JP2012119213A - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3つのプッシュスイッチを用いて2段階のスイッチ操作を行うスイッチ装置において、小型化および構造の簡略化を図る。
【解決手段】スイッチ装置100は、揺動可能な操作ノブ21と、操作棒22a,22bを介して操作ノブ21に押圧される作動板31と、作動板31の下に配列された3つのプッシュスイッチ51a〜51cとを備えている。プッシュスイッチ51a〜51cは、一直線上に配列されており、作動板31は、その配列方向に延びている。作動板31の両端部は、プッシュスイッチ51a,51bに支持されており、作動板31とプッシュスイッチ51cとの間に、間隙Gが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作ノブの操作によりスイッチの入切を行うスイッチ装置に関し、特に、操作ノブの一方向への操作で2段階のスイッチ操作が行えるスイッチ装置に関するものである。
従来、揺動可能に支持された操作ノブの一方向への操作につき、2段階のスイッチ操作が可能なスイッチ装置が提案されている(例えば、後掲の特許文献1〜3)。
この種のスイッチ装置では、操作ノブを順方向と逆方向にそれぞれ傾倒させて操作することにより、4通りのスイッチ操作を行うことが出来る。このため、このような構成のスイッチ装置は、例えば、操作ノブの傾倒角度に応じて、窓を任意量だけ開閉するマニュアル操作と、窓を自動的に全開全閉するオート操作とを行うための車両用パワーウィンドウ駆動装置に用いられている。
上述のスイッチ操作を可能にするために、特許文献1に記載のスイッチ装置では、揺動可能な操作ノブと、操作ノブの傾倒方向に応じて作動する2つの作動板と、各作動板により作動される2個1組のプッシュスイッチを2組設けている。
そして、操作ノブを傾倒して片側を下降させたときに、まず、操作ノブの揺動中心線から遠い第1のプッシュスイッチが作動板に押し込まれてオンする。この状態で操作ノブをさらに傾倒させると、当該揺動中心線に近い第2のプッシュスイッチが作動板に押し込まれてオンする。
これにより、第1のプッシュスイッチのみがオンしているときに出力される電気信号と、第1および第2のプッシュスイッチがオンしているときに出力される電気信号とに基づいて、操作ノブの一方向への操作につき、2段階のスイッチ操作を行うことが出来る。
特許文献2に記載のスイッチ装置では、揺動可能な操作ノブと、操作ノブの傾倒方向に対応して昇降する一対の駆動部と、駆動部を介して操作ノブに押圧駆動される1つの作動板と、作動板の両端部を支持する第1および第2のプッシュスイッチと、第1のプッシュスイッチと第2のプッシュスイッチとを結ぶ直線からずれた位置に配設された第3のプッシュスイッチを備えている。
そして、操作ノブを傾倒して一方の側を下降させたときに、まず、第3のプッシュスイッチを支点として作動板が傾倒して、第1のプッシュスイッチがオンする。この状態で操作ノブをさらに傾倒させると、オン状態の第1のプッシュスイッチを支点として作動板がさらに傾倒して、第3のプッシュスイッチがオンする。
これにより、第1のプッシュスイッチのみがオンしているときに出力される電気信号と、第1および第3のプッシュスイッチがオンしているときに出力される電気信号とに基づいて、操作ノブの一方側への操作につき、2段階のスイッチ操作を行うことが出来る。
また、上述の操作とは反対に、操作ノブを傾倒して他方の側を下降させたときに、まず、第3のプッシュスイッチを支点として作動板が傾倒して、第2のプッシュスイッチがオンする。この状態で操作ノブをさらに傾倒させると、オン状態の第2のプッシュスイッチを支点として作動板がさらに傾倒して、第3のプッシュスイッチがオンする。
これにより、第2のプッシュスイッチのみがオンしているときに出力される電気信号と、第2および第3のプッシュスイッチがオンしているときに出力される電気信号とに基づいて、操作ノブの他方側への操作につき、2段階のスイッチ操作を行うことが出来る。
特許文献3に記載のスイッチ装置では、揺動可能な操作ノブと、揺動中心軸の左右に振り分けられて操作ノブの裏側に垂直に設けられた2つの押圧突起と、押圧突起を介して操作ノブに押圧される1つのアクションバーと、アクションバーによって橋渡しされた2つのプッシュスイッチを設けている。
そして、操作ノブを傾倒して片側を下降させたときに、まず、下降しない側に配置されたプッシュスイッチを支点としてアクションバーが傾倒して、下降する側に配置されたプッシュスイッチがオン動作する。この状態で操作ノブをさらに傾倒させると、オン状態のプッシュスイッチを支点としてアクションバーがさらに傾倒して、オン状態でないプッシュスイッチがオン動作する。
これにより、一方のプッシュスイッチのみがオン動作しているときに出力される電気信号と、両方のプッシュスイッチがオン動作しているときに出力される電気信号とに基づいて、操作ノブの一方向への操作につき、2段階のスイッチ操作を行うことが出来る。
特開平8−111142号公報 特開2004−139945号公報 特許第2944910号公報
ここで、3つのプッシュスイッチを用いる特許文献2に記載のスイッチ装置では、第1のプッシュスイッチと第2のプッシュスイッチとを結ぶ直線からずれた位置に第3のプッシュスイッチを配置し、かつ、作動板をV字状に形成している。これは、第1および第3のプッシュスイッチがオン状態のときに第2のプッシュスイッチがオンしないように、また、第2および第3のプッシュスイッチがオン状態のときに第1のプッシュスイッチがオンしないようにするためである。
このため、スイッチ装置における、第1および第2のプッシュスイッチを結ぶ方向と直交する方向の寸法が大きくなり、スイッチ装置が大型化する。
また、作動板をプッシュスイッチの配列に合わせてV字状とする必要があるため、作動板の形状が複雑になる。
そこで、本発明は、3つのプッシュスイッチを用いて2段階のスイッチ操作を行うスイッチ装置において、小型化および構造の簡略化を図ることを目的とする。
本発明では、揺動可能に取り付けられた操作ノブと、操作ノブの揺動に対応して昇降する一対の操作棒と、下降する操作棒を介して操作ノブに押圧される作動板と、作動板の下に配列された第1ないし第3の3つのプッシュスイッチとを備えたスイッチ装置において、3つのプッシュスイッチは、一直線上に配列されていて、第3のプッシュスイッチは、第1のプッシュスイッチと第2のプッシュスイッチの中間部に位置する。作動板は、3つのプッシュスイッチの配列方向に延びている。そして、3つのプッシュスイッチの内、第1のプッシュスイッチおよび第2のプッシュスイッチは、作動板の両端部をそれぞれ支持し、作動板と第3のプッシュスイッチとの間に、間隙が形成されている。
このようにすることで、例えば、操作ノブが一方の方向に傾倒されると、まず第1のプッシュスイッチが作動板に押されてオンする。その後、さらに操作ノブが傾倒されると、第3のプッシュスイッチが作動板に押されてオンし、第1および第3のプッシュスイッチが共にオン状態となる。このため、操作ノブの一方の方向への2段階操作により、2種類の電気信号が出力される。上述の操作とは反対に、操作ノブが他方の方向に傾倒されると、まず第2のプッシュスイッチが作動板に押されてオンする。その後、さらに操作ノブが傾倒されると、第3のプッシュスイッチが作動板に押されてオンし、第2および第3のプッシュスイッチが共にオン状態となる。このため、操作ノブの他方の方向への2段階操作により、上述の電気信号とは異なる2種類の電気信号が出力される。このようにして、操作ノブの一方向への操作につき、2段階のスイッチ操作を行うことが出来る。
また、第1〜第3のプッシュスイッチは、作動板の下に一直線上に配列されているため、各プッシュスイッチの配列方向と直交する方向の寸法が大きくならず、スイッチ装置の小型化を図ることが出来る。さらに、3つのプッシュスイッチの配列に合わせて、作動板の形状を直線状にすることが出来る。これにより、スイッチ装置の機構を簡略化することが出来る。
また、本発明では、第1のプッシュスイッチおよび第2のプッシュスイッチに対向する作動板の面に、それぞれ第1の突起および第2の突起を設け、第3のプッシュスイッチに対向する作動板の面に、第1の突起および第2の突起よりも高さが低い第3の突起を設けて、作動板と第3のプッシュスイッチとの間に間隙を形成してもよい。
また、本発明では、第1のプッシュスイッチの作動板に対向する部分に、第4の突起を設けるとともに、第2のプッシュスイッチの作動板に対向する部分に、第5の突起を設け、また、第3のプッシュスイッチの作動板に対向する部分に、第4の突起および第5の突起よりも高さが低い第6の突起を設けることで、作動板と第3のプッシュスイッチとの間に間隙を形成してもよい。
さらに、本発明では、3つのプッシュスイッチが実装される回路基板をさらに備えてもよい。そして、第1のプッシュスイッチは、昇降可能な第1の可動接点と、回路基板に固定された第1の固定接点とを有し、第2のプッシュスイッチは、昇降可能な第2の可動接点と、回路基板に固定された第2の固定接点とを有し、第3のプッシュスイッチは、昇降可能な第3の可動接点と、回路基板に固定された第3の固定接点とを有し、第3の可動接点と第3の固定接点との間隙を、第1の可動接点と第1の固定接点との間隙、および、第2の可動接点と第2の固定接点との間隙よりも小さくしてもよい。
本発明によれば、操作ノブの一方向への操作につき、2段階のスイッチ操作を行うことが出来る。また、3つのプッシュスイッチを作動板の下に一直線上に配列するため、当該配列方向と直交する方向の寸法が大きくならず、スイッチ装置の小型化を図ることが出来る。さらに、作動板の形状を直線状にすることで、スイッチ装置の機構を簡略化することが出来る。
本発明の第1実施形態であるスイッチ装置の断面図である。 図1のスイッチ装置の1段階目のオン状態を示した図である。 図2のオン状態に続くスイッチ装置の2段階目のオン状態を示した図である。 図2とは反対側に操作ノブが操作されたときのスイッチ装置の1段階目のオン状態を示した図である。 図4のオン状態に続くスイッチ装置の2段階目のオン状態を示した図である。 プッシュスイッチの上面図および側面図である。 作動板の上面図および側面図である。 本発明の第2実施形態であるスイッチ装置の断面図である。 図8のスイッチ装置の1段階目のオン状態を示した図である。 図9のオン状態に続くスイッチ装置の2段階目のオン状態を示した図である。 図9とは反対側に操作ノブが操作されたときのスイッチ装置の1段階目のオン状態を示した図である。 図11のオン状態に続くスイッチ装置の2段階目のオン状態を示した図である。 本発明の第3実施形態であるスイッチ装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。以下の図では、 同一部分または対応する部分に同一符号を付してある。また、各図中において、矢印U,D,F,B,R,Lは、それぞれスイッチ装置の上側,下側,前側,後側,右側,左側の方向を示している。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態であるスイッチ装置100の断面図である。
スイッチ装置100は、車両用パワーウィンドウ駆動装置(図示省略)に用いられ、例えば、車両の運転席のドアに設けられているアームレスト(図示省略)に取り付けられる。
このスイッチ装置100は、主に、ケース11と、操作ノブ21と、一対の操作棒22a,22bと、作動板31と、3つのプッシュスイッチ51a〜51cと、回路基板61とから構成されている。
詳しくは、ケース11は、下方が開口した上ケース11aと、この開口を塞ぐように上ケース11aに取り付けられる下ケース11bから構成されている。このケース11の内部には、作動板31やプッシュスイッチ51a〜51c、回路基板61等が収納されている。
図1に示す通り、プッシュスイッチ51aは、内部が空洞のゴムからなる突出部(以下、「ラバードーム」という。)72aと、このラバードーム72aの内部の天井面に取り付けられた可動接点73aと、回路基板61上に可動接点73aと対向して設けられた固定接点62aから構成されている。ここで、プッシュスイッチ51aは、本発明における第1のプッシュスイッチの一実施形態である。また、可動接点73aは、本発明における第1の可動接点の一実施形態である。さらに、固定接点62aは、本発明における第1の固定接点の一実施形態である。
プッシュスイッチ51aと同様に、プッシュスイッチ51bは、ラバードーム72bと、このラバードーム72bの内部の天井面に取り付けられた可動接点73bと、回路基板61上に可動接点73bと対向して設けられた固定接点62bから構成されている。ここで、プッシュスイッチ51bは、本発明における第2のプッシュスイッチの一実施形態である。また、可動接点73bは、本発明における第2の可動接点の一実施形態である。さらに、固定接点62bは、本発明における第2の固定接点の一実施形態である。
プッシュスイッチ51cは、ラバードーム72cと、このラバードーム72cの内部の天井面に取り付けられた可動接点73cと、回路基板61上に可動接点73cと対向して設けられた固定接点62cから構成されている。ここで、プッシュスイッチ51cは、本発明における第3のプッシュスイッチの一実施形態である。また、可動接点73cは、本発明における第3の可動接点の一実施形態である。さらに、固定接点62cは、本発明における第3の固定接点の一実施形態である。
各ラバードーム72a〜72cは、回路基板61の上面を覆うゴム製のラバーシート71の上面に一体的に形成されている。これらのラバードーム72a〜72cは、図6の(a)および(b)に示されるとおり、ケース11の前後方向(F,B方向)に一直線上に配置されており、スイッチ装置100の前側(F側)から、ラバードーム72a,ラバードーム72c,ラバードーム72bの順に配列されている。各ラバードームの間隔は等間隔となっている。
また、ラバードーム72a〜72cの上下方向(U,D方向)の高さは、いずれも同じ高さである。一方、ラバードーム72aの内部の天井面の高さと、ラバードーム72bの内部の天井面の高さは、同じ高さであるが、ラバードーム72cの内部の天井面の高さは、ラバードーム72aやラバードーム72bの内部の天井面の高さよりも低い。このため、可動接点73aと固定接点62aとの間隙と、可動接点73bと固定接点62bとの間隙は、同じ大きさであるが、可動接点73cと固定接点62cとの間隙は、可動接点73aと固定接点62aとの間隙や、可動接点73bと固定接点62bとの間隙よりも小さい。
ラバードーム72aの外部の頂上面には、当該ラバードーム72aよりも小さい突起75aが設けられている。同じく、ラバードーム72bの外部の頂上面には、当該ラバードーム72bよりも小さい突起75bが設けられている。
作動板31は、例えば、板状の金属部材から構成されており、プッシュスイッチ51a〜51cの配列方向に延びるように、直線状に成型されている。作動板31の裏面31bには、プッシュスイッチ51a〜51cと対向する部分に、突起32a〜32cが一体的に形成されている。
突起32a〜32cの内、突起32aと突起32bは、作動板31の端部近傍にそれぞれ位置しており、突起32cは、作動板31の中間部に位置している。また、突起32cの上下方向(U,D方向)の高さは、突起32a,32bの高さよりも低い。
図7の(a),(b)等に示されるとおり、突起32aの中心部には、孔33aが形成されている。同じく、突起32bの中心部には、孔33bが形成されている。この孔33a,33bは、作動板31の表面31aから各突起の下端にかけて、上下(U,D方向)に貫通している。
このため、孔33aにプッシュスイッチ51aの突起75aを嵌合させるとともに、孔33bにプッシュスイッチ51bの突起75bを嵌合させることで、作動板31の両端部は、プッシュスイッチ51a,51bにより支持される。
尚、この状態において、突起32aとプッシュスイッチ51aのラバードーム72a、および、突起32bとプッシュスイッチ51bのラバードーム72bは、それぞれ接している。しかしながら、突起32cは、突起32a,32bよりも高さが低いため、突起32cとプッシュスイッチ51cのラバードーム72cは、離間している。つまり、作動板31とプッシュスイッチ51cとの間に、間隙Gが形成されている(図1参照)。
ここで、上述の突起32aは、本発明における第1の突起の一実施形態である。また、突起32bは、本発明における第2の突起の一実施形態である。さらに、突起32cは、本発明における第3の突起の一実施形態である。
ケース11において、上ケース11aの上面には、上下(U,D方向)に開口してケース11内と連通する中空状の筒部12が一体に設けられている。この筒部12の水平断面の形状は、略矩形である。
筒部12の前側(F方向側)には、上下(U,D方向)に貫通して、ケース11の内部に通じる孔13aが形成されている。筒部12の後側(B方向側)には、孔13aと同様の孔13bが形成されている。
孔13aには、操作棒22aが挿入されている。そして、この操作棒22aの下端部は、孔13aからケース11の内部に露出して、作動板31の表面31aに接している。
詳しくは、操作棒22aの下端部は、作動板31の表面31aにおいて、プッシュスイッチ51aとプッシュスイッチ51cとを結ぶ直線上で、プッシュスイッチ51cよりもプッシュスイッチ51aに近い部分に接している。
同じく、孔13bには、操作棒22bが挿入されている。そして、この操作棒22bの下端部は、孔13bからケース11の内部に露出して、作動板31の表面31aに接している。
詳しくは、操作棒22bの下端部は、作動板31の表面31bにおいて、プッシュスイッチ51bとプッシュスイッチ51cとを結ぶ直線上で、プッシュスイッチ51cよりもプッシュスイッチ51bに近い部分に接している。
尚、上述した状態において、操作棒22a,22bの上端部は、孔13a,13bから上方(U方向)にそれぞれ露出している。
また、筒部12の左右側の外側面には、不図示の支軸が一体的に形成されている。この支軸は、操作ノブ21を揺動可能に取り付けるためのものである。図1では、支軸の軸心をLで表す。
操作ノブ21は、シーソー型の操作ノブである。この操作ノブ21には、指等を掛けて当該操作ノブ21を操作するための張出部21aが形成されている。また、操作ノブ21の側壁には、不図示の孔が形成されている。
操作ノブ21をケース11に取り付ける場合、筒部12の上部開口を覆うように、操作ノブ21を筒部12に被せる。その後、筒部12の左右の外側面に形成された支軸(図示省略)に、操作ノブ21の側壁に形成された孔(図示省略)を嵌合させる。以上の取り付けにより、操作ノブ21は、軸心Lを中心としてP,Q方向へ揺動可能な状態で、ケース11上に支持される。
ここで、操作ノブ21をケース11に取り付けた状態において、孔13a,13bから露出している操作棒22a,22bの上端部は、操作ノブ21の裏面21bに当節している。このため、操作棒22a,22bは、操作ノブ21の裏面21bと、作動板31の表面31aとに挟まれた状態で、上下(U,D方向)に昇降自在に支持されている。
続いて、以上のように構成されたスイッチ装置100の動作について説明する。
図1の状態から、図2に示すように、操作ノブ21の張出部21aを下側(D方向)に押し下げると、当該操作ノブ21は、軸心Lを中心としてP方向に回転して前側に傾倒する。この操作ノブ21の揺動に伴い、操作棒22aは、操作ノブ21の裏面21bに押し込まれて下降するとともに、当該操作ノブ21の揺動に対応する押圧力を、作動板31に付与する。
ここで、操作棒22aの下端部は、プッシュスイッチ51cよりもプッシュスイッチ51aに近い部分の作動板31の表面31aに接しているため、作動板31は、まず、プッシュスイッチ51bを支点として傾倒し、プッシュスイッチ51aを押圧する。
プッシュスイッチ51aでは、作動板31に押圧されることにより、ラバードーム72aが座屈変形し、これに伴い、当該ラバードーム72aの内部の天井面に取り付けられた可動接点73aが、回路基板61側に押し込まれて、当該回路基板61上の固定接点62aと接触する。これにより、プッシュスイッチ51aは、オン状態となる。
ここで、プッシュスイッチ51aがオン状態となった時、作動板31の突起32cは、プッシュスイッチ51cのラバードーム72cに接する。また、作動板31が傾倒していくにつれて、作動板31の突起32bは、当該作動板31の孔33bとプッシュスイッチ51bの突起75bとの嵌合を維持しながら、当該プッシュスイッチ51b側のラバードーム72bから徐々に離反していく。
プッシュスイッチ51aがオンの状態から操作ノブ21の操作を中止すると、ラバーシート71の一部であるラバードーム72aは、ゴムの弾性力によって座屈変形の状態から元の形に復帰する。これにより、可動接点73aが固定接点62aから離反するため、プッシュスイッチ51aは、オフ状態となる。また、これに伴い、作動板31および操作棒22aは、上側(U方向)に押し戻され、操作ノブ21は、元の中立の位置に復帰する(図1参照)。
次に、図2の状態から、図3に示す通り、操作ノブ21の張出部21aを下側にさらに押し下げると、作動板31は、オン状態のプッシュスイッチ51aを支点として、プッシュスイッチ51aと反対側(プッシュスイッチ51b側)が傾倒し、プッシュスイッチ51cを押圧する。
プッシュスイッチ51cでは、作動板31に押圧されることにより、ラバードーム72cが座屈変形し、これに伴い、当該ラバードーム72cの内部の天井面に取り付けられた可動接点73cが、回路基板61側に押し込まれて、当該回路基板61上の固定接点62cと接触する。これにより、プッシュスイッチ51cは、オン状態となる。
ここで、操作棒22aは、プッシュスイッチ51aに近い部分の作動板31の表面31aに、操作ノブ21の揺動に対応する押圧力を付与するため、プッシュスイッチ51cがオン状態となった後、作動板31は、オン状態のプッシュスイッチ51aを支点としてこれ以上は傾倒しない。
このため、プッシュスイッチ51cを挟んでプッシュスイッチ51aの反対側に配設されているプッシュスイッチ51bには、操作棒22aの押圧力がほとんど伝達されない。以上のことから、プッシュスイッチ51aおよびプッシュスイッチ51cがオン状態になったことに続いて、プッシュスイッチ51bがオン状態になることはない。
プッシュスイッチ51cがオン状態となった後、操作ノブ21の操作を中止すると、ラバーシート71の一部であるラバードーム72cは、ゴムの弾性力によって座屈変形の状態から元の形に復帰する。これにより、可動接点73cが固定接点62cから離反するため、プッシュスイッチ51cは、オフ状態となる。プッシュスイッチ51cがオフ状態となった後は、上述した通り、プッシュスイッチ51aもオフ状態となる。また、これに伴い、作動板31および操作棒22aは、上側に押し戻され、操作ノブ21は、元の中立の位置に復帰する(図1参照)。
本実施形態のスイッチ装置100においては、プッシュスイッチ51aがオン状態となったときに、車両の窓を開くための電気信号が、パワーウィンドウ駆動装置の制御部(不図示)へ出力される。このため、操作ノブ21を弱めに押し下げて、プッシュスイッチ51aのみをオン状態にすることにより、窓を任意の位置まで開くマニュアル開操作を行うことが出来る。
また、スイッチ装置100においては、プッシュスイッチ51aに続いてプッシュスイッチ51cがオン状態となったときに、車両の窓を全開するための電気信号が、パワーウィンドウ駆動装置の制御部へ出力される。このため、操作ノブ21を強めに押し下げて、プッシュスイッチ51aとプッシュスイッチ51cの双方をオン状態にすることにより、窓を全開させるオート開操作を行うことが出来る。
上述の操作とは反対に、図1の状態から、図4に示すように、操作ノブ21の張出部21aを上側(U方向)に引き上げると、当該操作ノブ21は、軸心Lを中心としてQ方向に回転して後側に傾倒する。この操作ノブ21の揺動に伴い、操作棒22bは、操作ノブ21の裏面21bに押し込まれて下降するとともに、当該操作ノブ21の揺動に対応する押圧力を、作動板31に付与する。
ここで、操作棒22bの下端部は、プッシュスイッチ51cよりもプッシュスイッチ51bに近い部分の作動板31の表面31aに接しているため、作動板31は、まず、プッシュスイッチ51aを支点として傾倒し、プッシュスイッチ51bを押圧する。
プッシュスイッチ51bでは、作動板31に押圧されることにより、ラバードーム72bが座屈変形し、これに伴い、当該ラバードーム72bの内部の天井面に取り付けられた可動接点73bが、回路基板61側に押し込まれて、当該回路基板61上の固定接点62bと接触する。これにより、プッシュスイッチ51bは、オン状態となる。
ここで、プッシュスイッチ51bがオン状態となった時、作動板31の突起32cは、プッシュスイッチ51cのラバードーム72cに接する。また、作動板31が傾倒していくにつれて、作動板31の突起32aは、当該作動板31の孔33aとプッシュスイッチ51aの突起75aとの嵌合を維持しながら、当該プッシュスイッチ51aのラバードーム72aから徐々に離反していく。
プッシュスイッチ51bがオンの状態から操作ノブ21の操作を中止すると、ラバーシート71の一部であるラバードーム72bは、ゴムの弾性力によって座屈変形の状態から元の形に復帰する。これにより、可動接点73bが固定接点62bから離反するため、プッシュスイッチ51bは、オフ状態となる。また、これに伴い、作動板31および操作棒22bは、上側(U方向)に押し戻され、操作ノブ21は、元の中立の位置に復帰する(図1参照)。
次に、図4の状態から、図5に示すように、操作ノブ21の張出部21aを上側にさらに引き上げると、作動板31は、オン状態のプッシュスイッチ51bを支点として、プッシュスイッチ51bと反対側(プッシュスイッチ51a側)が傾倒し、プッシュスイッチ51cを押圧する。
プッシュスイッチ51cでは、作動板31に押圧されることにより、ラバードーム72cが座屈変形し、これに伴い、当該ラバードーム72cの内部の天井面に取り付けられた可動接点73cが、回路基板61側に押し込まれて、当該回路基板61上の固定接点62cと接触する。これにより、プッシュスイッチ51cは、オン状態となる。
ここで、操作棒22bは、プッシュスイッチ51bに近い部分の作動板31の表面31aに、操作ノブ21の揺動に対応する押圧力を付与するため、プッシュスイッチ51cがオン状態となった後、作動板31は、オン状態のプッシュスイッチ51bを支点としてこれ以上は傾倒しない。
このため、プッシュスイッチ51cを挟んでプッシュスイッチ51bの反対側に配設されているプッシュスイッチ51aには、操作棒22bの押圧力がほとんど伝達されない。以上のことから、プッシュスイッチ51bおよびプッシュスイッチ51cがオン状態になったことに続いて、プッシュスイッチ51aがオン状態になることはない。
プッシュスイッチ51cがオン状態となった後、操作ノブ21の操作を中止すると、ラバーシート71の一部であるラバードーム72cは、ゴムの弾性力によって座屈変形の状態から元の形に復帰する。これにより、可動接点73cが固定接点62cから離反するため、プッシュスイッチ51cは、オフ状態となる。プッシュスイッチ51cがオフ状態となった後は、上述した通り、プッシュスイッチ51bもオフ状態となる。また、これに伴い、作動板31および操作棒22bは、上側に押し戻され、操作ノブ21は、元の中立の位置に復帰する(図1参照)。
本実施形態のスイッチ装置100においては、プッシュスイッチ51bがオン状態となったときに、車両の窓を閉じるための電気信号が、パワーウィンドウ駆動装置の制御部へ出力される。このため、操作ノブ21を弱めに引き上げて、プッシュスイッチ51bのみをオン状態にすることにより、窓を任意の位置まで閉じるマニュアル閉操作を行うことが出来る。
また、スイッチ装置100においては、プッシュスイッチ51bに続いてプッシュスイッチ51cがオン状態となったときに、車両の窓を全閉するための電気信号が、パワーウィンドウ駆動装置の制御部へ出力される。このため、操作ノブ21を強めに引き上げて、プッシュスイッチ51bとプッシュスイッチ51cの双方をオン状態にすることにより、窓を全閉させるオート閉操作を行うことが出来る。
以上述べたように、上記第1実施形態によれば、作動板31の両端部が、両側のプッシュスイッチ51a,51bで支持されているとともに、作動板31と中間のプッシュスイッチ51cとの間に、間隙Gが形成されている。このため、操作ノブ21が前側(P方向)に傾倒されると、まずプッシュスイッチ51aが作動板31に押されてオンし、その後さらに操作ノブ21が傾倒されると、プッシュスイッチ51cが作動板31に押されてオンし、双方のプッシュスイッチ51a,51cがオン状態となる。したがって、車両の窓を任意量開くための電気信号と、車両の窓を全開するための電気信号の2種類の電気信号が出力される。また、上述の操作とは反対に、操作ノブ21が後側(Q方向)に傾倒されると、まずプッシュスイッチ51bが作動板31に押されてオンし、その後さらに操作ノブ21が傾倒されると、プッシュスイッチ51cが作動板31に押されてオンし、双方のプッシュスイッチ51b,51cがオン状態となる。したがって、車両の窓を任意量閉じるための電気信号と、車両の窓を全閉するための電気信号の2種類の電気信号が出力される。
このため、操作ノブ21の一方向への操作につき、2段階のスイッチ操作を行うことが出来る。また、各プッシュスイッチ51a〜51cは、ケース11の前後方向(F,B方向)に一直線上に配列されているため(図6(a)参照)、図6(a)においてR,L方向の寸法が大きくならず、スイッチ装置の小型化を図ることが出来る。さらに、作動板31を特許文献2のようなV字状に形成しなくても、各プッシュスイッチ51a〜51cに所望の動作を行わせることができるので、作動板31の形状を直線状にすることで、スイッチ装置100の機構を簡略化することが出来る。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態であるスイッチ装置100´の断面図である。
スイッチ装置100´は、作動板31´およびプッシュスイッチ51´cを除いて、上述した第1実施形態であるスイッチ装置100と同様の部品から構成されている。よって、以下においては、作動板31´とプッシュスイッチ51´c以外の各部の詳細については説明を省略する。
作動板31´は、例えば、ゴムのような弾性を有する材料から構成されており、第1実施形態の作動板31と同様の形状(図7)に成型されている。作動板31´の裏面31b´には、作動板31(図1)の裏面31bと同様、プッシュスイッチ51a〜51cと対向する部分に、突起32a〜32cが一体的に形成されている。また、作動板31´の表面31a´には、作動板31の表面31aと同様、操作棒22aの下端部および操作棒22bの下端部が接している。
プッシュスイッチ51´cは、ラバードーム72cと、このラバードーム72cの内部の天井面に取り付けられた可動接点73cと、回路基板61上に可動接点73cと対向して設けられた固定接点62cから構成されている。但し、第1実施形態(図1)のプッシュスイッチ51cでは、ラバードーム72cの内部の天井面の高さが、ラバードーム72a,72bの内部の天井面の高さよりも低くなっているのに対し、第2実施形態のプッシュスイッチ51´cでは、ラバードーム72cの内部の天井面の高さが、ラバードーム72a,72bの内部の天井面の高さと同じになっている。
続いて、以上のように構成されたスイッチ装置100´の動作について説明する。
図8の状態から、図9に示すように、操作ノブ21の張出部21aを下側(D方向)に押し下げると、当該操作ノブ21は、軸心Lを中心としてP方向に回転して前側に傾倒する。この操作ノブ21の揺動に伴い、操作棒22aは、操作ノブ21の裏面21bに押し込まれて下降するとともに、当該操作ノブ21の揺動に対応する押圧力を、作動板31´に付与する。
ここで、操作棒22aの下端部は、プッシュスイッチ51´cよりもプッシュスイッチ51aに近い部分の作動板31´の表面31´aに接し、かつ、作動板31´は弾性を有している。このため、作動板31´は、まず、プッシュスイッチ51aとプッシュスイッチ51´cの間の部分が屈曲し、プッシュスイッチ51aを押圧する。
プッシュスイッチ51aでは、作動板31´に押圧されることにより、ラバードーム72aが座屈変形し、これに伴い、当該ラバードーム72aの内部の天井面に取り付けられた可動接点73aが、回路基板61側に押し込まれて、当該回路基板61上の固定接点62aと接触する。これにより、プッシュスイッチ51aは、オン状態となる。
プッシュスイッチ51aがオンの状態から操作ノブ21の操作を中止すると、ラバーシート71の一部であるラバードーム72aは、ゴムの弾性力によって座屈変形の状態から元の形に復帰する。これにより、可動接点73aが固定接点62aから離反するため、プッシュスイッチ51aは、オフ状態となる。また、これに伴い、作動板31´は、ゴムの弾性力によって屈曲した状態から元の状態に復帰するため、操作棒22aは、上側(U方向)に押し戻され、操作ノブ21は、元の中立の位置に復帰する(図8参照)。
次に、図9の状態から、図10に示す通り、操作ノブ21の張出部21aを下側にさらに押し下げると、作動板31´は、オン状態のプッシュスイッチ51aを支点として、プッシュスイッチ51aとプッシュスイッチ51´cの間の部分、および、プッシュスイッチ51bとプッシュスイッチ51´cの間の部分が屈曲し、プッシュスイッチ51´cを押圧する。
プッシュスイッチ51´cでは、作動板31´に押圧されることにより、ラバードーム72cが座屈変形し、これに伴い、当該ラバードーム72cの内部の天井面に取り付けられた可動接点73cが、回路基板61側に押し込まれて、当該回路基板61上の固定接点62cと接触する。これにより、プッシュスイッチ51´cは、オン状態となる。
ここで、操作棒22aは、プッシュスイッチ51aに近い部分の作動板31´の表面31´aに、操作ノブ21の揺動に対応する押圧力を付与するため、プッシュスイッチ51´cがオン状態となった後、作動板31´は、オン状態のプッシュスイッチ51aを支点としてこれ以上は屈曲しない。
このため、プッシュスイッチ51´cを挟んでプッシュスイッチ51aの反対側に配設されているプッシュスイッチ51bには、操作棒22aの押圧力がほとんど伝達されない。以上のことから、プッシュスイッチ51aおよびプッシュスイッチ51´cがオン状態になったことに続いて、プッシュスイッチ51bがオン状態になることはない。
プッシュスイッチ51´cがオン状態となった後、操作ノブ21の操作を中止すると、ラバーシート71の一部であるラバードーム72cは、ゴムの弾性力によって座屈変形の状態から元の形に復帰する。これにより、可動接点73cが固定接点62cから離反するため、プッシュスイッチ51´cは、オフ状態となる。プッシュスイッチ51´cがオフ状態となった後は、上述した通り、プッシュスイッチ51aもオフ状態となる。また、これに伴い、作動板31´は、ゴムの弾性力によって屈曲した状態から元の状態に復帰するため、操作棒22aは、上側に押し戻され、操作ノブ21は、元の中立の位置に復帰する(図8参照)。
本実施形態のスイッチ装置100´においても、プッシュスイッチ51aがオン状態となったときに、車両の窓を開くための電気信号が、パワーウィンドウ駆動装置の制御部へ出力される。このため、操作ノブ21を弱めに押し下げて、プッシュスイッチ51aのみをオン状態にすることにより、窓を任意の位置まで開くマニュアル開操作を行うことが出来る。
また、プッシュスイッチ51aに続いてプッシュスイッチ51´cがオン状態となったときに、車両の窓を全開するための電気信号が、パワーウィンドウ駆動装置の制御部へ出力される。このため、操作ノブ21を強めに押し下げて、プッシュスイッチ51aとプッシュスイッチ51´cの双方をオン状態にすることにより、窓を全開させるオート開操作を行うことが出来る。
上述の操作とは反対に、図8の状態から、図11に示すように、操作ノブ21の張出部21aを上側(U方向)に引き上げると、当該操作ノブ21は、軸心Lを中心としてQ方向に回転して後側に傾倒する。この操作ノブ21の揺動に伴い、操作棒22bは、操作ノブ21の裏面21bに押し込まれて下降するとともに、当該操作ノブ21の揺動に対応する押圧力を、作動板31´に付与する。
ここで、操作棒22bの下端部は、プッシュスイッチ51´cよりもプッシュスイッチ51bに近い部分の作動板31´の表面31´aに接し、かつ、作動板31´は弾性を有している。このため、作動板31´は、まず、プッシュスイッチ51bとプッシュスイッチ51´cの間の部分が屈曲し、プッシュスイッチ51bを押圧する。
プッシュスイッチ51bでは、作動板31´に押圧されることにより、ラバードーム72bが座屈変形し、これに伴い、当該ラバードーム72bの内部の天井面に取り付けられた可動接点73bが、回路基板61側に押し込まれて、当該回路基板61上の固定接点62bと接触する。これにより、プッシュスイッチ51bは、オン状態となる。
プッシュスイッチ51bがオンの状態から操作ノブ21の操作を中止すると、ラバーシート71の一部であるラバードーム72bは、ゴムの弾性力によって座屈変形の状態から元の形に復帰する。これにより、可動接点73bが固定接点62bから離反するため、プッシュスイッチ51bは、オフ状態となる。また、これに伴い、作動板31´は、ゴムの弾性力によって屈曲した状態から元の状態に復帰するため、操作棒22aは、上側(U方向)に押し戻され、操作ノブ21は、元の中立の位置に復帰する(図8参照)。
次に、図11の状態から、図12に示すように、操作ノブ21の張出部21aを上側にさらに引き上げると、作動板31´は、オン状態のプッシュスイッチ51bを支点として、プッシュスイッチ51aとプッシュスイッチ51´cの間の部分、および、プッシュスイッチ51bとプッシュスイッチ51´cの間の部分が屈曲し、プッシュスイッチ51´cを押圧する。
プッシュスイッチ51´cでは、作動板31´に押圧されることにより、ラバードーム72cが座屈変形し、これに伴い、当該ラバードーム72cの内部の天井面に取り付けられた可動接点73cが、回路基板61側に押し込まれて、当該回路基板61上の固定接点62cと接触する。これにより、プッシュスイッチ51´cは、オン状態となる。
ここで、操作棒22bは、プッシュスイッチ51bに近い部分の作動板31´の表面31´aに、操作ノブ21の揺動操作に対応する押圧力を付与するため、プッシュスイッチ51´cがオン状態となった後、作動板31´は、オン状態のプッシュスイッチ51bを支点としてこれ以上は屈曲しない。
このため、プッシュスイッチ51´cを挟んでプッシュスイッチ51bの反対側に配設されているプッシュスイッチ51aには、操作棒22bの押圧力がほとんど伝達されない。以上のことから、プッシュスイッチ51bおよびプッシュスイッチ51´cがオン状態になったことに続いて、プッシュスイッチ51aがオン状態になることはない。
プッシュスイッチ51´cがオン状態となった後、操作ノブ21の操作を中止すると、ラバーシート71の一部であるラバードーム72cは、ゴムの弾性力によって座屈変形の状態から元の形に復帰する。これにより、可動接点73cが固定接点62cから離反するため、プッシュスイッチ51´cは、オフ状態となる。プッシュスイッチ51´cがオフ状態となった後は、上述した通り、プッシュスイッチ51bもオフ状態となる。また、これに伴い、作動板31´は、ゴムの弾性力によって屈曲した状態から元の状態に復帰するため、操作棒22bは、上側に押し戻され、操作ノブ21は、元の中立の位置に復帰する(図8参照)。
本実施形態のスイッチ装置100´においても、プッシュスイッチ51bがオン状態となったときに、車両の窓を閉じるための電気信号が、パワーウィンドウ駆動装置の制御部へ出力される。このため、操作ノブ21を弱めに引き上げて、プッシュスイッチ51bのみをオン状態にすることにより、窓を任意の位置まで閉じるマニュアル閉操作を行うことが出来る。
また、プッシュスイッチ51bに続いてプッシュスイッチ51´cがオン状態となったときに、車両の窓を全閉するための電気信号が、パワーウィンドウ駆動装置の制御部へ出力される。このため、操作ノブ21を強めに引き上げて、プッシュスイッチ51bとプッシュスイッチ51´cの双方をオン状態にすることにより、窓を全閉させるオート閉操作を行うことが出来る。
以上述べたように、上記第2実施形態においても、第1実施形態と同様、操作ノブ21の一方向への操作につき、2段階のスイッチ操作を行うことが出来る。また、各プッシュスイッチ51a〜51´cが一直線上に配列されることにより、スイッチ装置の小型化を図ることが出来る。さらに、作動板31´の形状を直線状にして、スイッチ装置100´の機構を簡略化することが出来る。
(第3実施形態)
図13は、本発明の第3実施形態であるスイッチ装置100´´の断面図である。
スイッチ装置100´´は、上述した第1実施形態のスイッチ装置100と同様の部品から構成されている。但し、スイッチ装置100´´では、作動板31´´の裏面31´´bには突起を形成せずに、各プッシュスイッチ51a〜51c側に突起を形成する。尚、図中の31´´aは、作動板31´´の表面である。
具体的には、プッシュスイッチ51aの一部を構成するラバードーム72aの外部の頂上面に、突起76aを新たに設ける。これと同様に、プッシュスイッチ51bの一部を構成するラバードーム72bの外部の頂上面には、突起76bを新たに設ける。プッシュスイッチ51bの一部を構成するラバードーム72bの外部の頂上面には、突起76aおよび突起76bよりも上下方向(U,D方向)の高さが低い突起76cを新たに設ける。これらの突起76a〜76cは、ラバードーム72a〜72cと一体に形成される。プッシュスイッチ51cの突起76cの高さは、プッシュスイッチ51a,51bの突起76a,76bの高さよりも低いため、突起76cと作動板31´´との間に、図1と同様の間隙Gが形成されている。突起76a,76bの外部の頂上面には、図1の突起75a,75bと同様の突起75a´,75b´がそれぞれ設けられている。
このようにすることで、上述したスイッチ装置100と同様に、操作ノブ21の一方向への操作につき、2段階のスイッチ操作を行うことが出来る。また、各プッシュスイッチ51a〜51cを一直線上に配列することにより、スイッチ装置100´´の小型化を図ることが出来る。さらに、作動板31´´の形状を直線状にして、スイッチ装置100´´の機構を簡略化することが出来る。
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することが出来る。例えば、第2実施形態では、作動板31´がゴムから構成されている例を挙げたが、作動板31´を合成樹脂から構成してもよい。
また、第2実施形態では、プッシュスイッチ51´cのラバードーム72cの内部の天井面の高さを、ラバードーム72a,72bの内部の天井面の高さと同じにしたが、第1実施形態と同様に、前者の高さを後者の高さより低くしてもよい。
さらに、上記各実施形態においては、車両用パワーウィンドウ駆動装置に用いられるスイッチ装置を例に挙げたが、これに限られず、本発明は、操作ノブの一方向への操作で2段階のスイッチ操作が必要とされる装置全般に適用することができる。例えば、照度変更が可能な照明装置のスイッチ装置として用いることで、照度変更のマニュアル操作とオート操作を行ってもよい。
21 操作ノブ
22a,22b 操作棒
31,31´,31´´ 作動板
32a〜32c 突起
51a〜51c,51c´ プッシュスイッチ
61 回路基板
62a〜62c 固定接点
72a〜72c ラバードーム
73a〜73c 可動接点
100,100´,100´´ スイッチ装置

Claims (4)

  1. 揺動可能に取り付けられた操作ノブと、
    前記操作ノブの揺動に対応して昇降する一対の操作棒と、
    下降する前記操作棒を介して前記操作ノブに押圧される作動板と、
    前記作動板の下に配列された第1ないし第3の3つのプッシュスイッチと、
    を備えたスイッチ装置において、
    前記3つのプッシュスイッチは、一直線上に配列されていて、前記第3のプッシュスイッチは、前記第1のプッシュスイッチと前記第2のプッシュスイッチの中間部に位置し、
    前記作動板は、前記3つのプッシュスイッチの配列方向に延びており、
    前記3つのプッシュスイッチの内、前記第1のプッシュスイッチおよび前記第2のプッシュスイッチは、前記作動板の両端部をそれぞれ支持し、
    前記作動板と前記第3のプッシュスイッチとの間に、間隙が形成されている、
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、
    前記第1のプッシュスイッチおよび前記第2のプッシュスイッチに対向する前記作動板の面に、それぞれ第1の突起および第2の突起を設け、
    前記第3のプッシュスイッチに対向する前記作動板の面に、前記第1の突起および前記第2の突起よりも高さが低い第3の突起を設けて、
    前記作動板と前記第3のプッシュスイッチとの間に間隙を形成した、
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項1に記載のスイッチ装置において、
    前記第1のプッシュスイッチの前記作動板に対向する部分に、第4の突起を設けるとともに、前記第2のプッシュスイッチの前記作動板に対向する部分に、第5の突起を設け、
    前記第3のプッシュスイッチの前記作動板に対向する部分に、前記第4の突起および前記第5の突起よりも高さが低い第6の突起を設けて、
    前記作動板と前記第3のプッシュスイッチとの間に間隙を形成した、
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1に記載のスイッチ装置において、
    前記3つのプッシュスイッチが実装される回路基板をさらに備え、
    前記第1のプッシュスイッチは、昇降可能な第1の可動接点と、前記回路基板に固定された第1の固定接点とを有し、
    前記第2のプッシュスイッチは、昇降可能な第2の可動接点と、前記回路基板に固定された第2の固定接点とを有し、
    前記第3のプッシュスイッチは、昇降可能な第3の可動接点と、前記回路基板に固定された第3の固定接点とを有し、
    前記第3の可動接点と前記第3の固定接点との間隙を、前記第1の可動接点と前記第1の固定接点との間隙、および、前記第2の可動接点と前記第2の固定接点との間隙よりも小さくした、
    ことを特徴とするスイッチ装置。
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