JP2012120796A - デスクシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デスクシステム1は、天板2と、床面F上に立設し天板2を支持する脚部3,3と、床面Fと天板2との間に設けられて前面に開口部4aが形成されているとともに電子機器(物品)11を収容可能な電子機器収容部(収容部)4と、横方向に配列され開口部4aを開閉する第1乃至第3扉(開閉部材)41,42,43と、が設けられている。第2扉42は、第1扉41および第3扉43よりも後方に取り付けられている。第2扉42の後方には、電子機器11を載置可能であるとともに電子機器収容部4の内外にわたって床面Fを移動可能な第1可動台54が設けられている。
【選択図】図2
Description
特に、特許文献1のデスクシステムのように、収容部の前面に扉が設けられている場合は、使用者の脚が扉とぶつかってしまうという不具合がある。
また、収容部は、天板の下側に設置されているため、内部に収容される物品を出し入れしづらく、特に、収容部に電子機器が収容されている場合、電子機器のメンテナンスを行いにくいという問題がある
そして、この開閉部材の前方のスペースを、デスクシステムに向かって着席した使用者の脚を置くスペースとして使用することができるため、使用者の脚が収容部にぶつかることを防ぐことができる。
使用者の脚を置くスペースを確保するために収容部の前面を全体的に後方に移動させる必要がないため、収容部の容量を確保することができる。
また、他の開閉部材よりも後方に取り付けられた開閉部材の後方に設置され、物品を載置可能であるとともに前記収容部の内外にわたって床面を移動可能な第1可動台を備えていることにより、開閉部材を後方に取付けることによって開口部が後方に形成された収容部においても、収容された物品の出し入れを容易に行うことができる。
特に、収容部に電子機器が収容されている場合、この電子機器のメンテナンスを容易に行うことができる。
このように、ガイド部を備えていることにより、第1可動台を前後方向からずれることなく移動させることができる。
このように構成されることにより、第1可動台が転倒することを防止でき、第1可動台を容易に移動させることができる。
このように、第2可動台が設けられることにより、収容部内の物品の出し入れを更に容易に行うことができる。そして、第2可動台よりも前後方向の寸法が小さい第1可動台は、第2可動台よりも転倒しやすいが、転倒防止部材が設けられていることにより、第1可動台の転倒を防止することができる。
このように構成されることにより、載置板の後端部が収容部内部の後面と当接することがないため、載置板と収容部内部の後面との間に物が挟まり、この物が損傷することを防止することができる
例えば、収容部に電子機器などが収容されて、その配線が収容部内部の後側に配されている場合に、配線の損傷を防止することができる。
そして、この開閉部材の前方のスペースを、デスクシステムに向かって着席した使用者の脚を置くスペースとして使用することができるため、使用者の脚が収容部にぶつかることを防ぐことができる。
使用者の脚を置くスペースを確保するために収容部の前面を全体的に後方に移動させる必要がないため、収容部の容量を確保することができる。
また、他の開閉部材よりも後方に取り付けられた開閉部材の後方に設置され、物品を載置可能であるとともに前記収容部の内外にわたって床面を移動可能な第1可動台を備えていることにより、後方に収容された物品の出し入れを容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態によるデスクシステムについて、図1乃至図7に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態によるデスクシステム1は、平面視矩形状の天板2と、床面F上に立設し天板2の両側端部を支持する1対の脚部3,3と、を備えている。そして、天板2と床面Fとの間には、電子機器11が収容される電子機器収容部4と、電子機器11と接続される配線や天板2上にて使用される機器に接続される配線やOAタップ、ローゼットなど(以下、配線類と称する)が収容される配線収容部5とが設けられている。
ここで、天板2の奥行き方向を前後方向(図中の矢印Aの方向)とし、水平面内においてこの前後方向に直交する方向を横方向(図中の矢印Bの方向)として以下説明する。
電子機器収容部4と配線収容部5との間には、配線類が載置される配線トレー12が設置され、この配線トレー12によって電子機器収容部4と配線収容部5とが区画されている。この配線トレー12は、脚部3,3に支持されている。
また、配線収容部5の前面には、両端部が脚部3,3に固定された前面板9が設けられている。この前面板9には、天板2が固定されていて、前面板9は脚部3,3とともに天板2を支持している。
ここで、これらの3つの扉を、図2の上側から下側に向かって第1扉41,第2扉42,第3扉43として以下説明する。
第1扉41および第3扉43は、脚部3に支持された状態で開口部4aの一部を開閉している。
そして、第2扉42の両側方には、第2扉42と第1扉41および第3扉43との前後方向の隙間を塞ぐ一対の塞ぎ部材45,45が設けられている。
図3および図4に示すように、塞ぎ部材45,45は、床面Fに立設し、上端部は前面板9に固定されている。
ここで、可動台51は第1扉41から出し入れ可能で、可動台52は第2扉42から出し入れ可能で、可動台53は第3扉43から出し入れ可能とすると、第2扉42から出し入れ可能な可動台52は、第1扉41または第3扉43から出し入れ可能な可動台51,53よりも奥行きが小さく形成されている。
ここで、第2扉42から出し入れ可能な可動台52を第1可動台54とし、第1扉41または第3扉43から出し入れ可能な可動台51,53を第2可動台55として以下説明する。
そして、載置板56Aと幕板8や幕板8を支持する枠体8aとが離間していることにより、電子機器11の配線などを載置板56Aと幕板8や幕板8を支持する枠体8aとで挟み、配線などが損傷することを防止することができる。
第1可動台54は、転倒防止部材59,59を備えていることにより、移動中に載置板56Aが上下方向に傾いたとしても、前側または後側の転倒防止部材59の下端部59bが床面Fと当接してバランスをとるため、第1可動台54が転倒することを防ぐことができる。
前側の転倒防止部材59には、第1可動台54を移動させるときに使用者が手を掛けるため取手60が設けられている。
案内部61は、転倒防止部材59,59の両側方から突出する突出部62と、塞ぎ部材45および第2扉42に形成された溝部63とを備えている。
この溝部63は、前後方向に延びて、突出部62と略同じ高さに形成されている。突出部62は、先端部が溝部63内に入るように形成されている。
そして、第1可動台54を移動させると、突出部62が溝部63に案内されて前後方向に移動するため、第1可動台54は曲がることなく前後方向に移動する。
本実施形態によるデスクシステム1によれば、第2扉42は、第1扉41および第3扉43よりも後方に取り付けられていることにより、第2扉42の前方のスペースS1を広くとることができる。そしてこの第2扉42の前方のスペースS1をデスクシステム1に向かって着席した使用者の脚を置くスペースとして使用することができ、使用者の脚が第2扉42にぶつかることを防ぐことができる。
また、可動台51,52,53が設けられていることにより、電子機器収容部4の電子機器11の出し入れを容易に行うことができる。そして、電子機器収容部4の電子機器11の出し入れが容易であることにより、電子機器11のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、第1可動台54は、第2可動台55よりも奥行き寸法が短く転倒しやすいが、転倒防止部材59が設けられていること、および突出部62が溝部63に案内されて移動することにより、転倒を防止することができる。
例えば、上述した実施形態では、第2扉42が第1扉41および第3扉43よりも後方に取り付けられているが、第2扉42に代わって第1扉41や第3扉43が後方にとりつけられていてもよい。
また、上述した実施形態では、3つの扉41,42,43が設けられているが、2つや4つ以上の扉が設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、第1可動台54および第2可動台55に緩衝部材58が設けられているが、第1可動台54および第2可動台55に緩衝部材58を設けなくてもよい。
また、上述した実施形態では、第1可動台54に転倒防止部材59が設けられているが、第1可動台54に転倒防止部材59を設けなくてもよい。
また、第1可動台54は、案内部61に案内されて移動しているが、案内部61を設けない構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、電子機器収容部4が設けられているが、電子機器収容部4に代わって、電子機器11以外の物品を収容する収容部を設けてもよい。
2 天板
3 脚部
4 電子機器収容部(収容部)
11 電子機器(物品)
41 第1扉(開閉部材)
42 第2扉(開閉部材)
43 第3扉(開閉部材)
45 塞ぎ部材
54 第1可動台
55 第2可動台
56A,56B 載置板
57 車輪
58 緩衝部材
59 転倒防止部材
61 案内部
F 床面
Claims (5)
- 天板と、
床面上に立設し前記天板を支持する脚部と、
前記床面と前記天板との間に設けられて前面に開口部が形成されているとともに物品を収容可能な収容部と、
横方向に配列され前記開口部を開閉する複数の開閉部材と、を備え、
前記複数の開閉部材のうちの少なくとも1つは、他の開閉部材よりも前記横方向と交差する前後方向の後方に取り付けられていて、
前記他の開閉部材よりも後方に取り付けられた前記開閉部材の後方に設置され、前記物品を載置可能であるとともに前記収容部の内外にわたって床面を移動可能な第1可動台を備えていることを特徴とするデスクシステム。 - 前記第1可動台を前後方向へ案内するガイド部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデスクシステム。
- 前記第1可動台は、前記前後方向に対向する2辺に転倒防止部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のデスクシステム。
- 前記他の開閉部材の後方に、前記物品を載置可能であるとともに前記収容部の内外にわたって床面を移動可能な第2可動台が設置されていて、
前記第1可動台および前記第2可動台は、いずれも横方向の寸法が略同じに形成され、
前記第1可動台は、前記第2可動台よりも前後方向の寸法が小さく形成されていることを特徴とする請求項3に記載のデスクシステム。 - 前記第1可動台、または、前記第1可動台および前記第2可動台は、物品が載置される載置板と、該載置板に取り付けられて床面を走行する車輪と、前記載置板よりも横方向の寸法が小さく形成され前記載置板の後端部から後方へ突出する緩衝部材と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至4に記載のデスクシステム。
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2010
- 2010-12-10 JP JP2010276229A patent/JP5746854B2/ja not_active Expired - Fee Related
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