JP2012096625A - ベビーカー - Google Patents

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    • B62B9/12Perambulator bodies; Equipment therefor involving parts that are adjustable, attachable or detachable

Abstract

【課題】背部の揺れを効果的に防止することができるベビーカーを提供する。
【解決手段】ベビーカー10は、ベビーカー本体20と、座部51および背部53を有する座席部材50と、座席部材の背部の側方を延びている支持部材75と、座席部材の背部に取り付けられた接続部材70と、を有する。接続部材は、背部のリクライニング動作にともなって支持部材に対して摺動可能となるよう当該支持部材に接続されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、ベビーカー本体と、座部およびリクラインニング可能な背部を含みベビーカー本体に装着された座席部材と、を有するベビーカーに係り、とりわけ、リクラインニング状態にかかわらず背部の揺れが効果的に防止されるベビーカーに関する。
従来、乳幼児を乗車させるベビーカーであって、ベビーカー本体と、座部および背部を含みベビーカー本体に装着された座席部材と、を有するベビーカーが公知である。今日使用されているベビーカーのほとんどは、背部がリクライニング可能に構成されている。多くの場合、座席部材は、芯材と、芯材を覆うクッション材と、から構成されており、座席部材の座部および背部は、その縁部をベビーカー本体に固定され、吊り下げられるようにしてベビーカー本体に支持されている。
このようなベビーカーでは、例えば特許文献1に記載されているように、ベビーカー本体からの吊り下げ量を短くし、当該ベビーカー本体に接近するように背部を引き起こすことによって、背部を立ち上げた状態とすることができる。また逆に、ベビーカー本体からの吊り下げ量を長くし、当該ベビーカー本体から離間するように背部を後方に倒すことによって、背部を寝かせた状態とすることができる。
特表2010−538923号公報の段落0053および0054
しかしながら、上述した従来のリクライニング機構では、背部がベビーカー本体から後方に大きく傾斜した状態において、背部のベビーカー本体からの吊り下げ長が長くなるので、当該背部が、ベビーカー本体に対して幅方向(横方向)に揺れ(振れ)やすくなる。このような背部の揺れは、ベビーカーに乗車する乳幼児の乗り心地を悪化させることになり、且つ、ベビーカーを運転する運転者(使用者、保護者)の操縦性も悪化させることになる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ベビーカー本体と、座部およびリクラインニング可能な背部を含みベビーカー本体に装着された座席部材と、を有するベビーカーであって、リクラインニング状態にかかわらず背部の揺れを効果的に防止することができるベビーカーを提供することを目的とする。
なお、従来のベビーカー(例えば、特開2007−210533)では、ベビーカー本体が揺動可能なフレームを含み、当該揺動可能フレームに座席部材の背部が装着されていることもある。このベビーカーでは、剛性を有したベビーカー本体のフレームによって背部が直接支持されているため、背部の幅方向への揺れを或る程度抑制することが可能となる。しかしながら、背部に剛性フレームが内蔵されている場合、ベビーカーに乗車する乳幼児の乗り心地が悪化することがある。また、剛性フレームを設けることによって、製造コストが上昇してしまう。さらに、揺動可能な剛性フレームを設けることによってベビーカーの構造が複雑化するだけでなく、ベビーカーの重量が重くなって操縦性および取り扱い性も悪化する。加えて、昨今のほとんどのベビーカーが折り畳み可能に構成されているが、剛性フレームを含む場合、折り畳み寸法を十分に小さくすることができない場合もある。本発明によるベビーカーがこのような問題にも対処することができれば非常に都合が良い。
本発明によるベビーカーは、
ベビーカー本体と、
座部と、リクラインニング可能な背部と、を有し、前記ベビーカー本体に装着された座席部材と、
前記座席部材の前記背部の側方を延びている支持部材と、
前記座席部材の前記背部に取り付けられた接続部材であって、前記背部のリクライニング動作にともなって前記支持部材に対して摺動可能となるよう当該支持部材に接続された接続部材と、を備える。
本発明によるベビーカーにおいて、前記支持部材は、少なくとも一箇所において前記ベビーカー本体に固定されていてもよい。また、本発明によるベビーカーにおいて、前記支持部材は、その両端を前記ベビーカー本体に固定されていてもよい。
本発明によるベビーカーにおいて、前記支持部材は柔軟性を有した部材であってもよい。あるいは、本発明によるベビーカーにおいて、前記支持部材は、屈曲可能な関節部を有する部材であってもよい。
本発明によるベビーカーにおいて、前記支持部材は、前記ベビーカー本体に取り外し可能に固定されていてもよい。
本発明によるベビーカーにおいて、前記接続部材は、前記支持部材に貫通された輪状部を有するようにしてもよい。このような本発明によるベビーカーが、前記背部のリクライニング角度を調節する調節機構を、さらに備え、前記調節機構は、前記ベビーカー本体または前記座席部材に固定された取り付け部および前記背部に対して摺動可能な摺動部を含む第1部材と、前記第1部材を前記背部に対して固定する第2部材と、を有し、前記第1部材は、前記接続部材の前記輪状部を貫通していてもよい。
本発明によるベビーカーが、前記背部のリクライニング角度を調節する調節機構を、さらに備え、前記調節機構は、前記ベビーカー本体または前記座席部材に固定された取り付け部および前記背部に対して摺動可能な摺動部を含む第1部材と、前記第1部材を前記背部に対して固定する第2部材と、を有し、前記支持部材は、一部分において、前記第1部材の一部分と束ねられている或いは前記第1部材の一部分と一体化していてもよい。
本発明によるベビーカーにおいて、前記ベビーカー本体は、左右のハンドルと、左側のハンドルに回動可能に連結された左の前脚および右側のハンドルに回動可能に連結された右の前脚と、左側のハンドルに回動可能に連結された左の後脚および右側のハンドルに回動可能に連結された右の後脚と、左側の前脚および左側の後脚のそれぞれに回動可能に連結された左側の連結フレーム部材および右側の前脚および右側の後脚のそれぞれに回動可能に連結された右側の連結フレーム部材と、を有し、前記支持部材は前記座席部材の両側方に設けられ、左側の支持部材は、左側のハンドルおよび左側の後脚に固定され、当該左側のハンドルと当該左側の後脚との間を延び、右側の支持部材は、右側のハンドルおよび右側の後脚に固定され、当該右側のハンドルと当該右側の後脚との間を延びていてもよい。このような本発明によるベビーカーにおいて、前記ベビーカー本体は、左側の前脚および右側の後脚のそれぞれに回動可能に接続された第1リンク材と、右側の前脚および左側の後脚のそれぞれに回動可能に接続された第2リンク材と、を有し、第1リンク材の中間部と第2リンク材の中間部とが回動可能に連結されている、リンク部材を、さらに有してもよい。
本発明によるベビーカーによれば、座席部材の背部が、リクラインニング状態にかかわらず、ベビーカー本体に対して幅方向に揺れることを効果的に防止することができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、ベビーカーを前方側から示す斜視図である。 図2は、図1のベビーカーを後方側から示す斜視図である。 図3は、図1のベビーカーのベビーカー本体を示す側面図である。 図4は、図3のベビーカー本体を折り畳んだ状態で示す側面図である。 図5は、図1のベビーカーを示す側面図であって、座席部材の背部が立ち上がった状態のベビーカーを示す図である。 図6は、図1のベビーカーを示す側面図であって、座席部材の背部が倒れた状態のベビーカーを示す図である。 図7は、図5に示されたベビーカーの座席部材の背部を示す斜視図である。 図8は、図6に示されたベビーカーの座席部材の背部を示す斜視図である。 図9は、図7に対応する図であって、支持部材の一変形例を説明するための図である。 図10は、図8に対応する図であって、接続部材の一変形例を説明するための図である。 図11は、ベビーカー本体の一変形例を示す斜視図である。 図12は、図11のベビーカー本体を含んだベビーカーを示す側面図である。 図13は、ベビーカー本体の他の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図8は本発明の一実施の形態を説明するための図である。このうち、図1および図2には、ベビーカー10の全体構成が示されている。図1および図2に示すように、ここで説明するベビーカー10は、ベビーカー本体20と、ベビーカー本体20に装着された座席部材50と、ベビーカー本体20に装着された幌80と、ベビーカー本体20に取り付けられた収納かご15と、を有している。なお、幌80および収納かご15は、図1および図2のみにおいて示されている。ベビーカー本体20は、ハンドル25および後脚35を有したフレーム20aと、フレーム20aに回転可能に取り付けられた前輪31および後輪36と、からなっている。座席部材50は、座部51およびリクライニング可能な背部53を含み、乳幼児が乗る所謂シートとして機能する。
図示するベビーカー10において、座席部材50および幌80は、ベビーカー本体20に対して取り外し可能となっている。また、本実施の形態において、ベビーカー10は、広く普及しているように(例えば、特開2010−132077号公報)、折り畳み可能に構成されている。また、図2に示すように、折り畳んだ状態のベビーカー10を持ち運びするためのベルト18が、ベビーカー本体20に設けられている。
本明細書中において、ベビーカー10およびその構成要素に対して用いる「前」、「後」、「右」、「左」、「横」、「上」および「下」の用語は、特に指示がない場合、展開状態にあるベビーカー10に乗車する乳幼児を基準とした「前」、「後」、「右」、「左」、「横」、「上」および「下」を、それぞれ意味する。また、ベビーカー10およびその構成要素に対して用いる「幅方向」とは、「左」および「右」を結ぶ方向、すなわち「横」方向のことであり、ベビーカー10およびその構成要素に対して用いる「走行方向」とは、「前」および「後」を結ぶ方向のことである。
図1〜8に示すように、本実施の形態におけるベビーカー10は、全体的に、横方向の中心を通る走行方向(前後方向)に沿った面(横方向中心面)を中心として概ね対称な構成となっている。すなわち、ベビーカー本体20、座席部材50および幌80の各々が、走行方向(前後方向)に沿った横方向中心面を中心として概ね対称な構成となっている。このうちまず、ベビーカー本体20から説明する。
ベビーカー本体20は、左右のハンドル25と、左右の前脚30と、左右の後脚35と、を有している。ベビーカー本体20をなす各構成要素は、折り畳み可能となるように、回動可能に連結されている。図3に示すように、前脚30は、その上端部分を、対応する側のハンドル25の下端部分に回動可能に連結されている。後脚35は、その上端部分を、対応する側のハンドル25の上方部分に回動可能に連結されている。各前脚30の下端部分には、前輪31が回転可能に設けられている。また、各後脚35の下端部分には、後輪36が回転可能に設けられている。ハンドル25の上端部分には、把持性を向上させるためのグリップ26が被せられている。
前脚30と後脚35との間には、左右の連結フレーム部材34と、リンク部材38と、が設けられている。左側の連結フレーム部材34は、左側の前脚30および左側の後脚35のそれぞれに回動可能に連結されている。右側の連結フレーム部材34は、右側の前脚30および右側の後脚35のそれぞれに回動可能に連結されている。各連結フレーム部材34は、その後端部分において対応する側の後脚35に連結されている。一方、各連結フレーム部材34の前端部分は、当該連結フレーム部材34と前脚30との連結箇所を越えて前方へ延び出ている。
一方、リンク部材38は、第1リンク材38aおよび第2リンク材38bを有している。第1リンク材38aは、左側の前脚30の下端部分と右側の後脚35の下端部分との間を延びており、第2リンク材38bは、右側の前脚30の下端部分と左側の後脚35の下端部分との間を延びている。第1リンク材38aは、左側の前脚30および右側の後脚35のそれぞれに対し、交差する二つの軸を中心として回動可能に接続されている。したがって、第1リンク材38aは、左側の前脚30および右側の後脚35のそれぞれに対し、二次元平面内での回動だけでなく、三次元空間内における種々の方向へ回動が可能となっている。同様に、第2リンク材38bは、右側の前脚30および左側の後脚35のそれぞれに対し、交差する二つの軸を中心として回動可能に接続されている。
また、第1リンク材38aの中間部分と、第2リンク材38bの中間部分とが、枢着されている。したがって、第1リンク材38aおよび第2リンク材38bは、互いの端部が離間した状態(X字状)から接近するように或いは互いの端部が接近した状態(I字状)から離間するように、互いに対して回動可能となっている。
さらに、図1に示すように、一対の前脚30間を連結する部材として、フットレスト32が設けられている。フットレスト32は、その両端を、左側の前脚30の下端部分と右側の前脚30の下端部分とに固定されて、ベビーカー本体20に張設されている。フットレスト32は、布材、皮革、ゴム等の柔軟材料(軟質材料)を用いて、柔軟性を有した部材として構成されている。
また、図2に示すように、一対の後脚35間を連結する部材として、第1後ステー37aと第2後ステー37bとが設けられている。第2後ステー37bは、その両端を、左側の後脚35の下方部分と右側の後脚35の下方部分とに固定されている。第1後ステー37aは、第2後ステー37bよりも上方の位置において、その両端を、左側の後脚35および右側の後脚35に固定されている。第1後ステー37aおよび第2後ステー37bは、それぞれ、屈曲可能に構成されており、幅方向に延びた状態および屈曲して両端が幅方向に接近した状態となることができる。
以上が、ベビーカー本体20の主要な構成である。このようなベビーカー本体20は、ハンドル25と前脚30との枢着点PP1を中心として、前脚30をハンドル25に対して回動させることにより、展開状態から折り畳み状態へ折り畳みことができる。折り畳み操作時には、連結フレーム部材34を介して前脚30に連結された後脚35が、前脚30のハンドル25に対する回動にともなって、ハンドルとの枢着点PP2を中心として、ハンドル25に接近するように回動する。この結果、図4に示すように、前脚30、ハンドル25および後脚30が重ねられるようにしてベビーカー本体20が折り畳まれ、折り畳み状態において、側面視におけるベビーカー本体20の外寸法(外輪郭)が大幅に小型化される。
また、図3に示された展開状態と図4の示された折り畳み状態との比較から理解することができるように、展開状態から折り畳み状態へ移行するにしたがい、前脚30の下端部分および後脚35の下端部分が互いから離間するようになる。この結果、前脚30の下端部分と後脚35の下端部分との間に設けられたリンク部材38は、折り畳み操作によって、側面視における長さが長くなるように、X次状からI字状へと変形する。これにより、ベビーカー本体20の左側の構成要素(ハンドル25、前脚30および後脚35)と、右側の構成要素(ハンドル25、前脚30および後脚35)と、が互いに接近するようになる。この結果、折り畳み状態において、正面視におけるベビーカー本体20の外寸法(外輪郭)、すなわち、幅方向の外寸法(外輪郭)も大幅に小型化され得る。
なお、このようなベビーカー本体20の左側の構成要素と右側の構成要素との接近動作時に、左右の前脚30間を連結するフットレスト32は湾曲または折れ曲がり、左右の後脚35間を連結する第1および第2の後ステー37a,37bは屈曲する。したがって、左右の構成要素間を連結する部材32,37a,37bによって幅方向への小型化が阻害されることはない。
ところで、折り畳まれた状態のベビーカー本体20は、後脚35に設けられたフック39が前脚30に係合することにより、折り畳み状態に維持される。他方、展開された状態のベビーカー本体20は、図2に示されているように、第1後ステー37aおよび第2後ステー37bに連結されたロック機構24によって、展開状態に維持されるようになっている。このロック機構24は、第1後ステー37aおよび第2後ステー37bを幅方向に伸長した状態に維持する、すなわち、第1後ステー37aおよび第2後ステー37bの屈曲を不可能にするロック状態と、第1後ステー37aおよび第2後ステー37bの屈曲を可能にする解除状態と、を取るようになっている。そして、ロック装置24を解除状態に切り替えることにより、上述した展開状態から折り畳み状態への折り畳み動作が可能となる。
次に、幌80について説明する。幌80は、ベビーカー10に乗車した乳幼児の日除け及び/又は雨除けとして利用される。本実施の形態において、幌80は、ベビーカー本体20のハンドル25に、取り外し可能に固定されている。
幌80は、U字状に形成された複数の幌骨81と、幌骨81に取り付けられた幌布83と、を有している。各幌骨81は、U字の端部部分において他の幌骨と回動可能に連結されている。図1および図2に示された例では、二本の幌骨81が設けられている。幌布83は、互いから離間する位置に揺動した二本の幌骨81により張った状態で支持されるようにして、当該幌骨81に取り付けられている。したがって、幌骨81を揺動(回動)させることによって、幌80を開閉することができる。
幌80の幌骨81は、樹脂製細板や金属製細板等からなる弾性体によって形成されている。また、幌80の幌布は、布やビニル等の柔軟な布状物から形成されている。したがって、上述したベビーカー本体20の折り畳み動作にともなって、幌骨81および幌布83がベビーカー本体20の変形に追従して変形し、幌80も小さくなる。また、折り畳み状態から展開状態への展開動作にともなって、幌骨81の弾性変形が解除され、幌80が自動的に広がる。
次に、座席部材50について説明する。座席部材50は、ベビーカー10に乗車する乳幼児が接触するようになる部材である。座席部材50は、乳幼児の臀部が接触するようになる座部51と、乳幼児の背中に接触するようになる背部53と、を有している。このうち背部53は、乳幼児の背中に後方から接触する背面部53aと、乳幼児に両側方から対面するようになる左右の側面部53bと、を有している。背部53の背面部53aは、座部51に上方から接続している。背部53の各側面部53bは、座部51に上方から接続するとともに背面部53aに前方から接続している。また、図1に示されているように、座席部材50には、乳幼児を安定して当該座席部材に支持するための座席ベルト57が設けられている。
座席部材50は、布、メッシュ材、皮革等の柔軟な布状物を用いて形成される。とりわけ、乳幼児の体重を支持することになる座部51および背部53の背面部53aは、板状の芯材と、芯材を被覆する布状物、好ましくはクッション性を有した布状物と、から形成される。なお、座席部材50も、ベビーカーの折り畳み動作時および展開動作時に、ベビーカー本体20の変形に追従して変形し得るように構成されている。したがって、芯材が座席部材50に用いられる場合には、当該芯材には予め折り目や切れ目が形成されていてもよい。
図示する例において、座席部材50は、ベビーカー本体20の連結フレーム部材34、前脚30およびハンドル25に固定されている。より具体的には、図5および図6に示すように、座席部材50の座部51は、その幅方向における縁部を、前脚30よりも前方に延び出した部分を含む左右の連結フレーム部材34の前方部分に固定され、当該左右の連結フレーム部材34の間に吊られるようにして支持されている(吊設されている)。また、座席部材50の左右の側面部53bは、その縁部を、対応する側のハンドル25および連結フレーム部材34よりも上方の部分における前脚30に固定され、当該ハンドル25および前脚30に吊り下げられるようにして支持されている(吊設されている)。一方、座席部材50の背面部53aは、ベビーカー本体20に直接固定されていないものの、隣接する座部51および左右の側面部53bを介して、ベビーカー本体20に吊り下げられて支持されている。
背部53の背面部53aは、座部51に回動可能に接続しており、また、背部53の側面部53bは、背面部53aの座部51に対する回動に追従して、変形することができる。このため、座席部材50の背部53は、リクライニング可能となっている。そして、図5〜図8に示されているように、ベビーカー10には、背部53のリクラインイング角度を調節する調節機構60が、さらに設けられている。
調節機構60は、ベビーカー本体20または座席部材50に固定された取り付け部61aおよび背部53に形成された挿通路56内を移動可能に通過し背部53に対して摺動可能な摺動部61bを含む第1部材61と、第1部材61を背部53に対して固定する第2部材64と、を有している。本実施の形態では、第1部材61は、取り付け部61aをベビーカー本体20のハンドル25に、例えばリベット留めによって、固定されている。また、図7および図8によく示されているように、第1部材61は、ベルト状の基端側部62aと、紐状の先端側部62bと、を有する細長状の部材として構成されている。
図示する例において、各ハンドル部材25から、それぞれ第1部材61が延びだしている。一対の第1部材61は、それぞれ、背部53の対応する側の側面部53bに沿って延び、背部53の背面部53aで合流するようになっている。背部53の背面部53aには、布材55が背面部53aのベースとなる布材に縫い付けられており、当該布材55とベースとなる布材との間に、第1部材61の摺動部61bが摺動可能に挿通する挿通路56が形成されている。また、布材55の中央には挿通路56に通じる貫通穴55aが形成されており、一対の第1部材61は、当該貫通穴55aを合流して通過し、挿通路56内から外部へ抜け出している。
第2部材64は、背部53の貫通穴55aから出た一対の第1部材61を束ねて固定する固定具として構成されている。第2部材64は、第1部材61を背部53に対して固定することによって、背部53の挿通路56内を通過してきた第1部材61が挿通路56内に引き戻されないようしている。したがって、図5および図7に示すように、座席部材50の背部53の背面部53aに形成された貫通穴55aから第1部材61を引き出した状態で第1部材61を第2部材64によって固定することにより、背部53を座部51に対して起こすことができる。その一方で、図6および図8に示すように、第2部材64による拘束を解除して、貫通穴55aを介して挿通路56側へ第1部材61を戻すことによって、背部53を座部51に対して倒すことができる。すなわち、本実施の形態におけるベビーカー10では、図7および図8の比較から容易に理解されるように、調節機構60によって座席部材50の背部53の側面部53bをたくり上げる又は繰り出すことによって、ベビーカー本体20からの背面部53aの吊り下げ量を調節し、背部53のリクライニング角度を調節するようになっている。
ところで、このような態様によれば、側面部53bによる背面部53aの吊り下げ量を長く確保することによって、座席部材50の背部53を座部51に対して大きく倒すことができる。この場合、ベビーカー10に乗車した乳幼児を後方から支える背面部53aは左右の側面部53bによって後方への倒れ込みを防止されている。ただし、従来のベビーカーにおいては、座席部材の背面部が幅方向(横方向)に揺れてしまうといった不具合が生じていた。
一方、本実施の形態では、ベビーカー10に、座席部材50の背部53の側方を延びている支持部材75と、座席部材50の背部53に取り付けられた接続部材70と、が設けられている。そして、接続部材70は、背部53のリクライニング動作にともなって支持部材75に対して摺動可能となるよう当該支持部材75に接続されている。このような本実施の形態によれば、背部53のリクライニング状態にかかわらず、座席部材50の背部53が、接続部材70を介して、当該背部53の側方に位置する支持部材75に接続されていることから、幅方向への背部53の自由な移動が規制されることになる。結果として、背部53が座部51に対して大きく傾斜している場合であっても、背部53の幅方向(横方向)への揺れ(振れ)を効果的に防止することができる。
具体的には、本実施の形態において、支持部材75は、布材、皮革、ゴム等から形成され柔軟性を有したベルト状部材(細長状部材)から、構成されている。そして、図示する例において、細長状からなる支持部材75が、背部53の両側にそれぞれ設けられている。各支持部材75は、その両端を、例えばリベット留めによって、ベビーカー本体20に固定されている。左側の支持部材75は、左側のハンドル25および左側の後脚35に固定され、当該左側のハンドル25と当該左側の後脚35との間を延びている。同様に、右側の支持部材75は、右側のハンドル25および右側の後脚35に固定され、当該右側のハンドル25と当該右側の後脚35との間を延びている。図示する例において、各支持部材75は、ハンドル25の前脚30との連結箇所および当該ハンドル25の後脚35との連結箇所との間の位置において、当該ハンドル25に取り付けられている。また、各支持部材75は、後脚35のハンドル25との連結箇所および当該後脚35の連結フレーム部材34との連結箇所との間の位置において、当該後脚35に取り付けられている。
このような態様によれば、支持部材75が、軟質材料から構成されて湾曲することや折れ曲がることができるため、支持部材75を設けたことによって、ベビーカー10の折り畳み動作が阻害されることはない。すなわち、支持部材75が、ベビーカー本体20の折り畳み動作に追従して変形可能な程度の柔軟性を有することにより、ベビーカー10の折り畳み動作をスムースに行うことが可能となる。とりわけ、支持部材75の両端のベビーカー本体20への取り付け箇所は、展開状態から折り畳み状態への折り畳み操作時に、しだいに接近するようになる。したがって、支持部材75がベビーカー10の展開状態において或る程度張った状態となるようにしても、ベビーカー10の折り畳み動作に支障を与えることはなく、これにより、座席部材50の背部53の横方向(幅方向)への揺れ(振れ)をより効果的に防止することができる。また、支持部材75がベビーカー10の展開状態において或る程度張った状態となっていれば、背部53のリクライニング動作時における接続部材70による支持部材75に対する摺動も滑らかになり、リクライニング操作をスムースに行うことが可能となる。
また、本実施の形態において、接続部材70も、布材、皮革、ゴム等から形成され柔軟性を有したベルト状部材(細長状部材)を用いて形成されている。本実施の形態では、接続部材70は、柔軟性を有したベルト状部材の両端を重ねて又は近接して、背部53に固定することによって、形成されている。図示する例において、接続部材70は、柔軟性を有したベルト状の部材の両端を重ねて、座席部材50の背部53に縫い付けることによって、形成されている。より具体的な取り付け位置として、図示された接続部材70は、背部53のうちの背面部53aと側面部53bとの接続箇所に取り付けられている。
このような接続部材70は、輪状部71を形成することになる。そして、図7および図8によく示されているように、接続部材70の輪状部71は、支持部材75によって貫通さている。言い換えると、支持部材75は、接続部材70の輪状部71を貫通した状態で、その両端をベビーカー本体20に固定されている。このような態様によれば、接続部材70を介した背部53と支持部材75との接続状態が安定して維持され、背部53の幅方向(横方向)への揺れ(振れ)を安定して抑制することができる。加えて、接続部材70が、ベビーカー本体20の折り畳み動作に追従して変形可能な程度の柔軟性を有することにより、ベビーカー10の折り畳み動作をスムースに行うことが可能となる。加えて、接続部材70が、背部53のリクライニング動作時における支持部材75に対する相対位置のずれに追従して変形可能な程度の柔軟性を有することにより、リクライニング操作をスムースに行うことが可能となる。
さらに、本実施の形態においては、上述したように、背部53のリクライニング角度を調節するための調節機構60は細長状の第1部材61を有しているが、図7および図8によく示されているように、第1部材61も接続部材70の輪状部71を貫通して延びている。また、接続部材70を通過してからベビーカー本体20に固定されるまで、調節機構60の第1部材61および支持部材75は、同一の経路をたどっている。このような態様によれば、背部53の揺れを防止するための接続部材70によって、第1部材61を誘導することも可能となり、構成を簡略化することができる。
以上のような本実施の形態によれば、支持部材75が座席部材50の背部53の側方に配置されており、座席部材50の背部53に取り付けられた接続部材70が、背部53のリクライニング動作にともなって支持部材75に対して摺動可能となるよう支持部材75に接続されている。したがって、座席部材50の背部53が、リクラインニング状態にかかわらず、ベビーカー本体20に対して幅方向に揺れることを効果的に防止することができる。背部53の幅方向への揺れを防止することにより、乳幼児の乗り心地を改善することができるとともに、ベビーカーを運転する運転者(使用者、保護者)の操縦性も向上させることができる。
また、上述してきた接続部材70および支持部材75の追加は、ベビーカー本体に揺動可能な剛性フレームを設け当該フレームを座席部材の背部に組み込むこと(例えば、特開2007−210533に開示されたベビーカー)と比較して、構造の簡単化、ベビーカーの小型化、ベビーカーの軽量化が可能となり、またこれらにともなって、乗り心地の改善および操縦性の向上の面においても断然有利である。そして、このような利点は、剛性フレームの構成がより複雑化される折り畳み式ベビーカーへの適用において、より顕著となる。
なお、上述した実施の形態に関し、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。以下、変更の一例について説明する。
上述した実施の形態において、支持部材75の両端がベビーカー本体20に固定される例を示したが、これに限られない。例えば、支持部材75の後方端部が後脚35に固定され、支持部材75の前方端部が背部53の側面部53b、好ましくは、側面部53bのうちの前脚近傍の領域に固定され、結果として、支持部材75が、背部53のリクライニング経路に沿って延び、任意のリクライニング位置にある背部53の側方に位置するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態において、支持部材75が、一部区域において、調節機構60の第1部材61と同一の経路を延びている例を示した。この例において、支持部材75が、一部分において、第1部材61の一部分と束ねられているようにしてもよいし、或いは、第1部材61の一部分を兼ねているようにしてもよい。例えば、図7および図9に示された背部53が、最も立ち上がっている状態であるとすれば、図7および図9において、接続部材70よりも前方に位置する支持部材75および第1部材61は、束ねられていてもよいし、図9に示すように一体化していてもよい。なお、図9に示す例においては、支持部材75をなすベルト状部材は、一端を後脚に接続されるとともに、他端は第1部材61をなすベルト状部材に縫い付けられている。そして、図9に示す例においては、当該縫い付け部75aよりも前方側において、同一のベルト状部材が、支持部材75および調節機構60の第1部材61の両方を兼ねている。
さらに、上述した実施の形態において、支持部材75が柔軟性を有する例を示したがこれに限られない。例えば、支持部材が、屈曲可能な関節部を有する部材から構成されていてもよい。この場合、支持部材が、柔軟性を有さない部材であったとしても、関節部で屈曲することにより、ベビーカー本体20の折り畳み動作または展開動作に追従して変形することができる。また、支持部材が、ベビーカー本体20に取り外し可能に固定されていてもよい。
さらに、上述した実施の形態において、支持部材75が、背部53の両側方に一つずつ対称的に設けられている例を示したが、これに限られない。例えば、背部53の一側側方(例えば、左側の側方)に設けられた支持部材75と、背部53の他側側方(例えば、右側の側方)に設けられた支持部材75と、が前記ハンドル25の長手方向に沿って異なる位置、すなわち異なる高さ方向(上下方向)位置に配置されていてもよい。また、支持部材75が、背部53の一側側方のみに設けられていても良い。さらに、支持部材75が、背部53の一側側方に複数設けられてもよい。さらに、背部53の一側側方に設けられた支持部材75の数と、背部53の他側側方に設けられた支持部材75の数とが異なるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態において、一つの支持部材75に対して、一つの接続部材70のみが設けられている例を示したが、これに限られず、一つの支持部材75に対して、二以上の接続部材70が設けられていてもよい。また、上述した実施の形態において、接続部材70が、ベルト状の部材の両端を背部53に取り付けてなる構成を有した例を示したが、これに限られない。例えば、図10に示すように、接続部材70が、支持部材75の長手方向に沿って延びる筒状の部材として構成されていてもよい。また、接続部材70が、支持部材75に接続し得るとともに当該支持部材75に対して摺動可能なフック等の柔軟性を持たない部材によって構成されていてもよい。
さらに、上述した実施の形態において、調節機構60の第1部材61の摺動部61bが通過する背部53の挿通路56が、背面部53aのみ形成されている例を示したが、これに限られない。例えば、挿通路56が、背部53の背面部53aおよび側面部53bの両方に形成されていてもよい。また、挿通路56が、背面部53aに設けられた布材によって形成されている例を示したが、これに限られず、例えば、複数のループ材によって形成されていてもよい。
さらに、上述した実施の形態において、調節機構60の第1部材61が、ベルト状の部材62aと、ベルト状の部材62aに繋ぎ合わされた紐状の部材62bとからなる例を示したが、これに限られない。例えば、第1部材61が、ベルト状の部材62aのみから構成されてもよいし、紐状の部材62bのみから構成されていてもよい。
さらに、上述した実施の形態において説明したベビーカー本体20は、単なる一例に過ぎない。例えば、図11および図12に示されたベビーカー本体120に対しても、上述した接続部材70および支持部材75を適用することができる。
図11および図12に示されたベビーカー本体120は、フレーム部材121と、フレーム部材121に回動可能に接続されたアームレスト122と、アームレスト122に回動可能に接続された前脚130および後脚135と、前方に傾斜した第1位置(図12の位置)と後方に傾斜した第2位置(図13の位置)との間を揺動可能にフレーム部材121に連結されたハンドル125と、を有している。フレーム部材121、アームレスト122、前脚130および後脚135は、それぞれ、対称的な配置で左側および右側の計二つ設けられている。また、ベビーカー本体120は、前脚125とフレーム部材121とを連結する連結フレーム部材134を左右にそれぞれ有している。さらに、ベビーカー本体120は、一端側を後脚135に回動可能に接続されるとともに他端側をフレーム部材121、連結フレーム部材134およびハンドル125のそれぞれに回動可能に接続された連結ブラケット123を、有している。後脚間には、後ステー137が設けられ、前脚間には、第1前ステー132aおよび第2前ステー(フットレスト)132bが設けられている。
そして、図12に示されたベビーカー110において、座席部材150は、上述した実施の形態と同様に、座部151および背部153を有し、背部153は、背面部153aと背面部153aの両側方に設けられた側面部153bと、を有している。支持部材175は、フレーム部材121と後脚135の間を延びている。また、接続部材170は、上述した実施の形態と同様の態様で、背部153に設けられている。このようなベビーカー110においても、接続部材170および支持部材175によって、背部153の横方向(幅方向)への揺れ(振れ)を効果的に防止することができる。
また、図11および図12に示されたベビーカー本体120では、ハンドル125がフレーム部材121とは別途に設けられ、ハンドル125が第1位置と第2位置との間を揺動可能に構成されている例を示したが、これに限られない。図13に示すように、ハンドル225が第2位置に固定され、第2位置から揺動不可能に構成されていてもよい。図13に示されたベビーカー210のベビーカー本体220においては、U字状からなるハンドル225のU字の端部部分に相当する部分によって、図11および図12に示されたベビーカー110における一対のフレーム部材121が構成されている。言い換えると、図11および図12に示されたベビーカー110におけるフレーム部材121がハンドル225の一部分を構成するようになっている。図13に示されたベビーカー210において、一例として、ハンドル225(フレーム部材121)と後脚135の間に支持部材275を設けることにより、背部153の横方向(幅方向)への揺れ(振れ)を効果的に防止することができる。なお、図13においては、図11および図12示されたベビーカーと同様に構成され得る部分について、図11および図12で用いた符号と同様の符号を付している。
さらに、ベビーカー本体に揺動可能な剛性フレームを設け当該フレームを座席部材の背部に組み込んだベビーカー(例えば、特開2007−210533に開示されたベビーカー)との比較において、本実施の形態に係るベビーカーの利点を説明したが、この記載は、ベビーカー本体に揺動可能な剛性フレームを設け当該フレームを座席部材の背部に組み込んだベビーカーへの、接続部材および支持部材の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、ベビーカー本体に揺動可能な剛性フレームを設け当該フレームを座席部材の背部に組み込んだベビーカーに、接続部材および支持部材を適用した態様も含み、このような態様においても、背部の横方向(幅方向)への揺れ(振れ)を効果的に防止することができる。
10,110,210 ベビーカー
20,120,220 ベビーカー本体
25,125,225 ハンドル
30,130 前脚
34,134 連結フレーム部材
35,135 後脚
38 リンク部材
38a 第1リンク部材
38b 第2リンク部材
50,150 座席部材
51,151 座部
53,153 背部
60 調節機構
61 第1部材
61a 取り付け部
61b 摺動部
64 第2部材
70,170 接続部材
71 輪状部
75,175,275 支持部材

Claims (11)

  1. ベビーカー本体と、
    座部と、リクラインニング可能な背部と、を有し、前記ベビーカー本体に装着された座席部材と、
    前記座席部材の前記背部の側方を延びている支持部材と、
    前記座席部材の前記背部に取り付けられた接続部材であって、前記背部のリクライニング動作にともなって前記支持部材に対して摺動可能となるよう当該支持部材に接続された接続部材と、を備える、ベビーカー。
  2. 前記支持部材は、少なくとも一箇所において前記ベビーカー本体に固定されている、請求項1に記載のベビーカー。
  3. 前記支持部材は、その両端を前記ベビーカー本体に固定されている、請求項1または2に記載のベビーカー。
  4. 前記支持部材は、柔軟性を有した部材である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のベビーカー。
  5. 前記支持部材は、屈曲可能な関節部を有する部材である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のベビーカー。
  6. 前記支持部材は、前記ベビーカー本体に取り外し可能に固定されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のベビーカー。
  7. 前記接続部材は、前記支持部材に貫通された輪状部を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のベビーカー。
  8. 前記背部のリクライニング角度を調節する調節機構を、さらに備え、
    前記調節機構は、前記ベビーカー本体または前記座席部材に固定された取り付け部および前記背部に対して摺動可能な摺動部を含む第1部材と、前記第1部材を前記背部に対して固定する第2部材と、を有し、
    前記第1部材は、前記接続部材の前記輪状部を貫通している、請求項7に記載のベビーカー。
  9. 前記背部のリクライニング角度を調節する調節機構を、さらに備え、
    前記調節機構は、前記ベビーカー本体または前記座席部材に固定された取り付け部および前記背部に対して摺動可能な摺動部を含む第1部材と、前記第1部材を前記背部に対して固定する第2部材と、を有し、
    前記支持部材は、一部分において、前記第1部材の一部分と束ねられている或いは前記第1部材の一部分と一体化している、請求項1〜8のいずれか一項に記載のベビーカー。
  10. 前記ベビーカー本体は、折り畳み可能に構成されて、
    左右のハンドルと、
    左側のハンドルに回動可能に連結された左の前脚および右側のハンドルに回動可能に連結された右の前脚と、
    左側のハンドルに回動可能に連結された左の後脚および右側のハンドルに回動可能に連結された右の後脚と、
    左側の前脚および左側の後脚のそれぞれに回動可能に連結された左側の連結フレーム部材および右側の前脚および右側の後脚のそれぞれに回動可能に連結された右側の連結フレーム部材と、を有し、
    前記支持部材は前記座席部材の両側方に設けられ、
    左側の支持部材は、左側のハンドルおよび左側の後脚に固定され、当該左側のハンドルと当該左側の後脚との間を延び、
    右側の支持部材は、右側のハンドルおよび右側の後脚に固定され、当該右側のハンドルと当該右側の後脚との間を延びている、請求項1〜9のいずれか一項に記載のベビーカー。
  11. 前記ベビーカー本体は、左側の前脚および右側の後脚のそれぞれに回動可能に接続された第1リンク材と、右側の前脚および左側の後脚のそれぞれに回動可能に接続された第2リンク材と、を有し、第1リンク材の中間部と第2リンク材の中間部とが回動可能に連結されている、リンク部材を、さらに有する、請求項10に記載のベビーカー。
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