JP2012113254A - 誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】定着むらが生じにくい誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】導電性の定着ベルトを電磁誘導加熱して、記録紙にトナー像を熱定着する定着装置における誘導加熱ユニットであって、定着ベルトの外表面に沿うように設けられた湾曲した保持面179を有するコイルボビン171と、保持面179に載置され、通電により定着ベルトを電磁誘導加熱するプリントコイル173とを備え、プリントコイル173は、耐熱性樹脂からなるベースフィルムに形成されたコイルパターン配線である。
【選択図】図3

Description

本発明は、誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置に関し、特に、定着装置における記録シートの幅方向における定着品質のばらつきを抑制する技術に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、従来から、電磁誘導加熱を利用してトナー像を記録シートに熱定着する定着装置を採用するものがある(例えば、特許文献1)。
このような電磁誘導方式の定着装置は、ハロゲンヒータを熱源とする定着装置よりも省エネルギー化を図れるという利点がある。
図12(a)は、当該電磁誘導方式の定着装置500の構成を示す概略断面図であり、図12(b)は、その部分拡大図である。
図12(a)に示すように、定着装置500は、誘導加熱ユニット540と、外周部に発熱層553が設けられた押圧ローラ550と、加圧ローラ560とを備える。
誘導加熱ユニット540は、交番磁界を発生するための励磁コイル573を、コイルボビン571の保持面572に保持してなり、当該励磁コイル573の上方を覆うように強磁性体からなるアーチ磁性体コア574が配される。
コイルボビン571は、押圧ローラ550の軸と並行に延びると共に、そのコイル保持面572の横断面の形状が、発熱層553の外周面に沿って湾曲しており、そこに保持された励磁コイル573と発熱層553との距離が、周方向と押圧ローラ550の軸方向(以下、「長手方向」という。)において、ほぼ均一になるように構成されている。
これにより、励磁コイル573から発熱層553に作用する磁束密度が、特に長手方向において均一になるようにして、発熱層553に発熱むらが生じないようにしている。
図12(b)に示すように、励磁コイル573は、樹脂材料からなる絶縁性の熱融着剤573bで表面をコーティングされたリッツ線535aを、予め、コイルボビン571と同形状の湾曲面を有する巻き付け治具(不図示)に複数ターン巻回した後、所定の電流を供給することによりジュール発熱させて、隣り合うリッツ線535aの熱融着剤573b同士を熱融着させることにより、その裏面(凹曲面側)がコイルボビン571の保持面572に沿うように成形している。
このように成形された励磁コイル573は、接着剤を介して上記コイルボビン571の保持面に固定される。
特開2008−139448号公報
しかしながら、上述のような励磁コイルの製造方法では、実際にリッツ線573aを均一に巻回するのが難しく、寸法精度を確保するのが困難であり、そのため、図12(b)に示すように、コイルボビン571の保持面572と励磁コイル573との間に部分的に隙間が生じることがある。
しかも、当該隙間は、励磁コイル573の長手方向の全域に亘って生じているのものではなく、長手方向のある一部分に生じていることが多い。
このような隙間がコイルボビンの保持面と励磁コイルとの間に生じると、その部分だけ発熱層553との距離が大きくなって、発熱層553に作用する磁束密度が低下し、その結果、用紙の幅方向において定着品質がばらつく、いわゆる定着むらが発生し易い。
本発明は、上述のような課題に鑑みて為されたものであって、定着むらが生じにくい誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る誘導加熱ユニットは、導電性の発熱回転体を電磁誘導加熱して、記録紙にトナー像を熱定着する定着装置における誘導加熱ユニットであって、前記発熱回転体の外表面に沿うように設けられた湾曲面を有するコイルボビンと、前記コイルボビンの前記発熱回転体とは反対側の湾曲面に保持され、通電により前記発熱回転体を電磁誘導加熱する励磁コイルとを備え、前記励磁コイルは、耐熱性樹脂からなるフレキシブル基板に形成されたコイルパターンであることを特徴とする。
励磁コイルは、フレキシブル基板に形成されたコイルパターンであるため、柔軟性を有すると共に、厚み方向における寸法変動も小さいので、コイルボビンの湾曲面に保持される際に容易に変形し、当該湾曲面にしっかりと密着することができる。
これにより、コイルパターンと発熱回転体との距離をその長手方向において等しくすることが可能となり、発熱回転体に作用する磁束密度を均一化できるので、定着むらを生じにくくすることができる。
また、前記コイルパターンは、導体パターンが2ターン以上渦巻状にフレキシブル基板上に形成されており、前記フレキシブル基板は、前記発熱回転体の軸方向と平行な方向における両端部が折り返されており、コイルパターンの対応箇所が当該フレキシブル基板に応じて折り返された折返部を有することが望ましい。
さらに、前記折返部は、折り返す前の最外周側のコイルパターンが、最内周側のコイルパターンより内側に来ないように折り返されていることが望ましい。
また、前記コイルボビンは、前記フレキシブル基板のうちコイルパターンの存しない部分に形成された被係合部に係合して、当該励磁コイルの位置決めを行う係合部を有することが望ましい。
そして、前記被係合部は、前記フレキシブル基板のコイルパターンの存する領域の内側の領域に形成されていることが望ましい。
また、前記被係合部は、フレキシブル基板に設けられた切欠きであり、前記係合部は、コイルボビンに設けられた係合突起であることが望ましい。
もしくは、前記被係合部は、フレキシブル基板に設けられた透孔であり、前記係合部は、コイルボビンに設けられた係合ピンであるとしてもよい。
また、前記フレキシブル基板上に形成されたコイルパターンの表面を覆うようにして耐熱性樹脂からなるカバー層が形成されていることが望ましい。
ここで、前記耐熱性樹脂は、ポリイミドもしくはアラミドであることが望ましい。
また、前記コイルパターンは、導体パターンが2ターン以上渦巻状に巻回された形状をしており、前記励磁コイルのインダクタンス値が設計上の値となるように、当該励磁コイルに流す交番電流の周波数、前記金属箔の幅、厚み、ターン数が設定されていることが望ましい。
そして、前記金属箔の1ターンの幅をW、厚みをtとし、隣接する金属箔同士の離間距離をLとするとき、W≧5t、L≦W/4の関係を有することが望ましい。
なお、本発明は、上記誘導加熱ユニットを備えた定着装置としてもよく、さらに、当該定着装置を備えた画像形成装置としてもよい。
本発明の実施の形態に係る誘導加熱ユニットを備える画像形成装置の一例であるタンデム型カラープリンタの構成を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態に係る定着装置の構成を示す一部切欠き斜視図である。 (a)は上記定着装置の構造を示す概略断面図であり、(b)はその部分拡大図である。 上記定着装置における定着ベルトの積層構造を示す断面図である。 (a)は、上記定着装置における誘導加熱ユニットに使用されるプリントコイルの構成を示す平面図であり、(b)は、その両端部を折り返す前の状態を示す図である。 上記プリントコイルの断面図を示す図である。 上記プリントコイルのコイルパターン配線の一部を拡大した図である。 上記誘導加熱ユニットにおけるプリントコイルをコイルボビンに装着した状態を示す、切欠き斜視図である。 上記プリントコイルのリード部と給電線との接続構造を例示する断面図である。 上記プリントコイルと従来のリッツ線コイルにおける、ターン数とインダクタンスの関係を示すグラフである。 本発明の変形例に係るプリントコイルの構成を例示する断面図である。 (a)は従来の定着装置の構造を示す概略断面図であり、(b)はその部分拡大図である。
以下、本発明に係る誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る誘導加熱ユニットを備える画像形成装置の一例であるタンデム型カラープリンタ(以下、単に「プリンタ」という)の構成を説明するための概略図である。
同図に示すように、このプリンタ1は、画像プロセス部3、給紙部4、定着部5、光学部10および制御部60を備えており、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックからなるトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像形成を実行する。
以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
画像プロセス部3は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像部30Y、30M、30C、30K、光学部10、中間転写ベルト11などを備えている。
作像部30Yは、感光体ドラム31Y、その周囲に配設された帯電器32Y、現像器33Y、一次転写ローラ34Y、感光体ドラム31Yを清掃するためのクリーナ35Yなどを備えており、感光体ドラム31Y上にY色のトナー像を作像する。他の作像部30M〜30Kについても、作像部30Yと同様の構成になっており、同図では符号を省略している。
中間転写ベルト11は、無端状のベルトであり、駆動ローラ12と従動ローラ13に張架されて矢印A方向に回転駆動される。
光学部10は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、感光体ドラム31Y〜31Kを露光走査させる。
この露光走査により、帯電器32Y〜32Kにより帯電された感光体ドラム31Y〜31K上に静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像器33Y〜33Kにより現像されて感光体ドラム31Y〜31K上にY〜K色のトナー像が、中間転写ベルト11上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。
一次転写ローラ34Y〜34Kにより作用する静電力により中間転写ベルト11上に各色のトナー像が順次転写されフルカラーのトナー像が形成され、さらに二次転写位置46方向に移動する。
一方、給紙部4は、記録シートSを収容する給紙カセット41と、給紙カセット41内の記録シートSを搬送路43上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ42と、繰り出された記録シートSを二次転写位置46に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対44などを備えており、中間転写ベルト11上のトナー像の移動タイミングに合わせて給紙部4から記録シートSを二次転写位置に給送し、二次転写ローラ45の作用により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して記録シートS上に二次転写される。
二次転写位置46を通過した記録シートSは、定着部5に搬送される。
定着部5は電磁誘導加熱方式の定着器であって、記録シートS上のトナー像(未定着画像)を加熱、溶融して、記録シートSに定着させる。
トナー像が定着された記録シートSは、排出ローラ対71を介して排出トレイ72上に排出される。
<定着部の構成>
図2は、定着部5の構成を示す部分断面斜視図であり、図3は、定着部5の概略横断面図である。
図3に示すように、定着部5は、押圧ローラ150と、加圧ローラ160と、定着ベルト154と、誘導加熱ユニット170とを備える。
押圧ローラ150は、定着ベルト154に遊挿されると共に、押圧ローラ150と加圧ローラ160とが平行に配置されており、定着ベルト154を介して加圧ローラ160を不図示の付勢機構で押圧ローラ150側に付勢することにより、定着ベルト154と加圧ローラ160との間に定着ニップが形成され、この定着ニップを記録シートSが通過することにより記録シートS上に形成されたトナー像Tが溶融・加圧されて定着するようになっている。
以下、各部の詳細について説明する。
<加圧ローラの構成>
図2に示すように、加圧ローラ160は、ローラ軸161、弾性層162および離型層163を備えている。
ローラ軸161は、例えば、アルミニウム製のシャフトであり、不図示の駆動機構により回転駆動される。
弾性層162は、シリコーンスポンジゴムなどからなる円筒状の弾性体である。
離型層163は、PFA等のフッ素系樹脂からなる樹脂層である。
<押圧ローラの構成>
押圧ローラ150は、ローラ軸152、断熱弾性層153およびガイドプレート157を備えている。
ローラ軸152は、例えば、アルミ製のシャフトであり、両端部が不図示の軸受によって支持されている。
断熱弾性層153は、高弾性及び高断熱性を有するシリコーンゴムのスポンジ体であって、ローラ軸152の両端部を除く部分を覆うように設けられている。
ガイドプレート157は、定着ベルト154の縁に当接して、当該定着ベルト154の幅方向(ローラ軸152の軸方向)における位置を規制する鍔状の部材であり、ローラ軸151の他方の端部にも装着される。
<定着ベルト154の構成>
図4は、定着ベルト154の積層構造を示す断面図である。
同図に示すように、定着ベルト154は、内周面側から金属発熱層154c、弾性層154b、及び離型層154aが積層されてなる。
金属発熱層154cは、Ni電鋳スリーブからなっており、誘導加熱ユニット170が発生する交番磁束により誘導電流が流れることによってジュール発熱する。
弾性層154bは、例えば、シリコーンゴムからなり、離型層154aはPFA樹脂チューブなどからなる。
<誘導加熱ユニット>
誘導加熱ユニット170は、定着ベルト154に向けて交番磁界を発生させるものであり、図2に示すようにコイルボビン部171、サイド磁性体コア172、プリントコイル173、アーチ磁性体コア174および蓋部175などからなる。
コイルボビン部171は、プリントコイル173をその保持面179に保持して、プリントコイル173が定着ベルト154の周面に沿って配されるように位置決めするためのものであり、耐熱性と絶縁性を有する樹脂材料を射出成形して製造される。当該樹脂材料として、液晶ポリマーなど温度による寸法変化の少ないものを用いるのがより望ましい。
図3に示すように保持面179は、定着ベルト154の外表面の周方向に沿って湾曲しており、当該保持面179に沿って保持されたプリントコイル173と、定着ベルト154表面との距離がどの部分でもほぼ同じとなるように構成されている。
コイルボビン部171の湾曲した保持面179の周方向の両縁部には、それぞれ定着ベルト154から遠ざかる方向(以下、「外方」という。)に向かうように、1対のフランジ部177が立設されており、また、当該保持面179の周方向の中央部には、1対の縦壁部176aおよび176bが同じく外方に向けて立設されている。
縦壁部176aおよび176bは、コイルボビン部171の長手方向両端部において繋がっており(不図示)、一体として中央縦壁部176を構成する。
また、縦壁部176aおよび176bに沿って、保持面179から複数の突起部178が立設されており、プリントコイル173の位置決めに使用される。詳しくは後述する。
一対のサイド磁性体コア172は、それぞれ強磁性材からなる長尺状のものであって、コイルボビン部171の各フランジ部177の内壁に沿って配設される。
また、アーチ磁性体コア174も強磁性材からなり、上記1対のサイド磁性体コア172に跨るようにして配設されている。
蓋部175は、樹脂などの絶縁材料からなり、サイド磁性体コア172、プリントコイル173及びアーチ磁性体コア174を収容した状態のコイルボビン部171に蓋をするためのものであり、ユーザが誤って直接プリントコイル173などに触れることがないようにしている。
プリントコイル173は、不図示の高周波インバータに接続され、10〜100〔kHz〕、100〜2000〔W〕の高周波電力が供給されることによって、交番磁界を発生させるものである。
図5(a)、(b)は、当該プリントコイル173の構造を示す平面図であり、また、図6は、プリントコイルシート173の部分断面図である。
同図5(a)に示すように、プリントコイル173は、例えば、10ターン程度のコイルパターン配線181(励磁コイル)が形成された柔軟性を有するシート状コイルであり、より具体的には、図6に示すように、ベースフィルム(フレキシブル基板)191上に、コイルパターン配線181が形成されたものの表面に、カバーレイ194が耐熱性および柔軟性を備えた接着層193によって接着されてなる。
ここで、ベースフィルム191やカバーレイ194は、柔軟性と高耐熱性を兼ね備えた樹脂材料、例えば、ポリイミドやアラミドなどからなる。
そして、ベースフィルム191の長手方向(定着ベルト154の回転軸方向と平行な方向)における両端部が、図5(b)に示す折り返し位置において折り返されており、これに伴い、コイルパターン配線181およびカバーレイ194の対応箇所がベースフィルム191に応じて折り返されている(図5(a)参照)。
プリントコイル173のコイルパターン配線181の存する領域の内側には、中央透孔180aが設けられている。
また、図5(b)は、当該両端部が折り曲げられる前のプリントコイル173(以下、「プリントコイルシート173a」という。)の形状を示す図である。
同図5(b)に示すように、コイルパターン配線181は、帯状の銅箔が矩形状に巻回されてなる巻き線部181aと、その両端から引き出されているリード線部181b、181cとからなる。
コイルパターン配線181は、例えば、図6に示すベースフィルム191の上面に電解めっき処理により銅箔を形成し、これにエッチング処理を施して形成される。
その厚みtは、通電する高周波電流の周波数と銅の導電率に依存して決定される表皮深さの2倍程度に設定されていることが望ましい。
何故ならば、プリントコイル173は、高周波駆動されることにより表皮効果が生じるため、電流は主にコイルパターン配線181の表面を流れ、表皮深さよりも深い部分ではあまり電流が流れない。
本実施の形態では、厚みtは、0.4mmに設定されている。
上記では、コイルパターン配線181は銅箔としたが、これに限らず、金、銀およびアルミニウムなどの電気抵抗の小さな金属を用いても構わない。
上述のようにしてベースフィルム191にコイルパターン配線181を形成した後に、片面に接着剤が塗布されたカバーレイ194を、その接着剤の層が、ベースフィルム191上のコイルパターン配線181が形成された主面に合わさるようにして被せ、加熱及び加圧してラミネート加工することによりプリントコイルシート173aが生成される。
このようなプリントコイルシートは、大判のベースフィルムに複数のコイルパターン配線を形成した後、同じく大判のカバーレイを貼り合わせ、その後、個々のプリントコイルシートに裁断することにより製造できるので、寸法精度が高いにもかかわらず、製造コストを低く抑えることができる。
図7は、コイルパターン配線181の巻き線部181aの部分拡大図である。
同図に示すように、各ターンの配線幅をWp、隣り合うターン同士の隙間をWcとすると、効率的に交番磁界を発生するためには、これらとコイルパターンの厚みtとは、経験的に以下の関係を満足することが望ましい。
(式1) Wp≧5t
(式2) Wc≦Wp/4
(式1)のように配線幅Wpを5t以上とすることにより、コイルパターン配線の抵抗値を下げてジュール熱の発生を抑制し、これにより電力消費のロスを低減できると共に、ジュール熱が発生しても、その表面積が大きいので、放熱効果が高い。
また、(式2)のように配線間の隙間Wcを小さくすることにより、コイルの占積率が上がるので、良好な磁界時分布を得やすい。
なお、上記(式1)(式2)では、それぞれ配線幅Wpの上限や隙間Wcの下限値が規定されていないが、当業者であればそれらの限界値を容易に決定することができる。
すなわち、プリントコイル173の設置面積は、装置の設計上自ずから限定されて来る、プリントコイル173に必要なインダクタンスも予め設計段階で決定され、それに応じてターン数も決定されることになる。
そして、隣り合う配線の隙間Wcを小さくすればするほど、配線幅Wpを大きく設定できると共に、発生する磁界分布を良好に維持できる。
隙間Wcを小さく設定し過ぎると、通常のプリント基板よりも銅箔が厚いため、隣り合う配線同士がショートする可能性があるが、むしろ製造上の制約により、絶縁距離(隙間Wc)を小さくすることの方が困難であるため、当該隙間Wcは、少なくとも製作可能な範囲で絶縁距離が確保できる幅が必要となる。
このようにして隙間Wcの最小値が特定できれば、この隙間Wcの最小値と、設計上決定されたプリントコイル173の設置面積およびターン数との関係から配線幅Wpの最大値を得ることができる。
本実施の形態では、配線幅Wpが2.5mmで、隣り合う配線の距離Wcが0.2mmに設定されている。
図8は、このようなプリントコイル173のコイルボビン部171への装着状態を示す、切欠き斜視図である。
同図に示すように、プリントコイル173において、コイルパターン配線181の存する領域の内側の領域に設けられた複数の係合孔180bに、コイルボビン部171の複数の突起部178が個々に挿嵌されて係合することにより、プリントコイル173のコイルボビン部171に対する位置決めが行われる構成となっている。
これにより、コイルパターン配線181の位置決め精度が向上し、その直線部分の延びる方向と定着ベルト154の回転軸方向との平行度を高めることができ、加熱むらの発生、ひいては定着むらの発生を抑制することができる。
特に、従来の励磁コイルでは、長手方向の両端部を除く部分において、リッツ線をきれいな直線状とすること自体、高度な巻き線技術が必要であったが、本実施の形態におけるプリントコイル173は、エッチング技術を利用して寸法精度が極めて高いコイルパターン配線181を作製できるため、上記位置決めさえしっかりとすれば、プリントコイル173のコイルパターン配線181の直線部分と定着ベルト154の回転軸方向との平行度を高めることができ、加熱むらの発生の抑制が可能となる。
さらに、同図に示すように、プリントコイル173は、プリントコイルシート173aの両端部を折り返したものであり、折り返した部分を接着剤(不図示)で接着した構成となっている。
当該両端部の折り返しは、図5(a)に示すように、両端部における最外周側の配線パターン部分181dが、最内周側の配線パターン部分181eに重なるように折り曲げられている。
このようにしたのは、次の通りである。
(理由)
加熱対象である定着ベルト154は、幅方向(プリントコイル173の長手方向)における両端部は、外方向に熱が逃げ易いため温度が低下し易い。
配線パターン部分181dを最内周側の配線パターン部分181eに重ねる位置で、プリントコイルシート173aの両端部を折り曲げる構成とすることで、当該両端部において、コイルパターン配線181が上下に重複する構成と同様となり、その分だけ両端部における磁束密度が高まり、定着ベルト154の幅方向の両端部における温度低下を抑制することができるからである。
また、プリントコイルシート173aの両端部を折り返した部分を接着する代わりに、折り曲げて重なりが生じている部分の上方から、保持面179の形状に沿った押圧面を有する押圧部材(不図示)で押圧して密着させる構成としてもよい。
そして、図8に示すように、プリントコイル173の中央透孔180aに中央縦壁部176が挿通される際、リード線部181bおよび181cと干渉しないように、リード線部181bおよび181cは、それぞれの根元部分で折り曲げられている。
リード線部181bおよび181cは、それぞれ不図示の高周波インバータに連絡する配線と接続される。
図9は、この接続部分の構造を示す断面図である。
同図に示されるように、リード線部181bにおいては、プリントコイル173の配線露出部181fが、半田205によって、配線ケーブル202の芯線203に半田付けされている。また、芯線203の半田付けされていない箇所は絶縁材料201で被覆されており、半田付け箇所は絶縁チューブ204で被覆されている。
ここで、配線露出部181fと芯線203との接続には、半田に代えて、銀ろうを用いても良い。銀ろうは耐熱性が高いので好適である。
なお、リード線部181cの接続構造も、上述のリード線部181bの接続構造と同様であるため説明を省略する。
このようにプリントコイル173の長手方向における両端部を内側に折り曲げることにより、当該両端部における磁束密度を上げて、定着ベルト154両端部における温度の落ち込みを防止することができると共に、長手方向の長さを折り曲げた分だけ短くすることができ、定着部の小型化を図れる。
また、図10は、プリントコイル173における巻き線部181aのターン数および従来の撚り線コイルの巻き線のターン数と、インダクタンスLsとの関係を示すグラフである。
ここで、プリントコイル173は、配線幅Wpの値が2.5mm、隣り合う配線の距離Wcの値が0.2mm、厚みtが0.2mmのものを使用している。
一方、従来の撚り線コイルは、素線径がφ0.15の素線を115本撚ったリッツ線である。
同図に示すように、プリントコイル173は、従来の撚り線コイルの巻き線と同等の巻数で、当該従来の撚り線コイルよりもインダクタンスを1.33倍程度と大きくすることができる。
ここで、磁束密度は、インダクタンスに比例するので、従来と同等の磁束密度を確保するには、コイルパターン配線181のターン数を25%程度少なくすることができ、例えば、従来、撚り線コイルで10ターンのものを採用していた場合、コイルパターン配線181では、7.5ターンのものを用いればよい。これにより、コンパクト化を図れる。
もしくは、磁束密度は、コイルに流す電流に比例するので、コイルパターン配線181のターン数を、従来の撚り線コイルのターン数と同じにしたままで、プリントコイル173に流す電流の値を従来よりも低減して省電力化を図ることができる。
さらに、コイルパターン配線181に流す電流が小さくなれば、コイルパターン配線181の厚みtも、その分薄くすることができ、プリントコイル173のコストを低減することもできる。
<変形例>
本発明は、上述のような実施の形態に限られるものではなく、次のような変形例であってもよい。
(1)上記実施の形態においては、接着剤を用いてカバーレイ194を接着することによってコイルパターン配線181を絶縁し、保護する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
図11は、本変形例に係るプリントコイルの断面図である。同図に示されるように、コイルパターン配線181の上からポリイミドワニスを全面に塗布して、乾燥させることによってカバーレイ195を形成しても良い。
このようにすれば、耐熱温度の高い(例えば、300℃以上。)ポリイミドワニスを採用することによって、高温環境下(例えば、200℃以上。)でもカバーレイ195が軟化しないようにすることができるので、プリントコイルの耐熱性を向上させることができる。
従って、高温環境に曝される定着装置での使用に適している。
(2)上記実施の形態では、プリントコイル173において、コイルパターン配線181の存する領域の内側の領域に設けられた複数の係合孔180bに、コイルボビン部171の複数の突起部178が個々に挿嵌されることで、プリントコイル173の位置決めが行われる構成としたが、この構成に限られない。
例えば、複数の係合孔を、プリントコイル173におけるコイルパターン配線181の存する領域の外側の領域(プリントコイル173の周方向における両端部)に設け、コイルボビン部171において、これらの係合孔と対応する位置に突起を設け、両者を係合させることで、プリントコイル173を位置決めする構成としてもよい。
なお、複数の係合孔180bは、以下の理由により、プリントコイル173におけるコイルパターン配線181の存する領域の外側の領域に設けるよりも、内側の領域に設けた方が望ましい。
即ち、プリントコイル173の長手方向と直交する方向(以下、「短手方向」という。)は、定着ベルト154の周方向となっており、定着ベルト154において磁力線が通過する範囲を大きくするためには、なるべく巻き線部181aの短手方向における幅W(図4参照)を大きく設定する必要がある。
コイルボビン部171の外形形状はそのままにして、複数の係合孔180bを、プリントコイル173におけるコイルパターン配線181の存する領域の外側の領域に設けた場合、係合孔180bが存在する部分には巻き線部181aが設けられなくなるため、その分、幅Wが小さくならざるを得ないが、コイルパターン配線181の存する領域の内側の領域に設けた場合、巻き線部181aの幅Wをよりも大きくすることができるからである。
さらに、プリントコイル173において上記係合孔を設ける代わりに、プリントコイル173の内周縁(中央透孔180aの縁部)もしくは外周縁に切欠きを設け、コイルボビン部171の保持面179もしくは中央縦壁部176の当該切欠きに対応する位置にリブ状の係合突起を設け、切欠きと係合突起とを係合させることで、プリントコイル173の位置決めを行う構成としてもよい。
(3)また、上記実施の形態では、図5(a)に示すように、上記両端部の折り返しは、両端部における最外周側の配線パターン部分181dが、最内周側の配線パターン部分181eに重なるように行ったが、定着ベルト154の両端部の温度低下を改善する必要があまりない場合には、上記両端部の折り返しは、両端部における最外周側の配線パターン部分181dが、最内周側の配線パターン部分181eよりも外側に位置するように折り曲げられてもよいであろう。
ここで、両端部における最外周側の配線パターン部分181dを、最内周側の配線パターン部分181eよりも内側となるように折り曲げる構成も考えられるが、もともと最内周側の配線パターン部分181eは、誘導加熱ユニット170の省スペース化が図れるように、記録シートの最大通紙幅に応じて、プリントコイル173のできるだけ中心寄りに位置するように設定されている筈なので、これよりも内側に最内周側の配線パターン部分181eが位置するように、プリントコイルシート173aの両端部を折り曲げることが可能であれば、その分、最内周側の配線パターン部分181eを中心寄りに近づけるのが妥当であると考えられる。
さらに、プリントコイルシート173aを端部のみ、また、全面に複数枚上下に重ねた構成としても構わない。
(4)上記実施の形態では、プリントコイル173は、1枚のプリントコイルシート173aの両端部を折り返した構成としたが、誘導加熱ユニット170のコンパクト化、もしくは、定着ベルト154における両端部の温度低下の抑制を図る必要がなければ、両端部を折り返さない構成であっても構わない。
(5)上記実施の形態では、プリントコイル173の巻き線部181aを10ターンとしたが、この構成に限られない。
何故なら、実際には、加熱対象となる定着ベルト154の金属発熱層154cの材質などによってもプリントコイル173のインダクタンスの値は変動する。
このため、シミュレーションや試験等を実施し、励磁コイルのインダクタンス値が設計上の値に近づくように、プリントコイル173に流す電流の周波数、コイルパターン配線181の配線の幅Wp、厚みtおよびターン数が設定されるべきものである。
(6)上記実施の形態では、定着ベルト154に押圧ローラ150が遊挿されている構成としたが、これに限られない。
例えば、定着ベルト154の周回に伴って回転せず、固定された状態で、定着ベルト154を周回方向に案内しつつ、加圧ローラ160により定着ベルト154を介して押圧される押圧部材が定着ベルト154の周回経路内側に遊挿されている構成であってもよい。
もしくは、定着ベルト154を設ける代わりに、押圧ローラ150の断熱弾性層153の外表面に金属発熱層154cを設けてもよい。
(7)なお、上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラーデジタルプリンタに適用した場合の例を説明したが、これに限られず、誘導加熱により定着ベルトなどの導電性の発熱回転体を加熱して記録シート上の未定着画像を熱定着させる誘導加熱ユニットを備えた全ての定着装置および画像形成装置に適用することができる。
また、上記実施の形態および上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明は、誘導加熱により発熱回転体を加熱して記録シート上の未定着画像を熱定着させる誘導加熱ユニット、定着装置および画像形成装置に広く適用することができる。
1 プリンタ
3 画像プロセス部
30Y,30M,30C,30K 作像部
4 給紙部
5,105 定着部
10 光学部
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 従動ローラ
31 感光体ドラム
32 帯電器
33 現像器
34 一次転写ローラ
35 クリーナ
41 給紙カセット
42 ローラ
43 搬送路
44 タイミングローラ対
45 二次転写ローラ
46 二次転写位置
60 制御部
71 排出ローラ対
72 排出トレイ
150 押圧ローラ
152 ローラ軸
153 断熱弾性層
154 定着ベルト
154 誘導発熱層
154a 離型層
154b 弾性層
154c 金属発熱層
156 離型層
160 加圧ローラ
161 ローラ軸
162 弾性層
163 離型層
170 誘導加熱ユニット
171 コイルボビン部
172 サイド磁性体コア
173 プリントコイル
173a プリントコイルシート
174 アーチ磁性体コア
175 蓋部
176 中央縦壁部
176a、176b 縦壁部
177 フランジ部
178 突起部
179 保持面
180a 中央透孔
180b 係合孔
181 コイルパターン配線
181a 巻き線部線部
181b、181c リード線部
181d 最外周側の配線パターン部分
181e 最内周側の配線パターン部分
181f 配線露出部
191 ベースフィルム
193 接着層
194、195 カバーレイ
201 絶縁材料
202 配線ケーブル
203 芯線
205 半田
204 絶縁チューブ

Claims (13)

  1. 導電性の発熱回転体を電磁誘導加熱して、記録紙にトナー像を熱定着する定着装置における誘導加熱ユニットであって、
    前記発熱回転体の外表面に沿うように設けられた湾曲面を有するコイルボビンと、
    前記コイルボビンの前記発熱回転体とは反対側の湾曲面に保持され、通電により前記発熱回転体を電磁誘導加熱する励磁コイルと
    を備え、
    前記励磁コイルは、耐熱性樹脂からなるフレキシブル基板に形成されたコイルパターンである
    ことを特徴とする誘導加熱ユニット。
  2. 前記コイルパターンは、導体パターンが2ターン以上渦巻状にフレキシブル基板上に形成されており、
    前記フレキシブル基板は、前記発熱回転体の軸方向と平行な方向における両端部が折り返されており、コイルパターンの対応箇所が当該フレキシブル基板に応じて折り返された折返部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱ユニット。
  3. 前記折返部は、折り返す前の最外周側のコイルパターンが、最内周側のコイルパターンより内側に来ないように折り返されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱ユニット。
  4. 前記コイルボビンは、前記フレキシブル基板のうちコイルパターンの存しない部分に形成された被係合部に係合して、当該励磁コイルの位置決めを行う係合部を有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の誘導加熱ユニット。
  5. 前記被係合部は、前記フレキシブル基板のコイルパターンの存する領域の内側の領域に形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の誘導加熱ユニット。
  6. 前記被係合部は、フレキシブル基板に設けられた切欠きであり、
    前記係合部は、コイルボビンに設けられた係合突起であることを特徴とする請求項4または5に記載の誘導加熱ユニット。
  7. 前記被係合部は、フレキシブル基板に設けられた透孔であり、
    前記係合部は、コイルボビンに設けられた係合ピンであることを特徴とする請求項4または5に記載の誘導加熱ユニット。
  8. 前記フレキシブル基板上に形成されたコイルパターンの表面を覆うようにして耐熱性樹脂からなるカバー層が形成されていること
    を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の誘導加熱ユニット。
  9. 前記耐熱性樹脂は、ポリイミドもしくはアラミドであること
    を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の誘導加熱ユニット。
  10. 前記コイルパターンは、導体パターンが2ターン以上渦巻状に巻回された形状をしており、
    前記励磁コイルのインダクタンス値が設計上の値となるように、当該励磁コイルに流す交番電流の周波数、前記金属箔の幅、厚み、ターン数が設定されている
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の誘導加熱ユニット。
  11. 前記金属箔の1ターンの幅をW、厚みをtとし、隣接する金属箔同士の離間距離をLとするとき、
    W≧5t
    L≦W/4
    の関係を有することを特徴とする請求項10に記載の誘導加熱ユニット。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の誘導加熱ユニットを備える
    ことを特徴とする定着装置。
  13. 請求項12に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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