JP5865821B2 - 遊技機用の仕切り装置及び仕切り装置を備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、隣接する遊技機本体間の隙間に設けられた収納部に引き出し自在に収納することができ、遊技機毎に空間を仕切るための遊技機用の仕切り装置に関する。
遊技施設では、複数の遊技機(例えば、パチンコ台、スロット台及び/又はパチスロ台等)が並列に設置されおり、遊技者は遊技機の前面側に設けられた椅子に並んで腰掛けて遊技を行う。この場合、隣接する遊技機との間隔は狭く、各遊技者は非常に接近した状態で遊技を行うため、プライバシーを保つことが難しく、例えば、隣の遊技者からの視線等によって遊技に集中できなくなるという不具合があった。また、隣接遊技者が喫煙した場合、その煙が自分の遊技機エリアにも流入し、非常に不快となる不具合があった。
これらの不具合を解決するため、即ち、隣の遊技者からの視線等が気にならなくなってプライバシーが保たれ、しかも、隣接遊技者からのタバコの煙が気にならなくなり、安心して自分の好みの遊技台で遊技できるように、各遊技機間に仕切り板を設けることが行われている。
しかしながら、仕切り板が、遊技機の前面側に常時突出したままであると、清掃等の作業の邪魔になるとい問題点があった。このような問題点を解消するため、仕切り板を隣接する遊技機本体間に収納することができる台間仕切り装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された台間仕切り装置は、格納部と、格納部に支持されこの格納部に格納された状態と仕切る状態とに位置変更可能な仕切り部と、上下一対の蓋部とから構成され、格納部は、台間部に設けられ、前面側が開口する縦長の箱状となっている。仕切り部は、3枚の仕切り板で構成されている。各仕切り板は、上下両縁部がそれぞれサイズの異なる断面コ字状に形成されており、第1仕切り板の上下両縁部の内側に第2仕切り板の上下両縁部が前後方向に摺動自在に嵌合し、第2仕切り板の上下両縁部の内側に第3仕切り板の上下両縁部が前後方向に摺動自在に嵌合している。これにより、各仕切り板を互いに前後方向にずらして、仕切り部の前後方向の長さを変更することができるようになっている。
特開2007−175368号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている台間仕切り装置は、3枚の仕切り板が互いに嵌合して前後方向に摺動するという非常に複雑な構造となっているため、製造コストが高いことのみならず、引き出した際の仕切り部の外観が複雑で見た目が悪いという問題を有している。
従って本発明の目的は、構造が単純であり、製造コストが安くかつ仕切り板を引き出した際の美観が優れている、遊技機用の仕切り装置及びこの仕切り装置を備えた遊技機を提供することにある。
本発明の目的は、隣接する遊技機間の非常に狭い隙間にも配置及び収納でき、かつ2段階の引き出し構造により充分な引き出し長さを確保することができる、遊技機用の仕切り装置及びこの仕切り装置を備えた遊技機を提供することにある。
本発明によれば、隣接する遊技機本体間の隙間に出し入れ自在に設けられる遊技機用の仕切り装置は、隙間の上部に配置され、遊技機本体の前後方向かつ水平方向に沿って設けられた固定レール部材と、固定レール部材にスライド自在に装着されたスライド部材と、スライド部材に固着され、スライド部材の移動により遊技機本体の前後方向かつ水平方向に移動可能であり、一部又は全部が隙間に収納される第1の仕切り板と、回動軸を介して第1の仕切り板に回動可能に装着された第2の仕切り板とを備えている。
このような遊技機用の仕切り装置によれば、仕切り板が、スライド部材の移動により遊技機本体の前後方向かつ水平方向に移動可能であり、隙間に収納される第1の仕切り板と、回動軸を介して第1の仕切り板に回動可能に装着された第2の仕切り板とから構成されているため、構造が単純であり、製造コストが安くかつ仕切り板を引き出した際の美観が優れている。特に、第1の仕切り板の下部にはスライド部材等の余分な部材が設けられておらず、また、第2の仕切り板の下部にも余分な部材が設けられていないため、簡易なかつすっきりしたデザインとなっており、この点からも優れた美観が得られる。また、隣接する遊技機間の非常に狭い隙間、例えば、遊技機本体間の隙間を覆うパネルを設置した後、余った狭い隙間内にも配置及び収納でき、かつ2段階の引き出し構造により充分な引き出し長さを確保することができる。
第1の仕切り板及び第2の仕切り板の互いに対向する面に平滑な凸突出面を有するスペーサ手段がそれぞれ設けられ、これらスペーサ手段により第1の仕切り板及び第2の仕切り板とが所定間隔を保つように構成されていることが好ましい。これにより、第2の仕切り板を回動させる際に、第1の仕切り板と第2の仕切り板との間に所定の狭い間隔を形成した場合にも、仕切り板の表面に擦り傷が発生することを防止できる。
第2の仕切り板の上部には、スライド部材にその長さ方向に沿って設けられた凹断面溝内に挿入され、この凹断面溝に沿って移動可能な凸部が設けられていることが好ましい。これにより、第2の仕切り板が第1の仕切り板に並行して回動することができる。
スライド部材の前端側には、凸部が当接することで第2の仕切り板の引き出し方向への回動範囲を規制する第1のストッパ手段が設けられていることが好ましい。これにより、簡単な構成で第2の仕切り板の引き出し方向への回動範囲を規制することができる。
第2の仕切り板の端縁部には、第2の仕切り板の収納する方向への回動範囲を規制する第2のストッパ手段が設けられていることも好ましい。
第2のストッパ手段は、第2の仕切り板の両面に設けられた2枚の板状部材であり、板状部材の中央部に凹部が形成されていることが好ましい。これにより、第2のストッパ手段を引き出し用のつまみとしても利用できる。
固定レール部材は、第1の仕切り板及び第2の仕切り板を収納する収納枠の上部のみに設けられ、収納枠の横幅は、10mm以下であることが好ましい。これにより、隣接する遊技機本体間の隙間標準の台間の隙間を覆うパネルを設置した後、10mmの隙間が存在する場合、遊技機用仕切り装置を装着することができる。
本発明によれば、さらに、遊技機本体と、隣接する遊技機本体間の隙間の部分に設けられた、上述した遊技機用の仕切り装置とを備えた遊技機が提供される。
遊技者が遊技機の操作ハンドルを操作する際に腕を載せるための腕載せ台をさらに備え、腕載せ台は、遊技機本体を設置する台に固定され、水平方向に伸長する角筒部材と、角筒部材に挿通され、スライド可能に装着された第1の部材と、第1の部材にスライド自在に装着された第2の部材と、角筒部材の伸長方向と垂直の面内において回動可能に第2の部材上に装着されており、遊技を行う遊技者の腕を載せるための腕載せ部とを備え、角筒部材には、第1の部材のスライドを規制する規制手段が設けられていることが好ましい。これにより、2段階の引き出し構造により、充分な引き出し長さを確保することができる。また、収納時に、腕載せ部を略垂直方向位置(縦向き位置)に回動させて保持し狭い隙間に挿入できるようにすると共に、使用時に略水平方向位置(横向き位置)に回動させて保持することができる。
本発明によれば、構造が単純であり、製造コストが安くかつ仕切り板を引き出した際の美観が優れている。また、隣接する遊技機間の非常に狭い隙間、例えば、幅10mmの隙間に配置及び収納可能であり、遊技機本体間の隙間を覆うパネルを設置した後、余った狭い隙間内にも配置及び収納でき、かつ、遊技者の意向に応じて2段階に引き出すことができる。この2段階の引き出し構造により充分な引き出し長さを確保することもできる。
本発明によれば、遊技機は、遊技機本体と、腕載せ台と、隣接する遊技機本体間の隙間の部分に設けられた遊技機用仕切り装置とを備えていることで、遊技機用仕切り装置が隣接する遊技機間の狭い隙間に収納できると共に、遊技者は腕載せ台の引き出し長さを調整でき、最適位置において腕を腕載せ部に載せながら遊技機を操作することができる。また、腕載せ部が、略垂直方向位置と略水平方向位置との間で回動可能とされると共に、略垂直方向位置と略水平方向位置とに保持できる構造になっていることで、収納時に、腕載せ部を略垂直方向位置として、使用時に略水平方向位置として腕載せの機能を与えることができる。
本発明の一実施形態における遊技機用の仕切り装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図1の実施形態における遊技機用の仕切り装置の引き出し機構を概略的に示す局部拡大斜視図である。 図1の実施形態における遊技機用の仕切り装置の引き出し機構の正面から見た図である。 図1の実施形態における遊技機用の仕切り装置の第2の仕切り板の凸部の構成を概略的に示す局部拡大斜視図である。 図1の実施形態における遊技機用の仕切り装置の全収納の状態を示す側面図である。 図1の実施形態における遊技機用の仕切り装置の1段目を収納した状態を示す側面図である。 図1の実施形態における遊技機用の仕切り装置の1段目のみを引き出した状態を示す側面図である。 図1の実施形態における遊技機用の仕切り装置を備えた遊技機の一例を概略的に示す斜視図である。 腕載せ台の全体構成を示す図である。 腕載せ台のスライド規制部材の構成を示す正面図である。 収納状態の腕載せ台を示す斜視図である。
以下、本発明に係る遊技機用の仕切り装置及びこの遊技機用仕切り装置を備えた遊技機に関する実施形態を、図を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態における遊技機用の仕切り装置100の全体構成を示している。ただし、図1は、仕切り装置100を引き出した状態(使用状態)を示しており、図2は仕切り装置100の引き出し機構を示しており、図3は引き出し機構の正面から見た平面図であり、図4は第2の仕切り板の凸部の構成を示すために、第2の仕切り板の凸部が凹断面溝に挿入される前の状態を示している。
図1〜図4に示すように、本実施形態における仕切り装置100は、収納枠10と、固定レール部材20と、スライド部材30と、第1の仕切り板40と、第2の仕切り板50と、回動軸60と、スペーサ手段70とを備えている。使用時には第1の仕切り板40及び/又は第2の仕切り板50を引き出し、収納時には第1の仕切り板40及び/又は第2の仕切り板50を収納枠10に収納することが可能である。仕切り装置100は、隣接する遊技機本体P間の10mmの隙間に、又はこの隙間を覆うパネルMが設けられた後に残った10mmの隙間に配置される。なお、関西地方の遊技施設では、遊技機本体を設置する枠は、関東地方の遊技施設より幅が10mm広くなっており、遊技機本体間には10mmの空間が余分に存在する。
収納枠10は、左右の側板11及び12と、上下枠13及び14とから主に構成されており、前面側に開口を有すると共に内部に第1の仕切り板40及び第2の仕切り板50を挿入し収納する空間が形成されている。この例において、上枠13は、前方から見て右側の側板12の上端部を折り曲げることで形成され、下枠14は、同じ側板12の下端部を折り曲げることで形成されている。また、収納枠10の上部には固定レール部材20が取り付けられている。収納枠10の横幅は、隣接する遊技機本体P間の隙間の寸法又はこの隙間を覆うパネルMが設けられた後に残った隙間の寸法に合わせて設計されている。例えば、収納枠10の横幅は、10mm以下である。パネルMには、通常、遊技機の遊技内容に関する説明書を収容する収容部(カードホルダ)が設けられ、下部に折畳み可能なカップホルダ等が設けられることがある。
固定レール部材20は、収納枠10の上部にのみ配置され、遊技機本体の前後方向かつ水平方向に沿って設けられている。固定レール部材20には、スライド部材30をこの固定レール部材20に沿ってスライド自在に係合するレール部21と、このレール部21が嵌入される固定部材22と、レール部21を固定するためのネジ23と、スライド部材30のスライドを規制する止めネジ24とから主に構成されている。
スライド部材30は、固定レール部材20にその長さ方向に沿ってスライド自在に装着され、レール部21に係合するスライド溝31aを有する係合部材31と、第1の仕切り板40及び第2の仕切り板50の上端を共に挿入できる凹断面溝32aが形成されたコ字形断面部材32と、第2の仕切り板50の引き出し方向への回動範囲を規制する第1のストッパ手段33とから主に構成されている。係合部材31は、金属板材から板金加工により形成されたスライド溝31aをその上端部に有している。このスライド溝31aは、金属板材の上端部をL字状に折り曲げ、さらにその折り曲げ先端部を下方に折り曲げた形状を有している。コ字形断面部材32は、金属板材から板金加工によりた凹断面形状の凹断面溝32aを有している。このコ字形断面部材32は、凹断面溝32aが下向きとなるようにネジ等によって係合部材31に固定されている。第1のストッパ手段33は、スライド部材30の前端付近に設けられている。この第1のストッパ手段33として、本実施形態では、ノブネジが用いられている。
第1の仕切り板40は、透明又は半透明の樹脂板から形成されている。この第1の仕切り板40の前端縁は、上部が直線状、下部が板幅を減少させるように徐々に後退する曲線状に形成されている。第1の仕切り板40の上端は、スライド部材30の凹断面溝32aの片側内壁に取り付けネジ34で固定されている。これにより、第1の仕切り板40は、スライド部材30の移動によりその一部又は全部が収納枠10内に収納可能となっている。また、第1の仕切り板40の下端は、自由端となっている。
第2の仕切り板50は、透明又は半透明の樹脂板から形成されている。この第2の仕切り板50は、第1の仕切り板40よりその面積が小さく、略扇形状を有している。第2の仕切り板50の下端は、扇形状の要となっており、その下端近傍には回動軸60が取り付けられている。第2の仕切り板50は、この回動軸60を介して第1の仕切り板40の前端縁部に回動自在に装着されており、第1の仕切り板40と平行に回動可能に構成されている。第2の仕切り板50の上端は、スライド部材30の凹断面溝32aに挿入可能となっている。この第2の仕切り板50の上端には、凹断面溝32a内をこの凹断面溝32aに沿って移動可能な凸部51が、この第2の仕切り板50から上方へ突出した状態で一体的に形成されている。この凸部51が第1のストッパ手段33に当接することで、第2の仕切り板50の引き出し方向(前方)への回動が制限される。即ち、この凸部51が第1のストッパ手段33に当接した状態は、第2の仕切り板50の最大引き出し位置となる。また、第2のストッパ手段として第2の仕切り板50の前端縁部の両面に2枚の板状部材52a及び52bが固着されている。この2枚の板状部材52a及び52bのいずれかが、第1の仕切り板40の前縁に当接することで、第2の仕切り板50の収納する方向(後方)への回動を規制することができる。この状態は、第2の仕切り板50の収納位置となる。板状部材52a及び52bは、本実施形態では、第2の仕切り板50と同じ透明又は半透明の樹脂板を半長円形状に切断加工して形成されており、それらの中央部には切り抜き部(貫通孔)53a及び53bがそれぞれ形成されている。これにより、板状部材52a及び52bは第2の仕切り板50の引き出し用のつまみとしても機能する。
回動軸60は、第2の仕切り板50を第1の仕切り板40に回動自在に装着するものであり、本実施形態では、第1の仕切り板40に固着された軸部材に第2の仕切り板50に形成された貫通孔を挿通して回動自在とすることで構成されている。この回動軸60は、第1の仕切り板40の直線状の前端縁の最下端部近傍に設けられている。なお、この回動軸60の位置は、第2の仕切り板50の寸法に合わせて適宜に設計される。
スペーサ手段70は、本実施形態では、平滑な凸突出面を有する鋼球又は他の金属球を第1の仕切り板40及び第2の仕切り板50の互いに対向する面にそれぞれ一部を埋め込むことによって構成されている。このようなスペーサ手段70を設けることにより、平滑な凸突出面とこれに対向する第1の仕切り板40又は第2の仕切り板50の表面とが当接し、第1の仕切り板40及び第2の仕切り板50が互いに所定間隔を保った状態となる。その結果、第2の仕切り板50が第1の仕切り板40と平行に回動する際に、これら仕切り板の表面の擦り傷が発生することを防止できる。スペーサ手段70としては、鋼球又は他の金属球に限定されることなく、樹脂球又は他の材料の球であっても良いし、平滑な凸突出面を有していれば他の形状の金属、樹脂又は他の材料の突起であっても良い。なお、本実施形態では、第1の仕切り板40及び第2の仕切り板50の各々に1つのスペーサ手段70が設けられているが、その数は1つに限定されることなく、任意の複数であっても良い。また、スペーサ手段70の取り付け位置としては、第2の仕切り板50を回動した際に、この第2の仕切り板50に取り付けたスペーサ手段70と、第1の仕切り板40に取り付けたスペーサ手段70とが衝突することなく、互いにすれ違うような位置に取り付けることが必要である。
図5は仕切り装置100を全収納した状態を示している。同図に示すように、仕切り装置100を全収納した状態では、第1の仕切り板40(1段目)の大部分が収納枠10内に挿入及び収納されており、その前端側の一部が収納枠10の外側に露出している。また、第2の仕切り板50(2段目)の一部も収納枠10内に挿入され、その前端側の一部が収納枠10の外側に露出している。使用する際は、この第2の仕切り板50の露出している板状部材52a及び52bを摘んで引き出す方向(前方)へ回動させることにより、第2の仕切り板50を引き出すことができる。
図6は仕切り装置100の第1の仕切り板40(1段目)のみが収納されており、第2の仕切り板50が引き出されている状態を示している。同図に示すように、第1の仕切り板40が収納されている状態では、第1の仕切り板40の前端側の一部が収納枠10の外側に露出している。第2の仕切り板50は引き出されている状態である。この状態で、第1の仕切り板40又は第2の仕切り板50を引き出す方向へ引っ張ることで、図1に示す使用状態になる。なお、第1の仕切り板40の引き出し長さは、必要に応じて任意に設定することができる。
図7は仕切り装置100の第1の仕切り板40(1段目)のみが引き出されており、第2の仕切り板50が収納されている状態を示している。
図8は複数の遊技機が並べて設置され、隣接する遊技機本体Pの間に、パネルMが設置されると共に仕切り装置100が設けられた遊技機100Aの一例を示している。同図に示すように、遊技機100Aは、複数の遊技機本体Pと、複数の仕切り装置100と、複数の腕載せ台200とを備えている。この例では、仕切り装置100は、隣接する遊技機本体P間の隙間を覆うパネルMが設けられた後、残った隙間に配置されている。図8では、仕切り装置100の第1の仕切り板40と第2の仕切り板50とが共に引き出されている状態と、第1の仕切り板40のみが引き出されている状態と、第1の仕切り板40と第2の仕切り板50とが全て収納されている状態とを示している。
図9は腕載せ台200の全体構成を概略的に示している。同図(a)は腕載せ台200を遊技機に取り付けた際の上面から見た平面図であり、同図(b)は側方から見た側面図であり、同図(c)は前方から見た立面図であり、同図(d)は同図(b)のA−A線断面図である。図10は腕載せ台200のスライド規制手段250の構成を示す正面図であり、図11は収納状態の腕載せ台200を示す斜視図である。
腕載せ台200は、その軸が水平方向に沿うように遊技機本体Pを設置する台に固定される角筒部材210と、角筒部材210に沿ってスライド可能にこの角筒部材210内に挿通された第1の部材220と、第1の部材220に沿ってスライド自在にこの第1の部材220に装着された第2の部材230と、角筒部材210の軸方向と垂直の面内において回動可能に第2の部材230に取り付けられており、遊技を行う遊技者の腕を載せるための腕載せ部240とを備えている。角筒部材210には、第1の部材220のスライドを規制するスライド規制手段250が設けられている。
角筒部材210は、所定長さを有する角筒状部材であり、第1の部材220がこの角筒部材210内に挿通して摺動することによって、腕載せ台200が角筒部材210に対して引き出し状態又は収納状態となる。
第1の部材220は、所定長さを有する角柱状部材であり、水平設置時の上面に溝221が形成されている。溝221の底面に所定間隔で孔222が形成されている。また、第1の部材220の表側端面には、この端面を覆う端面部材223が設けられている。端面部材223は、ストッパ機能を有し、スライドレール部材232の縁端が当接することで、第2の部材230のスライド動作を規制する。
第2の部材230は、所定長さを有する角柱状部材231と、この角柱状部材231の下面に固着されたスライドレール部材232とを備えている。角柱状部材231は、角棒材又は中空の角筒材から形成され、その両端面には装飾のための端面部材233が設けられている。スライドレール部材232は、角柱状部材231と同幅を有する直方体形状に形成され、その下面に第1の部材220の上面の溝221に嵌合するレール部234が設けられている。図8(a)中の第1の部材220とスライドレール部材232との局部拡大断面図に示すように、このレール部234は幅広頭部を有する凸形状の軸断面を有しており、第1の部材220の溝221に嵌合するように構成されている。スライドレール部材232のレール部234(図9(d)参照)が第1の部材220の溝221に沿って摺動するように構成されている。
腕載せ部240は、本実施形態では、樹脂材料から形成された板状部材である。この腕載せ部240は、例えば、前後方向又は表裏方向(第2の部材230の移動方向)に沿った回動軸を有する2つの蝶番241を介して第2の部材230に取り付けられている。2つの蝶番241の上面には、カバー部材242が設けられている。腕載せ部240は、略水平方向位置(横向き位置)と略垂直方向位置(上向き位置)との間で約90度回動可能に構成されており、さらに、略水平方向位置(横向き位置)と略垂直方向位置(上向き位置)とにおいて、その状態を保持できる構造になっている。即ち、収納する際は、腕載せ部240を略水平方向位置から略垂直方向位置に約90度回動させ、収納位置にする(図11参照)。使用する際は、腕載せ部240を引き出した時の略垂直方向位置から略水平方向位置に約90度逆回動させることで、展開させ、腕を載せることができる状態とする。なお、腕載せ部240の形状は、図示の形状に限定されるものではない。
スライド規制手段250は、図10に示すように、上端に操作部251を有し、中央部にバネ252が挿通される円柱状部材253を備えている。この円柱状部材253は、角筒部材210の上面上に形成されている支持部254によって支持されている。操作部251を上方へ引っ張ることで、スライド規制が解除される。操作部251を上方へ引っ張らない場合は、バネ252の付勢力により円柱状部材253の先端部が角筒部材210内に挿入され、第1のスライド部材220のスライド溝221の底面に設けられている孔222(図9(a)参照)に嵌入することで、ロック状態(スライド規制)となるように構成されている。
また、腕載せ台200を図11に示す収納状態にすることで、清掃等の作業の邪魔にならない。
以上説明したように、本実施形態によれば、遊技機用の仕切り装置100は、収納枠10と、固定レール部材20と、スライド部材30と、第1の仕切り板40と、第2の仕切り板50と、回動軸60と、スペーサ手段70とを備えているため、隣接する遊技機間の狭い隙間、例えば、幅10mmの隙間に配置及び収納可能である。特に、1段目の仕切り板が水平方向に引き出す構造、2段目の仕切り板が1段目の仕切り板に対して回動する構造であるため、構造が単純であり、製造コストが安くかつ仕切り板を引き出した際の美観が優れている。特に、第1の仕切り板40の下部にはスライド部材等の余分な部材が設けられておらず、また、第2の仕切り板50の下部にも余分な部材が設けられていないため、簡易なかつすっきりしたデザインとなっており、この点からも優れた美観が得られる。また、遊技者の意向に応じて1段階にも2段階にも引き出すことができる。そして、2段階の引き出し構造により充分な引き出し長さを確保することもできる。
また、第1の仕切り板40及び第2の仕切り板50には、互いに対向する面にそれぞれ平滑な凸突出面を有する鋼球又は他の金属球が一部露出して埋め込まれておりこの鋼球又は他の金属球の凸突出面が相手の仕切り板表面に当接することによって、第1の仕切り板40及び第2の仕切り板50は互いに所定間隔を保つように構成されている。このため、第1の仕切り板40と第2の仕切り板50との間を所定の間隔をだけ離隔させることができ、これにより、第2の仕切り板50を回動させる際に、表面に擦り傷を発生することを防止できる。
さらに、本実施形態によれば、遊技機は、遊技機本体Pと、隣接する遊技機本体間の隙間の部分に設けられた仕切り装置100と、腕載せ台200とを備えていることで、仕切り装置100が隣接する遊技機間の狭い隙間に収納できると共に、遊技者は腕載せ台200の引き出し長さを調整でき、最適位置において腕を腕載せ部240に載せながら遊技機本体PのハンドルHを操作することができる。また、腕載せ部240が、略垂直方向位置と略水平方向位置との間で回動可能とされると共に、略垂直方向位置と略水平方向位置とに保持できる構造になっていることで、収納時には、腕載せ部240を略垂直方向位置とし、使用時には略水平方向位置として腕載せの機能を与えることができる。
上述した実施形態においては、第1の仕切り板40と、第2の仕切り板50とは、樹脂材料で形成されている構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
さらに、上述した実施形態において、仕切り装置100は、2段階の引き出し構造としたが、本発明はこれに限定されるものではない。必要な引き出し長さに応じて1段階又は3段階の引き出し構造にしてもよい。
さらにまた、上述した実施形態において、仕切り装置100は、隣接する遊技機本体Pの間の空間に設置する例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。また、このような仕切り装置100を、遊技機以外の装置に適用してもよい。
以上述べた実施形態は本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
本発明は、隣の遊技者のタバコの煙や、隣の遊技者又は遊技機の音声から防御するための遊技機用の仕切り装置をコンパクト、かつ収納可能にする目的に利用できる。
10 収納枠
11、12 側板
13、14 上下枠
20 固定レール部材
21 レール部
22 固定部材
23 ネジ
24 止めネジ
30 スライド部材
31 係合部材
31a スライド溝
32 コ字形断面部材
32a 凹断面溝
33 第1のストッパ手段
34 取り付けネジ
40 第1の仕切り板
50 第2の仕切り板
51 凸部
52a、52b 板状部材
53a、53b 切り抜き部
60 回動軸
70 スペーサ手段
100 仕切り装置
100A 遊技機
200 腕載せ台
210 角筒部材
220 第1の部材
221 溝
222 孔
223 端面部材
230 第2の部材
231 角柱状部材
232 スライドレール部材
233 端面部材
234 レール部
240 腕載せ部
241 蝶番
242 カバー部材
250 スライド規制手段
251 操作部
252 バネ
253 円柱状部材
254 支持部
A カードホルダ
B 充電用USBポート
C カップホルダ
H ハンドル
P 遊技機本体
M パネル
S 収納ボックス












Claims (6)

  1. 隣接する遊技機本体間の隙間に出し入れ自在に設けられる仕切り装置であって、
    前記隙間の上部に配置され、前記遊技機本体の前後方向かつ水平方向に沿って設けられた固定レール部材と、
    前記固定レール部材にスライド自在に装着されたスライド部材と、
    前記スライド部材に固着され、前記スライド部材の移動により前記遊技機本体の前後方向かつ水平方向に移動可能であり、一部又は全部が前記隙間に収納される第1の仕切り板と、
    回動軸を介して前記第1の仕切り板に回動可能に装着された第2の仕切り板とを備え
    前記第1の仕切り板及び前記第2の仕切り板の互いに対向する面に平滑な凸突出面を有するスペーサ手段がそれぞれ設けられ、該スペーサ手段により前記第1の仕切り板及び前記第2の仕切り板とが所定間隔を保つように構成されていることを特徴とする仕切り装置。
  2. 前記第2の仕切り板の上部には、前記スライド部材にその長さ方向に沿って設けられた凹断面溝内に挿入され、該凹断面溝に沿って移動可能な凸部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の仕切り装置。
  3. 前記スライド部材の前端側には、前記凸部が当接することで前記第2の仕切り板の引き出し方向への回動範囲を規制する第1のストッパ手段が設けられていることを特徴とする請求項に記載の仕切り装置。
  4. 前記第2の仕切り板の端縁部には、該第2の仕切り板の収納する方向への回動範囲を規制する第2のストッパ手段が設けられていることを特徴とする請求項又はに記載の仕切り装置。
  5. 前記固定レール部材は、前記第1の仕切り板及び前記第2の仕切り板を収納する収納枠の上部のみに設けられ、前記収納枠の横幅は、10mm以下であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の仕切り装置。
  6. 前記遊技機本体と、隣接する該遊技機本体間の隙間に設けられた、請求項1からのいずれか1項に記載の仕切り装置とを備えたことを特徴とする遊技機。
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