JP2015059620A - 転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】強力な永久磁石を必要とせず、かつ転動体は通常の鋼材を使用可能とすることで、低コストで保持器の振動を低減する効果を有する転がり軸受を提供する。【解決手段】内輪と、外輪と、前記内輪と前期外輪との間に設けられた複数の転動体と、当該転動体を保持するための保持器とを備えた転がり軸受であって、前記保持器には周方向に所定間隔をもって永久磁石が設けられ、当該永久磁石と前記転動体との間の吸引力により、当該転動体間の周方向の間隔が維持されるようになっている。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば電動機に組み込まれ、回転する軸を支持するために用いられる転がり軸受に関し、より詳しくは、保持器の振動を防止できるように改良された転がり軸受に関する。
転がり軸受は、転動体を周方向に均等に所定間隔で保持する為に、金属製又は樹脂製の保持器を一般的に使用している。保持器を使用しない場合には、転動体数を多くでき高負荷容量化が可能となるが、一方で転動体同士が互いに接触する為、この対策を講ずる必要がある。この点、保持器を使用する場合は、転動体間に柱が存在することで転動体同士が互いに接触するのを防止できる。
しかし軸受使用時、転動体は自転しながら軸受中心軸の周りを公転するという運動をしていることで、この転動体と隙間をもって設けられている保持器は不規則な振動をし、転動体が非負荷圏から負荷圏に入ったときに保持器の柱に密着していた場合、それが原因で強い力がかかると、保持器が場合によっては損傷することがある。
このような保持器の不規則な振動、保持器の柱への転動体の密着を防ぐ為に、図8に示すようなころがり軸受が提案されている(特許文献1)。図8において、内輪102、外輪103間に設けられた複数の転動体104(ころ)には、永久磁石106を、磁気モーメントの向きが該転動体104の回転軸と同一方向となるように取り付けられている。これにより、これら永久磁石106間の反発力により転動体104の間隔を保持しようとするものである。
しかしながらこの構成では、以下のような問題点が考えられる。(1)反発力を利用するため、十分に強力な永久磁石を使用しなければならない。(2)反発力を利用するための一例として、転動体自身を磁石にする場合には、通常の鋼材のみで作られた転動体が使用できない。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、その目的は、強力な永久磁石を必要とせず、かつ転動体は通常の鋼材を使用可能とすることで、低コストで保持器の振動を低減する効果を有する転がり軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
内輪と、外輪と、前記内輪と前期外輪との間に設けられた複数の転動体と、当該転動体を保持するための保持器とを備えた転がり軸受であって、
前記保持器には周方向に所定間隔をもって永久磁石が設けられ、当該永久磁石と前記転動体との間の吸引力により、当該転動体間の周方向の間隔が維持されていることを特徴とする転がり軸受。
内輪と、外輪と、前記内輪と前期外輪との間に設けられた複数の転動体と、当該転動体を保持するための保持器とを備えた転がり軸受であって、
前記保持器には周方向に所定間隔をもって永久磁石が設けられ、当該永久磁石と前記転動体との間の吸引力により、当該転動体間の周方向の間隔が維持されていることを特徴とする転がり軸受。
本発明に係る転がり軸受によれば、永久磁石と転動体の間の吸引力を利用して転動体間の周方向の間隔を維持する構成としたことにより、強力な永久磁石を必要とせず、かつ転動体は通常の鋼材を使用可能となっていることで、低コストで保持器の振動を低減する効果を有する転がり軸受を得ることが出来る。
以下、本発明の実施の形態を図面に基き説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る転がり軸受の軸方向断面図、図2は図1の側面断面図を示す。転がり軸受1は、外周に軌道面2aが形成された内輪2と、内周に軌道面3aが形成された外輪3と、内輪2と外輪3との間に設けられた複数の転動体である玉4と、この玉4を周方向で所定間隔に保持するための保持器5とを備えている。保持器5には、周方向に所定の間隔をもって永久磁石6が埋め込まれている。
図1は、本発明に係る転がり軸受の軸方向断面図、図2は図1の側面断面図を示す。転がり軸受1は、外周に軌道面2aが形成された内輪2と、内周に軌道面3aが形成された外輪3と、内輪2と外輪3との間に設けられた複数の転動体である玉4と、この玉4を周方向で所定間隔に保持するための保持器5とを備えている。保持器5には、周方向に所定の間隔をもって永久磁石6が埋め込まれている。
内輪2、外輪3、および玉4は好ましくは軸受鋼(例えばSUJ2)製とされ、これに対し保持器6は、好ましくは合成樹脂製とされている。保持器5の材料としては、例えばポリアミド系樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、等の樹脂や、これら樹脂に強化繊維(例えば、ガラス繊維や炭素繊維。)を添加した樹脂組成物が用いられる。また永久磁石6としては、例えばネオジム磁石等の希土類磁石が用いられる。
保持器5に埋め込まれている永久磁石6は、玉4を吸引する作用を果たせばよいので、特に保持器5への取り付けに当たってその方向性は問わない。ただ、軸方向で磁力線の向きを揃える為には、図1において、玉4側をN極、反対側をS極のように揃えるのが好ましい。
かかる保持器5を用いたころがり軸受1にあっては、保持器5に埋め込まれた永久磁石6の吸引力により玉4が保持器5に吸い寄せられ、玉4の間隔は常に一定距離(保持器5に埋め込まれた永久磁石6同士の間隔)に保たれる。そのため、非負荷圏ではもちろん、非負荷圏から負荷圏に移る境界領域や、負荷圏でも玉4同士の接触およびそれによる抗力・摩擦力は発生しない。
また、玉4と玉4の間には柱が存在しないことにより、非負荷圏から負荷圏に移行する際に、玉4に保持器5が強く押し当てられ、保持器5が損傷するのを防止できる。
また、保持器5と玉4の間には磁力が発生しているため、軸方向以外の衝撃はその磁力によって緩和され、軸方向以外の振動が起きにくくなる。軸方向の振動は元々保持器と玉が密着しているため、こちらもほとんど発生しない。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を、図2矢印A方向視の、保持器を展開して示す断面図である。尚、以下の実施形態の説明においては、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図3は、本発明の第2実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を、図2矢印A方向視の、保持器を展開して示す断面図である。尚、以下の実施形態の説明においては、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態が上述の第1実施形態と異なるところは、玉4の両側に永久磁石6が埋め込まれた保持器5を配置したことである。玉4の両側を保持器5で保持したことにより、玉4を所定位置により安定して維持することが出来る。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を、図2矢印A方向視の、保持器を展開して示す断面図である。
図4は、本発明の第3実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を、図2矢印A方向視の、保持器を展開して示す断面図である。
第2実施形態と異なるところは、玉4の両側に配置された一対の保持器35、35を、柱37で互いに連結したところである。かかる構成とする事により、一対の保持器35、35の円周方向における相対位置のずれがなくなる。また、保持器35、35が玉4から分離してしまうのも防止でき、玉4の保持がより安定する。なお、永久磁石6から作用している吸引力により玉4は所定位置に保持され、柱37と接触するのを回避できる為、この柱37は特に強度は必要ない。
(第4実施形態)
図5は、本発明の第4実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を示す斜視図である。
図5は、本発明の第4実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を示す斜視図である。
保持器45は冠型保持器とされ、玉4を収容する為のポケット48底部に永久磁石46が埋め込まれている。永久磁石46の吸引力により玉4は所定位置に保持される為、玉4と玉4の間の柱47は強度が必要ないので細くすることができる。このため、軸受内に収容できる玉4の数を多くでき、軸受を高負荷容量化できる。
(第5実施形態)
図6は、本発明の第5実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を、図2矢印A方向視の、保持器を展開して示す断面図である。
図6は、本発明の第5実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を、図2矢印A方向視の、保持器を展開して示す断面図である。
本実施形態では、転動体として、ころ54が用いられているところが前述した各実施形態と異なる。保持器5側のころ54の頭部54aには曲率がつけられ、かかる頭部54aが保持器5に埋め込まれた永久磁石6と接触する。ころ頭部54aに曲率がつけられていることにより、保持器5ところ54との間の摩擦力を低減でき、第1実施形態の玉と同様な効果が得られる。
(第6実施形態)
図7は、本発明の第6実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を、図2矢印A方向視の、保持器を展開して示す断面図である。
図7は、本発明の第6実施形態の転がり軸受に用いられる保持器と転動体との関係を、図2矢印A方向視の、保持器を展開して示す断面図である。
本実施形態では、保持器65の側に先端面66aに曲率がつけられた永久磁石66が埋め込まれているところが上述の第5実施形態と異なる。本実施形態によっても、第5実施形態と同様な効果が得られる。
1 転がり軸受
2 内輪
3 外輪
4、54、64 転動体
5、45、65 保持器
6、66 永久磁石
37、47 柱
2 内輪
3 外輪
4、54、64 転動体
5、45、65 保持器
6、66 永久磁石
37、47 柱
Claims (1)
- 内輪と、外輪と、前記内輪と前期外輪との間に設けられた複数の転動体と、当該転動体を保持するための保持器とを備えた転がり軸受であって、
前記保持器には周方向に所定間隔をもって永久磁石が設けられ、当該永久磁石と前記転動体との間の吸引力により、当該転動体間の周方向の間隔が維持されるようになっていることを特徴とする転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013193888A JP2015059620A (ja) | 2013-09-19 | 2013-09-19 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013193888A JP2015059620A (ja) | 2013-09-19 | 2013-09-19 | 転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015059620A true JP2015059620A (ja) | 2015-03-30 |
Family
ID=52817320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013193888A Pending JP2015059620A (ja) | 2013-09-19 | 2013-09-19 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017171067A1 (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-05 | 日本精工株式会社 | ワイヤレスセンサ付き軸受 |
JP2017187061A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 日本精工株式会社 | ワイヤレスセンサ付き軸受 |
JP2017187062A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 日本精工株式会社 | ワイヤレスセンサ付き軸受 |
JP2018009613A (ja) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | 日本精工株式会社 | ワイヤレスセンサ付き軸受 |
KR20180128207A (ko) * | 2017-05-23 | 2018-12-03 | 한국과학기술연구원 | 볼 베어링 |
-
2013
- 2013-09-19 JP JP2013193888A patent/JP2015059620A/ja active Pending
Cited By (8)
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