JP2012096765A - ルーフ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全閉時に鉛直方向における可動パネルのがたつきを簡易な構成により的確に抑制することができる。
【解決手段】サンルーフ装置10は、ガイドレール20に沿って駆動シュー40を前後方向に移動させることにより、前側リンク部材50及び後側リンク部材60を介して、可動パネル12を開閉作動する。ガイドレール20には、可動パネル12の開閉作動に際して前側支持ピン56の移動をガイドするとともに可動パネル12の全閉状態において前側支持ピン56の上方及び下方にそれぞれ近接又は当接する前側ガイド部材30が設けられる。また、駆動シュー40には、可動パネル12の開閉作動に際して前側係合ピン54の移動をガイドするとともに可動パネル12の全閉状態において前側係合ピン54の上方及び下方にそれぞれ近接又は当接する第1溝部44が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のルーフパネルの開口部に設けられる可動パネルを開閉作動させるとともに、開閉作動のモードとしてチルトアップモードとスライドモードとを含むルーフ装置に関する。
この種のルーフ装置としては、例えば特許文献1に記載の装置がある。特許文献1に記載の装置も含めて従来一般のルーフ装置においては、車両のルーフパネルに固定されるとともに車両前後方向に延びるガイドレールと、同ガイドレール上を前後方向に移動可能に設けられる駆動シューとを備えている。そして、モータにより駆動されるベルトを介して駆動シューを後方に移動させることにより、リンク機構を通じて、可動パネルが開閉作動する。
特許文献1に記載の装置では、ガイドレールの前側部分にガイドブロックが設けられ、前後方向に延びる機能ブラケットにより可動パネルが支持されている。この機能ブラケットの前端部には車幅方向に突出したガイドピンが設けられている。このガイドピンは、ガイドブロックに形成されたガイド溝内に挿通されている。具体的には、ガイド溝は、その前端部が前後方向に延び、その中央部が後側に向けて斜め上方に傾斜し、その後端部が前後方向に延びる形状を有しており、全閉状態のとき及びチルトアップモードのときに、上記ガイドピンは前端部に位置している。すなわち、機能ブロックはガイド溝の前端部において回動可能に支持されるとともに、上下方向への変位が規制されている。
また、ルーフ装置には、フロントシュー(駆動シュー)の後方への移動量が所定量以上となると、同フロントシューと一体となって機能ブラケットを後方に移動させる、すなわちスライドさせるためのフロントチェックブロックが設けられている。このフロントチェックブロックは、その前端部において機能ブラケットのガイドピンと回動軸を共有するガイドピンを有しており、同ガイドピンを中心に回動可能とされている。
ここで、上述したように、フロントシューの後方への移動量が所定量以上となるまでは、フロントチェックブロックはフロントシューの係合ピンにより押下された状態に維持されているため、上方への移動が規制されている。従って、機能ブラケットは自身のガイドピンを中心とした回動のみが許容される(チルトアップモード)。
一方、フロントシューの後方への移動量が所定量以上となると、係合ピンによる規制が解除されるとともに、この係合ピンがフロントチェックブロックの係合溝に係合することで、フロントチェックブロックとフロントシューとが一体となる。これにより、フロントシューの後方への移動に伴って機能ブラケットが後方に移動するようになる(スライドモード)。
特開2005−162063号公報
ところで、上述した従来のルーフ装置にあっては、その構成が複雑なばかりか、可動パネルの全閉時に、機能ブラケットは、その前端部のガイドピンと、フロントシューの係合ピンとの2箇所により上下方向(鉛直方向)における変位の規制が行なわれるようになっている。しかしながら、この場合、ガイド溝とガイドピンとの間や係合ピンとチェックブロックとの間には僅かではあるが間隙があること、及びガイドピンと係合ピンとの距離が短いことのために、機能ブラケット全体の鉛直方向におけるがたつきが大きくなるといった問題が生じる。
本発明の目的は、全閉時に鉛直方向における可動パネルのがたつきを簡易な構成により的確に抑制することのできるルーフ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両のルーフパネルの開口部に設けられる可動パネルを開閉作動させるとともに、前記開閉作動のモードとしてチルトアップモードとスライドモードとを含むルーフ装置であって、前記ルーフパネルに固定されるとともに車両前後方向に延びるガイドレールと、前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動するように駆動される駆動シューと、前記可動パネルを支持する機能ブラケットと、前記機能ブラケットの前部に相対回動可能に連結される連結部、同連結部よりも車両後側に位置するとともに前記駆動シューに相対回動可能に係合する係合部、及び同係合部よりも車両前側に位置するとともに前記ガイドレールにより回動可能に支持される支持部を有する前側リンク部材と、前記機能ブラケットの後部に連結されるとともに前記駆動シューの移動に伴い同機能ブラケットの後部を昇降させる昇降機構と、を備え、前記ガイドレールには、前記可動パネルの開閉作動に際して前記支持部の移動をガイドするとともに前記可動パネルの全閉状態において前記前側リンク部材の支持部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接又は当接する第1ガイド部が設けられ、前記駆動シューには、前記可動パネルの開閉作動に際して前記係合部の移動をガイドするとともに前記可動パネルの全閉状態において前記前側リンク部材の係合部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接又は当接する第2ガイド部が設けられてなることを要旨としている。
同構成によれば、全閉状態から駆動シューを後方に移動させると、これに伴い、昇降機構の作動を通じて機能ブラケットの後端部が上方に持ち上げられる一方、前側リンク部材は係合部が駆動シューの第2ガイド部にガイドされることで支持部を中心に回動する。これにより、機能ブラケットの前端部は全閉時の位置にて回動する、すなわちチルトアップモードにて開作動する。ここで、少なくとも全閉状態においては、前側リンク部材の支持部の上方及び下方にはそれぞれ第1ガイド部が近接又は当接しているため、同支持部は第1ガイド部により支持されるとともに、上下方向における変位が規制される。
次に、チルトアップ作動が完了した状態から駆動シューを更に後方に移動させると、これに伴い、前側リンク部材は係合部が駆動シューの第2ガイド部にガイドされ、支持部が第1ガイド部にガイドされて機能ブラケットの前端部が上方に持ち上げられる。これにより、可動パネルは車両前後方向においてルーフパネルに沿った姿勢となり、所謂ポップアップが完了する。
次に、ポップアップが完了した状態から駆動シューを更に後方に移動させると、これに伴い、可動パネルは後方にスライドする(スライドモード)。
以上のように、上記構成によれば、機能ブラケットを支持する前側リンク部材が、支持部において第1ガイド部により鉛直方向への変位が規制される。また、前側リンク部材は、支持部よりも車両後側に位置する係合部において駆動シューに設けられた第2ガイド部により鉛直方向双方への変位が規制される。ここで、上記支持部と上記係合部との距離を大きく設定するほど機能ブラケット全体の鉛直方向におけるがたつきを小さくすることができる。従って、全閉時に鉛直方向における可動パネルのがたつきを簡易な構成により的確に抑制することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のルーフ装置において、前記ルーフパネルの開口周縁部又は前記可動パネルの周縁部にはウェザーストリップが設けられ、前記前側リンク部材の前記連結部は、チルトアップ作動に際して車両前後方向において前記可動パネルの前側縁部と前記支持部との間に位置するとともに、鉛直方向において前記可動パネルの前側縁部と前記支持部との間に位置してなることを要旨としている。
チルトアップ作動に際して、可動パネルは前側リンク部材の連結部を中心に回動する。このため、例えばルーフパネルの開口周縁部にウェザーストリップが設けられる構成にあっては、可動パネルが回動する際に、可動パネルの前側縁部がその前方に位置するウェザーストリップを前方に押圧しつつ下方に押し下げることとなる。また、可動パネルの周縁部にウェザーストリップが設けられる構成にあっては、可動パネルが回動する際に、可動パネルの前側縁部に設けられたウェザーストリップがその前方に位置するルーフパネルの開口周縁部によって後方に押圧されつつ上方に押し上げられることとなる。ここで、ウェザーストリップが大きく押圧されることが繰り返されるとウェザーストリップの劣化が進行しやすくなるといった不都合が生じる。また、これを回避するためには、ルーフパネルの開口周縁部を前方にずらさなければならないといった必要性が生じることとなる。
この点、上記構成によれば、車両前後方向及び鉛直方向において可動パネルの前側縁部と支持部との間に前側リンク部材の連結部が位置しているため、連結部を中心とした可動パネルの前側縁部の回動半径を的確に小さくすることができ、同前側縁部或いはルーフパネルの開口周縁部によるウェザーストリップの押圧量が大きくなることを的確に抑制することができる。従って、ウェザーストリップの押圧力が大きくなることに起因する上記不都合の発生を的確に抑制することができるようになる。
請求項1又は請求項2に記載のルーフ装置は、請求項3に記載の発明によるように、前記支持部は前記前側リンク部材の本体から車幅方向に突出する態様にて設けられ、前記第1ガイド部は、鉛直方向に離間する一対の面であって車両前後方向に延びる支持面を有するとともに、前記可動パネルの全閉状態において前記一対の支持面間に前記支持部が位置してなるといった態様をもって具体化することができる。この場合、前側リンク部材は、支持部の上方及び下方への変位を一対の支持面によって的確に規制することができるようになる。
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のルーフ装置は、請求項4に記載の発明によるように、前記係合部は前記前側リンク部材の本体から車幅方向に突出する態様にて設けられ、前記第2ガイド部は前記駆動シューの本体に形成されて車両前後方向に延びる溝部であり、前記可動パネルの全閉状態において同溝部内に前記係合部が位置してなるといった態様をもって具体化することができる。この場合、前側リンク部材は、係合部の上方及び下方への変位を駆動シューの溝部によって的確に規制することができるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のルーフ装置において、前記前側リンク部材には、同前側リンク部材の本体から車幅方向に突出する規制突部が設けられ、前記ガイドレールには、前記可動パネルの全閉状態において前記規制突部と当接して前記前側リンク部材の後方への移動を規制する後側規制面が設けられてなることをその要旨としている。
同構成によれば、可動パネルの全閉状態において、前側リンク部材の規制突部がガイドレールに設けられた後側規制面に当接することを通じて、前側リンク部材の車両後方への移動を的確に規制することができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のルーフ装置において、前記第1ガイド部には、前記可動パネルの全閉状態において前記前側リンク部材の支持部と当接して同前側リンク部材の車両前方への移動を規制する前側規制面が設けられてなることをその要旨としている。
同構成によれば、可動パネルの全閉状態において、前側リンク部材の支持部が第1ガイド部に設けられた前側規制面に当接することを通じて、前側リンク部材の前方への移動を的確に規制することができるようになる。また、請求項5に記載のルーフ装置に対して本発明を適用すれば、可動パネルの全閉時において、機能ブラケットの前後方向におけるがたつきを一層的確に小さくすることができるようになる。
本発明では、全閉時に鉛直方向における可動パネルのがたつきを簡易な構成により的確に抑制することのできるルーフ装置を提供することができる。
本発明に係るルーフ装置の一実施形態について、車両ルーフの斜視構造を概略的に示す斜視図であって、(a)サンルーフ装置が閉鎖状態のときの斜視図、(b)サンルーフ装置が全開状態のときの斜視図。 同実施形態の全閉状態におけるサンルーフ装置について、可動パネルを中心とした縦断面構造を示す断面図。 図2のA−A線に沿った断面構造を示す断面図。 図2のB−B線に沿った断面構造を示す断面図。 図2のC−C線に沿った断面構造を示す断面図。 図2のD−D線に沿った断面構造を断面図。 同実施形態におけるウェザーストリップを中心とした縦断面構造示す断面図。 同実施形態のサンルーフ装置について、チルトアップ作動の完了した状態における可動パネルを中心とした縦断面構造を示す断面図。 同実施形態のサンルーフ装置について、ポップアップ作動途中における可動パネルを中心とした縦断面構造を示す断面図。 同実施形態のサンルーフ装置について、スライド作動の完了した状態における可動パネルを中心とした縦断面構造を示す断面図。 図9のE−E線に沿った断面構造を示す断面図。 図9のF−F線に沿った断面構造を示す断面図。
以下、図1〜図12を参照して、本発明に係るルーフ装置を自動車に搭載されるサンルーフ装置(以下、「サンルーフ装置10」)として具体化した一実施形態について詳細に説明する。
尚、以降においては、車両前後方向を単に「前後方向」と称するとともに、鉛直方向上方を単に「上方」、鉛直方向下方を単に「下方」と称する。また、車幅方向においてサンルーフ装置10の中心に近接する側を「内側」と称するとともに、サンルーフ装置10の中心から離間する側を「外側」と称する。
図1に、サンルーフ装置10の搭載された車両ルーフの斜視構造を概略的に示す。尚、図1(a)は、サンルーフ装置10の閉鎖状態を示すとともに、図1(b)は、サンルーフ装置10の全開状態を示している。
図1に示すように、車両ルーフを構成するルーフパネル1には開口部2が設けられており、この開口部2には、車両の前側から順に、可動パネル12及び固定パネル13が設けられている。これら可動パネル12及び固定パネル13は、例えば採光可能なガラス板にて形成されており、サンルーフ装置10の閉鎖状態において開口部2を上方から閉塞する。
可動パネル12は、チルトアップ作動及び前後方向へのスライド作動可能に取り付けられている。サンルーフ装置10では、可動パネル12をチルトアップ状態のままスライド作動させる、いわゆるアウタスライド方式が採用されている。
固定パネル13は、ルーフパネル1に対して固定されており、固定パネル13の配設位置に対応する開口部2を閉塞した状態に維持するものである。
次に、図2〜図12を参照して、可動パネル12を開閉する機構について詳細に説明する。
図2に、全閉状態におけるサンルーフ装置10について、可動パネル12を中心とした縦断面構造を示す。尚、図2では、説明の便宜上、各構成部材を互いに異なる線種にて記載している。
また、サンルーフ装置10は基本的に左右対称の構造を有しているものであることから、本実施形態では、サンルーフ装置10の右側の構造について説明することとし、左側の構造については説明を割愛する。
図2に示すように、ルーフパネル1は車両ルーフの上面をなすパネル本体1aと、パネル本体1aの後側端部から下方に延びてルーフパネル1の開口縁部をなすフランジ部1bとを有している。フランジ部1bには、フランジ部1bの側面(図2において右側面)と可動パネル12の前側縁部12aとの間をシールするためのウェザーストリップ90が取り付けられている。
可動パネル12の下方には、前後方向に延びる形状を有するガイドレール20が可動パネル12に固設されている。ガイドレール20は、その底部21の前部に前側ガイド部材30が取り付けられている。また、ガイドレール20において前側ガイド部材30の後方には、ガイドレール20に沿って前後方向に移動するように駆動される駆動シュー40が設けられている。また、ガイドレール20には、前側リンク部材50及び後側リンク部材60が摺動可能に支持されている。また、これら前側リンク部材50及び後側リンク部材60の上方には、可動パネル12を支持する機能ブラケット70が前側リンク部材50及び後側リンク部材60の双方に連結されている。
前側ガイド部材30は、前後方向に延びる前側溝部32、前側溝部32の後端に接続されるとともに斜め後上方に延びる傾斜溝部34、及び傾斜溝部34の後端に接続されて前後方向に延びる後側溝部36を有している。ここで、これら前側溝部32、傾斜溝部34、及び後側溝部36は、上方に位置する上側支持面30aと、上側支持面30aの下方に位置する下側支持面30bと、これら上側支持面30a及び下側支持面30bの前端部においてこれらを連結する前側規制面30cとによって区画形成されている。前側溝部32はガイドレール20において最も下側に位置する底部21よりも下方に位置し、その前端は前側規制面30cにより閉塞されている。また、後側溝部36は底部21よりも上方に位置し、その後端は開放されている。
駆動シュー40は、前後方向に延びる平板状をなすシュー本体42と、シュー本体42の内側の側面にて前後方向に延びる態様にて形成される2つの溝部(第1溝部44、第2溝部46)とを有している。尚、シュー本体42には、前後方向に移動するように電動モータ(図示略)により駆動されるベルトが連結されている。
第1溝部44は、前後方向に延びる後側溝44aと、後側溝44aの前端に接続されて斜め前上方に延びる前側溝44bとを有している。後側溝44aの後端及び前側溝44bの前端は共に閉塞されている。
第2溝部46は、第1溝部44よりも後側に位置するとともに、第1溝部44とは独立している。また、第2溝部46は、前後方向に延びる後側前後溝46aと、後側前後溝46aの前端に接続されて斜め前上方に延びる後側傾斜溝46bと、後側傾斜溝46bの前端に接続されて前後方向に延びる中央前後溝46cと、中央前後溝46cの前端に接続されて斜め前上方に延びる前側傾斜溝46dと、前側傾斜溝46dの前端に接続されて前後方向に延びる前側前後溝46eとを有している。後側前後溝46aの後端及び前側前後溝46eの前端は共に閉塞されている。
前側リンク部材50は、略平板状であって側面視において略三角形状をなしている。ここで、全閉時においては、リンク部材本体51はその長辺に相当する部位が前後方向に沿った姿勢となる。
前側連結ピン52は、大きくは、前側連結ピン52が設けられるリンク部材前部51aと、前側係合ピン54、前側支持ピン56、及び規制ピン58が設けられるリンク部材本体51bと、これらリンク部材前部51aとリンク部材本体51bとを連結するリンク部材連結部(図示略)とからなる。
前側連結ピン52は、前側リンク部材50の最も前側に位置する頂点近傍においてリンク部材前部51aの側面から車幅方向に突出した態様にて設けられている。また、前側連結ピン52は、機能ブラケット70の前端部に形成された前側回動部72に対して相対回動可能に連結されている。
前側係合ピン54は、リンク部材本体51の最も後側に位置する頂点近傍においてリンク部材本体51bの側面から車幅方向に突出した態様にて設けられている。また、前側係合ピン54は、前述した駆動シュー40の第1溝部44に挿通されており、駆動シュー40に対して相対回動可能に係合している。ここで、全閉時において、前側係合ピン54は後側溝44a内、より具体的にはその後端に位置している。
前側支持ピン56は、前後方向において前側連結ピン52と前側係合ピン54との間であって、これらよりも下側に位置する頂点近傍においてリンク部材本体51bの側面から車幅方向に突出した態様にて設けられている。また、前側支持ピン56は、前述した前側ガイド部材30内に挿通されている。すなわち、前側支持ピン56は、前側ガイド部材30により回動可能に支持されている。ここで、全閉時において、前側支持ピン56は前側溝部32内、より具体的にはその前端に位置している。
規制ピン58は、前側係合ピン54の僅かに下側であって且つ僅かに前側に形成されている。ここで、全閉時においては、規制ピン58はガイドレール20の底部21上に固設された規制ブロック80の前側に位置し、規制ブロック80の前側端面である後側規制面80aに当接している。後側規制面80aは前側係合ピン54の直下に位置している。また、規制ブロック80は、後側規制面80aの上端から斜め後上方に延びるガイド面80bを有している。
後側リンク部材60は、平板状であって側面視において略三角形状をなすリンク部材本体61と、リンク部材本体61の側面から車幅方向に突出する3つのピン(後側連結ピン62、後側係合ピン64、及び後側支持ピン66)とを有している。ここで、全閉時においては、リンク部材本体61はその長辺に相当する部位が前後方向に沿った姿勢となる。
後側連結ピン62は、リンク部材本体61の最も後側に位置する頂点近傍に設けられている。また、後側連結ピン62は、機能ブラケット70の後部に形成された後側回動部74に対して相対回動可能に連結されている。
後側支持ピン66は、リンク部材本体61の最も前側に位置する頂点近傍に設けられている。また、後側支持ピン66は、ガイドレール20に回動可能に支持されている。
後側係合ピン64は、前後方向において後側連結ピン62と後側係合ピン64との間であって、これらよりも下側に位置する頂点近傍に設けられている。また、後側係合ピン64は、前述した駆動シュー40の第2溝部46に挿通されている。ここで、全閉時において後側係合ピン64は後側前後溝46a内、より具体的にはその後端に位置している。
次に、図3〜図6を参照して、ガイドレール20の内部構造、及びガイドレール20と各種構成との位置関係について詳細に説明する。尚、図3〜図6に、図2のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線に沿った縦断面構造をそれぞれ示す。
図3〜図6に併せ示すように、ガイドレール20は、前側ガイド部材30の配設部位を除いて基本的には前後方向におけるいずれの位置においても同一の形状を有している。具体的には、ガイドレール20は、最も下側に位置する底部21と、底部21の外側端部に連結されて斜め上外方に延びる外側傾斜壁部22aと、外側傾斜壁部22aの上端から上方に延びる外側壁部22bと、底部21の内側端部に連結されて上方に延びる内側壁部23とを有している。尚、底部21の内側端部は、車幅方向において可動パネル12の左側縁部12bよりも内側に位置し、底部21の外側端部は、ルーフパネル1のフランジ部1bよりも外側に位置している。
図3に示すように、ルーフパネル1のフランジ部1bと可動パネル12の右側縁部12bとの間には、これらの間をシールするウェザーストリップ90が設けられている。また、上述した駆動シュー40はウェザーストリップ90の下方に位置している。
外側壁部22bの上端には、ウェザーストリップ90を挟持するための挟持部25が連結されている。挟持部25は、外側壁部22の上端から内側に向けて延びる横壁部25a、同上端から上方に延びる外側縦壁部25b、横壁部25aの内側端から上方及び下方に延びる内側縦壁部25c、内側縦壁部25cの側面から内側に向けて延びる延設部25dを有している。ここで、外側縦壁部25bと内側縦壁部25cとの対向空間にフランジ部1bが位置している。
外側壁部22bの下端には、内側に向けて延びる第1仕切壁部24aが形成されている。第1仕切壁部24aの内側端には、上方に向けて延びる第2仕切壁部24bが形成されている。第2仕切壁部24bの側面には内側に向けて延びる第3仕切壁部24cが形成されている。また、横壁部25aの下面には、下方に向けて延びる第4仕切壁部24dが形成されている。第3仕切壁部24cの内側端は、挟持部25の内側縦壁部25cの直下に位置している。また、第2仕切壁部24bは、第4仕切壁部24dの直下に位置している。
ここで、内側縦壁部25c、横壁部25a、第4仕切壁部24d、第2仕切壁部24b、第3仕切壁部24cによって、後述する駆動シュー40の係合突部48と係合して駆動シュー40をガイドするシューガイド部27が形成される。また、第2仕切壁部24b、第1仕切壁部24a、外側壁部22b、横壁部25a、及び第4仕切壁部24dによってベルト100を支持するベルト支持部28が形成される。
一方、図3及び図4に併せ示すように、内側壁部23の上端には、内側に向けて延びる第1支持壁部26aが形成されている。第1支持壁部26aの内側端には、上方に延びる第2支持壁部26bが形成されている。第2支持壁部26bの上端には、外側に向けて延びる第3支持壁部26cが形成されている。また、第3支持壁部26cの外側端は、内側壁部23よりも内側に位置している。
ここで、第1支持壁部26a、第2支持壁部26b、第3支持壁部26cによって、前側リンク部材50の前側支持ピン56及び後側リンク部材60の後側支持ピン66を支持する支持壁部26が形成される。ここで、図3〜図6に併せ示すように、支持壁部26は可動パネル12の外側端面よりも内側に位置している。また、前側リンク部材50は車幅方向においてガイドレール20の支持壁部26と駆動シュー40との間に位置している。
図3に示すように、前側係合ピン54の存在する位置では、上下方向において底部21と第3仕切壁部24cとの間に、規制ブロック80が固設されている。また、車幅方向において内側壁部23と内側縦壁部25c及び第3仕切壁部24cとの間には、前側リンク部材50及び駆動シュー40が位置している。
図4に示すように、後側支持ピン66の存在する位置では、車幅方向において内側壁部23と駆動シュー40との間に後側リンク部材60のリンク部材本体61が位置している。ここで、支持壁部26内にはリンク部材本体61の側面から内側に突出する後側支持ピン66が挿通されている。
図5に示すように、後側係合ピン64の存在する位置では、シュー本体42の側面から外側に突設された係合突部48がシューガイド部27により支持されている。具体的には、係合突部48はその先端が基端に比べて上方に拡大されており、この先端と内側縦壁部25cとが係合している。これにより、駆動シュー40の車幅方向及び上下方向における変位が規制されている。また、駆動シュー40の後側前後溝46a内には、後側リンク部材60の後側係合ピン64が挿通されている。
図6に示すように、後側連結ピン62の存在する位置では、機能ブラケット70は後側リンク部材60よりも内側に位置しており、後側連結ピン62を介して後側リンク部材60に連結されている。
ここで、図7を参照して、ウェザーストリップ90の構造について説明する。
図7に、図3〜図6に示したウェザーストリップ90を中心とした断面構造を拡大して示す。尚、図7では、取り付けられる前の状態のウェザーストリップ90を二点鎖線にて示している。また、図2において示したウェザーストリップ90と基本的には同一の形状を有している。
図7に示すように、ゴム材料により成形されるウェザーストリップ90はルーフパネル1のフランジ部1bを内包する基部91を有している。また、この基部91は前述した挟持部25により下方から挟持されている。
具体的には、基部91は、断面略U字状をなすとともにその内側端(図7において左上端)にシール部97が連結される基部本体92、基部本体92の内部に埋設される断面略U字状の芯金93を有している。ここで、内側縦壁部25cはフランジ部1bよりも内側に位置するとともに、外側縦壁部25bはフランジ部1bよりも外側に位置している。また、基部91には、基部本体92の内周面から斜め下方に延びる複数の突起(内側突起94a,94b、外側突起95)が形成されている。また、基部本体92の外側端(図7において右上端)には上側突起96が連結されている。
シール部97は、断面略C字状をなすとともにその両端が基部本体92に連結されるシール部本体98、及びシール部本体98に連結される延設突部99を有している。シール部本体98の内周面と基部本体92の外周面とによって内部空間が形成される。
シール部97は、可動パネル12の全閉時にシール部本体98の外周面、特に側面が可動パネル12の右側縁部12bに当接する。また、可動パネル12により押圧されてシール部97が撓んだ状態において、シール部本体98の下面が延設部25dの上面に当接する。
次に、図8を参照して、可動パネル12のチルトアップ作動態様について説明する。
図8に、チルトアップ作動の完了した状態におけるサンルーフ装置10について、可動パネル12を中心とした縦断面構造を示す。尚、図8では、先の図2と同様に、各構成部材が互いに異なる線種にて描かれている。
図8に示すように、全閉状態から駆動シュー40を後方に移動させると、これに伴い、前側係合ピン54は第1溝部44の後側溝44a内を前方に相対移動する。ただしこのとき、駆動シュー40が後方に移動しても前側リンク部材50は実際には後方に移動しない。
一方、このとき、後側係合ピン64は第2溝部46の後側前後溝46a、後側傾斜溝46b、中央前後溝46c内を順に前方向に相対移動する。ここで、第2溝部46は前側ほど上方に位置するものとされているため、駆動シュー40の後方への移動に伴い後側係合ピン64が上方に変位する。また、後側リンク部材60は後方に移動することなく後側支持ピン66を中心に反時計回りに回動する。すなわち、後側リンク部材60は後側支持ピン66がガイドレール20の支持壁部26にガイドされるとともに、後側係合ピン64が第2溝部46にガイドされて変位することで、機能ブラケット70の後端部を上方に持ち上げる。
これらのことから、機能ブラケット70は後方に移動することなく前側回動部72を中心に反時計回りに回動してその後端部が上方に変位する、すなわちチルトアップ作動する。
ここで、全閉状態からチルトアップ作動が完了するまでは、前側支持ピン56の上方及び下方にはそれぞれ前側溝部32の上側支持面30a及び下側支持面30bが近接しているため、前側支持ピン56は鉛直方向双方において前側ガイド部材30により支持されている。
ところで、チルトアップ作動に際しては、可動パネル12が前側連結ピン52を中心に回動する。このため、可動パネル12が回動する際に、可動パネル12の前側縁部12aがその前方に位置するウェザーストリップ90を前方に押圧しつつ下方に押し下げることとなる。ここで、ウェザーストリップ90が大きく押圧されることが繰り返されるとウェザーストリップ90の劣化が進行しやすくなるといった不都合が生じる。また、これを回避するためには、ルーフパネル1のフランジ部1bを前方にずらさなければならないといった必要性が生じることとなる。
そこで、本実施形態では、チルトアップ作動に際して、前側連結ピン52が前後方向において前側縁部12aと前側支持ピン56との間に位置するとともに、上下方向において前側縁部12aと前側支持ピン56との間に位置するものとすることで、上述した不都合を解消するようにしている。
次に、図9を参照して、可動パネル12のポップアップ作動態様について説明する。また、図10を参照して、可動パネル12のスライド作動態様について説明する。ポップアップ作動では、可動パネル12のスライド作動に先立ち、チルトアップ作動が完了した状態から可動パネル12を後方に移動させつつ可動パネル12の前端部を更に上昇させる。
図9に、ポップアップ作動途中におけるサンルーフ装置10について、可動パネル12を中心とした縦断面構造を示す。また、図10に、スライド作動の完了した状態におけるサンルーフ装置10について、可動パネル12を中心とした縦断面構造を示す。尚、図9及び図10では、先の図2と同様に、各構成部材が互いに異なる線種にて描かれている。
図9に示すように、チルトアップ作動の完了した状態から駆動シュー40を後方に移動させると、これに伴い、前側係合ピン54は第1溝部44の後側溝44aから前側溝44bに相対移動して、最終的には前側溝44bの前端まで相対移動する。ここで、規制ピン58は規制ブロック80のガイド面80bに沿って斜め後上方に変位する。またこのとき、前側支持ピン56は前側溝部32内を後方に移動し、前側溝部32の後端まで変位する。これらのことから、前側リンク部材50は、後方に移動しつつ、前側支持ピン56を中心に反時計回りに回動する。すなわち、前側リンク部材50は前側係合ピン54が駆動シュー40の第1溝部44にガイドされ、前側支持ピン56が前側ガイド部材30にガイドされて変位することで、機能ブラケット70の前端部を上方に持ち上げる。
一方、このとき、後側係合ピン64は前側傾斜溝46d及び前側前後溝46e内を順に前方に相対移動して、最終的には前側前後溝46eの前端まで移動する。ここで、第2溝部46は前側に位置する部位ほど上方に位置するものとされている。このため、駆動シュー40が後方に移動すると、これに伴い後側係合ピン64が上方に変位する。これにより、後側リンク部材60は後方に移動しつつ、後側支持ピン66を中心に反時計回りに回動する。
これらのことから、機能ブラケット70は後方に移動しつつ、前側回動部72を中心に反時計回りに回動してその後端部が上方に持ち上げられる。
前側係合ピン54が前側溝44bの前端にて係合しているため、図9に示した状態から駆動シュー40を更に後方に移動させると、これに伴い、前側リンク部材50は駆動シュー40と共に後方に移動する。またこのとき、前側支持ピン56は前側ガイド部材30の傾斜溝部34及び後側溝部36内を順に後方に移動し、後側溝部36の後端まで移動する。これらのことから、前側リンク部材50は、後方に移動しつつ、前側係合ピン54を中心に時計回りに回動する。
一方、このとき、後側リンク部材60は、駆動シュー40の後方への移動に伴って後方に移動する。
これらのことから、機能ブラケット70は後方に移動しつつ、後側回動部74を中心に時計回りに回動してその前端部が上方に持ち上げられる。これにより、可動パネル12は前後方向においてルーフパネル1に沿った姿勢となり、ポップアップ作動が完了する。
図10に示すように、ポップアップ作動が完了した状態から駆動シュー40を更に後方に移動させると、これに伴い、可動パネル12は後方にスライド作動する。
次に、図11及び図12を参照して、ガイドレール20と各種構成との位置関係について詳細に説明する。尚、図11及び図12に、図10のE−E線、F−F線に沿った縦断面構造をそれぞれ示す。
図11に示すように、前側支持ピン56の存在する位置では、ガイドレール20の支持壁部26内に前側支持ピン56が挿通されている。前側ガイド部材30の後側溝部36の後端には支持壁部26が接続されている。このため、前側支持ピン56は後側溝部36から支持壁部26に移動することとなる。ここで、図11に示すように、前側リンク部材50の前側支持ピン56は可動パネル12の外側端面よりも内側に位置している。
図12に示すように、規制ピン58の存在する位置では、前側リンク部材50の下部から外側に突出した規制ピン58が、シューガイド部27により支持されている。このとき、規制ピン58の上面にはシュー本体42の下面が当接している。
尚、上記実施形態において、前側ガイド部材30が本発明に係る第1ガイド部に相当し、第1溝部44が本発明に係る第2ガイド部に相当する。また、ガイドレール20の支持壁部26が本発明に係る第3ガイド部に相当し、第2溝部46が本発明に係る第4ガイド部に相当する。また、前側リンク部材50の規制ピン58が本発明に係る規制突部に相当する。また、後側リンク部材60、ガイドレール20の支持壁部26、及び駆動シュー40の第2溝部46が本発明に係る昇降機構に相当する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、サンルーフ装置10は、ルーフパネル1に固定されるとともに車両前後方向に延びるガイドレール20と、ガイドレール20に沿って前後方向に移動するように駆動される駆動シュー40と、可動パネル12を支持する機能ブラケット70とを備えるものとしている。また、機能ブラケット70の前部に相対回動可能に連結される前側連結ピン52、前側連結ピン52よりも後側に位置するとともに駆動シュー40に相対回動可能に係合する前側係合ピン54、及び前側係合ピン54よりも前側に位置するとともにガイドレール20により回動可能に支持される前側支持ピン56を有する前側リンク部材50を備えている。また、機能ブラケット70の後部に連結されるとともに駆動シュー40の移動に伴い同機能ブラケット70の後部を昇降させる後側リンク部材60を備えるものとしている。ここで、ガイドレール20には、可動パネル12の開閉作動に際して前側支持ピン56の移動をガイドするとともに可動パネル12の全閉状態において前側支持ピン56の上方及び下方にそれぞれ近接する前側ガイド部材30が設けられるものとしている。また、駆動シュー40には、可動パネル12の開閉作動に際して前側係合ピン54の移動をガイドするとともに可動パネル12の全閉状態において前側係合ピン54の上方及び下方にそれぞれ近接する第1溝部44が設けられるものとしている。
こうした構成を備えるサンルーフ装置10によれば、機能ブラケット70を支持する前側リンク部材50が、前側支持ピン56において前側ガイド部材30により上下方向への変位が規制される。また、前側リンク部材50は、前側支持ピン56よりも車両後側に位置する前側係合ピン54において駆動シュー40に設けられた第1溝部44により上下方向への変位が規制される。また、前側支持ピン56と前側係合ピン54との距離を大きくするほど機能ブラケット70全体の鉛直方向におけるがたつきを小さくすることができる。従って、全閉時に鉛直方向における可動パネル12のがたつきを簡易な構成により的確に抑制することができるようになる。
(2)本実施形態では、ルーフパネル1の開口周縁部をなすフランジ部1bにはウェザーストリップ90が設けられ、前側リンク部材50の前側連結ピン52は、チルトアップ作動に際して前後方向において可動パネル12の前側縁部12aと前側支持ピン56との間に位置するとともに、上下方向において可動パネル12の前側縁部12aと前側支持ピン56との間に位置するものとしている。このため、前側連結ピン52を中心とした可動パネル12の前側縁部12aの回動半径を的確に小さくすることができ、前側縁部12aによるウェザーストリップ90の押圧量が大きくなることを的確に抑制することができる。従って、ウェザーストリップ90の押圧力が大きくなることに起因する前述した不都合、すなわち、ウェザーストリップが大きく押圧されることが繰り返されてウェザーストリップの劣化が進行しやすくなることや、これを回避するために、ルーフパネルの開口周縁部を前方にずらさなければならないといった不都合の発生を的確に抑制することができるようになる。
(3)本実施形態では、前側支持ピン56はリンク部材本体51から車幅方向に突出する態様にて設けられるものとしている。また、前側ガイド部材30は、鉛直方向に離間する一対の面であって前後方向に延びる上側支持面30a及び下側支持面30bを有するとともに、可動パネル12の全閉状態においてこれら一対の支持面30a,30b間に前側支持ピン56が位置するものとしている。これにより、前側リンク部材50は、前側支持ピン56の上方及び下方への変位を一対の支持面30a,30bによって的確に規制することができるようになる。
(4)本実施形態では、前側係合ピン54は前側リンク部材50のリンク部材本体51から車幅方向に突出する態様にて設けられ、第1溝部44は駆動シュー40のシュー本体42に形成されて前後方向に延び、可動パネル12の全閉状態において第1溝部44内に前側係合ピン54が位置するものとしている。これにより、前側リンク部材50は、前側係合ピン54の上方及び下方への変位を第1溝部44によって的確に規制することができるようになる。
(5)本実施形態では、前側リンク部材50には、前側係合ピン54よりも前側においてリンク部材本体51から車幅方向に突出する規制ピン58が設けられ、ガイドレール20には、可動パネル12の全閉状態において規制ピン58と当接して規制ピン58の後方への移動を規制する後側規制面80aを有する規制ブロック80が設けられるものとしている。これにより、可動パネル12の全閉状態において、規制ピン58が規制ブロック80の後側規制面80aに当接することを通じて、前側リンク部材50の後方への移動を的確に規制することができるようになる。
(6)本実施形態では、前側ガイド部材30には、可動パネル12の全閉状態において前側支持ピン56と当接して前側リンク部材50の前方への移動を規制する前側規制面30cが設けられるものとしている。これにより、前側支持ピン56が前側規制面30cに当接することを通じて、前側リンク部材50の前方への移動を的確に規制することができるようになる。また、上記効果(5)と併せて、機能ブラケット70の前後方向におけるがたつきを一層的確に小さくすることができるようになる。
(7)本実施形態では、機能ブラケット70の後部に相対回動可能に連結される後側連結ピン62、後側連結ピン62よりも前側に位置するとともに駆動シュー40に相対回動可能に係合する後側係合ピン64、及び後側係合ピン64よりも前側に位置するとともにガイドレール20により回動可能に支持される後側支持ピン66を有する後側リンク部材60を備えるものとしている。ここで、ガイドレール20には、可動パネル12の開閉作動に際して後側支持ピン66の移動をガイドするとともに可動パネル12の全閉状態において後側支持ピン66の上方及び下方にそれぞれ近接する支持壁部26が設けられるものとしている。また、駆動シュー40には、可動パネル12の開閉作動に際して後側係合ピン64の移動をガイドするとともに可動パネル12の全閉状態において後側係合ピン64の上方及び下方にそれぞれ近接する第2溝部46(特に後側前後溝46a)が設けられるものとしている。
これにより、全閉状態においては、後側支持ピン66の上方及び下方にはそれぞれ支持壁部26の第1支持壁部26a及び第3支持壁部26cが近接しているため、後側支持ピン66は上下方向において支持壁部26により支持される。また、後側係合ピン64の上方及び下方にはそれぞれ駆動シュー40の第2溝部46(後側前後溝46a)が近接しているため、後側係合ピン64は上下方向において第2溝部46により支持される。すなわち、機能ブラケット70を支持する後側リンク部材60は、後側支持ピン66においてガイドレール20の支持壁部26により上下方向への変位が規制され、後側係合ピン64において駆動シュー40に設けられた第2溝部46により上下方向への変位が規制される。従って、全閉時に鉛直方向における可動パネル12のがたつきを一層的確に抑制することができるようになる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・本発明に係るウェザーストリップの構造は上記実施形態にて例示したものに限られるものではなく、断面略U字状をなす基部本体92に代えて、内側縦壁部25cとフランジ部1bとの対向空間にのみ基部が挟持される構成を採用することもできる。この場合、外側縦壁部25bを割愛してもよい。また、外側縦壁部25bとフランジ部1bとの対向空間にのみ基部が挟持される構成を採用することもできる。この場合、内側縦壁部25cを割愛してもよい。また、ルーフパネルの開口周縁部の構造に対応して基部の構造を適宜変更することができる。要するに、ルーフパネルの開口周縁部と可動パネルの縁部との間に設けられて、これらの間をシールするものであれば、ウェザーストリップとして従来一般のものを採用することもできる。
・上記実施形態では、前側ガイド部材30に、可動パネル12の全閉状態において前側リンク部材50の前側支持ピン56と当接して前側リンク部材50の前方への移動を規制する前側規制面30cが設けられるものについて例示した(例えば図2の左下部参照)。こうした前側規制面30cに代えて、可動パネル12の全閉状態において前側リンク部材50の規制ピン58の前方に位置するとともに同規制ピン58と当接することで前側リンク部材50の前方への移動を規制するものとしてもよい。この場合、こうした前側規制面を有する部材を上記実施形態において例示した規制ブロック80と一体に設けるようにすることもできる。
・本発明に係る第4ガイド部の構造は、上記実施形態にて例示した駆動シュー40の第2溝部46に限定されるものではない。他に例えば、駆動シュー40のシュー本体42に凹設された第2溝部46に代えて、駆動シューの本体の側面の一部を車幅方向に突出させることで、可動パネルの全閉状態において後側係合部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接する部位を形成し、これをもって第4ガイド部とすることもできる。要するに、駆動シューに設けられて、可動パネルの開閉作動に際して後側係合部の移動をガイドするとともに可動パネルの全閉状態において後側係合部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接するものであればよい。
・本発明に係る第3ガイド部の構造は、上記実施形態にて例示したガイドレール20の支持壁部26に限定されるものではない。第3ガイド部としては、ガイドレールに設けられて可動パネルの開閉作動に際して後側支持部の移動をガイドするとともに可動パネルの全閉状態において後側リンク部材の後側支持部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接するものであれば、これを任意の構造に変更することができる。
・本発明に係る昇降機構は、上記実施形態にて例示した後側リンク部材60及び駆動シュー40に限られるものではない。他に例えば、前側リンク部材を駆動する駆動シューとは別の駆動シューによって後側リンク部材を昇降させるようにしてもよい。この場合、前側リンク部材の駆動シューの移動に連動して後側リンク部材のシューを駆動するようにすればよい。
・上記実施形態によるように、前側リンク部材50に規制ピン58を設け、後側規制面80aを有する規制ブロック80をガイドレール20に固設することが、可動パネル12の全閉状態において、規制ピン58を後側規制面80aに当接させて前側リンク部材50の後方への移動を的確に規制する上で好ましい。しかしながら、全閉状態における前側リンク部材50の前後方向におけるがたつきがそれほど問題にならない場合や、他の手段によってこれを抑制することができる場合には、こうした規制ブロック80、すなわち後側規制面80aを割愛してもよい。
・上記実施形態によるように、前側ガイド部材30に、可動パネル12の全閉状態において前側支持ピン56と当接して前側リンク部材50の車両前方への移動を規制する前側規制面30cを設けることが、前側支持ピン56を前側規制面30cに当接させて、前側リンク部材50の前方への移動を的確に規制する上で好ましい。しかしながら、全閉状態における前側リンク部材50の前後方向におけるがたつきがそれほど問題にならない場合や、他の手段によってこれを抑制することができる場合には、こうした前側規制面30cを割愛してもよい。
・上記実施形態では、ルーフパネル1の開口周縁部にウェザーストリップ90が設けられる構成について例示したが、ウェザーストリップはルーフパネルに設けられるものに限定されない。他に例えば、可動パネルの周縁部にウェザーストリップが設けられるものとしてもよい。この場合、可動パネルの周縁部にウェザーストリップが設けられる構成にあっては、可動パネルが回動する際に、可動パネルの前側縁部に設けられたウェザーストリップがその前方に位置するルーフパネルの開口周縁部によって後方に押圧されつつ上方に押し上げられることとなる。ここで、ウェザーストリップが大きく押圧されることが繰り返されるとウェザーストリップの劣化が進行しやすくなるといった不都合が生じる。これに対して、前側リンク部材50の前側連結ピン52が、チルトアップ作動に際して前後方向において可動パネルの前側縁部と前側支持ピン56との間に位置するとともに、鉛直方向において可動パネルの前側縁部と前側支持ピン56との間に位置するものとすることが好ましい。これにより、ウェザーストリップの押圧力が大きくなることに起因する前述した不都合、すなわち、ウェザーストリップが大きく押圧されることが繰り返されてウェザーストリップの劣化が進行しやすくなることや、これを回避するために、ルーフパネルの開口周縁部を前方にずらさなければならないといった不都合の発生を的確に抑制することができるようになる。
・上記実施形態によるように、前側連結ピン52が、チルトアップ作動に際して前後方向及び上下方向において可動パネル12の前側縁部12aと前側支持ピン56との間に位置するようにすることが、前側連結ピン52を中心とした可動パネル12の前側縁部12aの回動半径を的確に小さくして前側縁部12aによるウェザーストリップ90の押圧量の増大を抑制する上では望ましい。しかしながら、ルーフパネル1の開口周縁部を前方にずらすなどしてウェザーストリップ90の押圧量の増大を抑制することができる場合には、前側連結部の配設位置を上記実施形態とは異なる位置、例えば、前後方向において前側支持部よりも後方に設定することもできる。
・本発明に係る第2ガイド部の構造は、上記実施形態にて例示した駆動シュー40の第1溝部44に限定されるものではない。他に例えば、駆動シュー40のシュー本体42に凹設された第1溝部44に代えて、駆動シューの本体の側面の一部を車幅方向に突出させることで、可動パネルの全閉状態において前側係合部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接する部位を形成し、これをもって第2ガイド部とすることもできる。要するに、駆動シューに設けられて、可動パネルの開閉作動に際して係合部の移動をガイドするとともに可動パネルの全閉状態において係合部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接又は当接するものであればよい。
・本発明に係る第1ガイド部の構造は、上記実施形態にて例示した前側ガイド部材30に限定されるものではない。要するに、ガイドレールに設けられて、可動パネルの開閉作動に際して支持部の移動をガイドするとともに可動パネルの全閉状態において前側リンク部材の支持部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接又は当接するものであればよい。
次に、上記各実施形態及び変形例から把握することのできる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のルーフ装置において、前記機能ブラケットの後部に相対回動可能に連結される後側連結部、同連結部よりも車両前側に位置するとともに前記駆動シューに相対回動可能に係合する後側係合部、及び同係合部よりも車両前側に位置するとともに前記ガイドレールにより回動可能に支持される後側支持部を有する後側リンク部材を備え、前記ガイドレールには、前記可動パネルの開閉作動に際して前記後側支持部の移動をガイドするとともに前記可動パネルの全閉状態において前記後側リンク部材の後側支持部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接する第3ガイド部が設けられ、前記駆動シューには、前記可動パネルの開閉作動に際して前記後側係合部の移動をガイドするとともに前記可動パネルの全閉状態において前記後側係合部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接する第4ガイド部が設けられ、前記昇降機構は、前記後側リンク部材、前記第3ガイド部及び前記第4ガイド部からなることを特徴とするルーフ装置。
同構成によれば、全閉状態から駆動シューを後方に移動させると、これに伴い、後側リンク部材は後側支持部がガイドレールの第3ガイド部にガイドされるとともに、後側係合部が駆動シューの第4ガイド部にガイドされて機能ブラケットの後端部が上方に持ち上げられる(チルトアップモード)。ここで、全閉状態においては、後側支持部の上方及び下方にはそれぞれ第3ガイド部材が近接しているため、後側支持部は上下方向において第3ガイド部材により支持されるとともに、上下方向における変位が規制される。また、後側係合部の上方及び下方にはそれぞれ第4ガイド部が近接しているため、後側係合部は上下方向において第4ガイド部材により支持されるとともに、上下方向における変位が規制される。
次に、チルトアップ作動が完了した状態から駆動シューを更に後方に移動させると、これに伴い、後側リンク部材は後側支持部が第3ガイド部にガイドされるとともに後側係合部が駆動シューの第4ガイド部にガイドされて機能ブラケットの後端部が上方に更に持ち上げられる(ポップアップ完了)。
以上のように、上記構成によれば、機能ブラケットの後部を支持する後側リンク部材は、後側支持部においてガイドレールの第3ガイド部により上下方向への変位が規制される。また、後側係合部において駆動シューの第4ガイド部により上下方向への変位が規制される。従って、全閉時に鉛直方向における可動パネルのがたつきを一層的確に抑制することができるようになる。
1…ルーフパネル、1a…パネル本体、1b…フランジ部(開口周縁部)2…開口部、10…サンルーフ装置(ルーフ装置)、11…ディフレクタ、12…可動パネル、12a…前側縁部、12b…右側縁部、13…固定パネル、20…ガイドレール、21…底部、22…外側壁部、23…内側壁部、24…仕切壁部、24a…第1仕切壁部、24b…第2仕切壁部、24c…第3仕切壁部、25…挟持部、25a…横壁部、25b…外側縦壁部、25c…内側縦壁部、25d…延設部、25e…下側壁部、26…支持壁部、26a…第1支持壁部、26b…第2支持壁部、26c…第3支持壁部、30…前側ガイド部材、30a…上側支持面、30b…下側支持面、30c…前側規制面、32…前側溝部、34…傾斜溝部、36…後側溝部、40…駆動シュー、42…シュー本体、44…第1溝部、44a…後側溝、44b…前側溝、46…第2溝部、46a…後側前後溝、46b…後側傾斜溝、46c…中央前後溝、46d…前側傾斜溝、46e…前側前後溝、48…係合突部、50…前側リンク部材、51…リンク部材本体、52…前側連結ピン(前側連結部)、54…前側係合ピン(前側係合部)、56…前側支持ピン(前側支持部)、58…規制ピン、60…後側リンク部材、61…リンク部材本体、62…後側連結ピン(後側連結部)、64…後側係合ピン(後側係合部)、66…後側支持ピン(後側支持部)、70…機能ブラケット、72…前側回動部、74…後側回動部、80…規制ブロック、80a…後側規制面、80b…ガイド面、90…前側ウェザーストリップ、91…基部、92…基部本体、93…芯金、94a,94b…内側突部、95…外側突部、96…上側突起、97…シール部、98…シール部本体、99…延設突部。

Claims (6)

  1. 車両のルーフパネルの開口部に設けられる可動パネルを開閉作動させるとともに、前記開閉作動のモードとしてチルトアップモードとスライドモードとを含むルーフ装置であって、
    前記ルーフパネルに固定されるとともに車両前後方向に延びるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動するように駆動される駆動シューと、
    前記可動パネルを支持する機能ブラケットと、
    前記機能ブラケットの前部に相対回動可能に連結される連結部、同連結部よりも車両後側に位置するとともに前記駆動シューに相対回動可能に係合する係合部、及び同係合部よりも車両前側に位置するとともに前記ガイドレールにより回動可能に支持される支持部を有する前側リンク部材と、
    前記機能ブラケットの後部に連結されるとともに前記駆動シューの移動に伴い同機能ブラケットの後部を昇降させる昇降機構と、を備え、
    前記ガイドレールには、前記可動パネルの開閉作動に際して前記支持部の移動をガイドするとともに前記可動パネルの全閉状態において前記前側リンク部材の支持部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接又は当接する第1ガイド部が設けられ、
    前記駆動シューには、前記可動パネルの開閉作動に際して前記係合部の移動をガイドするとともに前記可動パネルの全閉状態において前記前側リンク部材の係合部の鉛直方向上方及び下方にそれぞれ近接又は当接する第2ガイド部が設けられてなる
    ことを特徴とするルーフ装置。
  2. 請求項1に記載のルーフ装置において、
    前記ルーフパネルの開口周縁部又は前記可動パネルの周縁部にはウェザーストリップが設けられ、
    前記前側リンク部材の前記連結部は、チルトアップ作動に際して車両前後方向において前記可動パネルの前側縁部と前記支持部との間に位置するとともに、鉛直方向において前記可動パネルの前側縁部と前記支持部との間に位置してなる
    ことを特徴とするルーフ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のルーフ装置において、
    前記支持部は前側リンク部材の本体から車幅方向に突出する態様にて設けられ、
    前記第1ガイド部は、鉛直方向に離間する一対の面であって車両前後方向に延びる支持面を有するとともに、前記可動パネルの全閉状態において前記一対の支持面間に前記支持部が位置してなる
    ことを特徴とするルーフ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のルーフ装置において、
    前記係合部は前記前側リンク部材の本体から車幅方向に突出する態様にて設けられ、
    前記第2ガイド部は前記駆動シューの本体に形成されて車両前後方向に延びる溝部であり、前記可動パネルの全閉状態において同溝部内に前記係合部が位置してなる
    ことを特徴とするルーフ装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のルーフ装置において、
    前記前側リンク部材には、同前側リンク部材の本体から車幅方向に突出する規制突部が設けられ、
    前記ガイドレールには、前記可動パネルの全閉状態において前記規制突部と当接して前記前側リンク部材の後方への移動を規制する後側規制面が設けられてなる
    ことを特徴とするルーフ装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のルーフ装置において、
    前記第1ガイド部には、前記可動パネルの全閉状態において前記前側リンク部材の支持部と当接して同前側リンク部材の車両前方への移動を規制する前側規制面が設けられてなる
    ことを特徴とするルーフ装置。
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