JP2012111468A - 作業車輌の原動部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン(11)の出力軸(31A)に軸支された第1プーリ(31B)及び第2プーリ(31C)をエンジン(11)の機体外側の部位に設け、ラジエータファン(26)と排塵ファン(27)の間に、ラジエータファン(26)の回転軸(26A)に軸支された第1入力プーリ(62)と排塵ファン(27)の回転軸(27A)に軸支された第2入力プーリ(63)を設ける構成としたことにより解決される。
【選択図】図5
Description
コンバインは、穀稈の刈取、脱穀、選別、排藁処理を行う過程で、前部の刈取装置からは、立毛穀稈の切断や搬送によって藁屑や塵埃が発生し、後部からは、脱穀処理や脱穀後の排稈切断処理によって発生した藁屑、塵埃等を排出するので、コンバインの機体周囲には多量の藁屑や塵埃が巻き上げられる。この巻き上げられた藁屑等がエンジンカバーやラジエータカバーの濾過体に付着し、これらの濾過体が目詰まった場合、濾過体の外側から内側に十分な外気を吸入することができなくなり、ラジエータの冷却効率が低下し、場合によってはエンジンがオーバヒートする恐れがある。
また、ラジエータ用ファンの正転状態時の吸入能力に比べ、ラジエータ用ファンの逆転状態時の排気能力が低いため、ラジエータカバーの濾過体に付着した藁屑、塵埃等を十分除去することができず、除去できない藁屑、塵埃等により濾過体が目詰まりを起こし、ラジエータの冷却効率が低下し、その結果、エンジンがオーバヒートすると言う問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消することにある。
請求項1に係る発明は、エンジン(11)の冷却水を冷却するラジエータ(21)と、該ラジエータ(21)の外側に配置した外気濾過用の濾過体(24)と、前記ラジエータ(21)の機体内側に配置した正転駆動状態と非駆動状態とに切換可能な外気吸入用のラジエータファン(26)と、該ラジエータファン(26)の機体内側に配置した逆転駆動状態と非駆動状態とに切換可能な排気用の排塵ファン(27)とを有し、
前記エンジン(11)の出力軸(31A)に軸支された第1出力プーリ(31C)及び第2出力プーリ(31B)をエンジン(11)の機体外側の部位に設け、
前記ラジエータファン(26)と前記排塵ファン(27)の間に、前記ラジエータファン(26)の回転軸(26A)に軸支された第1入力プーリ(62)及び前記排塵ファン(27)の回転軸(27A)に軸支された第2入力プーリ(63)を設け、
前記第1出力プーリ(31C)から前記第1入力プーリ(62)へ伝動する第1ベルト(72)と前記第2出力プーリ(31B)から第2入力プーリ(63)へ伝動する第2ベルト(73)を背反的に緊張または弛緩させる駆動状態切換手段(45)を設けたことを特徴とする作業車輌の原動部構造である。
また、この第1ベルト(72)及び第2ベルト(73)を駆動状態切換手段(45)により背反的に緊張または弛緩させ、ラジエータファン(26)と排塵ファン(27)の駆動状態の切換えを行なうため、駆動状態切換手段(45)、第1ベルト(72)及び第2ベルト(73)の耐久性に優れ、保守・点検作業の頻度を低減することができる。
さらに、ラジエータファン(26)と排塵ファン(27)を備えるため、正転駆動状態でのラジエータファン(26)の吸入能力及び逆転状態での排塵ファン(27)の排出能力が高く、エンジン(11)のオーバヒートを効果的に防止し作業能力を高めることができる。
図10、図11に示すように、エンジンルーム10の後側にはコンバイン1の駆動源であるエンジン11設けられている。
エンジンルーム10の外側の上方にはグレンタンク7に取付けられたエアクリーナ160が設けられ、エアクリーナ160のエア排出口162とエンジン11のエア取込口165は、ターボ164を介してエアクリーナ配管163で接続されている。また、エンジンルーム10の外側の後側には燃料タンク157が配置され、燃料タンク157とエンジン11は、燃料中の不純物を除去する燃料フィルタ156とエンジン11に燃料を供給する燃料ポンプ155を介し接続されている。なお、エンジン11で燃焼された燃料は排気配管170及びマフラ171を介しコンバイン1の外側に排気される。
導風体(シュラウド)150は、エンジン11とグレンタンク7を区画するエンジン11の上方に配置された上方導風体と、エンジン11とグレンタンク7を区画するエンジン11の後側に配置された後側導風体と、エンジン11とラジエータ21等を区画するエンジン11の前側に配置された前側導風体とにより構成され、上方導風体の前後側部に設けられたブラケット(図示省略)によりそれぞれエンジンルーム10の前後フレームに取付けられている。なお、後側導風体は、上方導風体の後側端部からクーリングファン14の中心部に対向する位置まで下方に延在し、前側導風体は、上方導風体の前側端部からクーリングファン14の中心部に対向する位置まで下方に延在している。
また、クーリングファン14により吸入された外気の一部は、後側導風体の下方を通りエンジンルーム10の外側後方に向かって送風され、燃料ポンプ155、燃料フィルタ156及び燃料タンク157を冷却した後、コンバイン1の外側に放出される。その結果、エンジン11に供給される燃料の温度は低下し、エンジン11の出力の安定性を高めることができる。
さらに、クーリングファン14により吸入された外気の一部は、前側導風体の下方を通りエンジンルーム10の前側に向かって送風され、インタークーラ12、オイルクーラ57A,57B及びラジエータ21を冷却した後、機体外側に排出される。その結果、インタークーラ12、オイルクーラ57A,57B及びラジエータ21の冷却効果が高まり、エンジン11のオーバヒートを抑制することができる。
後述するラジエータファン26の正転駆動時に、インタークーラ12の冷却効率を高めるため、インタークーラ12のインタークーラ配管13Aを上方に向かい垂直に取付けている。
エンジン11の出力軸31Aの回転は、機体外側に設けられたプーリ(第1出力プーリ)31C、プーリ(第1入力プーリ)62を介しベルト(第1ベルト)72によりラジエータファン26に伝動され、エンジン11の出力軸31Aの回転は、機体外側に設けられたプーリ(第2出力プーリ)31B、プーリ(第2入力プーリ)63及びギアボックス64を介しベルト(第2ベルト)73により排塵ファン27に伝動される。
なお、排塵ファン27の有効外径は、ラジエータファン26の有効外径と同一径としているが、図12に示すように、排塵ファン27の有効外径をラジエータファン26の有効外径よりも小径にすることもできる。
第1シュラウドの形状は、ラジエータファン26の外周に沿わせて円形状あるいは多角形状に成形し、排塵ファン27による内気の送風の抵抗を小さくするため、第1シュラウドは薄板状の鋼板により成形されている。
第2シュラウドの形状は、排塵ファン27の外周に沿わせて円形状あるいは多角形状に成形し、ラジエータファン26による外気の吸入の抵抗を小さくするため、第2シュラウドは薄板状の鋼板により成形するのが望ましい。
ギアボックス64は、入力側の中間軸65Aに軸支されたギア64Cと出力側の中間軸65Bに軸支されたギア64Dとが噛合い、例えば、入力側のプーリ64Aが時計方向に回転する場合、出力側のプーリ64Bは反時計方向に回転する。
なお、ギア64Cと中間軸65A及びギア64Dと中間軸65Bは一体に形成することもできる。また、排塵ファン27に換え、反対方向に傾斜した排塵羽根27Bを有する排塵ファン27を用いた場合、ギアボックス64を介在させる必要はなく部品点数を削減することができる。
一方、回転軸41Aに軸支され回転軸41Aを中心に回転するアーム42Aを時計方向に回転させ、アーム42Aの先端部に設けられたテンションローラ37Aをプーリ64Bとプーリ63に巻掛けされたベルト73から離間させベルト73のテンションを弛緩させ、エンジン11の出力軸31Aの回転をプーリ63が軸支された回転軸27Aに伝動することなく遮断する。
なお、図15に示すように、電動モータ45は、制御装置84により制御されており、ラジエータ21とエンジン11の間に取付けられた温度センサ83、穀粒排出筒8を起動する作業クラッチ(穀粒排出クラッチ)111A,111B、脱穀装置4を起動する作業クラッチ(脱穀クラッチ)104または刈取装置6を起動する作業クラッチ(刈取クラッチ)115が入力されていない場合、操作者が誤って電動モータ45の駆動入力操作をしても電動モータ45は作動しない。また、ラジエータファン26の慣性による正転、排塵ファン27の慣性による逆転を強制的に停止するため、アーム42,42Aにそれぞれブレーキ板(図示省略)を設けることができる。
一方、回転軸41Aに軸支され回転軸41Aを中心に回転するアーム42Aを反時計方向に回転させ、アーム42Aの先端部に設けられたテンションローラ37Aをプーリ64Bとプーリ63に巻掛けされたベルト73に押圧しベルト73緊張させ、エンジン11の出力軸31Aの回転をプーリ63が軸支された回転軸27Aに伝動する。
ラジエータファン26の駆動状態の切換えをラジエータファン26に取付けられたプーリ62とエンジン11の出力軸31Aに軸支されたプーリ31Cとに巻掛けされているベルト72のテンションを電動モータ45により緊張または弛緩させて行なうことから、ベルト72の耐久性に優れ保守、点検作業の頻度が低減でき、ラジエータファン26の駆動状態の切換えも短時間で行なうことができる。
排塵ファン27の駆動状態の切換えを排塵ファン27に取付けられたプーリ63とエンジン11の出力軸31Aに軸支されたプーリ31Bとに巻掛けされているベルト73のテンションを電動モータ45により緊張または弛緩させて行なうことから、ベルト73の耐久性に優れ保守、点検作業の頻度が低減でき、排塵ファン27の駆動状態の切換えも短時間で行なうことができる。
また、ラジエータファン26の駆動状態を切換えるアーム42および排塵ファン27の駆動状態の切換えるアーム42Aを一つの電動モータ45により駆動していることから、切換え構造が簡易になり信頼性が高まる。
すなわち、回転軸41Bに軸支され回転軸41Bを中心に回転するアーム42Bを時計方向に回転させ、アーム42Bの先端部に設けられたテンションローラ37Bをプーリ31Bとプーリ67に巻掛けされたベルト71に押圧しベルト71のテンションを常時緊張させている。
エンジン11の出力軸31Aの回転は、機体外側に設けられたプーリ(第1出力プーリ)31C、プーリ(第1入力プーリ)62を介しベルト(第1ベルト)72によりラジエータファン26に伝動され、エンジン11の出力軸31Aの回転は、機体外側に設けられたプーリ(第2出力プーリ)31B、プーリ(第2入力プーリ)63及びギアボックス64を介しベルト(第2ベルト)73により排塵ファン27に伝動される。
また、ラジエータ用回転軸26Aと排塵用回転軸27Aが別体に形成していることから、ベルト72をプーリ33Cとプーリ62に、ベルト73をプーリ33Bとプーリ63に容易に巻掛けすることができ、ベルト72,73の交換作業を容易に行なうことができる。
エンジン11の出力軸31Aの回転は、機体外側に設けられたプーリ(第1出力プーリ)31C、プーリ(第1入力プーリ)62を介しベルト(第1ベルト)72によりラジエータファン26に伝動され、エンジン11の出力軸31Aの回転は、機体外側に設けられたプーリ(第2出力プーリ)31B、プーリ(第2入力プーリ)63及びギアボックス64を介しベルト(第2ベルト)73により排塵ファン27に伝動される。
また、ラジエータ用回転軸26Aと排塵用回転軸27Aが別体に形成されていることから、ベルト72をプーリ33Cとプーリ62に、ベルト73をプーリ33Bとプーリ63に容易に巻掛けすることができ、ベルト72,73の交換が容易に行なうことができる。
また、ラジエータカバー22の濾過体24Cの中心部に排塵ファン27を配置していることから、排塵ファン27により排気された内気が最も多くの藁屑、塵埃等が付着するラジエータカバー22の濾過体24Cの広い範囲にあたり、藁屑、塵埃等の除去効果を高めることができ、エンジン11のオーバヒートを効率的に防止することができる。
穀粒排出筒張出クラッチセンサ111aは、穀粒排出筒張出クラッチ111Aが接続状態になった場合にONするように構成し、穀粒排出筒収納クラッチセンサ111bは、穀粒排出筒収納クラッチ111Bが接続状態になった場合にONするように構成している。
脱穀クラッチ104は扱胴106等の脱穀部のクラッチ104Aと唐箕123等の選別部のクラッチ104Bとからなり、脱穀クラッチセンサ104a,104bは脱穀クラッチ104A,104Bが接続状態となることで夫々ONするように構成している。
刈取クラッチセンサ115aは刈取クラッチ115が接続状態となることでONするように構成している。
なお、排塵モード及び冷却モードの設定時間は、コンバインの使用環境等により任意に設定でき、また、キャビン9内に設けられた表示器にはエンジンコントロールユニット(ECU)の負荷が表示され、エンジン11の最大許容負荷を超過する恐れがある場合には警報器が鳴り操作者に知らせる。
末端軸190Bは、一対のベアリング191を介しカウンタ180に回転自在に取付けられ、末端軸190Bの取付けスペースを小さくするため、一対のベアリング191は、末端軸190Bに嵌挿されたカラー193と末端軸190Bの溶接部を迂回する段付きカラー194により位置決めされている。
圧縮装置185のロッド203の後側部は、ブラケット201の下方部に設けられたフォークエンド202に挿嵌され固定され、圧縮装置185の調整ボルト206は、受台184に設けられたブラケット207の取付け孔に挿通されている。また、ブラケット207の取付け孔には雌ネジが施されている。
機体前側から調整ボルト206を時計方向に回転させた場合、スプリング205が圧縮し、第2テンション装置183を上方(反時計方向)に移動させベルト108に対するローラ187の押圧を小さくする。一方、調整ボルト206を反時計方向に回転させた場合、スプリング205が伸縮し、第2テンション装置183を下方(時計方向)に移動させベルト108に対するローラ187の押圧を高めることができる。また、調整ボルト206の緩みを防止するため、ロックナット208により調整ボルト206は固定されている。
第1シュラウドの形状は、ラジエータファン53〜56の外周に沿わせて略正方形に成形しているが、ラジエータファン53〜56の配置位置に応じ、任意の形状に変更することができる。
なお、ラジエータカバー22の濾過体24A、24B、24C、24Dの空隙を同一にすることもできるが、排塵ファン51が設けられていない濾過体24A,24Dの目合いを大きくし、濾過体24B、24Cの目合いを小さくするのが好ましい。
また、排塵ファン51をラジエータカバー22とラジエータ21の間に設け、排塵ファン51の中心部を側面視でラジエータカバー22の濾過体24Bと濾過体24Cの間の補強リブ23の中心部に配置していることから、排塵ファン51による排気能力が高く、排塵ファン51により排気された内気が多くの藁屑、塵埃等が付着するラジエータカバー22の濾過体24B,24Cの広い範囲にあたり、藁屑、塵埃等の除去効果が高く、エンジン11のオーバヒートを効率的に防止することができる。
また、排塵ファン51をラジエータカバー22とラジエータ21の間に設け、排塵ファン51の中心部を側面視でラジエータカバー22の濾過体24Cの中心部に配置していることから、排塵ファン51による排気能力が高く、排塵ファン51により排気された内気が最も多くの藁屑、塵埃等が付着するラジエータカバー22の濾過体24Cの広い範囲にあたり、藁屑、塵埃等の除去効果が高く、エンジン11のオーバヒートを効率的に防止することができる。
また、ラジエータモータ53A〜56Aは正転駆動状態と非駆動状態に切換えられ、排塵モータ51Aは正転駆動状態、逆転駆動状態及び非駆動状態に切換えられる。
8 穀粒排出筒
10 エンジンルーム
11 エンジン
14 クーリングファン
15 エンジンカバー
21 ラジエータ
22 ラジエータカバー
24C 濾過体
26 ラジエータファン
26A ラジエータ用回転軸
27 排塵ファン
27A 排塵用回転軸
28 回転軸
31A 出力軸
31B プーリ(第2出力プーリ)
31C プーリ(第1出力プーリ)
45 電動モータ(駆動状態切換手段)
62 プーリ(第1入力プーリ)
63 プーリ(第2入力プーリ)
72 ベルト(第1ベルト)
73 ベルト(第2ベルト)
83 温度センサ
84 制御装置
104 作業クラッチ(脱穀クラッチ)
111A 作業クラッチ(穀粒排出筒張出クラッチ)
111B 作業クラッチ(穀粒排出筒収納クラッチ)
115 作業クラッチ(刈取クラッチ)
Claims (7)
- エンジン(11)の冷却水を冷却するラジエータ(21)と、該ラジエータ(21)の外側に配置した外気濾過用の濾過体(24)と、前記ラジエータ(21)の機体内側に配置した正転駆動状態と非駆動状態とに切換可能な外気吸入用のラジエータファン(26)と、該ラジエータファン(26)の機体内側に配置した逆転駆動状態と非駆動状態とに切換可能な排気用の排塵ファン(27)とを有し、
前記エンジン(11)の出力軸(31A)に軸支された第1出力プーリ(31C)及び第2出力プーリ(31B)をエンジン(11)の機体外側の部位に設け、
前記ラジエータファン(26)と前記排塵ファン(27)の間に、前記ラジエータファン(26)の回転軸(26A)に軸支された第1入力プーリ(62)及び前記排塵ファン(27)の回転軸(27A)に軸支された第2入力プーリ(63)を設け、
前記第1出力プーリ(31C)から前記第1入力プーリ(62)へ伝動する第1ベルト(72)と前記第2出力プーリ(31B)から第2入力プーリ(63)へ伝動する第2ベルト(73)を背反的に緊張または弛緩させる駆動状態切換手段(45)を設けたことを特徴とする作業車輌の原動部構造。 - 前記ラジエータファン(26)の回転軸(26A)と前記排塵ファン(27)の回転軸(27A)を別体に構成したことを特徴とする請求項1記載の作業車輌の原動部構造。
- 前記ラジエータファン(26)の回転中心を機体側面視で前記ラジエータ(21)の中心部に設け、前記排塵ファン(27)の回転中心を機体側面視で前記濾過体(24C)の中心部に設け、前記ラジエータファン(26)の回転中心と前記排塵ファン(27)の回転中心とをずらして配置したことを特徴とする請求項2記載の作業車輌の原動部構造。
- 前記エンジン(11)とラジエータ(21)を循環する冷却水の水温が設定温度よりも高くなったことが温度センサ(83)で検出された場合に前記駆動状態切換手段(45)が切換作動する構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造。
- 機体に備えた穀粒排出筒(8)を駆動する穀粒排出クラッチ(111A,111B)が接続された後に前記駆動状態切換手段(45)が切換作動する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造。
- 機体に備えた脱穀クラッチ(104)及び刈取クラッチ(115)等の作業クラッチが接続された後に前記駆動状態切換手段(45)が切換作動する構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造。
- 機体に備えた脱穀クラッチ(104)及び刈取クラッチ(115)等の作業クラッチが接続された場合に、ラジエータファン(26)を正転駆動状態から非駆動状態へ切り換えると共に排塵ファン(27)を非駆動状態から逆転駆動状態へ切り換える排塵モードを第1設定時間に亘り継続し、該第1設定時間経過後に、ラジエータファン(26)を非駆動状態から正転駆動状態へ切り換えると共に排塵ファン(27)を逆転駆動状態から非駆動状態へ切り換える冷却モードを第2設定時間に亘り継続し、以後、該排塵モードの実行と冷却モードの実行とを背反的に反復して実行するように前記駆動状態切換手段(45)を制御する制御装置(84)を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造。
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