JP2012112286A - アイドルストップ車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間駐車等によってバッテリの特性が劣化した場合にも、エンジンを最初に始動する際に、バッテリを満充電状態に充電してアイドルストップ制御が開始できるようにし、バッテリの性能劣化を防止しつつ良好なアイドルストップ制御を行なって燃費を向上する。
【解決手段】エンジン3が停止した状態での長時間駐車等によって鉛バッテリ2の性能が低下しても、アイドルストップ制御部11の推定手段により、エンジン停止中の鉛バッテリ2の消費電流とエンジン停止時間(駐車時間)とに基づいてその間の鉛バッテリ2の放電量を推定し、推定した放電量が鉛バッテリ2に充電されるまでは、アイドルストップ制御部11の禁止手段によりアイドルストップ制御を禁止し、鉛バッテリ2が確実に満充電状態に充電されてからアイドルストップ制御を開始する。
【選択図】図1

Description

この発明は、アイドルストップ車の制御装置に関し、詳しくは、バッテリの放電に対する制御の向上に関する。
従来、アイドルストップ車の制御装置は、IG(イグニッション)オンの操作によりエンジンを始動すると、その後は、IGオフの操作によりエンジンが停止するまで、アイドルストップ制御を実行し、所定の停止条件の成立によりエンジンを自動停止し、所定の再始動条件の成立によりエンジンを自動的に再始動することをくり返す。
このようなアイドルストップ車の駆動用のバッテリとして鉛バッテリを使用する場合、エンジンの始動、再始動により放電したバッテリは、オルタネータの発電出力で充電されるが、バッテリの充電状態(SOC)が一定状態を下回ると、エンジンの再始動が困難になるおそれがあるため、アイドルストップ制御中にはバッテリの充放電電流の積算から充電状態を監視して制御の許可/不許可が決定され、不許可になると、アイドルストップ制御が禁止される。
ところで、IGオン操作によるエンジン始動の際(初回始動の際)には、バッテリの状態が不明であるので、バッテリが一旦満充電状態に充電されるのを待ってからアイドルストップ制御が開始される。そのため、バッテリの状態によってはアイドルストップの開始までに時間がかる。
そこで、本出願人は、エンジン始動の際、一定時間内にバッテリが満充電状態にならなくても、バッテリの蓄電状態から甘めに充電完了とみなし、バッテリが満充電状態になるのを待たずにアイドルストップ制御を許可して開始し、また、満充電状態になるのを待たずにアイドルストップを開始したときは、バッテリの充放電収支の監視に基づき、安全性を見込んでアイドルストップ制御を早目に打ち切ってバッテリを充電し、アイドルストップの性能を改善することを既に出願している(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−174827号公報
特許文献1に記載の既出願の発明のように、バッテリ性能が低下した場合に、バッテリの充電状態(SOC)が満充電(略100%の充電)状態にならなくても、甘めに充電完了とみなしてアイドルストップ制御を許可して開始し、その後、安全性を見込んでアイドルストップ制御を早目に打ち切ってバッテリを充電するようにしたとしても、IGオフの操作によりエンジンを停止して長時間駐車等した後などには、エンジン停止中にも車内の回路部がバッテリの電力を消費するので、バッテリの状態は不明になる。
したがって、IGオンの操作に基づくエンジン始動の際には、オルタネータの発電出力でバッテリが略100%の満充電状態に一旦充電されてから、アイドルストップ制御が許可される。
そして、バッテリが満充電状態になったことは、バッテリに流入する充電電流が充電完了を示す所定値(例えば5A)未満に低下することから判断されるが、サルフェーションによって性能が劣化したバッテリの場合、満充電状態にならなくてもバッテリに流入する充電電流が前記所定値未満になることがある。
そこで、サルフェーションによって性能が劣化したバッテリの場合、不十分な充電状態でアイドルストップ制御が開始されるおそれがあり、この場合、バッテリの特性がさらに劣化等する。
本発明は、長時間駐車等によってバッテリの特性が劣化した場合にも、バッテリを確実に満充電状態に充電してアイドルストップ制御が開始できるようにし、バッテリの性能劣化を防止しつつ良好なアイドルストップ制御を行なって燃費を向上することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のアイドルストップ車の制御装置は、所定の停止条件の成立によりエンジンを自動停止し、自動停止したエンジンを所定の再始動条件の成立により自動的に再始動するアイドルストップ車の制御装置であって、エンジン停止中のバッテリの消費電流とエンジン停止時間とに基づいてエンジン停止中のバッテリの放電量を推定する推定手段と、前記推定手段が推定した放電量がバッテリに充電されるまでアイドルストップ制御を禁止する禁止手段とを備えたことを特徴としている(請求項1)。
また、本発明のアイドルストップ車の制御装置は、バッテリの充電電流が所定値未満の状態になって所定時間が経過しても前記推定手段が推定した放電量がバッテリに充電されなかった場合は、アイドルストップ制御の禁止を解除する解除手段をさらに備えたことを特徴としている(請求項2)。
請求項1に記載の発明によれば、エンジンが停止した状態での長時間駐車等によってバッテリの性能が低下しても、推定手段により、エンジン停止中のバッテリの消費電流(略一定の電流)とエンジン停止時間(駐車時間)とに基づいてその間のバッテリの放電量を推定し、エンジン始動後、推定した放電量がバッテリに充電されるまでは、禁止手段がアイドルストップ制御を禁止するので、サルフェーションによってバッテリの性能が劣化した状態でのIGオンの操作によりエンジンを始動しても、バッテリが確実に満充電状態に充電されてからアイドルストップ制御を開始することができ、バッテリの性能劣化を防止しつつ良好なアイドルストップ制御を行なって燃費を向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、エンジン始動後の充電によりバッテリの充電電流が充電完了状態を示す所定値未満の状態に減少した状態になって所定時間が経過しても、推定手段が推定した放電量がバッテリに充電されなければ、解除手段によりアイドルストップ制御の禁止が解除されてアイドルストップ制御が開始され、停止条件の成立によりエンジンが自動停止される。
したがって、エンジン始動後、バッテリが設定された所定時間充電された場合は、バッテリが完全な満充電状態に充電されなくても、例外的に、充電を終了してアイドルストップ制御を開始し、アイドルストップ制御の開始が大幅に遅れることがないようにすることができる。
本発明のアイドルストップ車の制御装置の一実施形態のブロック図である。 図1のエンジンが最初に始動されるときのアイドルストップ制御部の一部の制御例のフローチャートである。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、本発明の一実施形態について、図1および図2を参照して詳述する。
図1はアイドルストップ車1の制御装置のブロック構成を示し、アイドルストップ車1は、軽量化、小型化等を図るため、電源として12Vの比較的小容量の1個の鉛バッテリ2を備える。鉛バッテリ2が本発明の車載のバッテリであり、負極端子はアイドルストップ車1の筐体に接続されている。
図1において、3はアイドルストップ車1のエンジン、4はエンジン3のトランスミッション側の無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)でありエンジン3との間にトルクコンバータ(ロックアップクラッチを含む)5が介在する。
6はエンジン3を始動するスタータであり、リレー7を介して鉛バッテリ2から給電される。8は鉛バッテリ2の正極端子とリレー7との間に鉛バッテリ2に接近して設けられたバッテリ温度、バッテリ電流のセンサであり、鉛バッテリ2の温度、電流を検出する。9はエンジン3の回転力がベルト10を介して伝達されるオルタネータであり、走行中等に発電出力で鉛バッテリ2を充電する。
11はアイドルストップ制御のECUが形成するアイドルストップ制御部、12はエンジン制御のECUが形成するエンジン制御部、13はABS(antilocked braking system)制御のECUが形成するABS制御部、14はCVT制御のECUが形成するCVT制御部であり、各制御部11〜14はそれぞれマイクロコンピュータ等により形成され、CAN等の通信バス15を介して情報をやり取りする。
16はダッシュボードのコンビネーションメータが形成する表示部であり、通信バス15から各種の表示データを受信する。
17はアイドルストップ制御部11にアイドルストップ車1の傾き度合い(加速状態)の情報を与えるGセンサ(加速度センサ)、18はABS制御部13に車速の検出情報を与える車輪速センサ、19はABS制御部13にブレーキ機構のマスタシリンダ圧の検出情報を与える液圧センサである。
そして、アイドルストップ車1の概略の制御および動作を説明すると、ドライバがIGキー(図示せず)をオン操作してエンジンスタートを指令することにより、IGオンの信号が例えば通信バス15からアイドルストップ制御部11に入力され、この入力に基づいてアイドルストップ制御部11はリレー7を瞬時通電してオンし、鉛バッテリ2の電源をスタータ6に給電してスタータ6を始動し、停止していたエンジン3を始動する(初回始動)。エンジン3が始動してオルタネータ9の発電電力で鉛バッテリ2が一旦満充電状態に充電されると、その後は、IGキーのオフ操作でエンジン3が停止するまで、アイドルストップ制御部11がアイドルストップ制御を実行する。
アイドルストップ制御部11には、通信バス15を介してエンジン制御部12の情報(エンジンの回転数や冷却水温等のエンジンの情報および、鉛バッテリ2の電流、温度等の情報)、ABS制御部13のマスタシリンダ圧等の情報、CVT制御部14のロックアップ情報や、Gセンサ17の傾き度合いの情報、図示省略したストップランプスイッチ、カーテシスイッチ等の車内各所のスイッチ等の情報が入力される。
そして、これらの情報に基づき、アイドルストップ制御中のアイドルストップ制御部11は、交通信号の赤信号等にしたがってドライバがブレーキペダルを踏み込み、マスタシリンダ圧が所定の踏込圧以上になっていることを検出すると、アイドルストップ制御の所定の停止条件(例えばストップランプが点灯していて車速が0又は所定車速以下である等の条件)の成立を確認することにより、エンジン制御部12にエンジン停止を指令し、エンジン制御部12が燃料スロットルを絞ったりしてエンジン3を自動停止する。
つぎに、交通信号が青信号に変わる等してドライバがブレーキペダルから足を離し、マスタシリンダ圧が所定の開放圧に低下したことを検出すると、アイドルストップ車1がアイドルストップ制御の所定の再始動条件(例えばストップランプが消灯していてドアが閉じている等の条件)の成立を確認することにより、アイドルストップ制御部11はリレー7を瞬時通電してオンし、鉛バッテリ2の電源をスタータ6に給電してスタータ6を始動し、停止しているエンジン3を自動的に再始動する。
以降、アイドルストップ制御部11のアイドルストップ制御により、所定の停止条件の成立に基づくエンジン3の自動停止と、所定の再始動条件の成立に基づくエンジン3の自動的な再始動とが交互に行なわれる。
つぎに、IGオンの操作(IGキーのオン操作)に基づくエンジン3の始動時(初回始動時)のアイドルストップ制御部11の処理について説明する。
アイドルストップ制御中のアイドルストップ制御部11は、鉛バッテリ2が放電した状態でのエンジン3の再始動の発生を防止するため、エンジン制御部12から入力されるセンサ8のバッテリ電流の測定情報(例えば、充電方向は正、放電方向は負の電流値の情報)を積算し、積算結果から、常時、バッテリ2の充電状態を精度よく監視し、監視結果に基づいてアイドルストップの許可/不許可を決定する。
しかしながら、例えばIGオフの操作(IGキーのオフ操作)によりエンジン3を停止した状態でアイドルストップ車1を車庫等に長時間駐車していたような場合、ドライバがアイドルストップ車1のIGキーをオン操作し、IGオンの操作に基づいてエンジン3を始動するときには、それまでのエンジン停止中の間に消費している電流は測定できないため、バッテリ2の充電状態は不明になっている。そこで、IGオンの操作に基づいてエンジン3を始動するときには、アイドルストップ制御部11は、オルタネータ9の発電出力で鉛バッテリ2が一旦満充電状態になってからアイドルストップ制御を許可する。
そして、鉛バッテリ2が満充電状態になることは、センサ8の充電電流が前記した充電完了を示す所定値(例えば5A)未満に低下することから検出される。そのため、鉛バッテリ2の性能がサルフェーションによって劣化していると、満充電状態にならなくても鉛バッテリ2に流入する充電電流が前記所定値未満になることがあり、満充電状態の誤検出が発生する。
そこで、本実施形態においては、アイドルストップ制御部11に、本発明の推定手段と禁止手段とを備える。推定手段、禁止手段はマイクロコンピュータがそれぞれのプログラムを実行して形成される。
車庫等に駐車するため、IGオフの操作に基づいてIGオフ信号が例えば通信バス15からアイドルストップ制御部11に入力されると、アイドルストップ制御部11がエンジン制御部12にエンジンの停止を指令し、エンジン制御部12からアイドルストップ制御部11に取り込まれるエンジン3の回転数が0になることからアイドルストップ制御部11はエンジン3の停止を確認する。このとき、推定手段がタイマを起動してエンジン3の停止期間を計時する。
計時するエンジン3の停止期間は、概略、IGオフの操作からつぎのIGオンの操作までの期間であり、具体的には、例えばIGオフの操作でエンジン3が停止してからIGオンの操作によるIGオン信号がアイドルストップ制御部11に入力されるまで(またはスタータ6によりエンジン3が始動されるまで)の期間である。
ところで、エンジン3の停止期間には鉛バッテリ2からアイドルストップ制御部11等の停電バックアップ動作等を行なう回路部に消費電流(この消費電流の総量を、以下、暗電流という)が流れて鉛バッテリ2の電力を消費し、鉛バッテリ2が放電する。停電バックアップ動作等を行なう回路部は決まっており、暗電流は略一定である。そのため、暗電流とエンジン3の停止期間との積から、その間の鉛バッテリ2の放電量を推定できる。
そこで、推定手段は、鉛バッテリ2の暗電流が予め設定され、暗電流にタイマが計時するエンジン3の停止期間を乗算して、測定困難なエンジン停止中の鉛バッテリ2の放電量を精度よく推定する。なお、前記の乗算は、タイマの起動から停止までの間に繰り返し行なってもよく、タイマが計時を終了したときにのみ行なってもよい。
禁止手段は、IGオンの操作によってエンジン3が始動される際、具体的には、アイドルストップ制御部11にIGオン信号が入力されて推定手段のタイマが計時を終了した直後(またはそれより後のスタータ6によりエンジン3が始動された直後)に、推定手段の推定結果の放電量、すなわち、それまでのエンジン停止中の鉛バッテリ2の推定された放電量を取り込む。さらに、スタータ6によりエンジン3が始動されてオルタネータ9の発電出力で鉛バッテリ2が充電され始めると、センサ8のバッテリ電流の測定情報を積算して鉛バッテリ2の充電量(この充電量を、以下、初期充電量という)を測定する。
そして、初期充電量が推定した放電量以上になって推定手段が推定した放電量が鉛バッテリ2に充電されるまでは、禁止手段はアイドルストップ制御を禁止し、所定の停止条件が成立してもエンジン制御部12へのエンジン停止の指令は出力されない。
推定手段が推定した放電量が鉛バッテリ2に充電されると、禁止手段はアイドルストップ制御の禁止を解除し、所定の停止条件の成立によりアイドルストップ制御部11がエンジン制御部12にエンジン停止の指令を出力してエンジン3を自動停止する。
この場合、エンジン3の始動後(初回始動後)、推定した放電量が鉛バッテリ2に充電されるまでは、禁止手段がアイドルストップ制御を禁止するので、エンジン3を停止した長時間の駐車等に基づきサルフェーションによって鉛バッテリ2の性能が劣化した状態でエンジン3を始動しても、鉛バッテリ2が確実に満充電状態に充電されてからアイドルストップ制御が開始される。したがって、鉛バッテリ2の性能劣化を防止しつつ良好なアイドルストップ制御を行なってアイドルストップ車1の燃費を向上することができる。
ところで、禁止手段がアイドルストップ制御を禁止している間に、何らかの原因で、鉛バッテリ2に流入する充電電流が前記所定値(例えば5A)未満になった状態で、充電時間としては十分な例えば60s経過するときは、それ以上に充電を続けると、アイドルストップ制御の開始が大幅に遅れることになってドライバ(ユーザ)が不満を感じる可能性が高くなる。
そこで、本実施形態の場合、アイドルストップ制御部11に解除手段をさらに備える。解除手段もマイクロコンピュータがそのプログラムを実行して形成される。
そして、IGオンの操作によってエンジン3が始動される際、アイドルストップ制御に先立って鉛バッテリ2が充電されるが、このとき、鉛バッテリ2に流入する充電電流が前記所定値未満になった状態で例えば60s経過しても初期充電量の充電が終了しなければ、解除手段が、禁止手段によるアイドルストップ制御の禁止を強制解除し、鉛バッテリ2が完全な満充電状態に充電されなくても、例外的に、充電を終了してアイドルストップ制御を開始し、アイドルストップ制御の開始が大幅に遅れることがないようにする。
図2はアイドルストップ制御部11の上記推定手段、禁止手段、解除手段によるエンジンスタート時の処理手順例を示し、IGオフの操作でエンジン3が停止すると、推定手段がタイマを起動してエンジン停止中の時間を計時する(ステップS1およびステップS2のNO)。つぎにIGオンの操作でエンジン3が始動される際には(ステップS2のYES)、推定手段が設定された暗電流値とエンジン停止中のタイマの計時時間との積からバッテリ2のエンジン停止中の放電量を推定し(ステップS3)、アイドルストップ制御を禁止して鉛バッテリ3を充電する(ステップS4)。
そして、鉛バッテリ2の充電電流が、充電電流<5Aに減少するまでは、ステップS5のNOを通ってステップS4に戻り、アイドルストップ制御を禁止して鉛バッテリ2の充電が続けられる。
さらに、鉛バッテリ2の充電電流が充電電流<5Aに減少すると(ステップS5のYES)、その状態になってから60s経過するまでは(ステップS6のNO)、初期充電量≧推定された放電量(=タイマの計時時間×暗電流値)になるまでアイドルストップ制御を禁止して鉛バッテリ2の充電がさらに続けられる(ステップS7のNO)。
そして、鉛バッテリ2の充電電流が充電電流<5Aに減少してから60s経過する前に推定された放電量の充電が終了すると(ステップS7のYES)、禁止手段により、その時点でアイドルストップ制御の禁止が解除されてアイドルストップ制御が開始される(ステップS8)。
一方、鉛バッテリ2の充電電流が充電電流<5Aに減少してから60s経過すると(ステップS6のYES)、初期充電量<推定された放電量(=タイマの計時時間×暗電流値)であっても、その時点で、解除手段によりアイドルストップ制御の禁止が強制的に解除されてアイドルストップ制御が開始される(ステップS8)。
したがって、前記実施形態の場合、エンジン3が停止した状態での長時間駐車等に基づき、サルフェーションによって鉛バッテリ2の性能が劣化した状態でのIGオンの操作によりエンジン3を始動すると、鉛バッテリ2が確実に満充電状態に充電されてからアイドルストップ制御を開始することができ、鉛バッテリ2の性能劣化を防止しつつ良好なアイドルストップ制御を行なって燃費を向上することができる。しかも、アイドルストップ制御を禁止した状態での鉛バッテリ2の充電を所定時間(60s)行なっても、推定した放電量が鉛バッテリ2に充電されなければ、アイドルストップ制御の禁止が例外的に強制解除され、アイドルストップ制御の開始が大幅に遅れることがなく、ドライバ(ユーザ)に不満を感じさせることがない。
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能であり、例えば、本発明の推定手段、禁止手段、解除手段はアイドルストップ制御部11以外の制御部等に設けるようにしてもよい。また、それらの処理手順等は図2の手順に限るものではない。さらに、本発明の所定時間は60sに限るものではない。
つぎに、本発明のバッテリは、どのような容量の鉛バッテリであってもよく、アイドルストップ車1に複数個搭載されていてもよい。また、鉛バッテリ以外の車載のバッテリ(二次電池)であってもよく、充電完了を示す所定値は5Aに限るものではない。
つぎに、本発明のアイドルストップ車は、変速機の構成がCVTでなくてもよく、自動変速機等の構成であってもよい。
そして、本発明は、エンジン3のみを駆動源とするアイドルストップ車1だけでなく、エンジン3と燃料電池等を駆動源とするハイブリッド車等の種々のアイドルストップ車にも同様に適用することができる。
1 アイドルストップ車
2 鉛バッテリ
3 エンジン
8 センサ
11 アイドルストップ制御部

Claims (2)

  1. 所定の停止条件の成立によりエンジンを自動停止し、自動停止したエンジンを所定の再始動条件の成立により自動的に再始動するアイドルストップ車の制御装置であって、
    エンジン停止中のバッテリの消費電流とエンジン停止時間とに基づいてエンジン停止中のバッテリの放電量を推定する推定手段と、
    前記推定手段が推定した放電量がバッテリに充電されるまでアイドルストップ制御を禁止する禁止手段とを備えたことを特徴とするアイドルストップ車の制御装置。
  2. 請求項1に記載のアイドルストップ車の制御装置であって、
    バッテリの充電電流が所定値未満の状態になって所定時間が経過しても前記推定手段が推定した放電量がバッテリに充電されなかった場合は、アイドルストップ制御の禁止を解除する解除手段をさらに備えたことを特徴とするアイドルストップ車の制御装置。
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