JP2012113254A - 誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性の定着ベルトを電磁誘導加熱して、記録紙にトナー像を熱定着する定着装置における誘導加熱ユニットであって、定着ベルトの外表面に沿うように設けられた湾曲した保持面179を有するコイルボビン171と、保持面179に載置され、通電により定着ベルトを電磁誘導加熱するプリントコイル173とを備え、プリントコイル173は、耐熱性樹脂からなるベースフィルムに形成されたコイルパターン配線である。
【選択図】図3
Description
このような電磁誘導方式の定着装置は、ハロゲンヒータを熱源とする定着装置よりも省エネルギー化を図れるという利点がある。
図12(a)は、当該電磁誘導方式の定着装置500の構成を示す概略断面図であり、図12(b)は、その部分拡大図である。
誘導加熱ユニット540は、交番磁界を発生するための励磁コイル573を、コイルボビン571の保持面572に保持してなり、当該励磁コイル573の上方を覆うように強磁性体からなるアーチ磁性体コア574が配される。
これにより、励磁コイル573から発熱層553に作用する磁束密度が、特に長手方向において均一になるようにして、発熱層553に発熱むらが生じないようにしている。
しかも、当該隙間は、励磁コイル573の長手方向の全域に亘って生じているのものではなく、長手方向のある一部分に生じていることが多い。
本発明は、上述のような課題に鑑みて為されたものであって、定着むらが生じにくい誘導加熱ユニット、定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
これにより、コイルパターンと発熱回転体との距離をその長手方向において等しくすることが可能となり、発熱回転体に作用する磁束密度を均一化できるので、定着むらを生じにくくすることができる。
さらに、前記折返部は、折り返す前の最外周側のコイルパターンが、最内周側のコイルパターンより内側に来ないように折り返されていることが望ましい。
そして、前記被係合部は、前記フレキシブル基板のコイルパターンの存する領域の内側の領域に形成されていることが望ましい。
もしくは、前記被係合部は、フレキシブル基板に設けられた透孔であり、前記係合部は、コイルボビンに設けられた係合ピンであるとしてもよい。
また、前記フレキシブル基板上に形成されたコイルパターンの表面を覆うようにして耐熱性樹脂からなるカバー層が形成されていることが望ましい。
また、前記コイルパターンは、導体パターンが2ターン以上渦巻状に巻回された形状をしており、前記励磁コイルのインダクタンス値が設計上の値となるように、当該励磁コイルに流す交番電流の周波数、前記金属箔の幅、厚み、ターン数が設定されていることが望ましい。
なお、本発明は、上記誘導加熱ユニットを備えた定着装置としてもよく、さらに、当該定着装置を備えた画像形成装置としてもよい。
<画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る誘導加熱ユニットを備える画像形成装置の一例であるタンデム型カラープリンタ(以下、単に「プリンタ」という)の構成を説明するための概略図である。
画像プロセス部3は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像部30Y、30M、30C、30K、光学部10、中間転写ベルト11などを備えている。
作像部30Yは、感光体ドラム31Y、その周囲に配設された帯電器32Y、現像器33Y、一次転写ローラ34Y、感光体ドラム31Yを清掃するためのクリーナ35Yなどを備えており、感光体ドラム31Y上にY色のトナー像を作像する。他の作像部30M〜30Kについても、作像部30Yと同様の構成になっており、同図では符号を省略している。
光学部10は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、感光体ドラム31Y〜31Kを露光走査させる。
一次転写ローラ34Y〜34Kにより作用する静電力により中間転写ベルト11上に各色のトナー像が順次転写されフルカラーのトナー像が形成され、さらに二次転写位置46方向に移動する。
定着部5は電磁誘導加熱方式の定着器であって、記録シートS上のトナー像(未定着画像)を加熱、溶融して、記録シートSに定着させる。
トナー像が定着された記録シートSは、排出ローラ対71を介して排出トレイ72上に排出される。
<定着部の構成>
図2は、定着部5の構成を示す部分断面斜視図であり、図3は、定着部5の概略横断面図である。
押圧ローラ150は、定着ベルト154に遊挿されると共に、押圧ローラ150と加圧ローラ160とが平行に配置されており、定着ベルト154を介して加圧ローラ160を不図示の付勢機構で押圧ローラ150側に付勢することにより、定着ベルト154と加圧ローラ160との間に定着ニップが形成され、この定着ニップを記録シートSが通過することにより記録シートS上に形成されたトナー像Tが溶融・加圧されて定着するようになっている。
<加圧ローラの構成>
図2に示すように、加圧ローラ160は、ローラ軸161、弾性層162および離型層163を備えている。
ローラ軸161は、例えば、アルミニウム製のシャフトであり、不図示の駆動機構により回転駆動される。
離型層163は、PFA等のフッ素系樹脂からなる樹脂層である。
<押圧ローラの構成>
押圧ローラ150は、ローラ軸152、断熱弾性層153およびガイドプレート157を備えている。
断熱弾性層153は、高弾性及び高断熱性を有するシリコーンゴムのスポンジ体であって、ローラ軸152の両端部を除く部分を覆うように設けられている。
ガイドプレート157は、定着ベルト154の縁に当接して、当該定着ベルト154の幅方向(ローラ軸152の軸方向)における位置を規制する鍔状の部材であり、ローラ軸151の他方の端部にも装着される。
<定着ベルト154の構成>
図4は、定着ベルト154の積層構造を示す断面図である。
金属発熱層154cは、Ni電鋳スリーブからなっており、誘導加熱ユニット170が発生する交番磁束により誘導電流が流れることによってジュール発熱する。
弾性層154bは、例えば、シリコーンゴムからなり、離型層154aはPFA樹脂チューブなどからなる。
誘導加熱ユニット170は、定着ベルト154に向けて交番磁界を発生させるものであり、図2に示すようにコイルボビン部171、サイド磁性体コア172、プリントコイル173、アーチ磁性体コア174および蓋部175などからなる。
コイルボビン部171は、プリントコイル173をその保持面179に保持して、プリントコイル173が定着ベルト154の周面に沿って配されるように位置決めするためのものであり、耐熱性と絶縁性を有する樹脂材料を射出成形して製造される。当該樹脂材料として、液晶ポリマーなど温度による寸法変化の少ないものを用いるのがより望ましい。
コイルボビン部171の湾曲した保持面179の周方向の両縁部には、それぞれ定着ベルト154から遠ざかる方向(以下、「外方」という。)に向かうように、1対のフランジ部177が立設されており、また、当該保持面179の周方向の中央部には、1対の縦壁部176aおよび176bが同じく外方に向けて立設されている。
また、縦壁部176aおよび176bに沿って、保持面179から複数の突起部178が立設されており、プリントコイル173の位置決めに使用される。詳しくは後述する。
一対のサイド磁性体コア172は、それぞれ強磁性材からなる長尺状のものであって、コイルボビン部171の各フランジ部177の内壁に沿って配設される。
蓋部175は、樹脂などの絶縁材料からなり、サイド磁性体コア172、プリントコイル173及びアーチ磁性体コア174を収容した状態のコイルボビン部171に蓋をするためのものであり、ユーザが誤って直接プリントコイル173などに触れることがないようにしている。
図5(a)、(b)は、当該プリントコイル173の構造を示す平面図であり、また、図6は、プリントコイルシート173の部分断面図である。
そして、ベースフィルム191の長手方向(定着ベルト154の回転軸方向と平行な方向)における両端部が、図5(b)に示す折り返し位置において折り返されており、これに伴い、コイルパターン配線181およびカバーレイ194の対応箇所がベースフィルム191に応じて折り返されている(図5(a)参照)。
また、図5(b)は、当該両端部が折り曲げられる前のプリントコイル173(以下、「プリントコイルシート173a」という。)の形状を示す図である。
同図5(b)に示すように、コイルパターン配線181は、帯状の銅箔が矩形状に巻回されてなる巻き線部181aと、その両端から引き出されているリード線部181b、181cとからなる。
その厚みtは、通電する高周波電流の周波数と銅の導電率に依存して決定される表皮深さの2倍程度に設定されていることが望ましい。
何故ならば、プリントコイル173は、高周波駆動されることにより表皮効果が生じるため、電流は主にコイルパターン配線181の表面を流れ、表皮深さよりも深い部分ではあまり電流が流れない。
上記では、コイルパターン配線181は銅箔としたが、これに限らず、金、銀およびアルミニウムなどの電気抵抗の小さな金属を用いても構わない。
上述のようにしてベースフィルム191にコイルパターン配線181を形成した後に、片面に接着剤が塗布されたカバーレイ194を、その接着剤の層が、ベースフィルム191上のコイルパターン配線181が形成された主面に合わさるようにして被せ、加熱及び加圧してラミネート加工することによりプリントコイルシート173aが生成される。
図7は、コイルパターン配線181の巻き線部181aの部分拡大図である。
(式1) Wp≧5t
(式2) Wc≦Wp/4
(式1)のように配線幅Wpを5t以上とすることにより、コイルパターン配線の抵抗値を下げてジュール熱の発生を抑制し、これにより電力消費のロスを低減できると共に、ジュール熱が発生しても、その表面積が大きいので、放熱効果が高い。
なお、上記(式1)(式2)では、それぞれ配線幅Wpの上限や隙間Wcの下限値が規定されていないが、当業者であればそれらの限界値を容易に決定することができる。
すなわち、プリントコイル173の設置面積は、装置の設計上自ずから限定されて来る、プリントコイル173に必要なインダクタンスも予め設計段階で決定され、それに応じてターン数も決定されることになる。
隙間Wcを小さく設定し過ぎると、通常のプリント基板よりも銅箔が厚いため、隣り合う配線同士がショートする可能性があるが、むしろ製造上の制約により、絶縁距離(隙間Wc)を小さくすることの方が困難であるため、当該隙間Wcは、少なくとも製作可能な範囲で絶縁距離が確保できる幅が必要となる。
本実施の形態では、配線幅Wpが2.5mmで、隣り合う配線の距離Wcが0.2mmに設定されている。
同図に示すように、プリントコイル173において、コイルパターン配線181の存する領域の内側の領域に設けられた複数の係合孔180bに、コイルボビン部171の複数の突起部178が個々に挿嵌されて係合することにより、プリントコイル173のコイルボビン部171に対する位置決めが行われる構成となっている。
特に、従来の励磁コイルでは、長手方向の両端部を除く部分において、リッツ線をきれいな直線状とすること自体、高度な巻き線技術が必要であったが、本実施の形態におけるプリントコイル173は、エッチング技術を利用して寸法精度が極めて高いコイルパターン配線181を作製できるため、上記位置決めさえしっかりとすれば、プリントコイル173のコイルパターン配線181の直線部分と定着ベルト154の回転軸方向との平行度を高めることができ、加熱むらの発生の抑制が可能となる。
当該両端部の折り返しは、図5(a)に示すように、両端部における最外周側の配線パターン部分181dが、最内周側の配線パターン部分181eに重なるように折り曲げられている。
(理由)
加熱対象である定着ベルト154は、幅方向(プリントコイル173の長手方向)における両端部は、外方向に熱が逃げ易いため温度が低下し易い。
配線パターン部分181dを最内周側の配線パターン部分181eに重ねる位置で、プリントコイルシート173aの両端部を折り曲げる構成とすることで、当該両端部において、コイルパターン配線181が上下に重複する構成と同様となり、その分だけ両端部における磁束密度が高まり、定着ベルト154の幅方向の両端部における温度低下を抑制することができるからである。
そして、図8に示すように、プリントコイル173の中央透孔180aに中央縦壁部176が挿通される際、リード線部181bおよび181cと干渉しないように、リード線部181bおよび181cは、それぞれの根元部分で折り曲げられている。
図9は、この接続部分の構造を示す断面図である。
同図に示されるように、リード線部181bにおいては、プリントコイル173の配線露出部181fが、半田205によって、配線ケーブル202の芯線203に半田付けされている。また、芯線203の半田付けされていない箇所は絶縁材料201で被覆されており、半田付け箇所は絶縁チューブ204で被覆されている。
なお、リード線部181cの接続構造も、上述のリード線部181bの接続構造と同様であるため説明を省略する。
このようにプリントコイル173の長手方向における両端部を内側に折り曲げることにより、当該両端部における磁束密度を上げて、定着ベルト154両端部における温度の落ち込みを防止することができると共に、長手方向の長さを折り曲げた分だけ短くすることができ、定着部の小型化を図れる。
ここで、プリントコイル173は、配線幅Wpの値が2.5mm、隣り合う配線の距離Wcの値が0.2mm、厚みtが0.2mmのものを使用している。
同図に示すように、プリントコイル173は、従来の撚り線コイルの巻き線と同等の巻数で、当該従来の撚り線コイルよりもインダクタンスを1.33倍程度と大きくすることができる。
もしくは、磁束密度は、コイルに流す電流に比例するので、コイルパターン配線181のターン数を、従来の撚り線コイルのターン数と同じにしたままで、プリントコイル173に流す電流の値を従来よりも低減して省電力化を図ることができる。
<変形例>
本発明は、上述のような実施の形態に限られるものではなく、次のような変形例であってもよい。
図11は、本変形例に係るプリントコイルの断面図である。同図に示されるように、コイルパターン配線181の上からポリイミドワニスを全面に塗布して、乾燥させることによってカバーレイ195を形成しても良い。
従って、高温環境に曝される定着装置での使用に適している。
例えば、複数の係合孔を、プリントコイル173におけるコイルパターン配線181の存する領域の外側の領域(プリントコイル173の周方向における両端部)に設け、コイルボビン部171において、これらの係合孔と対応する位置に突起を設け、両者を係合させることで、プリントコイル173を位置決めする構成としてもよい。
即ち、プリントコイル173の長手方向と直交する方向(以下、「短手方向」という。)は、定着ベルト154の周方向となっており、定着ベルト154において磁力線が通過する範囲を大きくするためには、なるべく巻き線部181aの短手方向における幅W(図4参照)を大きく設定する必要がある。
(4)上記実施の形態では、プリントコイル173は、1枚のプリントコイルシート173aの両端部を折り返した構成としたが、誘導加熱ユニット170のコンパクト化、もしくは、定着ベルト154における両端部の温度低下の抑制を図る必要がなければ、両端部を折り返さない構成であっても構わない。
何故なら、実際には、加熱対象となる定着ベルト154の金属発熱層154cの材質などによってもプリントコイル173のインダクタンスの値は変動する。
このため、シミュレーションや試験等を実施し、励磁コイルのインダクタンス値が設計上の値に近づくように、プリントコイル173に流す電流の周波数、コイルパターン配線181の配線の幅Wp、厚みtおよびターン数が設定されるべきものである。
例えば、定着ベルト154の周回に伴って回転せず、固定された状態で、定着ベルト154を周回方向に案内しつつ、加圧ローラ160により定着ベルト154を介して押圧される押圧部材が定着ベルト154の周回経路内側に遊挿されている構成であってもよい。
(7)なお、上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラーデジタルプリンタに適用した場合の例を説明したが、これに限られず、誘導加熱により定着ベルトなどの導電性の発熱回転体を加熱して記録シート上の未定着画像を熱定着させる誘導加熱ユニットを備えた全ての定着装置および画像形成装置に適用することができる。
3 画像プロセス部
30Y,30M,30C,30K 作像部
4 給紙部
5,105 定着部
10 光学部
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 従動ローラ
31 感光体ドラム
32 帯電器
33 現像器
34 一次転写ローラ
35 クリーナ
41 給紙カセット
42 ローラ
43 搬送路
44 タイミングローラ対
45 二次転写ローラ
46 二次転写位置
60 制御部
71 排出ローラ対
72 排出トレイ
150 押圧ローラ
152 ローラ軸
153 断熱弾性層
154 定着ベルト
154 誘導発熱層
154a 離型層
154b 弾性層
154c 金属発熱層
156 離型層
160 加圧ローラ
161 ローラ軸
162 弾性層
163 離型層
170 誘導加熱ユニット
171 コイルボビン部
172 サイド磁性体コア
173 プリントコイル
173a プリントコイルシート
174 アーチ磁性体コア
175 蓋部
176 中央縦壁部
176a、176b 縦壁部
177 フランジ部
178 突起部
179 保持面
180a 中央透孔
180b 係合孔
181 コイルパターン配線
181a 巻き線部線部
181b、181c リード線部
181d 最外周側の配線パターン部分
181e 最内周側の配線パターン部分
181f 配線露出部
191 ベースフィルム
193 接着層
194、195 カバーレイ
201 絶縁材料
202 配線ケーブル
203 芯線
205 半田
204 絶縁チューブ
Claims (13)
- 導電性の発熱回転体を電磁誘導加熱して、記録紙にトナー像を熱定着する定着装置における誘導加熱ユニットであって、
前記発熱回転体の外表面に沿うように設けられた湾曲面を有するコイルボビンと、
前記コイルボビンの前記発熱回転体とは反対側の湾曲面に保持され、通電により前記発熱回転体を電磁誘導加熱する励磁コイルと
を備え、
前記励磁コイルは、耐熱性樹脂からなるフレキシブル基板に形成されたコイルパターンである
ことを特徴とする誘導加熱ユニット。 - 前記コイルパターンは、導体パターンが2ターン以上渦巻状にフレキシブル基板上に形成されており、
前記フレキシブル基板は、前記発熱回転体の軸方向と平行な方向における両端部が折り返されており、コイルパターンの対応箇所が当該フレキシブル基板に応じて折り返された折返部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱ユニット。 - 前記折返部は、折り返す前の最外周側のコイルパターンが、最内周側のコイルパターンより内側に来ないように折り返されている
ことを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱ユニット。 - 前記コイルボビンは、前記フレキシブル基板のうちコイルパターンの存しない部分に形成された被係合部に係合して、当該励磁コイルの位置決めを行う係合部を有する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の誘導加熱ユニット。 - 前記被係合部は、前記フレキシブル基板のコイルパターンの存する領域の内側の領域に形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の誘導加熱ユニット。 - 前記被係合部は、フレキシブル基板に設けられた切欠きであり、
前記係合部は、コイルボビンに設けられた係合突起であることを特徴とする請求項4または5に記載の誘導加熱ユニット。 - 前記被係合部は、フレキシブル基板に設けられた透孔であり、
前記係合部は、コイルボビンに設けられた係合ピンであることを特徴とする請求項4または5に記載の誘導加熱ユニット。 - 前記フレキシブル基板上に形成されたコイルパターンの表面を覆うようにして耐熱性樹脂からなるカバー層が形成されていること
を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の誘導加熱ユニット。 - 前記耐熱性樹脂は、ポリイミドもしくはアラミドであること
を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の誘導加熱ユニット。 - 前記コイルパターンは、導体パターンが2ターン以上渦巻状に巻回された形状をしており、
前記励磁コイルのインダクタンス値が設計上の値となるように、当該励磁コイルに流す交番電流の周波数、前記金属箔の幅、厚み、ターン数が設定されている
ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の誘導加熱ユニット。 - 前記金属箔の1ターンの幅をW、厚みをtとし、隣接する金属箔同士の離間距離をLとするとき、
W≧5t
L≦W/4
の関係を有することを特徴とする請求項10に記載の誘導加熱ユニット。 - 請求項1から11のいずれかに記載の誘導加熱ユニットを備える
ことを特徴とする定着装置。 - 請求項12に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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