JP2012119194A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】後方からハウジング10に収容した端子金具を、リテーナ20によって抜け止めするコネクタCであって、ハウジング10には、リテーナ20を装着するためのリテーナ装着部14が外方に開口して設けられ、また端子金具を収容するキャビティ11が、隔壁12により仕切られて複数設けられており、隔壁12のうちリテーナ装着部14にあたる部分は、リテーナ20の装着方向に切り欠かれた切欠部16とされ、リテーナ20には、切欠部16に嵌合して隔壁12の一部分を構成する壁構成部23が設けられ、壁構成部23および隔壁12のうち前後方向に対向する面の一方には、壁構成部23および隔壁12の他方に接触して壁構成部23と隔壁12との間の前後方向の隙間を埋める壁間用リブ30が、突出して設けられている。
【選択図】図15
Description
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図1〜図16を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態におけるコネクタCは、端子金具(図示せず)を収容可能なハウジング10と、このハウジング10に組み付けられて端子金具の抜止めを図るリテーナ20とを備えて構成されている。以下、各構成部材において、図1の左側を前方、右側を後方とし、また上側を上方、下側を下方として説明する。
リテーナ20は合成樹脂材により成形され、リテーナ装着部14の開口に嵌合する本体部(開口嵌合部)21と、ハウジング10の外側面に係止する係止部22とを有している(図7参照)。
係止部22の前端面と後端面とは、係止部22の板面に対して傾斜をなす第2前斜端面22Aおよび第2後斜端面22Bとされている(図10参照)。第2前斜端面22Aおよび第2後斜端面22Bは、それぞれ外側から内側へ向かって前方および後方に向かう傾斜をなし、その勾配は、第1前斜端面17Aおよび第1後斜端面17Bの勾配と同等とされている(図3参照)。
まず、リテーナ20を仮係止位置に保持する。リテーナ20をリテーナ装着部14の開口に差し入れると、図12に示すように、壁間用リブ30が後側隔壁12Bの前面に当接し、これによりリテーナ20が前方に押されて壁構成部23の前面が前側隔壁12Aの後面に当接する。このとき壁間用リブ30は若干潰れた状態になっている。そして、リテーナ20の係止部22が仮係止突起18に係止した状態になり、リテーナ20が仮係止位置に保持される。
本実施形態のコネクタCは、後方からハウジング10に収容した端子金具を、リテーナ20によって抜け止めするコネクタCであって、ハウジング10には、リテーナ20を装着するためのリテーナ装着部14が外方に開口して設けられ、また端子金具を収容するキャビティ11が、隔壁12により仕切られて複数設けられており、隔壁12のうちリテーナ装着部14にあたる部分は、リテーナ20の装着方向に切り欠かれた切欠部16とされ、リテーナ20には、切欠部16に嵌合して隔壁12の一部分を構成する壁構成部23が設けられ、壁構成部23の後面には、後側隔壁12Bに接触して壁構成部23と隔壁12との間の前後方向の隙間を埋める壁間用リブ30が、突出して設けられている。これにより、リテーナ20の壁構成部23の前後の隙間を介して、異物が端子金具にわたって付着することを防止でき、もって異物混入による端子金具間の短絡を防止することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上記実施形態では、ハウジング10にはキャビティ11が1段のみ形成されているが、本発明は、ハウジングに複数段のキャビティが設けられているコネクタにも適用することができる。
(4)上記実施形態では、開口用リブ31は、壁間用リブ30の下側の端部に繋がって設けられているが、これに限らず、例えば開口用リブを、壁間用リブの下方に離れた位置に設けてもよく、また壁間用リブの間の位置に間欠的に設けてもよい。
(6)上記実施形態では、係止解除操作部28は、係止部22の角部に長方形状の切欠きを形成することで設けられているが、これに限らず、例えば、係止部の一部分に開口を形成することで設けてもよい。
10…ハウジング
11…キャビティ
12…隔壁
14…リテーナ装着部
15…開口の周縁部
16…切欠部
20…リテーナ
21…本体部(開口嵌合部)
22…係止部
23…壁構成部
28…係止解除操作部
30…壁間用リブ
31…開口用リブ
32…リブ案内面
33…凹凸嵌合部
Claims (7)
- 後方からハウジングに収容した端子金具を、リテーナによって抜け止めするコネクタであって、
前記ハウジングには、前記リテーナを装着するためのリテーナ装着部が外方に開口して設けられ、また、前記端子金具を収容するキャビティが、隔壁により仕切られて複数設けられており、
前記隔壁のうち前記リテーナ装着部にあたる部分は、前記リテーナの装着方向に切り欠かれた切欠部とされ、
前記リテーナには、前記切欠部に嵌合して前記隔壁の一部分を構成する壁構成部が設けられ、
前記壁構成部および前記隔壁のうち前後方向に対向する面の一方には、前記壁構成部および前記隔壁の他方に接触して前記壁構成部と前記隔壁との間の前後方向の隙間を埋める壁間用リブが、突出して設けられているコネクタ。 - 前記リテーナは、前記リテーナ装着部の開口に嵌合する開口嵌合部を有し、
前記開口嵌合部および前記開口の周縁部のうち前後方向に対向する面の一方には、前記開口嵌合部および前記開口の周縁部の他方に接触して前記開口嵌合部と前記開口の周縁部との間の隙間を埋める開口用リブが、突出して設けられている請求項1に記載のコネクタ。 - 前記壁間用リブおよび前記開口用リブは、ともに前記リテーナに設けられ、
前記開口用リブは、前記壁間用リブの前記開口嵌合部側の端部に繋がって設けられている請求項2に記載のコネクタ。 - 前記壁構成部および前記隔壁のうち、前記リテーナの装着方向に対向する面には、互いに嵌合する凹凸嵌合部が設けられている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記リテーナは、前記ハウジングの外面に係止する係止部を有し、
前記係止部には、前記ハウジングに対する係止を解除するための係止解除用治具の先端を引っ掛けることが可能な係止解除操作部が設けられている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。 - 前記壁間用リブは、前記リテーナに設けられ、
前記壁間用リブの幅寸法は、前記壁構成部の壁厚寸法よりも小さくされている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ。 - 前記リテーナは、前記リテーナ装着部の開口に嵌合する開口嵌合部を有し、
前記開口嵌合部には、前記開口の周縁部の他方に接触して前記開口嵌合部と前記開口の周縁部との間の隙間を埋める開口用リブが突出して設けられ、
前記開口用リブのうち前記リテーナの装着方向の先端面は、先方から後方に向かって少しずつ突出する傾斜をなすリブ案内面とされている請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のコネクタ。
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