JP2002349777A - 配管接続装置 - Google Patents

配管接続装置

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JP2002349777A
JP2002349777A JP2001154516A JP2001154516A JP2002349777A JP 2002349777 A JP2002349777 A JP 2002349777A JP 2001154516 A JP2001154516 A JP 2001154516A JP 2001154516 A JP2001154516 A JP 2001154516A JP 2002349777 A JP2002349777 A JP 2002349777A
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Shin Matsushita
慎 松下
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管をスリーブ内に抜止め状態に保持できる
と共に、全体の部品点数の削減を図るようにする。 【解決手段】 油圧配管21,22の外周側にはシール
リング33,34を挿嵌し、このシールリング33,3
4をスリーブ32の拡径開口32A,32Bの内周面に
嵌合させる。さらに、シールリング33,34の外周側
にはリテーナ35,36を取付けると共に、クランプリ
ング37,38によりシールリング33,34を油圧配
管21,22の外周側に締付ける。そして、油圧配管2
1,22の外周側には全周凹溝21A,22Aをそれぞ
れ設け、この全周凹溝21A,22A内にシールリング
33,34の環状突起33A,34Aをそれぞれ係合さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設機械等
に油圧配管等を接続するのに好適に用いられる配管接続
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた
上部旋回体と、該上部旋回体の前側に設けられた作業装
置とによって構成されている。
【0003】ここで、建設機械の上部旋回体は、前側に
作業装置が取付けられる旋回フレームと、該旋回フレー
ム上に搭載されたエンジンと、該エンジンに設けられた
油圧ポンプと、旋回フレーム上に搭載され複数の制御弁
等を連ねてなるコントロールバルブとを備えている。ま
た、旋回フレーム上にはエンジンの近傍に位置してオイ
ルクーラ等の熱交換器が配設されている。
【0004】また、油圧ショベルの作動時には、油圧ポ
ンプからの圧油を作業装置の油圧アクチュエータ等に給
排することにより、作業装置等を作動するようにしてい
る。また、このように油圧ポンプから油圧アクチュエー
タ内に給排された作動油のうち、油圧アクチュエータを
流れた後の作動油は高温となっているからオイルクーラ
に流れ、冷却される。
【0005】この場合、コントロールバルブとオイルク
ーラとの間の2つの配管を接続する管継手として、例え
ば、特開平9−317961号公報等に記載された配管
接続装置を用いることが知られている。
【0006】ここで、この従来技術による配管接続装置
は、両端に位置する開口が円錐状に拡径した拡径開口と
なり、該拡径開口を介して配管が挿入されたスリーブ
と、配管の外周側に挿入されたグリップリングと、該グ
リップリングを両面側から挟んで配管の外周側にそれぞ
れ挿入された外方ガスケット、内方ガスケットと、該内
方ガスケットとスリーブの拡径開口との間に位置して配
管の外周側に挿入された環状シール材と、スリーブの拡
径開口と外方ガスケットに跨って取付けられたカップリ
ングハーフ(クランプリング)とによって構成されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平9−317961号公報に記載された従来技術で
は、配管をスリーブ内に抜止め状態に保持するために、
グリップリング、外方ガスケット、内方ガスケット、環
状シール材、カップリングハーフ等からなる複雑な部材
が必要となり、配管接続装置を構成する全体の部品点数
が増えるばかりか、組立に時間がかかり、作業性が低下
するという問題がある。
【0008】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
てなされたもので、本発明の目的は、全体の部品点数の
削減を図ることができ、組立時の作業性等を高められる
ようにした配管接続装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による配管固定装置は、両端に位置する
開口側が円錐状に拡径した拡径開口となり該拡径開口を
介して内周側にそれぞれ別々の配管が挿入されるスリー
ブと、該スリーブの拡径開口の内周面に嵌合される環状
体として形成され、内周側が前記配管の外周側に挿嵌さ
れるシールリングと、該シールリングの外周面に取付け
られたリテーナと、該リテーナの外周側と前記スリーブ
の拡径開口の外周側に跨って取付けられ前記シールリン
グを配管の外周側に締付けるクランプリングとを備えて
いる。
【0010】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記配管の外周側のうち前記シールリングが挿
嵌される挿嵌部位には被係合部を設け、前記シールリン
グの内周側には前記被係合部に係合し配管をスリーブ内
に抜止め状態に保持する係合部を設ける構成としたこと
にある。
【0011】このように構成したことにより、クランプ
リングをリテーナの外周側、スリーブの拡径開口に跨っ
て取付けたときには、シールリングが配管の外周側に締
付けられ、この状態でスリーブと配管との間をシールリ
ングによりシールすることができる。そして、シールリ
ングの内周側に設けた係合部が配管の外周側に設けた被
係合部に係合し、配管をスリーブ内に抜止め状態に保持
することができる。
【0012】また、請求項2の発明は、被係合部は配管
の全周に亘って設けられた全周凹溝であり、係合部はシ
ールリングの内周側に突出して設けられ前記全周凹溝に
係合する環状突起により構成している。このように構成
したことにより、シールリングの内周側に設けた環状突
起を配管の全周凹溝に沿って係合させることができ、配
管をスリーブ内に抜止め状態に安定して保持することが
できる。
【0013】また、請求項3の発明は、被係合部は配管
の周方向に間隔をおいて設けられた複数の凹溝であり、
係合部はシールリングの内周側に同方向に間隔をおいて
設けられ前記複数の凹溝に係合する複数の突起により構
成している。このように構成したことにより、シールリ
ングの内周側に設けた複数の突起を配管に設けた複数の
凹溝に係合させることができ、この場合についても配管
をスリーブ内に抜止め状態に安定して保持することがで
きる。
【0014】さらに、請求項4の発明が採用する構成の
特徴は、配管の外周側には被係合部を設け、前記クラン
プリングには前記被係合部に係合し前記配管をスリーブ
内に抜止め状態に保持する係合部を設ける構成としたこ
とにある。このように構成したことにより、クランプリ
ングに設けた係合部を配管の外周側に設けた被係合部に
係合させ、配管をスリーブ内に抜止め状態に保持するこ
とができる。
【0015】さらに、請求項5の発明は、被係合部は配
管の外周側に形成された被係合溝であり、係合部はクラ
ンプリングの内周側に突出して設けられ前記被係合溝に
係合する係合爪により構成している。このように構成し
たことにより、クランプリングに設けた係合爪を配管の
外周側に設けた被係合溝に係合させ、配管をスリーブ内
に抜止め状態に保持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
配管接続装置を油圧ショベルに適用した場合を例に挙
げ、図1ないし図15の添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0017】ここで、図1ないし図9は本発明の第1の
実施の形態を示し、1は油圧ショベルの下部走行体、2
は該下部走行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体
で、該上部旋回体2の前部側には作業装置3が俯仰動可
能に設けられている。
【0018】また、上部旋回体2は、後述の旋回フレー
ム9を有し、該旋回フレーム9上には、運転室を画成す
るキャブ4と、キャブ4の後側に位置して後述のエンジ
ン16、油圧ポンプ17等を収容した建屋カバー5と、
該建屋カバー5の前部右側に位置した作動油タンク6
と、該作動油タンク6の前側に位置した燃料タンク7
と、建屋カバー5の後側に位置したカウンタウエイト8
とが設けられている。
【0019】9は上部旋回体2のベースをなす相手方部
材となる旋回フレームで、該旋回フレーム9は、図3、
図4に示す如く、厚肉な鋼板等からなる底板10と、該
底板10上に前,後方向に伸長して立設された左,右の
縦板11,11と、該左側の縦板11から左方に張出し
た張出しビーム12A,12B,12Cと、右側の縦板
11から右方に張出した張出しビーム13A,13B,
13Cと、前記張出しビーム12A,12B,12Cの
先端部に前,後方向に伸長して設けられた左サイドフレ
ーム14と、前記張出しビーム13A,13B,13C
の先端部に前,後方向に伸長して設けられた右サイドフ
レーム15とによって大略構成されている。
【0020】16はカウンタウエイト8の前側に位置し
て旋回フレーム9の後部側に設けられたエンジンで、該
エンジン16は、左,右方向に延在する横置き状態で旋
回フレーム9上に搭載されている。また、エンジン16
の右側には複数個の油圧ポンプ17が取付けられ、該油
圧ポンプ17は、配管(図示せず)を介して作動油タン
ク6と、後述のコントロールバルブ18とに接続されて
いる。そして、油圧ポンプ17は、エンジン16によっ
て駆動されることにより、作動油タンク6から供給され
た作動油を加圧して圧油とし、この圧油をコントロール
バルブ18に供給するものである。
【0021】18は旋回フレーム9の各縦板11間に位
置して底板10上に搭載されたコントロールバルブで、
該コントロールバルブ18は、多数個の制御弁、パイロ
ット弁等の集合体として構成されている。そして、コン
トロールバルブ18は、油圧ポンプ17から作業装置3
の各アクチュエータ等に給排される圧油の給排方向を、
操作レバー(図示せず)等の操作に応じて制御すること
により、これらアクチュエータ等を作動するものであ
る。
【0022】19はエンジン16の左側に位置して旋回
フレーム9上に設けられたラジエータ、20はラジエー
タ19の右側に配設されたオイルクーラで、該オイルク
ーラ20は、ラジエータ19側に一体に取付けられてい
る。
【0023】そして、オイルクーラ20は、作業装置3
のアクチュエータ等から戻されて高温となったコントロ
ールバルブ18からの作動油を後述の油圧配管21,2
2を通じて流入口20Aからオイルクーラ20内に流入
させ、この作動油をオイルクーラ20内で冷却するもの
である。また、オイルクーラ20内を流れて冷却された
作動油は流出口20Bから配管(図示せず)を介して作
動油タンク6に戻される。
【0024】21は流入側となる一端側がコントロール
バルブ18に接続された第1の油圧配管で、該油圧配管
21は、流出側となる他端側が後述の配管接続装置31
を介して第2の油圧配管22と接続されている。ここ
で、油圧配管21の他端側外周のうち、後述するシール
リング33の挿通部位には被係合部となる全周凹溝21
Aが設けられ、該全周凹溝21Aは断面略コ字状をなし
た環状凹溝として形成されている。
【0025】22は流入側となる一端側が配管接続装置
31を介して油圧配管21に接続された第2の油圧配管
で、該油圧配管22は、流出側となる他端側がオイルク
ーラ20の流入口20Aに一体に設けられている。そし
て、油圧配管21,22はコントロールバルブ18から
の戻り油となる高温の作動油をオイルクーラ20内に流
入させるものである。
【0026】ここで、油圧配管22の一端側外周のう
ち、後述するシールリング34が挿嵌される挿嵌部位に
は被係合部となる全周凹溝22Aが設けられ、該全周凹
溝22Aは断面略コ字状をなした環状凹溝として形成さ
れている。
【0027】31は第1,第2の油圧配管21,22を
接続する本実施の形態に係る配管接続装置で、該配管接
続装置31は、後述のスリーブ32、シールリング3
3,34、リテーナ35,36およびクランプリング3
7,38によって構成されている。
【0028】32は両端側内周にそれぞれ油圧配管2
1,22が挿入して設けられたスリーブで、該スリーブ
32は、円筒状をなしその両端の開口は軸方向外側に向
けて円錐状に拡径した拡径開口32A,32Bとなって
いる。
【0029】33,34は油圧配管21,22の外周側
に設けられた第1,第2のシールリングで、該第1のシ
ールリング33は、例えばゴム材料等の弾性材料を用い
て環状体として形成されている。そして、シールリング
33はスリーブ32の拡径開口32A内周面に嵌合した
状態で油圧配管21の外周側に挿嵌して取付けられてい
る。
【0030】ここで、シールリング33の内周側には、
断面略四角形状をなした係合部としての環状突起33A
が突出して設けられている。そして、シールリング33
は、環状突起33Aが油圧配管21の全周凹溝21Aに
嵌合(係合)して取付けられている。このため、後述の
クランプリング37によってスリーブ32の拡径開口3
2Aとリテーナ35との間に挟持されたシールリング3
3は、油圧配管21をスリーブ32内に抜止め状態に保
持している。また、シールリング33はクランプリング
37により油圧配管21の外周側に締付けられ、これに
より油圧配管21とスリーブ32との間を気液密にシー
ルしている。
【0031】一方、第2のシールリング34について
も、第1のシールリング33と同様に、環状突起34A
を有し、該環状突起34Aは油圧配管22の全周凹溝2
2Aに嵌合(係合)して取付けられている。
【0032】35,36はシールリング33の外周側に
取付けられた第1,第2のリテーナで、該第1のリテー
ナ35は、円筒部35Aと、該円筒部35Aから円錐状
に縮径した縮径部35Bとによって構成されている。ま
た、第2のリテーナ36についても、円筒部36Aと縮
径部36Bとによって構成されている。
【0033】37はリテーナ35の外周側とスリーブ3
2の拡径開口32A外周側に跨って取付けられた第1の
クランプリングで、該第1のクランプリング37は、一
対の半割体37A,37Bと、該各半割体37A,37
Bの一端側を連結する止め輪37Cと、半割体37A,
37Bの他端側に挿通された締結ボルト37Dと、該締
結ボルト37Dに螺着されたナット37Eとにより構成
されている。
【0034】そして、第1のクランプリング37は、ナ
ット37Eによって締結ボルト37Dを半割体37A,
37Bに締結することにより、シールリング33を油圧
配管21の外周側に締付けるものである。
【0035】38はリテーナ36の外周側とスリーブ3
2の拡径開口32B外周側に跨って取付けられた第2の
クランプリングで、該第2のクランプリング38につい
ても、クランプリング37と同様に、一対の半割体38
A,38Bと、該各半割体38A,38Bの一端側を連
結する止め輪38Cと、半割体38A,38Bの他端側
に挿通された締結ボルト38Dと、該締結ボルト38D
に螺着されたナット(図示せず)とによって構成されて
いる。
【0036】なお、39は油圧配管21を旋回フレーム
9に固定するための配管固定具で、該配管固定装置39
は、旋回フレーム9に固着して設けられた台座板39A
と、該台座板39Aに着脱可能に設けられた押え板39
Bと、該押え板39Bに挿通され台座板39Aに締結さ
れた締結ボルト39Cとにより大略構成されている。
【0037】また、40はオイルクーラ20に接して設
けられたインタクーラで、該インタクーラ40は、エン
ジン16の過給機(図示せず)によって吸入した空気を
冷却するものである。
【0038】本実施の形態による油圧ショベルは、上述
の如き構成を有するもので、まず、エンジン16を駆動
すると、このエンジン16に取付けられた油圧ポンプ1
7から圧油が吐出され、この圧油はコントロールバルブ
18に供給される。そして、コントロールバルブ18
は、キャブ4内の操作レバー等の操作に応じ、油圧ポン
プ17から供給される圧油を、下部走行体1の走行用油
圧モータ(図示せず)に給排し、下部走行体1を走行た
せたり、作業装置3のアクチュエータに給排し、作業装
置3を動作して掘削作業を行ったりする。
【0039】そして、このように下部走行体1の走行用
油圧モータ、作業装置3のアクチュエータ等から戻され
て高温となった油液は、油圧配管21,22を通じてオ
イルクーラ20内を循環流通して冷却され、オイルクー
ラ20から作動油タンク6に戻される。
【0040】ここで、本実施の形態では、コントロール
バルブ18とオイルクーラ20との間を2つの油圧配管
21,22、配管接続装置31を用いて互いに接続して
いる。そして、この配管接続装置31は、一方の油圧配
管21の外周側に設けた全周凹溝21Aにシールリング
33の内周側に設けた環状突起33Aを嵌合させ、この
状態でシールリング33をスリーブ32の拡径開口32
A、リテーナ35を介してクランプリング37により油
圧配管21の外周側に締付ける構成としている。
【0041】一方、他方の油圧配管22の外周側に設け
た全周凹溝22Aには、シールリング34の内周側に設
けた環状突起34Aを嵌合させ、この状態でシールリン
グ34をスリーブ32の拡径開口32B、リテーナ36
を介してクランプリング38により油圧配管22の外周
側に締付ける構成としている。
【0042】このため、例え油圧配管21,22内に高
圧の油液が流通し、油圧配管21,22に対し図7中に
示す矢示F,F′方向の荷重が作用したとしても、環状
突起33A,34Aがストッパとなって油圧配管21,
22がスリーブ32から脱落する事態を防止することが
できる。
【0043】また、配管接続装置31を、スリーブ3
2、シールリング33,34、リテーナ35,36、ク
ランプリング37,38からなる部材を用いて簡単に構
成でき、全体の部品点数の削減を図ることができると共
に、組立を簡単に行なうことができ、組立作業時の作業
性を高めることができる。
【0044】次に、図10および図11は本発明の第2
の実施の形態で、本実施の形態の特徴は、油圧配管の外
周側には全周凹溝を設け、クランプリングには前記全周
凹溝に係合する係合爪を設ける構成としたことにある。
なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0045】41は流入側となる一端側(図示せず)が
コントロールバルブ18に接続された本実施の形態に用
いる第1の油圧配管で、該油圧配管41は、流出側とな
る他端側が後述の配管接続装置51を介して第2の油圧
配管42と接続されている。ここで、油圧配管41の他
端側外周には、被係合部となる全周凹溝41Aが設けら
れている。
【0046】42は流入側となる一端側が配管接続装置
51を介して油圧配管41に接続された本実施の形態に
用いる第2の油圧配管で、該油圧配管42は、流出側と
なる他端側(図示せず)がオイルクーラ20に一体に設
けられている。ここで、油圧配管42の一端側外周に
は、被係合部となる全周凹溝42Aが設けられている。
【0047】51は本実施の形態に係る配管接続装置
で、該配管接続装置51は、スリーブ32、リテーナ3
5,36、後述のシールリング52,53およびクラン
プリング54,55によって構成されている。
【0048】52,53は本実施の形態に用いる第1,
第2のシールリングで、該第1,第2のシールリング5
2,53は、第1の実施の形態で述べたシールリング3
3,34とほぼ同様に構成されている。しかし、シール
リング52,53の内周側には第1の実施の形態で述べ
た環状突起33A,34Aが廃止されている。
【0049】54は本実施の形態に用いる第1のクラン
プリングで、該第1のクランプリング54は、第1の実
施の形態で述べたクランプリング37とほぼ同様に構成
され、半割体54A,54B、止め輪54C、締結ボル
ト54Dおよびナット54E等を有している。
【0050】しかし、クランプリング54の半割体54
A,54Bには、その内周側を横断面が略L字状をなし
てC字状に延びた係合爪54A1,54B1がそれぞれ一
体形成されている。そして、クランプリング54は、係
合爪54A1,54B1の先端(内周端)を第1の油圧配
管41の全周凹溝41Aに係合(嵌合)させることによ
り、油圧配管41をスリーブ32内に抜止め状態に保持
している。
【0051】55は第2のクランプリングで、該第2の
クランプリング55も、第1のクランプリング54と同
様に、半割体55A,55B、止め輪、締結ボルトおよ
びナット(いずれも図示せず)等を有し、これら各半割
体55A,55Bには係合爪55A1,55B1が一体形
成されている。そして、クランプリング55は、係合爪
55A1,55B1の先端を第2の油圧配管42の全周凹
溝42Aに係合(嵌合)させることにより、油圧配管4
2をスリーブ32内に抜止め状態に保持している。
【0052】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。特に、本実施の形態では、第1のクラ
ンプリング54に係合爪54A1,54B1を一体形成す
ると共に、第2のクランプリング55にも係合爪55A
1,55B1を一体形成したので、係合爪54A1,54
B1,55A1,55B1自体の剛性を金属材料等を用い
て高めることができる。
【0053】なお、第1の実施の形態では、油圧配管2
1には全周凹溝21Aを設け、シールリング33の内周
側には全周凹溝21Aに嵌合する環状突起33Aを設け
る構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、これ
に替えて、例えば図12に示す第1の変形例のように、
油圧配管21′には周方向に間隔をおいて被係合部とな
る複数の凹溝21A′,21A′,…を設け、シールリ
ング33′の内周側には周方向に沿って同一方向に間隔
をおいて角形状をなす係合部としての複数の突起33
A′,33A′,…を設け、これら各突起33A′を各
凹溝21A′に係合させる構成としてもよい。
【0054】また、第2の実施の形態では、第1のクラ
ンプリング54に係合爪54A1,54B1を一体形成す
ると共に、第2のクランプリング55にも係合爪55A
1,55B1を一体形成する構成とした場合を例に挙げて
説明した。しかし、これに替えて、例えば図13に示す
第2の変形例のように、第1のクランプリング54′を
構成する一対の半割体54A′,54B′にはそれぞれ
係合部としての係合爪61,62を別体で固着して取付
けると共に、第2のクランプリング55′を構成する一
対の半割体55A′,55B′にも係合部としての係合
爪63,64を別体で固着して取付ける構成としてもよ
い。
【0055】また、第2の実施の形態では、クランプリ
ング54には一対の半割体54A,54Bの周縁部に沿
ってそれぞれC字状に延びる単一の係合爪54A1,5
4B1を設ける構成とした場合を例に挙げて説明した。
しかし、これに替えて、例えば図14に示す第3の変形
例のように、クランプリング54″を構成する半割体5
4A″,54B″に四角形状をなす係合部としての係合
爪71をそれぞれ複数個ずつ設ける構成としてもよい。
この場合、クランプリング54″は、半割体54A″,
54B″、止め輪54C″、締結ボルト54D″および
ナット54E″を有している。
【0056】さらに、第1の実施の形態では、クランプ
リング37の半割体37A,37Bは、一端側を止め輪
37Cによって連結し、他端側を締結ボルト37D、ナ
ット37Eによって連結する構成とした場合を例に挙げ
て説明した。
【0057】しかし、これに替えて、例えば図15に示
すようにクランプリング37′の半割体37A′,37
B′は、両端側をそれぞれ締結ボルト37D′、ナット
37E′を用いて連結する構成としてもよい。
【0058】さらに、第1の実施の形態では、油圧配管
21の外周側に全周凹溝21Aを設け、シールリング3
3の内周側には全周凹溝21Aに嵌合する環状突起33
Aを設ける構成とした場合を例に挙げて説明したが、例
えば油圧配管の外周側に被係合部としての環状突起を設
け、シールリングの内周側に係合部としての全周凹溝を
設ける構成としてもよい。
【0059】また、各実施の形態では、配管接続装置を
コントロールバルブとオイルクーラとの間を接続する油
圧配管に用いる場合を例に挙げて説明したが、本発明は
これに限らず、配管接続装置を例えばオイルクーラとオ
イルタンクとの間を接続する油圧配管に用いる構成とし
てもよいし、ラジエータ等に接続される他の配管に適用
してもよい。
【0060】一方、各実施の形態では、建設機械として
油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用で
きるものである。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、シールリングを配管の外周側に挿嵌し、このシー
ルリングをスリーブの拡径開口の内周面に嵌合させ、シ
ールリングの外周側にはリテーナを取付けると共に、ク
ランプリングによりシールリングを配管の外周側に締付
ける構成としている。そして、配管の外周側のうちシー
ルリングが挿嵌される挿嵌部位には被係合部を設け、シ
ールリングの内周側には係合部を設ける構成としたの
で、シールリングの係合部を配管の被係合部に係合させ
ることにより、配管をスリーブ内に抜止め状態に保持す
ることができる。
【0062】これにより、従来技術で述べたような移動
防止具を不要にでき、配管の周辺機器のレイアウト設計
を容易に行なうことができる。また、移動防止具を不要
にできることにより、全体のコストを削減することがで
きる。
【0063】また、請求項2の発明は、被係合部は配管
の全周に亘って設けられた全周凹溝であり、係合部はシ
ールリングの内周側に突出して設けられた環状突起によ
り構成したので、シールリングの内周側に設けた環状突
起を配管の全周凹溝に沿って係合させることができ、配
管をスリーブ内に抜止め状態に安定して保持することが
できる。
【0064】また、請求項3の発明のように、被係合部
を配管の周方向に間隔をおいて設けられた複数の凹溝に
より構成し、係合部をシールリングの内周側に設けられ
た複数の凹溝により構成した場合についても、複数の突
起を複数の凹溝に係合させることにより、配管をスリー
ブ内に抜止め状態に安定して保持することができる。
【0065】さらに、請求項4の発明のように、クラン
プリングに設けた係合部を配管の外周側に設けた被係合
部に係合させる構成とした場合についても、請求項1の
発明とほぼ同様に配管をスリーブ内に抜止め状態に安定
して保持することができる。
【0066】さらに、請求項5の発明は、被係合部を配
管の外周側に形成された被係合溝により構成し、係合部
をクランプリングの内周側に突出して設けられた係合爪
により構成したので、係合爪の剛性等を金属材料等を用
いて高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される油圧シ
ョベルを示す正面図である。
【図2】図1中の油圧ショベルを拡大して示す平面図で
ある。
【図3】図2中の上部旋回体をキャブ、建屋カバー等を
取外した状態で示す平面図である。
【図4】図3中の旋回フレーム、コントロールバルブ、
オイルクーラおよび油圧配管等を示す一部破断の斜視図
である。
【図5】図4中のオイルクーラ、油圧配管、配管接続装
置等を拡大して示す要部斜視図である。
【図6】オイルクーラ、油圧配管、配管接続装置等を図
5中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】配管接続装置を図6中の矢示VII−VII方向から
拡大してみた断面図である。
【図8】配管接続装置を図7中の矢示VIII−VIII方向か
らみた断面図である。
【図9】図8中の油圧配管、スリーブ、シールリング、
リテーナおよびクランプリングを示す分解斜視図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施の形態による配管接続装
置を図7と同様位置からみた断面図である。
【図11】配管接続装置を図10中の矢示XI−XI方向か
らみた断面図である。
【図12】本発明の第1の変形例による油圧配管、スリ
ーブ、シールリング、リテーナおよびクランプリングを
示す分解斜視図である。
【図13】本発明の第2の変形例による配管接続装置を
図7と同様位置からみた断面図である。
【図14】本発明の第3の変形例による配管接続装置を
図8と同様位置からみた断面図である。
【図15】本発明の第4の変形例による配管接続装置を
図8と同様位置からみた断面図である。
【符号の説明】
18 コントロールバルブ 20 オイルクーラ 21,21′,22,41,42 油圧配管 21A,22A,41A,42A 全周凹溝(被係合
部) 21A′ 凹溝(被係合部) 31,51 配管接続装置 32 スリーブ 32A,32B 拡径開口 33,33′,34,52,53 シールリング 33A,34A 環状突起(係合部) 33A′ 突起(係合部) 35,36 リテーナ 37,37′,38,54,54′,54″,55,5
5′ クランプリング 54A1,54B1,55A1,55B1,61,62,6
3,64,71 係合爪(係合部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に位置する開口側が円錐状に拡径し
    た拡径開口となり該拡径開口を介して内周側にそれぞれ
    別々の配管が挿入されるスリーブと、該スリーブの拡径
    開口の内周面に嵌合される環状体として形成され、内周
    側が前記配管の外周側に挿嵌されるシールリングと、該
    シールリングの外周面に取付けられたリテーナと、該リ
    テーナの外周側と前記スリーブの拡径開口の外周側に跨
    って取付けられ前記シールリングを配管の外周側に締付
    けるクランプリングとを備えた配管接続装置において、 前記配管の外周側のうち前記シールリングが挿嵌される
    挿嵌部位には被係合部を設け、前記シールリングの内周
    側には前記被係合部に係合し配管をスリーブ内に抜止め
    状態に保持する係合部を設ける構成としたことを特徴と
    する配管接続装置。
  2. 【請求項2】 前記被係合部は前記配管の全周に亘って
    設けられた全周凹溝であり、前記係合部は前記シールリ
    ングの内周側に突出して設けられ前記全周凹溝に係合す
    る環状突起である請求項1に記載の配管接続装置。
  3. 【請求項3】 前記被係合部は前記配管の周方向に間隔
    をおいて設けられた複数の凹溝であり、前記係合部は前
    記シールリングの内周側に同方向に間隔をおいて設けら
    れ前記複数の凹溝に係合する複数の突起である請求項1
    に記載の配管接続装置。
  4. 【請求項4】 両端に位置する開口側が円錐状に拡径し
    た拡径開口となり該拡径開口を介して内周側にそれぞれ
    別々の配管が挿入されるスリーブと、該スリーブの拡径
    開口の内周面に嵌合される環状体として形成され、内周
    側が前記配管の外周側に挿嵌されるシールリングと、該
    シールリングの外周面に取付けられたリテーナと、該リ
    テーナの外周側と前記スリーブの拡径開口の外周側に跨
    って取付けられ前記シールリングを配管の外周側に締付
    けるクランプリングとを備えた配管接続装置において、 前記配管の外周側には被係合部を設け、前記クランプリ
    ングには前記被係合部に係合し前記配管をスリーブ内に
    抜止め状態に保持する係合部を設ける構成としたことを
    特徴とする配管接続装置。
  5. 【請求項5】 前記被係合部は前記配管の外周側に形成
    された被係合溝であり、前記係合部は前記クランプリン
    グの内周側に突出して設けられ前記被係合溝に係合する
    係合爪である請求項4に記載の配管接続装置。
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