JP2012097891A - 永久磁石磁気軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成でありながら、ラジアル磁気軸受とスラスト磁気軸受の機能を併せ持たせることができる永久磁石磁気軸受を提供する。
【解決手段】 永久磁石磁気軸受は、インナー磁石10とアウター磁石20とを有し、インナー磁石10の外周には、軸線から垂直なラジアル方向に略三角形に突出した突出部12を形成すると共に、中心側と外周側が互いに異なる磁極に着磁される。また、アウター磁石20は、突出部12に対向する内周面を有し、突出部12の頂部に対応する平面で二分割され、中心側と外周側が互いに異なる磁極に着磁される。そして、インナー磁石10の突出部12と、この突出部12に対応するアウター磁石20の内周面とは同極の磁極を有して、所定間隔で対向配置する。インナー磁石10の略三角形の突出部12と、アウター磁石20の内周面とが同極のため、磁気的な反発力によってインナー磁石10がアウター磁石20の内周面に非接触で保持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、永久磁石の同極同士を互いに対向配置することによる磁気反発力を利用した磁気軸受に関し、回転体と支持体とを非接触状態で支持する永久磁石磁気軸受に関する。
回転体を非接触状態で支持する軸受として、磁気軸受が実用に供されている。磁気軸受としては、例えば、特開平11−325075号公報(特許文献1)に示す構成が一般的であった。図5は一般的な磁気軸受を示し、回転軸100は、ラジアル方向を回転自在に支持するラジアル磁気軸受110と、スラスト方向を回転自在に支持するスラスト磁気軸受111によって、各々別個の磁気軸受によって支持されている。
一般的なラジアル磁気軸受110は、図5に示すように、回転軸100の外周には、リング状のマグネット(永久磁石)101が固着され、円筒状の支持体102の内周面には、上記マグネット101と対向する位置に一定の間隙をおいて、上記マグネット101よりも大径のリング状のマグネット(永久磁石)103が取り付けられている。上記マグネット101と上記マグネット103はラジアル方向から着磁され、互いに反発し合うように同極どうしを対向させて配置されている。図5に示すものは、N極どうしが対向している。このマグネット101とマグネット103の反発力によって、回転軸100は中心位置に保持され、所定の回転中心位置の周りに拘束されて非接触状態で回転することができる。
一方、スラスト磁気軸受111は、回転軸100の下端に固着された第1の平板状マグネット104と、固定部材(図示しない)の上面に取り付けられた第2の平板状マグネット105とによって構成され、第1の平板状マグネット104と第2の平板状マグネット105とは一定の間隙をおいて対向している。そして、上記第1の平板マグネット104は、同心円状にスラスト方向から着磁が施された多極着磁部104aを有している。また、上記第2平板マグネット105は、第1平板マグネット104の多極着磁部104aと対向する位置に、多極着磁部104aと同極に着磁された多極着磁部105aを有している。図示のように、この第2平板マグネット106の多極着磁部105aは、第1の平板マグネット104の多極着磁部104aと同様、同心円状にスラスト方向から着磁が施されたものである。従って、第1平板マグネット104と第2平板マグネット105は、スラスト方向において互いに反発するようになっている。この第1平板マグネット104と第2平板マグネット105の反発力によって回転軸100は、固定部材に対してスラスト方向に所定の間隔をおいて拘束され、非接触で回転するようにしている。
特開平11−325075号公報
従来一般の磁気軸受は、特許文献1(特開平11−325075号公報)に示すように、回転軸100をラジアル磁気軸受110とスラスト磁気軸受111によって支持している。しかしながら、ラジアル磁気軸受110とスラスト磁気軸受111は、各々個別に構成されていることから、必然的に大型になり、回転軸100を回転自在に支持するために大きなスペースを必要とする問題があった。
しかも、ラジアル磁気軸受110の磁気的中心とスラスト磁気軸受111の磁気的中心とが一致しない場合には、回転軸100が偏芯して回転することになり、特許文献1にも示されているように、サーボ式の磁気軸受を採用しなければならなかった。このサーボ式の磁気軸受は、回転軸の周囲に一定の間隙をおいて電磁石を配設する一方、回転軸の外周に複数の位置センサを配置し、この位置センサによって、回転軸の回転軸中心位置からのずれが検知されと、サーボドライバに信号を伝え、電磁石への通電を制御して回転軸の回転軸中心位置からのずれを修正するものである。ところが、ラジアル磁気軸受110の磁気的中心とスラスト磁気軸受111の磁気的中心とが一致しない場合には、サーボドライバが常に電磁石へ強制的に通電することになり、電力消費量が増大する問題が発生する。さらに、サーボ式の磁気軸受の採用は、コストが著しく崇高になる問題があった。
そこで、本発明の目的は、この問題を解決し、簡易な構成でありながら、ラジアル磁気軸受とスラスト磁気軸受の機能を併せ持たせることができる永久磁石磁気軸受を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による永久磁石磁気軸受は、インナー磁石とアウター磁石とを有し、上記インナー磁石の外周には、軸線から垂直なラジアル方向に略三角形に突出した突出部を形成すると共に、中心側と外周側が互いに異なる磁極に着磁され、上記アウター磁石は、上記突出部に対向する内周面を有し、上記突出部の頂部に対応する平面で二分割されると共に、中心側と外周側が互いに異なる磁極に着磁され、上記インナー磁石の突出部と、この突出部に対応する上記アウター磁石の内周面とは同極の磁極を有して、所定間隔で対向配置したことを要旨としている。
さらに、本発明の永久磁石磁気軸受は、インナー磁石とアウター磁石を永久磁石のみによって形成することが望ましい。
また、インナー磁石とアウター磁石のいずれか一方の磁石は、直径方向の磁極幅を異ならせて他方の磁極に対向させても良い。
本発明の永久磁石磁気軸受によれば、永久磁石によって形成されたインナー磁石とアウター磁石のうち、インナー磁石の外周に略三角形に突出した突出部を形成し、アウター磁石の内周面に上記突出部の頂部に対応する平面を設けて、互いに同極の磁極として対向することにより、インナー磁石の略三角形状の突出部とアウター磁石の内周面とが磁気的に反発し、インナー磁石がアウター磁石の内周面に非接触状態で保持される。このとき、インナー磁石は、ラジアル方向とスラスト方向のいずれの方向に対しても保持されるので、ラジアル磁気軸受とスラスト磁気軸受の機能を併せ持たせることができる。これにより、永久磁石磁気軸受を小形軽量に構成することができ、しかも、安価に提供することが可能となる。さらに、アウター磁石を、インナー磁石の突出部の頂部に対応する平面で二分割しているので、各アウター磁石を重合することにより、アウター磁石の内周面にはインナー磁石の突出部に対応した凹所が形成されるので、アウター磁石の内周面内にインナー磁石の突出部を容易に対向配置させることができる。
また、インナー磁石とアウター磁石を永久磁石のみによって形成するならば、永久磁石自体が有する高い機械的強度と良好な加工性によって、保持部材等を使用することなくインナー磁石とアウター磁石を形成することが可能となり、構成を簡易にするとともにコストを低減することが可能となる。
また、インナー磁石とアウター磁石のいずれか一方の磁石の直径方向の磁極幅を異ならせて他方の磁極に対向させることにより、回転軸等の回転体を水平状態で支持するときの自重、或いは、回転体に側圧が加えられた使用状態において、インナー磁石がラジアル方向に加わる力によってインナー磁石とアウター磁石とが接触する事故を未然に防止することが可能となる。
本発明による永久磁石磁気軸受は、インナー磁石とアウター磁石とを有し、上記インナー磁石の外周には、軸線から垂直なラジアル方向に略三角形に突出した突出部を形成すると共に、中心側と外周側が互いに異なる磁極に着磁される。また、上記アウター磁石は、上記突出部に対向する内周面を有し、上記突出部の頂部に対応する平面で二分割され、中心側と外周側が互いに異なる磁極に着磁される。そして、上記インナー磁石の突出部と、この突出部に対応する上記アウター磁石の内周面とは同極の磁極を有して、所定間隔で対向配置する。上記インナー磁石の略三角形の突出部と、アウター磁石の内周面とが同極のため、磁気的な反発力によってインナー磁石がアウター磁石の内周面に非接触で保持される。
以下、図面に基いて本発明の好適な実施例について説明する。図1は、本発明による永久磁石磁気軸受の構成を示す分解斜視図である。永久磁石磁気軸受1は、インナー磁石10とアウター磁石20によって構成されている。インナー磁石10は、永久磁石のみによってリング状に形成され、内側には、後述する回転軸30等の回転体を挿通するための軸孔11が形成されている。また、外周は、軸線Oから垂直なラジアル方向に略三角形に突出した突出部12が形成されている。この突出部12の頂部の角度は、30度乃至60度が望ましいが、回転体の形態に応じて適宜に設定しても良い。このインナー磁石10は、ネオジム磁石を使用することが望ましく、全体がネオジム磁石単体で構成される。なお、ネオジム磁石の他に、用途によってはサマリウムコバルト磁石、フェライト磁石等の永久磁石を使用しても良い。
永久磁石磁気軸受1のアウター磁石20は、インナー磁石10の突出部12の頂部に対応する平面で二分割されていて、インナー磁石10の上下に配設される。一方のアウター磁石21は、永久磁石のみによってリング状に形成され、その内周面は、インナー磁石10の突出部12における一方の斜面12aの角度と同じ斜面21aが形成されている。また、他方のアウター磁石22は、上記一方のアウター磁石21と同様の構成とし、やはり、リング状に形成され、その内周面は、インナー磁石10の突出部12における他方の斜面12bの角度と同じ斜面22aが形成されている。このアウター磁石20も、ネオジム磁石を使用することが望ましく、全体がネオジム磁石単体で構成される。なお、このアウター磁石20も、ネオジム磁石の他に、用途によってはサマリウムコバルト磁石、フェライト磁石等の永久磁石を使用しても良い。
さらに、インナー磁石10は、軸孔11側がS極、突出部12側がN極となるように、ラジアル方向に磁極が着磁されている。一方、アウター磁石20は、一方のアウター磁石21及び他方のアウター磁石22ともに、ラジアル方向に磁極が着磁されていて、内周面側をN極、外周面側をS極にしている。すなわち、アウター磁石20の内周面側は、インナー磁石10の突出部12側と同極に着磁されている。
このように構成されたインナー磁石10及びアウター磁石20は、図2に示すように組み立てられる。まず、一方のアウター磁石21にインナー磁石10を重ね、一方のアウター磁石21の内周面の斜面21aと、インナー磁石10の突出部12の一方の斜面12aと一致させる。この状態から、他方のアウター磁石22を一方のアウター磁石21に重ねる。このとき、アウター磁石20は、インナー磁石10の突出部12の頂部に対応する平面で二分割されているので、一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22の重合面がインナー磁石10の突出部12の頂部に一致する。
一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22とを重ねると、図2に示すように、インナー磁石10の突出部12側と、アウター磁石20の内周面側が同極のN極に着磁されているので、互いに磁気的に反発し、インナー磁石10の突出部12がアウター磁石20の内周面と所定間隔で対向するように非接触状態で配置される。
ところで、上述したように、一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22の間にインナー磁石10を磁気浮上した状態で重合した場合、一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22の内周面側及び外周側が同極に着磁されているので、これらも磁気的に反発して互いに離間しようとする。このため、一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22とは、図2において二点鎖線で示すように、例えば止着体40によって固定される。この止着体40は、断面コ字状に形成され、一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22とを重合した状態で、止着体40の上下に一体形成した突片41によって狭持されることによって固定される。この止着体40としては、鋼板等の軟磁性体金属の素材によってリング状に形成することが望ましく、この軟磁性体金属は、一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22の外周側において磁路が形成されることから、反発力をさらに強めることが可能となる。なお、止着体40は、一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22の外周側全周を被冠するように装着する他、複数に分割して外周側の円周方向に離間して装着しても良い。また、止着体40をリング状に形成し、一方の突片41を開放した状態で、重合した一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22を挿入した後、一方の突片41をカシメによって止着するようにしても良い。
一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22とを止着する手段としては、上述した止着体40による止着手段の他、ビスによって固定しても良い。この場合は、一方のアウター磁石21と他方のアウター磁石22に透孔を形成し、この透孔にビス4を挿通して固定部材に設けられたねじ穴に螺合することにより固定することができる。その他の固定手段としては、接着もしくは溶着等を用いて固定しても良い。
上記インナー磁石10の軸孔11には、図2に示す回転体としての回転軸30が挿通され、固定されている。そして、回転軸30が固定されたインナー磁石10は、アウター磁石20との磁気的反発力によって所定間隔を保ちながら非接触状態で回転する。回転軸30が軸線Oから垂直なラジアル方向に移動すると、インナー磁石10がアウター磁石20に近接するが、両者の反発力は近接するに従って増大することから、回転軸30を中心の軸線Oの方向に戻される。一方、回転軸30が図示下方のスラスト方向に移動すると、インナー磁石10の突出部12が、例えば他方のアウター磁石22の斜面22aに近接するが、両者の反発力は近接するに従って増大することから、回転軸30を図示上方の一方のアウター磁石21側に戻される。このように、回転軸30は、インナー磁石10とアウター磁石20によるラジアル軸受機能、及び、スラスト機能によって非接触状態で円滑に回転することができる。
使用状態によって、上記回転軸30に側圧が加えられる場合、或いは、図4のように、回転軸30を水平姿勢とした場合の回転軸30自体の自重によって、インナー磁石10が図4に示す矢示の方向に偏ることがある。側圧がインナー磁石10とアウター磁石20との磁気的な反発力を越えた場合には、両者が接触する事故が発生する。このように、回転軸30に加わる側圧の方向が一定の場合には、インナー磁石10とアウター磁石20のいずれか一方の磁石の直径方向における磁極幅を異ならせて他方の磁極に対向させることにより、接触事故を未然に防止することができる。
すなわち、図3乃至図4に示す例においては、アウター磁石20の直径方向の磁極幅を異ならせ、図示下方の磁極幅W1を図示上方の磁極幅W2よりも大きくしている。このように、図示下方の磁極幅W1を大きくすると、インナー磁石10との磁気的な反発力が側圧よりも大きくなり、この結果、インナー磁石10とアウター磁石20とが所定間隔の非接触状態を保つことができる。なお、インナー磁石10の直径方向の磁極幅を異ならせても良く、アウター磁石20の磁極幅を異ならせ場合と同様に反発力を異ならせることができる。
以上、本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。例えば、上述した実施例においては、インナー磁石の外周に形成した略三角形の突出部の頂部を鋭角にしたが、この突出部を台形状に形成したり、頂部を円弧状に形成する一方、アウター磁石の内周面を突出部の形状に対応させるように変形しても良い。また、インナー磁石とアウター磁石の厚さを異ならせて、反発力に変化を加えるようにしても良い。さらに、ネオジム磁石によって形成したインナー磁石とアウター磁石に対して、防錆用のメッキを施したり、防錆塗料を塗布するなどの防錆処理を施しても良く、例えば高湿度の環境や水中などの環境で使用する場合に好適である。
本発明は、非接触状態で回転体を支持する磁気軸受に適用可能である。
本発明による永久磁石磁気軸受の構成を示す分解斜視図である。 本発明による永久磁石磁気軸受を示す断面図である。 永久磁石磁気軸受における磁極幅を異ならせた例を示す斜視図である。 磁極幅を異ならせた永久磁石磁気軸受を示す断面図である。 従来の一般的な磁気軸受を示す断面図である。
1 永久磁石磁気軸受
10 インナー磁石
12 突出部
20 アウター磁石
21 一方のアウター磁石
22 他方のアウター磁石
30 回転軸(回転体)
上記の課題を解決するため、本発明による永久磁石磁気軸受は、インナー磁石とアウター磁石とを有し、上記インナー磁石の外周には、軸線垂直なラジアル方向に突出した突出部形成されると共に、上記インナー磁石は、その中心側と外周側が互いに異なる磁極となるように着磁され、上記アウター磁石は、上記突出部に対向する内周面を有し、上記突出部の頂部に対応する平面で二分割されると共に、その中心側と外周側が互いに異なる磁極となるように着磁され、上記アウター磁石の上記内周面に対向する上記突出部の対向面の磁極と上記アウター磁石の上記内周面の磁極とが同じであり、上記突出部の上記対向面と上記アウター磁石の上記内周面とは、所定間隔で対向配置されていることを要旨としている。
また、上記インナー磁石および上記アウター磁石は、リング状に形成され、上記インナー磁石および上記アウター磁石のいずれか一方は、その円周方向において、その径方向の磁極の幅が異なるように着磁されても良い。
本発明の永久磁石磁気軸受によれば、アウター磁石の内周面と、アウター磁石の内周面に対向するインナー磁石の突出部の対向面とが同極に着磁されているため、インナー磁石の突出部の対向面とアウター磁石の内周面とが磁気的に反発し、インナー磁石がアウター磁石の内周面に非接触状態で保持される。このとき、インナー磁石は、ラジアル方向とスラスト方向のいずれの方向に対しても保持されるので、ラジアル磁気軸受とスラスト磁気軸受の機能を併せ持つことができる。これにより、永久磁石磁気軸受を小形軽量に構成することができ、しかも、安価に提供することが可能になる。さらに、アウター磁石を、インナー磁石の突出部の頂部に対応する平面で二分割しているので、各アウター磁石を重合することにより、アウター磁石の内周面にはインナー磁石の突出部に対応した凹部が形成される。したがって、アウター磁石の内周面内にインナー磁石の突出部を容易に対向配置させることができる。
また、インナー磁石およびアウター磁石がリング状に形成され、インナー磁石およびアウター磁石のいずれか一方が、その円周方向において、その径方向の磁極の幅が異なるように着磁されれば、回転軸等の回転体を水平状態で支持するときの自重、或いは、回転体に側圧が加えられた使用状態において、インナー磁石ラジアル方向に加わる力によってインナー磁石とアウター磁石とが接触する事故を未然に防止することが可能となる。
上記の課題を解決するため、本発明による永久磁石磁気軸受は、インナー磁石とアウター磁石とを有し、上記インナー磁石の外周には、軸線に垂直なラジアル方向に突出した突出部が形成されると共に、上記インナー磁石は、その中心側と外周側とが互いに異なる磁極となるように着磁され、上記アウター磁石は、上記突出部に対向する内周面を有し、上記突出部の頂部に対応する平面で上記軸線方向に二分割されると共に、その中心側と外周側とが互いに異なる磁極となるように着磁され、上記アウター磁石の上記内周面に対向する上記突出部の対向面の磁極と上記アウター磁石の上記内周面の磁極とが同じであり、上記突出部の上記対向面と上記アウター磁石の上記内周面とは、所定間隔で対向配置され、二分割された上記アウター磁石は、止着体に一体形成される突片に上記軸線方向で挟持されることで、上記止着体によって固定され、上記止着体は、軟磁性体金属によって形成されると共に、上記アウター磁石の外周側を被うように配置されていることを要旨としている。

Claims (3)

  1. インナー磁石とアウター磁石とを有し、
    上記インナー磁石の外周には、軸線から垂直なラジアル方向に略三角形に突出した突出部を形成すると共に、中心側と外周側が互いに異なる磁極に着磁され、
    上記アウター磁石は、上記突出部に対向する内周面を有し、上記突出部の頂部に対応する平面で二分割されると共に、中心側と外周側が互いに異なる磁極に着磁され、
    上記インナー磁石の突出部と、この突出部に対応する上記アウター磁石の内周面とは同極の磁極を有して、所定間隔で対向配置したことを特徴とする永久磁石磁気軸受。
  2. インナー磁石とアウター磁石は、永久磁石のみによって形成された請求項1に記載の永久磁石磁気軸受。
  3. インナー磁石とアウター磁石のいずれか一方の磁石は、直径方向の磁極幅を異ならせて他方の磁極に対向させた請求項1または2のいずれかに記載の永久磁石磁気軸受。
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