JP2011222305A - 揺動型スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作ノブの揺動操作によって4種類のスイッチ動作を可能としたものにあって、基板上の接点の占める面積を少なくし、小型化を図る。
【解決手段】配線基板28上に、3個の固定接点32,33,34を直線的に並べて設ける。操作ノブ23が矢印A方向に揺動操作された場合、1段階目の揺動では、第1のプッシャ26を介して第1の固定接点32がオン動作し、更なる2段階目の揺動によって、共通固定接点33がオン動作する。操作ノブ23が他方向に揺動操作された場合には、1段階目の揺動では、第2のプッシャを介して第3の固定接点34がオン動作し、更なる2段階目の揺動によって、共通固定接点33がオン動作する。共通固定接点33がオン動作した場合には、その前にオン動作した接点が、第1の固定接点32であるか第3の固定接点34であるかによって、それらの区別を付けることができる。
【選択図】図1
【解決手段】配線基板28上に、3個の固定接点32,33,34を直線的に並べて設ける。操作ノブ23が矢印A方向に揺動操作された場合、1段階目の揺動では、第1のプッシャ26を介して第1の固定接点32がオン動作し、更なる2段階目の揺動によって、共通固定接点33がオン動作する。操作ノブ23が他方向に揺動操作された場合には、1段階目の揺動では、第2のプッシャを介して第3の固定接点34がオン動作し、更なる2段階目の揺動によって、共通固定接点33がオン動作する。共通固定接点33がオン動作した場合には、その前にオン動作した接点が、第1の固定接点32であるか第3の固定接点34であるかによって、それらの区別を付けることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば自動車のパワーウインド用のスイッチ等に用いられる揺動型スイッチ装置に関する。
例えば自動車のパワーウインド用のスイッチとしては、一方向及び他方向に夫々2段階の揺動操作が可能な操作ノブの操作により、基板上に設けられた4個の接点のオン・オフを行って4種類のスイッチ動作(マニュアルダウン、オードダウン、マニュアルアップ、オートアップ)を行うようにした揺動型スイッチ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
図5〜図7は、この種の従来のパワーウインド用の揺動型スイッチ装置1の構成を示している。即ち、図5、図6に示すように、スイッチケース2には、角筒状の支持ベース2aが一体に設けられ、この支持ベース2aに被さるように、操作ノブ3が軸部3aを中心に矢印A方向及び矢印B方向に揺動可能に支持されている。操作ノブ3の裏面には、軸部3aを挟んで図で左右に位置して、第1の操作部3bと第2の操作部3cとが一体に設けられている。
そして、支持ベース2a内には、図7にも示すように、図で前後に位置して、前記第1の操作部3bにより動作される第1のプッシャ4と、前記第2の操作部3cにより動作される第2のプッシャ5とが、左右にもややずれた位置に上下動可能に設けられている。また、第1のプッシャ4の下端部には、左右に位置して、第1の押圧部4a及び第2の押圧部4bが設けられ、第2のプッシャ5の下端部には、右左に位置して、第3の押圧部5a及び第4の押圧部5bが設けられている。
これに対し、前記スイッチケース2内には、配線基板6が配設され、この配線基板6の表面(図で上面)には、マニュアルダウン用の第1の固定接点7、オードダウン用の第2の固定接点8、マニュアルアップ用の第3の固定接点9、オートアップ用の第4の固定接点10が設けられている。尚、図7に示すように、これら固定接点7〜10は、夫々一対の半円形の電極が僅かな隙間を存して設けられている。
図5、図6に示すように、前記配線基板6の図で上面側には、例えばシリコーンゴム製のラバーシート11が設けられている。ラバーシート11のうち、前記固定接点7、8、9、10の配置部分には、夫々、弾性支持部11aを介して、第1のラバードーム12、第2のラバードーム13、第3のラバードーム14、第4のラバードーム15が一体的に設けられている。そして、各ラバードーム12、13、14、15の下面には、夫々、例えば円形の第1の可動接点16、第2の可動接点17、第3の可動接点18、第4の可動接点19が設けられている。
このとき、図5に示すように、第1のラバードーム12及び第2のラバードーム13の上面に、前記第1のプッシャ4の第1の押圧部4a及び第2の押圧部4bが夫々位置し、図6に示すように、第3のラバードーム14及び第4のラバードーム15の上面に、前記第2のプッシャ5の第3の押圧部5a及び第4の押圧部5bが夫々位置している。また、各ラバードーム12〜15の厚みの調整によって、第1の固定接点7と第1の可動接点16との間、及び、第3の固定接点9と第3の可動接点18との間は、上下の間隙が比較的小さく、第2の固定接点8と第2の可動接点17との間、及び、第4の固定接点10と第4の可動接点19との間は、上下の間隙が比較的大きくなるよう構成されている。
これにて、図5に示すように、操作ノブ3が矢印A方向に若干量(5°程度)揺動されると(1段階目の揺動操作)、第1の操作部3bにより第1のプッシャ4が下方に押圧変位し、第1の押圧部4aが第1のラバードーム12を弾性変形させて第1の可動接点16が第1の固定接点7に接触して導通(オン動作)させる。この時点では、第2のラバードーム13の変形量が十分ではなく、未だ、第2の可動接点17は第2の固定接点8に接触しない。更に操作ノブ3を矢印A方向に揺動させると(2段階目の揺動操作)、第1のプッシャ4が更に下方に変位して第2の押圧部4bが第2のラバードーム13を変形させ、遂には第2の可動接点17が第2の固定接点8に接触して導通(オン動作)させる。
同様に、図6に示すように、操作ノブ3が矢印B方向に若干量揺動されると(1段階目の揺動操作)、第2の操作部3cにより第2のプッシャ5が下方に押圧変位し、第3の押圧部5aが第3のラバードーム14を弾性変形させて第3の可動接点18が第3の固定接点9に接触して導通(オン動作)させる。更に操作ノブ3を矢印B方向に揺動させると(2段階目の揺動操作)、第2のプッシャ5が更に下方に変位して第4の押圧部5bが第4のラバードーム15を変形させ、遂には第4の可動接点19が第4の固定接点10に接触して導通させる(オン動作)。
しかしながら、上記従来構成の揺動型スイッチ装置1にあっては、配線基板6上に、合計4個の固定接点7〜10を2列に並べて配置しているため、固定接点7〜10が配線基板6上を占める面積が比較的大きくなる事情があった。これに対し、近年では、配線基板6の幅寸法(図7で前後方向の寸法)を小さくして、全体を小型化、細幅化することが要望されてきている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、操作ノブの揺動操作によって4種類のスイッチ動作を可能としたものにあって、基板上の接点の占める面積を少なくし、小型化を図ることができる揺動型スイッチ装置を提供するにある。
本発明の揺動型スイッチ装置は、一方向及び他方向に夫々2段階の揺動操作が可能な操作ノブを備えると共に、この操作ノブの裏面側に配置された基板上に、前記操作ノブの一方向への1段階目の揺動操作によりオン動作する第1の接点と、前記操作ノブの一方向への2段階目の揺動操作により前記第1の接点に引続きオン動作する第2の接点と、前記操作ノブの他方向への1段階目の揺動操作によりオン動作する第3の接点と、前記操作ノブの他方向への2段階目の揺動操作により前記第3の接点に引続きオン動作する第4の接点とを備えて構成されるものであって、前記第2の接点と第4の接点とが共通化された共通接点とされると共に、前記基板上に、前記第1の接点、共通接点、第3の接点が直線的に並んで配置されているところに特徴を有する。
本発明の揺動型スイッチ装置によれば、操作ノブが一方向に揺動操作された場合、1段階目の揺動では、第1の接点がオン動作し、更なる2段階目の揺動によって、共通接点がオン動作する。操作ノブが他方向に揺動操作された場合には、1段階目の揺動では、第3の接点がオン動作し、更なる2段階目の揺動によって、共通接点がオン動作する。このとき、第2の接点と第4の接点とが共通化された共通接点とされているが、共通接点がオン動作した場合には、その前にオン動作した接点が、第1の接点であるか第3の接点であるかによって、それらの区別を付けることができ、4種類のスイッチ動作が可能となる。
この結果、本発明によれば、操作ノブの揺動操作によって4種類のスイッチ動作を可能としたものにあって、共通接点によって接点の数を少なくして基板上の接点の占める面積を少なくすることができ、しかも3個の接点が直線的に並んで配置されるので、基板の小型化、細幅化を図ることができるという優れた効果を奏する。ひいては、全体の小型化や構成の簡単化を図ることができるものである。
以下、本発明を自動車のパワーウインド装置用の揺動型スイッチ装置に適用した一実施例について、図1ないし図4を参照しながら説明する。まず、図1及び図2を参照して、本実施例に係る揺動型スイッチ装置21の全体構成について述べる。尚、これら図1及び図2は、共に揺動型スイッチ装置21の縦断面図(縦断正面図とする)であるが、便宜上、図1は第1のプッシャ部分を図示し(第2のプッシャの主部の図示は省略)、図2は第2のプッシャ部分を図示(第1のプッシャは押圧部のみを図示)している。
揺動型スイッチ装置21は、スイッチケース22の図で上部に、操作ノブ23を有して構成される。前記スイッチケース22には、上下両端面が開口した角筒状の支持ベース22aが上方に凸となるように一体に設けられており、前記操作ノブ23は、支持ベース22aの上端部に被さるようにして、軸部23aを中心に支持されている。このとき、操作ノブ23は、図示の中立位置から、一方向である矢印A方向(図1参照)及び他方向である矢印B方向(図2参照)に、夫々2段階に揺動操作が可能とされている。
前記操作ノブ23の上面の図で左寄り部分には、押下げ操作用の僅かな凹部23bが設けられ、操作ノブ23の左端部上部には、指掛け部23cが設けられている。これにて、ユーザは、操作ノブ23を矢印A方向に揺動操作する際には、凹部23b部分を指で押下げ、操作ノブ23を矢印B方向に揺動操作する際には、指掛け部23cに指を掛けて上方に引上げるようになっている。さらに、前記操作ノブ23の裏面(下面)側には、前記軸部23aを挟んで図で左右に位置して、第1の操作部24と第2の操作部25とが下方に延びて一体に設けられている。
そして、前記支持ベース22a内には、図1に示す第1のプッシャ26と、図2に示す第2のプッシャ27とは、夫々上下方向に移動可能に設けられている。そのうち第1のプッシャ26は、支持ベース22a内のうち前側左寄り部位に配置され、縦長の矩形板状をなす主部の下端部から左方に延びる延出部を一体に有するほぼ逆L字状に構成されている。これと共に、第1のプッシャ26の下端部には、図3にも示すように、左端部に位置して、後方に延びる第1の押圧部26aが設けられていると共に、中央やや右寄り部に位置して、細幅状をなし後方に延びる第2の押圧部26bが設けられている。図1に示すように、前記操作ノブ23の第1の操作部24の下端部が、この第1のプッシャ26の上端部に当接している。
また、前記第2のプッシャ27は、図2に示すように、支持ベース22a内のうち後側右寄り部位に配置され、縦長の矩形板状をなす主部の下端部から右方に延びる延出部を一体に有するほぼL字状に構成されている。これと共に、第2のプッシャ27の下端部には、図3にも示すように、右端部に位置して、前方に延びる第3の押圧部27aが設けられていると共に、中央やや左寄り部に位置して、細幅状をなし前方に延びる第4の押圧部27bが設けられている。このとき、第4の押圧部27bは、前記第1のプッシャ26の第2の押圧部26bのすぐ右側に位置されている。図2に示すように、前記操作ノブ23の第2の操作部25の下端部が、この第2のプッシャ27の上端部に当接している。
一方、前記スイッチケース22内(操作ノブ23の裏面側)には、基板たる配線基板28が配設されていると共に、その配線基板28上に、図4にも一部示すように、3個のスイッチ部、つまりマニュアルダウン用スイッチ部29、オート用スイッチ部30、マニュアルアップ用スイッチ部31が、次のようにして設けられる。
即ち、図1〜図3に示すように、前記配線基板28の上面には、図で左から順に、マニュアルダウン用の第1の固定接点32、オードダウン用の第2の固定接点とオートアップ用の第4の固定接点とを兼用する共通固定接点33、マニュアルアップ用の第3の固定接点34が設けられている。図3に示すように、これら3個の固定接点32〜34は、夫々一対の半円形の電極が僅かな隙間を存して対向する形態で設けられ、直線的(一列)に並ぶように配設されている。
そして、図1、図2に示すように、前記配線基板28の図で上面側には、例えばシリコーンゴム製のラバーシート35が設けられている。このラバーシート35のうち、前記固定接点32、33、34の配置部分には、上方に凸となるほぼ円柱状をなす第1のラバードーム36、共通ラバードーム37、第3のラバードーム38が、夫々、弾性支持部35aを介して一体的に設けられている。これら各ラバードーム36、37、38の下面には、夫々、例えば円形の第1の可動接点39、共通可動接点40、第3の可動接点41が設けられている。
このとき、各ラバードーム36〜38の厚みの調整によって、第1の固定接点32と第1の可動接点39との間、及び、第3の固定接点34と第3の可動接点41との間は、上下の間隙が比較的小さく、共通固定接点33と共通可動接点40との間は、上下の間隙が比較的大きくなるよう構成されている。また、図1に示すように、前記第1のラバードーム36の上面に、前記第1のプッシャ26の第1の押圧部26aが位置し、図2に示すように、前記第3のラバードーム38の上面に、前記第2のプッシャ27の第3の押圧部27aが位置している。そして、共通ラバードーム37の上面に、前記第1のプッシャ26の第2の押圧部26bと第2のプッシャ27の第4の押圧部27bとが、左右に半分ずつを占めるように位置している。
これにて、図1に示すように、操作ノブ23が矢印A方向に若干量(例えば図示の中立位置から5°程度)揺動されると(1段階目の揺動操作)、第1の操作部24により第1のプッシャ26が下方に押圧変位し、第1の押圧部26aが第1のラバードーム36を弾性変形させ、第1の可動接点39が第1の固定接点32に接触して導通させる。これにより、マニュアルダウン用スイッチ29がオン動作する。このとき、第1のプッシャ26の第2の押圧部26bによって共通ラバードーム36も下方に押圧されるが、共通可動接点40と共通固定接点33との間の間隙が大きいため、この時点では、未だ、共通可動接点40は共通固定接点33から離間している。
そして、操作ノブ23を矢印A方向に更にある位置まで(例えば中立位置から18.5°程度)揺動させると(2段階目の揺動操作)、第1のプッシャ26が更に下方に変位し、第2の押圧部26bが共通ラバードーム36を十分に変形させ、遂には共通可動接点40が共通固定接点33に接触して導通させる。これにより、マニュアルダウン用スイッチ29のオン動作に引続きオート用スイッチ部30がオン動作する。
同様に、図2に示すように、操作ノブ3が矢印B方向に若干量(例えば図示の中立位置から5°程度)揺動されると(1段階目の揺動操作)、第2の操作部25により第2のプッシャ27が下方に押圧変位し、第3の押圧部27aが第3のラバードーム38を弾性変形させ、第3の可動接点41が第3の固定接点34に接触して導通させる。これにより、マニュアルアップ用スイッチ31がオン動作する。このとき、第2のプッシャ27の第4の押圧部27bによって共通ラバードーム36も下方に押圧されるが、共通可動接点40と共通固定接点33との間の間隙が大きいため、この時点では、未だ、共通可動接点40は共通固定接点33から離間している。
操作ノブ23を矢印B方向に更にある位置まで(例えば中立位置から18.5°程度)揺動させると(2段階目の揺動操作)、第2のプッシャ27が更に下方に変位して第4の押圧部27bが共通ラバードーム36を十分に変形させ、遂には共通可動接点40が共通固定接点33に接触して導通させる。これにより、マニュアルアップ用スイッチ31のオン動作に引続きオート用スイッチ部30がオン動作する。尚、ユーザが操作ノブ23に対する操作力を解除すると、ラバーシート35の弾性支持部35aの弾性力により、ラバードーム36、37、38が元の上昇位置に戻ってスイッチ部29、30、31がオフされ、操作ノブ23も図示の中立位置に戻されるようになる。
図4は、上記揺動型スイッチ装置21を含んだパワーウインド装置の電気的構成を概略的に示している。ここで、揺動型スイッチ装置21の3個のスイッチ部29、30、31の信号が、CPU(コンピュータ)を主体として構成される制御回路42に入力されるようになっている。そして、制御回路42は、それらスイッチ部29、30、31からの入力信号に応じて、ウインド用モータ駆動回路43を介して、ウインド用モータ44を駆動制御し、ウインドガラスを上昇、下降させるようになっている。
このとき、制御回路42は、ユーザによる操作ノブ23の矢印A方向の1段階目の揺動操作により、マニュアルダウン用スイッチ部29からのオン信号が単独で入力されると、オン信号が入力されている期間についてウインド用モータ44を例えば正回転させる。これにより、マニュアルダウン用スイッチ部29がオンしている時間だけ、ウインドガラスが下降(開放)動作される。そして、操作ノブ23の矢印A方向の2段階目の揺動操作により、マニュアルダウン用スイッチ部29からのオン信号と、オート用スイッチ部30からのオン信号とが同時に入力されると、制御回路42は、ウインドガラスが全開状態となるまで、ウインド用モータ44を連続的に正回転させる。
同様に、制御回路42は、ユーザによる操作ノブ23の矢印B方向の1段階目の揺動操作により、マニュアルアップ用スイッチ部31からのオン信号が単独で入力されると、オン信号が入力されている期間について、ウインド用モータ44を逆回転させる。これにより、マニュアルアップ用スイッチ部31がオンしている時間だけ、ウインドガラスが上昇(閉塞)動作される。そして、操作ノブ23の矢印B方向の2段階目の揺動操作により、マニュアルアップ用スイッチ部31からのオン信号と、オート用スイッチ部30からのオン信号とが同時に入力されると、制御回路42は、ウインドガラスが全閉状態となるまで、ウインド用モータ44を連続的に逆回転させる。
上記構成の揺動型スイッチ装置21においては、いわば従来の第2の固定接点8と第4の固定接点10とを共通化した如き共通固定接点33を設けるようにしたのであるが、共通固定接点33が導通した(オート用スイッチ部30がオン動作した)場合には、その前にオン動作したスイッチ部が、マニュアルダウン用スイッチ部29であるかマニュアルアップ用スイッチ部31であるかによって、操作ノブ23の揺動操作方向の区別を付けることができ、従来と同様に4種類のスイッチ動作が可能となる。
従って、本実施例によれば、配線基板6上に4個の固定接点7〜10を2列に並べて配置していた従来構成と異なり、配線基板28上に設ける固定接点の個数を、第1の固定接点32、共通固定接点33、第3の固定接点34の3個で済ませることができ、固定接点の数を少なくして配線基板28上の固定接点32〜34の占める面積を少なくすることができた。しかも、3個の固定接点32〜34を直線的に並んで配置するようにしたので、配線基板28の小型化、細幅化を図ることができ、ひいては、スイッチ装置21全体の小型化や構成の簡単化を図ることができる。
尚、上記した一実施例では、揺動型スイッチ装置21を自動車のパワーウインド装置用に適用したが、本発明の揺動型スイッチ装置は、それ以外の各種の用途にも適用することが可能である。その他、スイッチケース22や操作ノブ23の形状、プッシャ26、27の形状や構造、スイッチ部29〜31の具体的構造等についても、様々な変形が可能であるなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、21は揺動型スイッチ装置、22はスイッチケース、22aは支持ベース、23は操作ノブ、23aは軸部、24は第2の操作部、25は第2の操作部、26は第1のプッシャ、26aは第1の押圧部、26bは第2の押圧部、27は第2のプッシャ、27aは第3の押圧部、27bは第4の押圧部、28は配線基板、29、30、31はスイッチ部、32は第1の固定接点、33は共通固定接点、34は第3の固定接点、39は第1の可動接点、40は共通可動接点、41は第3の可動接点、42は制御回路を示す。
Claims (1)
- 一方向及び他方向に夫々2段階の揺動操作が可能な操作ノブを備えると共に、この操作ノブの裏面側に配置された基板上に、前記操作ノブの一方向への1段階目の揺動操作によりオン動作する第1の接点と、前記操作ノブの一方向への2段階目の揺動操作により前記第1の接点に引続きオン動作する第2の接点と、前記操作ノブの他方向への1段階目の揺動操作によりオン動作する第3の接点と、前記操作ノブの他方向への2段階目の揺動操作により前記第3の接点に引続きオン動作する第4の接点とを備えて構成される揺動型スイッチ装置であって、
前記第2の接点と第4の接点とが共通化された共通接点とされると共に、前記基板上に、前記第1の接点、共通接点、第3の接点が直線的に並んで配置されていることを特徴とする揺動型スイッチ装置。
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