JP2012097474A - 建設機械における油圧ホースのクランプ装置 - Google Patents

建設機械における油圧ホースのクランプ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ステップの裏側に配管されていて目視できない位置に存在する油圧ホースのクランプ装置を容易に分解及び再取り付けすることができる油圧ホースのクランプ装置を提供する。
【解決手段】メンテナンス用開口部68を有するメインフレーム55上の作業アタッチメント装着部56内で、油圧ポンプから作業機用のアクチュエータに油圧を供給する油圧ホース64の移動を拘束するための建設機械における油圧ホースのクランプ装置において、油圧ホース64に装着されるクランプ69と、クランプ69をメインフレーム55に押さえて拘束する押さえプレート11と、押さえプレート11の一端部側をメインフレーム55側に引っ掛けて止めるフック17aを設けてなるプレート掛け止め部12bと該押さえプレート11の他端部側をメインフレーム55側にボルト16で固定するボルト固定部12aを有する押さえプレート固定手段12と、を備える建設機械における油圧ホースのクランプ装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、油圧ショベルや油圧クレーン等の建設機械における油圧ホースのクランプ装置に関するものである。
図4は建設機械として従来から知られる油圧ショベルの一例を示す。同図において、油圧ショベル51は、下部走行体52と、該下部走行体52上に旋回可能に搭載された上部旋回体53と、該上部旋回体53に俯仰動可能に取り付けられた作業機54等により構成されている。
また、前記上部旋回体53は、図5に示すように中央部に位置するセンターフレーム部55aと該センターフレーム部55aの左右両側部に位置するサイドフレーム部55b,
55c等を有するメインフレーム55を備えている。
前記センターフレーム部55aの前部には、左右に対峙して立設されたウエブ板56a,56aと、該ウエブ板56a,56a間に架設された前面板56bとからなる作業アタッチメント装着部56が設けられている。また、左右のウエブ板56a,56aには、それ
ぞれ取付孔57が複数個開穿されている。そして、該ウエブ板56a,56aには、図4
に示すように前記作業機54におけるブーム54aの基端側と該ブーム54aのアクチュエータ63aの基端側がそれぞれ、前記取付孔57,57に装着されたブーム軸58a,58bを介して俯仰動可能に取り付けられている。なお、該ブーム54aの先端側には、該ブーム54aから延長するようにしてアーム54b及びバケット54cが順に取り付けられている。
前記一方のサイドフレーム部55b上には運転室を設けたキャブ59が配設され、前記他方のサイドフレーム55c上にはエンジン60及び油圧ポンプ61等を搭載してなる機器ハウス62が配設されている。また、図5に示すように、前記作業アタッチメント装着部56と前記機器ハウス62で囲暁されたスペースには、該機器ハウス62の上面よりも低位置に鉄板を敷設してなるステップ67が取り付けられ、さらに該ステップ67の下方に旋回モータ(図示せず)が取り付けられている。したがって、機器ハウス62内に配設される前記エンジン60,前記油圧ポンプ61等は、前記ステップ67の下方の位置に取り
付けられている前記旋回モータの邪魔にならないように、前記作業アタッチメント装着部56の後方位置に配置する必要がある。
このため、前記ブーム54aの前記アクチュエータ63aと前記油圧ポンプ61との間を連結している油圧ホース64と、前記アーム54bのアクチュエータ63bと前記油圧ポンプ61との間を連結している油圧ホース64と、前記バケット54cのアクチュエータ63cと前記油圧ポンプ61との間を連結している油圧ホース64、並びにコントロールバルブ(図示せず)等は、前記左右のウエブ板56a,56aと前記前面板56bと前記
油圧ポンプ61等で囲暁されて、前記作業アタッチメント装着部56内に配設されている。
ところで、この種の油圧ショベル51は、前記メインフレーム55に対して前記ブーム54aが上下方向に大きく回動する。そのため、前記各油圧ホース64,64,64は、前記作業アタッチメント装着部56に対して自由に屈曲し、前記ブーム54aの回動動作に対応できるように可撓性を有するホースが使用されている。そして、これら油圧ホース64,64,64は、前記作業アタッチメント装着部56の前記前面板56bに設けた開口部
65等を通って前記センターフレーム部55a上、すなわち前記作業アタッチメント装着部56内に導入され、前記油圧ポンプ61にアクセスする近傍において該センターフレーム部55a上に並列に並べられ、かつ、前後2つのクランプ装置66,66により固定さ
れている。
また、この構造では、前記油圧ホース64,64,64等をメンテナンスするとき、前記作業アタッチメント装着部56の一側部には、足場となる鉄板を敷設した前記ステップ67が配設されているので、該ステップ67側から該作業アタッチメント装着部56内に作業者が手を差し入れて作業を行うことができない。このため、前記作業アタッチメント装着部56に対応して、前記メンテナンス用開口部68(図6及び図8参照)が前記センターフレーム部55a(または前記ステップ67の裏側と対応する前記サイドフレーム部55
c)に設けられている。したがって、作業者がメンテナンス等を行う場合は、該メンテナ
ンス用開口部68を通して、該センターフレーム部55aの下側から作業アタッチメント装着部56内に手を差し入れ、前記クランプ装置66のボルトを取り外した後に、前記各油圧ホース64,64,64のクランプを分解する必要がある。
図6〜図8は、前記センターフレーム部55a(または前記ステップ67の裏側に対応
する前記サイドフレーム部55c)に設けられた前記メンテナンス用開口部68を通して
、前記センターフレーム部55aの下側から作業アタッチメント装着部56内に手を入れて操作できるようにした、従来の油圧ショベル51におけるクランプ装置66の一例を示す説明図で、図6は前記作業アタッチメント装着部56内で3本の油圧ホース64,64,64の前後2箇所を1対のクランプ装置66,66で固定している状態を示す概略斜視図
、図7は一方のクランプ装置66を拡大して示す平面図、図8は図7のB−B断面図である。
同図において、前記クランプ装置66は、前記センターフレーム部55a上に並列に並べて配置される前記油圧ホース64,64,64が横滑りするのを防止するクランプ69と、該クランプ69を前記センターフレーム部55a上に押さえて拘束する押さえプレート70と、該押さえプレート70を前記センターフレーム部55a側に固定する1対の押さえプレート固定手段71,71とで構成されている。
前記クランプ69は、可撓性樹脂材料、例えば各種合成ゴム、フッ素樹脂、ナイロン等の樹脂材を用いて概略扁平C字状に形成され、固定する前記油圧ホース64,64,64の本数、本例では3本の油圧ホース64,64,64を巻回できるように所定の長さ寸法に形成されたベルト部69aと、前記油圧ホース64,64,64の横方向における位置決めを行うための、該ベルト部69aの内面から内側に向かってそれぞれ突設されている4個の係止突起部69b,69b…で構成されている。
前記押さえプレート70は、前記クランプ69の前後幅の寸法と略同じ幅寸法を有してなる細長い鉄板であり、左右方向の長さ寸法は前記クランプ69の左右方向の長さ寸法よりも十分大きく形成されている。すなわち、前記押さえプレート70は、前記油圧ホース64,64,64を挟んで前記センターフレーム部55a上に重ね配置された際、該押さえプレート70の左右の両側部分がそれぞれ前記クランプ69の左右両側から大きく突出した状態となる大きさで形成されており、また前記クランプ69の左右両側から突出する部分にボルト取付孔72が各々形成されている。
前記各押さえプレート固定手段71,71は、前記押さえプレート70の前記ボルト取
付孔72,72に対応して前記センターフレーム部55aに形成された取付孔73,73と、該押さえプレート70の外側から該ボルト取付孔72と該取付孔73を通って該センターフレーム部55aの裏面側(下側)まで突出して取り付けられるボルト74と、該センタ
ーフレーム部55aの裏面側で該ボルト74にネジ止めされるナット75とで構成されている。
このように構成された各クランプ装置66,66は、前記押さえプレート70が前記メ
ンテナンス用開口部68に対して略直角となるように交差した状態、すなわち一方の前記押さえプレート固定手段71が前記メンテナンス用開口68から差し入れた手の届き易い、すなわち前記メンテナンス用開口68に近い位置に配置され、他方の前記押さえプレート固定手段71が前記メンテナンス用開口68から差し入れた手の届きにくい、すなわち前記メンテナンス用開口68から遠く離れた位置に配置されるようにして設けられている。
また、前記各クランプ装置66,66を使用して前記油圧ホース64,64,64を前記
センターフレーム部55a上に固定する場合は、該センターフレーム部55aの下面側から、作業者が前記メンテナンス用開口部68を通して前記作業アタッチメント装着部56内に手を差し入れて作業を行う。なお、前記作業アタッチメント装着部56内は、通常、外部からほとんど目視できない状態が多い。
そして、前記各クランプ装置66,66において、前記各油圧ホース64,64,64を
、同じ1個の前記クランプ69で一括に巻回して拘束した後、該クランプ69を前記センターフレーム部55a上の所定の位置にセットする。
次いで、前記クランプ69上に前記押さえプレート70を載置するとともに、該押さえプレート70の前記各ボルト取付孔72,72にそれぞれ、外側から該ボルト取付孔72
と前記取付孔73を通ってボルト74を取り付ける。また、前記センターフレーム部55aの下側に突出している該各ボルト74,74の先端にそれぞれ前記ナット75,75をネジ止めし、さらにスパナ等で締め付ける。したがって、該押さえプレート70は、該各ボルト74,74の締め付けにより前記センターフレーム部55a上に固定され、また該押
さえプレート70と該センターフレーム部55aの間に前記クランプ69と前記油圧ホース64,64,64が挟まれた状態で一括固定される。
反対に、前記油圧ホース64,64,64を前記センターフレーム部55aから取り外す場合は、前記各クランプ装置66,66の箇所において、前記各押さえプレート固定手段
71,71における前記ボルト74,74と前記ナット75,75の螺合をそれぞれ解除す
ると取り外すことができる。
したがって、図6乃至図8に示す従来のクランプ装置66を用いた油圧ホースのクランプ構造では、前記センターフレーム部55aの裏側に明けられたメンテナンス用開口部65から手を差し入れ、ほとんど目視できない状態でそれぞれ2本の前記ボルト74,74を取り付け、あるいは取り外さなければならない。このため、特に手の届きにくいメンテナンス用開口部65から奥側にある前記押さえプレート固定手段71の場合では、前記ボルト74の取り付け・取り外し作業が極めて悪くなることになる。
なお、複数の油圧ホースを並列に並べて所定の位置に取り付ける構造としては、例えば後特許文献1及び特許文献2が知られている。
すなわち、特許文献1には、複数の油圧ホースを並列に並べてベルトで一括して巻回した後、ブームに設けられたブラケットに該ベルトの端を係止突起で固定するようにして、固定用のボルトやスパナ等を用いることなく、給脂ホースをブラケットに固定することができる技術が開示されている。
一方、特許文献2には、クランプ材によって2本の油圧ホースのそれぞれを一括してクランプした後、該クランプ材の中間位置に形成された孔にボルトを挿通して建設機械の本体側へ取り付けるようにした油圧ホースのクランプ構造の技術が開示されている。
特開2001−323495号公報 特開2003−3516号公報
しかしながら、図6乃至図8に示したような従来の油圧ホースのクランプ装置66では、センターフレーム部55aの裏側に明けられた開口部65から作業アタッチメント装着部56内に手を差し入れ、ほとんど目視できない状態で2本のボルト74,74をそれぞれ取り付け、または取り外さなければならない。このため、クランプ装置66を分解、及び再取り付けするときの作業性が極めて悪くなるという問題点があった。
また、特許文献1及び特許文献2に開示された、複数の油圧ホースを並列に並べて所定の位置に取り付ける構造は、ポンプからの油圧力が伝達されないホースに用いられる技術であり、油圧ポンプから引き出されている複数本の油圧ホースをアタッチメント装着部内にクランプする技術として、油圧力が伝達され、ホースが脈動するような部位にはそのまま応用することはできない。
そこで、作業アタッチメント装着部内の目視できない位置に配設される油圧ホースのクランプ装置を容易に分解及び再取り付けすることができるようにした油圧ホースのクランプ構造を実現するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、メンテナンス用開口部を有するフレーム上の作業アタッチメント装着部内で、油圧ポンプから作業機用のアクチュエータに油圧を供給する油圧ホースの移動を拘束するための建設機械における油圧ホースのクランプ装置において、前記油圧ホースに装着されるクランプと、該クランプを前記フレームに押さえて拘束する押さえプレートと、前記押さえプレートの一端部側を前記フレーム側に引っ掛けて止めるフックを設けてなるプレート掛け止め部と該押さえプレートの他端部側を前記フレーム側にボルトで固定するボルト固定部を有する押さえプレート固定手段と、を備える建設機械における油圧ホースのクランプ装置を提供する。
この構成によれば、油圧ホースが横滑りしないようにクランプで該油圧ホースを固定した後、該クランプの上側から該押さえプレートを臨ませ、該押さえプレートの一端側をプレート掛け止め部に設けたフックでフレーム側に引っ掛けて止めるとともに、該押さえプレートの他端側をボルト固定部のボルトで締結して固定すると、該押さえプレートがクランプをフレームに押し付けた状態にして固定される。また、このクランプの固定と同時に、油圧ホースもフレーム側に固定される。一方、取り外して分解をする場合は、反対の操作をすることにより、押さえプレートを取り外して分解することができる。したがって、このクランプ装置では、押さえプレート固定手段の片側に設けたボルト固定部におけるボルトを取り付け、または取り外すだけで、油圧ホースの固定及び取り外しを行うことができることになる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、上記押さえプレート固定手段の上記ボルト固定部と上記プレート掛け止め部は、前記ボルト固定部が上記メンテナンス用開口部から手の届き易い位置側に配置され、前記プレート掛け止め部が前記メンテナンス用開口部から手の届きにくい位置側に配置されるようにして設けてなる建設機械における油圧ホースのクランプ装置を提供する。
この構成によれば、クランプ装置は、メンテナンス開口部から手の届きにくい側にフックによる引っ掛け操作で簡単に固定できるプレート掛け止め部を設け、メンテナンス開口部から手の届き易い位置にある固定はボルトの締め付け操作で確実に固定することができる。
請求項1記載の発明は、フックによる簡単な掛け止め操作とボルトによる確実な締結操作を用いて、油圧ホースの取り付け、取り外し作業を簡単、かつ、確実に行うことができるので、油圧ホース周りの作業性の向上が一段と改善される効果が期待できる。
請求項2記載の発明は、メンテナンス用開口部から手の届きにくい位置にある固定は、フックによる簡単な掛け止め操作で固定し、手の届き易い位置にある固定はボルトの締め付け操作により確実に固定するようにしているので、請求項1記載の発明の効果に加えて、クランプ装置のボルトの取り付け、取り外し作業が簡単、かつ、確実になる。このため、油圧ホース周りの作業負担がさらに軽減される効果が期待できる。
本発明のクランプ装置を適用した油圧ショベルの作業アタッチメント装着部内におけるホースクランプ構造を概略的に示す図。 図1に示すホースクランプ構造を拡大して示す平面図。 図2のA−A断面図であり、(a)は押さえプレート固定後の状態を示す図、(b)は押さえプレート取り付け途中の状態を示す図。 一般的に知られている油圧ショベルの全体側面図。 図4に示した油圧ショベルの上部旋回体の要部構造を示す斜視図。 従来のクランプ装置を適用した油圧ショベルの作業アタッチメント装着部内の構造を説明する図。 図6に示すクランプ構造を拡大して示す平面図。 図7のB−B断面図。
本発明は、作業アタッチメント装着部内の目視できない位置に配設される油圧ホースのクランプ装置を容易に分解及び再取り付けすることができる油圧ホースのクランプ装置を実現するという目的を達成するために、メンテナンス用開口部を有するフレーム上の作業アタッチメント装着部内で、油圧ポンプから作業機用のアクチュエータに油圧を供給する油圧ホースの移動を拘束するための建設機械における油圧ホースのクランプ装置において、前記油圧ホースに装着されるクランプと、該クランプを前記フレームに押さえて拘束する押さえプレートと、前記押さえプレートの一端部側を前記フレーム側に引っ掛けて止めるフックを設けてなるプレート掛け止め部と該押さえプレートの他端部側を前記フレーム側にボルトで固定するボルト固定部を有する押さえプレート固定手段と、を備える建設機械における油圧ホースのクランプ装置を提供することにより実現した。
以下、本発明に係る建設機械における油圧ホースのクランプ装置の一実施例を、図4及び図5に示した油圧ショベルの油圧ホースをクランプする構造に適用した場合として、図1乃至図3を参照しながら詳細に説明する。
すなわち、図1乃至図3を用いて説明する本実施例のクランプ装置は、図4及び図5に示した油圧ショベルに、図6乃至図8に示したクランプ装置66に変えて適用する場合として説明するものである。したがって、以下の説明において図4及び図5に示す部材と同じ符号を付して説明する部材は、図4及び図5に示す部材に各々対応しているものであり、また図6乃至図8に示した符号と対応する部材には同一符号を付して重複説明は省略する。
図1は、前記作業アタッチメント装着部56内において、本実施例に係るクランプ装置10を使用して前記油圧ホース64,64,64の前後2箇所の位置をそれぞれ固定している状態を示す概略斜視図で、図2はその一方側の固定箇所を拡大して示す平面図、図3は図2のA−A断面図である。
同図において、前記クランプ装置10は、前記センターフレーム部55a上に並列に並べて配置される前記油圧ホース64,64,64が横滑りするのを防止するクランプ69と、該クランプ69を前記センターフレーム部55a上に押さえて拘束する押さえプレート11と、該押さえプレート11を前記センターフレーム部55a側に固定するボルト固定部12aとプレート掛け止め部12bを有してなる押さえプレート固定手段12とで構成されている。又、上記クランプ69はゴム質の材料を採択するを可とするが、之に限定されない。更に、形状も図3に示すように一側開放の細長いC型に形成される外、上下各別に形成されたクランプ片にて構成してもよい。
なお、前記押さえプレート固定手段12は、作業者がメンテナンス用開口部68から手を差し入れて、その差し入れた手が固定箇所に届き易いか、届きにくいかで区別した場合に、前記ボルト固定部12aは前記メンテナンス用開口部68から差し入れた手が届き易い位置側、すなわち、前記メンテナンス用開口部68と近い位置に設けられ、前記プレート掛け止め部12bは前記メンテナンス用開口部68から離れた奥側、すなわち、前記メンテナンス用開口部68から差し入れた手が届きにくい位置側に設けられている。
前記押さえプレート11は、前記クランプ69の前後幅の寸法と略同じ幅寸法を有した細長い鉄板であり、左右方向の長さ寸法は前記クランプ69の左右方向の長さ寸法よりも十分大きく形成されている。すなわち、前記押さえプレート11は、前記油圧ホース64,64,64を挟んで前記センターフレーム部55a上に重ね配置された際、該押さえプレート11の左右の両側部分がそれぞれ前記クランプ69の左右両側から大きく突出した状態となる大きさで形成されており、また図3に示すように前記クランプ69の左右両側から突出する部分にそれぞれ、ボルト取付孔13とフック差し込み孔14が形成されている。
前記ボルト固定部12aは、前記押さえプレート11に形成された前記ボルト取付孔13と、該ボルト取付孔13に対応して前記センターフレーム部55aに形成された取付孔15と、該押さえプレート11の外側から該ボルト取付孔13と該取付孔15を通って前記センターフレーム部55aの裏面側(下側)まで突出して取り付けられるボルト16と、該センターフレーム部55aの裏面側で該ボルト16にネジ止めされるナット17とで構成されている。
前記プレート掛け止め部12bは、前記押さえプレート11に形成された前記フック差し込み孔14と、該フック差し込み孔14に対応して前記センターフレーム部55aから上方に向かって突設し、かつ先端部に概略U字状に折り返してなるフック17aを設けてなる鉄製の掛け止め部材17とで構成されている。なお、該掛け止め部材17は、基端側
がセンターフレーム部55aに溶接で固定されている。
また、前記フック差し込み孔14は、前記フック17aの貫通を許し、かつ、貫通後、前記掛け止め部材17に対して前記押さえプレート11を前記センターフレーム部55aの前記取付孔15側へ水平にスライド移動できるようにして形成されている。そして、前記押さえプレート11が前記センターフレーム部55aの取付孔15側へスライド移動されると、図3の(a)に示すように前記フック17aが前記押さえプレート11上に掛け止めされるとともに、前記押さえプレート11の前記ボルト取付孔13が前記センターフレーム部55aの前記取付孔15と上下の位置で対応するように設定されている。
次に、このように構成された前記クランプ装置10の動作を説明する。まず、前記クランプ装置10を使用して前記油圧ホース64,64,64を前記センターフレーム部55aに固定する場合は、該センターフレーム部55aの下面側から前記メンテナンス用開口部68を通して作業アタッチメント装着部56内に手を差し入れて作業を行うことになる。
そして、前記各クランプ装置10,10において、前記各油圧ホース64,64,64を
、同じ1個の前記クランプ69で一括に巻回して拘束した後、該クランプ69を前記センターフレーム部55上の所定の位置にセットする。
次いで、前記プレート掛け止め部12bにおいて、図3(b)に示すように、前記押さえプレート11の前記フック差し込み孔14内に前記掛け止め部材17の前記フック17aを挿入させ、該押さえプレート11を該クランプ69上に配置する。続いて、前記押さえプレート11を前記メンテナンス用開口部68側へ水平にスライド移動させる。これにより、前記フック17aが前記押さえプレート11上に掛け止めされるとともに、前記押さえプレート11の前記ボルト取付孔13が前記センターフレーム部55aの前記取付孔15上に位置対応する。
次いで、前記押さえプレート11の外側から、前記ボルト取付孔13と前記取付孔15を通って前記ボルト16を取り付け、さらに前記センターフレーム部55aの下側に突出している該各ボルト16の先端に前記ナット18をネジ止めしてスパナ等でさらに締め付けると、該押さえプレート11と該センターフレーム部55aの間に、前記クランプ69と前記油圧ホース64,64,64を一括して固定することができる。
反対に、前記油圧ホース64,64,64を前記センターフレーム部55aから取り外す場合は、前記各クランプ装置10,10の箇所において、前記ボルト固定部12aの前記
ボルト16と前記ナット18の螺合をそれぞれ解除し、その後、前記プレート掛け止め部12b側の前記フック17aとの係合を解除すると取り外すことができる。
したがって、本発明に係る建設機械における油圧ホースのクランプ装置10では、1個の前記フック17aによる簡単な掛け止め操作と1本の前記ボルト16と前記ナット18による確実な締結操作を用いて、前記油圧ホース64,64,64の取り付け、取り外し作業を簡単、かつ、確実に行うことができるので、油圧ホース周りの作業性の向上が改善される。
また、前記メンテナンス用開口部68から手の届きにくい位置側にある固定は、前記フック17aによる簡単な掛け止め操作で固定し、手の届き易い位置側にある固定は前記ボルト16と前記ナット18の締め付け操作で確実に固定するようにしているので、クランプ装置10のボルトの取り付け、取り外し作業が簡単、かつ、確実になり、油圧ホース周りの作業負担がさらに軽減されることになる。
以上、本発明の具体的な実施例を説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本題明に係る建設機械における油圧ホースのクランプ装置は、1本のボルトを外すだけでクランプ装置を分解することができるので、建設機械に限らず、床下等に油圧ホースが配管されている各種の機械設備等においても有効に利用することができる。
10 クランプ装置
11 押さえプレート
12 押さえプレート固定手段
12a ボルト固定部
12b プレート掛け止め部
13 ボルト取付孔
14 フック差し込み孔
15 取付孔
16 ボルト
17 掛け止め部材
17a フック
18 ナット
64 油圧ホース
68 メンテナンス用開口部
69 クランプ

Claims (2)

  1. メンテナンス用開口部を有するフレーム上の作業アタッチメント装着部内で、油圧ポンプから作業機用のアクチュエータに油圧を供給する油圧ホースの移動を拘束するための建設機械における油圧ホースのクランプ装置において、
    前記油圧ホースに装着されるクランプと、
    該クランプを前記フレームに押さえて拘束する押さえプレートと、
    前記押さえプレートの一端部側を前記フレーム側に引っ掛けて止めるフックを設けてなるプレート掛け止め部と該押さえプレートの他端部側を前記フレーム側にボルトで固定するボルト固定部を有する押さえプレート固定手段と、
    を備えることを特徴とする建設機械における油圧ホースのクランプ装置。
  2. 上記押さえプレート固定手段の上記ボルト固定部と上記プレート掛け止め部は、前記ボルト固定部が上記メンテナンス用開口部から手の届き易い位置側に配置され、前記プレート掛け止め部が前記メンテナンス用開口部から手の届きにくい位置側に配置されるようにして設けてなることを特徴とする請求項1記載の建設機械における油圧ホースのクランプ装置。
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