1〜D3、E1〜E3並びにF1及びF2の各値についてもA1の場合と同様である。
図2(a)〜(f)の各グラフの結果から、担体中のCeO2とZrO2の質量比は2:1、アルカリ成分の滴下による最終到達pHは9、Au担持量は5wt%、アルカリ滴下速度は2.0×10-5mol/秒以下、焼成温度は500℃、アルカリ成分は炭酸ナトリウム(Na2CO3)が最適であると推定することができる。
また、直交表4、10及び22の各触媒、すなわち、担体中のCeO2とZrO2の質量比がそれぞれ2:1(CeO2含有量:66.7wt%)、6:5(CeO2含有量:54.5wt%)及び3:7(CeO2含有量:30wt%)の各触媒を用いて、そのCO酸化活性に対するOSC能の依存性について調べた。
上記の各触媒に2%CO/N2バランスと1%O2/N2バランスの試験ガスを1秒ごとに切り替えながら400℃の温度下で供給し、その酸素貯蔵量を測定した。各触媒について得られた酸素貯蔵量とCO50%浄化温度との関係を図3に示す。図3は、横軸に酸素貯蔵量を示し、縦軸にCO50%浄化温度を示している。
図3から明らかなように、酸素貯蔵量の増加とともにCOの50%浄化温度が減少していることがわかる。これは、担体にOSC能を有するセリア−ジルコニア固溶体を用いることで、担体に吸着した酸素だけでなく、担体中に存在する酸素もCOの酸化反応に利用することができ、したがって、触媒のCO酸化活性が向上したものと考えられる。
なお、上記の実験計画法を用いた実験は、本発明の方法における各パラメータの最適値を求めるための一手段に過ぎず、本発明はこれらのパラメータに何ら限定されるものではない。
本発明のAu/CeO2−ZrO2触媒は、COの酸化活性が極めて高く、このような用途において用いられる任意の触媒に適用することが可能である。特に同じセリア−ジルコニア固溶体を担体として用いた場合に、自動車の排ガス浄化用触媒における活性金属種として一般に用いられる白金(Pt)よりも高いCO酸化活性を有するので、例えば、従来の三元触媒と組み合わせて使用することも可能である。
具体的には、本発明のAu/CeO2−ZrO2触媒を三元触媒の上流側に配置し、上流側で排ガス中に含まれるCOを優先的に酸化し、この酸化反応によって生じた熱で下流の三元触媒を活性化し、下流で主としてNOxの還元や炭化水素(HC)の酸化を行うことも可能である。
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
本実施例では、種々のセリア含有量を有するセリア−ジルコニア固溶体からなる担体にAuを担持した触媒を調製し、それらの各触媒についてCOの50%浄化温度を測定した。
[CeO2−ZrO2担体の調製]
まず、アンモニア水200cc(pH11)中に所定量の硝酸セリウム六水和物(Ce(NO33・6H2O)とオキシ硝酸ジルコニウム二水和物(ZrO(NO32・2H2O)をそれぞれ添加して共沈させ、得られた共沈物を遠心分離し、蒸留水で数回洗浄した後、120℃で24時間乾燥し、800℃で2時間焼成してセリアの含有量が0〜100wt%のセリア−ジルコニア固溶体からなる担体粉末を得た。
[Au/CeO2−ZrO2触媒の調製]
上で調製したセリア−ジルコニア固溶体からなる各担体28.5gを水300ccに添加し、次いで、塩化金酸四水和物(HAuCl4・4H2O)の1wt%溶液313.64gを加えた。この溶液に炭酸ナトリウム(Na2CO3)の0.5mol/L水溶液を2.0×10-5mol/秒の滴下速度でpH=9になるまでゆっくり滴下した。その後、得られた沈殿物を80℃のお湯を用いて遠心分離を5回繰り返して洗浄し、120℃で24時間乾燥し、500℃で4時間焼成してセリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量が0〜100wt%のAu/CeO2−ZrO2触媒(Au担持量:5wt%)を得た。
[比較例1]
実施例1で調製したセリア−ジルコニア固溶体からなる各担体28.5gをジニトロジアンミン白金硝酸水溶液により含浸し、その後、120℃で24時間乾燥し、500℃で2時間焼成してセリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量が0〜100wt%のPt/CeO2−ZrO2触媒(Pt担持量:5wt%)を得た。
[CO酸化活性の評価]
実施例1及び比較例1において調製した各触媒について、下表3に示す評価用モデルガスを使用し、リッチモデルガスとリーンモデルガスを1秒ごとに切り替えながら25℃/分の昇温速度で昇温し、COの浄化率が50%になる温度(CO50%浄化温度)を測定した。その結果を図4に示す。
Figure 2008296107
図4は、実施例1のAu触媒及び比較例1のPt触媒におけるセリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量とCO50%浄化温度の関係を示すグラフである。図4は、横軸にセリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量を示し、縦軸にCO50%浄化温度を示している。
図4から明らかなように、実施例1と比較例1の両方の触媒において、COの50%浄化温度は、セリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量が増加するとともに減少し、セリアの含有量が66.7wt%(すなわち、CeO2/ZrO2質量比=2)で最も高いCO酸化活性が得られ、その後、セリア含有量の増加とともに上昇した。また、実施例1のAu触媒は、すべてのセリア含有量において比較例1のPt触媒よりもCO酸化活性が高く、特にセリア含有量が66.7wt%のときの両触媒のCO50%浄化温度は、Pt触媒が201℃であったのに対し、Au触媒が150℃であった。
[実施例2]
本実施例では、実施例1においてCO酸化活性の最も高かったCeO2/ZrO2質量比=2のAu/CeO2−ZrO2触媒を用いて耐久試験を行い、耐久後の触媒のCO酸化活性について調べた。
耐久試験1として、下表4に示す耐久用モデルガスを使用し、リッチモデルガスとリーンモデルガスを1分ごとに切り替えながら600℃で5時間保持する試験を行った。
Figure 2008296107
耐久試験2として、空気中800℃で5時間保持する試験を行った。
耐久試験1及び耐久試験2を行った各触媒に対し、実施例1の場合と同様に、表3の評価用モデルガスを使用してCOの浄化率が50%になる温度を測定した。なお、比較例として、担体にチタニア(TiO2)及びセリア(CeO2)を用いてAuを5wt%含浸担持したAu/TiO2及びAu/CeO2、並びに比較例1で調製したPt/CeO2−ZrO2(CeO2/ZrO2質量比=2)についても同様の耐久試験を行い、そのCO酸化活性について評価した。それらの結果を図5に示す。なお、図中の「CZ」とはCeO2−ZrO2担体を意味するものである。
図5から明らかなように、本発明のAu/CeO2−ZrO2触媒(CeO2/ZrO2質量比=2)は、初期、RL(リッチリーン)600℃耐久後、空気中800℃耐久後のすべてにおいて、他のAu触媒、さらには三元触媒の活性金属種として一般に用いられるPtよりも高いCO酸化活性を示した。
[実施例3]
本実施例では、セリア−ジルコニア固溶体からなる担体に対するチタニアの添加効果を検討した。セリア−ジルコニア固溶体としては、実施例1の触媒においてCO酸化活性が最も高かったCeO2/ZrO2質量比=2のものを使用した。
[TiO2/CeO2−ZrO2担体の調製]
実施例1と同様にして調製したCeO2/ZrO2質量比=2のセリア−ジルコニア固溶体をクエン酸と水からなる溶媒に添加し、そこに所定量のチタニウムイソプロポキシドを導入し、その後、120℃で24時間乾燥し、800℃で2時間焼成して、セリア−ジルコニア固溶体にチタニアを0〜80wt%の量で担持したTiO2/CeO2−ZrO2担体を得た。
[Au/TiO2/CeO2−ZrO2触媒の調製]
上で調製したTiO2/CeO2−ZrO2の各担体28.5gを水300ccに添加し、次いで、塩化金酸四水和物(HAuCl4・4H2O)の1wt%溶液313.64gを加えた。この溶液に炭酸ナトリウム(Na2CO3)の0.5mol/L水溶液を2.0×10-5mol/秒の滴下速度でpH=9になるまでゆっくり滴下した。その後、得られた沈殿物を80℃のお湯を用いて遠心分離を5回繰り返して洗浄し、120℃で24時間乾燥し、500℃で4時間焼成してセリア−ジルコニア固溶体中のチタニア含有量が0〜80wt%のAu/TiO2/CeO2−ZrO2触媒(Au担持量:5wt%)を得た。
[比較例2]
実施例3で調製したTiO2/CeO2−ZrO2の各担体28.5gをジニトロジアンミン白金硝酸水溶液により含浸し、その後、120℃で24時間乾燥し、500℃で4時間焼成してセリア−ジルコニア固溶体中のチタニア含有量が0〜80wt%のPt/TiO2/CeO2−ZrO2触媒(Pt担持量:5wt%)を得た。
[CO酸化活性の評価]
実施例3及び比較例2において調製した各触媒について、実施例1の場合と同様に、表3の評価用モデルガスを使用してCOの浄化率が50%になる温度を測定した。その結果を図6に示す。
図6は、実施例3のAu触媒及び比較例2のPt触媒における担体中のチタニア含有量とCO50%浄化温度の関係を示すグラフである。図6は、横軸に担体中のチタニア含有量を示し、縦軸にCO50%浄化温度を示している。
図6から明らかなように、実施例3と比較例2の両方の触媒において、COの50%浄化温度は、担体中のチタニア含有量が増加するとともに減少し、チタニアの含有量が40wt%で最も高いCO酸化活性が得られ、その後、チタニア含有量の増加とともに上昇した。また、実施例3のAu触媒は、すべてのチタニア含有量において比較例2のPt触媒よりもCO酸化活性が高く、特にチタニア含有量が40wt%のときの両触媒のCO50%浄化温度は、Pt触媒が155℃であったのに対し、Au触媒が100℃であった。
最後に、実施例1及び3においてCO酸化活性の最も高かったAu/CeO2−ZrO2(CeO2/ZrO2質量比=2)とAu/TiO2/CeO2−ZrO2(CeO2/ZrO2質量比=2、担体中のTiO2含有量=40wt%)の各触媒について、X線回折(XRD)によって担持Au粒子の粒子径を測定した。なお、比較例として、担体にジルコニア(ZrO2)、チタニア(TiO2)及びセリア(CeO2)を用いてAuを5wt%含浸担持したAu/ZrO2、Au/TiO2及びAu/CeO2についても同様に担持Au粒子の粒子径を測定した。それらの結果を図7に示す。
図7から明らかなように、本発明のAu/CeO2−ZrO2触媒及びAu/TiO2/CeO2−ZrO2触媒は、Au粒子の粒子径が他の触媒に比べて小さく、特に本発明において最も高いCO酸化活性が得られたAu/TiO2/CeO2−ZrO2触媒では、Auが最も高分散に担体上に担持されていることがわかった。
Au触媒におけるCO酸化反応のメカニズムを示す概念図である。 実験計画法に基づいて設定した要因A〜Fの各水準1〜3に関し、それぞれについて得られたCO50%浄化温度の母平均の推定のグラフであり、(a)〜(f)はそれぞれ要因A〜Fに関するグラフである。 セリア含有量が30wt%、54.5wt%及び66.7wt%の各触媒について得られた酸素貯蔵量とCO50%浄化温度の関係を示すグラフである。 実施例1のAu触媒及び比較例1のPt触媒におけるセリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量とCO50%浄化温度の関係を示すグラフである。 実施例1のAu触媒、従来のAu触媒及び比較例1のPt触媒に関する初期、RL600℃耐久後、空気中800℃耐久後のCO50%浄化温度を示すグラフである。 実施例3のAu触媒及び比較例2のPt触媒における担体中のチタニア含有量とCO50%浄化温度の関係を示すグラフである。 本発明のAu触媒及び従来のAu触媒に関するAu粒子の粒子径を示すグラフである。
符号の説明
1 担体
2 吸着酸素
3 担体中の酸素
4 活性点

Claims (7)

  1. セリア−ジルコニア固溶体からなる担体にAuを担持してなることを特徴とする、排ガス浄化用触媒。
  2. 前記セリア−ジルコニア固溶体中のセリア含有量が40〜80wt%であることを特徴とする、請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
  3. 前記担体がチタニアをさらに含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の排ガス浄化用触媒。
  4. (a)セリア−ジルコニア固溶体からなる担体を含む溶液にAu化合物を含む溶液を導入する工程、
    (b)工程(a)で得られた溶液に炭酸ナトリウム溶液を滴下して沈殿物を形成する工程、及び
    (c)前記沈殿物を乾燥及び焼成する工程
    を含むことを特徴とする、排ガス浄化用触媒の製造方法。
  5. 前記担体がチタニアをさらに含有することを特徴とする、請求項4に記載の排ガス浄化用触媒の製造方法。
  6. 前記セリア−ジルコニア固溶体が、アルカリ性溶液にセリウム化合物とジルコニウム化合物を導入し、得られた共沈物を乾燥及び焼成することによって調製されることを特徴とする、請求項4又は5に記載の排ガス浄化用触媒の製造方法。
  7. 前記炭酸ナトリウムの滴下速度が、2.0×10-5mol/秒以下であることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか1項に記載の排ガス浄化用触媒の製造方法。
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