JPH05146109A - 磁気ベアリングおよびモータ - Google Patents
磁気ベアリングおよびモータInfo
- Publication number
- JPH05146109A JPH05146109A JP27152791A JP27152791A JPH05146109A JP H05146109 A JPH05146109 A JP H05146109A JP 27152791 A JP27152791 A JP 27152791A JP 27152791 A JP27152791 A JP 27152791A JP H05146109 A JPH05146109 A JP H05146109A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral portion
- magnetic
- magnet member
- shaft
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C39/00—Relieving load on bearings
- F16C39/06—Relieving load on bearings using magnetic means
- F16C39/063—Permanent magnets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成でシャフトの摩耗を防止すること
のできる磁気ベアリングを得る。 【構成】 シャフト２には、板部材１２と磁石板１４と
からなる第１の内磁部材１６、及び板部材１８と磁石板
２０とからなる第２の内磁部材２２が装着され、このシ
ャフト２の周りに、第１の内磁部材１６に対向して第１
の外磁部材２８が、また、第２の内磁部材２２に対向し
て第２の外磁部材３０が、それぞれ固定配置されてい
る。
のできる磁気ベアリングを得る。 【構成】 シャフト２には、板部材１２と磁石板１４と
からなる第１の内磁部材１６、及び板部材１８と磁石板
２０とからなる第２の内磁部材２２が装着され、このシ
ャフト２の周りに、第１の内磁部材１６に対向して第１
の外磁部材２８が、また、第２の内磁部材２２に対向し
て第２の外磁部材３０が、それぞれ固定配置されてい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、シャフト（回転軸）
を磁気力を用いて回転自在に支持する磁気ベアリング及
び該磁気ベアリングを用いたモータに関する。
を磁気力を用いて回転自在に支持する磁気ベアリング及
び該磁気ベアリングを用いたモータに関する。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】シャフトの回転運動を支持
する軸受としては、すべり軸受及びころがり軸受が広く
用いられているが、摩擦の少ないころがり軸受において
もシャフトとの接触があり、長期の使用によりシャフト
の摩耗は避けられない。
する軸受としては、すべり軸受及びころがり軸受が広く
用いられているが、摩擦の少ないころがり軸受において
もシャフトとの接触があり、長期の使用によりシャフト
の摩耗は避けられない。
【０００３】これを防止するものとして、シャフトの周
囲に設けられ、制御回路によって駆動される電磁石と、
該シャフトのスラスト方向及びラジアル方向の変位を検
出するセンサとを具備した磁気ベアリングがあるが、こ
のような磁気ベアリングにおいては、電磁石を駆動制御
する制御回路が必須であり、装置全体が複雑な構成とな
ってしまう欠点があった。
囲に設けられ、制御回路によって駆動される電磁石と、
該シャフトのスラスト方向及びラジアル方向の変位を検
出するセンサとを具備した磁気ベアリングがあるが、こ
のような磁気ベアリングにおいては、電磁石を駆動制御
する制御回路が必須であり、装置全体が複雑な構成とな
ってしまう欠点があった。
【０００４】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成でシャフトの摩耗を防止することの
できる磁気ベアリングを提供することを目的とするもの
である。
であり、簡単な構成でシャフトの摩耗を防止することの
できる磁気ベアリングを提供することを目的とするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ベアリ
ングは、シャフトを磁気力を用いて回転自在に支持する
磁気ベアリングであって、（Ａ）外周部が、軸線方向の
一端から他端に向かうに従って漸次拡径せしめられ、少
なくとも前記外周部には周方向全体に渡って同一極性を
持つ着磁部が形成され、内周部を前記シャフトに装着せ
しめられる第１の内磁部材と、（Ｂ）外周部が、軸線方
向の一端から他端に向かうに従って漸次拡径せしめら
れ、少なくとも前記外周部には周方向全体に渡って同一
極性を持つ着磁部が形成され、内周部を前記シャフト
に、前記第１の内磁部材と軸線方向の一端同士又は他端
同士を対向させた状態で装着せしめられる第２の内磁部
材と、（Ｃ）内周部が、軸線方向の一端から他端に向か
うに従って漸次拡径せしめられ、少なくとも前記内周部
には周方向全体に渡って前記第１の内磁部材の外周部と
同一の極性を持つ着磁部が形成され、前記内周部を、前
記第１の内磁部材の前記外周部と対向させ且つ一定距離
だけ離間して固定配置される第１の外磁部材と、（Ｄ）
内周部が、軸線方向の一端から他端に向かうに従って漸
次拡径せしめられ、少なくとも前記内周部には周方向全
体に渡って前記第２の内磁部材の外周部と同一の極性を
持つ着磁部が形成され、前記内周部を、前記第１の内磁
部材の前記外周部と対向させ且つ一定距離だけ離間して
固定配置される第２の外磁部材とを具備したことを特徴
とするものである。
ングは、シャフトを磁気力を用いて回転自在に支持する
磁気ベアリングであって、（Ａ）外周部が、軸線方向の
一端から他端に向かうに従って漸次拡径せしめられ、少
なくとも前記外周部には周方向全体に渡って同一極性を
持つ着磁部が形成され、内周部を前記シャフトに装着せ
しめられる第１の内磁部材と、（Ｂ）外周部が、軸線方
向の一端から他端に向かうに従って漸次拡径せしめら
れ、少なくとも前記外周部には周方向全体に渡って同一
極性を持つ着磁部が形成され、内周部を前記シャフト
に、前記第１の内磁部材と軸線方向の一端同士又は他端
同士を対向させた状態で装着せしめられる第２の内磁部
材と、（Ｃ）内周部が、軸線方向の一端から他端に向か
うに従って漸次拡径せしめられ、少なくとも前記内周部
には周方向全体に渡って前記第１の内磁部材の外周部と
同一の極性を持つ着磁部が形成され、前記内周部を、前
記第１の内磁部材の前記外周部と対向させ且つ一定距離
だけ離間して固定配置される第１の外磁部材と、（Ｄ）
内周部が、軸線方向の一端から他端に向かうに従って漸
次拡径せしめられ、少なくとも前記内周部には周方向全
体に渡って前記第２の内磁部材の外周部と同一の極性を
持つ着磁部が形成され、前記内周部を、前記第１の内磁
部材の前記外周部と対向させ且つ一定距離だけ離間して
固定配置される第２の外磁部材とを具備したことを特徴
とするものである。
【０００６】前記第１の内磁部材及び前記第２の内磁部
材を一体に成形するようにしてもよく、また、前記第１
の外磁部材及び前記第２の外磁部材を一体に成形するよ
うにしてもよい。さらに、前記第１の内磁部材及び前記
第２の内磁部材を一体に成形し、且つ、前記第１の外磁
部材及び前記第２の外磁部材を一体に成形するようにし
てもよい。
材を一体に成形するようにしてもよく、また、前記第１
の外磁部材及び前記第２の外磁部材を一体に成形するよ
うにしてもよい。さらに、前記第１の内磁部材及び前記
第２の内磁部材を一体に成形し、且つ、前記第１の外磁
部材及び前記第２の外磁部材を一体に成形するようにし
てもよい。
【０００７】また、本発明に係るモータは、前記磁気ベ
アリングを用いるものであり、前記磁気ベアリングにお
いて、前記シャフトの、前記第１の内磁部材と前記第２
の内磁部材との間に、ロータを装着し、このロータの周
りにステータを固定配置してなるものである。
アリングを用いるものであり、前記磁気ベアリングにお
いて、前記シャフトの、前記第１の内磁部材と前記第２
の内磁部材との間に、ロータを装着し、このロータの周
りにステータを固定配置してなるものである。
【０００８】
【作用】上記構成に係る磁気ベアリングにおいては、第
１の内磁部材と第１の外磁部材の間及び第２の内磁部材
と第２の外磁部材の間に、互いに反発しあう方向の磁力
（反発磁力）が作用する。これら反発磁力のうちのラジ
アル方向の成分により、シャフトのラジアル方向の移動
が一定範囲内に抑えられる。また、第１の内磁部材と第
１の外磁部材の間に働く反発磁力のスラスト方向の成分
と、第２の内磁部材と第２の外磁部材の間に働く反発磁
力のスラスト方向の成分とは、正反対の方向になるた
め、このバランスにより、シャフトのスラスト方向の移
動が一定範囲内に抑えられる。
１の内磁部材と第１の外磁部材の間及び第２の内磁部材
と第２の外磁部材の間に、互いに反発しあう方向の磁力
（反発磁力）が作用する。これら反発磁力のうちのラジ
アル方向の成分により、シャフトのラジアル方向の移動
が一定範囲内に抑えられる。また、第１の内磁部材と第
１の外磁部材の間に働く反発磁力のスラスト方向の成分
と、第２の内磁部材と第２の外磁部材の間に働く反発磁
力のスラスト方向の成分とは、正反対の方向になるた
め、このバランスにより、シャフトのスラスト方向の移
動が一定範囲内に抑えられる。
【０００９】また、上記磁気ベアリングを用いたモータ
においては、上記磁気ベアリングにより、シャフトが摩
擦によるロスなしに回転駆動される。
においては、上記磁気ベアリングにより、シャフトが摩
擦によるロスなしに回転駆動される。
【００１０】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図１において、２はシャフトである。このシ
ャフト２の２箇所には円板状の突出部４、６が形成さ
れ、これら突出部４、６に連なる部分にねじ部８、１０
が形成されている。
説明する。図１において、２はシャフトである。このシ
ャフト２の２箇所には円板状の突出部４、６が形成さ
れ、これら突出部４、６に連なる部分にねじ部８、１０
が形成されている。
【００１１】前記ねじ部８には、略円板状に形成され、
内周部に雌ねじ部が形成された板部材１２が螺合されて
おり、図１上、この板部材１２の下側に、強磁性体から
なる磁石板１４が固着されている。板部材１２と磁石板
１４は、第１の内磁部材１６をなしている。
内周部に雌ねじ部が形成された板部材１２が螺合されて
おり、図１上、この板部材１２の下側に、強磁性体から
なる磁石板１４が固着されている。板部材１２と磁石板
１４は、第１の内磁部材１６をなしている。
【００１２】前記磁石板１４の外周部１４ａは、シャフ
ト２の軸線方向上側に向かって拡径する円錐形状に形成
されており、磁石板１４の外周側部分（着磁部に相当）
はＮ極に、内周側部分はＳ極にそれぞれ着磁されてい
る。
ト２の軸線方向上側に向かって拡径する円錐形状に形成
されており、磁石板１４の外周側部分（着磁部に相当）
はＮ極に、内周側部分はＳ極にそれぞれ着磁されてい
る。
【００１３】前記ねじ部１０には、板部材１２とほぼ同
形の、内周部に雌ねじ部が形成された板部材１８が螺合
されており、この板部材１８の上側に、強磁性体からな
る磁石板２０が固着されている。板部材１８と磁石板２
０は、第２の内磁部材２２をなしている。
形の、内周部に雌ねじ部が形成された板部材１８が螺合
されており、この板部材１８の上側に、強磁性体からな
る磁石板２０が固着されている。板部材１８と磁石板２
０は、第２の内磁部材２２をなしている。
【００１４】前記磁石板２０の外周部２０ａは、前記磁
石板１４と同形、即ち、シャフト２の軸線方向下側に向
かって拡径する円錐形状に形成されており、磁石板２０
の外周側部分（着磁部に相当）はＳ極に、内周側部分は
Ｎ極にそれぞれ着磁されている。
石板１４と同形、即ち、シャフト２の軸線方向下側に向
かって拡径する円錐形状に形成されており、磁石板２０
の外周側部分（着磁部に相当）はＳ極に、内周側部分は
Ｎ極にそれぞれ着磁されている。
【００１５】前記シャフト２の外周部には、円筒部材２
４が固定配置され、この円筒部材２４の内径部には、円
筒状のスペーサ２６が配設されている。円筒部材２４の
上端側及び下端側には、強磁性体からなるリング部材２
８、３０がそれぞれ固着され、これらリング部材２８
（第１の外磁部材に相当）、３０（第２の外磁部材に相
当）及び円筒部材２４端部の外側を覆うように、キャッ
プ３２、３４が装着固定されている。
４が固定配置され、この円筒部材２４の内径部には、円
筒状のスペーサ２６が配設されている。円筒部材２４の
上端側及び下端側には、強磁性体からなるリング部材２
８、３０がそれぞれ固着され、これらリング部材２８
（第１の外磁部材に相当）、３０（第２の外磁部材に相
当）及び円筒部材２４端部の外側を覆うように、キャッ
プ３２、３４が装着固定されている。
【００１６】リング部材２８の内周部２８ａは、シャフ
ト２の軸線方向下側に向かって順次拡径する円錐形状に
形成されており、前記磁石板１４の外周部と対向せしめ
られ且つ一定距離だけ離間した状態となっている。ま
た、リング部材２８の内周側部分（着磁部に相当）はＮ
極に、外周側部分はＳ極にそれぞれ着磁されている。
ト２の軸線方向下側に向かって順次拡径する円錐形状に
形成されており、前記磁石板１４の外周部と対向せしめ
られ且つ一定距離だけ離間した状態となっている。ま
た、リング部材２８の内周側部分（着磁部に相当）はＮ
極に、外周側部分はＳ極にそれぞれ着磁されている。
【００１７】リング部材３０はリング部材２８と同形を
なし、その内周部３０ａは、シャフト２の軸線方向下側
に向かって順次拡径する円錐形状に形成され、また、磁
石板２０の外周部と対向せしめられ且つ一定距離だけ離
間した状態となっている。また、リング部材３０の内周
側部分（着磁部に相当）はＳ極に、外周側部分はＮ極に
それぞれ着磁されている。
なし、その内周部３０ａは、シャフト２の軸線方向下側
に向かって順次拡径する円錐形状に形成され、また、磁
石板２０の外周部と対向せしめられ且つ一定距離だけ離
間した状態となっている。また、リング部材３０の内周
側部分（着磁部に相当）はＳ極に、外周側部分はＮ極に
それぞれ着磁されている。
【００１８】上記構成にかかる磁気ベアリングにおいて
は、磁石板１４の外周部１４ａと、この外周部１４ａに
対向して配置されたリング部材２８の内周部２８ａがと
もに同一の極性（Ｎ極）であるため、互いの間に反発し
あう方向の磁力（反発磁力）が作用する。同様に、磁石
板２０の外周部２０ａと、この外周部２０ａに対向して
配置されたリング部材３０の内周部３０ａがともに同一
の極性（Ｓ極）であるため、これら磁石板２０とリング
部材３０との間にも、反発磁力が作用する。
は、磁石板１４の外周部１４ａと、この外周部１４ａに
対向して配置されたリング部材２８の内周部２８ａがと
もに同一の極性（Ｎ極）であるため、互いの間に反発し
あう方向の磁力（反発磁力）が作用する。同様に、磁石
板２０の外周部２０ａと、この外周部２０ａに対向して
配置されたリング部材３０の内周部３０ａがともに同一
の極性（Ｓ極）であるため、これら磁石板２０とリング
部材３０との間にも、反発磁力が作用する。
【００１９】そして、これら反発磁力のうちのラジアル
方向の成分により、シャフト２のラジアル方向の移動が
一定範囲内に抑えられる。
方向の成分により、シャフト２のラジアル方向の移動が
一定範囲内に抑えられる。
【００２０】また、磁石板１４とリング部材２８との間
に働く反発磁力のスラスト方向の成分と、磁石板２０と
リング部材３０との間に働く反発磁力のスラスト方向の
成分とは、正反対の方向になるため、このバランスによ
り、シャフト２のスラスト方向の移動が一定範囲内に抑
えられる。
に働く反発磁力のスラスト方向の成分と、磁石板２０と
リング部材３０との間に働く反発磁力のスラスト方向の
成分とは、正反対の方向になるため、このバランスによ
り、シャフト２のスラスト方向の移動が一定範囲内に抑
えられる。
【００２１】また、本実施例においては、板部材１２、
１８のシャフト２に対するねじ込み量を調整することに
より、磁石板１４とリング部材２８との間、及び磁石板
２０とリング部材３０との間のクリアランスを調節する
ことができる。
１８のシャフト２に対するねじ込み量を調整することに
より、磁石板１４とリング部材２８との間、及び磁石板
２０とリング部材３０との間のクリアランスを調節する
ことができる。
【００２２】なお、第１の内磁部材、第２の内磁部材、
第１の外磁部材及び第２の外磁部材の形状は上記実施例
のものには限られず、例えば図２のようなものであって
もよい。
第１の外磁部材及び第２の外磁部材の形状は上記実施例
のものには限られず、例えば図２のようなものであって
もよい。
【００２３】同図は、図１の磁気ベアリングにおいて、
磁石板１４、２０の代わりに磁石板３６、４０をそれぞ
れ設け、リング部材２８、３０の代わりにリング部材４
４、４６をそれぞれ設けたものであり、第１の内磁部材
３８は板部材１２と磁石板３６とから構成され、第２の
内磁部材４２は板部材１８と磁石板４０とから構成され
る。磁石板３６の外周部３６ａ、磁石板４０の外周部４
０ａ、リング部材４４の内周部４４ａ及びリング部材４
６の内周部４６ａの、シャフト２に対する傾きが、図１
における磁石板１４の外周部１４ａ、磁石板２０の外周
部２０ａ、リング部材２８の内周部２８ａ及びリング部
材３０の内周部３０ａの、シャフト２に対する傾きとそ
れぞれ逆になる点を除き、図１の磁気ベアリングと同一
の構造となっている。
磁石板１４、２０の代わりに磁石板３６、４０をそれぞ
れ設け、リング部材２８、３０の代わりにリング部材４
４、４６をそれぞれ設けたものであり、第１の内磁部材
３８は板部材１２と磁石板３６とから構成され、第２の
内磁部材４２は板部材１８と磁石板４０とから構成され
る。磁石板３６の外周部３６ａ、磁石板４０の外周部４
０ａ、リング部材４４の内周部４４ａ及びリング部材４
６の内周部４６ａの、シャフト２に対する傾きが、図１
における磁石板１４の外周部１４ａ、磁石板２０の外周
部２０ａ、リング部材２８の内周部２８ａ及びリング部
材３０の内周部３０ａの、シャフト２に対する傾きとそ
れぞれ逆になる点を除き、図１の磁気ベアリングと同一
の構造となっている。
【００２４】このような構成とした場合にも、磁石板３
６とリング部材４４との間に働く反発磁力のスラスト方
向の成分と、磁石板４０とリング部材４６との間に働く
反発磁力のスラスト方向の成分とが、正反対の方向にな
り図１の磁気ベアリングと同様にシャフト２のスラスト
方向の移動を一定範囲内に抑えることができる。
６とリング部材４４との間に働く反発磁力のスラスト方
向の成分と、磁石板４０とリング部材４６との間に働く
反発磁力のスラスト方向の成分とが、正反対の方向にな
り図１の磁気ベアリングと同様にシャフト２のスラスト
方向の移動を一定範囲内に抑えることができる。
【００２５】また、第１の内磁部材及び第２の内磁部材
の外周部の形状、並びに、第１の外磁部材及び第２の外
磁部材の内周部の形状は上述した円錐形状には限られ
ず、例えば球形や、放物面形状であってもよい。
の外周部の形状、並びに、第１の外磁部材及び第２の外
磁部材の内周部の形状は上述した円錐形状には限られ
ず、例えば球形や、放物面形状であってもよい。
【００２６】さらに、第１の内磁部材と第２の内磁部材
を一体に成形しても、また、第１の外磁部材と第２の外
磁部材を一体に成形してもよく、図３に示すように双方
を一体に成形するようにしてもよい。
を一体に成形しても、また、第１の外磁部材と第２の外
磁部材を一体に成形してもよく、図３に示すように双方
を一体に成形するようにしてもよい。
【００２７】図３は、第１の内磁部材に相当する磁石板
４８と第２の内磁部材に相当する磁石板５０とを一体に
成形した磁石板５２をシャフト２に装着し、この磁石板
５２の周りに、第１の外磁部材に相当するリング部材５
４と第２の外磁部材に相当するリング部材５６とを一体
に成形してなるリング部材５８を固定配置したものであ
る。このような構成とした場合には、磁気ベアリングの
軸線方向の長さが短くなってコンパクト化される。
４８と第２の内磁部材に相当する磁石板５０とを一体に
成形した磁石板５２をシャフト２に装着し、この磁石板
５２の周りに、第１の外磁部材に相当するリング部材５
４と第２の外磁部材に相当するリング部材５６とを一体
に成形してなるリング部材５８を固定配置したものであ
る。このような構成とした場合には、磁気ベアリングの
軸線方向の長さが短くなってコンパクト化される。
【００２８】上述の各実施例に示した磁気ベアリングに
よれば、従来の磁気ベアリングのように複雑な制御回路
等を要することなく、簡単な構成で、シャフト２のラジ
アル方向及びスラスト方向の加重を受けつつシャフト２
を回転自在に支持することができる。従って、従来の磁
気ベアリングに比べて製造コストの点で優れるのみなら
ず、使用に際してエネルギーを要しないため、省エネル
ギー性においても優れている。さらに、従来の磁気ベア
リングのように制御回路、センサ等が故障するというこ
とがないため、安定性を重視した安全性の点においても
優れている。
よれば、従来の磁気ベアリングのように複雑な制御回路
等を要することなく、簡単な構成で、シャフト２のラジ
アル方向及びスラスト方向の加重を受けつつシャフト２
を回転自在に支持することができる。従って、従来の磁
気ベアリングに比べて製造コストの点で優れるのみなら
ず、使用に際してエネルギーを要しないため、省エネル
ギー性においても優れている。さらに、従来の磁気ベア
リングのように制御回路、センサ等が故障するというこ
とがないため、安定性を重視した安全性の点においても
優れている。
【００２９】なお、上述の磁気ベアリングをモータに適
用し、シャフトの、第１の内磁部材と前記第２の内磁部
材との間にロータを装着し、このロータの周りにステー
タを固定配置する構成のモータが得られる。
用し、シャフトの、第１の内磁部材と前記第２の内磁部
材との間にロータを装着し、このロータの周りにステー
タを固定配置する構成のモータが得られる。
【００３０】図４は図１の磁気ベアリングを用いて構成
されたステッピングモータであり、シャフト２の、磁石
板１４と２０との間に、周方向に多極の着磁部が形成さ
れた円筒状のロータ磁石６０を装着し、このロータ磁石
６０の周りを覆うように、スペーサ２６の内部にステー
タ６２を配設し、該ステータ６２の内部にコイル６４、
６６を配設したものである。
されたステッピングモータであり、シャフト２の、磁石
板１４と２０との間に、周方向に多極の着磁部が形成さ
れた円筒状のロータ磁石６０を装着し、このロータ磁石
６０の周りを覆うように、スペーサ２６の内部にステー
タ６２を配設し、該ステータ６２の内部にコイル６４、
６６を配設したものである。
【００３１】このように、上述の磁気ベアリングを用い
たモータにおいては、磁気ベアリングにより、シャフト
２が摩擦によるロスなしに回転駆動されるため、従来の
ボールベアリングを用いたモータに比べて、駆動効率を
著しく向上させることができる。
たモータにおいては、磁気ベアリングにより、シャフト
２が摩擦によるロスなしに回転駆動されるため、従来の
ボールベアリングを用いたモータに比べて、駆動効率を
著しく向上させることができる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の磁気ベ
アリングによれば、第１の内磁部材、第２の内磁部材、
第１の外磁部材及び第２の外磁部材を設けるだけの簡単
な構成であり、制御回路等を要せず、シャフトのラジア
ル方向及びスラスト方向の加重を受けつつシャフトを回
転自在に支持することができる。従って、従来の磁気ベ
アリングに比べて製造コストの点で優れるのみならず、
省エネルギー性においても優れ、さらに、制御回路、セ
ンサ等が故障するということがないため、安定性を重視
した安全性の点においても優れている。
アリングによれば、第１の内磁部材、第２の内磁部材、
第１の外磁部材及び第２の外磁部材を設けるだけの簡単
な構成であり、制御回路等を要せず、シャフトのラジア
ル方向及びスラスト方向の加重を受けつつシャフトを回
転自在に支持することができる。従って、従来の磁気ベ
アリングに比べて製造コストの点で優れるのみならず、
省エネルギー性においても優れ、さらに、制御回路、セ
ンサ等が故障するということがないため、安定性を重視
した安全性の点においても優れている。
【００３３】また、この発明のモータによれば、上記磁
気ベアリングにより、シャフトが摩擦によるロスなしに
回転駆動されるため、駆動効率が著しく向上する。
気ベアリングにより、シャフトが摩擦によるロスなしに
回転駆動されるため、駆動効率が著しく向上する。
【図１】本発明の一実施例に係る磁気ベアリングであ
る。
る。
【図２】本発明の他の実施例に係る磁気ベアリングであ
る。
る。
【図３】本発明の他の実施例に係る磁気ベアリングであ
る。
る。
【図４】本発明の他の実施例に係るモータである。
２ シャフト １６ 第１の内磁部材 ２２ 第２の内磁部材 ２８ 第１の外磁部材 ３０ 第２の外磁部材 ３８ 第１の内磁部材 ４２ 第２の内磁部材 ４４ 第１の外磁部材 ４６ 第２の外磁部材 ４８ 第１の内磁部材 ５０ 第２の内磁部材 ５４ 第１の外磁部材 ５６ 第２の外磁部材 ６０ ロータ ６２ ステータ
Claims (5)
- 【請求項１】シャフトを磁気力を用いて回転自在に支持
する磁気ベアリングであって、 （Ａ）外周部が、軸線方向の一端から他端に向かうに従
って漸次拡径せしめられ、少なくとも前記外周部には周
方向全体に渡って同一極性を持つ着磁部が形成され、内
周部を前記シャフトに装着せしめられる第１の内磁部材
と、 （Ｂ）外周部が、軸線方向の一端から他端に向かうに従
って漸次拡径せしめられ、少なくとも前記外周部には周
方向全体に渡って同一極性を持つ着磁部が形成され、内
周部を前記シャフトに、前記第１の内磁部材と軸線方向
の一端同士又は他端同士を対向させた状態で装着せしめ
られる第２の内磁部材と、 （Ｃ）内周部が、軸線方向の一端から他端に向かうに従
って漸次拡径せしめられ、少なくとも前記内周部には周
方向全体に渡って前記第１の内磁部材の外周部と同一の
極性を持つ着磁部が形成され、前記内周部を、前記第１
の内磁部材の前記外周部と対向させ且つ一定距離だけ離
間して固定配置される第１の外磁部材と、 （Ｄ）内周部が、軸線方向の一端から他端に向かうに従
って漸次拡径せしめられ、少なくとも前記内周部には周
方向全体に渡って前記第２の内磁部材の外周部と同一の
極性を持つ着磁部が形成され、前記内周部を、前記第１
の内磁部材の前記外周部と対向させ且つ一定距離だけ離
間して固定配置される第２の外磁部材とを具備したこと
を特徴とする磁気ベアリング。 - 【請求項２】前記第１の内磁部材及び前記第２の内磁部
材を一体に成形したことを特徴とする請求項１記載の磁
気ベアリング。 - 【請求項３】前記第１の外磁部材及び前記第２の外磁部
材を一体に成形したことを特徴とする請求項１記載の磁
気ベアリング。 - 【請求項４】前記第１の内磁部材及び前記第２の内磁部
材を一体に成形し、且つ、前記第１の外磁部材及び前記
第２の外磁部材を一体に成形したことを特徴とする請求
項１記載の磁気ベアリング。 - 【請求項５】請求項１記載の磁気ベアリングにおいて、
前記シャフトの、前記第１の内磁部材と前記第２の内磁
部材との間に、ロータを装着し、このロータの周りにス
テータを固定配置してなることを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27152791A JPH05146109A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 磁気ベアリングおよびモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27152791A JPH05146109A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 磁気ベアリングおよびモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05146109A true JPH05146109A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17501311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27152791A Withdrawn JPH05146109A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 磁気ベアリングおよびモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05146109A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE20019530U1 (de) | 2000-02-24 | 2001-01-25 | Delta Electronics, Inc., Taoyuan | Magnetlagervorrichtung |
| US6731038B2 (en) * | 2002-03-18 | 2004-05-04 | Charles Kuipers | Bearing-like device using magnetic force to actively aid or enhance turning or spinning movement |
| KR100676854B1 (ko) * | 2005-11-23 | 2007-02-01 | 한국기계연구원 | 하이브리드형 자기베어링을 이용한 초소형 스핀들장치 |
| US7315100B2 (en) | 2004-02-20 | 2008-01-01 | Delta Electronics, Inc. | Motor and magnetic bearing assembly thereof |
| DE10007428B4 (de) * | 1999-12-10 | 2008-03-20 | Delta Electronics, Inc. | Magnetlager |
| JP2012097891A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | B'pro Corp | 永久磁石磁気軸受 |
| CN102808802A (zh) * | 2011-06-03 | 2012-12-05 | 深圳市顺合泰电机有限公司 | 具有磁性吸附的含油风扇 |
| CN103956847A (zh) * | 2014-05-15 | 2014-07-30 | 江苏华雕机械有限公司 | 一种应用永磁体代替轴承的高速电主轴 |
| KR101518930B1 (ko) * | 2013-12-31 | 2015-05-11 | 현대자동차 주식회사 | 차량용 쿨링모듈 마운팅 유닛 |
| WO2017158710A1 (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 株式会社ナカダクリエイト | フライホイール装置及び、発電及び駆動モータ装置 |
| JP2018009644A (ja) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | マツダ株式会社 | 磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法 |
| JP2018191507A (ja) * | 2018-06-28 | 2018-11-29 | 株式会社ナカダクリエイト | フライホイール装置及び回転電機 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP27152791A patent/JPH05146109A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10007428B8 (de) * | 1999-12-10 | 2008-06-26 | Delta Electronics, Inc. | Magnetlager |
| DE10007428B4 (de) * | 1999-12-10 | 2008-03-20 | Delta Electronics, Inc. | Magnetlager |
| DE20019530U1 (de) | 2000-02-24 | 2001-01-25 | Delta Electronics, Inc., Taoyuan | Magnetlagervorrichtung |
| US6731038B2 (en) * | 2002-03-18 | 2004-05-04 | Charles Kuipers | Bearing-like device using magnetic force to actively aid or enhance turning or spinning movement |
| US6836042B2 (en) * | 2002-03-18 | 2004-12-28 | Charles Kuipers | Bearing-like device using magnetic force to actively aid or enhance turning or spinning movement |
| US7315100B2 (en) | 2004-02-20 | 2008-01-01 | Delta Electronics, Inc. | Motor and magnetic bearing assembly thereof |
| KR100676854B1 (ko) * | 2005-11-23 | 2007-02-01 | 한국기계연구원 | 하이브리드형 자기베어링을 이용한 초소형 스핀들장치 |
| JP2012097891A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | B'pro Corp | 永久磁石磁気軸受 |
| CN102808802A (zh) * | 2011-06-03 | 2012-12-05 | 深圳市顺合泰电机有限公司 | 具有磁性吸附的含油风扇 |
| KR101518930B1 (ko) * | 2013-12-31 | 2015-05-11 | 현대자동차 주식회사 | 차량용 쿨링모듈 마운팅 유닛 |
| CN103956847A (zh) * | 2014-05-15 | 2014-07-30 | 江苏华雕机械有限公司 | 一种应用永磁体代替轴承的高速电主轴 |
| WO2017158710A1 (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 株式会社ナカダクリエイト | フライホイール装置及び、発電及び駆動モータ装置 |
| JP2018009644A (ja) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | マツダ株式会社 | 磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法 |
| JP2018191507A (ja) * | 2018-06-28 | 2018-11-29 | 株式会社ナカダクリエイト | フライホイール装置及び回転電機 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4563046A (en) | Flywheel apparatus | |
| CA1273981A (en) | Electric motor having rotor and stator provided with conical portions loosely fitted with each other | |
| US20080213104A1 (en) | Motor | |
| JPH05146109A (ja) | 磁気ベアリングおよびモータ | |
| US6700260B2 (en) | Rotor structure of motor | |
| JP3577558B2 (ja) | フライホイール装置 | |
| US6933642B2 (en) | Hydrodynamic gas bearing | |
| JP2002130278A (ja) | フライホイール形電力貯蔵装置及び磁気軸受装置 | |
| EP3825563B1 (en) | Magnetic bearing | |
| GB2417616A (en) | A motor without bearing | |
| JPH11341734A (ja) | ディスク形モータ | |
| JPS61294218A (ja) | 流体軸受装置 | |
| JP2826172B2 (ja) | モータ | |
| JPH06235420A (ja) | スピンドルモ−タ | |
| JPH0226310A (ja) | 磁気スラスト軸受 | |
| JPH06235421A (ja) | スピンドルモ−タ | |
| JPH08219158A (ja) | 磁気軸受装置 | |
| JPH02163513A (ja) | 磁気スラスト軸受 | |
| JP2002195281A (ja) | 回転軸の支持構造 | |
| JP3263771B2 (ja) | 回転飾り駆動装置の軸受け装置 | |
| JPS6275124A (ja) | 磁気軸受装置 | |
| JPH06311701A (ja) | スピンドルモータ | |
| WO1998057414A1 (en) | Frictionless bearing system | |
| JPH04111256A (ja) | スピンドルモータ | |
| JP2560507Y2 (ja) | 動圧軸受装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |