JP2003269667A - 配管接続装置 - Google Patents

配管接続装置

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JP2003269667A
JP2003269667A JP2002070625A JP2002070625A JP2003269667A JP 2003269667 A JP2003269667 A JP 2003269667A JP 2002070625 A JP2002070625 A JP 2002070625A JP 2002070625 A JP2002070625 A JP 2002070625A JP 2003269667 A JP2003269667 A JP 2003269667A
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sleeve
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oil
seal ring
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JP2002070625A
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English (en)
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Hiroyuki Ishizaki
博之 石崎
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管をスリーブ内に抜止め状態に保持できる
ようにする。 【解決手段】 油配管16の開口端外周には径方向で対
向して一対の突部16Aを設ける。また、配管接続装置
21のスリーブ22には、拡径開口22B側に位置して
径方向内向きに突出する縮径段部23を設ける。そし
て、スリーブ22の縮径段部23を突部16Aに係合さ
せることにより、油配管16をスリーブ22内に抜止め
状態に保持する。また、油配管16の外周側にはシール
リング25の半割リング25Aを径方向両側から挟み込
むように取付ける。さらに、シールリング25の外周側
にはリテーナ27を取付けると共に、クランプリング2
9によりシールリング25を油配管16の外周側に締付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設機械等
に油配管等を接続するのに好適に用いられる配管接続装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた
上部旋回体と、該上部旋回体の前側に設けられた作業装
置とによって構成されている。
【0003】ここで、油圧ショベルの上部旋回体は、前
側に作業装置が取付けられる旋回フレームと、該旋回フ
レーム上に搭載されたエンジンと、該エンジンに設けら
れた油圧ポンプと、旋回フレーム上に搭載され複数の制
御弁等を連ねてなるコントロールバルブとを備えてい
る。また、旋回フレーム上にはエンジンの近傍に位置し
てオイルクーラ等の熱交換器が配設されている。
【0004】ここで、油圧ショベルの作動時には油圧ポ
ンプからの圧油がコントロールバルブに供給され、この
コントロールバルブは、キャブ内の操作レバー等の操作
に応じ、圧油を作業装置の油圧アクチュエータ等に給排
することにより、作業装置等を作動するようにしてい
る。そして、このように油圧ポンプから油圧アクチュエ
ータ内に給排された作動油のうち、油圧アクチュエータ
を流れた後の作動油は高温となっているからコントロー
ルバルブからオイルクーラに流れ、冷却される。
【0005】この場合、コントロールバルブとオイルク
ーラとの間の2つの配管を接続する管継手として、例え
ば下記のような配管接続装置を用いることが知られてい
る。
【0006】即ち、この配管接続装置は、両端側の開口
が拡径開口となり該拡径開口を介して内周側にそれぞれ
別々の配管が挿入されるスリーブと、該スリーブの拡径
開口の内周面に嵌合され、内周側が前記配管の外周側に
挿嵌されるシールリングと、該シールリングの外周面に
取付けられたリテーナと、該リテーナの外周面と前記ス
リーブの拡径開口の外周側に跨って取付けられ前記シー
ルリングを配管の外周側に締付けるクランプリングとを
備えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による配管接続装置は、配管の外周側にシールリ
ングを設け、クランプリングの締付力によりこのシール
リングをスリーブの拡径開口とリテーナを介して配管の
外周側に締付ける構成としている。
【0008】即ち、この従来技術にあっては、シールリ
ングの摩擦力を利用して配管をスリーブ内に抜止め状態
に保持しているに過ぎない。このため、配管を流れる油
液の圧力が上昇すると、この配管内の高圧の油液によっ
て配管がシールリングの摩擦力に抗してスリーブから抜
けることがあるという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、配管がスリーブから抜
けるのを防止でき、配管同士を安定して接続できるよう
にした配管接続装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による配管接続装置は、両端側のうち少
なくとも一端側の開口が拡径開口となり該拡径開口を介
して内周側に配管が挿入されるスリーブと、該スリーブ
の拡径開口の内周面に嵌合される環状体として形成さ
れ、内周側が前記配管の外周側に挿嵌されるシールリン
グと、該シールリングの外周面に取付けられたリテーナ
と、該リテーナの外周面と前記スリーブの拡径開口の外
周側に跨って取付けられ前記シールリングを配管の外周
側に締付けるクランプリングとを備えている。
【0011】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記配管の外周側には突部を設け、前記スリー
ブには配管をスリーブ内に抜止め状態に保持するため該
突部に係合する係合部を設ける構成としたことにある。
【0012】このように構成したことにより、クランプ
リングをリテーナの外周側、スリーブの拡径開口に跨っ
て取付けたときには、シールリングが配管の外周側に締
付けけられ、この状態でスリーブと配管との間をシール
リングによりシールすることができる。そして、スリー
ブに設けた係合部を配管の外周側に設けられた突部と係
合させることにより、配管をスリーブ内に抜止め状態に
保持することができる。
【0013】また、請求項2の発明は、スリーブは突部
を含めて配管が挿入可能な内径寸法に形成し、係合部は
該スリーブを径方向内側に向けて部分的に縮径させるこ
とによって形成した複数の縮径段部により構成してい
る。このように構成したことにより、突部を含めた配管
をスリーブの内周側に挿入し、この状態で配管をスリー
ル内で回転させることにより、配管の突部をスリーブに
設けた複数の縮径段部に係合させることができる。
【0014】さらに、請求項3の発明は、シールリング
は互いに2分割された半割リングからなり、該各半割リ
ングは配管の外周面に径方向両側から挟込むように取付
ける構成としている。このように構成したことにより、
シールリングを配管の外周面に装着するときには、各半
割リングを配管の突部と接触させることなく、これら各
半割リングを配管の外周面に径方向両側から挟込むよう
に簡単に取付けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
配管接続装置を油圧ショベルに適用した場合を例に挙
げ、図1ないし図8の添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0016】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体で、該
上部旋回体2の前部側には作業装置3が俯仰動可能に設
けられている。
【0017】また、上部旋回体2は、旋回フレーム4を
有し、該旋回フレーム4上には、運転室を画成するキャ
ブ5と、該キャブ5の後側に位置して後述のエンジン1
0、油圧ポンプ11等を収容した建屋カバー6と、該建
屋カバー6の前部右側に位置した作動油タンク7と、該
作動油タンク7の前側に位置した燃料タンク8と、建屋
カバー6の後側に位置したカウンタウエイト9とが設け
られている。
【0018】ここで、旋回フレーム4は、図3、図4に
示す如く、厚肉な鋼板等からなる底板4Aと、該底板4
A上に前,後方向に伸長して立設された左,右の縦板4
B,4Bと、該左,右の縦板4Bから左,右方向に張出
した張出しビーム4C,4C,…と、該左,右の張出し
ビーム4Cの先端部に前,後方向に伸長して設けられた
左,右のサイドフレーム4D,4Dとによって構成され
ている。
【0019】10はカウンタウエイト9の前側に位置し
て旋回フレーム4の後部側に設けられたエンジンで、該
エンジン10は、左,右方向に延在する横置き状態で旋
回フレーム4上に搭載されている。また、エンジン10
の右側には複数個の油圧ポンプ11が取付けられ、該油
圧ポンプ11は、配管(図示せず)を介して作動油タン
ク7と、後述のコントロールバルブ12とに接続されて
いる。そして、油圧ポンプ11は、エンジン10によっ
て駆動されることにより、作動油タンク7から供給され
た作動油を加圧して圧油とし、この圧油をコントロール
バルブ12に供給するものである。
【0020】12は旋回フレーム4の各縦板4B間に位
置して底板4A上に搭載されたコントロールバルブで、
該コントロールバルブ12は、多数個の制御弁等の集合
体として構成されている。そして、コントロールバルブ
12は、油圧ポンプ11から作業装置3の各油圧アクチ
ュエータ等に給排される圧油の給排方向を、操作レバー
(図示せず)等の操作に応じて制御することにより、こ
れら油圧アクチュエータ等を作動するものである。
【0021】13はエンジン10の左側に位置して旋回
フレーム4上に設けられたラジエータ、14はラジエー
タ13の右側に配設されたオイルクーラで、該オイルク
ーラ14は、ラジエータ13側に一体に取付けられてい
る。
【0022】そして、オイルクーラ14は、作業装置3
の油圧アクチュエータ等から戻されて高温となった作動
油をコントロールバルブ12から後述の油配管15,1
6を通じて流入口14Aからオイルクーラ14内に流入
させ、この作動油をオイルクーラ14内で冷却するもの
である。また、オイルクーラ14内を流れて冷却された
作動油は流出口14Bから配管(図示せず)を介して作
動油タンク7に戻される。
【0023】15は流入側となる一端側がコントロール
バルブ12に接続された第1の油配管で、該第1の油配
管15は、流出側となる他端側が後述の配管接続装置2
1を介して第2の油配管16と接続されている。
【0024】16は流入側となる一端側が配管接続装置
21を介して油配管15に接続された第2の油配管で、
該第2の油配管16は、流出側となる他端側がオイルク
ーラ14の流入口14Aに一体に設けられている。そし
て、油配管15,16はコントロールバルブ12からの
戻り油となる高温の作動油をオイルクーラ14内に流入
させるものである。
【0025】ここで、油配管16の一端側外周には、図
7、図8に示すように、径方向で対向した位置から径方
向外向きに突出した四角形の平板状をなす一対の突部1
6A,16Aが形成されている。
【0026】なお、17はオイルクーラ14に接して設
けられたインタクーラで、該インタクーラ17は、エン
ジン10の過給機(図示せず)によって吸入した空気を
冷却するものである。
【0027】21は第1,第2の油配管15,16を接
続する本実施の形態に係る配管接続装置で、該配管接続
装置21は、油配管16に設けた突部16A、後述のス
リーブ22、シールリング24,25、リテーナ26,
27およびクランプリング28,29等により構成され
ている。
【0028】22は両端側内周にそれぞれ別々の油配管
15,16が挿入して設けられたスリーブで、該スリー
ブ22は、円筒状をなし、その両端の開口は軸方向外側
に向けて円錐状に拡径した拡径開口22A,22Bとな
っている。
【0029】ここで、スリーブ22は、突部16Aを含
めて油配管16が挿入可能な内径寸法をもって形成され
ている。また、スリーブ22のうち拡径開口22B側に
位置する外周面には、周方向に沿ってプレス加工等を施
すことにより径方向内側に向けて縮径した一対の縮径段
部23,23が設けられている。
【0030】そして、この2個の縮径段部23は、それ
ぞれ断面略コ字状をなして対向し、スリーブ22の内周
側から径方向内向きに例えば約90度の範囲に亘って突
出した半円弧状突起として形成されている。このため、
縮径段部23は、油配管16の突部16Aと係合するこ
とにより油配管16をスリーブ22内に抜止め状態に保
持する構成となっている。
【0031】24は油配管15の外周側に設けられた第
1のシールリングで、該第1のシールリング24は、例
えばゴム材料等の弾性材料を用いて環状体として形成さ
れている。また、シールリング24はスリーブ22の拡
径開口22A内周面に嵌合した状態で油配管15の外周
側に挿嵌して取付けられている。そして、シールリング
24はクランプリング28により油配管15の外周側に
締付けられ、これにより油配管15とスリーブ22との
間を気液密にシールしている。
【0032】25は油配管16の外周側に設けられた第
2のシールリングで、該第2のシールリング25は、例
えばゴム材料等の弾性材料等を用いて形成されている。
ここで、シールリング25は、図8に示すように互いに
2分割された半割リング25A,25Aにより構成され
ている。そして、各半割リング25Aは油配管16の外
周面に径方向両側から挟込むように取付けられ、一方の
半割リング25Aの長さ方向の両端面を他方の半割リン
グ25Aの長さ方向の両端面と弾性的に突合わせてい
る。
【0033】また、シールリング25はスリーブ22の
拡径開口22B内周面に嵌合した状態で油配管16の外
周側に取付けられている。そして、シールリング25は
クランプリング29により油配管16の外周側に締付け
られ、これにより油配管16とスリーブ22との間を気
液密にシールしている。
【0034】26,27はシールリング24,25の外
周側に取付けられた第1,第2のリテーナで、該第1の
リテーナ26は、円筒部26Aと、該円筒部26Aから
円錐状に縮径した縮径部26Bとによって構成されてい
る。また、第2のリテーナ27についても、円筒部27
Aと縮径部27Bとによって構成されている。
【0035】28はリテーナ26の外周側とスリーブ2
2の拡径開口22A外周側に跨って取付けられた第1の
クランプリングで、該クランプリング28は、図6、図
7に示すように、一対の半割体28A(一方のみ図示)
と、該各半割体28Aの一端側を連結する止め輪28B
と、半割体28Aの他端側に挿通された締結ボルト28
Cとによって大略構成されている。そして、第1のクラ
ンプリング28は、締結ボルト28Cをナット(図示せ
ず)等を用いて半割体28Aに締結することにより、シ
ールリング24を油配管15の外周側に締付けるもので
ある。
【0036】29はリテーナ27の外周側とスリーブ2
2の拡径開口22B外周側に跨って取付けられた第2の
クランプリングで、該第2のクランプリング29につい
ても、図6ないし図8に示す如くクランプリング28と
同様に、一対の半割体29Aと、該各半割体29Aの一
端側を連結する止め輪29Bと、半割体29Aの他端側
に挿通された締結ボルト29Cによって大略構成されて
いる。
【0037】なお、30は油配管15を旋回フレーム4
に固定するための配管固定具で、該配管固定具30は、
旋回フレーム4に固着して設けられた台座板30Aと、
該台座板30Aに着脱可能に設けられた押え板30B
と、該押え板30Bに挿通され台座板30Aに締結され
た締結ボルト30Cとにより大略構成されている。
【0038】本実施の形態による油圧ショベルは、上述
の如き構成を有するもので、まず、エンジン10を駆動
すると、このエンジン10に取付けられた油圧ポンプ1
1から圧油が吐出され、この圧油はコントロールバルブ
12に供給される。そして、コントロールバルブ12
は、キャブ5内の操作レバー等の操作に応じ、油圧ポン
プ11から供給される圧油を、下部走行体1の走行用油
圧モータ(図示せず)に給排し、下部走行体1を走行さ
せたり、作業装置3のアクチュエータに給排し、作業装
置3を動作して掘削作業を行なったりする。
【0039】そして、このように下部走行体1の走行用
油圧モータ、作業装置3の油圧アクチュエータ等から戻
されて高温となった油液は、油配管15,16を通じて
オイルクーラ14内を循環流通して冷却され、オイルク
ーラ14から作動油タンク7に戻される。
【0040】次に、油配管15,16を配管接続装置2
1を用いて接続するときの接続方法について説明する。
【0041】まず、予めリテーナ27を油配管16の外
周側に挿入しておき、次に、スリーブ22の拡径開口2
2Bを各縮径段部23間に突部16Aが通るように油配
管16の外周側に挿入する。そして、この状態でスリー
ブ22を例えば約90度だけ回転させることにより油配
管16の突部16Aをスリーブ22の縮径段部23に係
合させる。そして、次にシールリング25の半割リング
25A,25Aを油配管16の外周側に径方向両側から
挟込むように取付け、その後、クランプリング29をリ
テーナ27の外周面とスリーブ22の拡径開口22Bに
跨って取付け、シールリング25を油配管16の外周側
に締付ける。
【0042】一方、油配管15の外周側にはリテーナ2
6、シールリング24を予め挿入しておき、次に、スリ
ーブ22の拡径開口22Aを油配管15の外周側に挿入
する。そして、次に、クランプリング28をリテーナ2
6の外周面とスリーブ22の拡径開口22Aに跨って取
付け、シールリング24を油配管15の外周側に締付け
る。
【0043】かくして、本実施の形態では、油配管16
の突部16Aをスリーブ22の縮径段部23に係合させ
る構成としたので、例え油配管15,16内に高圧の油
液が流通し、油配管15,16に対し図7中に示す矢示
F,F′方向の荷重が作用したとしても、突部16A、
縮径段部23がストッパとなって油配管16がスリーブ
22から脱落する事態を防止することができ、油配管1
5,16を配管接続装置21によって安定して接続する
ことができる。
【0044】また、シールリング25は互いに2分割さ
れた各半割リング25Aにより構成したので、シールリ
ング25を油配管16の外周面に装着するときには、各
半割リング25Aを油配管16の突部16Aと接触させ
ることなく、これら各半割リング25Aを油配管16の
外周面に径方向両側から挟込むように簡単に取付けるこ
とができ、シールリング25の取付性を高めることがで
きる。
【0045】なお、本実施の形態では、油配管15,1
6のうち油配管16側にのみ突部16Aを設け、この突
部16Aをスリーブ22に設けた縮径段部23に係合さ
せる構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本
発明はこれに限らず、例えば図9に示す変形例のように
第1,第2の油配管31,32を配管接続装置33を用
いて接続する構成としてもよい。
【0046】即ち、図9に示すように第1,第2の油配
管31,32にそれぞれ突部31A,32Aを設けると
共に、配管接続装置33のスリーブ34には、拡径開口
34A,34B側に位置して突部31A,32Aにそれ
ぞれ係合する縮径段部35,36を設ける構成としても
よい。
【0047】この場合、シールリング37は一対の半割
リング37A,37Aによって構成されると共に、シー
ルリング38についても一対の半割リング38A,38
Aによって構成されるものである。また、リテーナ3
9,40は、それぞれ円筒部39A,40Aと縮径部3
9B,40Bによって構成されている。さらに、クラン
プリング41は半割体41A,41A等によって構成さ
れると共に、クランプリング42は半割体42A,42
A等によって構成されている。
【0048】このように構成したことにより、油配管3
1,32をスリーブ34に取付けるときには、突部31
A,32Aを含めた油配管31,32をスリーブ34の
拡径開口34A,34B内に縮径段部35,36を介し
て挿入し、次にスリーブ34を例えば90度だけ回転さ
せることにより、突部31A,32Aを縮径段部35,
36に係合させるようにする。
【0049】また、実施の形態では、油配管15,16
のうち油配管16に突部16Aを設け、この突部16A
をスリーブ22の縮径段部23に係合させることによ
り、油配管16をスリーブ22内に抜止め状態に保持す
る構成とした場合を例に挙げて説明した。
【0050】しかし、本発明はこれに限ることなく、例
えば、油配管15側に突部を設け、この突部をスリーブ
の縮径段部に係合させることにより、油配管をスリーブ
内に抜止め状態に保持する構成としてもよい。
【0051】また、実施の形態では、シールリング25
を一対の判割リング25A,25Aにより構成した場合
を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限ることな
く、例えばシールリングを、シールリング24とほぼ同
様に、連続した円環状のリング体として形成してもよ
い。
【0052】さらに、実施の形態では、配管接続装置を
コントロールバルブとオイルクーラとの間を接続する油
配管に用いる場合を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、配管接続装置を、例えばオイルクーラとオ
イルタンクとの間を接続する油配管に用いる構成として
もよいし、ラジエータ等に接続される他の配管に適用し
てもよい。
【0053】一方、実施の形態では、建設機械として油
圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
らず、油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用でき
るものである。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、配管の外周側には突部を設け、スリーブには該突
部に係合する係合部を設ける構成としたので、例え配管
内に高圧の油液が流通し、配管がスリーブから抜ける方
向に荷重が作用したとしても、スリーブに設けた係合部
を配管の外周側に設けられた突部と係合させることによ
り、配管をスリーブ内に抜止め状態に保持することがで
き、配管がスリーブから抜けるような不具合を解消する
ことができる。
【0055】また、請求項2の発明は、スリーブは突部
を含めて配管が挿入可能な内径寸法に形成し、係合部は
該スリーブを径方向内側に向けて部分的に縮径させるこ
とによって形成した複数の縮径段部により構成したの
で、突部を含めた配管をスリーブの内周側に挿入し、こ
の状態で配管をスリーブ内で回転させることにより、配
管の突部をスリースに設けた複数の縮径段部に係合させ
ることができ、配管をスリーブに対して抜止め状態に安
定して取付けることができる。
【0056】さらに、請求項3の発明は、シールリング
は互いに2分割された半割リングからなり、該各半割リ
ングは配管の外周面に径方向両側から挟込むように取付
ける構成としたので、シールリングを配管の外周面に装
着するときには、各半割リングを配管の突部と接触させ
ることなく、これら各半割リングを配管の外周面に径方
向両側から挟込むように簡単に取付けることができ、シ
ールリングの取付性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される油圧ショベル
を示す正面図である。
【図2】図1中の油圧ショベルを拡大して示す平面図で
ある。
【図3】図2中の上部旋回体をキャブ、建屋カバー等を
取外した状態で支援す平面図である。
【図4】図3中の旋回フレーム、コントロールバルブ、
オイルクーラおよび油配管等を示す一部破断の斜視図で
ある。
【図5】図4中のオイルクーラ、油配管、配管接続装置
等を拡大して示す要部斜視図である。
【図6】オイルクーラ、油配管、配管接続装置等を図5
中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】配管接続装置を図6中の矢示VII−VII方向から
拡大してみた断面図である。
【図8】図7中の第2の油配管、スリーブ、シールリン
グ、リテーナおよびクランプリングを示す分解斜視図で
ある。
【図9】本発明の変形例による配管接続装置を示す図7
と同様位置からみた断面図である。
【符号の説明】
12 コントロールバルブ 14 オイルクーラ 15,31 第1の油配管 16,32 第2の油配管 16A,31A,32A 突部 21,33 配管接続装置 22,34 スリーブ 22A,22B,34A,34B 拡径開口 23,35,36 縮径段部 24,25,37,38 シールリング 25A,37A,38A 半割リング 26,39 第1のリテーナ 27,40 第2のリテーナ 28,41 第1のクランプリング 29,42 第2のクランプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端側のうち少なくとも一端側の開口が
    拡径開口となり該拡径開口を介して内周側に配管が挿入
    されるスリーブと、該スリーブの拡径開口の内周面に嵌
    合される環状体として形成され、内周側が前記配管の外
    周側に挿嵌されるシールリングと、該シールリングの外
    周面に取付けられたリテーナと、該リテーナの外周面と
    前記スリーブの拡径開口の外周側に跨って取付けられ前
    記シールリングを配管の外周側に締付けるクランプリン
    グとを備えた配管接続装置において、 前記配管の外周側には突部を設け、前記スリーブには配
    管をスリーブ内に抜止め状態に保持するため該突部に係
    合する係合部を設ける構成としたことを特徴とする配管
    接続装置。
  2. 【請求項2】 前記スリーブは前記突部を含めて前記配
    管が挿入可能な内径寸法に形成し、前記係合部は該スリ
    ーブを径方向内側に向けて部分的に縮径させることによ
    って形成した複数の縮径段部により構成してなる請求項
    1に記載の配管接続装置。
  3. 【請求項3】 前記シールリングは互いに2分割された
    半割リングからなり、該各半割リングは前記配管の外周
    面に径方向両側から挟込むように取付ける構成としてな
    る請求項1または2に記載の配管接続装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101449428B1 (ko) * 2014-02-26 2014-10-13 엄광복 파이프 커플링
JP2016020598A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社 水管橋用配管ユニット、水管橋、及び水管橋の架設方法
JP7453511B2 (ja) 2020-01-21 2024-03-21 横浜ゴム株式会社 パイプ継手

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