JP4178168B2 - キッチンキャビネット - Google Patents
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Description
上記収納庫は、調理時の作業台としても利用できる様に大きいスペース(例えばキッチンキャビネットと同一の横幅に形成されたものでは、最大で1600mm程度の幅と500mm程度の高さを有する。)を確保したものがある。
そして、上記調理器具の使用時に調理器具から多量の蒸気が放出されると、収納庫内全体に蒸気が滞留して、収納庫の内壁表面や調理器具表面が結露し、その結露に塵埃等が付着するため、頻繁に清掃する必要があった。
この装置によれば、蒸気発生源である調理器具よりも上方位置において収納庫の開放部側に向けて空気流を生じさせ、この空気流に調理器具から上昇する蒸気を乗せて開放部へ流し、収納庫の天井に生じる結露を防止する。
そこで、本発明は、調理器具から生ずる蒸気によって、収納庫内の天井のみならず、収納庫の前面開口部に対向する奥内壁全体の結露を防止するキッチンキャビネットを提供することを目的とする。
上記キッチンキャビネットにおいて、奥内壁の最下部に沿って断面方形状の幕板が横設された収納庫にあっては、幕板上面に送風機を載置し、この場合には、送風機は、その底部後方を幕板上に載置し、底部前方に吸気口を設けるのがよりよい。
又、上記キッチンキャビネットにおいて、収納庫の底板を介した下層に送風機が吸気を可能とする送風機専用の収容空間を設けて送風機を設置し、前記底板において収納庫の奥内壁の最下部に隣接して設けた前記収容空間との連通口に送風機の送風口を配置してもよい。
又、一方の遠心ファンの吹出口を左側斜め上方へ指向させると共に、他方の遠心ファンの吹出口を右斜め上方へ指向させて、送風機の上向きな送風口に望ませ、該送風口を収納庫における奥内壁の横幅方向中間部の上記高さ位置に当接配置したので、収納庫の横幅に相当する長さのクロスフローファンを内蔵した送風機を用いることなく、両遠心ファンの作動によって送風口から送風される噴出空気を収納庫の奥内壁の横幅に沿って広がる様に上昇させられ、奥内壁及び天井を順次に伝う気流を生じさせて調理器具から放出される蒸気をその気流に乗せて収納庫外部へ排出できるため、送風機自体をコンパクトに形成でき、送風機の据え付けも比較的簡単に行える。
又、上記底板において収納庫の奥内壁の最下部に隣接して設けた上記収容空間との連通口に送風機の送風口を配置したので、送風機からの噴出空気を収納庫の奥内壁の横幅に沿って広がる様に上昇させられ、奥内壁及び天井を順次に伝う気流を生じさせて調理器具から放出される蒸気をその気流に乗せて収納庫外部へ排出できる等その実用的効果甚だ大である。
図1はキッチンキャビネットの正面図、図2はキッチンキャビネットの一部を破断した側面図である。
このキッチンキャビネット1は、台所等に設置され、各種台所用品類を収納する上方収納部2と下方収納部3とを備えると共に、該上方及び下方収納部2、3の間に調理器具W等の収納庫4を備えている。
収納庫4は、キッチンキャビネット1と同程度の横幅を有すると共に所定高さを有する前面のみが開放された仕切り空間から成るものにして、収納庫4の前面開口部に対向する奥内壁5、底板6、天井7及び左右側壁8の5面壁に囲繞され、主に使用時に蒸気を発生する炊飯器、スーチムオーブンレンジ、湯沸かしポット、コーヒーメーカーなどの調理器具(図示例では炊飯器)Wが収納設置される。
尚、キッチンキャビネット1は、上記構成に限定されることなく、調理器具Wを設置する様に適宜スペースを有して前面のみが開放された収納庫4を備えたものであれば、該収納庫4のキッチンキャビネット1におけるスペースや配置、その他に収納部2、3の引出し式や戸棚式等の形式、配置及び個数は何等限定されない。
蒸気排出装置は、奥内壁5において、収納庫4に設置した調理器具Wの蒸気排出口W1と同一レベル(底板6から蒸気排出口W1までの高さ)以下の高さ位置に、上向きに当接配置した送風口10から調理器具Wの背後に存する奥内壁5の横幅に沿って広がる上昇気流を生じさせる送風機11から成る。
リヤカバー13の上面には、複数の横長な羽板を前後に等間隔置きに配置したルーバーを有する送風口10を設け、又送風機11の底部15後方に相当するリヤカバー13の底面部15aは、幕板9上面と同長の奥行きを有すると共に、底面部15aの前側縁に幕板9の高さより短い幕板9前面との当接平板15bを垂設し、該当接平板15bとフロントカバー14の下端部側との間隙(送風機11の底部15前方に相当)には、その横幅方向全域に渡って吸気口16が形成されている。
又、フロントカバー14の上方部14aは下方部14bより若干前方へ張り出す様に形成され、上方部14aと下方部14b間に設けた前傾段差部に、その横幅方向の略全域に渡る吸気口22を設けている。
又、送風機11の底部12に設けた吸気口16からその内部へ充分に空気を取り入れられて、送風機11が所望の風量の送風を可能とする場合には、フロントカバー14には吸気口を一切設けなくてもよい。
遠心ファン23は、そのケーシング内部に多翼羽根車27と該多翼羽根車27を軸支する駆動モータ24とを収容した小型で薄型の駆動モータ内蔵式のシロッコファンから成り、各遠心ファン23を横手に隣接する様に並設させてリヤカバー13の背面21内側に固定し、フロントカバー14との間に設けられた通気空間28を介して遠心ファン23の吸込口29をフロントカバー14に対向させると共に、一方の遠心ファン23の吹出口30を左側斜め上方へ指向させ、他方の遠心ファン23の吹出口30を右斜め上方へ指向させて送風口10に望ませている。
これにより、送風機11の吸気口16、22から取り入れられた空気が通気空間28を通って各遠心ファン23の吸込口29から吹出口30を経て送風口10へ至る送風経路を形成している。
よって、送風機11は、一対の遠心ファン23を上記の様に内装したものが望ましいが、送風機11を収納庫4の横幅と同一長さに形成し、その内部に送風機11の横幅に相当するクロスフローファンを設け、該クロスフローファンの作動により送風口10から奥内壁5の横幅に沿って広がる上昇気流を生じさせる様に構成してもよい。
尚、図6に送風機11における左右の遠心ファン23の一配置例を示したが、かかる配置例には何等限定されない。
尚、制御盤25には図示しない電源コードが接続され、該電源コード先端のプラグが収納庫4の適所に設けた図示しないコンセントに差し込まれて各駆動モータ24に電力が供給される。
又、上記コンセントは、調理器具Wの電源コードのプラグも差し込まれる。
本実施例におけるキッチンキャビネット1は、その収納庫4に幕板9が備えられていない場合において、その収納庫4に対応して設置される様に送風機11の構成を一部変更したものであり、上記第1実施例と同一又は相当部分には同じ符号を図中に付し、説明を省略する。
又、フロントカバー14の下方部14bには、吸気口22と平行に複数の別途吸気口31を設けている。
そして、送風機11の底部15(底面部15a)を奥内壁5の最下部中央に隣接する収納庫4の底板6上に載置し、リヤカバー13の背面21の適所を奥内壁5にビス止め(図示せず)して送風機11が固定され、これにより、奥内壁5の下部中央に送風口10が上向きに当接配置される。
本実施例におけるキッチンキャビネット1は、その収納庫4に幕板9が備えられず、且つ収納庫4の下層に底板6を介して送風機専用の収容空間32を設けたものであり、上記第1、2実施例と同一又は相当部分には同じ符号を図中に付し、説明を省略する。
又、底板6において収納庫4の奥内壁5の最下部に隣接して設けた収容空間32との連通口32aに送風機11の送風口10を配置している。
尚、スイッチ26は、送風機11のリヤカバー13から離間すると共に、スイッチ26に接続されたリード線を引き延ばしてルーバー33の枠部の片隅に取付けられている。
又、送風機11の電源は、その電源コードのプラグが収容空間32の適所に取付けられたコンセント(図示せず)に差し込まれることで供給される。
更に、本実施例にあっては、送風機11が収納庫4内においてその底板6上にのみ送風口10が露出しているだけのため、送風機11はフロントカバー14を外した状態で収容空間32内に設置してもよい。
又、送風機11の吸気にあっては、第1実施例の送風機11では、フロントカバー14における上方部14aと下方部14bとの間の下向きの吸気口22と、送風機11下部の吸気口16から空気を吸い込み、第2実施例の送風機11では、フロントカバー14の前記と同一の吸気口22と、下方部14bに設けた吸気口31から空気を吸い込み、第3実施例の送風機11では、収納庫4と区画された収容空間32内の空気を前記と同一の吸気口22、31から吸い込む。
各実施例における送風機11は、いずれも吸気口16、22、31が調理器具Wの蒸気排出口W1より離隔しているため、調理器具Wから放出される蒸気を誘引して吸い込むことはない。
この様に、調理器具Wの蒸気排出口W1以下にして、且つ奥内壁5の下部中央に隣接する様に配置された上向きの送風口10から奥内壁5の横幅全体に沿って広がる上昇気流は、収納庫4の天井7でその前面開口部側へ向かう水平気流に方向転換して天井7前端から収納庫4外部へと導く空気の流れを生じせられ、かかる気流によって奥内壁5及び天井7との間にエアカーテンを形成する。
そして、エアカーテンの気流に調理器具Wから放出されることで上昇する蒸気が乗って収納庫4外部へ排出され、これにより収納庫4内における蒸気の滞溜や、収納庫4の奥内壁5及び天井7に蒸気を接触させず、結露させない。
尚、調理器具Wは、収納庫4の左側に設置したものを示したが、送風機11から生ずる気流は、調理器具Wの蒸気排出口W1と同一レベル以下の高さ位置から奥内壁5の横幅に沿って広がって上昇するため、収納庫4の中央や右側に調理器具Wを設置しても、調理器具Wから放出される蒸気は、上記と同様に奥内壁5及び天井7に接触することなく収納庫4外部に排出される。
5 奥内壁
6 底板
9 幕板
10 送風口
11 送風機
15 底部
16 吸気口
23 遠心ファン
30 吹出口
32 収容空間
32a 連通口
W 調理器具
W1 蒸気排出口
Claims (4)
- 蒸気を発生する調理器具を設置可能な前面のみが開放された収納庫を備えて成り、該収納庫の前面開口部に対向する奥内壁において、収納庫に設置した調理器具の蒸気排出口と同一レベル以下の高さ位置にして、且つ前記奥内壁の横幅方向中間部に、送風口を上向きに当接配置し、内部に一対の遠心ファンを横手に隣接する様に並設すると共に、一方の遠心ファンの吹出口を左側斜め上方へ指向させ、他方の遠心ファンの吹出口を右斜め上方へ指向させて前記送風口に望ませ、該送風口から前記奥内壁の横幅に沿って広がる上昇気流を生じさせる送風機を設けたことを特徴とするキッチンキャビネット。
- 上記奥内壁の最下部に沿って断面方形状の幕板が横設された収納庫にあっては、幕板上面に送風機を載置したことを特徴とする請求項1記載のキッチンキャビネット。
- 送風機は、その底部後方を幕板上に載置し、底部前方に吸気口を設けたことを特徴とする請求項2記載のキッチンキャビネット。
- 収納庫の底板を介した下層に送風機が吸気を可能とする送風機専用の収容空間を設けて送風機を設置し、前記底板において収納庫の奥内壁の最下部に隣接して設けた前記収容空間との連通口に送風機の送風口を配置したことを特徴とする請求項1記載のキッチンキャビネット。
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