JP6838730B2 - 遊技場用装置 - Google Patents
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Description
このような遊技場の喫煙問題に対し、例えば、特許文献1には、吸引装置が遊技機の下部にある灰皿の煙を吸引し、吸引した煙を分煙ボード(流煙防止板)の内部を通って上部に排出する遊技場用装置が提案されている。
このような遊技場用装置によれば、遊技者の喫煙による煙や灰皿からの煙が隣の遊技者の遊技空間に侵入するのを防止することができる。
各遊技機100は、下部(詳しくは下受皿の左側)に灰皿を設けている。
また、灰皿の下方には、遊技機100の筐体の底面から前方に突出した天板110が設けられ、玉箱120などの投入部材を載置できるようになっている。
なお、「投入部材」とは、遊技機100において獲得した遊技玉等の遊技媒体を投入可能な部材のことであり、玉箱120のほか、図示しない各台計数機の計数箱も含まれる。
また、遊技機100には、スロットマシン、パチンコ機、パロットなど様々な機種があり、いずれの機種を適用することもできる。
分煙ボード2(本発明の分煙部材)は、アクリルなどのプラスチックやガラス等の1枚の板材からなり、隣り合う遊技空間を遮るように設けられる(図1,図2等参照)。
「遊技空間」は、遊技者と遊技機100の間の空間をいう。
このような分煙ボード2によれば、遊技者のタバコの煙が、遊技機100の側方から他の遊技空間に侵入することを物理的に直接防ぐことができる。
さらに、分煙ボード2は、後述する内部機構によって前後方向に移動することが可能であり、後側に移動させることで分煙装置1(筐体部4)の内部に収納したり、前側に移動させることで分煙装置1の内部から引き出せるようにしている。
そして、分煙ボード2は、内部に収納された位置(以下、収納位置という)では、隣り合う遊技空間を突出部22により遮り、前方に最大に引き出された位置(以下、引出位置という)では、隣り合う遊技空間をボード全体で遮ることができるようにしている(図1参照)。
すなわち、分煙ボード2は、収納位置(第一位置)と、当該収納位置よりも広範囲で煙を遮る引出位置(第二位置)とに変位可能に構成されている。
このような分煙ボード2によれば、引出位置において高い分煙効果を発揮することができ、また、収納位置においても、引出位置ほどではないものの一定の分煙効果を発揮することができる。
なお、本実施形態では、収納位置に分煙ボード2が存在する場合には、分煙ボード2が遊技者の側方に突出するが、収納位置に分煙ボード2が存在する場合に、分煙ボード2が遊技者の側方に殆ど又は全く突出しないようにするようにしても良い。
送風装置31は、図3に示すように、前側に配置される変形直方体状の第1箱部311aと、後側に配置される細幅直方体状の第2箱部311bと、からなる内部が空洞の送風部筐体311を備えている。
送風部筐体311は、第2箱部311bの後側(遊技機島の内部側)と第1箱部311aの上側に、それぞれ吸引口312と送風口313を設け、吸引口312から送風口313に亘って空気が通行できるように連通されている。
また、送風部筐体311の内部(例えば、第1箱部311aの内部)には、所定の位置に送風ファン314を設けている。
このような送風装置31において、送風ファン314を駆動させると、遊技機島内の空気が吸引口312から吸引され、当該吸引口312から吸引された空気が送風口313から上方に向けて送風される。
送風ファン314は、軸流ファン(プロペラファン)のほか、多翼ファン(シロッコファン)、ターボファン、クロスフローファン(ラインフローファン)など、様々なファンを用いることができる。後記の吸引ファン324についても同様である。
また、送風ファン314は、第2箱部311bに設けることもでき、第1箱部311aと第2箱部311bの両方に設けることもできる。
ルーバー315は、公知の角度変更機構315aを備えており、所定の操作によって送風口313から送風される空気の送風角度を変更できるようにしている。
吸引装置32は、図3に示すように、内部が空洞の直方体状の吸引部筐体321を備えており、当該吸引部筐体321の前側には細幅の吸引口322を設け、上側に送風口323を設けている。
吸引部筐体321の内部には、所定の位置に吸引ファン324を設けている。
このような吸引装置32において、吸引ファン324を駆動させると、吸引口322の近傍に存在する空気が吸引口322から吸引され、当該吸引口322から吸引された空気が送風口323から上方に向けて送風される。
例えば、送風装置31を上側に配置し、吸引装置32を下側に配置するものであってもよい。
筐体部4は、遊技機100と隣り合う遊技機100の間のスペース(台間)に設けられる空洞のフレーム部材であり、内部空間に各種部材を支持又は収納することができる。
例えば、筐体部4には、上面部及び下面部の内側にそれぞれ長尺溝状の上部レール71及び下部レール72を前後方向に沿って取り付けており、これらのレール部材によって分煙ボード2を滑動可能に支持している。
このような内部機構によれば、分煙ボード2を前後方向に移動させることができ、また、分煙ボード2の下部に設けられたファンユニット3も、分煙ボード2とともに前後方向に移動させることができる。
パネル5には、分煙ボード2の厚みに対応した細幅の開口(スリット51)が上下方向に沿って設けられるとともに、当該スリット51と一連に形成され、ファンユニット3と下部ボード8に対応した矩形状の開口(ファン用開口52)が下部に設けられている。
パネル5を設けることで、分煙装置1の内部機構に対する外部からのアクセスや露出を防ぎつつ、分煙ボード2やファンユニット3の移動を妨げないようにすることができる。
また、パネル5には、後記するダクト6の上部開口61とほぼ同じ大きさ・形状の開口(ダクト用開口53)が上部に設けられている。
下部の開口(下部開口62)は、ファンユニット3の吸引装置32からの排気を受け入れるための開口であり、上部の開口(上部開口61)は、下部開口62が受け入れた排気を外部に排出するための開口である。
ダクト6は、後述するように、遊技空間に存在するタバコの煙をダクト用開口53まで導くための部材であり、このような部材を遊技空間ではなく分煙装置1の内部に設けることで、遊技空間の圧迫を防ぐことができる。
送風装置31は、図1や図4(a)に示すように、分煙ボード2が収納位置にある状態において、筐体部4の内部に収納され、図1や図4(b)に示すように、分煙ボード2が引出位置にある状態において、パネル5より前側に突出するように配置される(図1参照)。
このため、分煙ボード2が引出位置にある状態において、送風装置31(送風ファン314)を駆動させることにより、吸引口312から吸引した空気は送風口313から送風され、この結果、遊技空間に対し下方から上方に向かう空気の流れ(気流)を発生させることができる(図4(b)の実線矢印参照)。
これにより、遊技空間に存在する煙を遊技空間よりも上部に排気して除去することができる。
特に、遊技者が吹き出したタバコの煙は、分煙ボード2によって強制的に遊技空間内に滞留させることになるため、このようにして滞留させた煙を効率よくまとめて遊技空間の外部に排気することができる。
このため、遊技者が吹き出したタバコの煙であって、遊技空間の中央部に多く存在する煙を効率よく遊技空間の外部に排気することができる。
さらに、ルーバー315は、角度変更機構315aを備えており、操作によって自在に送風角度を変更することができる。
このため、分煙装置1の配置位置に応じて適切な送風方向を設定することができる。
例えば、図6(a)に示すように、台間機として分煙装置1のみを設ける場合の送風角度Aと、図6(b)に示すように、台間機として分煙装置1と玉貸機を設ける場合の送風角度Bと、図6(c)に示すように、台間機として分煙装置1と玉貸機とPOP棚(遊技場における情報が印刷された印刷物や、遊技機における情報が印刷された印刷物を収納可能な棚)を設ける場合の送風角度Cとでは、送風角度Aより送風角度Bを大きくし、送風角度Bより送風角度Cを大きくする。
すなわち、送風装置31と遊技機100の間隔が小さいほど送風角度を小さくし、送風装置31と遊技機100の間隔が大きいほど送風角度を大きくする。
これにより、遊技空間の広さが異なる場合であっても、遊技者から吹き出されたタバコの煙であって、遊技空間の中央部に多く存在する煙を効率よく排気することができる。
なお、上記台間機は、製造メーカや機能によって幅が異なる場合があるが、このような場合であっても、ルーバー315により送風角度を調節することで、タバコの煙を適切に排気することができる。
吸引装置32は、図1や図4(a)に示すように、分煙ボード2が収納位置にある状態において、筐体部4の内部に収納され、図1や図4(b)に示すように、分煙ボード2が引出位置にある状態において、吸引口322がパネル5よりやや前側に位置するように配置される。
すなわち、分煙ボード2が引出位置にある状態において、吸引口322は、露出し、灰皿の近傍に配置される(図1等参照)。
ここで、図4(a),(b)や図2に示すように、ダクト6の上部開口61とパネル5のダクト用開口53とは、分煙ボード2の位置に関係なく、重なるようにしている。
ただし、図4(b)に示すように、吸引装置32の送風口323とダクト6の下部開口62とは、分煙ボード2が引出位置にある状態において重なるようにしている。
これにより、図7に示すように、主に、灰皿に置かれたタバコの煙や遊技者の手元に滞留する煙など、遊技空間の下部にある煙を効率よく吸引して排気することができる。
すなわち、送風装置31は遊技空間の下部に設けられているものの、吸引口312は遊技機島の内部に設けられており、遊技空間の下部に存在する煙を除去することができない(図3参照)。
これに対し、吸引装置32は、吸引口322が遊技空間の下部にある灰皿に置かれたタバコの煙や遊技者の手元に滞留する煙を吸引可能な位置に設けられるため、送風装置31によって対処困難な遊技空間の下部にある煙を効率よく吸引して排気することができる(図4(b),図7参照)。
例えば、灰皿は、遊技機100ではなく、天板110に設けられる場合(天板110上に灰皿を載置する場合や天板110自体が灰皿を構成している場合など)が想定される。
このような場合でも、灰皿は遊技空間の下部に配置されることから、灰皿に置かれたタバコの煙は遊技空間の下部に滞留し易い。
したがって、吸引装置32は、天板110に灰皿が設けられる場合であっても、当該灰皿に置かれたタバコの煙を効果的に吸引・排気することができる。
図8に示すように、分煙装置1は、人感センサ11や引出検知センサ12などの検知手段を備え、これらの検知動作に応じ、制御部10が送風装置31や吸引装置32の動作を制御する制御構成を備えている。
人感センサ11は、人の存在を検知することが可能な赤外線センサ等からなり、例えば、図2に示すように、パネル5の上部に設けることができる。
人感センサ11は、例えば、遊技機100の前方の椅子の上部周辺に検知範囲を向けて取り付ける。
このようにすると、遊技機100の椅子に遊技者が着席したことを、人感センサ11によって検知させることができる。
例えば、フォトセンサを、図4(a)に示すように、分煙ボード2が収納位置にある状態では、発光部と受光部の間に分煙ボード2が介在するが、図4(b)に示すように、分煙ボード2が引出位置にある状態では、発光部と受光部の間に分煙ボード2が介在しなくなる位置に取り付ける。
このようにすると、分煙ボード2が引出位置にある状態では、受光部は、分煙ボード2に遮られることがないため、一定量以上の受光量を検知することができる。
このため、フォトセンサにおいて、一定量以上の受光量を検知したことに基づいて、分煙ボード2が引出位置にあることを検知することができる。
制御部10は、例えば、図2に示すように筐体部4に設けることができ、図示しないケーブル等によって人感センサ11、引出検知センサ12、送風装置31、吸引装置32と通信可能に接続されている。
そして、制御部10は、ROMなどの記憶手段に予め記憶されたプログラムに基づき、人感センサ11や引出検知センサ12からの検知信号に基づき、送風装置31や吸引装置32に対する駆動制御を行う。具体的には、以下に示す制御動作を行う。
つまり、遊技機100の前方の椅子への着席が検知され、かつ、分煙ボード2の引き出しが検知された場合に、送風装置31を駆動する。
ここで、仮に、分煙ボード2の引き出しを検知しただけ(第1条件を満たしただけ)で送風装置31を駆動するようにしたとすると、例えば、分煙ボード2を引き出した後に遊技者が離席した場合など、除去すべき煙が存在しない場合にまで、送風装置31を駆動させることになる。
つまり、このように排気を行う必要性があまりない状況であるにもかかわらず送風装置31を無用に駆動させることにより、無駄に電力を消費したり、故障が生じ易くなるなどの問題があるからである。
すなわち、分煙ボード2により煙を遊技空間に滞留させる機能が低下した状態であり、煙が隣の遊技空間に侵入することが許容されている状態で送風装置31を駆動させても、煙を適切に排気できないからである。
第2の制御動作も、第1の制御動作と同様の理由から、第1条件と第2条件をいずれも満たしたときに、吸引装置32を駆動させるようにしている。
すなわち、第1条件を満たしただけで吸引装置32を駆動するようにすると、除去すべき煙が存在しない可能性が高く無駄であり、第2条件を満たしただけで吸引装置32を駆動しても、煙を適切に排気できないからである。
このため、吸引装置32についても、送風装置31と同様、第1条件と第2条件をともに満たした場合に駆動するようにしている。
分煙ボード2は、天板110との間に間隔があり、何ら対処しない場合には、分煙ボード2の下端部から隣の遊技空間に煙が周り込んで侵入を許すおそれがある。
このような問題に対し、分煙ボード2を天板110との間隔が生じない程度の長さにする方法が考えられる。
ところが、分煙ボード2は、遊技機100の側方に設置するところ、遊技機100や天板110の高さは、遊技場によって異なるのが一般的であり、これに伴って、分煙ボード2と天板110の間隔が異なるのが一般的である。
このような状況において、上記方法を採用した場合、遊技場や遊技機ごとに分煙ボード2の長さを変える必要があり、手間やコストが増大する問題が生じる。
この下部ボード8は、分煙ボード2の前方向への移動に伴って、下方向へ移動するように構成されている。
具体例としては、図9に示すように、下部ボード8を台形状に形成するとともに、当該下部ボード8を、分煙ボード2の下部の両側に設けたレール部材73によって上下方向に滑動可能に支持する構造を挙げることができる。
このような上下方向に滑動可能な構造の場合、例えば、下部ボード8を、底辺部8bを下方から手で押し上げると上方に移動させることができ、手を下方に下げると自重によって下方に移動させることができる。
このため、分煙ボード2を前方に移動させるに従って、下部ボード8は、斜辺部8aの角度に応じて緩やかに下方へ移動し、これに伴って、分煙ボード2の下端部より下方の領域では、下部ボード8によって徐々に領域が拡張される。
そして、最終的には、分煙ボード2を引出位置まで移動を進めることで、下部ボード8は、分煙ボード2の下端部より下方の領域を最大限に拡張した状態で配置される(図9(c)参照)。
例えば、図10(a)に示すように、矩形状の板材からなる下部ボード8を、分煙ボード2の下部の所定箇所の回転軸zに軸支させる。
このような構造によれば、分煙ボード2が収納位置(図10(a)左図)から前方に移動する過程において、下部ボード8は、第1辺部8cが筐体部4を通過した後は、回転軸zを中心に左回りに回転する(図10(a)中央図)ことから、移動を進める結果、最終的には、分煙ボード2の下端部から下方に矩形状の領域を拡張することができる(図10(a)右図)。
例えば、図10(b)に示すように、台形状の板材からなる下部ボード8と、当該下部ボード8の所定箇所に設けた回転軸zに別のボード部材(第2下部ボード81)を軸支させることで、分煙ボード2の前方向の移動に伴って、下部ボード8を下方に移動させるとともに、第2下部ボード81を左回りに回転させることができる。
このような構造によれば、分煙ボード2が収納位置(図10(b)左図)から前方に移動する過程において、下部ボード8は、下方に移動しつつ、第2下部ボード81が回転軸zを中心に回転するようになる(図10(b)中央図)ことから、移動を進める結果、最終的には、分煙ボード2の下端部から下方に矩形状の領域を拡張することができる(図10(b)右図)。
特に、本実施形態の分煙装置1は、図9や図10に示すように、分煙ボード2の変位に応じて、下部ボード8や第2下部ボード81が、分煙ボード2よりも下方の領域を徐々に拡張するようにしている。
このため、分煙ボード2と天板110の間隔が遊技場等によって異なる場合であっても、当該間隔を塞ぐことができる。
本発明の遊技場用分煙装置は、以下に示す変形例や応用例について適用することもできる。
例えば、分煙ボード2や下部ボード8は、複数の板材を重ねた複数層の部材でもよく、層間に空気層を含む部材でもよい。
また、分煙ボード2は、突出部22のない平坦な形状であってもよい。
また、分煙ボード2を折り畳み可能にしたり、筐体部4の奥行き寸法を長くすることによって、突出部22を含め分煙ボード2の全体を筐体部4の内部に収納できるようにすることもできる。
また、所定箇所(例えば、分煙ボード2の周囲)にLED等の発光ランプを設け、分煙ボード2が収納位置に存在するときと引出位置に存在するときとで発光態様を異ならせることで、分煙ボード2が引出位置に存在するか否かを報知することができる。
また、下部ボード8によって分煙ボード2の下方の空間を遮る例について説明したが、この例に限らず、分煙ボード2により煙を遮断困難な様々な位置にボード部材を設けることができる。
また、下部ボード8は、分煙ボード2の前方への移動に伴って徐々に下方に移動するが、分煙ボード2の前方への移動に伴い、まず前方に移動し、途中から下方に移動する機構や、分煙ボード2の前後方向への移動に伴い前後方向に移動する機構であってもよい。
また、下部ボード8についても、分煙ボード2と同様、所定の位置に存在するか否かをLED等の発光ランプにより報知可能にすることができる。
また、POP広告を筐体部4に収納し、引き出すことで遊技者に見せるようにすることができる。
また、ファンユニット3は、分煙装置1の下部に限らず、様々な位置に設けることができる。
また、送風装置31や吸引装置32をユニット構成ではなく、それぞれが独立した構成とすることができ、この場合、送風装置31や吸引装置32を、様々な位置に一又は複数個設けることができる。
例えば、上記センサの検知に応じ、送風装置31と吸引装置32のうちの一方を駆動するように制御することができる。
また、所定の操作部を設け、当該操作部を操作することによって、送風装置31と吸引装置32のうちの一方又は両方を駆動するように制御することもできる。
また、送風装置31や吸引装置32の駆動を禁止するための操作部を設け、当該操作部が操作された場合には、再度、当該操作部が操作されるまでは、送風装置31や吸引装置32を駆動しないように駆動禁止制御を行うこともできる。
このような構成の分煙装置1によれば、分煙ボード2によって遊技機100の側方への煙の侵入を物理的に防止しつつ、遊技者と遊技機100の間の煙であって主に遊技者から吹き出された煙を送風装置31により除去し、送風装置31では除去できない煙であって、主に灰皿に置かれたタバコの煙や遊技者の手元の煙を吸引装置32で除去することができる。
しかしながら、このような遊技場用装置では、遊技者と遊技機の間の煙を効果的に除去することができない問題があった。
例えば、分煙ボード2が「前方に最大に引き出された位置」を「引出位置」としたが、これに限らず、分煙ボード2が収納位置から前方に一定の距離にある位置を「引出位置」とすることができる。
また、分煙ボード2、下部ボード8、第2下部ボード81、各種開口(312,313,322,323,51,52,53,61,62)、ダクト6の形状は、上述又は図示した態様に限らず、様々な形状にすることもできる。
また、分煙ボード2、下部ボード8、第2下部ボード81の変位機構は、上述又は図示した機構に限るものではない。
例えば、分煙ボード2及び下部ボード8の変位機構として、一又は複数のギヤや駆動軸などの駆動部品を介在させたり、さらに、モータなどの駆動装置を組み合わせた構成とすることができる。
このような構成によれば、例えば、引出検知センサ12により、分煙ボード2が引出位置にあることを検知した場合に、上記駆動装置等を駆動させる自動制御を行うことで、下部ボード8を分煙ボード2の下側に移動させることができる。
10 制御部
11 人感センサ
12 引出検知センサ
2 分煙ボード(分煙部材)
3 ファンユニット
31 送風装置
315 ルーバー
32 吸引装置
4 筐体部
5 パネル
6 ダクト
8 下部ボード(特定分煙部材)
100 遊技機
110 天板
120 玉箱(投入部材)
Claims (4)
- 遊技機の側方に設けられた遊技場用装置において、
隣り合う遊技空間を遮ることが可能であって、第一位置と当該第一位置よりも広範囲で前記遊技空間を遮る第二位置とに変位可能な遮蔽部材と、
遊技者と遊技機との間に送風可能な送風装置と、
前記送風装置が送風困難な遊技空間の空気を吸引可能な吸引装置と、
遊技者が存在していることを検知可能な第1検知手段と、
前記遮蔽部材が前記第二位置にあることを検知可能な第2検知手段と、を備え、
前記送風装置は、前記第1検知手段により遊技者の存在が検知され、且つ、前記第2検知手段により前記遮蔽部材が前記第二位置にあることが検知された場合に送風可能である
ことを特徴とする遊技場用装置。 - 遊技機の側方に設けられた遊技場用装置において、
隣り合う遊技空間を遮ることが可能であって、第一位置と当該第一位置よりも広範囲で前記遊技空間を遮る第二位置とに変位可能な遮蔽部材と、
遊技者と遊技機との間に送風可能な送風装置と、
前記送風装置が送風困難な遊技空間の空気を吸引可能な吸引装置と、
遊技者が存在していることを検知可能な第1検知手段と、
前記遮蔽部材が前記第二位置にあることを検知可能な第2検知手段と、を備え、
前記吸引装置は、前記第1検知手段により遊技者の存在が検知され、且つ、前記第2検知手段により前記遮蔽部材が前記第二位置にあることが検知された場合に吸引可能である
ことを特徴とする遊技場用装置。 - 隣り合う遊技機と遊技機との間の空間に前記遊技空間の外部に通じるダクトを設け、
前記吸引装置は、前記遮蔽部材が第二位置にある場合において吸引した空気を、前記ダクトを通じて前記遊技空間の外部に排気可能である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技場用装置。 - 前記遊技機で獲得した遊技媒体を投入可能な投入部材を載置可能な天板と、前記遮蔽部材との間に設けられた所定の間隔を塞ぐことが可能な特定遮蔽部材を備え、
前記特定遮蔽部材は、
前記遮蔽部材が前記第一位置から前記第二位置に変位したことに伴って、第三位置から当該第三位置よりも前記所定の間隔を広範囲で塞ぐ第四位置に、自重によって変位可能である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技場用装置。
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