JP2012118003A - 組電池の電圧検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高耐圧トランジスタを用いることなく組電池の電圧検出装置を構成する。
【解決手段】電池セルBnごとに第1コンデンサC1xを備え、電池側回路とオペアンプ側回路との間を絶縁する。電池セルB4の電圧VB4を検出する場合、制御回路6は、電池セルB1〜B3に対応する第3スイッチSW3xをオフし、第1スイッチSW1xと第5スイッチSW5xをオンする。電池セルB4に対応する第1スイッチSW1Dと第3スイッチSW3Dおよび第4スイッチSW4をオンし、第2コンデンサC2を初期化し、第1コンデンサC1DをV4−VREFで充電する。その後、第1スイッチSW1Dに替えて第2スイッチSW2Dをオンし、第1コンデンサC1Dの充電電荷を第2コンデンサC2との間で再分配する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直列接続された複数の単位電池からなる組電池について各単位電池の電圧を検出する組電池の電圧検出装置に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車には、複数の2次電池(単位電池)を直列に接続して構成される組電池が搭載されている。このような組電池においては、各2次電池の容量計算や保護管理のため、各2次電池の電圧を個別に検出する必要がある。しかし、上記用途において組電池を構成する2次電池の直列接続数は非常に多いため、組電池における接続位置に応じて2次電池の電位が高くなり、2次電池の電圧検出装置に高い電圧が印加される。
特許文献1には、オペアンプ、一端がオペアンプの反転入力端子に接続された第1コンデンサ、オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に接続された第2コンデンサと放電回路、および単位電池の各端子と第1コンデンサの他端との間にそれぞれ接続されたスイッチから構成された電圧検出回路が開示されている。単位電池のプラス端子と第1コンデンサとの間のスイッチおよび放電回路をオンして第1コンデンサを充電し、その後、放電回路をオフした状態で当該スイッチに替えて単位電池のマイナス端子と第1コンデンサとの間のスイッチをオンすることにより単位電池の電圧を検出する。
また、特許文献2には、各単位電池に対応させて複数のコンデンサを直列接続したコンデンサ群を備え、単位電池とコンデンサとの間の経路に設けられたスイッチを閉じて各単位電池の電圧を対応する各コンデンサに一斉に充電した後、低電位側のコンデンサから順に電圧検出し、検出が終了したコンデンサを放電させて未検出のコンデンサの電位を順次下げるように工夫した電圧検出回路が開示されている。
特開2008−145180号公報(図1) 特開2001−56350号公報(図1、図2)
上記特許文献1、2に記載された電圧検出回路は、オペアンプやマイコンに対する低耐圧化が図られている。しかし、そこに用いられる半導体スイッチには依然として高い電圧が印加されるため、例えば5V系、3.3V系といった低耐圧プロセスを採用することができない。その結果、高耐圧トランジスタの採用およびレイアウト面積の増大により製造コストが増大するという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、高耐圧トランジスタを用いることなく構成できる組電池の電圧検出装置を提供することにある。
請求項1に記載した組電池の電圧検出装置は、直列接続された複数の単位電池からなる組電池について各単位電池の電圧を検出する組電池の電圧検出装置であり、入力端子が所定の基準電圧にバイアスされたオペアンプと、各単位電池に対応してそれぞれ設けられた第1コンデンサと、第1コンデンサに対応する単位電池の高電位側端子、低電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間にそれぞれ設けられた第1、第2スイッチと、オペアンプの反転入力端子と第1コンデンサの他端との間に設けられた第3スイッチと、オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に並列に設けられた第2コンデンサおよび第4スイッチと、制御手段とを備えている。
制御手段は、電圧検出対象外の単位電池に対応する第2および第3スイッチを開いた状態とし、第4スイッチを閉じて第2コンデンサの電荷を放電するとともに電圧検出対象の単位電池に対応する第1および第3スイッチを閉じて第1コンデンサを充電する。この状態では、各単位電池に対応する第2スイッチにはその単位電池の電圧だけが印加される。また、電圧検出対象外の単位電池に対応する第3スイッチにも高々その単位電池の電圧だけが印加される。
制御手段は、その後第4スイッチを開き、電圧検出対象の単位電池について第1スイッチに替えて第2スイッチを閉じることにより電圧を検出する。第1、第2コンデンサの容量値をC1、C2とし、基準電圧をVREFとすれば、電荷再分配によるオペアンプの出力電圧は(C1/C2×単位電池電圧+VREF)となる(ただし、オペアンプのオフセット電圧も現れる)。この状態では、電圧検出対象の単位電池に対応する第1スイッチにはその単位電池の電圧だけが印加され、第4スイッチには(C1/C2×単位電池電圧)が印加される。
本手段によれば、各単位電池に対応してそれぞれ設けられた第1コンデンサが、各単位電池の電位と基準電圧との差電圧を負担するので、オペアンプは勿論各スイッチにも各単位電池の電位に応じた高電圧が印加されることはない。従って、オペアンプおよびスイッチを構成する回路を、高耐圧トランジスタを用いることなく、5V系、3.3V系といった低耐圧トランジスタにより構成できる。その結果、レイアウト面積が低減するので製造コストを低減できる。
請求項2に記載した組電池の電圧検出装置は、請求項1に記載した組電池の電圧検出装置の構成を全差動構成としたものである。すなわち、オペアンプは上記基準電圧をコモン電圧とする差動出力構成を備え、そのオペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側および非反転入力端子と反転出力端子の側のそれぞれに対して第1、第2コンデンサと第1ないし第4スイッチを備えている。
オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側では、第1、第2スイッチは、第1コンデンサに対応する単位電池の高電位側端子、低電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、第3スイッチは、オペアンプの反転入力端子と第1コンデンサの他端との間に設けられ、第2コンデンサおよび第4スイッチは、オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子との間に並列に設けられている。
オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子の側では、第1、第2スイッチは、第1コンデンサに対応する単位電池の低電位側端子、高電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、第3スイッチは、オペアンプの非反転入力端子と第1コンデンサの他端との間に設けられ、第2コンデンサおよび第4スイッチは、オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子との間に並列に設けられている。
全差動構成にすることで、第1スイッチが閉じた第1コンデンサの充電時のみならず、第1スイッチに替えて第2スイッチが閉じた電荷再分配の時に組電池にコモンモードノイズが重畳した場合でも、オペアンプの出力電圧から当該コモンモードノイズを除去することができる。さらに、回路構成が対称となっているので、各スイッチの切り替え時に発生するフィードスルーなどによる誤差を相殺でき、より高い精度の検出電圧を得ることができる。
請求項3に記載した組電池の電圧検出装置は、基準電圧との電圧差がスイッチの耐圧以下となる電位固定用電圧が付与された電圧線と第1コンデンサの他端との間に第5スイッチを備えている。制御手段は、電圧検出対象外の単位電池に対応する第2および第3スイッチを開くとともに第1および第5スイッチを閉じた状態とし、第4スイッチを閉じるとともに電圧検出対象の単位電池に対応する第1および第3スイッチを閉じて第1コンデンサを充電する。
各単位電池に対応してそれぞれ第5スイッチを設け、電圧検出対象外の単位電池に対応した第5スイッチを閉じた状態にすることで、第1コンデンサの他端の電位を固定しておくことができる。このとき、第1スイッチも閉じた状態とするので、単位電池が電圧検出対象外にある期間、その第1コンデンサを当該単位電池の高電位側端子の電位と電位固定用電圧との差電圧で予め充電(予備充電)しておくことができる。これにより、当該単位電池が電圧検出対象となったときに、第1コンデンサの充電時間を短縮することができる。
請求項4に記載した組電池の電圧検出装置では、電位固定用電圧は基準電圧に等しく設定されている。上述した第1コンデンサの予備充電により、当該単位電池が電圧検出対象となったときに第1コンデンサに充電される電荷に等しい電荷が充電される。従って、当該単位電池が電圧検出対象となったときの第1コンデンサの充電時間をほぼゼロにまで短縮することができる。
請求項5に記載した組電池の電圧検出装置は、請求項1に記載した組電池の電圧検出装置に対し、第2コンデンサと第4スイッチの構成を異にする。すなわち、請求項1記載の構成と同様のオペアンプ、第1コンデンサ、第1、第2スイッチおよび第3スイッチに加え、オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に設けられた第4Aスイッチと、オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に直列に設けられた第2コンデンサおよび第4Bスイッチと、第2コンデンサと第4Bスイッチとの共通接続点と定電圧が付与された電圧線との間に設けられた第4Cスイッチとを備えている。
制御手段は、電圧検出対象外の単位電池に対応する第2および第3スイッチを開いた状態とし、第4A、第4Cスイッチを閉じ、第4Bスイッチを開いて、第2コンデンサに(定電圧−基準電圧+オペアンプのオフセット電圧)に応じた電荷を充電する。この状態では、各単位電池に対応する第2スイッチにはその単位電池の電圧だけが印加される。また、電圧検出対象外の単位電池に対応する第3スイッチにも高々その単位電池の電圧だけが印加される。
制御手段は、その後第4A、第4Cスイッチを開き、第4Bスイッチを閉じ、電圧検出対象の単位電池について第1スイッチに替えて第2スイッチを閉じることにより電圧を検出する。定電圧をVAとすれば、電荷再分配によるオペアンプの出力電圧は(C1/C2×単位電池電圧+VA)となる。この状態では、電圧検出対象の単位電池に対応する第1スイッチにはその単位電池の電圧だけが印加され、第4A、第4Cスイッチには(C1/C2×単位電池電圧)が印加される。本手段によれば、請求項1に記載した組電池の電圧検出装置と同様の効果が得られる他、単位電池の検出電圧からオペアンプのオフセット電圧を取り除くことができる。
請求項6に記載した組電池の電圧検出装置は、請求項5に記載した組電池の電圧検出装置の構成を全差動構成としたものである。すなわち、オペアンプは基準電圧をコモン電圧とする差動出力構成を備え、そのオペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側および非反転入力端子と反転出力端子の側のそれぞれに対して第1、第2コンデンサと第1、第2、第3、第4A、第4B、第4Cスイッチを備えている。
オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側では、第1、第2スイッチは、第1コンデンサに対応する単位電池の高電位側端子、低電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、第3スイッチは、オペアンプの反転入力端子と第1コンデンサの他端との間に設けられ、第4Aスイッチは、オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子との間に設けられ、第2コンデンサおよび第4Bスイッチは、オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子との間に直列に設けられ、第4Cスイッチは、第2コンデンサと第4Bスイッチとの共通接続点と定電圧が付与された電圧線との間に設けられている。
オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子の側では、第1、第2スイッチは、第1コンデンサに対応する単位電池の低電位側端子、高電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、第3スイッチは、オペアンプの非反転入力端子と第1コンデンサの他端との間に設けられ、第4Aスイッチは、オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子との間に設けられ、第2コンデンサおよび第4Bスイッチは、オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子との間に直列に設けられ、第4Cスイッチは、第2コンデンサと第4Bスイッチとの共通接続点と定電圧が付与された電圧線との間に設けられている。本手段によれば、全差動構成について請求項2記載の手段と同様の効果が得られるとともに、請求項5記載の手段と同様に単位電池の検出電圧からオペアンプのオフセット電圧を取り除くことができる。
請求項7に記載した組電池の電圧検出装置は、請求項5に記載した組電池の電圧検出装置の構成を全差動構成としたものである。請求項6記載の構成に対し、オペアンプの反転入力端子側および非反転入力端子側にそれぞれ設けられた第1コンデンサの各一端の間に共通化した第2スイッチを備えた点が異なっている。本手段によれば、請求項6記載の手段と同様の効果が得られる。
また、電荷再分配時に第1コンデンサの他端が組電池から切り離されてフローティング状態になるので、第1スイッチが閉じた第1コンデンサの充電時および第2スイッチが閉じた電荷再分配の時に組電池にコモンモードノイズが重畳しても、オペアンプの入力端コモン電圧から当該コモンモードノイズの影響を除去することができる。
請求項8に記載した組電池の電圧検出装置は、基準電圧との電圧差がスイッチの耐圧以下となる電位固定用電圧が付与された電圧線と第1コンデンサの他端との間に第5スイッチを備えている。制御手段は、電圧検出対象外の単位電池に対応する第2および第3スイッチを開くとともに第1および第5スイッチを閉じた状態とし、第4A、第4Cスイッチを閉じ、第4Bスイッチを開くとともに電圧検出対象の単位電池に対応する第1および第3スイッチを閉じて第1コンデンサを充電する。本手段によれば、請求項3記載の手段と同様の作用および効果が得られる。
請求項9に記載した組電池の電圧検出装置では、電位固定用電圧は基準電圧に等しく設定されている。本手段によれば、請求項4記載の手段と同様の作用および効果が得られる。
本発明の第1の実施形態を示す電圧検出装置の構成図 第1、第2スイッチおよびその駆動回路の構成図 レベルシフト回路の構成図 ノンオーバーラップ信号生成回路の構成図 ノンオーバーラップ信号生成回路のタイミングチャート スイッチのオンオフ状態および出力電圧の波形を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 図6相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 図6相当図 セル電圧と差動出力電圧との関係を示す説明図 本発明の第4の実施形態を示す図1相当図 本発明の第5の実施形態を示す図1相当図 図6相当図
各実施形態において実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について図1ないし図6を参照しながら説明する。
図1は、組電池の電圧検出装置の構成を示している。組電池1は、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載され、インバータを介して電動機に電力を供給するものである。実際の組電池1は、多数のリチウム2次電池、ニッケル水素2次電池等(単位電池)を直列に接続した構成を有しているが、ここでは説明の都合上低電位側の電池セルB1から高電位側の電池セルB4までを示している。
リチウム2次電池は、電池セルごとの容量の個体差や自己放電特性の差等によって、各電池セルの充電状態(SOC:State Of Charge)ひいてはセル電圧がばらつく。このような組電池1においては、各2次電池の容量計算や保護管理(例えば電池電圧の均等化)のため、各2次電池の電圧を個別に検出する必要がある。組電池1の電圧検出装置2の端子TB0〜TB4には、それぞれ電池セルB1〜B4の各端子が接続されている。端子TB0〜TB4の電圧は、それぞれV0〜V4である。電圧検出装置2は、組電池1を構成する各電池セルBn(n=1、2、3、4)の電圧BVn(n=1、2、3、4)を検出し、その検出電圧をVOUTとして出力端子TPからA/D変換器3に対し出力する。
電圧検出装置2は、A/D変換器3などの回路とともにICとして構成されている。電圧検出装置2は、グランド電位VSSを基準とする電源電圧VDDの供給を受けて動作するオペアンプ4を備えている。オペアンプ4の非反転入力端子は、電圧生成回路5によって基準電圧VREFにバイアスされている。オペアンプ4の反転入力端子と出力端子との間には、第2コンデンサC2と第4スイッチSW4とが並列に接続されている。
端子TBnとオペアンプ4との間には、各電池セルBnに対応してそれぞれ同一構成の充電切換回路が設けられている。例えば電池セルB4に対応する充電切換回路の場合、電池セルB4の高電位側端子TB4、低電位側端子TB3と第1コンデンサC1Dの一端との間に、それぞれ第1スイッチSW1D、第2スイッチSW2Dが接続されている。オペアンプ4の反転入力端子に繋がるコモンラインCLとコンデンサC1Dの他端との間には電池セル選択用の第3スイッチSW3Dが接続されている。コンデンサC1Dの他端には、第5スイッチSW5Dを介して、基準電圧と等しく設定された電位固定用電圧VREFが印加可能とされている。
他の電池セルBnに対応する充電切換回路も同様に、第1コンデンサC1xと第1、第2、第3、第5スイッチSW1x、SW2x、SW3x、SW5x(xは低電位側の充電切換回路から順にA、B、C、Dとし、それぞれ上記nの1、2、3、4に対応する。)とから構成されている。各スイッチはMOSトランジスタから構成されており、これらのスイッチの切り換えは、制御手段としての制御回路6によって行われる。
図2は、第1コンデンサC1xを挟んで組電池側に配される第1、第2スイッチSW1D、SW2Dおよびその駆動回路の構成を示している。制御回路6から出力されるグランド電位VSSを基準電位とする信号S1は、レベルシフト回路7により絶縁およびレベルシフトされる。レベルシフト回路7は、図3に示すように、制御回路6と同じくグランドを基準電位として電源電圧VDDにより動作するインバータ8、端子TB3の電位V3を基準電位として電池セルB4の電圧VB4(=V4−V3)により動作するインバータ9、10および両基準電位回路間を絶縁するコンデンサ11から構成されている。インバータ9、10はリング状に接続されており、インバータ8の出力端子とインバータ10の入力端子との間にコンデンサ11が接続されている。
インバータ8に信号S1が入力され、その信号S1のレベルが変化すると、コンデンサ11を通してインバータ10の入力電位を変化させる。これにより、インバータ10の入力レベルがしきい値を超え、インバータ10の出力信号S2が反転する。この信号S2は、インバータ9で反転されてインバータ10の入力端子に印加されるので、安定した信号S2が出力される。なお、第3スイッチSW3x、第4スイッチSW4および第5スイッチSW5xは、グランド電位VSSを基準電位とする駆動回路を用いることができるのでレベルシフト回路7は不要となる。
スイッチSW1D、SW2Dは、図1に示すようにそれぞれ低耐圧のPMOSトランジスタ、NMOSトランジスタにより構成されている。ノンオーバーラップ信号生成回路12は、上述した信号S2を入力し、そのレベルに応じてスイッチSW1D、SW2Dの一方だけをオンする駆動信号S3、S4を生成してスイッチSW1D、SW2Dに出力する。
ノンオーバーラップ信号生成回路12は、図4に示すようにNANDゲート13とインバータ14〜17の直列回路およびインバータ18とNANDゲート19とインバータ20〜23の直列回路を備えている。インバータ14〜17、20〜23は、遅延時間を生成するために設けられている。インバータ17の出力端子はNANDゲート19の入力端子に接続され、インバータ23の出力端子はNANDゲート13の入力端子に接続されている。
図5は、スイッチ駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。ノンオーバーラップ信号生成回路12において、NANDゲート13とインバータ18に入力される信号S2がLレベル(電圧V3)のとき駆動信号S3、S4はHレベル(電圧V4)となり、信号S2がHレベルのとき駆動信号S3、S4はLレベルとなる。信号S2のレベルが変化した時、駆動信号S3がHレベル、駆動信号S4がLレベルとなるノンオーバーラップ期間が生じるので、スイッチSW1D、SW2Dの同時オンを防止できる。
次に、図6を参照しながら本実施形態の作用および効果を説明する。
制御回路6は、各スイッチを切り替えながらセル電圧VB1〜VB4を降順に繰り返し検出し、A/D変換器3に出力する。図6は、スイッチのオンオフ状態(高レベルがオン状態、低レベルがオフ状態を示す)および出力電圧VOUTの波形を示している。電池セルB4の電圧VB4の検出を例にして、同図に示す期間ごとに説明する。
[期間1]
制御回路6は、電圧検出対象外の電池セルB1〜B3に対応する第3スイッチSW3A〜SW3Cをオフしており、第1コンデンサC1A〜C1Cの他端はコモンラインCLから切り離されている。切り離された第1コンデンサC1A〜C1Cの他端の電位を固定するため、第5スイッチSW5A〜SW5Cをオンして基準電圧VREFを与えている。第1コンデンサC1A〜C1Cの一端は、電池セルB1〜B3と切り離しておいてもよいが、後に電圧検出する際に充電時間を短縮するため、第1スイッチSW1A〜SW1Cをオンしておく。
制御回路6は、電圧検出対象の電池セルB4に対応する第1スイッチSW1Dおよび第3スイッチSW3Dをオンして、第1コンデンサC1Dを端子TB4とコモンラインCLとの間に接続する。これとともに第4スイッチSW4をオンし、第2コンデンサC2の電荷をゼロに初期化する。これにより、オペアンプ4は基準電圧VREFを入力とするボルテージフォロア接続状態となるため出力電圧VOUTはVREFとなり、第1コンデンサC1DはV4−VREFの電圧で充電される。
このとき、オフ状態にあるSW2A〜SW2Dには、それぞれ電池セルB1〜B4の電圧VB1〜VB4だけが印加されている。また、基準電圧VREFと電位固定用電圧VREFは等しいので、スイッチSW3A〜SW3C、SW5Dには電圧が印加されない。オペアンプ4の入力端子には、電源電圧VDDより低く設定された基準電圧VREFが印加されている。
[期間2]
第1スイッチSW1Dと第2スイッチSW2Dが同時にオフするノンオーバーラップ期間である。制御回路6は、第4スイッチSW4をオフする。
[期間3]
制御回路6は、期間2でオフした第1スイッチSW1Dに替えて第2スイッチSW2Dをオンする。第1コンデンサC1Dの一端には、電圧V4に替えて電圧V3が印加される。このとき、期間1で第1コンデンサC1Dに蓄積された電荷が、第2コンデンサC2との間で再分配される。期間2と期間3との間の電荷保存の一般式は、第1コンデンサの容量をC1、第2コンデンサの容量をC2とすれば(1)式となる。電池セルB4についてはVn=V4、Vn-1=V3となる。
C1(Vn−VREF)=C1(Vn-1−VREF)+C2(VOUT−VREF) …(1)
これを解くと(2)式が得られる。
VOUT=C1/C2(Vn−Vn-1)+VREF …(2)
すなわち、オペアンプの出力電圧VOUTは、電荷再分配の後、電池セルB4の端子間電圧(=電池セルB4の電圧VB4)をC1/C2倍し、基準電圧VREFだけオフセットした電圧となる。この場合でも、オフ状態にあるSW2A〜SW2C、SW1Dには、それぞれ電池セルB1〜B4の電圧VB1〜VB4だけが印加される。
[期間4]
制御回路6は、電圧検出対象の電池セルをB4からB3に切り替える。電圧検出対象外の電池セルB4について、第3スイッチSW3Dをオフして第1コンデンサC1DをコモンラインCLから切り離し、第2スイッチSW2Dをオフ、第5スイッチSW5Dをオンする。第1スイッチSW1Dと第2スイッチSW2Dが同時にオフするのは、ノンオーバーラップ信号生成回路12の作用による。
一方、電圧検出対象の電池セルB3について、制御回路6は、第1スイッチSW1Cをオン、第2スイッチSW2Cをオフした状態に保持し、第3スイッチSW3Cをオンして第1コンデンサC1CをコモンラインCLに接続し、第5スイッチSW5Cをオフする。また、第4スイッチSW4をオンにする。これにより、期間1と同様に出力電圧VOUTがVREFとなり、第1コンデンサC1CはV3−VREFの電圧で充電される。ただし、第1コンデンサC1Cは期間1〜3の間に既に同電圧に充電されているので、期間4、5の時間幅は短くて済む。
この場合、オフ状態にあるスイッチSW2D、SW3A、SW3B、SW3D、SW5Cには電圧が印加されず、スイッチSW2A〜SW2C、SW1Dにはそれぞれ電池セルB1〜B4の電圧VB1〜VB4だけが印加される。
[期間5以降]
期間1に対応する。期間4と同様の動作をするが、第1スイッチSW1Dがオンして第1コンデンサC1DがV4−VREFで予備充電される。期間6、7、8、…の動作は、上記期間2、3、4、…と同様となるため説明を省略する。
本実施形態によれば、電池セルBn(n=1、2、3、4)ごとに設けられた第1コンデンサC1x(x=A、B、C、D)が、電池側回路とオペアンプ側回路との間を絶縁して両回路間の電位差を負担し、コモンラインCLを介した第3スイッチSW3x相互の接続がオペアンプ側回路でのみ行われる。このため、電池側回路のスイッチSW1x、SW2xには単一の電池セル電圧VBn以下の電圧しか印加されない。また、基準電圧と電位固定用電圧が等しく設定されているので、オペアンプ側回路のスイッチSW3x、SW5xには電圧が印加されず、スイッチSW4にも電源電圧VDD以下の電圧しか印加されない。つまり、オペアンプ4および全てのスイッチを低耐圧トランジスタで構成できる。
第1コンデンサC1xには電源電圧VDDを超える高耐圧が必要であるが、メタル配線の層間絶縁膜を利用することにより高耐圧を確保でき、専用の製造工程は不要である。従って、ICとして構成される電圧検出装置2は、高耐圧トランジスタを用いることなく、5V系、3.3V系といった低耐圧トランジスタを用いて構成できる。これにより、レイアウト面積が低減するので製造コストを低減できる。
第1コンデンサC1xの他端側に第5スイッチSW5xを設け、電圧検出対象外の電池セルBnに対応した第5スイッチSW5xをオンした状態とするので、第1コンデンサC1xの他端の電位を固定しておくことができる。このとき、第1スイッチSW1xもオンした状態とするので、電池セルBnが電圧検出対象外にある期間、その第1コンデンサC1xを単位電池の電圧VBnと電位固定用電圧VREFとの差電圧で予め充電しておくことができる。これにより、その電池セルBnが電圧検出対象となったときに、第1コンデンサC1xの充電時間を短縮することができる。
上述したように電位固定用電圧は基準電圧に等しく設定されているので、上記第1コンデンサC1xの予備充電により、その電池セルBnが電圧検出対象となったときに第1コンデンサC1xに充電される電荷に等しい電荷が充電される。従って、第1コンデンサC1xの充電時間をほぼゼロにまで短縮することができる。
(第2の実施形態)
次に、図7および図8を参照しながら第2の実施形態について説明する。
本実施形態の電圧検出装置31は、オペアンプ4のオフセット電圧の影響を排除するため、第1の実施形態に対し第4スイッチの構成を変更したものである。オペアンプ4の反転入力端子と出力端子との間には、第4Aスイッチが接続され、これと並列に第2コンデンサC2と第4BスイッチSW4Bとの直列回路が接続されている。第2コンデンサC2と第4BスイッチSW4Bとの共通接続点と定電圧VAが付与された電圧線との間には第4CスイッチSW4Cが接続されている。制御回路6は、第4AスイッチSW4Aと第4CスイッチSW4Cを常に同一状態に制御する。その他の構成は電圧検出装置2と同様である。
図8は、スイッチのオンオフ状態および出力電圧VOUTの波形を示している。電池セルB4の電圧VB4の検出を例にして、第1の実施形態と異なる作用のみを説明する。期間1において、制御回路6は、第4A、第4CスイッチSW4A、SW4Cをオン、第4BスイッチSW4Bをオフする。これにより、第2コンデンサC2は、VA−VREFの電圧に応じた電荷で初期化される。オペアンプ4は基準電圧VREFを入力とするボルテージフォロア接続状態となるため、出力電圧VOUTはVREFとなる。第1コンデンサC1DはV4−VREFの電圧で充電される。
制御回路6は、期間2において第4A、第4CスイッチSW4A、SW4Cをオフし、期間3において第4BスイッチSW4Bをオンする。このとき、期間1で第1コンデンサC1Dに蓄積された電荷が、第2コンデンサC2との間で再分配される。期間2と期間3との間の電荷保存の一般式は(3)式となり、これを解くと(4)式が得られる。
C1(Vn−VREF)+C2(VA−VREF)=C1(Vn-1−VREF)+C2(VOUT−VREF) …(3)
VOUT=C1/C2(Vn−Vn-1)+VA …(4)
ここで、電圧VAの取り得る数値例を示す。オペアンプ4の出力可能な電圧範囲をVminからVmaxとすると(5)式、(6)式が成立する。
Vmin≦C1/C2(Vn−Vn-1)+VA≦Vmax …(5)
Vmin−C1/C2(Vn−Vn-1)≦VA≦Vmax−C1/C2(Vn−Vn-1) …(6)
C1=C2、Vmin=0V、Vmax=5Vとすると、(6)式は(7)式のようになる。
−(Vn−Vn-1)≦VA≦5−(Vn−Vn-1) …(7)
Vn−Vn-1は電池セルBnの電圧VBnであり、例えばリチウム2次電池の場合にVn−Vn-1の最小値を0V、最大値を5Vとすれば、(7)式の条件を満たすVAは0Vと求められる。
ところで、オペアンプは一般にオフセット電圧を有している。そこで、オペアンプ4のオフセット電圧ΔVOSも考慮して、本実施形態と第1の実施形態とを対比説明する。この場合、本実施形態の電荷保存の式は(8)式となり、これを解くとオフセット電圧ΔVOSが相殺されて(4)式と同一結果が得られる。
C1(Vn−VREF+ΔVOS)+C2(VA−VREF+ΔVOS)=C1(Vn-1−VREF+ΔVOS)+C2(VOUT−VREF+ΔVOS) …(8)
一方、オフセット電圧ΔVOSを考慮した第1の実施形態の電荷保存の式は(9)式となり、これを解くとオフセット電圧ΔVOSが含まれた(10)式が得られる。
C1(Vn−VREF+ΔVOS)=C1(Vn-1−VREF+ΔVOS)+C2(VOUT−VREF+ΔVOS) …(9)
VOUT=C1/C2(Vn−Vn-1)+VREF−ΔVOS …(10)
このように、本実施形態は、第4スイッチを第4A〜第4CスイッチSW4A〜SW4Cから構成した。これにより、セル電圧VBnの検出電圧からオペアンプ4のオフセット電圧ΔVOSの影響を排除することができ、一層高精度の電圧検出が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、図9ないし図11を参照しながら第3の実施形態を説明する。
本実施形態の電圧検出装置41は、差動出力形式のオペアンプ42を用いることにより、第2の実施形態の電圧検出装置31を全差動形式としたものである。オペアンプ42のコモン電圧VCOMは基準電圧VREFに等しく設定されており、オペアンプ42は、その非反転出力端子、反転出力端子からそれぞれ差動電圧VOP、VOMを出力する。出力端子TP、TMから出力される差動電圧VOP、VOMは、差動入力形式のA/D変換器43によりデジタルデータに変換される。
オペアンプ42の反転入力端子と非反転出力端子の側および非反転入力端子と反転出力端子の側は対称回路構成を有し、それぞれ電圧検出装置31と同様の接続形態で第1コンデンサC1x、第2コンデンサC2、スイッチSW1x〜SW3x、SW5xおよびスイッチSW4A〜SW4Cを備えている(xは低電位側の充電切換回路から順にA、B、C、Dとする)。オペアンプ42の非反転入力端子と反転出力端子の側においては、第1、第2スイッチSW1x、SW2xは、第1コンデンサC1xに対応する電池セルBnの低電位側端子、高電位側端子と第1コンデンサC1xの一端との間に設けられている。
図10は、スイッチのオンオフ状態および差動出力電圧VOP−VOMの波形を示している。スイッチ制御は第2の実施形態と同様である。期間2と期間3との間の電荷保存の一般式は(11)式、(12)式となり、(11)式から(12)式を減ずると(13)式が得られる。ここで、VXは入力側のコモン電圧である。
C1(Vn−VCOM)+C2(VA−VCOM)=C1(Vn-1−VX)+C2(VOP−VX) …(11)
C1(Vn-1−VCOM)+C2(VB−VCOM)=C1(Vn−VX)+C2(VOM−VX) …(12)
VOP−VOM=2C1/C2(Vn−Vn-1)+(VA−VB) …(13)
また、期間3の電荷再分配時に組電池1にコモンモードノイズΔVが重畳した場合、電荷保存の一般式は(14)式、(15)式となる。(14)式から(15)式を減ずるとΔVの項は相殺されて上記(13)式と同じ結果が得られる。つまり、電圧検出装置41は全差動形式であるため、電荷再分配時に組電池1にコモンモードノイズΔVが重畳しても、差動出力電圧VOP−VOMに影響しない。
C1(Vn−VCOM)+C2(VA−VCOM)=C1(Vn-1+ΔV−VX)+C2(VOP−VX) …(14)
C1(Vn-1−VCOM)+C2(VB−VCOM)=C1(Vn+ΔV−VX)+C2(VOM−VX) …(15)
さらに、オペアンプ42のオフセット電圧VOSも考慮すると、電荷保存の一般式は上記(11)式に替えて(16)式となる。(16)式から(12)式を減ずるとΔVOSの項は相殺されて上記(13)式と同じ結果が得られる。つまり、電圧検出装置41は、第2の実施形態と同様にオペアンプ42のオフセット電圧ΔVOSの影響を排除することができる。
C1(Vn−VCOM+VOS)+C2(VA−VCOM+VOS)=C1(Vn-1−VX+VOS)+C2(VOP−VX+VOS) …(16)
ここで、図11を参照しながら電圧VA、VBの設定例を説明する。一般にオペアンプの出力は電源電圧VDD付近またはグランド電圧VSS付近までスイングさせるとゲインや帯域などの特性が悪化する。このため、電源電圧VDDとグランド電圧VSSとの中間レベルをコモン電圧にして、オペアンプの特性が確保できる範囲でスイングさせる。
例えばセル電圧Vn−Vn-1が0V〜5Vの範囲で変動し、オペアンプ42の電源電圧VDDが5Vで、電圧検出装置41のゲインが1倍(C1=C2)の場合を考える。セル電圧Vn−Vn-1の中央値2.5Vが、上記電源電圧VDDとグランド電圧VSSとの中間レベル2.5Vとなるようにオペアンプ42の出力電圧を合わせるためには、VA−VB=−2.5Vとすればよい。このとき、出力電圧VOP、VOMは1.25V〜3.75Vまでしかスイングせず、グランド電圧VSSおよび電源電圧VDDに対し十分な余裕を確保できる。
以上述べたように、全差動構成を有する本実施形態によれば、第1コンデンサC1xの充電時に組電池1にコモンモードノイズが重畳した場合のみならず、電荷再分配の時に組電池1にコモンモードノイズが重畳した場合でも、オペアンプ42の差動出力電圧VOP−VOMから当該コモンモードノイズを除去することができる。さらに、回路構成が対称となっているので、各スイッチの切り替え時に発生するフィードスルーなどによる誤差を相殺でき、より高い精度の検出電圧を得ることができる。さらに、オペアンプ42のオフセット電圧ΔVOSの影響を排除でき、一層高精度の電圧検出が可能となる。
(第4の実施形態)
次に、図12を参照しながら第4の実施形態を説明する。
本実施形態の電圧検出装置51は、第3の実施形態に対し第2スイッチの構成を変更したものである。すなわち、オペアンプ42の反転入力端子と非反転出力端子の側および非反転入力端子と反転出力端子の側にそれぞれ第2スイッチSW2xを設けるのではなく、オペアンプ42の反転入力端子側および非反転入力端子側にそれぞれ設けられた第1コンデンサC1xの各一端の間に共通の第2スイッチSW2xを設けている。その他の構成およびスイッチのオンオフ制御は電圧検出装置41と同様である。
第2スイッチSW2xがオンする期間3において、2つの第1コンデンサC1x同士の接続ノードの電圧をVYとすると、期間2と期間3との間の電荷保存の一般式は(17)式、(18)式となり、(17)式から(18)式を減ずると(19)式が得られる。すなわち、容量比を調整すれば、差動出力電圧VOP−VOMは第3の実施形態に示す(13)式と同様となる。
C1(Vn−VCOM)+C2(VA−VCOM)=C1(VY−VX)+C2(VOP−VX) …(17)
C1(Vn-1−VCOM)+C2(VB−VCOM)=C1(VY−VX)+C2(VOM−VX) …(18)
VOP−VOM=C1/C2(Vn−Vn-1)+(VA−VB) …(19)
次に、電荷再分配が行われる期間3における入力側のコモン電圧VXを求める。第1コンデンサC1xの充電時に組電池1にコモンモードノイズΔVが重畳した場合、期間2と期間3との間の電荷保存の一般式は(20)式、(21)式となる。このときの差動出力電圧VOP−VOMは、上記(19)式と同じである。
C1(Vn+ΔV−VCOM)+C2(VA−VCOM)=C1(VY−VX)+C2(VOP−VX) …(20)
C1(Vn-1+ΔV−VCOM)+C2(VB−VCOM)=C1(VY−VX)+C2(VOM−VX) …(21)
(20)式と(21)式とを加算すると(22)式が得られる。
2(C1+C2)VX=2C1VY+2(C1+2C2)VCOM−C1(Vn+Vn-1)−2C1ΔV−C2(VA+VB) …(22)
ここで、C1=C2に設定した場合には、(22)式は(23)式となる。
4VX=2VY+6VCOM−(Vn+Vn-1)−2ΔV−(VA+VB) …(23)
電圧VYは、(24)式に示すように電圧VnとVn-1の中央電圧になる。
VY=(Vn+Vn-1+2ΔV)/2 …(24)
(23)式と(24)式より、入力側のコモン電圧VXは(25)式のようになる。
VX=(6VCOM−(VA+VB))/4 …(25)
すなわち、第1コンデンサC1xの充電時に組電池1にコモンモードノイズが重畳しても、電荷再分配時に入力側のコモン電圧VXには影響しない。また、第1スイッチSW1xがオフし、第2スイッチSW2xがオンする期間3では、第1コンデンサC1x同士の接続ノードは電池セルBnから切り離されてフローティングの状態にあるので、電荷再分配時に組電池1にコモンモードノイズが重畳しても、入力側のコモン電圧VXには影響しない。
本実施形態によれば、第1コンデンサC1xの充電時に組電池1にコモンモードノイズが重畳した場合のみならず、電荷再分配の時に組電池1にコモンモードノイズが重畳した場合でも、オペアンプ42の差動出力電圧VOP−VOMおよび入力側のコモン電圧VXから当該コモンモードノイズを除去することができる。その他、フィードスルーなどによる誤差およびオペアンプ42のオフセット電圧ΔVOSの影響について、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
図13に示す電圧検出装置61は、第1の実施形態の電圧検出装置2を全差動形式としたものである。図14は、スイッチのオンオフ状態および出力電圧VOP−VOMの波形を示している。スイッチ制御は第1の実施形態と同様である。オペアンプ42の差動出力電圧VOP−VOMは(26)式となる。
VOP−VOM=2C1/C2(Vn−Vn-1) …(26)
本実施形態によれば、オペアンプ42のオフセット電圧ΔVOSの影響を排除できることを除き、第3の実施形態と同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
各実施形態において、電位固定用電圧VREFおよび第5スイッチSW5xは必ずしも付加する必要はない。この場合でも、オペアンプおよび全てのスイッチを低耐圧トランジスタで構成できる。ただし、第1コンデンサC1xの他端の電位を固定し安定動作させるためおよび第1コンデンサC1xの充電時間の短縮のためには付加することが好ましい。
電位固定用電圧は、オペアンプ4、42の基準電圧VREFと異なる電圧に設定してもよい。ただし、第1コンデンサC1xの充電時間の短縮のためには、両電圧を等しく設定することが好ましい。
図面中、Bn(B1〜B4)は電池セル(単位電池)、1は組電池、2、31、41、51、61は組電池の電圧検出装置、4、42はオペアンプ、C1x(C1A〜C1D)は第1コンデンサ、C2は第2コンデンサ、SW1x(SW1A〜SW1D)は第1スイッチ、SW2x(SW2A〜SW2D)は第2スイッチ、SW3x(SW3A〜SW3D)は第3スイッチ、SW4は第4スイッチ、SW4A、SW4B、SW4Cは第4A、第4B、第4Cスイッチ、SW5x(SW5A〜SW5D)は第5スイッチ、6は制御回路(制御手段)、VREFは基準電圧および電位固定用電圧、VA、VBは定電圧である。

Claims (9)

  1. 直列接続された複数の単位電池からなる組電池について各単位電池の電圧を検出する組電池の電圧検出装置であって、
    入力端子が所定の基準電圧にバイアスされたオペアンプと、
    前記各単位電池に対応してそれぞれ設けられた第1コンデンサと、
    前記第1コンデンサに対応する単位電池の高電位側端子、低電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間にそれぞれ設けられた第1、第2スイッチと、
    前記オペアンプの反転入力端子と前記第1コンデンサの他端との間に設けられた第3スイッチと、
    前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に並列に設けられた第2コンデンサおよび第4スイッチと、
    電圧検出対象外の単位電池に対応する前記第2および第3スイッチを開いた状態とし、前記第4スイッチを閉じるとともに電圧検出対象の単位電池に対応する前記第1および第3スイッチを閉じて前記第1コンデンサを充電し、その後、前記第4スイッチを開き、前記電圧検出対象の単位電池について前記第1スイッチに替えて前記第2スイッチを閉じることにより電圧を検出する制御手段とを備えたことを特徴とする組電池の電圧検出装置。
  2. 前記オペアンプは前記基準電圧をコモン電圧とする差動出力構成を備え、そのオペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側および非反転入力端子と反転出力端子の側のそれぞれに対して前記第1、第2コンデンサと前記第1ないし第4スイッチを備え、
    前記オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側では、前記第1、第2スイッチは、前記第1コンデンサに対応する単位電池の高電位側端子、低電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、前記第3スイッチは、前記オペアンプの反転入力端子と前記第1コンデンサの他端との間に設けられ、前記第2コンデンサおよび第4スイッチは、前記オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子との間に並列に設けられ、
    前記オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子の側では、前記第1、第2スイッチは、前記第1コンデンサに対応する単位電池の低電位側端子、高電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、前記第3スイッチは、前記オペアンプの非反転入力端子と前記第1コンデンサの他端との間に設けられ、前記第2コンデンサおよび第4スイッチは、前記オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子との間に並列に設けられていることを特徴とする請求項1記載の組電池の電圧検出装置。
  3. 前記基準電圧との電圧差がスイッチの耐圧以下となる電位固定用電圧が付与された電圧線と前記第1コンデンサの他端との間に第5スイッチが設けられ、
    前記制御手段は、電圧検出対象外の単位電池に対応する前記第2および第3スイッチを開くとともに前記第1および第5スイッチを閉じた状態とし、前記第4スイッチを閉じるとともに電圧検出対象の単位電池に対応する前記第1および第3スイッチを閉じて前記第1コンデンサを充電することを特徴とする請求項1または2記載の組電池の電圧検出装置。
  4. 前記電位固定用電圧は、前記基準電圧に等しく設定されていることを特徴とする請求項3記載の組電池の電圧検出装置。
  5. 直列接続された複数の単位電池からなる組電池について各単位電池の電圧を検出する組電池の電圧検出装置であって、
    入力端子が所定の基準電圧にバイアスされたオペアンプと、
    前記各単位電池に対応してそれぞれ設けられた第1コンデンサと、
    前記第1コンデンサに対応する単位電池の高電位側端子、低電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間にそれぞれ設けられた第1、第2スイッチと、
    前記オペアンプの反転入力端子と前記第1コンデンサの他端との間に設けられた第3スイッチと、
    前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に設けられた第4Aスイッチと、
    前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に直列に設けられた第2コンデンサおよび第4Bスイッチと、
    前記第2コンデンサと第4Bスイッチとの共通接続点と定電圧が付与された電圧線との間に設けられた第4Cスイッチと、
    電圧検出対象外の単位電池に対応する前記第2および第3スイッチを開いた状態とし、前記第4A、第4Cスイッチを閉じ、前記第4Bスイッチを開くとともに電圧検出対象の単位電池に対応する前記第1および第3スイッチを閉じて前記第1コンデンサを充電し、その後、前記第4A、第4Cスイッチを開き、前記第4Bスイッチを閉じ、前記電圧検出対象の単位電池について前記第1スイッチに替えて前記第2スイッチを閉じることにより電圧を検出する制御手段とを備えたことを特徴とする組電池の電圧検出装置。
  6. 前記オペアンプは前記基準電圧をコモン電圧とする差動出力構成を備え、そのオペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側および非反転入力端子と反転出力端子の側のそれぞれに対して前記第1、第2コンデンサと前記第1、第2、第3、第4A、第4B、第4Cスイッチを備え、
    前記オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側では、前記第1、第2スイッチは、前記第1コンデンサに対応する単位電池の高電位側端子、低電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、前記第3スイッチは、前記オペアンプの反転入力端子と前記第1コンデンサの他端との間に設けられ、前記第4Aスイッチは、前記オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子との間に設けられ、前記第2コンデンサおよび第4Bスイッチは、前記オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子との間に直列に設けられ、前記第4Cスイッチは、前記第2コンデンサと第4Bスイッチとの共通接続点と定電圧が付与された電圧線との間に設けられ、
    前記オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子の側では、前記第1、第2スイッチは、前記第1コンデンサに対応する単位電池の低電位側端子、高電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、前記第3スイッチは、前記オペアンプの非反転入力端子と前記第1コンデンサの他端との間に設けられ、前記第4Aスイッチは、前記オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子との間に設けられ、前記第2コンデンサおよび第4Bスイッチは、前記オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子との間に直列に設けられ、前記第4Cスイッチは、前記第2コンデンサと第4Bスイッチとの共通接続点と定電圧が付与された電圧線との間に設けられていることを特徴とする請求項5記載の組電池の電圧検出装置。
  7. 前記オペアンプは前記基準電圧をコモン電圧とする差動出力構成を備え、そのオペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側および非反転入力端子と反転出力端子の側のそれぞれに対して前記第1、第2コンデンサと前記第1、第3、第4A、第4B、第4Cスイッチを備えるとともに、前記各側の第2スイッチに替えて共通の第2スイッチを備え、
    前記オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子の側では、前記第1スイッチは、前記第1コンデンサに対応する単位電池の高電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、前記第3スイッチは、前記オペアンプの反転入力端子と前記第1コンデンサの他端との間に設けられ、前記第4Aスイッチは、前記オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子との間に設けられ、前記第2コンデンサおよび第4Bスイッチは、前記オペアンプの反転入力端子と非反転出力端子との間に直列に設けられ、前記第4Cスイッチは、前記第2コンデンサと第4Bスイッチとの共通接続点と定電圧が付与された電圧線との間に設けられ、
    前記オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子の側では、前記第1スイッチは、前記第1コンデンサに対応する単位電池の低電位側端子と当該第1コンデンサの一端との間に設けられ、前記第3スイッチは、前記オペアンプの非反転入力端子と前記第1コンデンサの他端との間に設けられ、前記第4Aスイッチは、前記オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子との間に設けられ、前記第2コンデンサおよび第4Bスイッチは、前記オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子との間に直列に設けられ、前記第4Cスイッチは、前記第2コンデンサと第4Bスイッチとの共通接続点と定電圧が付与された電圧線との間に設けられ、
    前記共通の第2スイッチは、前記オペアンプの反転入力端子側および非反転入力端子側にそれぞれ設けられた第1コンデンサの各一端の間に設けられていることを特徴とする請求項5記載の組電池の電圧検出装置。
  8. 前記基準電圧との電圧差がスイッチの耐圧以下となる電位固定用電圧が付与された電圧線と前記第1コンデンサの他端との間に第5スイッチが設けられ、
    前記制御手段は、電圧検出対象外の単位電池に対応する前記第2および第3スイッチを開くとともに前記第1および第5スイッチを閉じた状態とし、前記第4A、第4Cスイッチを閉じ、前記第4Bスイッチを開くとともに電圧検出対象の単位電池に対応する前記第1および第3スイッチを閉じて前記第1コンデンサを充電することを特徴とする請求項5ないし7の何れかに記載の組電池の電圧検出装置。
  9. 前記電位固定用電圧は、前記基準電圧に等しく設定されていることを特徴とする請求項8記載の組電池の電圧検出装置。
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