JP2012114239A - 部品実装装置及び部品実装方法 - Google Patents

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康浩 成清
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Abstract

【課題】部品装着前の位置合わせに必要な装置誤差のデータを正確に取得して部品を高精度で基板に装着することができる部品実装装置及び部品実装方法を提供することを目的とする。
【解決手段】装着ヘッド15のツール(部品用ツール20又は治具用ツール20J)の加熱を行うヘッド側加熱ヒータH1のほか、治具部品JGが載置される治具部品載置部AR2の加熱を行う載置部側加熱ヒータH2を備え、治具部品載置部AR2の温度がヘッド側加熱ヒータH1によって加熱された治具用ツール20Jの温度とほぼ同じ温度になるように載置部側加熱ヒータH2の制御を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、装着ヘッドによりピックアップした部品を基板保持部により保持した基板に装着する部品実装装置及び部品実装方法に関するものである。
半導体組立工程で使用されるフリップチップボンダー等の部品実装装置は、基板を保持する基板保持部と、基板保持部に保持された基板に対して相対移動自在に設けられ、ツールの下端に吸着させてピックアップした部品(電子部品)を基板保持部に保持された基板上の部品装着部位に装着する装着ヘッドを備えている。
このような部品実装装置では、部品の装着前に部品と部品装着部位との位置合わせがなされるが、この部品装着前の位置合わせは、撮像視野を下方に向けた下方撮像カメラによって基板上の部品装着部位を部品装着部位の上方から撮像するとともに、撮像視野を上方に向けた上方撮像カメラによって装着ヘッドによりピックアップした部品を部品の下方から撮像し、得られた両撮像画像中における部品と部品装着部位の位置ずれに基づいて部品を(装着ヘッドを)基板に対して相対移動させることによって行われる。
ここで、下方撮像カメラによって撮像される画像中の部品装着部位の位置と上方撮像カメラによって撮像される画像中の部品の位置には下方撮像カメラ及び上方撮像カメラの光軸のずれや装置各部の組み立て精度等に基づく誤差(以下、装置誤差と称する)が含まれるが、この装置誤差のデータは、基板保持部上の治具部品載置部に載置された治具部品を治具部品の上方から下方撮像カメラにより撮像するとともに、装着ヘッドによって治具部品載置部上からピックアップした治具部品を治具部品の下方から上方撮像カメラにより撮像し、得られた両撮像画像中の治具部品の位置ずれ量を検出することによって得られる(例えば、特許文献1)。
なお、このような装置誤差のデータは、部品実装装置による部品実装作業が進行して部品実装装置の構成部材間に熱歪み等が生じると変化してしまうことから、部品実装作業を開始する前だけでなく、部品実装作業の実行中にも随時上記装置誤差を検出する作業(以下、装置誤差の検出作業と称する)を行ってデータの更新をする必要がある。
特開平11−168299号公報
しかしながら、部品は加熱状態で基板に装着する必要があることから、装着ヘッドのツールは装着ヘッドに設けられたヒータによって加熱されて高温状態が保持される一方、治具部品が載置される治具部品載置部は常温環境下にあるため、装置誤差の検出作業を行おうとして装着ヘッドにより治具部品をピックアップすると治具部品は温度の上昇によって熱変形してしまい、部品装着前の位置合わせに必要な装置誤差のデータを正確に取得することができなくなって、部品の装着精度が低下するおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、部品装着前の位置合わせに必要な装置誤差のデータを正確に取得して部品を高精度で基板に装着することができる部品実装装置及び部品実装方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装装置は、基板を保持する基板保持部と、ツールの下端に吸着させてピックアップした部品を基板保持部に保持された基板上の部品装着部位に装着する装着ヘッドと、装着ヘッドのツールの加熱を行うヘッド側加熱手段と、治具部品が載置される治具部品載置部と、治具部品載置部の加熱を行う載置部側加熱手段と、治具部品載置部の温度がヘッド側加熱手段によって加熱された装着ヘッドのツールの温度とほぼ同じ温度になるように載置部側加熱手段の制御を行う温度調節手段と、撮像視野を下方に向けた下方撮像手段と、撮像視野を上方に向けた上方撮像手段と、温度調節手段による温度調節がなされた治具部品載置部上の治具部品を治具部品の上方から下方撮像手段により撮像して第1の撮像画像を取得するとともに、ヘッド側加熱手段によってツールが加熱された装着ヘッドにより治具部品載置部上からピックアップした治具部品を治具部品の下方から上方撮像手段により撮像して第2の撮像画像を取得する部品装着前画像取得手段と、部品装着前画像取得手段により取得された第1の撮像画像中の治具部品及び第2の撮像画像中の治具部品との位置ずれ量から装置誤差(下方撮像カメラ及び上方撮像カメラの光軸のずれや装置各部の組み立て精度等に基づく誤差)を検出する装置誤差検出手段と、装着ヘッドにピックアップされた部品が装着される基板上の部品装着部位を部品装着部位の上方から下方撮像手段により撮像して第3の撮像画像を取得するとともに、装着ヘッドにピックアップされた部品を部品の下方から上方撮像手段により撮像して第4の撮像画像を取得する部品装着時画像取得手段と、部品装着時画像取得手段によって取得された第3の撮像画像における部品装着部位と第4の撮像画像における部品との位置ずれ量及び装置誤差検出手段において検出された装置誤差に基づいて装着ヘッドにピックアップされた部品の部品装着部位に対する位置合わせを行い、そのうえで装着ヘッドを下降させて部品を部品装着部位に装着する装着ヘッド作動手段とを備えた。
請求項2に記載の部品実装方法は、基板を保持する基板保持部と、ツールの下端に吸着させてピックアップした部品を基板保持部に保持された基板上の部品装着部位に装着する装着ヘッドと、装着ヘッドのツールの加熱を行うヘッド側加熱手段と、治具部品が載置される治具部品載置部と、治具部品載置部の加熱を行う載置部側加熱手段と、治具部品載置部の温度がヘッド側加熱手段によって加熱された装着ヘッドのツールの温度とほぼ同じ温度になるように載置部側加熱手段の制御を行う温度調節手段と、撮像視野を下方に向けた下方撮像手段と、撮像視野を上方に向けた上方撮像手段とを備えた部品実装装置による部品実装方法であって、温度調節手段による温度調節がなされた治具部品載置部上の治具部品を治具部品の上方から下方撮像手段により撮像して第1の撮像画像を取得するとともに、ヘッド側加熱手段によってツールが加熱された装着ヘッドにより治具部品載置部上からピックアップした治具部品を治具部品の下方から上方撮像手段により撮像して第2の撮像画像を取得する工程と、取得した第1の撮像画像中の治具部品及び第2の撮像画像中の治具部品との位置ずれ量から装置誤差を検出する工程と、装着ヘッドによりピックアップした部品が装着される基板上の部品装着部位を部品装着部位の上方から下方撮像手段により撮像して第3の撮像画像を取得するとともに、装着ヘッドによりピックアップした部品を部品の下方から上方撮像手段により撮像して第4の撮像画像を取得する工程と、取得した第3の撮像画像における部品装着部位と第4の撮像画像における部品との位置ずれ量及び検出した装置誤差に基づいて装着ヘッドによりピックアップした部品の部品装着部位に対する位置合わせを行い、そのうえで装着ヘッドを下降させて部品を部品装着部位に装着する工程とを含む。
本発明では、装着ヘッドのツールの加熱を行うヘッド側加熱手段のほか、治具部品が載置される治具部品載置部の加熱を行う載置部側加熱手段を備え、治具部品載置部の温度がヘッド側加熱手段によって加熱された装着ヘッドのツールの温度とほぼ同じ温度になるように載置部側加熱手段の制御がなされるようになっているので、治具部品が装着ヘッドによりピックアップされても治具部品の温度が上昇して熱変形することはなく、部品装着前の位置合わせに必要な装置誤差のデータを正確に取得して部品を高精度で基板に装着することができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の簡略構成図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の部分斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるヘッド側加熱ヒータ及び載置部側加熱ヒータの取り付け位置を示す図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える撮像カメラの構成図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える撮像カメラの簡略側面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える撮像カメラの移動動作の説明図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が実行する装置誤差の検出作業の手順を示すフローチャート (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置の動作説明図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える下方撮像カメラによる撮像画像と上方撮像カメラによる撮像画像を同方向から見た状態に重ねて表した図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が実行する部品装着作業の手順を示すフローチャート (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置の動作説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装装置1は、基板2上の部品装着部位2aに部品(電子部品)3を表裏(上下)反転させて装着するフリップチップボンダーであり、基台11上に基板位置決め部12、部品供給部13、反転ヘッド14、装着ヘッド15及び撮像カメラ16を備えている。
図1及び図2において、基板位置決め部12は、基板2を保持する基板保持部としてのテーブル状の基板保持台12aと基板保持台12aを水平面内方向に移動させる基板保持台移動機構12bから成り、基板2が載置された基板保持台12aを基板保持台移動機構12bにより移動させることによって基板2の位置決めを行う。基板保持台12aは、基板保持台12a上に画定された基板保持領域AR1内で基板2を保持する。
図1において、部品供給部13は複数の部品3が収容されたパレット13aと、パレット13aを保持するテーブル状のパレット保持部13bから成る。
図1において、反転ヘッド14は水平方向移動と上下方向移動及び図1の紙面に垂直な回転軸R回りの回転(上下反転)が自在であり、吸着ノズル(反転ノズル14a)を下方に向けた状態で部品供給部13より供給される部品3を真空吸着によりピックアップした後(図1中に実線で示す反転ヘッド14参照)、回転軸R回りに180度回転して部品3の表裏を反転させ、更にその状態で水平方向に移動することによって(図1中に示す矢印A)、表裏を反転させた部品3を装着ヘッド15に受け渡す(図1中に一点鎖線で示す反転ヘッド14参照)。
図1及び図2において、装着ヘッド15は水平移動が自在であり、下方に延びたツール保持部15aを昇降自在に備えている。ツール保持部15aの下端には部品3のピックアップ用の部品用ツール20又は後述する治具部品JGのピックアップ用の治具用ツール20Jが着脱自在に取り付けられる。図2において、基板保持台12aの外縁部には部品用ツール20を収容する部品用ツール収容部12cと治具用ツール20Jを収容する治具用ツール収容部12dが設けられている。
図2及び図3において、装着ヘッド15のツール保持部15aの下端にはヘッド側加熱手段としてのヘッド側加熱ヒータH1が設けられており、ツール保持部15aに取り付けられた部品用ツール20又は治具用ツール20Jはヘッド側加熱ヒータH1によって加熱される。
装着ヘッド15は、反転ヘッド14が表裏を反転させて供給する部品3をツール保持部15aの下端に取り付けた部品用ツール20を介して真空吸着によりピックアップした後(図1中に示す矢印B1)、基板位置決め部12によって位置決めされた基板2の上方に移動し、撮像カメラ16を用いた基板2上の部品装着部位2aと部品3との位置合わせを行ったうえで、ツール保持部15aを下降させて(図1中に示す矢印B2)、部品3を部品装着部位2aに装着する。
すなわち本実施の形態において装着ヘッド15は、基板保持部としての基板保持台12aに保持された基板2に対して相対移動自在に設けられ、ツール保持部15aの下端に吸着させてピックアップした部品3を基板保持台12aに保持された基板2上の部品装着部位2aに装着するものとなっている。なお、部品用ツール20は前述のようにヘッド側加熱ヒータH1によって加熱されるので、部品用ツール20を介して装着ヘッド15にピックアップされた部品3は部品用ツール20と同じ温度に加熱された状態で基板2上の部品装着部位2aに装着される。
図4において、撮像カメラ16は基板保持領域AR1の上方への進退移動が自在であり、上面及び下面に開口部(下側開口部21a及び上側開口部21b)を有した筐体21内にプリズム22と上下のシャッター(下側シャッター25a及び上側シャッター25b)を備えている。プリズム22は下側開口部21aと上側開口部21bの間に設けられており、下側シャッター25a及び上側シャッター25bはシャッター移動機構26の作動により筐体21内を水平面内方向に移動して下側開口部21a及び上側開口部21bを開閉する(図4中に示す矢印C1及び矢印C2)。
図4において、下側シャッター25aが下側開口部21aを開放して上側シャッター25bが上側開口部21bを閉止すると、筐体21の下側から下側開口部21a内に入射した光LT1がレンズ23を介してCCDカメラ24に受光されるので、下側開口部21aの下方に位置する物体が撮像カメラ16によって撮像される。一方、下側シャッター25aが下側開口部21aを閉止して上側シャッター25bが上側開口部21bを開放すると、筐体21の上側から上側開口部21b内に入射した光LT2がレンズ23を介してCCDカメラ24に受光されるので、上側開口部21bの上方に位置する物体が撮像カメラ16によって撮像される。
このように撮像カメラ16では、下側シャッター25a及び上側シャッター25bの作動により、撮像方向を下方又は上方に切り替えて選択的に撮像を行うことができる。すなわち本実施の形態において、撮像カメラ16は、撮像視野を下方に向けて下方に位置する物体を物体の上方から撮像する下方撮像手段としての下方撮像カメラ16a(撮像方向を下方に切り替えた撮像カメラ16。図5(a))と、撮像視野を上方に向けて上方に位置する物体を物体の下方から撮像する上方撮像手段としての上方撮像カメラ16b(撮像方向を上方に切り替えた撮像カメラ16。図5(b))を併せ持ったものとなっている。
撮像カメラ16は、基板位置決め部12の上方から退避させた「待機位置」(図6(a))と、この待機位置から水平面内方向に移動して基板位置決め部12の上方に進出した「撮像位置」(図6(b)又は図6(c))との間で移動させることができる。
図2において、基板保持台12a上において基板2を保持する基板保持領域AR1の外側には、治具部品JGが載置される治具部品載置部AR2が設けられている。基板保持台12aには治具部品JGが載置される治具部品載置部AR2の加熱を行う載置部側加熱手段としての載置部側加熱ヒータH2が設けられている(図3)。
治具部品JGは上面と下面が平行に形成されたブロック状の部材から成り、その中心部には画像認識用の認識マークMが設けられている(図2中の拡大図参照)。治具部品JGは透明度の高いガラス材料から形成されており、治具部品JGの上方及び下方の双方から認識マークMを認識することができるようになっている。
基板位置決め部12が備える基板保持台12aの水平面内方向への移動動作(すなわち基板2の位置決め動作)は、部品実装装置1が備える制御装置30(図7)の作業実行部30a(図7)が基板保持台移動機構12bの作動制御を行うことによってなされる。
反転ヘッド14の水平方向移動及び上下方向移動は、制御装置30の作業実行部30aが図示しないアクチュエータ等から成る反転ヘッド移動機構31(図7)の作動制御を行うことによってなされ、反転ヘッド14による部品3のピックアップ(吸着)動作は、制御装置30の作業実行部30aが図示しないアクチュエータ等から成る反転ヘッド吸着機構32(図7)の作動制御を行うことによってなされる。また、反転ヘッド14の上下反転動作は、制御装置30の作業実行部30aが図示しないアクチュエータ等から成る反転ヘッド反転機構33(図7)の作動制御を行うことによってなされる。
装着ヘッド15の水平面内方向への移動動作は、制御装置30の作業実行部30aが図示しないアクチュエータ等から成る装着ヘッド移動機構34(図7)の作動制御を行うことによってなされ、装着ヘッド15が備えるツール保持部15aの昇降動作は、制御装置30の作業実行部30aが図示しないアクチュエータ等から成るツール保持部昇降機構35(図7)の作動制御を行うことによってなされる。また、装着ヘッド15が備えるツール保持部15aによる部品3の吸着及び離脱動作は、制御装置30の作業実行部30aが図示しないアクチュエータ等から成る装着ヘッド吸着機構36(図7)の作動制御を行うことによってなされる。
撮像カメラ16の撮像方向の上下の切り替え(下方撮像カメラ16aと上方撮像カメラ16bの切り替え)は、制御装置30の作業実行部30aが前述のシャッター移動機構26の作動制御を行うことよってなされ、撮像カメラ16による撮像動作は、制御装置30の作業実行部30aがCCDカメラ駆動機構37(図7)の作動制御を行うことによってなされる。また、撮像カメラ16の待機位置と撮像位置との間の移動動作は、制御装置30の作業実行部30aが図示しないアクチュエータ等から成る撮像カメラ移動機構38(図7)の作動制御を行うことによってなされる。
CCDカメラ24の撮像によって得られた画像データは制御装置30に入力され、制御装置30の画像認識部30b(図7)において画像認識される。
ツール(部品用ツール20又は治具用ツール20J)の加熱を行うヘッド側加熱ヒータH1の作動制御及び治具部品載置部AR2の加熱を行う載置部側加熱ヒータH2の作動制御は制御装置30の温度調節部30c(図7)によってなされる(図3も参照)。
制御装置30の温度調節部30cは、ツール保持部15aの下端に設けられたヘッド側温度センサS1(図3)によって検出されるツール(部品用ツール20又は治具用ツール20J)の温度情報に基づいて、ツールの温度が規定の温度に保持されるようにヘッド側加熱ヒータH1の制御を行う。また、制御装置30の温度調節部30cは、治具部品載置部AR2の近傍位置に設けられた載置部側温度センサS2(図3)によって検出される治具部品載置部AR2の温度情報に基づいて、治具部品載置部AR2の温度がヘッド側加熱ヒータH1によって加熱された治具用ツール20Jの温度とほぼ同じ温度になるように、載置部側加熱ヒータH2の制御を行う。
すなわち本実施の形態において、制御装置30の温度調節部30cは、治具部品載置部AR2の温度がヘッド側加熱ヒータH1によって加熱された治具用ツール20Jの温度とほぼ同じ温度になるように載置部側加熱ヒータH2の制御を行う温度調節手段として機能する。
制御装置30の作業実行部30aは、装着ヘッド15により反転ヘッド14からピックアップした部品3を基板保持台12aの基板保持領域AR1に保持された基板2上の部品装着部位2aに装着するときは、予め部品3と部品装着部位2aとの位置合わせ(部品装着前の位置合わせ)を行う。
この部品装着前の位置合わせは、下方撮像カメラ16aによって基板2上の部品装着部位2aを部品装着部位2aの上方から撮像するとともに、上方撮像カメラ16bによって装着ヘッド15によりピックアップした部品3を部品3の下方から撮像し、得られた両撮像画像中における部品3と部品装着部位2aの位置ずれに基づいて部品3を(装着ヘッド15を)基板2に対して相対移動させることによって行うが、下方撮像カメラ16aによって撮像される撮像画像中の部品装着部位2aの位置と上方撮像カメラによって撮像される撮像画像中の部品3の位置には下方撮像カメラ16a及び上方撮像カメラ16bの光軸のずれや部品実装装置1の各部の組み立て精度等に基づく誤差(装置誤差)が含まれることから、このような装置誤差を予め検出しておく必要があり、以下、その検出手順を図8のフローチャート、図9及び図10の説明図を用いて説明する。
装置誤差の検出では、制御装置30の作業実行部30aは先ず、治具用ツール20Jを取り付けた装着ヘッド15を治具部品載置部AR2の上方に移動させたうえで(図8に示すステップST1の装着ヘッド移動工程)、撮像カメラ16を治具部品載置部AR2の上方の撮像位置に進出させる(図9(a)中に示す矢印D1。図8に示すステップST2の撮像カメラ進出工程)。
制御装置30の作業実行部30aは、撮像カメラ16を治具部品載置部AR2の上方の撮像位置に進出させたら、治具部品載置部AR2上に載置された治具部品JGの直上に撮像カメラ16の下側開口部21aが位置するようにし、下方撮像カメラ16aによって治具部品載置部AR2上の治具部品JGを治具部品JGの上方から撮像して第1の撮像画像を取得する(図9(a)。図8に示すステップST3の第1の撮像画像取得工程)。
制御装置30の作業実行部30aは第1の撮像画像を取得したら、撮像カメラ16を待機位置に退避させる(図9(b)中に示す矢印D2。図8に示すステップST4の撮像カメラ退避工程)。そして装着ヘッド15を下降させ(図9(b)中に示す矢印E1)、治具用ツール20Jに治具部品JGを吸着させた後(図9(b))、装着ヘッド15を撮像カメラ16よりも上方の規定の位置まで上昇させることによって(図9(c)中に示す矢印E2)、装着ヘッド15による治具部品JGのピックアップを行う(図8に示すステップST5の治具部品ピックアップ工程)。
制御装置30の作業実行部30aは、装着ヘッド15により治具部品JGのピックアップを行ったら、撮像カメラ16を治具部品載置部AR2の上方の撮像位置に進出させ(図9(c)中に示す矢印D3。図8に示すステップST6の撮像カメラ進出工程)、装着ヘッド15によりピックアップした治具部品JGの直下に撮像カメラ16の上側開口部21bが位置するようにする。なお、このとき撮像カメラ16は、下方撮像カメラ16aによって治具部品JGを撮像したときと同じ位置に位置させるようにする。そして、制御装置30の作業実行部30aは、上方撮像カメラ16bによって治具部品JGを治具部品JGの下方から撮像して第2の撮像画像を取得する(図9(c)。図8に示すステップST7の第2の撮像画像取得工程)。
このように本実施の形態において、制御装置30の作業実行部30aは、温度調節手段である制御装置30の温度調節部30cによる温度調節がなされた治具部品載置部AR2上の治具部品JGを治具部品JGの上方から下方撮像カメラ16aにより撮像して第1の撮像画像を取得するとともに、ヘッド側加熱ヒータH1によって治具用ツール20Jが加熱された装着ヘッド15により治具部品載置部AR2上からピックアップした治具部品JGを治具部品JGの下方から上方撮像カメラ16bにより撮像して第2の撮像画像を取得する部品装着前画像取得手段として機能する。
制御装置30の作業実行部30aは第2の撮像画像を取得したら、撮像カメラ16を撮像位置から待機位置に退避させる(図8に示すステップST8の撮像カメラ退避工程)。
撮像カメラ16を待機位置に退避させたら、制御装置30の装置誤差検出部30d(図7)は、ステップST3で得られて画像認識部30bにおいて画像認識された第1の撮像画像(装着ヘッド15によりピックアップする前の治具部品JGを上方から下方撮像カメラ16aにより撮像して得られた画像)と、ステップST7で得られて画像認識部30bにおいて画像認識された第2の撮像画像(装着ヘッド15によりピックアップした後の治具部品JGを下方から上方撮像カメラ16bにより撮像して得られた画像)より、第1の撮像画像中の治具部品JGと第2の撮像画像中の治具部品JGとの相対位置を把握し(図8に示すステップST9の相対位置把握工程)、その把握した相対位置から、第1の撮像画像中の治具部品JGと第2の撮像画像中の治具部品JGとの位置ずれ量を装置誤差として算出(検出)する(図8に示すステップST10の装置誤差算出工程)。
すなわち本実施の形態において、制御装置30の装置誤差検出部30dは、部品装着前画像取得手段としての制御装置30の作業実行部30aにより取得された第1の撮像画像中の治具部品JG及び第2の撮像画像中の治具部品JGとの位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段として機能する。
図10に示す画像SGは、下方撮像カメラ16aの撮像によって取得された第1の撮像画像と、上方撮像カメラ16bの撮像によって取得された第2の撮像画像を同方向から見た状態に重ねて表したものであり、符号M1で示す黒丸は下方撮像カメラ16aを介して視認される治具部品JG内の認識マークM、符号M2で示す白丸は上方撮像カメラ16bを介して視認される治具部品JG内の認識マークMを表している。この場合、部品3の基板2への装着時に、下方撮像カメラ16aで撮像した基板2上の部品装着部位2aと上方撮像カメラ16bで撮像した部品3(装着ヘッド15によりピックアップした部品3)との位置ずれ量が、部品実装装置1の装置誤差のデータとして求められる。
なお、上記のようにして検出される装置誤差のデータは部品実装作業の進行に従って経時的に変化するものであり、部品実装作業の開始時だけでなく、部品実装作業の実行中も折に触れて頻繁に行う必要がある。
ここで、前述のように、制御装置30の温度調節部30cによって、治具部品載置部AR2の温度はヘッド側加熱ヒータH1によって加熱された治具用ツール20Jの温度とほぼ同じ温度になるように調節されているので、治具部品JGが装着ヘッド15によりピックアップされても治具部品JGの温度が上昇して熱変形することはなく、部品装着前の位置合わせに必要な装置誤差のデータを正確に取得することができる。
次に、図11のフローチャート及び図12の動作説明図を用いて本実施の形態における部品実装装置1による部品実装作業の実行手順を説明する。部品実装作業では、制御装置30の作業実行部30aは先ず、前述の手順によって装置誤差の検出を行う(図11に示すステップST21の装置誤差検出工程)。
制御装置30の作業実行部30aは、ステップST21の装置誤差検出工程が終了したら、ツール保持部15aの下端に取り付けられていた治具用ツール20Jが部品用ツール20に交換されるように装着ヘッド15を作動させたうえで、図示しない基板移載装置によって基板2を基板位置決め部12に移載する(図11に示すステップST22の基板移載工程)。
制御装置30の作業実行部30aは、ステップST22の基板移載工程が終了したら、反転ヘッド14によりパレット13a内の部品3をピックアップし、反転ヘッド14を回転軸R回りに回転させて部品3を表裏反転させて、装着ヘッド15の側へ移動させる(図11に示すステップST23の部品のピックアップ、反転及び移動工程)。
制御装置30の作業実行部30aは、部品3を表裏反転させた反転ヘッド14を装着ヘッド15の側へ移動させたら、反転ヘッド14が表裏反転させている部品3の直上に装着ヘッド15を移動させたうえで、装着ヘッド15によりその部品3をピックアップする(図11に示すステップST24の部品のピックアップ工程)。
制御装置30の作業実行部30aは、装着ヘッド15により部品3をピックアップしたら、装着ヘッド15を基板位置決め部12の上方に位置させたうえで撮像カメラ16を部品装着部位2aの上方の撮像位置に進出させ(図12(a)中に示す矢印F1)、下方撮像カメラ16aによって基板2上の部品装着部位2aを部品装着部位2aの上方から撮像して第3の撮像画像を取得するとともに(図12(a)。図11に示すステップST25の第3の撮像画像取得工程)、上方撮像カメラ16bによって装着ヘッド15によりピックアップした部品3を部品3の下方から撮像して第4の撮像画像を取得する(図12(b)。図11に示すステップST26の第4の撮像画像取得工程)。
このように、本実施の形態における制御装置30の作業実行部30aは、装着ヘッド15にピックアップされた部品3が装着される基板2上の部品装着部位2aを部品装着部位2aの上方から下方撮像カメラ16aにより撮像して第3の撮像画像を取得するとともに、装着ヘッド15にピックアップされた部品3を部品3の下方から上方撮像カメラ16bにより撮像して第4の撮像画像を取得する部品装着時画像取得手段として機能する。
制御装置30の作業実行部30aは、ステップST25で第3の撮像画像を取得するとともに、ステップST26で第4の撮像画像を取得したら、第3の撮像画像における部品装着部位2aと第4の撮像画像における部品3との位置ずれ量と、ステップST21で検出(算出)した装置誤差に基づいて(部品装着部位2aと部品3との位置ずれ量から装置誤差を差し引いて)、装着ヘッド15によりピックアップした部品3の基板2上の部品装着部位2aに対する位置合わせ(部品装着前の位置合わせ)を行う(図11に示すステップST27の位置合わせ工程)。
制御装置30の作業実行部30aは、ステップST27の位置合わせ工程が終了したら、撮像カメラ16を撮像位置から待機位置に退避させたうえで(図12(c)中に示す矢印F2)、装着ヘッド15を下降させ(図12(c)中に示す矢印G)、装着ヘッド15に吸着した部品3を基板2の部品装着部位2a上に装着する(図12(c)。図11に示すステップST28の部品装着工程)。これにより、装着ヘッド15に吸着させた部品3は、基板2上の部品装着部位2a上に正確に装着される。
このように、本実施の形態において、制御装置30の作業実行部30aは、取得した第3の撮像画像における部品装着部位2aと第4の撮像画像における部品との位置ずれ量及び装置誤差検出部30dにおいて検出された装置誤差に基づいて装着ヘッド15にピックアップされた部品3の部品装着部位2aに対する位置合わせを行い、そのうえで装着ヘッド15を下降させて部品3を部品装着部位2aに装着する装着ヘッド作動手段として機能する。
制御装置30の作業実行部30aは、ステップST28の部品装着工程が終了したら、現在、部品3の装着対象となっている基板2に装着すべき部品3を全て装着したかどうかの判断を行う(図11に示すステップST29の部品装着判断工程)。そして、制御装置30の作業実行部30aは、基板2に装着すべき部品3を全て装着していなかった場合には、ステップST23に戻って反転ヘッド14によるパレット13a内の部品3のピックアップ、表裏反転及び移動を行い、基板2に装着すべき部品3を全て装着していた場合には、前述の図示しない基板移載装置によって基板2を部品実装装置1の外部に移載する(図11に示すステップST30の基板搬出工程)。
制御装置30の作業実行部30aは、基板2を部品実装装置1の外部に搬出したら、まだ部品3の装着を行うべき基板2が残っているかどうかの判断を行う(図11に示すステップST31の基板有無判断工程)。そして、まだ部品3の装着を行うべき基板2が残っていた場合には、更に、ステップST21の装置誤差検出工程を実行する必要があるか否かの判断を行う(図11に示すステップST32の装置誤差検出実行判断工程)。このステップST32では、例えば、部品実装作業を開始した後、一定時間が経過し、或いは一定作業量を実行していた場合には、ステップST21の装置誤差検出工程を実行する判断を行う。
制御装置30の作業実行部30aは、ステップST32でステップST21の装置誤差検出工程を実行する必要はないと判断したときには、ステップST22に戻って基板2の基板保持台12aへの新たな移載を行い、装置誤差検出工程を実行する必要があると判断したときにはステップST21に戻って装置誤差検出工程を実行する。また、制御装置30の作業実行部30aは、ステップST31で、部品3の装着を行うべき基板2がないと判断した場合には、一連の部品実装作業を終了する。
このように本実施の形態における部品実装方法は、上記部品実装装置1による部品実装方法であり、温度調節手段(制御装置30の温度調節部30c)による温度調節がなされた治具部品載置部AR2上の治具部品JGを治具部品JGの上方から下方撮像カメラ16aにより撮像して第1の撮像画像を取得するとともに(ステップST3の第1の撮像画像取得工程)、ヘッド側加熱ヒータH1によって治具用ツール20Jが加熱された装着ヘッド15により治具部品載置部AR2上からピックアップした治具部品JGを治具部品JGの下方から上方撮像カメラ16bにより撮像して第2の撮像画像を取得する工程(ステップST7の第2の撮像画像取得工程)と、取得した第1の撮像画像中の治具部品JG及び第2の撮像画像中の治具部品JGとの位置ずれ量から装置誤差を検出する工程(ステップST10の装置誤差算出工程)と、装着ヘッド15によりピックアップした部品3が装着される基板2上の部品装着部位2aを部品装着部位2aの上方から下方撮像カメラ16aにより撮像して第3の撮像画像を取得するとともに(ステップST25の第3の撮像画像取得工程)、装着ヘッド15によりピックアップした部品3を部品3の下方から上方撮像カメラ16bにより撮像して第4の撮像画像を取得する工程(ステップST26の第4の撮像画像取得工程)と、取得した第3の撮像画像における部品装着部位2aと第4の撮像画像における部品3との位置ずれ量及び検出した装置誤差に基づいて装着ヘッド15によりピックアップした部品3の部品装着部位2aに対する位置合わせを行い、そのうえで装着ヘッド15を下降させて部品3を部品装着部位2aに装着する工程(ステップST28の部品装着工程)を含むものとなっている。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装装置1及び部品実装装置1による部品実装方法では、装着ヘッド15のツール(部品用ツール20又は治具用ツール20J)の加熱を行うヘッド側加熱ヒータH1のほか、治具部品JGが載置される治具部品載置部AR2の加熱を行う載置部側加熱ヒータH2を備え、治具部品載置部AR2の温度がヘッド側加熱ヒータH1によって加熱された装着ヘッドのツール(治具用ツール20J)の温度とほぼ同じ温度になるように載置部側加熱ヒータH2の制御がなされるようになっているので、治具部品JGが装着ヘッド15によりピックアップされても治具部品JGの温度が上昇して熱変形することはなく、部品装着前の位置合わせに必要な装置誤差のデータを正確に取得して部品3を高精度で基板2に装着することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、下方撮像カメラ16aと上方撮像カメラ16bは一体となった構成となっていたが、下方撮像カメラ16aと上方撮像カメラ16bは必ずしも一体となっていなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、部品3のピックアップ用のツール(部品用ツール20)のほかに治具部品JGのピックアップ用のツール(治具用ツール20J)を用いる構成となっていたが、部品用ツール20によって治具部品JGをピックアップできるのであれば、治具用ツール20Jを別途用意する必要はない。
また、温度変化による変形の少ないガラス材料で治具部品JGを構成した例を挙げたが、本実施の形態では装置誤差検出工程において治具部品JGの温度変化を排除することができるので、治具部品を比較的安価な金属製のものとすることも可能である。
また、上述の実施の形態では、本発明が適用される部品実装装置1は部品3を表裏(上下)反転させて基板2に装着するフリップチップボンダーであったが、本発明はフリップチップ型ではないダイボンダーのほか、表面実装型の部品実装装置等に対しても適用することができる。
部品装着前の位置合わせに必要な装置誤差のデータを正確に取得して部品を高精度で基板に装着することができる部品実装装置及び部品実装方法を提供する。
1 部品実装装置
2 基板
2a 部品装着部位
3 部品
12a 基板保持台(基板保持部)
15 装着ヘッド
16a 下方撮像カメラ(下方撮像手段)
16b 上方撮像カメラ(上方撮像手段)
20J 治具用ツール(ツール)
30a 作業実行部(部品装着前画像取得手段、部品装着時画像取得手段、装着ヘッド作動手段)
30c 温度調節部(温度調節手段)
30d 装置誤差検出部(装置誤差検出手段)
H1 ヘッド側加熱ヒータ(ヘッド側加熱手段)
H2 載置部側加熱ヒータ(載置部側加熱手段)
AR2 治具部品載置部
JG 治具部品

Claims (2)

  1. 基板を保持する基板保持部と、
    ツールの下端に吸着させてピックアップした部品を基板保持部に保持された基板上の部品装着部位に装着する装着ヘッドと、
    装着ヘッドのツールの加熱を行うヘッド側加熱手段と、
    治具部品が載置される治具部品載置部と、
    治具部品載置部の加熱を行う載置部側加熱手段と、
    治具部品載置部の温度がヘッド側加熱手段によって加熱された装着ヘッドのツールの温度とほぼ同じ温度になるように載置部側加熱手段の制御を行う温度調節手段と、
    撮像視野を下方に向けた下方撮像手段と、
    撮像視野を上方に向けた上方撮像手段と、
    温度調節手段による温度調節がなされた治具部品載置部上の治具部品を治具部品の上方から下方撮像手段により撮像して第1の撮像画像を取得するとともに、ヘッド側加熱手段によってツールが加熱された装着ヘッドにより治具部品載置部上からピックアップした治具部品を治具部品の下方から上方撮像手段により撮像して第2の撮像画像を取得する部品装着前画像取得手段と、
    部品装着前画像取得手段により取得された第1の撮像画像中の治具部品及び第2の撮像画像中の治具部品との位置ずれ量から装置誤差を検出する装置誤差検出手段と、
    装着ヘッドにピックアップされた部品が装着される基板上の部品装着部位を部品装着部位の上方から下方撮像手段により撮像して第3の撮像画像を取得するとともに、装着ヘッドにピックアップされた部品を部品の下方から上方撮像手段により撮像して第4の撮像画像を取得する部品装着時画像取得手段と、
    部品装着時画像取得手段によって取得された第3の撮像画像における部品装着部位と第4の撮像画像における部品との位置ずれ量及び装置誤差検出手段において検出された装置誤差に基づいて装着ヘッドにピックアップされた部品の部品装着部位に対する位置合わせを行い、そのうえで装着ヘッドを下降させて部品を部品装着部位に装着する装着ヘッド作動手段とを備えたことを特徴とする部品実装装置。
  2. 基板を保持する基板保持部と、ツールの下端に吸着させてピックアップした部品を基板保持部に保持された基板上の部品装着部位に装着する装着ヘッドと、装着ヘッドのツールの加熱を行うヘッド側加熱手段と、治具部品が載置される治具部品載置部と、治具部品載置部の加熱を行う載置部側加熱手段と、治具部品載置部の温度がヘッド側加熱手段によって加熱された装着ヘッドのツールの温度とほぼ同じ温度になるように載置部側加熱手段の制御を行う温度調節手段と、撮像視野を下方に向けた下方撮像手段と、撮像視野を上方に向けた上方撮像手段とを備えた部品実装装置による部品実装方法であって、
    温度調節手段による温度調節がなされた治具部品載置部上の治具部品を治具部品の上方から下方撮像手段により撮像して第1の撮像画像を取得するとともに、ヘッド側加熱手段によってツールが加熱された装着ヘッドにより治具部品載置部上からピックアップした治具部品を治具部品の下方から上方撮像手段により撮像して第2の撮像画像を取得する工程と、
    取得した第1の撮像画像中の治具部品及び第2の撮像画像中の治具部品との位置ずれ量から装置誤差を検出する工程と、
    装着ヘッドによりピックアップした部品が装着される基板上の部品装着部位を部品装着部位の上方から下方撮像手段により撮像して第3の撮像画像を取得するとともに、装着ヘッドによりピックアップした部品を部品の下方から上方撮像手段により撮像して第4の撮像画像を取得する工程と、
    取得した第3の撮像画像における部品装着部位と第4の撮像画像における部品との位置ずれ量及び検出した装置誤差に基づいて装着ヘッドによりピックアップした部品の部品装着部位に対する位置合わせを行い、そのうえで装着ヘッドを下降させて部品を部品装着部位に装着する工程とを含むことを特徴とする部品実装方法。
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