JP2012094452A - 電源装置、およびそれを用いた照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電源装置3は、円板状の基板31と、開口面321を有する有底円筒状であり基板31を収納するアルミダイカスト製のケースボディ32と、ケースボディ32の開口面321を覆う円板状のカバー33とを備えている。基板31上には、電源回路部34と第1のコネクタ35と第2のコネクタ36とが実装される。第1のコネクタ35は、開口面351を有した矩形箱であるコネクタボディ350と、コネクタボディ350の開口面351の反対面を形成する底壁352に固定される端子38を備える。矩形板状のコンタクト部381と、矩形棒状のリード部383と、コンタクト部381およびリード部383を連結する矩形棒状の連結部382とを備える。端子38のリード部383が基板31にはんだ付けされる。
【選択図】図1
Description
(実施形態1)
本実施形態において説明する照明装置1は、図2に示すように、灯体ハウジング5を備え、灯体ハウジング5に、HIDランプ2と、HIDランプ2を取り付けるソケット一体型イグナイタ4とが収納され、灯体ハウジング5の底部に、HIDランプ2へ電力を供給する電源装置3が取り付けられている。電源装置3は、灯体ハウジング5の外側に配置され、ハーネス43によりソケット一体型イグナイタ4と接続される。
電源装置3は、図4に示すように、回路を実装するための円板状の基板31と、一面側に開口面321を有する有底円筒状に形成され基板31が収納されるケースボディ32と、ケースボディ32の開口面321を覆う円板状のカバー33とを備えている。ケースボディ32は、例えば、アルミダイカストにより形成される。
基板31上には、電源回路部となるインバータ34と第1のコネクタ35と第2のコネクタ36とが実装される。第1のコネクタ35と第2のコネクタ36とには、電源8からの接続線(ハーネス)に設けたコネクタと、ソケット一体型イグナイタ4からのハーネス43に設けたコネクタとがそれぞれ接続される。本実施形態では、第1のコネクタ35と第2のコネクタ36とは一体に形成されている。
図1(b)に示すように、コンタクト部381は、コネクタボディ350の底壁352に開口する固定用孔353に外側から挿入される。図7に示すように、固定用孔353は、底壁352の外面側から内側に向かって、広幅の結合部挿入孔356と狭幅の固定部挿入孔357とが連続して形成される。すなわち、結合部挿入孔356と固定部挿入孔357との境界には段差が形成される。この固定用孔353にコンタクト部381を挿入すると、コンタクト部381の基部に設けた圧入部384が固定部挿入孔357に圧入され、さらに、結合部388が結合部挿入孔356に挿入される。結合部388は広幅に形成されているから、上述した段差に結合部388の一端縁が当接し、コネクタボディ350への端子38の位置決めがなされる。また、端子38は、圧入部384を設けた固定部が固定部挿入孔357に圧入され、圧入部384が固定部挿入孔357の内面に食い込むことによりコネクタボディ350に固定される。端子38をコネクタボディ350に固定された状態において、連結部382は底壁352に沿って配置され、リード部383は底壁352から離れる向きに突出する。ここに、連結部382は、底壁352に設けられたリード配置台355上に配置される。
第2のコネクタ36も、第1のコネクタ35と同様の構成を有している。なお、図において、第2のコネクタ36のコネクタボディ360の各部位は、第1のコネクタ35のコネクタボディ350の各部位を示す符号のうちの左2文字を35から36に読み替える。
図1に示すように、本実施形態の第1のコネクタ35のコネクタボディ350と第2のコネクタ36のコネクタボディ360とは、連結部材37により一体に結合されている。また、連結部材37の中央部には貫通孔371が形成されている。
さらに、図12に示すように、第1のコネクタ35のコネクタボディ350における基板31との対向面の略全周に亘って突設されている底周壁354には、厚み方向に貫通した切欠溝356を設けることが望ましい。また、切欠溝356は複数個設けることがより望ましい。切欠溝356を設けることにより、充填材を充填するときに底周壁354の内部において空気が溜まることを防止でき、膨張収縮の影響を受けやすい気体存在域を除去することができる。同様に、第2のコネクタ36の底周壁364にも、切欠溝(図示せず)を設けてもよい。
(実施形態2)
実施形態1においては、第1のコネクタ35および第2のコネクタ36を基板31に実装する際に、端子38のリード部383を基板31に設けた孔に挿通し、基板31の裏面からはんだ付けを行っている。これに対して、本実施形態では、図13に示すように、リード部383の先端にコネクタボディ350,360の底壁352,362と平行な方向に延びる面実装部386を形成してある(図14参照)。したがって、本実施形態では、第1のコネクタ35および第2のコネクタ36を基板31に実装する際に、端子38の面実装部386を基板31における表面(図13の上面)にはんだ付けすることになる。すなわち、本実施形態では、第1のコネクタ35および第2のコネクタ36を基板31に表面実装する。この構成において、図15に示すように、連結部382の中間部にV字状に屈曲した屈曲部387を設けることが望ましい。この構成により、はんだ付け部分にかかる応力をさらに緩和できる。他の構成および機能は実施形態1と同様である。
34 インバータ(電源回路部)
35 第1のコネクタ(コネクタ)
36 第2のコネクタ(コネクタ)
350,360 コネクタボディ
353,363 固定用孔
354,364 底周壁
356 切欠溝
38 端子
381 コンタクト部(固定部)
382 連結部
383 リード部
384 圧入部
385 応力緩和孔
386 面実装部
Claims (6)
- 外部から電力が供給される電源回路部が実装された基板と、前記基板に実装され外部回路が接続されるコネクタとを備え、前記コネクタは、相手側コネクタが結合されるコネクタボディと、前記基板に接続される端子とを備えており、前記端子は、その一端部であり前記コネクタボディに固定される固定部と、他端部であり前記基板にはんだ付けされるリード部と、前記固定部および前記リード部と交差する方向に延び前記固定部と前記リード部とを連結する連結部とにより構成されることを特徴とする電源装置。
- 前記端子の前記固定部は板状であって、前記コネクタボディは前記固定部が挿入される固定用孔を備えており、前記固定部には前記固定部から突出した圧入部が設けられ、前記端子は、前記圧入部が前記固定用孔に圧入されることにより、前記コネクタボディに固定されることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
- 前記端子の前記連結部における中間部には、前記リード部の延びる方向に応力緩和孔が貫通していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源装置。
- 前記コネクタボディは、前記基板との対向面にその周端縁から突出する底周壁を備えており、前記底周壁には、前記底周壁の厚み方向に貫通した切欠溝が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記端子の前記リード部は、前記コネクタボディにおける前記基板との対向面に沿う方向に延びる面実装部を先端部に備えており、この面実装部が、前記基板の前記コネクタボディとの対向面にはんだ付けされることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電源装置。
- 請求項1〜5に記載のいずれか1項に記載の電源装置と、前記電源装置から電力が供給される光源とを備えることを特徴とする照明装置。
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